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いつもご支援ありがとうございます!本日は募集箱より

『キャラ︰エリゼ アルフィン

シチュ︰催眠 常識改変 モブ女子学生からの恥辱責め』

こちらをお届けいたします。まあとはいえここは私が趣味で書く場所。それはもう私の趣味で彩られました。何が言いたいかってFANBOX限定のオマケ部分含めるとなかなかの長さになったし、とってもお下品だぞ☆ いや…………アルフィン皇女殿下、何から何までエロくない?


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『エリゼ、いるかしら?』

「っ! はい……どうぞ」


 聖アストライア女学院。彼の《灰色の騎士》の妹でありこの学院の学生会長を務めるエリゼ・シュバルツァーはノックと柔らかい聞き心地の声を耳にし、頭を抱えかけていた手を退けてスッと姿勢を正して来客を出迎えた。


「失礼――――あら。その顔は、何か悩み事ね」

「……はぁ。姫様には隠し事ができませんね」


 だが、扉を開くなり早々、来客者はエリゼの演技を頬に手を添えた様になる笑みで一瞬にして見抜いてみせた。

 ウェーブのかかった金色の髪。エリゼの容姿も目を見張るほど美しいが、対面した姫様と呼ばれた少女も負けていない。アストライアの制服を見事着こなし、挙動の一欠片に気品というものが備わっている。

 アルフィン・ライゼ・アルノール。エレボニア帝国の皇女殿下その人だ。家柄と立場から空けることも多いが、聖アストライア学院に所属する一生徒としてエリゼに力添えをしている少女である。


「ええ。これでも付き合いの長い親友ですもの。……それで、何があったの?」

「実は……」


 アルフィンの問いかけにエリゼがポツポツと彼女を悩ませる事柄を語り始めた。初めは相槌を打って冷静な反応を返していたアルフィンだったが、次第に帝国の至宝とも持て囃される微笑みが曇り始める。

 エリゼが語ったその内容は――――とある女子生徒が他生徒へ脅迫を行い、強引な手段で取り巻きを作っているという噂だった。


「そう……わたくしが公務で空けている間に、そのようなことが」


 聖アストライア女学院は貴族女子を主流とする学院である。が、昨今は平民の出であろうとその志があれば受け入れる。あまり大きく語ることではないが、編入や卒業までの資金も正当な手段で手助けをする方針を取っていた。

 故に、この聖アストライアの門を叩く生徒は貴族であれ平民であれ、皆清く正しい――女学院故の特殊な雰囲気はあれど――者たちばかりだった。


「はい。突然のことで、被害者の方々も届け出はないようですが……」

「本当に突然ね。噂になっている主犯の生徒も、そのような子ではなかったはずなのに」


 しかし、突如としてその風紀が乱れつつある。確かに派閥というものは存在するが、それは強引に作られるものではない。少なくとも、聖アストライア学院でそういった手段を取るようなら、逆に孤立を深めてしまうことだろう。権力を振りかざそうとしても、エリゼだけでなく皇女のアルフィンがいる限り、カーストで〝上〟の立場は得られない。

 もっとも、エリゼとアルフィンが権力をひけらかす性格でないことは、真摯に問題へと向き合う彼女たちの姿勢からわかることだ。だからこそ、今までにない問題に直面している。


「届け出がない以上、あまり大きなことはできないけど……これから、噂になっている場所の見回りをしようと思っています」

「わたくしもお付き合いいたしますわ、エリゼ」

「姫様、ですが……」

「――――大丈夫よ。わたくしもこの学院の一生徒。学生会長の力になりたいと思うのは当然でしょう?」


 エリゼの親友として、アルフィンが茶目っ気で冗談めかして微笑みながら随伴を願い出る。エリゼとアルフィン、二人ならば問題の解決にそう時間はかからないだろう。何せ相手は、同じ学院の女子生徒なのだから。


 その考えが最も甘いと。予想だにしない落とし穴であったと――――彼女たちが察することができなくなったのは、実に残念だと言える。


「あとはこの教室……」

「確か、ここは空き教室よね? ……考えたくはないけど」

「……連れ込んで脅すには、またとない場所ですか」


 噂となっている学院内のエリアを見て回っていたエリゼとアルフィン。彼女たちが最後に辿り着いたのは、学院内でも一際寂しさが漂う空き教室だ。

 こういった場所は良くも悪くも噂になる。怪異、心霊現象。人の言霊というのは不思議なもので、根も葉もない噂であっても雰囲気が伴えば信じてしまう。いずれ何かにと思いながら、先を越されて利用されているのであれば正すのは自分たちの役目だ。


「! 話声が聞こえます……」

「え? …………あ、本当」


 そして、新たな噂は真実であったようだ。空き教室から聞こえてきた声をエリゼが聞き分け、アルフィンも耳を澄ませて彼女と同じものを聞く。まだ空き教室の前というわけでもないのに、よく耳を澄ませばかなりの声で話をしている。

 二人は小さく頷き合うと、空き教室からは見えないよう身を屈めながら扉を僅かに開き、中を覗き込んだ。


『な……!?』


 だが、努力も虚しく二人は驚愕から声を上げてしまった。いいや、それは全くもって正しい反応だ。彼女たちでなくとも、正常な倫理観を持つ人間ならエリゼとアルフィンの不用意な反応を責めることなどできない。


「やめて、ください……やめてぇ!」

「もう、許して……お願い、します……っ!」


 学院という正式な場で許されていいものではない、女子生徒たちの〝一糸纏わぬ〟姿。恥辱の涙を流しながら、全裸になった数名の少女たちがある女子生徒の前に立たされていたのだから、驚きの一つはあって然るべきだろう。


「いーや♪ まだ今日の分は楽しませてもらってないもの。ほら、目をそらさないで、写真映えを気にしなさいよ」

『ひぃ……!』


 直立で立たされた裸の少女たちと、彼女たちに命令をする女子生徒。間違いなく聖アストライア学院の制服。部外者ではなく、この学院の生徒が虐め――――否、犯罪行為をしている。


「あなた、何をしているんですか!」

「シウムさん、でしたね。まさかこのようなことをしてらっしゃるなんて……」

「!! エリゼ会長に……アルフィン殿下!?」


 脅されているのか、裸の少女たちは抵抗できない様子だ。決定的な証拠であり最低の現場を抑えたエリゼたちは、教室の扉を開けて飛び出した。

 エリゼ、さらにはアルフィンの登場。少女を裸にして好き勝手にしていた女子生徒、シウムと呼ばれた少女も彼女たちが現れたことには目を見開くが――――同時に、背筋がゾクリとするほどおぞましい微笑みを蓄えた。


『!?』

「なーんだ、帰ってきてたんですか。それなら早く言ってくださいよ。お二人が揃ってるなら、こんな連中で遊ぶ必要なかったのに」


 女子生徒が制服のポケットを探り、何かを取り出した。


「あ……会長、殿下、逃げてください!」


 それを見た裸生徒の一人が二人に警鐘を鳴らす。具体的な言葉ではなく、逃げろと咄嗟に警告した彼女は実に優秀な生徒だ。

 だが、エリゼとアルフィンも負けじと優秀なのだ。裸で晒し者にされた同胞を置いて、自分たちだけ逃げるということを選ばない。アルフィンは導力杖が主な武器だが、エリゼは剣に通ずる武術を嗜んでいる。女子生徒一人を拘束する程度は造作もない。


「はい、お二人とも。これを見てください♪」

「へ?」

「え……」


 だから、女子生徒を取り押さえようと近づいた時、二人は彼女が構えた小さな道具の画面を見てしまった。

 形は《ARCUSⅡ》に似ている。だが折り畳み式ではなく、金属の板にモニタが組み込まれたような作りの見慣れないものだ。迂闊にも無防備に画面を覗いてしまったエリゼとアルフィンは、淡くどこか卑猥に灯る光を目にして呆気に取られ、しまったと表情を歪めた。


「……あら?」

「……何のつもりか知りませんが、あなたの犯罪行為は見過ごせません。一度、拘束させてもらいます」


 が、一見して何の効果もないためアルフィンは小首を傾げ、剣士として足でまといにならない心構えと実力を持つエリゼが鋭く目を細め、機械を掲げた生徒を堂々として振る舞いで取り押さえる――――――


「あれぇ? いいんですかぁ。これから私は、お二人の【調教師】なんですよ?」


 はずだった。


「――――!! しまっ……」

「あ……そう、でしたわ」


 しかし、余裕に満ち溢れた女子生徒が調教師と名乗った瞬間、エリゼとアルフィンは目を見開き『思い出した』自分たちの境遇に愕然とした様子を見せた。

 現場は抑えた。学友とはいえ犯罪行為をした生徒を見過ごすことをしないだろう二人の釈然としない反応に、おかしな役目を自称した少女はニコニコと笑って声を発した。


「はい、そうですよねぇ? いくら私が間違ったことをしていると言っても、奴隷に選ばれたお二人は調教中は決して逆らってはいけない」

「く……その決まりは、絶対」

「アストライアに通う以上、王族であれ従うべき……でした、かし、ら?」


 釈然としない。二人もどこかでそう感じている。なのに、あの機械の画面を見てしまってから彼女の言うことが間違っていないと認識〝させられて〟いる。


「その通り。さすがはエリゼ会長とアルフィン皇女殿下……さあ、パンツチェックの時間ですよ」

「っ、はい」

「う、承りましたわ」


 ピラッ♥


 エリゼは屈辱の、アルフィンは羞恥を感じた表情を見せながら、けれどおかしな命令をする少女に逆らうことなく清楚な黒スカートを摘み上げた。


「どうぞ……」

「わたくしたちの下着を……チェックして、くださいまし」


 高貴な身分の二人が、聖アストライアに相応しくない生徒の前で恥を忍んでスカートをたくし上げる。何とも背徳的な光景を少女はその不思議な機械で撮影しながら、エリゼとアルフィンのタイツを膝まで下ろして遂に生の下着を露出させた。


「エリゼ会長は白パンツ。アルフィン殿下はピンク。やっぱり子孫を残さないといけない皇女なだけあって、殿下の方が淫乱な色を好むんですね。ふふ、アソコの筋もしっかり……」

「んっ」

「あ、あっ」


 小さなリボンが付いた清楚なショーツと、色鮮やかで意匠が飾られていながら下品なイメージを抱かせないロイヤルショーツ。二人の下着を好き勝手に評論しながら、規則以上に伸びた爪でエリゼとアルフィンのマン筋をなぞり上げる。


「次は内側もチェックします。顔の前で開いてください」


 まさに不埒と言わざるを得ない命令。同性だからなのか、少女はエリゼとアルフィンを裸の少女たちと同じく容赦のない扱いをする。

 しかしエリゼとアルフィンは、そんな少女の命令に屈辱を覚えながら――――スカートの中からタイツとショーツを脱ぎ、その可憐な顔の前で広げた。


「これで、いいでしょう?」

「わたくしたちの、下着になります……」


 両手でしっかりとクロッチ部分を見えるように広げ、赤面した顔でショーツを見せびらかす二人。先の身分を感じさせる下品にならない扇情的なパンツストリップといい、写真だけで大層スクープになるだろうと少女はくつくつと笑っていた。


「そんな、会長まで……」

「アルフィン殿下……あぁ……」

「そーよ。あんたたちを助けようとして、お二方は私の玩具になったの。よくやったわ、私の奴隷(おともだち)♪」


 エリゼとアルフィン、少女の術中に嵌った二人を見て悲観にくれる奴隷(おともだち)に、彼女は自らの〝武器〟を見せびらかしながら嘲笑と共に感謝を述べた。

 ――――少女がその力を手にしたのは、本当に偶然が巡り会った結果に過ぎなかった。だが、その古代遺物(アーティファクト)は結果が全てと言える力を持っていた。不思議な機械の画面を見てしまった者は、所有者が望む【催眠】を施されてしまう。

 たとえば裸の少女たちに施された肉体への絶対服従。エリゼとアルフィンであれば、思考や言動を変えることなくある一つの常識を植え付けられている。二人は機械の画面を見て『調教師に選ばれた自分たちは彼女に調教されることが使命』だと、しっかり思い出した《改変された》のだ。


「大丈夫です。皆さん、私たちがしっかり調教された後で、必ず助けます」

「催眠にかかったわたくしたちに任せてくださいませ。このような非道な行為、皇女ではなくわたくし個人が許せることではありませんもの」


 故に、エリゼとアルフィンは裸で立つ少女たちの悲観を『彼女に脅され、無理やり従わされている』感情だと認識し、パンツを赤面で見せつけながら彼女たちに微笑みかける。自分たちが催眠にかかり、常識を改変されてしまったことへの絶望などとは夢にも考えていない。


「ご自身の立場を弁えているようで何よりです。では、お二人のいやらしいパンツは没収させていただきます。休憩時間まで、ノーパン変態授業をお楽しみください。私の立場はあなた方より上だということを、努々お忘れなく」

『了解しました、調教師様《イエス・ユア・ハイネス》』

「んふっ。ふふふふふ……!」


 なるほど。貴族の上に立つ優越感はこれほどかと、自らに王族への返答を使うエリゼとアルフィン皇女に少女は愉悦極まる笑みを溢れさせた。下着を失ったスカートを摘み上げ、淑女の礼を取るエリゼとアルフィンはシウムの目に滑稽なものとして刻まれる。

 絶対の力を手に入れたなら、届かぬ花を摘んでみたい――――学院の門を叩いた日の志がなんだったのか。憧れの存在を隷属させ、不敵な笑みに浸る少女の中から、それはとうに消えてしまっていた。



 お昼休み、外れにある空き教室近辺のトイレは掃除中の立て札が置かれ、塞がれていた。と言っても、わざわざ空き教室付近のトイレを使用する生徒は稀だろう。故に、その立て札が常に立っていようと〝鍵が掛けられていようと〟誰も気にかけず、何に使われているかを知る由もない。

 清楚な学院に似つかわしくないほど薄汚れ、仄かに尿臭が立ち上る便所の中で――――裸の少女たちが並べられ学生会長と皇女が恥辱の表情でスカートをたくし上げているなどと、誰が想像をするだろうか。


「お疲れ様です。私たちの調教を担当して頂き、感謝申し上げます」

「どうか、わたくしたちを最低の変態に育ててくださいませ」


 調教師には敬意を持ち、自らより立場が上ということを心に秘めて接する。調教される側の常識に従いながら、学院の悪である少女に屈してなるものかとエリゼとアルフィンは睨みを効かせる。だが、スカートをたくし上げでノーパンパンストを便所で見せつける格好をしていては、説得力や迫力に欠ける。むしろ、滑稽さで催眠を操る少女の心は益々満たされていった。


「さすがは学生会長と皇女殿下。調教前からしっかりアソコを濡らしていらっしゃられるとは。ノーパン授業に興奮する、調教用奴隷として素晴らしい才能です」

「ちが……こ、これは、違います!」


 パンストとはいえ色は目立つ。下着を失って日中を変態的な姿で過ごしたからか、エリゼとアルフィンの股間部はじわりと濡れてしまっていた。エリゼは恥ずかしがって否定をするが、アルフィンは事実を直視し隠すこともできず赤面した顔をそっと反らす。

 さすがは帝国の至宝と称されるだけはあり、そうした表情が絵になる。変態そのものな下半身を見せつけていると、その破壊力はさらに増すと考えながら少女は撮影を楽しんでいた。誰がこの光景を想像するのかと表現したが、少なくとも一人妄想を現実にできる少女がいたらしい。


「恥ずかしがらなくてもいいんですよ――――これから、もっと恥ずかしいことをするんですから♥」


 調教師は満面の笑みでそう言いながら、不満を隠せない二人をそれぞれトイレの個室に押し込み、便器に手をついて下半身を突き出す指示を出した。

 するとどうなるか。黒い高級なスカートに浮かび上がった二人の艶やかな臀部が、個室トイレから飛び出して尻並べを行う形を生み出す。少女は上機嫌にエリゼとアルフィンのスカートを捲り上げ、パンストを下ろしてその生尻を撫で上げ始めた。


「んー、素敵。エリゼ会長は引き締まってて、アルフィン殿下は……ふふ、公務のせいかしら。少しお肉がついてますね♥ けど、座ることが多いのに固くならないで素敵ですよ♥」

『〜〜〜〜〜〜ッ!』


 お尻を撫で回される経験など二人にはない。特に、花よ蝶よと愛でられながらも凛々しく育ったアルフィンにあってはならない経験だ。しかも、汚れたトイレの便器に手をつき、生尻を突き出しながら。


「さ、そろそろ二人の調教を始めましょう。――――おいおまえ、ちゃんと買ってきたわね?」

「ひ……は、はいぃ」


 上機嫌にお尻を撫でていた顔から一転し、恐らくは本性であろう高圧的な物言いで奴隷の一人に声をかける。指示を受けていた少女は裸並べから一歩踏み出し、手に持っていたバックを彼女に差し出す。


「ありがと♪ ふふ、持つべきものは使える奴隷(ともだち)よね」

「……う、うぅ。会長、殿下ぁ……」


 涙を流す奴隷(ともだち)に目もくれず、バックを手に取って中身を確認する少女。


「オッケー。今ある道具じゃ、この二人にしたいことはできなかったのよねぇ……」


 中身は夥しい数の道具、何一つ健全なものなどない性感を補助する淫具だった。彼女は前もって、奴隷の一人にこの道具を買ってこいと夜の街に出向かせた。もちろん金は自前で、制服を着ていかがわしい場に出向かせるリスクも知っていながらそうさせた。聖アストライア学院に、奴隷一匹に不利益が働こうと彼女は知ったことではないのだ。


「それにしても、二人ともお綺麗だわ……」


 道具を並べながらうっとりと少女は賞賛を口にする。無論、褒めたたえたのはエリゼとアルフィンの容姿……ではなく、剥き出しになった恥部。

 使われた形跡のない秘部は、これまで操ったどの少女より美しい。白磁の肌からくっきりと分かれたピンクの陰裂。黒と金の陰毛は整えられ、人に見せない場所まで美しい。どちらも立場と名に恥じぬ様だ。

 当然、少女が調教するのはその穢れなき秘所――――でもない。両手に市販のローションを垂らし、慣れた様子で絡ませた少女がどろりとヌメる指で触れたのは。


「……ひぃっ!?」

「あ、やぁ……そこ、は……お尻、の……!?」


 肛門。鮮やかな色の肌とも、まして秘部とも違う尻の穴。ハリのある臀部の中心に隠れた色深い排泄器官、アナル。如何な高貴な少女であろうと、その不浄さは共通であるケツ穴に少女は潤滑液を塗りつけていった。


「ええ、そうです。エリゼ会長とアルフィン殿下の排泄口。その綺麗な顔で汚いウンチをぶりぶりひり出すこの場所を、私が気持ちいいケツ穴に調教してあげます」

「!! そ、そのような穴で、わたくしたちは感じたりしま……んっ、ひゃぁ」


 半ば罵るような調教師の言葉に反論しながら、アルフィンとエリゼは肛門に塗りたくられる粘着質な水に身震いし、若々しい尻をプルプルと震わせる。

 彼女たちがどれだけ言葉で取り繕おうと、尻を女子便所の個室から突き出し、肛門を指で愛撫される惨めな姿に変わりはない。奴隷の内二人にしっかり調教風景を撮影させながら、少女は二人のアナルを指で優しく撫で回す。

 彼女たちに他の奴隷と同じ普通の調教を施しても、本人たちの特別感に比べて面白くない。だから、もっと面白くしたい少女はここを選んだ。本人たちでさえ排泄にしか使わない、触れることのない穴を調教し――――最低の変態に堕とす。


「あ、あっ……く、あ、あぁぁぁ……」

「は、んくぅ……本当に、お尻の中、に。ゆび、がっ」


 穴を包む皺の隙間が淫靡に濡れ始めた頃合を見計らい、少女は中指を緩やかに蠢動するエリゼとアルフィンのアナルに挿入し始めた。

 ゆっくりと沈める。ローションで滑る指を小さな菊門が僅かに穴を開き、締め付けながら受け止める。エリゼとアルフィンの直腸の熱、などというありえない感触を指で感じた少女は恍惚とした快感にゾクゾクと唇を震わせ、人差し指を追加で侵入させる。


「あ、いや……もう、入らな……っ」

「あ、あっ、あぁ……ん、おっ」


 さすがに異物である人の指を二本はまだキツいと見える。拒絶をするように肛門が指を締め上げ、二人が苦しげに悶え始めた。アルフィンなど、小さな声ではあるが皇女にあるまじき悲鳴を呻き上げたほどだ。


「ふふ♥」

「あ゛ぁっ!」

「お゛っ!?」


 構わず指でアナルを開く。ムワァ♥ と鼻につく肛門の匂いが広がり、痛みに呻くように入口が蠢き内側の赤い肉を晒す。尻穴を強引に開かれた二人は、濁った声でさらなる悲鳴を零し、便器を掴んで必死に姿勢を維持しようとしている。

 尻穴をほじられて喘ぐ、自らより高貴な少女たち。尻穴から指を引き抜き、二人の悲鳴で鼓膜を震わせることで快感を加速させた少女は、続けて異なる淫具を僅かに緩んだ二人の肛門にくい込ませた。


「お尻の穴から力を抜かないと、少し痛いかもですよ♥」

「へ、ひゃ、あぁぁぁ!?」

「んっ、おぉ!?」


 つぷんと一粒。つぷんと二粒。つぷんと三粒。小さなピンク色の球体が列を作るように繋がった淫具、アナルビーズがエリゼとアルフィンの直腸に侵入する。

 肛門を広げて一粒が沈み、肛門を開いて二粒目が呑み込まれ、緩やかに全てが穴に収まったところで、またゆっくりとそれを引き抜く。


「あ、ぁぁぁ……あっ♥」

「ん……んん……おんっ♥」


 ぷりゅ♥ ぷりゅりゅ♥ ぷぴゅっ♥


 小さなアナルが広がり、小さなビーズを吐き出す。トイレというシチュエーションも相まって、二人は感じている――――まるで、排泄の解放感をコントロールされているようだと。

 ゆっくり入れて、ゆっくり抜いていく。休み時間という限られた時を最大限に活かすように、少女は貴族と王族のロイヤルアナルにビーズを自由奔放に何度も何度も出し入れさせ、言い逃れできない〝濡れ〟が滴る瞬間にようやく声を発した。


「オマンコの汁をこんなにダラダラ流して……お尻で気持ちよくなる気分はどうですか? ケツ穴会長♥ アナル殿下♥」

『ッ!?♥』

「うふ、お尻を揃ってビクッ♥ なんて仲が良いこと。ああ、否定なされずとも良いですよ。お尻だけじゃなく、あんなに綺麗に揃っていた脚も下品になって素敵ですから♥」


 指摘を受けて尻を跳ねさせるエリゼとアルフィン。アナルをほじられ、ビーズを出し入れされていた〝だけ〟。だというのに、二人の秘部からは言い逃れできない匂いを発する汁が糸を作り、羞恥を覚えながらも正しいと叫ぶ常識のため堂々と尻を突き出していた脚は、幾度となく脳髄に響く擬似排泄の快感にガクガクと震えて曲がり、愛液が滴り落ちる股座に品のない空間を生み出していた。


「そん――――あ、あぁぁぁぁんっ♥♥♥♥」

「おほぉぉぉぉぉぉぉぉっ!?!?♥♥♥♥」


 ずぷぷぷぷっ、ぷぽぉ♥ プシップシャップシャァ♥♥


 アナルから力強く、問答無用でビーズが引きずり出される。尻穴の快感を自覚させられ、思わず反論をしようとしたエリゼは便器の蓋に顔を埋めて足先を激しく伸ばし、アルフィンは快感自体がほとんど未知であるために背筋を反らして大きく野太い声を上げた。

 腸液ごとモノを引きずり出される解放感。肛門を勢いよく擦られ、二人は為す術なく尻をビクッ♥ ビクッ♥ ビクゥッ♥ と淫猥に痙攣させマンコから飛沫を散らして絶頂した。反応の差はあれど、最後には力尽きたように汚れた地面に膝を突く。


「良いイキッぷりです。採点結果は……100点満点♥ これから躾がいのある最高最低のケツ穴でしたよ」


 ビクン、ビクンッと痙攣する濡れた桃尻。便器を支えに倒れ、個室から尻を掲げるように倒れた二人が聖アストライアが誇る学生会長、帝国の宝である皇女殿下などと一目で信じられはしない。が、背中にかかった艶やかな黒髪と金髪は薄汚れたトイレには輝かしすぎる。その輝きと、全てを見せられていた裸の奴隷たちが涙ながらに証言をしてくれるだろう――――エリゼ・シュバルツァーとアルフィン・ライゼ・アルノールは、初経験の穴でケツアクメした変態女です、と。


「さて、念の為にこれを着けておきましょう。あなたたち、やりなさい」

「……ごめんなさい、エリゼ会長!」

「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい……!」


 命令には逆らえない。エリゼたちと異なり、常識を奪われていない奴隷少女たちは、下品に掲げられたエリゼとアルフィンの下半身にとある道具を取り付けていった。


「はぁ、はぁ……ひゃんっ!?」

「冷た……っ!? な、なに?」


 それなりの時間、尻を突き出した状態で絶頂まで味わい体力を奪われていた二人は、取り付けられてからその冷たい感触に気が付き、慌てて起き上がって手で確かめる。


「な、な……なんですかこれはっ!?」

「わたくしたちの下半身に、このようなものが……」


 エリゼは強引にそれを外そうとするが、女性の膂力でどうにかなる代物ではなく、ハート型の鍵穴が本体と接触し虚しい金属音を鳴らす。エリゼは現実感のないものを股間に取り付けられ、もはや卒倒しかねない様子である。


「よく似合ってますよ。その……貞・操・帯♥」


 卑猥なピンクの縁で彩られた銀色のベルト。ちょうどエリゼとアルフィンの股間と腰周りに絡み付き、ハート型の鍵穴で装着状態となった淫具の名は、今し方少女が嬲るように語った通りだ。

 対象の性交渉を封じる拘束具。名のある貴族と王族である二人には、ある意味で取り付けられて正しいものだ。もちろん、調教師たる少女はそんな理由で与えたのではないだろうが。


「女性専用のものを買ってこさせておいて正解でした。サイズもピッタリ……まさかないとは思いますが、オマンコでオナニーされたら調教に差し支えてしまいますから。あ、お尻の穴は好きに使えます。むしろ、毎日使ってくださって構いませんよ♥」


 予想通り、少女の語る理由はろくでもないものだった。エリゼたちの貞操帯は秘部側を硬く閉ざしているが、尻穴周りだけはピンクの縁と同様に皮素材で覆われ、ある程度の伸縮性が持たせられている。どうぞ存分に弄ってくださいと言わんばかりの作りに、二人は頬をカァッと朱色で染め上げてお尻を両手で庇いながら声を返した。


「そ、そのような不埒なことはしません!」

「ええ。この調教が終わった時は、あなたの罪を然るべき場所に公表させていただきますわ!」


 間違ったことをして、人を傷つける者を許さない高潔な少女たち。着衣をはだけさせ、股間に情けない貞操帯を取り付けられながら、二人は変わらず少女を断罪する気でいる。


「ご自由にどうぞ……できるものなら、ですが♥」


 それが出来ないと知っているから、少女は絶対催眠の力を手で握りしめて妖艶に笑った。


「さあ、もう授業が始まります。アナルを丸出しにしながら、午後の授業も頑張ってください。うふ、うふふ、ふふふふふふっ♥」



 密やかにしめやかに。表面上の学院は平穏そのものであった。ただ――――一箇所を除いては。

 その、誰かが毎日のように漏らしているであろう小便の匂いが染み付いた場所。個室の中と飛び出した肉尻を除けば。


「あ……あぁぁっ!♥♥」

「お、おっおっ♥ おぉんっ♥♥」


 ぶぽっ、ぶぽぽっ♥♥


 そのアナルから引きずり出されるピンクの球体は、各個の大きさが以前とダンチなものとなっていた。一番小さい先端ですらビーズの数倍、そこから段々と大きさが増すアナル〝パール〟。それを難なく出し入れされ、あまつさえ官能の声を溢れさせるケツ狂いの淫乱奴隷。


「んふふ。ねぇ、今日でエリゼ会長とアルフィン殿下を調教して何日目だっけ?」

「あ、あっ♥ あんっ♥ ほ、本日で、十五日目、ですぅ♥」

「あぁ、もうそんなか。なら、下の毛がこんな不細工なってても仕方ないわよねぇ」


 妙に艶のある声の報告を背にしたシウムは、アナルパールを便所の個室から突き出されたアナルに出し入れさせながら、うっとりとした視線でエリゼとアルフィンの下品な股座を眺める。


「頑張ってはみ出した分を処理しようとしたのかしら? けど、そのせいで余計に惨めでみっともないマン毛になってますね♥ 色自体はお二人の綺麗な髪と一緒なのに、こんな汚く見えるなんて、たまらないですよぉ♥」

「う、うぅ……」

「おっ、おほっ♥ くぅぅ……っ!」


 貞操帯は相変わらずエリゼとアルフィンの股間部を縛めている。アナルは触れるも開くも自由自在であり、鼠径部までは洗い流せよう。が、秘部本体は難しい。シウムが持つ鍵がない以上、彼女たちは自分の意思で貞操帯を外すことができない。加えて、人に助けを求めることは催眠で禁じられている。

 まあもっとも、根本を処理できずボーボーにはみ出した陰毛を人に見せて助けを乞うなど、力で禁じていなくともできはしない。特に王族であるアルフィンは公務、湯浴みなどで貞操帯がバレないか気が気でないだろう。


「そろそろ本日の報告といたしましょう。さあ、調教師にお二人のケツ穴経過を教えてください」


 みっともない陰毛を詰って、まだシウムは満足しない。美しい身体を最低なものに育てながら、彼女たちの高貴な精神をも同時に侵略したい。少し力を加えてパールを引き抜き、調教師に絶対服従の二人に逃れられない羞恥の告白を促した。


「あぁっ!♥ きょ、今日は、授業中にいきなり私のケツ穴のアナルプラグが振動しました!♥ 思わず声が出そうになって……咳だと誤魔化しました♥ そのまま振動し続けて、授業中ずっとケツアクメを我慢してましたぁ♥」

「わたくしは……が、我慢できなくなって、別のトイレでおしっこしてしまいましたわ♥ 貞操帯の穴からおしっこが散って、モジャモジャのマン毛に滴って……あちこちをびちゃびちゃにしてしまいました♥ お間抜け皇女の失禁粗相で、学院を汚して申し訳ありませんでした♥」


 ――――なかなか良い仕上がりだ。

 シウムは二人の調教具合に愉悦の笑みを隠さない。否、わざと隠すことをしなかった。自分が彼女たちを調教している。あの流麗な言葉遣いに、汚らわしいだろう単語を躊躇いなく組み込ませるまでに至った。

 初日とは比べ物にならない腸液をパールに絡みつかせ、貞操帯の隙間からドロドロとマン汁を垂れ流しながら、必死に調教を耐え抜いているということもあるのだろう。しかし、それこそエリゼとアルフィンが〝尻穴の刺激で〟精神的な余裕を無くし始めた証拠であった。


「いやだよ、こんな……止まってよ、私の手ぇ……♥」

「会長……私達のせいで……ごめんなさいぃ♥」


 アナルを開いて頭のおかしい調教報告をするエリゼとアルフィン。彼女たちの艶姿に、自分の奴隷たちもさぞご満悦でオナニーに興じているに違いない。顔を見ずとも、自分の奴隷の感情くらいは彼女も熟知している。

 これから、このアナルパールを連続で弄ばれるエリゼとアルフィンのように。


「あぁっ♥ け、ケツアクメ五回目、イキますっ!♥♥♥♥」

「んほぉ♥ ケツアクメ八回目、イグッ!♥♥♥♥」


 同じ絶頂宣言でも違いは出る。エリゼはまだ辛うじて余裕があるようだが、アルフィンは淑女的な対面など完全に剥ぎ取られ、野太い絶頂宣言が痙攣する尻から飛び出しているようで酷く浅ましい。


「あっあっあ♥♥ お尻に、大きいのが……入って、出てっ♥ く、あ♥ 兄様♥ ごめんなさい兄様♥ エリゼは、お尻の……あ、アナルでイキますっ!♥ 尻穴で感じるはしたない妹を許して!♥ おっほっ!♥ ケツアクメ、十回目、イクッ!!♥♥♥♥」

「お゛ぉぉぉぉぉぉッ!?♥♥♥ で、でりゅ、こ、コホンッ。お尻の穴から大きなものが――――んおぉぉぉぉっ♥♥♥ むりっ、頭がおかしく、なるっ♥ ケツ穴、もうお許しんほぉ!?♥♥♥ ん゛ぉ゛♥♥♥ お゛ぉ゛ぉ゛♥♥♥ ケツアクメ十七回目、イ゛グッ゛!!♥♥♥♥」


 出して、挿入れて。出して、挿入れて。出して挿入れて出して挿入れて出して挿入れて――――。

 数えることが馬鹿らしくなるほどエリゼとアルフィンに擬似排便の快感を味わわせる。本物より硬く、二人の卑猥に茹でった蠢き激しい肛門口を擦るアナルパール。突き出したケツはガニ股で描かれた空白の空間にマン汁を雨のように降らせ、便所の中からは信じられないほど下品な声が鳴り響いている。

 果たして便器に向けられた二人の顔はどのようなものか。今はまだ見なくていい。それを見るなら、もう一手間をシウムは加えようと考えていた。これほど無意味に灰の騎士の妹と帝国の至宝を弄んでおきながら、まだシウムという悪辣な支配欲を持つ少女は納得をしていなかった。


「明日からは来なくていいですよ」

『……へぇ?』


 故に、その言葉をエリゼとアルフィンに投げつけた際の表情と素っ頓狂な声は、思わず吹き出して笑わなかったのが彼女自身不思議なほどであった。

 今日も乱れさせた衣服を正す前に『あなたには絶対に負けない』と言いたげな顔をしていただけに、その呆気に取られた表情とのギャップが清々しいのだ。力を行使せず意表を突いたシウムは、良好な気分を乗せて白々しい言葉を並べ立てた。


「だーかーらー。調教は終わりって言ったんですよ。ほら、これで私のやったことを断罪できますね? お尻をほじられて『おっほ♥ おっほぉ♥』なんて品のない声を出さなくて済むんですよ? もっと喜んだらどうです?」

「……い、言われなくたって……」

「え、ぁ……え?」


 困惑が心地いい。突然〝取り上げられた〟エリゼとアルフィンは、感情の行き場を失い戸惑うのみ。そんな彼女たちを見下しながら、シウムは奴隷の中で指示されたものを用意していた二人に目配せで命令をくだした。


「それと、その貞操帯はプレゼントします♥ 追加オプションも、ね♥」

「え……い゛ッ!?♥」

「ん゛ッぎぃ!?♥」


 貞操帯を外して貰えないという事実を認識する暇もなく、二人は悲鳴を上げながら無様に飛び上がる。尻穴に〝鉤〟を喰い込まされたというのに、涎を飛ばして半ば喘ぎ声を零した二人を鼻で笑ったシウムはその追加オプション装備――――アナルフックをエリゼとアルフィンへの〝最後の〟プレゼントとしたのだ。


「もう【何もいれなくていい】ですから。少し不便かもしれませんけど、お尻の調教が終わったんですからいいですよね? 望まない快感からさようなら♥ いつも通り、不正を許さないお美しい会長と皇女殿下が元通り、です♥」

「え……ま、待って、ください……っ!」

「まだお話は終わって――――」

「いいえ、終わりです♥ 私とお二方はこれで互いに対等な生徒の関係に戻りました――――それでは御機嫌よう、エリゼ・シュバルツァー会長。アルフィン・ライゼ・アルノール皇女殿下。もうこのような汚らわしい場で会うことはないでしょうね♥」


 にべもなくエリゼとアルフィンを解放したシウムは、彼女たちに興味を無くしたかのように奴隷を連れてトイレを去っていった。何かに打ち震える、ケツ穴の中を丸出しにした元調教奴隷を肩口から醜悪を極めた微笑みで見守りながら。



 解放された元奴隷、現会長と皇女殿下との再会は早いものだった。解放から数日後、いつも通り空き教室近くの汚れたトイレで奴隷を従え、愉悦に浸っていたシウムの前にエリゼとアルフィンは現れた。


「あれ、エリゼ会長にアルフィン殿下。何か御用ですか? 私に罪を償わせる証拠を持ってきた、とかですかぁ?」


 何故か今日に限って施錠がされていなかった。今二人に追求をされれば、シウムは言い逃れができない。何しろ、奴隷の一人を四つん這いの椅子にしながら、必死に許しを乞う他の奴隷たちを買いに行かせて有り余った淫具で弄んでいる真っ最中なのだから。


「何か用、じゃないわ……言いたい事は、一つです!」


 だが、エリゼとアルフィンは随分と余裕がないと見える。エリゼの乱れて強めた語彙と共に、揃ってシウムに向かって背を向けた。あえて鋭い視線の面ではなく、そのべっとりと濡れたスカートの後部を見せつけながら――――捲り上げた。


「お尻の穴、お尻の穴よ!♥ 早く弄ってもいいように許可を出してください!♥」

「早く、早くお尻に指を入れさせて!♥ じゃなかったら、そのバイブでズボズボ穿って下さいませ!♥」


 ダラダラと腸液を垂れ流し、貞操帯から溢れる愛液の倍はあろう淫らな液体。それをエリゼとアルフィン、美しい黒と金の髪をシウムに向けた二人が見せびらかす。タイツさえ履いておらず、スカートの下は貞操帯一つの変態露出スタイルだったようだ。

 フックを上部に引っ掛けられ、閉じることなく広がったアナル。あれほど慎ましやかだった菊門は、肉が捲れ上がり視覚に映り込む湯気を立てて疼いている。


「あの日からアナルに何も入ってなくて、アナルフックで開きっぱなしで……そわそわ落ち着かなくて夜も眠れない!♥ けれど、あなたのせいで【触れてはいけない】から……責任を取って、もう一度私たちを調教しなさい!♥」

「入ってくるのは空気ばっかりで、逆に焦らされてしまって!♥ 気が、狂いそうなんです!♥ 後生ですから!♥ わたくしたいのお尻に、絶頂許可してください!♥」


 一度は解放された高貴な少女たちが、開かれたケツ穴を見せつけながら懇願を口にする。シウムが残した催眠は尻穴に触れてはいけない。貞操帯はプレゼントされたものだから、取り外してはならない。

 だからこれは他ならないエリゼとアルフィンの意思だ。一人では慰められない尻穴の快感を、開きっぱなしのアナルの味を忘れられない。


「お尻、じゃなくてぇ……もっと他に言い方があるでしょ? お願い、なら聞いてあげない事もないかもね~――――エリゼ、アルフィン♥」


 ならばシウムとエリゼたちは全く対等ではない。調教師でなくなったシウムは、彼女たちの頼みを聞く義理がないのだから。奴隷なら、ケツ穴を見せつけるエリゼたちに絶望の表情を見せる可愛げのある女の子で間に合っているのだ。

 だから呼びかけてやる。聡明な彼女たちにわかりやすく、敬称を捨てて。不敬なる女へのエリゼとアルフィンの反応は。


「ケツ穴!♥ ケツ穴です!♥ 私たちのケツ穴にオナニー許可を下さい!♥ もう頭の中がアナニ―のことで一杯なの!♥ ケツ穴ほじらせてぇぇぇ!♥♥♥」

「お願いします!♥ 許してくださいませ!♥ 皇女のぽっかりケツ穴に指入れさせてぇ!♥ ほら、ケツ穴もパクパクおねだりしてます!♥ ケツ穴ケツ穴アナル~!♥♥♥」


 フリ♥ フリ♥ フリ♥ フリ♥


 浅ましく艶やかで、下品で快楽的。左右に振り乱され、可憐に舞う艶のある髪と淫靡に弾ける臀部の体液。

 高貴な身分という自覚とプライドを捨てた雌の尻穴ダンス。まだ先がある。グッと椅子(ともだち)の背中に力を込め、その悲鳴を享受しながらシウムはエリゼたちに語りかけた。


「お尻だけじゃ誠意が足りないのよ。ほら、地面に頭を擦り付けてご覧なさい。まあ、今日は〝みんなの水〟で濡れて少し汚いかも――――」


 何故か都合よく排水口が詰まり、入口付近には露骨な水たまりがあった。粘着質な水はトイレの汚れやどこからか抜け落ちた縮れ毛が浮かんでいる。ちょうどエリゼとアルフィンが足場にしていたそこに、二人はシウムの言葉が終わるより早く顔を付けた。


「お願いしますシウム様!♥ どうか、どうかこのケツ穴奴隷の開発アナルにお恵み下さい!♥ ケツ穴中毒の変態学生会長にケツアクメさせてください!♥ プリーズ! カモン! ギブミーアナルファックプリーズ!♥」

「わたくしからも懇願いたしますわ♥ 変態皇女のケツ穴に調教お願いします!♥ 弄って突っ込んで、めちゃくちゃにしてください!♥ アナル!♥ ケツ穴!♥ ケツマンコ!♥ わたくしのクソ穴に激しい躾をよろしくお願いします!♥」


 それは土下座という。高貴な身分であれば、決して自分でしてはいけない行為。大事な制服と髪を水に付け、それでいてスカートが捲れて丸見えになった臀部はみっともなく掲げた貴族の学生会長と帝国皇女の土下座。言葉と態度で織り成す渾身の屈服宣言。


「あぁ……会長が……そんなぁ♥」

「アルフィン様、私達のせいで……」

「こんな、ひどい……う、あっ♥」


 〝悲喜交々〟の奴隷たち。この学院で誰がなんと言おうと、もっとも発言権のあるエリゼとアルフィンの屈服だ。誰もが悲しまなければならない場面で、その声色は一色にならない。

 当然だろう。エリゼとアルフィンが堕ちる調教を正気の彼女たちは見て、感じて、体感していた。彼女たちの絶望が、快感が、さぞかし心地良いのだろう。汚いトイレの水溜まりに土下座したエリゼとアルフィンに歩み寄ったシウムが、その靴の裏を二人の眼前に差し出した。


「舐めろ」


 たった一言、高圧的な命令。トイレの水が垂れ、陰毛が張り付いて汚れた靴裏。人の口で舐めるものではないし、まして相手がエリゼとアルフィンであるなどあってはならない。


「んじゅっ、れろぉ♥ ぺろぺろ♥ シウム様の靴裏、美味しいです♥」

「べろぉ♥ んくっ、陰毛が舌に絡まって、臭いもひどぉい♥ んれろぉぉ♥」


 だが二人は、舐めた。水と陰毛で汚れた顔面を上げて、屈辱感など欠片も見受けられない蕩けた瞳で靴裏を見つめ、嬉々としてその舌根を這わせていく。入念に丹念に、しゃぶりつくように味わい尽くす。早く尻穴をいじめて欲しい、ほじくり返して欲しいと願って舌を止めない。

 その顔だ。その顔が見たかった。快楽に蕩け、格下に屈して、無様で淫らな雌の表情を見せるその顔をシウムは何より望んだのだ。


「うふ、んふふふふ♥ 立派りっぱぁ♥ あんたらが私に屈するなんて、ほんっっっと、たまんないわぁ。ほら、ずっとお世話になった自分たちの便器を、協力して綺麗にしてきなさいよ」

「はい、わかりました♥ ――――んちゅっ、れろぉ♥」

「いままで、わたくしたちをケツ穴奴隷に育てるまで、お世話になりましたわ――――ちゅっ、ちゅるっ、れろれろっ♥」


 もはや命令を疑うこともしないのだろう。ある一つの便器……エリゼが尻を突き出していたトイレの個室に四つん這いで向かっていった二人が、協力してその汚れた便器に舌を這わせて掃除をする。汚い、舌が痺れる、汚らわしい――――けれど、尻穴の気持ちよさのためなら、全て捨てられる。


「ごーかく♥」

『おほぉぉぉぉぉぉぉぉ!?♥♥♥♥』


 ここまで最底辺に堕ちれば、もう戻ってくることはない。確信に満ちた勝利宣言の下、シウムは淫具――――ではなくトイレ備え付けの掃除ブラシをエリゼとアルフィンの尻穴に挿入した。

 一つの個室に四つん這いで這入ったせいでぎゅうぎゅうの肉尻に、大きな清掃用ブラシが呑み込まれる。二人の尻穴より余程汚れ、黄ばみのあるブラシ。信じられないほど大きく開いたアナルは、フックごと直腸を擦り上げられながらブラシを余すことなく呑んでしまう。


「ケツあにゃ来た!♥ ケツ穴入って来たぁ!♥♥ 汚いブラシで掃除されてるぅ、ケツ穴ゴシゴシされてりゅ!♥♥♥」

「良いの、ケツ穴いいのぉぉ!♥♥ こんなの勝てない!♥♥ ケツ穴人質にされたら降参しちゃうぅぅ!♥♥♥」


 下品な肉尻が媚を売るように嬌声を上げる。ブラシを腸内で回され、そのまま出し入れされ、硬い毛先で繊細な腸肉を削るように刺激される。


「イケ、変態ケツ穴奴隷♥」


 最悪の調教で、最低へと堕ちる。


「あ、あぁーッ!♥♥♥♥ ケツマンコ奴隷、イクッ!♥♥♥♥ ケツ穴会長イクイクイクゥゥゥゥッ!!♥♥♥♥♥」

「ん゛お゛ぉ゛ぅ゛!♥♥♥♥ ケツマンコ皇女ぉ、ロイヤルアナルでイグ、イッグ、イ゛グォォォ゛!!♥♥♥♥♥」


 ビクッビクッビクッ♥ ブルンッブルンッ♥ プシャップシップシプシブジャァァァァァァァッ!!♥♥♥♥


 尻が痙攣して貞操帯からまろび出た生尻が激しく跳ねる。愛液から小便まで無惨にぶちまけ、最低限の手入れすら諦めた不衛生な剛毛がそれらを吸い取り吐き出すように汁を流す。


「これであんたらも私の奴隷(おともだち)♥ これからよろしくね、エリゼ、アルフィン♪」


 大事な大事な奴隷(しんゆう)に語りかけ尻をペチン♥ と叩くシウム。ブラシが飛び出したその生尻を掲げながら、少女たちは便所の中から応えた。


「ひゃいっ♥ エリゼ・シュバルツァー。ご主人様の調教のお陰で、立派なケツ穴奴隷になりました♥ こんな変態マゾアナルにしていただきありがとうございます♥」

「アルフィン・ライゼ・アルノールも同じく♥ 感謝のケツアクメであなた様に尽くします♥ どうかこれからも、変態メス豚のケツ穴管理をお願いいたしますわ♥」



 学院の中がざわめいている。最近は、空き教室側で『獣の声が聞こえる』という怪談話以外、平穏そのものだった日々の中、その珍しい騒ぎの中にエリゼとアルフィンは足を踏み入れた。


「皆さん、何かありましたか?」

「あぁ、エリゼ会長、アルフィン殿下も……その、廊下の壁に、こんなものが……」


 女子生徒たちがチラチラと覗き見ていたものにエリゼたちも視線を合わせる。


「まあ……♥」

「これは……♥」


 それは、夥しい数の写真。それも女学院では見慣れない男が映り込んでいる、いかがわしいもの。問題なのは、その写真に映っているのが男だけでなく少女――――聖アストライア女学院の制服を着た少女との〝ハメ撮り〟写真であることだ。

 目に黒い加工線が施されているため顔はわからないが、制服を着ていては隠したところでというものだろう。


「誰の仕業かはわかりませんが、悪質な加工品ですね……これは私の方で対処をさせていただきます」

「わたくしも手伝うわ、エリゼ――――皆さんは、落ち着いて教室に戻ってください」


 実に白々しい反応を見せ、口に手を当てたエリゼとアルフィンが集まった女子生徒たちに指示を出した。二人が言うのなら、と写真が張り付けられた壁の前から退いていく少女たち。

 しかし、好奇心旺盛な年頃だけあって、不埒なものとわかっていても去り際に写真をチラチラと視線を向け続けていた。それが何人もいるものだから、エリゼとアルフィンは可愛らしさにクスリと場違いな笑い声を零してしまう。


「『皆さん、何かありましたか?』……ふふ、白々しいわね」


 そうしてしばらく経ち、壁写真の前に残った生徒はエリゼとアルフィン、そして二枚の写真を壁から剥がしてヒラヒラと二人に見せるシウムのみとなった。


「で、自分たちの【ハメ撮り】を見られてどうだった?」


 ニヤニヤと問いかけるシウムの手には、黒髪と金髪の少女のハメ撮り写真。が、それは他のハメ撮りとは意味が違っていた。

 汚れた壁と便器が映る写真。その上に、まんぐり返しで拘束された二人の少女。しかも逆さまで髪がトイレの水に浸かっている。その尻穴に【ハメ】られた花。まるで生け花のようにガバガバのケツ穴に大量の花を生けられ、対照的に新品ピンクなマンコは一切手入れが為されていない剛毛が広がる。汚い穴に美しい花、美しい穴に汚い花が咲き誇る素晴らしいハメ撮り写真となっている。

 無論、被写体は言うまでもなく、今まさにスカートをたくし上げて貞操帯からはみ出た剛毛を見せびらかすエリゼとアルフィンだった。


「はい♥ とっても興奮しました♥ 私たちのケツ穴花瓶を見て、皆が色んなことを言って……ばれるかと思って興奮しました♥ すごくドキドキして、ケツ穴も疼いて仕方がなかったんですから♥」

「いっそ自分達から名乗り上げようとも思いましたわ♥ あの写真の変態は私たちですって♥ あぁん、シウムさまぁ♥ 言うとおりにハメ撮り公開しましたから、どうか、ご褒美を下さいまし♥」


 毛が蒸れて雌臭を中から匂わせる股間から、芳醇な匂いを醸し出す尻穴へと突き出す方向を変えた学生会長と皇女殿下――――シウムの忠実なケツ穴奴隷。

 尻の中心はもはやフックなしで開き、指で広げればさらに驚愕の伸縮を見せてくれることだろう。だが、ここはあえてご褒美ということもあって、シウムは鞄から取り出した極太の棒、特注の尻穴専用バイブを下品アナルにぶち込んだ。


「あぁぁぁんっ♥♥♥」

「ん゛ぬ゛ぉ゛ぉ゛♥♥♥」


 官能の喘ぎ声が廊下に響き渡る。それがエリゼとアルフィンがケツ穴にご褒美を与えられた声だと、今はシウムと奴隷たちしか知り得ない。


「ご褒美♥ 授業が終わるまで我慢できたら、もっといいご褒美あげるから……いいわね、エリゼ♥ アルフィン♥ 私の可愛い愛玩奴隷ちゃん♥」


 ――――今は、まだ。狭い箱庭の中で、催眠女王の領域が拡がりつつあることを、誰も知らなくていいのだ。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆


 聖アストライア女学院の校舎内、集会用の広間に全校生徒が集められ、ザワザワとした話し声が壁に反響している。


「何かしら……エリゼ会長とアルフィン殿下から、大切なお話があるとだけ――――」

「もしかして、あのいかがわしい写真の一件で……? 噂だと、お二人に似せた写真もあったと――――」


 全生徒、教員を集めた全校集会。その内容は発表されておらず、否が応にも噂話は広がっていた。主に、数週間前に起こった悪戯写真の一件では、との見方が大半のようだ。

 ああ、確かにそれは間違っていない。しかし、まるで他人事のように箱入りの女子生徒たちは考えている。自分には関係がない。エリゼとアルフィンが解決を名乗り出た。その報告なのだと全幅の信頼を寄せている様子だ。


『――――皆様、壇上をご覧ください』


 その信頼が打ち砕かれるまで、あと数秒。


 凛とした声が会場に響き渡ると、生徒も教師も揃って壇上に視線を向けた。その壇上にはスクリーンのようなものが設置されており――――そこに、あるモニタの画面が表示された。


「?」

「なんですの?」


 映し出されたのは淡い不思議な光のみ。何か特別な言葉が記されているわけでもなく、光を帯びたおかしなマークが浮かんだそれに集った生徒たちが小首を傾げる。


「――――きゃぁぁぁぁ!?」


 その静かな疑問を切り裂いたのは、ある生徒の金切り声だった。何人かの生徒が声の方向に視線を向けると、そこには驚愕の光景があった。


「な、何を……な、なぜこんな場所で服を脱いでいるんですか!?」

「ち、ちが……身体が、勝手に……あ、あなたも……!」

「へ……い、いやぁぁぁぁ!?」


 ストリップ。女学院の清らかな妖艶な仕草で脱ぎ始める生徒。しかも顔は恐怖と羞恥で歪み、艶かしい手つきとは正反対だった。さらに一人のストリップに連鎖し、一人、また一人、止めようとした教師陣も衣服を脱ぎ始め――――突然の脱衣は、あっという間に全校ストリップと化した。

 阿鼻叫喚の会場に響く数多もの衣擦れ音。制服が、下着が少女たちの足場に落とされていく中、壇上にコツコツと靴音が鳴る。


「!! エリゼ会長、助けて――――へ、ぇ?」

「アルフィン、殿下……?」


 この状況で靴音を鳴らせる人間が壇上を歩いている。黒髪と金髪を揺らし、黒い制服と赤いドレスを身に纏い。


 その美しい面の真ん中、小さな鼻の穴に鉤を引っ掛けて醜くしたエリゼとアルフィンの姿に、ストリップを終えた少女たちが言葉を失った。


「これより聖アストライア女学院、変態総会を始めます。生徒、教師、奴隷のポーズ!」

「え……ひぃ!?」

「いや、身体がまた、勝手にぃ!?」

「シウム〝新〟会長、ご入場!」


 奴隷のポーズ。エリゼが号令を叫び上げた瞬間、誰一人例外なく両手を上げて頭の後ろで組み、暴かれた股間を惜しげもなくガニ股で開く。腋見せ服従のポーズを取ってしまう。

 それはエリゼ本人やアルフィンも例外ではない。だが、彼女は上質なスカートを水平ガニ股で下品に広げ、帝国の至宝と呼ばれた可憐な面を鼻フックで彩られながら、真面目な顔で声を発する。


「御機嫌よう――――私の奴隷(おともだち)の皆さん」


 そして、壇上に女子生徒が現れた。この大ストリップの中で、エリゼとアルフィンを除いて唯一制服を身につけた少女。会長と皇女が下品なポーズを取っているというのに、彼女は別の全裸少女たちが用意した椅子に堂々と座り、足を組んだ。

 その椅子は本来であれば会長室に備え付けられたもの。そう、豚鼻を晒してガニ股服従するエリゼが座るべき椅子である。彼女はそこに、何の遠慮も違和感もないと女王を気取るように腰掛けた。


「本日、私エリゼ・シュバルツァーは学生会長を辞任し、シウム様が新たな学生会長に就任する事に決まりました」

「元会長のエリゼ、そしてわたくしアルフィン・ライゼ・アルノールは、それに伴い学生会所属の会長補佐、終身ケツ穴奴隷に任命されました」


 彼女たちは一体何を言っているのか。下品な格好で登壇し、新会長と呼ばれた少女の左右でありえない言葉を口走る。あれがエリゼとアルフィンなど、何かの悪い夢だろうと。


「新会長就任に伴いまして、学園規則も一新されました。ここでその内容を発表させていただきます」

「奴隷一同、腰振り斉唱!」

「ひ……こ、腰が!?」

「はっ、はっ……こ、こんなはしたないこと、したくないぃー!」


 ヘコッ♥ ヘコッ♥ カクカクッ、ヘコヘコッ♥


 ガニ股の腰振り。二人がスカートを激しく揺らす動きに呼応するように、生徒と教師たちが腰を前後に激しく振り出す。隠すものがなく、陰毛を靡かせる下品ダンス。生まれてこの方、そのような屈辱の踊りをしたことがない少女たちが現実を直視して泣き喚き始める。


「一つ、学生会長の命令は絶対であり、何者も逆らうことはできない」

「二つ、学生、教師の人権は剥奪され、学生会長にどう扱われようとその栄誉を拒むことはできない」

「三つ、命令によって学外で売春を行い、その売り上げを上納する事を義務とする」

「四つ、――――」


 淫らな腰振りを続けながら元会長が嘆きの中で新校則を唱和する。最後の一つに差し掛かった時、エリゼの声が僅かに途切れた。

 それは良心の呵責だったのかもしれない。清廉だった少女に残された人の心――――それをエリゼは、鼻の穴を広げた法悦の微笑みで自ら踏み躙った。


「これらの事を公表したり、学生会長の不都合になることはできない。全てをシウム学生会長に捧げ、尽くすことを誓いましょう♥」


 ――――人はその沈黙を、絶望というのだろう。

 しかし、まだ絶望には程遠い。校則を全裸奴隷たちの頭に浸透させたエリゼはアルフィンに視線を向け、ゆっくりと頷き合って彼女たちに背を向けた。


「それではこれより、新会長就任のお祝いの時間を取らせていただきます♥」

「お祝いの品は、元会長のエリゼ・シュバルツァー。現エレボニア帝国皇女のアルフィン・ライゼ・アルノールよりお送りいたします♥」

『ケツ穴、開帳!!♥』


 エリゼは制服のスカートを。アルフィンは白いレースで飾られた大きなドレススカートを両手で握り、全力で捲り上げる。

 そこには言葉も出なくなるような調教の証がこれでもかと広がっていた。ノーパンは当然のことで、尻を正面に向けていても溢れて汚らしいマン毛。色白の美しい臀部表面にされた落書き。左尻に縦書きで『ケツ穴』。右尻に同じく縦書きで『奴隷』。左右合わせてしっかりと自己紹介している。


 そして愛らしい尻の中心で醜く広がったアナル。彼女たちが限界まで広げ、マン毛に負けじと生え揃えた黒と金のケツ毛に囲まれた尻穴の中には、巨大な赤い果物が入れられていた。


「就任のお祝いを称して……排便ッ!♥ ふん、ぬふぅぅぅぅぅぅッ!♥♥♥」

「ケツ穴で実らせたリンゴを捧げます……ん゛ぉ゛♥♥ お゛、お゛ぉ〜〜〜〜ッ!♥♥♥」


 ムリッ、ムリムリムリィ♥ めりっ、めりめりぃ♥


 ガニ股中腰でいきみ始めるエリゼとアルフィン。何をしようというのか。それは、スクリーンに映し出された彼女たちの排便顔と、ケツ穴に入れられた大きなリンゴから誰でも理解ができるだろう。

 彼女たちを以てして何とか入るサイズ。だが、新たに催眠を施された奴隷たちからすれば、あのような果物を肛門に入れられるほど調教された証、一種のパフォーマンス――――逆らうつもりなら、この二人と同じになる覚悟があるのだな、という問いかけ。


「ふんぎぃ、ふんがぁ!♥ ふ、ふっ、ふぅぅぅ、おほぉ!!♥♥♥♥」

「ん゛ん゛ぅ゛!♥ お゛ぉぉぉぉ……ン゛ホオ゛ォ゛ッ!!♥♥♥♥」


 ブボポォ!!♥♥♥


 エリゼとアルフィンのように、人前で鼻穴までひけらかす脱糞顔を画面に映され、リンゴすら排泄できるアナルにされてもいいのか。そう扱われながら、マンコから愛液を吹き出す変態になりたいのかと。

 勢いよく排泄され、腸液で光りケツ毛を絡ませたリンゴがどこかへと転がり落ちる。それを眺めるか、エリゼたちの排便アヘ顔を呆然と見つめるか。涙は悲観から諦めへとなりかけていた。


「――――それではこれより、奴隷の誓い、会長の全奴隷による小便祝杯を始めます♥」


 だが、その絶望はまだ軽い。絞り出せるものがあるだろうと、玉座に座るシウムはエリゼを通して語り掛けた。


「全奴隷、一斉放尿準備! ガニ股維持、マンコに手を添えなさい!」


 アルフィンの聞いたこともない鋭い指示に全員がガニ股の股間に両手を添える。そしてエリゼとアルフィンも、彼女たちと同じように制服とドレスを脱ぎ捨て、それを自ら開いた股間の〝着弾地〟に設置した。


「マンコ開け! 膀胱充填! おしっこ発射5秒前! 4、3、2――――――」

「いやっ、いやぁぁぁぁぁ!」

「会長、アルフィン様! やめて――――」


 1。エリゼが発した数字によって、悲鳴はピタリと止んだ。


『――――0! 放尿開始ぃぃぃぃぃぃ!♥♥♥♥』


 プシップシャッジョボボボボボッジョロジョロジョロプシャプシャプショップシャァァァァァァジョボォォォォォォォォォォ♥♥♥♥


 その代わりに鳴り響いたのは、学院を揺らすような怒声と水圧。

 彼女たちが自ら脱いだ衣服に黄金色の水が降りしきり飛沫を上げる。それが何百人となれば、恐らく世界で初めての光景だろう。

 生徒も教師も、シウムの周りに控える側近奴隷も総失禁。エリゼの小便が制服に打ち付けられ、アルフィンの小便が横腰振りで波打ち高級ドレスの全体を余すことなく汚尽くす。


「――――あぁ、気持ちいい♥」


 全校失禁の壮観な光景。凄まじい尿臭に包まれ、圧倒的な優越感にシウムは笑う。これからの支配がどれだけ楽しいものになるかを夢想しながら、学院の女王は汚臭を支配者の特権として受け入れ、恍惚と微笑んでいた。


 聖アストライア女学院に新会長が就任した。その噂は広まり、新たな犠牲者を学院に呼び込むことになるだろう。その時代が訪れるまで、女王に支配された少女たちは彼女が望むままに踊り続けるのだった。


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エロメインで言ったらエリゼ初書きなんですよね。ごめんね妹ちゃん。喘ぎ声はそれなりに綺麗にしてあるから。なおリンゴ排泄時。

無駄毛がね、どうしてもやっちゃうんだ。貞操帯つけっぱならこれくらい許されるかなって……ごめんて!アルフィン皇女書く度にこんなんばっかで悪いとは思ってるんですよ!止められないですけど!

今回かなりハイカロリーでしたが、次はデアラ書く予定なのでまたハイカロリーかもしれない。依頼の手持ちも少ないし依頼が来るまで気合いを突っ込むペース。

Comments

タコよっちゃん

やっべのを見てしまった(興奮) 最後の総会なんて生徒たちの絶望感が伝わってきました。 美しい二人が便所に伏せ、便器を舐めるまでに汚らしく堕ちていくのが最高。

いかじゅん

最後の総会はあまりやれない感じのものなので実に楽しかったです!エロ加護の主役が登壇して椅子に座る中、阿鼻叫喚……美しい人ほど堕ちた時が素晴らしい!