けもけもふたなりっ娘 (Pixiv Fanbox)
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トリミング前 フルサイズ
普通、キャラのペン入れは「ペン」ツールを使ってシャープに線をひくのだけど、色んな人の絵を見ていると、時々「筆」ツールを使ってぼやっとした線を描いてる絵を見かける。
筆ツールでペン入れってどうなんだろと思ったんで、ちょっとラクガキで試してみるしかないな!
ぼやっとした線になるならけものっ娘だよね! という謎理論により、耳としっぽが生えたふたなりっ娘に。この段階では、肌の一部分にも毛を生やそうと考えてたので、筆ならふさふさ感を出すのに丁度いいと思ってたらしい。
筆ツールで描いててなるほどと感じたのは、下描きとして描いてた線をぺたぺた塗り替えるように微調整していけるので、それをそのままペン入れ済みのものとして進められるということ。楽だ!
……それにしても! 涙を流しながらの反抗的な目! しかもよく見るとイカされちゃった後なんですねぇ! どんな気持ちなの? ねぇねぇどんな気持ち!? 私的には最高です!
そして褐色路線。そもそも褐色自体が素敵なのに、けもっ娘の褐色となればそれはもう別格の良さがあると言わざるを得ない。
色を塗りながら気づいたのが、バケツツールでザバッと塗っても、線がぼやけてるんで境界の認識が甘くなって結構な塗り残しが発生するということ。しかも、筆で描いた線って、実は半透明な部分なんかが残っているので、線の下にも塗った色の影響が出てきたりするのでそこをどうするかにも気を回す必要が出てくる。楽じゃないじゃん!
本当はただの筆ツールのテストなのでキャラ描いておしまい!って予定だったんだけど、どうももうちょっと描いてみたい欲が出てきて、なんとなく背景っぽいものも付け足してみることに。このせいで大変な目を見るのだ……。
背景にちょこっとテクスチャを描いてみてもう後悔し始めてるところ。あ、これ結構時間かかるんじゃね? そんな心の声が聞こえてきそうですね(遠い目)
案の定、めっちゃ時間かかった後。石造りの壁ってどうやって描けばいいの……とかって手が止まるたびにググっていろんな画像を見てみるなどして時間が溶ける溶ける。力を入れるべきはそこじゃないんだよなぁ! いや、わりといい感じにできた気がするけども!
で、けものっ娘ちゃんのディテールを詰めたり、塗り残してた部分を埋めたりして……
あんだけ頑張った背景、最終的にぼかすんかい! みたいな。あくまでも、メインはふたなりけものっ娘なのでね! 彼女の悔しそうな顔が引き立つなら、私は心を鬼にしてでも時間をかけて描いた背景をぼかすよ!
それにしてもこの絵、描き始めはかなりいい加減な気持ちだったので、最近のトレンドから程遠い絵になっちゃってるんだよねぇ……。とはいえ、キャラの線を筆で描くことやら石造りの質感やら得たものは色々あるのでこれはこれでヨシ! おつかれ! 解散! 次だ次!