(SSあり)EX006_これから圧倒的体格差でボコる長身格闘青年 (Pixiv Fanbox)
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江藤真司の人生は、途中までは順風満帆であった。中学から始めたボクシング。身長170㎝と体格はそこまでではないが、明け暮れていた喧嘩で無類の強さを誇った真司はそこで一気に才能を開花させた。あれよあれよと上への道をかけあがり、二十歳のころにはライト級の王者にまでなった。だがそこまでだった。
王者になった数か月後、仲間を集めた飲み会で泥酔した挙句暴れだし、止めようとした一般人を完膚なきまでにボコボコにした。それがSNSで炎上して大問題になりボクシング界を永久追放。やさぐれた末に手を出した違法スレスレのギャンブルで見事にカモとなり、五千万近い借金を負ってしまったのだ。
(くそっ、くそっ、こんなはずじゃ……)
ボクシングを失った真司にはとても返せる金額ではなかった。借りたところが借りたところなので踏み倒すこともできない。土下座までした真司に、裏の金貸しは一つの条件を出した。
「――”地下闘技場”のチャンピオンと勝負して勝ったら、借金を帳消しにしてやる。ルール無用の賭博試合だ。体重の制限もない。ああ、だが武器は禁止、素手だけが条件だ」
漫画の中にしかないと思っていた世界は知らないだけで実際に存在した。その日から1か月、真司は昔の感覚を取り戻すために死に物狂いで練習をした。現役の時さえここまではしなかった。だが今回は五千万の試合。生きるか死ぬかが決まってくるのである。なんなら現役の時より仕上がったくらいだ。
「ふーー……」
真司は長く息を吐く。この通路の先に地下試合のリングがある。既にアナウンスや観客のざわめきがやかましく聞こえており、真司は試合前特有の高揚状態になっていた。
(ぜってえぜってえぶっ殺す……! 誰だろうと絶対……)
相手の情報は真司には知らされていなかった。だが真司はライト級とはいえボクシングの頂点に立った男。相手の方がでかかろうが重かろうが、結局表じゃ戦えない奴らだ。必ず相手をぶちのめす自信があった。そこで大きくアナウンスが響く。
「さあ~今回の挑戦者は! なんと元ボクシングライト級チャンピオン!! 江藤~~~~真司~~~~!!!」
通路を走って抜けた先は、地下にしては広大な空間だった。薄暗くて全貌は見えないが、真司が若い時よく試合をしていたホールより少し小さいくらい。だが観客はほぼ満員で、座っているのは誰も彼も羽振りのよさそうな金持ちばかり。”そういう”世界なのだと思い知らされる。中央ではリングが天井からのライトでギラギラと照らされていた。リングの床までは高さがあるが、スロープや階段なんてものは用意されていない。真司はロープをぐっと掴んで体重をかけると、その反動を使って床に飛び乗る。ロープをくぐってリングの中に入った。観客のヤジやざわめきの中、アナウンスが響きわたる。
「そして~~~~!! 数多のチャレンジャーを地獄に落としてきた男! 地下闘技場のディフェンディングチャンピオン!! 炎磨~~~~~!!!」
観客の声が一気に興奮したものへと塗り替わる。まるで元チャンプの真司が前座とでも言うように。真司は少しイラつきながらも、相手が出てくる通路の方を見つめた。人影が見える。ギラギラと照らされるリングからでは見えづらいが、近づくにつれその姿がはっきりとしてくる。
「は……?」
真司は自分の目を疑った。観客席の間の通路を悠然と歩いてくるその男。が、とてつもなくでかく見える。椅子に座っている観客の頭の高さには、何と男のひざがあるのだ。錯覚か? と真司はいぶかしむが、男がリングの近くにまでくるともう確信するしかなくなった。真司はその男をまっすぐに見た。見ることができたことに驚いた。今真司はリングの上に立っているのだ。その高さは100センチ以上。そこからならやってくる相手は絶対に見下ろす形になり、近づくにつれそれは顕著になる。なっていたのだ。だが、今、真司は、その男の顔を、ほぼまっすぐに見ているのだ。
「なんだ、ひょろっちいな」
地面に立ちながらリングの上の真司と向かい合った巨大な男が、最初にかけてきた言葉がそれだった。男のでかさにおののいていた真司が慌てて怒鳴り返す前に、その男はリングの床に足をかける。真司の胸ほどの高さがある床を、まるでちょっとした踏み台かのように。そしてぐっと男が体重をかけるとリングそのものが傾くようにきしんだ。次の瞬間男の体がぐわっと持ち上がり、真司は反射的にそれを見上げた。男は真司の胸の高さほどもあるロープをくぐることなく、そのとてつもなく長い脚でまたいでリングに入ってきた。観客の歓声が最高潮になる。そして真司は眩しいライトの下でその男と真正面から向き合った。
(あ、ありえねえ、だろ……)
同じ高さで向かい合うとその男の大きさがはっきりとわかる。2mどころではない。2m50でも足りない。なにせ真司の頭がその男のみぞおちにも届かないのだ。真司の目線の高さにあるのは、何とヘソだ。
「は~、今回はこんなちっちぇえやつかよ。相手になんのか?」
呆れたようなため息と共に、挑発が頭上から降ってきて真司は勢いよく顔を上げた。ほぼ真上を見るようにしてようやくその男の顔が見える。燃えるような真っ赤な髪。真司よりまだ2、3歳は若い顔が小ばかにした表情で真司を見下ろしている。現役の時、試合相手にこんな態度を取られたら真司は黙ってはいなかった。だがこの炎磨という男は、背だけではなくガタイもとてつもなくでかかった。
(なんだ、この、身体……)
真司もボクサーのほかにも、格闘技であれば柔道やMMAの選手の身体を数多く見てきたが、それでも、たとえ身長が同じぐらいだったとしても、目の前の男ほどではなかった。顔を上げると否応なく目に入るのが大きく張り出た大胸筋だ。筋肉がぎっちぎちに詰まっているかのような重量感に、片方だけで子供の肩幅ほどはありそうな広さ。その肩幅といえば圧倒的で真司の倍ほどはありそうだった。山のように連なる僧帽筋は、身長差とせりだす胸板のせいで真司の位置からは見ることができない。大ぶりのメロンが入ったような丸い肩からは筋肉が絡みついた極太の腕が生えており、その太さと長さは真司の脚を軽く超えている。少し開いた腕の隙間から広背筋が大きく張り出し、腹筋はまるでレンガでも埋め込んでいるかのようにボコボコとせり出してこぶ一つ一つが深い影を作っている。リングのロープを軽々とまたいだ脚は長いのはもちろんのこと、その体を支えるべく筋肉がみっしりとついていた。
「ビビっちまったか?」
真司がはっと顔を上げると炎磨がニヤニヤとしながら見下ろしている。その態度にカッとなった真司は高いところにある炎磨の顔をにらみつける。
「はっ、すぐにひざつかせてその顔に拳ぶち込んでやるよ」
「威勢だけにならないといいけどな」
そうして再びアナウンスがあって、ゴングが鳴った。審判はいない。素手のみのルールにそんなものはいらないからだ。すぐさまファイティングポーズを取る真司と対照的に、炎磨はその場から動かず、見下すような笑みをたたえたままだ。
「……あ? 構えろよ」
「ん、殴って来いよ」
「は?」
「ハンデだよハンデ。フツーにやったらお前なんて瞬殺だから、見せ場くれてやるって言ってんだよ」
ブチっ、と真司の中で何かが切れる音がした。舐められている。仮にもボクシングのチャンプだった男が、自分よりも若いだろう男に。
(殺す………殺す殺す絶対に殺す!!)
真司は拳を強く握りしめた。ボクシンググローブをつけていないボクサーのパンチは、もはや凶器だ。顔に当たればたやすく顎を砕き、腹への鋭い一撃は内臓をつぶす。だんっと床を蹴って真司は一気に炎磨に近づいた。
「後悔すんなよでくの坊があ!!」
頭の高さに振りかぶった拳が、炎磨の腹に槍のように突き刺さる。炎磨の体が折れ曲がり、先ほどまで不快な笑みを作っていた顔が一気に苦悶の表情に塗り替わる。はず、だった。
“ドムッ”
まるで車のタイヤを殴ったかのような感触に、真司は一瞬混乱した。全力だ。元ボクシングチャンプの全力のストレート。それが炎磨の腹の表面で完全に止まってしまっている。
「もしかしてそれが全力じゃねえよな?」
上から降ってくる声に真司の背筋がぞわっと震えた。失望と怒りが混じるような声の重圧に、上を向くことすらできない。
「う、お、おおおおおおおおおお!!!!」
真司は叫びながら、死に物狂いで炎磨にパンチをたたき込んだ。ストレートにフック、アッパー、正面も脇腹も殴りまくった。だが炎磨はそのラッシュを意にも介さず、ただ突っ立っているだけで受けとめていた。
(ありえねえ! ありえねえなんなんだよコイツ!)
「くそっ! くそっ!」
自分の全力のパンチが全く効いていないことに真司は焦っていた。パンチをたたき込んでいるのは真司の方なのに、だんだんと拳が痛くなってくる。何十発ぶち込んだだろうか。炎磨がはー、と長い息を吐いた。
「もーいい、飽きた」
「このっ……! このっ……!」
しかし一心不乱に殴り続ける真司は止まらない。炎磨はそれを上から見下ろすと、チッと舌打ちをしながら右腕を上げる。瞬間、真司は反射的に飛びのいた。だがその右腕は真司に向かうことなく、炎磨の頭の後ろをがりがりと掻いただけだった。それだけでも力こぶが恐ろしいほどもりもりと盛り上がっている。
「はあっ、はあ……」
「元チャンピオンっつってもこんなもんかよ。がっかりだな」
普通ならこれでブチ切れる真司だが、あれだけパンチをぶち込んでも息一つ乱さない炎磨を見るとそうも言ってられなかった。攻撃が全く通じない相手にどう戦えばいいのか。しかも向こうは真司の倍、いやそれ以上のウェイトと筋肉を搭載している巨人だ。あの極太の腕で放たれるパンチは、ガードすら簡単にぶち抜くだろう。
「せいぜいいたぶってやっかな~」
(どうする、どうするどうする)
ずし、と40センチを超える足を踏み出して炎磨が詰め寄ってくる。炎磨のその身長に見合う腕のリーチの長さからするとサイドに逃げる道もない。下がってもすぐロープに触れる。焦る真司の目に入ったのは、今まで無意識に目をそらしていた、炎磨がはいている赤と黄色の派手なリングスパッツ。本人サイズで特注で作られたそのスパッツの真ん中は、炎磨の持つだろうブツによって恐ろしいほどに盛り上がっていた。ルールは素手のみ。他に反則はない。
(――あれしかねえ!)
相手が油断している今しかない、と真司は勢いよく床を蹴った。右腕を振りかぶってボディブロー気味にパンチを繰り出す先は、スパッツを異様に盛り上げている股間部分――つまりは金的だ。どんな男だろうとここを強打されたら悶絶しないわけがない。その上元チャンピオンのパンチの威力。近づいてくる炎磨にカウンター気味に放ったそれは確実に股間へと命中した。
――ズムッ
股間は――というか陰茎と陰嚢は、筋肉ではない。だから鍛えることはできなくて、だからこそ弱点といわれる場所だ。そこに真司はきっちりとパンチを打ち込んだ。だがその感触は異様だった。まるでゴムの塊のような強い弾力。真司は拳を押し込もうと力を入れ続けているが、ぎっちぎちに肉の詰まったそのチンコは、むしろその拳をぶりんと弾きかえさんばかりだ。
「――いい度胸してんじゃん」
上からの声に真司が離れようとしたが、一歩遅かった。炎磨の手が真司の首をつかむ。真司は振り払おうとしたが30センチを超える大きな手と極太の腕はびくともしない。
「そーら」
「うあっ、あっ……!!!」
片手で首をギリギリと締められながら真司はまるで人形のように簡単に持ち上げられ、強引に炎磨と目線を合わせられる。体重制限もないため70kg近くある真司を炎磨は片腕一本で宙に浮かしていた。
「はなっ……せっ……」
真司はバタバタと暴れるが、もがく足は床から1メートル近い高さでむなしく宙を掻くだけだった。首を絞める指をはがそうにも、万力のような力で締め続けるロープのように太い指はびくともしない。
「すぐ殺したらつまんねーから、まずはかるーく一発、な?」
そうして炎磨は反対の腕を上げると、見せつけるようにゆっくりと曲げる。ただでさえ丸太のように太かった腕がぼっこりと盛り上がり、上腕二頭筋がメロンでも入れているかのように盛り上がる。
(あんなんで殴られたら……死ぬ……!)
ゾッと血の気が引いた真司だが、どれだけ暴れても炎磨の指は一本たりともはがせない。蹴りを入れようにも足は宙を掻くばかり。吊るす炎磨の腕が真司の脚より長いのだ。炎磨は観客にこれからの処刑を見せつけるようにゆっくりと一回転すると、ぐっとこぶしを握りなおす。
「腹に力入れとけよ?」
「―――っ!!」
受けるしかないと覚悟した真司は必死で腹筋に力を込める。ググッと真司の腹筋が浮き上がるが、炎磨のものと比べれば紙のような薄さだ。炎磨はそれを見下したように笑うと、その腹筋に、炎磨としては本当に軽くパンチを繰り出した。
「ぐぉほっ………!!!」
衝撃が背中を突き抜けるほどのパンチが真司を襲った。一度だけ食らったヘビー級ボクサーのパンチすら軽くしのぐ威力。真司の腹筋は壁にすらならずたやすく破壊され、内臓がまとめて押しつぶされる。首だけ固定されたままパンチの衝撃で真司の体はくの字に折れ曲がる。もしこのまま手を離されたら真司はすぐさまダウンどころかリングの外まで吹っ飛んでいただろう。
「ひゅっ……ふ……」
「おいおい、マジでこんなんでダメなのかよ」
すでに息が絶え絶えの真司の腹を、炎磨は拳でぐりぐりとなじる。それすらジャブを受けているようなパワーであり、吐き気が絶え間なくこみあげてくる。
「次は……もうちょい強めに、フックでもいってみっか?」
真司の頭にリアルに死の文字が浮かぶ。軽く、といったパンチでこれなのだ。それより強くフックなんてくらったら内臓破裂どころでは済まない。もう真司の頭に勝つとか借金とかそんな考えは一切なかった。
「ま……まいった……助けて……くれ……」
一度もしたことがない、情けない弱弱しいギブアップ宣言だった。元チャンピオンとしてのプライドも格闘家としての意地も全部全部投げ捨てたうえでの懇願。だが炎磨は真司の首を握る力を緩めない。むしろ強めていく。
「あぐっ……!」
「何勘違いしてんだ?」
ゆっくりと炎磨の腕が下がる。下ろされる? と真司が思ったのもつかの間、炎磨の腕は急激に持ち上がり、手が離され、勢いそのままに真司は上にぶん投げられた。
「うあ、ああああああああああ!!!」
炎磨のパワーはすさまじく、70kgある真司があっという間にリングの上数メートルまで飛んでいく。天井付近のライトギリギリになるとようやく上昇が止まり、一瞬止まった真司の視界にはホールの全景が真上から見えた。そして上昇が止まった真司は今度は重力に従い勢いよく落ちていく。もちろん、こんな高さから落ちたら間違いなく死である。
「――あああああああ……」
真っ逆さまに落下した真司は、頭からリングの床に激突する。その50センチほど手前でビタッと真司の落下は止まった。
「はっ……はっ……はっ……」
「ははっ、きったねえ叫び声あげやがって」
訳が分からない中、真司はそのまままた上へ上へと持ち上がっていく。足首の圧迫感と上下逆さまのまま何とか上を見た真司は激突を免れた理由を察した。炎磨が真司の激突直前に真司の足首をつかんで急激に勢いを殺したのだ。ぶらぶらと真司を左右に揺らして弄んだ炎磨は、逆さまになり膝も覆えていない真司のボクシングトランクスをその怪力で破り取った。
「ははっ、ちっせ」
炎磨があらわになった真司のチンコを指先でピンと弾く。それだけでチンコが吹き飛んでしまうような激痛。縮こまっているとはいえ男としては割と大きいサイズなのだが、炎磨の太く長い指と比べれば赤ん坊のようなサイズだ。そしてそれは指だけではない。炎磨が足首をつかんでいる腕を少しずつ下ろす。真司の目の前にあったあざ一つない腹筋が降りていき、視界一杯に現れたのは、炎磨の派手なファイトショーツだ。そして真司が拳を打ち込んだ時より、明らかにその容積が増している。ギチギチと悲鳴が聞こえてきそうな膨らみ、それを炎磨がぐにぐにと揉みしだく。炎磨の巨大な手でも握りきれない大きさなのに、まだ勃っていないのだ。
「お前のちっせえのの何倍あると思う?」
炎磨は真司を吊り下げたまま、反対の手で真司の後頭部を掴むとそのまま自分の股間に押し付けた。ツヤのある布地を突き抜けて届く熱さと匂い。真司は反射的に膝に手を突っ張って離れようとするがそんな抵抗ないかのように炎磨は真司の顔を股間に押し付け続ける。
「どうだ? 俺のチンコは?」
「んぐっ……むぐっ……」
チンコ越しになんとか空気を確保している真司の顔への圧迫が急に強くなる。炎磨のチンコがさらに大きくなっているのだ。離れようにも後頭部は抑え続けられており、膨らむチンコに耐えきれず真司の顔がミシッ、ミシッと悲鳴を上げ始める。
(チンコに……潰される……!!!!)
真司の鼻がメシャッと潰れかける直前にようやく炎磨が真司の後頭部を解放した。真司が息を吸おうとしたその瞬間、ファイトショーツを破って飛び出てきた巨大な肉の棒が勢いよく真司の顔を打つ。パンチが直撃したかのような衝撃に真司は一瞬意識を飛ばす。
「あ~あ、もたなかったか」
よくあることだといわんばかりに炎磨が残りのショーツを破り捨てる。ビタンと炎磨の腹に張り付いたチンコは、なんと真司の顔よりはるかに大きかった。20センチどころか30センチを軽く超えるサイズ。太さも子供の腕ほどはあり、目のあたりにした真司は一瞬痛みも忘れてぽかんと口を開けてしまった。炎磨が真司を少し上へ浮かせながら足首から手を放し、がっと両手で腰を握りなおす。その軽い掴みさえ真司にとっては胴がねじ切られるかと思うほどの強さだった。そのまま真司を持ち上げて上下逆さのまま視線を合わせた炎磨はもはやおもちゃを扱うかのような目で真司を見ている。
「最初に言われたよな? ルールは素手のみ、って」
「ゆ、ゆるし……」
「だからさあ、お前をここでボコボコにしようが殺そうが、反則でも何でもないってわけ。もちろん……お前でヤるのも、な?」
「ひっ……!」
「まずは……そのまま突っ込んでみっか」
腰をつかむ炎磨の腕が下がっていく。下を見た真司の目に映るのは既にカウパーをどぷどぷと吐き出しながら、真司を待ち構える巨大なチンコ。太さも長さも異次元で、もはやしゃぶるとかそういうレベルではない。
「む、無理だ! こんなでかいの……」
「無理じゃなくてな」
頬をべちゃべちゃとカウパーで汚しながらも顔を動かして逃れようとする真司の口に、炎磨が力づくで亀頭を押し込む。握りこぶしほどもありそうなその亀頭が無理やり口に押し込まれた瞬間、真司の顎は変な音を立てながらあっさりとはずれた。口の中が亀頭だけで一杯になり、真司は呼吸もおぼつかなくなる。炎磨の死刑宣告だけが、最後に真司の耳に入った。
「ぶち込む、んだよ」
「~~~~~~~~っ!!!」
その怪力で、炎磨がぶち込んだチンコは真司の喉を広げながらなんと鎖骨あたりまでぼっこりと形を作った。まるで真司をオナホのように扱うパフォーマンスに観客は熱狂する。その後たっぷり1時間真司でオナニーを繰り広げた炎磨が去った後のリングは炎磨の精液で真っ白に染め上げられ、その真ん中には口と尻からどぽどぽと精液を垂れ流し続ける真司が無残な姿で横たわっていた。
炎磨
身長272cm、体重320kg。裏闘技場のディフェンディングチャンピオン。身長だけで人間の1.5倍近い身体にそれ以上の筋肉を満載しており、たとえ相手が格闘技のプロだろうと彼にとっては子供とじゃれているようなものである。定期的に訳アリの人間とリングで試合を行い、その圧倒的な体躯で一方的に相手をボコボコにし、さらに30センチを軽く超える巨根で犯すことで裏のセレブ達に娯楽を提供しながら自分もストレスや性欲を解消している。出自は一切不明。現人類で一番背の高い男だが、裏の偉い人によってその存在を秘匿されている。