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 というわけで「服に見合う身体」でした。体格差ものですね。



 これは「いじめられっ子が成長して仕返し」という王道的なお話の流れではあるのですが、その「成長」にどういうアイディアを突っ込むかがまたバリエーション豊かなところだと思うんですよね。この話の場合は「着た服と同じサイズになる」でした。


「服に着られる」って言葉がありますよね。まあ要するに人と服が合ってないってことなんですが、その場合服を合わせるのが普通ですが、人の方を合わせたら(=服に合う身体に変えちゃう)いいのでは??ってなったのが今回のお話の元ネタです。人間が服に合わせるので「服を着る」ではなく「服に着られる」って意味も入れました。(ちなみに、その服に精神も引きずられてしまうっていうボツ設定もありました)


主人公は安土風真(あづちふうま)くん。身長154センチのチビですが顔だけはいいので女子から人気、それが原因で男子のやっかみを受けいじめられてた男の子です。身体の説明もたくさんするのですが、今回も一人称視点なので成長前も成長後も鏡が大活躍でした……!もう一人称で自分が大きくなるタイプの話では鏡が必須ですね……!!(ちなみに成長後は身長215センチぐらいを想定してます。でかい。)


三人称視点とかだとそういうこと考えなくていいのですが、今回は一人称で「でかくなったときの動揺や視点が違うことの驚きや自身がでかくなったことによる気分の高揚」をたくさん表現したかったので一人称にしました。あとリアリティの話でもしましたが、今回は「いきなり背が高くなった時の視界」については結構頑張れたかな~と思います。冷蔵庫の上の埃を見るのとか憧れですよね。あとは鏡に映らなかったりとか膝曲げたりとか、そういうでかいことでの不便とかも結構書けたのではないでしょうか。


ただ宮前をボコしたりしゃぶらせたりしたとこはちょっともったいなかったかな~とも思いました。こういう「圧倒的な力で好きにされる」ってとこは三人称とか宮前視点とかの方が合いそうですね……ざっくりいってしまえばこのでかい男がいじめっ子をぼこぼこにしてしゃぶらせるってのは「弱肉強食」と同じような展開なのですが、あっちは三人称視点ですね。みなさんはどっちの方がよかったでしょうか?


そして最終的にまた風真はあの店にいき、もっとでかい服がないかを聞く……ってところでお話は終わりです。この後風真はもっとでかい服を買えるのか。そしてもっとでかくなれるのか……というのを想像してもらえればと思います。ちなみに「寝袋……?」と思ったら靴下の片方でそれに合わせてめちゃくちゃ巨大化する……!!というネタもあったのですがちょっとぶっ飛びすぎですね。


こういう感じでした。まただいぶ散らかったあとがきになってしまいましたが、「へーあそこそんな風だったんだ~」とかちょっとでも楽しんでいただけたらうれしいです。


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