「バラけてる」感 (Pixiv Fanbox)

絵でも動画でもそうですが、画面内にキャラクターをどう配置するか、というのは悩みどころの一つです。必ずしも真ん中に置けば良いというものでもなく、画面内のバランスを見て最適な配置を探す必要があります。

この動画では、奥行きの異なる3人（3本？3体？）のキャラクターが配置されています。一番近くにあり大きく見えるキャラクターは右に配置しています。試しに真ん中に置いてみましょう。

一番見せたいものを真ん中に置く、いわゆる「日の丸構図」に近い形ですね。これはこれでアリかもしれませんが、やや普通に見える気がします。題材が題材なので、もう少し奇妙な雰囲気を出したいところです。次は2番目に大きいキャラクターを真ん中に配置してみましょう。

画面上の見た目の大きさ順に並んだことで、草花が自然に生えているような印象が薄れ、少し奇妙な雰囲気が出てきました。これもこれでアリです。もう少し、自然にバラけている感じと奇妙な雰囲気の良いバランスは無いでしょうか。

良い感じになりました。というわけで、この動画ではこの並びになっています。

画面上の配置やデザインには多くの選択肢があり、その作品を見た時に持ってほしい印象など考えるべきことも多くあります。今回は奥行きの異なるキャラクターを3人（3本？3体？）配置しましたが、距離感はこれで良いのか、数は3人（3本？3体？）で良いのか、増やすべきか減らすべきか、なども考えられる点でしょうか。

こうして、ああでもないこうでもないと悩みながら、画面内のキャラクターの配置を考えていたりするのでした。