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Skeb依頼より。


原作:アサルトリリィ

キャラ:一柳梨璃




シチュ:男子にもリリィの適正が見出されるようになったif世界。一柳梨璃と付き合っている男子生徒は、近ごろ天井知らずに強まっている彼女の性欲を心配していた。友人に相談したところ「五田先生が梨璃に特製ラムネとやらを差し入れしていた」という情報を得る。


男子リリィは実践レベルに達してないという世間の常識を一変させるほど強かった五田。その後の男子リリィが続く道を開拓した立役者の一人だが、普通の人間とは常識がずれていた。


リリィの適正を図る上で重要なスキラー数値が上がる代わり、飲んだ女の子の性欲が強くなってしまうラムネを梨璃に飲ませていたのだ。


発情メスになってしまった梨璃を鎮めるため主人公は1コ下の可愛い彼女を抱きつぶす。


注釈:この世界では男子の中にも数は少ないがリリィの適正を持つ世代が生まれ始めたという設定です。偉い人たちは優秀なリリィを掛け合わせて次世代のパーフェクトリリィを造りたいと考えているので、リリィ同士の性行為は基本的に黙認しています。


ただし、妊娠や子作りで戦力が減るのは看過できないので生えっちはリリィ引退後に改めて行うこと、戦場に現役で立ち続ける10代のうちは避妊しろと言われています。


原作でも強化リリィ周りの設定見ると、あの世界かなりリリィの人権が無視されてるので、男からも実用レベルのリリィ出てきたら優秀なオスとメスを一箇所に集めて交配相手を選ばせるノリで生活させそうだなぁと。


本文


     1



 私立百合ヶ丘学院男子寮。その一室に早朝から淫靡で不穏な気配があった。


 くちゅり、くちゅりと静かな水音が部屋に広がる。


 この異変にベッドで寝ている伏山樹はまだ気づかない。水音が発生する場所――彼の股間から駆け上がってくる快感に僅かばかり眉根を寄せ、その刺激に耐えながら眠り続ける。


「じゅぷ……んっ、んふぅ」


 一方、その音の源である一柳梨璃は樹の股間に顔を埋めたまま、自分の口の中で育っていく肉棒の味を楽しむように唇を動かしていた。


 先端から滲み出るカウパー液を舌先で舐め取り、喉の奥へと導く。すると、ビクンッと樹のペニスが大きく跳ねた。


(あぁ……)


 脈動する肉茎の動きに梨璃はうっとりとした表情を浮かべる。私の初めてを捧げた逞しいおちんちん。私の腟内を隈なくタッチして、恥ずかしい声が我慢できない場所を全部暴いてしまった、いけないおちんちんさん。愛しのおちんちんが硬く、大きくなっていくことに恍惚の表情を浮かべつつ、梨璃は口をすぼめて亀頭を強く吸い上げる。樹の腰が浮いた瞬間を見計らい、一気に根元近くまで呑み込む。頬裏に擦れるカリ首の感触にゾクゾクしながら頭を前後に動かし始めた。


「んぶっ! じゅぽぉ!」


 卑猥な音が部屋に響く。梨璃の口から唾液混じりの樹の先走り汁がこぼれ落ちる。それを拭うこともせず、ひたすらに奉仕を続ける。


「あっ……んっ、んむぅ」


 一心不乱にしゃぶりついてくる梨璃の姿を樹が見れば、感に堪えないことだろう。寝ていることが実に惜しい。普段は可憐な美少女といった雰囲気を持つ梨璃だが、今はそんな様子は一切感じられない。飢えた獣のように樹の男性器を貪っている。頬をすぼめ、ベコッと凹ませた口肉で肉棒をサンドして扱き上げる姿は、オスの器官を引っこ抜こうとしているかの如し。


 ジュポジュポッという下品極まりない水音と共に、梨璃の唇からは泡立った唾が飛び散っていた。


「ぷぁ」


 梨璃は一旦、顔を上げた。肉棒をバキュームし続けた息苦しさで、その瞳は潤み、頬は紅潮していた。顔を上げたのはただ息継ぎの為ではなく、自分の口の中で膨れ上がった肉竿の様子を確かめる為だった。


「すごい……もうこんなに大きくなってます」


 己の成果に驚く梨璃は、そのまま顔を近づけると再び口に含んだ。


「んふぅ――ッッ」


 今度は最初から喉奥へ押し込んだ。喉を突かれえずいてしまう限界ギリギリの深さまで肉棒を押し込む。


 再突入した梨璃の口内の熱さに驚いたのか、樹は身体を大きく震わせた。その反応を無視して、舌を肉筒の側面に押し付ける。獲物を締め付ける蛇のように舌をチンポにまとわりつかせた。そうしてカリ首や裏筋のようなくっきり、はっきりした段差はもちろん、細かな凸凹まで知覚できるくらい神経を研ぎ澄ませて舐り回す。


「なにしてるんだ」


 先端を重点的に攻めるやり方に変えようかとしていたときだ。股間の異変で目覚めが樹が梨璃に声をかける。


「おはようございます。起きたんですね」


「こんなことされていつまでも寝ていられるか」


 もっともなことを言いながら樹が上体を起こした。彼は自分の肉棒にむしゃぶりついているピンク頭を優しく撫でる。


「どうですか? 気持ちいいです?」


「悪くはない」


 樹は少しひねくれた答え方をする。実際のところとても上手かった。梨璃のフェラチオは絶妙だ。亀頭の裏側を丹念に擦られれば、思わず腰を引いてしまうほど気持ちよかった。だが、それを認めるのも何となく悔しくて、つい意地悪なことを言ってしまうのだ。


「ふふふ」


 梨璃は微笑む。その笑顔は天使のようで、しかし同時に小悪魔のようでもあった。


 出会ったばかりのころとは少々違う笑顔。あの頃はまだ純真な笑顔の裏に、ほんのりと年頃らしい性への興味関心が見え隠れする程度だったが、今の梨璃にはハッキリとした欲望の影があった。


 樹はその顔を見て確信する。梨璃は変わった。彼女は、より強く性欲を発現させるようになった。それを教えたのは俺か? 自問する。彼女を初めて抱いた男は俺なのだから無関係でないだろう。だがしかし、と樹は答えを留保する。それにしても最近の梨璃は性欲の昂りを抑えられていない。まるで発情期が来た獣のようだ。


「じゃあもっと頑張りますね」


 梨璃は決意も新たに再び肉棒を口にする。


 亀頭冠を舐りながら頭を上下させ始めた。


「くっ……うぉ!」


 いきなりペースアップしてきた梨璃の動きに、樹は腰が引けそうになる。それを察してか、梨璃は樹の腰に腕を回してがっちりとホールドした。


「んぐ……んん……じゅぶぅ……」


(おっきぃ……)


 いまや樹のペニスは完全に屹立している。パンと張ったエラを唇で刺激しながら、これが私のおまんこのナカで引っかかったら気持ちよくされてしまうのかとリアルな想像をしてしまう。そうすると、彼に触れられてるわけでもないのに下腹部が自発的に湿り始める。じゅわっと染み出した愛液の感触に頬を緩めつつ、梨璃は樹の生殖器を嬉しそうに頬張っている。


「じゅぷ……じゅぽっ……んんっ」


 梨璃のストロークが激しさを増す。亀頭が喉の奥を叩く度に、梨璃の瞳に涙が浮かぶが、決して口を離そうとしない。むしろ、更に深くまで飲み込もうとしていた。樹が苦悶の声を上げるが、梨璃は気にせず頭を動かし続けている。やがて、樹の腰が痙攣を始めた。


「出すぞ!」


「ふぁいっ♡」


 樹が叫ぶと同時に梨璃は動きを止めた。そして、口をすぼめて、射精を促すように亀頭を吸い上げる。


 勢い良く飛び出した精液が梨璃の口内を満たしていく。熱い液体を彼女は喉を鳴らして嚥下していった。


 射精が終わり、樹が腰を引くと、梨璃は名残惜しそうに肉棒を解放した。梨璃の口元からは白濁色の粘液が垂れており、口の中はザーメンまみれだった。


 梨璃は口の中のものを飲み込むと、口の端についたものを指ですくって舐め取る。


「とっても美味しいです♡」


 弱アルカリ性の精液は口に入ると苦い。飲んでも美味しいはずはないのだが、恍惚のメス顔で精液まみれの指をチュパチュパする彼女の顔から、お世辞や誤魔化しの兆候を読み解くことはできない。


 梨璃はベッドの上で膝立ちになり、スカートの裾をたくし上げた。


 露になったショーツはクロッチ部分を中心に大きなシミができていた。


「わたし、濡れちゃいました」


 梨璃は下着のクロッチ部分をずらしながら、甘えた声で言った。


「お願いします。樹さんの、おっきくて太いので、わたしのこと、めちゃくちゃにしてください」


 異論など、あるはずもなかった。


「樹さん、これ、すっごく恥ずかしいです。でも、樹さんが喜ぶなら、頑張ります。えへへ、いっぱい、可愛がってくれますか?」


 樹は梨璃の服を脱がせる。ブラウスのボタンを外すと、その下にはブラジャーをつけていなかった。薄いピンク色の乳首が、外気に触れ、ツンと勃起していた。


「もうこんなになってる」


「あっ……」


 樹は両手で乳房を揉みほぐした。柔らかい胸が男の手に合わせて形を変える。その感触を楽しみながら、親指と人差し指の間に梨璃の乳首を挟んだ。


「んん――ッ」


 コリコリに硬くなっていた。梨璃の吐息に熱がこもる。


 手に力を入れると彼女の喘ぎ声は一オクターブ上がる。


「あっ! あっ! はぅっ!」


 梨璃の胸は特筆するほど大きくはない。だが形と感度が良い。今もこうして軽く摘んだだけで面白いくらいに反応する。


 樹は片手を胸に残したまま、もう一方の手で梨璃の下腹に触れた。


「あっ、そこ、弱いんです」


 樹の手が、梨璃の一番敏感なところを捉えた。


「はぅ!」


 恥丘を撫で、クリトリスを探り当てる。


「ああぁっ! だめぇ、そ、そんなとこ、さ、さわっちゃダメです」


 樹は梨璃の反応を楽しむ。彼女の言うとおり本当にダメなのか、それとも別の何かを隠しているのか、確かめるためにさらに大胆に触れる。


「ふぁぁっ、あぁぁぁ……」


 割れ目全体をなぞるようにして触れる。そのたびに梨璃はビクビクと震えた。


「ここがいいのか?」


「あんっ……あ、は、はい……っ、その、気持ち、いいです……」


 梨璃は恥ずかしそうに真っ赤な顔を俯かせる。その返事を聞いた樹は、さらに激しく攻め立てる。


「はぅ……ふぁ、んぁぁ……っ、あ、あ……ッ、あ、だ、駄目です……きもちよすぎて、おかしくなっちゃいます」


 樹は右手をさらに深く秘所に伸ばしていった。


「んぁぁ!」


 膣内に中指を入れる。すでに潤みは充分。軽く押し込んだだけで指は根本まで呑み込まれる。梨璃の身体は抵抗なんてしない。恋人にたくさん触れてもらい、気が遠くなるほど気持ちよくしてもらいたいと恭順の意を示す。


「すごいな」


 指を曲げてざらついた粘膜を擦る。


「あはっ、ひゃうぅ、はっ、あう」


 樹は二本目の指を入れた。今度はゆっくりと出し入れをする。そのたび、ちゅぽ、くぽっと空気と愛液が混ざる音が出る。「あ、ん、はあ、んん……くぅ」


 三本目が入ろうとした時、流石に圧迫感を感じたのか、梨璃が眉をひそめた。


「まだキツイか? もう少し慣らしてからにするか」


「だいじょうぶです。早く樹さんのを入れて欲しいからぁ♡ いっぱい触って拡げてください♡」


 樹は指を抜いたり入れたりを繰り返しながら徐々に指を埋め込んでいく。梨璃はそれに合わせて腰を揺らめかせながら受け入れる。やがて樹の指は付け根まで埋まり、内壁を押し広げながら、ゆっくり前後に動かす。


「はぅ、ん、ん、ふぅぅ……!」


 しばらく動かし続けると慣れてきたのか声の調子が変わった。樹は膣内に埋めた指を開き、バラバラに動かす。


「ふあ……は、んあ……うあぁ!」


「どこが気持ち良いか教えてくれ」


「わ、わかりません……あふ、んん!」


「それじゃ解らないだろう。もっとはっきり言ってくれ」


 わざとらしく指を止める。梨璃の目尻には生理的な涙が浮かんでいた。


「こうされるといいんじゃないか?」


 そう言って彼は指を折り曲げた。


「あっ! やっ! それぇ!」


 Gスポットを強く刺激した瞬間だった。背中を仰け反らせながら梨璃は大きく反応する。


「やっぱりここが一番なんだな」


 樹は再びそこを攻め始める。


 何度も強く押され、時には引っ搔かれるような感覚が梨璃を襲う。Gスポットからの快楽で悶える。華奢な身体が痙攣したように跳ねる。足の付け根がガクガクと震えだす。膝立ちのポジションをキープできない梨璃は、秘所を引っ掻き回している腕に縋り付くように倒れた。


 樹は手を休めず梨璃を攻め続けた。もはや彼女の口から意味のある言葉は出てこない。だらしなく開いた口から嬌声が溢れ出すだけだった。


「あぁぁぁぁっ! ああぁぁぁっ! あぁぁぁぁっ! んくぅぅっ! はあぁぁぁぁっ!」


 指が膣ヒダを撫でるたびに腰が跳ねる。シーツのシミが増える。樹の手のひらには梨璃の股ぐらから溢れた分泌液で水たまりができていた。発情した女の甘酸っぱい液体で手首まで濡らされる。


 樹は最後に三本指を揃え、グッとGスポットを押した。その瞬間、限界に達したらしい梨璃は悲鳴を上げた。


「ひぎぃぃぃっ! ああぁああぁぁぁっ!」


 全身から力が抜け樹の右腕に完全に身体を預ける。盛大に潮を吹き散らした。透明な体液がベッドに吹きかけられる。それはさながら現代アートのように複雑な模様を描いた。


 愛液が洪水のように溢れた。ようやく終わった頃にはベッド全体がビショビショになっていた。


「……もう我慢できません♡」


「俺もだ」


 愛液にまみれた腕を引き抜き、ズボンに手をかけて下ろす。既に限界まで張り詰めていたペニスが弾かれたように飛び出した。先走り汁を流しつつピクピクと震えるペニスに急いで避妊具を被せる。


 樹が薄膜の準備をしている間、梨璃は自ら正常位で挿入してもらう体勢を作っておいた。


 亀頭を膣口にあてがい、そのまま腰を進める。狭い膣内をこじ開けるように進む亀頭を肉襞が包みこむ感覚はとても心地よいものだった。最奥に到達したところで樹は動きを止め、二人は見つめ合う。


「えへへ……幸せです♡」


 梨璃は幸せそうに微笑んだ。その笑顔を見て、樹は自分の中で何かが弾け飛ぶのを感じた。それを人は理性と呼ぶのだろう。


 衝動のままに動き始めれば、それに合わせるかのように、梨璃の口からも艶っぽい声が漏れ始めた。


「あっ、あんっ♡ はっ、はっ、はっ♡ んうっ♡ んっ♡ んんっ♡」


 膣壁を擦り上げながら膣奥を小突くと甘い声を漏らすようになる。貪欲に快楽を求める彼女は、樹の動きに合わせて自分も腰を動かしていた。お互いに気持ちいいポイントを探り合う。


 二人の息が荒くなるにつれ、行為は激しさを増していく。パンパンという肉同士がぶつかり合う音が部屋に響く。


「あん♡ あひっ♡ んふっ♡ そこぉっ♡ そこいいれすっ♡ はぁ♡ もっとぉ♡ ぐりぐりしてくらさいぃいぃっ♡♡♡」


 普段は絶対に聞けないような声で喘ぐ彼女を愛おしく思いながら、更に激しく攻め立てる。樹の肉棒を咥え込んだ秘所はひくつき、オスの滾りに絡みつくように蠢いている。それを振り払って何度もピストンした。


「おっ♡ おっっ♡ おぉっ♡ おっ♡ おぉぉっ♡♡ ほひっ♡ んひっ♡ んひっ♡ おっひっ♡」


 リズミカルな抽送に合わせて彼女の声が途切れる。そして一際大きなストロークで肉棒を突き入れると、梨璃の背中が大きく仰け反った。同時に彼女のナカも収縮し、強烈な締め付けと共に樹の射精を促す。歯を食い縛って堪えようとするが、限界はすぐに訪れた。


 子宮口に押し付けた鈴口から熱い精液が迸る。


「んあぁっ♡ はぁっ♡ あぁっ♡♡♡ あぁぁぁ――――ッ♡♡♡」


 ドクンドクンと腟内でペニスが脈打つ。そのたびに絶頂を迎える梨璃の頭を樹は優しく撫でてやった。


 しばらくして、落ち着いたのか、彼女が口を開いた。


「えへへ、今日もいっぱい出ましたね」


「そうだな」


「……もう一回しますか?」


 窺うような視線と声音。はい、と言って欲しい期待が見え見えだ。しかし。


「もう時間がない。二人とも遅刻するぞ」


「分かりました」


 残念そうに呟いて、ベッドから下りると、床に落ちていた服を拾って身につけ始める。もちろんその間、裸のままなのでなんとも扇情的な光景だ。


 手早く着替えを済ませると彼女はドアの前で振り返る。


「それじゃあ、先に行ってますね」


 そう言って部屋を出て行った。ドアが閉まる瞬間、チラリと見えた彼女の顔は不満そうだった。どうやら欲求不満のようだ。早朝お目覚めフェラに登校前の情事と立て続けに性欲を満たしても満足しないのか。


 最近の梨璃はなにかに憑かれたように性欲が増している。樹もヤリたい盛りの男子であるから、彼女が恋人とのセックスでメロメロのエロエロになってくれたことは喜ぶべきなのだろうが、どうにも変化が急すぎておかしい。


「なにかトラブルの予感がするな」



     2



「別に大したことないんじゃないのかね。彼女がエッチなこと好きになるくらい。これ相談の形をした惚気?」


 朝風呂でセックスの痕跡を洗い流し、登校した樹は教室で友人の釘屋湊に梨璃の異常性欲について相談していた。とてもセンシティブな話題なので他人に話すのは気が引けたが、湊は梨璃と同じレギオン所属の王雨嘉と交際しているためなにか異変があれば雨嘉経由で聞いているかもしれないと考えた。


 だが湊はそんな心配など無用とばかりに一蹴した。


「確かにあの子、最近妙に色気が出てきたというか、仕草とか視線とか妙にエロい時あるけど」


「人の彼女を変な目で見るな」


「第三者から見た客観的な印象を答えただけだろ。だったら聞くなよ」


「それでもだ」


「そうは言うけどさ、お前だって学校でもいやらしい目で見てるだろ? あの柔らかそうなおっぱいとか、ぷるんとした唇とかさ。直に触る感触を知ってしまったら余計に」


 正直否定はできない。


「おーす、なんの話してんの」


 能天気そうな声で二人の話に割って入ったのは虎井悠真。彼も百合ヶ丘に席を置く男子リリィのひとりだ。


「ちょっと思春期の悩みについて伏山から相談を受けてたとこ」


 釘屋は直前までの会話内容を虎井に語って聞かせる。樹は勝手に話すなと止めようとしたが、虎井の恋人である白井夢結も梨璃と同じレギオンに所属していることを思い出した。特に夢結と梨璃はシュッツエンゲルという特別な絆で結ばれており関係が深い。梨璃に異変があれば真っ先に気づくのは自分か夢結だろうと考え、虎井の意見も参考にしようと思い直し釘屋に説明を任せた。


「ふ~ん、確かに夢結も少し様子がおかしいって言ってたな」


「やっぱり」


 我が意を得たりとばかりに樹はつぶやく。


「理由に心当たりはないか」


「そりゃ本人に聞いてみないとわかんないでしょ」


 シュッツエンゲルでも最近性欲が強くなって抑えられないなどという話はしないものなのだろう。当然と言えば当然かもしれないが。だが夢結からの情報があてにできないとなると手詰まりだ。樹は深く息を吸うと溜め息をついた。


「まあ最近で変わったことと言えば、五田先生がよくラムネを差し入れしてくれることくらいかな」


「あの人が? なんでまた」


 虎井の言葉に釘屋はあからさまに胡散臭そうな表情を作る。


 五田薫は学院の教師だ。一見した印象はクール系のイケメン。背が高くミステリアスな顔立ちをしている。リリィとしては世界最強クラスの実力を持つ。現役時代は男子リリィの立場を一躍向上させた立役者のひとりでもあった。だが、その性格は一言で言って捉えどころがなく、常に飄々として他人を煙に巻く。


 リリィとしては彼に一目置いてる人物でも、人間としてはろくなもんじゃないと口を揃える。。


 そのため、彼が梨璃の好物を差し入れていると知った樹は、また五田がトラブルを起こそうとしてるのではないかと警戒する。


「理由は俺も聞いてないんだよね。でもなんか『面白いことを思い付いた』とかなんとか」


「相変わらず意味不明だな、あの人」


 樹だけでなく虎井も釘屋も不安が顔に出る。


 これは時間があるときに五田を捕まえ、じっくり話を聞かねばと樹は本日の予定を追加した。




 放課後。樹は工廠科の工房に来ていた。五田が入って行くのを見て追いかけてきたのだ。


 今日は朝から五田を探し続けたがタイミング合わず、やっと話せる機会が巡ってきた。幸い他の教員に見つかることなく追跡できた。話を聞こうと歩を速めたところで五田は真島百由の工房に入って行った。


 工廠科のリリィには一人に一スペース工房が与えられる。自由に使える研究室のような場所だ。


 真島百由は学外にも名を轟かす天才アーセナル。


 アーセナルとはリリィが使う武器CHARMの開発・改造・修理を担当するリリィのことである。


 百合ヶ丘史上始まって以来の天才的頭脳と目される百由だが、もし五田が良からぬことを企んでいるならこれほど手を組んで欲しくない相手もいない。なぜなら、真島百由という少女は、己の知的好奇心や探究心を満たすためなら世間の倫理観など鼻歌交じりに飛び越え、危ない実験にも手を出すマッドサイエンティスト気質だからだ。


 自他共に認める性格が悪い男・五田と、優秀な頭脳がたびたび暴走する女・百由。


 トンデモなく面倒なことが起きてる確率はほぼ一〇〇パーセントだ。


 樹が気うつ気味にドアをノックすると、中から入り給えと声がかかった。


「失礼します」


「やあ、よく来たね」


「やっと来たな樹。今日ずっと僕を探してたでしょ」


 やはり気づいて撒かれていたのか。悔しいとは思わない。相手が五田であればそれも容易いことだろう。ただ性格が悪いやつだと改めて思った。


「用件も大方察しがついてる。一柳さんのことでしょ」


「やっぱり先生が関わってたんですね。それに」


 百由のほうを見る。彼女は悪びれた様子もなく樹の怒りと疑惑のこもった視線を受け止める。


「先生は梨璃になにを渡してるんですか」


 五田に視線を戻した樹は聞いた。 


「僕はよかれと思って一柳さんに特製のラムネを渡しただけだよ。スキラー数値を上げる効果がある特製ラムネをね。そんなに怖い顔しないでよ。大丈夫、なにも悪いようにはしないから」


 その言葉が信用できないからここまで出向いて来たのだ。


「先生はもっとご自分の信用のなさを自覚したほうがいいですよ」


「はははっ、言うね伏山くん。あまり先生を責めないであげてくれないかしら。このラムネを作ったのは私なのよ」


 二人の男の会話に百由が横から割り込んできた。


 彼女がラムネの製作者であることは工房に入った段階から気がついていた。五田は強いが研究・開発向きではない。優秀な協力者が助けが必要不可欠だ。


「これは一柳さんも望んだことなんだ。最近ヒュージはまた強くなってる。みんなを守れる力が欲しいってね」


「それは梨璃らしい言い分だと思います。しかし、それには副作用がありましたよね」


「さっすが樹。察しがいいね。もう役得はいただいちゃったかな?」


「茶化さないでください」


「ごめんごめん。確かに薬の効果を強くしすぎちゃったかもしれないわ。そのぶん副作用も強く出るし。それで先生に相談したってわけ」


「具体的にはスキラー数値を上げる代わりに性欲増大作用もあるってこと。まあ樹は気づいてここまで来たんだろうけど」


 ようやく原因が判明してすっきりしたが、新たに生じた疑問もある。


「それは身体に危なくないんですか」


「うーん、まあムラムラしちゃうだけだから特には?」


「今のところ性欲増大以外の副作用は確認されてないわよ」


「一応は安心して大丈夫ってことですね」


 樹は念押しする。


「そこは安心してもらって構わないよ。危ないとしたらヒュージの前にムラムラした身体で出ていってろくに戦えないことだけど、それは樹が上手く処理してあげてよ。若いんだから大好きな彼女が満足するまでしてあげるなんて楽勝だろ」


 五田は軽薄な笑顔でとんでもないことを言ってくる。悪趣味にもほどがある。彼の提案にいい気はしない。それでも少しだけ安心できた部分はある。


 梨璃は少し性欲を抑えられないだけで差し迫った危機はないようだ。自分が彼女の性欲に付き合う覚悟さえあればなんとかなるはず。


「そもそもなんでそんな危険なものを彼女に飲ませたんですか。性欲が強いことが悪いことだなんて思わないけど、梨璃の場合ちょっと度を超えてると思います」


「これでも被験者はちゃんと選んだんだよ。発情しちゃっても一緒に処理してくれる彼氏がいる子限定でね」


 不満げな顔で黙る樹を見て、五田はやれやれといった風に肩をすくめる。そしてなにか思いついたのかニヤリと笑うと、おもむろに口を開いた。



     3



 その日の晩。夕食後、樹の部屋でいつものように一緒に過ごした二人は入浴を済ませると、ベッドの上で向かい合いキスをしていた。ちゅっちゅと音を立てて唇の感触を確かめ合う軽いバードキス。何度も繰り返していくうちに段々と唇同士が触れ合う時間が長くなり、お互いの唇の間に舌を差し入れ絡ませあうディープなものへと変わっていく。


「ちゅぱっ、んっ……ちゅぱっ……」


 梨璃の舌使いはまだまだ未熟だ。けれど懸命に奉仕しようとする姿勢に愛おしさがこみ上げてくる。樹は梨璃の口を犯すように激しく舌でかき回していく。二人の舌が唾液とともにぐちょぐちょと絡み合うたび、背筋にはゾクゾクとした甘い快感が走った。


 キスをしながら樹の手はパジャマ越しに梨璃の身体を撫でまわしていく。まずは腰回り、おへそまわり、胸と下から上にゆっくりと撫でる。時折ブラの上から乳首に触れると、ビクンッと身体を震わせる反応があった。


 そのまま手を上にスライドさせて乳房を包み込む。ふにゅりと柔らかな感触に樹は一瞬目眩を覚えるような心地よさを感じた。しばらくその柔らかさを堪能したあとで、ブラを外し直接触る。


 まず手のひらで覆うようにして優しく撫でまわす。円を描くようにゆっくりと動かし、乳輪の外側から徐々に中心へ向かって愛撫を強めていく。次第に固くなってくる乳首を指先で軽く摘む。梨璃の身体が先程よりも大きく反応した。


 構わずくりくりと指先で弄びながら、同時にもう片方の乳首にも手を伸ばす。親指と人差し指で挟んで擦ったり引っ張ったりしながら刺激を与え続ける。


「……あっ……んっ、あっ……んぅぅっ……だ、だめ……」


弱々しい抵抗の声を無視して、さらに執拗に乳首を攻め立てる。


「もうこんなにコリコリになってるぞ」


 硬くなっていることを指摘する。指を動かすたびにコリッコリッと擦れるような感触が伝わって来る。梨璃は頬を赤らめ潤んだ瞳でこちらを見つめてくるが、決して拒否はしなかった。それどころかさらなる刺激を求め自ら腰をくねらせ始める始末だ。


 そろそろ頃合いか。樹はいったん手を離すとズボンの中に滑り込ませた。下着は既に愛液で湿っているのがわかる。パンツの上からクリトリスを刺激するように指を這わせる。既に勃起しており包皮は剥けていた。小さな陰核の存在がはっきりわかるほどだ。くりゅっ、くりっくりっと強めに押しつぶしたり引っ掻いたりしてみる。


「んんっ……あふっ、あっ……気持ちいいっ……」


 梨璃の性感は小指の先程もない小さな突起物に支配されている。全神経をクリトリスに集中させ、そこから生まれる快感を甘受する。梨璃は無意識に腰を突き出していた。もっと強くして欲しいということだろうか。樹はその求めに応じて指先に力をいれ始めた。


「あああんっ、んああっ!」


 大きな嬌声が響くと同時に梨璃は大きく仰け反った。びくんっ、びくっと身体を痙攣させている。強すぎる反応を押さえつけながら続けた。


 再び強い力で陰核を弄ぶと、今度は悲鳴に近い声で喘ぎ始めた。


「あああっ! んあっ、んはあっ、んああああっ、ひゃああんっ! それ、そこっ、あっ、あああっ!」


 ラムネの効果で発情した梨璃にはこのくらいの強引さがちょうどいいらしい。ならば遠慮はいらないだろう。梨璃の膣口はしとどに濡れており挿入するのに問題なさそうだ。


 手早くズボンを脱ぎ下半身を露出させる。そそり立つ肉棒は早く梨璃を泣かせたくて仕方ない。先端をひくつく穴に押し付け一気に貫いた。


 膣内がきゅううっと締め付けてきた。梨璃は息を詰まらせて全身を硬直させた。挿れただけで絶頂を迎えたらしいがお構いなしだ。どうせ身体はいくらでも馴染んでくる。


 間髪入れずに腰を打ちつける。パンッパンッと肉のぶつかり合う音が響くたび梨璃が悲鳴を上げた。


「ああっ! ああんっ! 気持ちいいっ! あっ、あんっ!」


「ダメって言っても、動くから」


「ひゃああんっ! ああっ、ああんっ! あんっ、ああっ、ああああっ! だめぇぇっ!」


 ピストン運動に合わせて甲高い嬌声が室内に響く。梨璃の声を追って肉同士のぶつかる音が響き、結合部からは愛液が飛び散っていた。汗ばんだ肌が触れ合い体液まみれになっていくのが堪らなく愛おしい。もっと感じさせてやりたいと思い、腰のストロークを大きくする。


 ぐりぐりっと子宮口に亀頭を擦り付けると梨璃は激烈な反応を示した。


「んあああっっ! イクっ! イキますぅぅ!」


 ガクガクと痙攣するように身体が震えだしたのを見て、樹はラストスパートをかけた。


「まずは一回」


 ぱんっぱんっと音を立てながら強く打ち付けていく。その度に柔らかい尻がぶるんと揺れ弾みをつけた。激しい抽送によって二人の股間がぶつかりあい弾けるような音が部屋中に響く。


「やぁっ、すごいぃっ……激しっ、あんっ! ああぁっ、きちゃうぅぅ!」


 限界を訴えながら梨璃の全身が波打つ。


 射精感がこみ上げてきた樹はより速く力強い動きへと切り替える。これでイケっ! と言わんばかりに一際強く突き上げた。すると彼女は呆気なく果てたようだった。


「……はぁ……はぁっ……んっ……」


 ぐったりと脱力した身体を抱きとめてやる。荒い呼吸が耳元で聞こえ、彼女の鼓動が伝わってくる。


「次は梨璃が上になれるか」


「がんばり……ます……」


 返事も曖昧になって力が抜けそうな彼女を抱きかかえ持ち上げる。


 仰向けになった樹の腰に梨璃が彼を跨ぐような形でゆっくり腰を下ろしていく。ぬるぬると性器同士が交わる。梨璃が小さく息を吐き、そのまま男根を埋めていった。ずぷぷっという音と共に飲み込まれていく。根元まで入るとそれだけで小さくイッてしまったようだ。ぶるぶるっと身体を震わせて快楽に耐えている。しかしすぐに我慢できなくなったのか、ゆっくりと上下運動を始めた。


 初めはぎこちなく単調だった動きが興奮と共にだんだんと滑らかになる。その速度を増していき、あっという間にリズミカルなものへと変わった。ぱちゅんぱちゅんと淫らな水音を立てて、梨璃が激しく腰を振り乱す。セックスのことなんて知りません、男の人のおちんちんも見たことありませんとでも言いたげな可憐で可愛らしい姿をしている少女が、実は恋人のおちんちんが大好きで自分から腰を振ってしまう。


 そのギャップに樹のボルテージも上がっていく。もっと彼女を愉しませてやりたいと下から激しく突きあげた。突然の強烈な刺激に驚いたのか、梨璃の動きが止まる。だがそれも一瞬のことで、すぐに体勢を立て直して再び動き出した。


 どうやら完全にスイッチが入り止まらなくなったらしい。その後も一心不乱に上下に身体を動かし続ける彼女を見ながら、樹は時折下から不意打ちに膣奥を突き上げてやる。予想できないタイミングでガチガチに勃起したおちんちんを一番キモチイイところに送られる梨璃は、そのたびに甘く切ない声を上げて身悶えた。


 そうして何度もイカされ続けながらも必死に頑張っている姿がいじらしくて可愛いので、つい意地悪をしたくなってしまう。今度はわざとタイミングを外してみたり、浅いところで出し入れを繰り返して焦らしてみたり。そうすると案の定我慢できなくなった梨璃が切羽詰まった様子で懇願してきた。


「お願いです、早く奥にください。もう我慢できないんです。お願いします……私のこと、いっぱい気持ちよくしてください……」


 もちろんお望みどおり出してやるつもりだ。


 そのためにあえて寸止めして焦らしていたのだから。むしろここまで耐えきったことを褒めてあげたいくらいだ。ご褒美として思い切り気持ちよくさせてやろうではないか。


 彼女の可愛らしいヒップを掴み、自分のほうに引き寄せつつ勢いよく腰を突き出した。暴れようがのたうち回ろうが絶対に逃がさない。身体の一番奥深い場所で挿し込む。そしてそのまま子宮口をグリグリとこねくり回した。


「ひぎぃぃぃっっっ!」


 今までで一番深いところを抉られ、梨璃は絶叫を上げた。同時におまんこがぎゅうっと収縮し、精液を求めて搾り取るような動きをみせる。


 その刺激に耐えられるはずもなく、樹はそのまま大量の精を放った。どくんどくんと脈打ちながら白濁液を吐き出す。


 膣内で震えるおちんちんの存在に幸せを感じながら梨璃も絶頂を迎えていた。あまりの快感に意識が飛びそうになりながらもなんとか堪え、最後の一滴まで残さず注ぎ込んでもらうために健気に腰を振る。その動きに合わせるように樹の手がお尻を撫で回した。


「んっ、ふぁっ……あっ、あっ……」


 敏感になりすぎた身体はそんな僅かな刺激すら快感に変えてしまうらしく、梨璃は小さく声を漏らしながらぴくんっぴくっと身体を跳ねさせていた。しばらく余韻に浸って動けずにいた二人だったが、ようやく落ち着いた頃を見計らって樹が言った。


「もう一回しようか」


「……はい」


 お互いこれでやめる理由なんてあるはずもない。


 今度は後背位だ。まだ“女”というより“女の子”といった、綿菓子のような見た目の少女を四つん這いにして、お尻を突き出させる。この体位でなら小柄な梨璃の負担も少なく済むし、何より征服感があって好きだ。身長差のせいでまるで犬のように這いつくばっている姿を見ていると支配欲が満たされて興奮する。この少女を自分のものにしたという実感が湧いてくる。


「いくぞ」


 一言声をかけて腰を突き出す。すると梨璃はあっさりと受け入れてくれた。なんの抵抗もなくぬるりと入り込み、すんなり奥まで到達する。そこは既に熱く潤んでいて、挿入と同時にきゅっと締め付けてきた。たまらない。離したくない。誰にも渡すものか。


 樹は百由の工房で五田と話した内容を思い出す。あのとき不良教師は最後にこう言ったのだ。


『もし樹が梨璃ちゃんの性欲についていけないようなら僕が責任持って相手してあげようか?』


 冗談でも言ってはいけないことがある。だからそのときは本気で怒った。あっさりと逃げられてしまったが。さすがに腐っても鯛。人間性は褒められないが最強の男子リリィだけはある。樹の攻撃は彼に一発も届かなかった。


 樹は目の前の膣穴を力いっぱい突く。絡みついてくる襞を引き剥がし、奥の子宮口に向かって何度も何度も繰り返し肉棒を突き入れる。まるで自分の想いを届けるように。


「ああっ! あぐっ! あひっ! んああああっ!」


 獣じみた喘ぎ声を上げる梨璃の細い腰を掴む。力任せに引き寄せるようにしてさらに深く突き刺す。ぱんっぱんっと小気味良い音が響くたび少女の白い背中が大きく仰け反った。角度を変えて背中側、おなか側、すべてのポイントを満遍なく刺激してやる。弱点を知り尽くした男に容赦なく攻められて梨璃はもう限界寸前だ。それでも気丈にも意識を保ち、決して倒れまいと踏ん張るその姿はとても美しく思えた。だからこそ余計に屈服させたくなる。


 樹は更にペースを上げていく。もはやそれは交尾と言っても差し支えのない激しさだった。


 愛する男に激情のまま求められ梨璃のメスも反応する。もっともっと突いて欲しいといわんばかりに肉壁がうねりを強めて男を締め上げてくる。それに応えるべく樹は一層力強くピストン運動を開始した。


 媚肉を擦り合わせるほど二人の興奮は高まっていく。身体が熱い。興奮の熱が己を焼き尽くそうとしているかのようだ。


「はぁ……はぁっ……そろそろ出すぞ」


「はいっ、私もイキそうですっ」


 二人は最高潮に駆け上がるべく、これまで以上に激しく交わり合った。その激しさたるや、掻き混ぜられた本気汁が泡立ち結合部でホイップクリームのようにまってしまうあり様だ。


 樹は最後の一撃を放つべく抽送速度を上げた。お互いの恥骨と恥骨をぶつけ合い、膣奥へと叩きつけるようなストロークが始まる。樹の激しい動きに梨璃の体はびくんっと跳ね上がった。しかし彼はそれに構うことなくひたすら腰を振り続ける。梨璃の小さな身体に腕を回し、全身で縋り付くようにして密着する。お互いの体温と男の身体の硬さ、女の身体の柔らかさを交換しながら二人は達したのだった。


 びゅるるるっと音が聞こえてきそうなほど勢い良く精液が放たれた。ゴム越しとはいえど確かな熱を持った飛沫を感じて梨璃は膣洞を痙攣させた。


 シーツを握りしめる彼女の手に自らの手を重ね、ぎゅっと握りしめてやる。その優しい仕草に梨璃はふにゃりと表情を崩した。そんな彼女の可愛らしい笑顔を見て樹も自然と笑みがこぼれる。


 だがこれで終わりではない。一度射精してもなお硬度を保ったままの男根は、まだ満足していないと主張するかのように腟内で蠢いていた。それを察したのか、それともただ単に自分もまだまだしたいだけなのかはわからないが、梨璃もまた物足りなそうにお尻をモゾつかせる。


 樹は優しく問いかけた。


「どうしたい?」


「もっと……して欲しいです……」


 恥ずかしそうに頬を染め、消え入るような声で答える少女の姿は非常にそそられるものがある。


「あの……できれば後ろから……激しくしてください……私が樹さんのものだって感じたいから……」


 なんともいじらしい願い事だ。ならば叶えてやるしかないだろう。


 後背位の体勢から梨璃をベッドに押し倒す。華奢な身体を上から押しつぶすように体重をかけた。いわゆる寝バックの体位である。そのままゆっくりと腰を動かす。ピストンするというよりも、膣奥に亀頭をおしつけるような動きで子宮をプレスする。


「あうっ! あっ……これ好きぃ……一番奥に当たって気持ちいいです……」


 最奥まで届いた亀頭が子宮口にキスをする度に、梨璃の口から甘い声が漏れた。それを恥じるように手で口を塞ごうとするが、その前に素早く手首を掴んで阻止する。


「やっ、深いぃっ!」


 あまりの深さに怯える様子を見せつつも、その表情には喜色が浮かんでいた。そのままぐりぐりと子宮を押し潰すようにしながら腰をグラインドさせる。すると膣内が物欲しげに締まり、また新たな愛液が溢れ出してきた。それが潤滑油となり動きがスムーズになる。


 より大きく腰を打ち付けていくと、快楽の度合いが増したようだ。


「だめぇっ……そんなにされたら壊れちゃいますぅっ!」


 いやいやと首を振りながらも、声色からは悦びが滲み出ている。


「壊れるくらい激しくして欲しいと言ったのは梨璃からだろ」


 どうやら彼女は少し痛いくらいのほうが好みのようだった。それならばとより強く子宮口を押し下げてやった。すると面白いくらいに反応してくれる。オスの体格に捕まり、拘束され、逃げ場がない体勢で一方的に蹂躙されるしかないセックスを愉しんでいる。


 ピストンを止め、円を描くような腰使いに切り替える。膣全体を刺激しつつ、時折Gスポットを掠めるように動く。


「はぁっ♡ はぁっ♡ はぁっ♡ はぁっ、はぁっ♡ んっ♡ ふぅっ♡」


 言葉にならない吐息を漏らしながら身悶える姿が愛らしい。しばらくそうやって焦らしたあと、今度は小刻みに抽送する。一定のリズムで繰り返される小刻みな振動によって徐々に高みへと上り詰めていく。


「あうぅっ♡ あふっ♡ あ゛~っ♡ あひぃぃっ♡♡」


 彼女が小さく絶頂を迎えたことを確認すると再び大きなストロークで責め立てる。今度は先ほどよりも早いペースで何度もイカせてやる。


「あ゛っ♡ あ゛っ♡ あ゛〜〜〜〜っ♡ そこっ♡ そこよすぎますぅぅぅぅっっ♡ だめだめだめだめっ♡ あっ♡ ふひっ♡ いひぃっ♡ またイっちゃうっ♡ ま゛たいぐぅぅぅ〜〜〜〜ッッ♡♡♡」


 何度目か分からない絶頂を迎えたとき、彼女の意識が飛んだように見えた。ぐったりと脱力して荒い呼吸を繰り返している様子からも、おそらく本当に気をやってしまったのだろう。無理もないことだ。あれだけ連続で絶頂を迎えていれば体力的にも精神的にも限界が近いはずだ。そこで樹は一度動きを止めることにした。


 彼女の顔を眺めてみた。汗だくになり、涙や涎などでぐちゃぐちゃになった顔が、とても魅力的に見えた。普段の彼女を知る者なら誰も想像できないであろう表情だ。この顔を知っているのは自分だけなのだと思うと無性に嬉しくなってくる。


 こんな顔、他の男の前では絶対にさせない。俺だけのモノだ。


 樹は待った。彼女と繋がったまま。梨璃が目を覚まして、またしてくださいと言うのを。

スキラー数値が上がるかわり性欲が止まらないラムネを飲まされたリリィ


後書き

百合の園にチンポが挟まる作品の賛否両論は理解しつつ、書いてる途中で我ながらエッチくなったので読んでもらいたい衝動を抑えられなかった。


クリムゾン先生で言えば極シリーズみたいなもんです。


梨璃みたいな子がとっくにおちんちんの気持ちよさ知ってて「壊れるまで出し入れしてください」て言うのエッチだと思う。


『アサルトリリィ Last Bullet』ASMR 梨璃さんと一緒~お姉様にはナイショだよっ!~ [電撃G's magazine] | DLsite 同人

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ヌーベルさんには梨璃の飲みかけのラムネ盗み飲みしてムラムラが止まらなくなり鎮めるために梨璃と竿姉妹になったり、初めての快感が忘れられず梨璃を差し置いて背徳セックスしてしまうくらい乱れて欲しい。

猪熊夜離

>梨璃の飲みかけのラムネ盗み飲み これは事案・ヌーベルさん。