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7月に「お題箱付きプラン」で公開した『中年教師のセックススレイブに志願したアリナ・グレイ(マギアレコード)』を2ヶ月経ったので読み放題プランに変更しました。


中年教師のセックススレイブに志願したアリナ・グレイ(マギアレコード)

 永遠の夜と荒涼たる砂漠の景色に閉ざされた空間は、魔法少女アリナ・グレイの固有魔法によって作られた結界だ。アリナの許しなくしては何人たりとも出入りできない外界から隔絶された場所で、今は一組の男女がまぐわっている。  ひとりは長い髪を腰の辺りまで伸ばした高校生くらいの少女――この空間の主アリナだ。もう...

 永遠の夜と荒涼たる砂漠の景色に閉ざされた空間は、魔法少女アリナ・グレイの固有魔法によって作られた結界だ。アリナの許しなくしては何人たりとも出入りできない外界から隔絶された場所で、今は一組の男女がまぐわっている。


 ひとりは長い髪を腰の辺りまで伸ばした高校生くらいの少女――この空間の主アリナだ。もうひとりは彼女と親子ほども年齢の離れた中年男性――こちらはアリナが通う学校に務める田中という教師。


 田中がアリナの身体を抱きすくめ、上から覆い被さるようにして彼女の唇を自分の唇でふさぐ。アリナは抗議する暇ももらえず口内を舐めしゃぶられている。


「はむ……んちゅっ、んちゅぷっ……はぁむ……むちゅうぅっ……」


 中年教師のディープキス。本来であれば嫌悪感を抱き、八つ裂きにしても足りない怒りを感じるはずの行為。それなのにアリナはファーストキスの快楽に涙を流して悦んだ。


「ほら上を向け。もっと奥まで先生が舐めてやるぞ」


 まるで自分の女を扱うように田中はアリナに命令する。


 アリナは顎を掴まれ顔を上に向けさせられる。自分より背が高い中年男の胸に抱かれ、口内を蹂躙された。およそヤリチンとは縁遠い人種に見える田中だが、それでも性体験の有無には文字どおり大人と子供の差がある。処女のアリナを一方的に責めて翻弄するなど容易い。


「んっ、ちゅっ……んちゅっ、ちゅぶっ……んっ、んっ、ぷはっ……んっ、あんんっ」


「さっきまでの威勢はどうしたアリナ。先生をわからせるんじゃなかったのか。このままじゃよくある生意気なメスガキ調教ものになってしまうぞ」


「クワイエット。なんなのさっきから、胸が高鳴って落ち着かないんですケド。アリナの身体がコントロール失ってる」


「だから言ったろう。先生のフェロモンでアリナは発情してしまってるんだ。身体は本能で抱かれたがってるのさ」


 認めたくない事実だが先ほどから下腹部が疼くのは否定できない。排卵前にムラムラしてしまう感触に似ていた。田中のフェロモンとやらに反応して強制的に排卵させられてしまってる? そんなことがあるのかと訝しむ間も身体の反応は激しさを増す。


 とうとうアリナは自力で立ってられなくなった。足から力が抜けた彼女の身体を抱き留めた田中はアリナを座らせる。


「今から先生と生徒の正しい力関係を教えてやる。まずは服を脱ごうか」


 田中の手がアリナを次々に脱がせる。脱衣の間も彼の唇や舌が耳や首筋をなぞってくる。むず痒くも幸せな官能に彼女の心は浸ってしまう。時間が経てば経つほど田中の存在はアリナの心に浸透する。


「あぁっ、あんっ、んああぁっ、あああっ」


 あんなに嫌悪していた田中との行為で喘ぐことに抵抗がなくなっていた。アリナのほうから中年教師に身体を擦りつけ、彼のフェロモンを至近距離で味わう。過去に例がない多幸感に包まれアリナは幸せに堕ちていく。


 こんなおっさんのことなんか大嫌いなのに、フェロモンが頭に回ってきて好きにされちゃう。しかもラブだ。ライクじゃなくてラブのほう。脳が犯されてる。何も考えられない。






 アリナが嫌悪する中年教師・田中の手に堕ちたのは十分ほど前に遡る。


 そのときアリナは授業をサボって校舎端の空き教室にいた。ここなら間違って誰かが近づくことはない。集中を乱されずに済む。


 授業中の学校は休み時間の喧噪が嘘のように静かだ。黒板にチョークがぶつかる音、音楽室から聞こえてくるピアノの音、グラウンドから体育の授業音も聞こえてくるがそれだけ。物思いに耽るには丁度いい程度のノイズ。集中力が研ぎ澄まされる。


 彼女は次回作の構想を練っていた。幼少期から天才芸術家として名を馳せたアリナは、常に自分のベストを更新しようと挑戦し続ける。己に高いハードルを課して追い込んでいた。産みの苦しみが大きいほど完成した際は大きな達成感が得られた。


 今回はどうしようか。前回は絵画だったから写真? それとも陶芸? 別に続けて絵画はダメという縛りもないけど。などと考えていたアリナの耳に人の足音が飛び込んでくる。音は廊下の向こうからこちらに近づいてくる。


「また来たの? 本当にいい加減にしてほしいワケ」


 足音の主を想像して溜め息をつく。それほど待たずに答え合わせは成った。やはりアリナが予想したとおり田中だ。見慣れた赤ジャージで肩を怒らせて教室に入って来る。


「グラウンドから人影が見えると言われて来てみれば、お前またこんなところでサボってるのか」


「うんざりなんですケド。毎回どうして邪魔しにくるワケ? アリナはベストアートワークを完成させるためベリービジーなの。暇な人の相手をしてる時間なんかないのヨネ」


「何を言っとるか!」


 暇人扱いされた田中は激昂した。腕まくりしたジャージから太くて毛むくじゃらな腕を覗かせる彼は、見た目どおり昭和生まれの体育教師でアリナのような浮世離れした生徒とは相性が最悪。これまでも何かとケチをつけては創作の時間を邪魔されてきたとアリナはおかんむりだ。


「天才芸術家だか何だか知らんが子供は学校や先生の言うことを聞いとればいいんだ。よく学ぶことが学生の本分。学校へ来たからには授業に出ろ」


「あー、もう本当ウザいんですケド! 価値観の押しつけ迷惑だって言ったヨネ~」


 頭ごなしに叱る田中へアリナも顔を紅潮させて応戦する。


「これだけ言ってもまだ分からんか!」


「それはこっちの台詞なんですケド! 必要な授業は出てるし」


 意外に思われるがアリナは進学希望だ。入試自体は一芸でほぼ通過可能。それでも進学先で困らない程度の学力を確保するため授業も受けている。創作モードに入ると他のことを後回しにする癖があるだけだ。


「どうやら口で言って説明するのは無理なようだな」


「ふうん。力尽くってワケ?」


 田中は自分のことをただの生徒だと思っている。少し脅せば言うことを聞くと思っているのだろう。面倒だけど逆に少し脅かしてやれば大人しくなるか。アリナは魔法で作り出したキューブを手の中に潜ませる。彼女の固有魔法は結界の生成。人間や魔女をキューブの中に封じ込めることができる。


 一週間も結界の中に閉じ込めていれば憔悴して静かになるに違いない。


 アリナは獰猛な笑みを浮かべて田中に魔法を使う。


 しかし彼女の狙いは果たされなかった。


 田中を結界に閉じ込めようとした瞬間のことだ。彼の身体から急に甘い匂いがしたかと思うと、アリナの下腹部がズクンと疼いて重苦しくなる。頭がクラクラして視界は涙で滲んだ。おまんこがむず痒くなって立ったまま太ももを擦り合わせた。


「あの猫が言ってたことは本当らしいな。こいつはいいや」


 田中の肉厚な手がアリナの肩を掴んだ。何てことない接触がぐじゅぐじゅに濡れたおまんこに響く。


「――んひゅうぅっ♡ はぁ、はぁ、放してヨネ」


「人の言葉を話す変な猫が見えたときは自分の頭がおかしくなったかと心配したが、あいつの言うとおり俺はアリナのような生徒を指導するための能力を手に入れたらしい。魔法少女を発情させて従わせる能力をな」


 アリナが魔法少女だとバレてる! それに魔法少女を発情させて従わせる能力?


「キュゥべえに会ってエンパワーメントされたってワケ」


「そういえばそんな名前だったか」相手の名前には興味ないのか田中はあやふやに言った。「そんなことよりアリナの魔法はどういうものなんだ」


 なぜ教えなければならないんだ。たったそれだけの言葉が出て来ない。アリナは田中に聞かれるまま答えてしまう。


 彼女の固有魔法が結界だと知った田中は好都合と笑った。生徒指導してるところを他の人間には見られたくない。誰も来ない場所を作れるならそこへ行こう。


 アリナは自分と田中を結界の中に閉じ込めた。二人以外のあらゆる存在を遠ざけた。アリナは自分が作った密室で――誰の助けも期待できない場所で、中年教師のいきり立ったちんぽの相手をさせられようとしているのだ。


続く↓↓

中年教師のセックススレイブに志願したアリナ・グレイ(マギアレコード)

 永遠の夜と荒涼たる砂漠の景色に閉ざされた空間は、魔法少女アリナ・グレイの固有魔法によって作られた結界だ。アリナの許しなくしては何人たりとも出入りできない外界から隔絶された場所で、今は一組の男女がまぐわっている。  ひとりは長い髪を腰の辺りまで伸ばした高校生くらいの少女――この空間の主アリナだ。もう...


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