お隣の天使様がいつの間にか堕天させられていた件(椎名真昼/お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件) (Pixiv Fanbox)
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Skeb依頼です。
キャラ:椎名真昼
原作:お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件
シチュ:真昼は既に調教済みの友達に「おすすめのマッサージ屋がある」と騙され向かってしまう。
一目見て気に入ったマッサージ師が絶対に堕とす為、催淫性のお香や媚薬オイルを使い調教の準備を完了させる。
たっぷり時間をかけた前戯でトロトロにされた真昼は、トドメの子宮マッサージで排卵と妊娠欲を誘発される。
最後までしてもらいたかったら俺のものになれと言われ一瞬躊躇うが、最後は肉欲に抗えずNTRチン堕ち。
アフターストーリー
駄目にされた天使様の日常(椎名真昼/お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件)
前回:堕とされ編 幸せな気だるさの中で椎名真昼は目覚めた。カーテンが引かれた部屋は薄暗い。僅かに差し込んでくる陽光の強さで、またしても昼まで寝てしまったと察した。エアコンが送り込んでくる冷風のお陰で涼しく眠れたが、きっと外は数分歩いただけで干からびるような暑さだろう。 ベッドで仰臥したまま天井...
本文
最寄り駅から徒歩十五分。やや歩かされた先に一棟のマンションが建っている。焦茶色の外壁に春の日差しを受け、街を見ろしている十五階の建物の九階にプリモはあった。
玄関には表札代わりに『リラクゼーションと美容整体のプリモ』と店の看板が掲げられている。
中に入って玄関でスリッパに履き替えると見えてくるのはリビング。学校の校長室にでもありそうな応接セットは、丈の低いテーブルを挟んで入口側に三人掛けの長ソファ、反対側に一人掛けの椅子が置いてあった。
ここで通常はカウンセリングをし、体の状態や最近の自覚症状を確かめてから施術に移る。
施術はリビングの奥にあるスペースで行う。リビングとの間はウォールドアで仕切られていた。
スライド式の間仕切りでリビングと居住スペースを区切れる造りだ。閉じれば玄関やリビングから寝室を隠せるし、開ければ部屋全体を広いワンルームとして使える。家主の目的や都合で自由度の高いレイアウトを可能とする。
プリモのウォールドアは磨りガラス模様で向こう側が見えないため、よりプライバシーに配慮された造りと言えよう。
「あっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ これ、すごい、気持ちいい! すごく……キモチイイ♡」
ウォールドアの向こうから若い女の声が聞こえる。施術中に声を出す客も居なくはないが、その声は聞く者に媚や甘えを感じさせる声音だった。特に男が聞いたら堪らないだろう。雄の生殖器を刺激して元気にする声だ。
ウォールドアで区切られた空間では、ひとりの女が施術台で俯せになり、マッサージを受けていた。亜麻色の長い髪を一本結びにした女は、まだ少女と呼べる年齢だった。
髪と同じく色素の薄い瞳は大きく、くりくりとした人形のような目が愛らしい。すべてのパーツが理想的な形、大きさでここしかない場所に収まっている。女の子らしい小柄で華奢な体格に、おっとりした優しげな美貌は芸能人でもおいそれと見ないレベル。細身だが実は着痩せするタイプで、ベッドに連れ込んで脱がせてみた男が思わずニンマリしてしまう嬉しいオプション付き。
椎名真昼というのが少女の名前だった。
容姿端麗、品行方正、成績優秀でスポーツ万能な文武両道のお嬢様。通ってる高校では天使様と呼ばれ尊敬と嫉妬を一身に受ける。男子からのねっとりした視線や嬉しくない邪な感情も。
そんな真昼が現在プリモに居る。それ自体は問題ない。高校生とて整体やマッサージくらいは通う。問題は真昼もマッサージ師の男も全裸であること。男の手が彼女の秘部を揉みくちゃにしていることだ。
「あんっ♡ あっ♡ あんっ♡」
つぷりと膣口に中指を突き立てられ真昼の背中が反る。敏感な粘膜を男の指にほぐされ、肉襞をあやされて美少女の顔が恍惚とした表情になっていく。
「ダメです……あっ、あぁ、ダメ、ダメ」
ダメと繰り返しながら真昼の尻が徐々に持ち上がる。もっと深くまで弄って欲しくて――すっかり男に覚え込まされた自分の快楽ポイントを刺激してもらいたくて、より指が侵入しやすい体勢を取ってしまう。
もし彼女と同じ学校の生徒がこの場に居たら卒倒するか、ちんぽを取り出して扱き始めただろう。何せ天使様の素っ裸を拝めるだけでなく、品行方正な美少女が倍近く年齢の違う男に自ら性器とアナルを開帳し、子宮頸部を指でコリコリして欲しいとおねだりする姿まで見せられるのだから。
もちろん真昼とてこの場に他の人間が居たら、ここまで大胆に尻を突き出しはしない。今日は百八十分コースで予約枠を取っている。プリモでは他の客が部屋に居る間は別な客を入れない、室内でバッティングしないよう配慮していた。それにドアの鍵は真昼自身が閉めた。確かに掛け金が掛かっていることは確認済み。
加えてプリモが入るこのマンションは防音仕様。楽器演奏が趣味の人間でも隣近所の騒音トラブルを気にしなくて良いが売りのひとつだった。
つまり、いくら真昼が大胆に、はしたなく、この部屋の外では聞かせられないような言葉を口走って気持ちよくなっても、秘密は絶対に保たれる。
その安心感が少女の口を軽くする。
「ひゃん、んっ、んんんっ……だ、ダメですぅ……そ、そんなに……あっ、ああっ! そんな、いきなり……あんっ、んくぅぅぅぅっ! んはぁぁっ……あ、だめ、そこ……っあぁぁっ! い、いじめないでください! そ、そんなに、はげしく……そこだめっ、んあぁぁぁ」
マッサージ師の男は指を二本に増やし、勝手知ったる真昼の膣内を弄くり回す。クリトリスに伸ばした親指は円を描くように動かしつつ、同時に膣内の指でGスポットを探った。
恥骨の裏側。僅かに他の部分よりふっくらしたポイントを見つけて押す。セックスにおいても覚えがよく、敏感な真昼の体は激烈な反応を返した。
膣洞が切なげにきゅぅっと締まる。強すぎる快感に腕を突っ張ってられなくなり、両腕で頭を抱えて施術台に突っ伏した。頭が下がったぶんだけ相対的に尻が高くなる。
ぷりっとして白い、剥き玉子のような尻に男が口づける。キスした状態で吸われ臀部にチリッと痛みが走った。
つけられてる、キスマーク。前回のぶんが薄くなってきたのに、またお尻にエッチなことした跡を残されてる。
毎回こうやって男は真昼の体に性行為の痕跡を刻む。このS級美少女の体は自分の|所有物《もの》だと主張するために。一応は真昼の体面を慮ってくれてるらしく、下着で隠れる部分や目立たない部分を選んでマーキングするのだが、それでも真昼は体育で着替えるたび気が気でない。
ぐじゅぐじゅと濡れた粘膜の水音が部屋に響いた。
「今日もエッチな音がしてきた。真昼の体は敏感だな」
「あっ、あっ、やっ、い、い、イイ、言わないで、ください……あっ、あっ、ああっ」
「真昼のマン汁掻き混ぜながら、おまんこの臭い嗅ぐの好きだよ。この世に濡れたおまんこ掻き混ぜる音より、男を元気にする音なんてない」
男の指がクリを磨り潰すように動く。同時にGスポットも押されると真昼の視界は白と黒の世界が交互にやって来る。頭の奥深いところで快感の火花が散った。パチパチ飛んだ火花は血流に乗って全身に広がる。腕のみならず全身が蕩けて脱力した。
「もうイカせて欲しいんだ。ナカが震えてきた。どうして欲しいか言ってみな。前に教えたとおり、真昼のここはおまんこ、俺のはおちんぽで」
椎名真昼に対して全校の男子が邪な気持ちを抱きながら、一方では穢れを知らない天使であって欲しいと願っていた。その綺麗な天使を穢すのは自分でありたいと。だが閉じられたマンションの一室で、いま、真昼は彼らが知らない男に操られるように淫語を口にする。
「好き! 好きィ! あぁんっ! んんっ! おまんこっ! おまんこグチュグチュされるの好きぃ! おまんこ、おまんこぉ、おまんこもっとしてください。クリトリスぐりぐりされるのも好きなんです!」
みっともなく尻を振って媚びへつらいながら真昼は叫ぶ。どうなったっていい。気持ちよくしてくれるならプライドなんか投げ捨ててやる。初めて男に抱かれてからの一カ月で決心はできていた。
もう私は品行方正な天使様なんかじゃない。おまんこの気持ちよさを知ってしまったから。これなしでは生きられないの。
真昼が天使様と呼ばれるキャラクターを確立するに至った原因は、彼女の家庭環境にある。
幼いころより両親と不仲だった彼女は、自分が可愛く、優秀で、彼らが自慢したくなる娘に育てば振り向いてもらえるはずと考え努力した。非の打ち所がない完璧な娘なら愛情を注いでもらえると子供ながらに思った。
しかし愛情ではなく、上流階級のしがらみで結婚しただけの両親は、そもそも子供を望んでいなかった。一夜の過ちで避妊に失敗しデキてしまったのが真昼なのだ。
お前は要らない子だと面と向かって告げられても習慣化した努力はやめられない。やめ時を逸したと自嘲したこともある。
刹那の快楽と誘惑に負けて生まれてきた祝福されない子。その自分が快楽に翻弄され屈してしまった。
しょせん私も両親の血が流れた人間なのだ。享楽に耽って一時の感情に押し負けてしまう程度の存在。
もはや自分は後戻りできないくらい男との性行為にハマってしまってる。そう自覚した真昼は脳内でひとりの少年に謝罪する。
ごめんなさい周くん、ごめんなさい。だけど、この人のおちんぽ気持ちいいんです、私の体、この人とのエッチ覚えさせられてしまいました。おちんぽ挿れてもらえないとおまんこが切なくて、三日と我慢できないんです。
あんなに良くしてくれたのに、私のこと気づかってくれたのに、私も周くんのこと……好きだったのに、それでも気持ちいいおちんぽ忘れられないんです。
同じ学校に通う同級生で家が隣同士の藤宮周という少年。ひょんなことから知り合った二人は半年掛けて徐々に距離を縮めていった。昨秋から様々なイベントをこなし、クリスマスや大晦日を二人で過ごすという恋人のような時間を重ねた。
初めは単なる顔見知りだった二人。いつしか互いを一番大事な相手と想うまでに仲を深めた。
それなのに二人の絆は負けてしまった。たった一本の肉棒に。
周と重ねたスキンシップ以上の回数、真昼は男に抱かれている。
周には見せたことがない体の隅々、奥の奥まで男には見せ、触らせた。
周が半年かけてもできなかった行為を、男は真昼と会って初日で達成してしまった。
「真昼また余計なこと考えてるだろ」男がキスマークの上から真昼の尻を舐めながら言った。「大丈夫だって。真昼は親御さんのこともあって俺にヤリ捨てされないか心配なんだろ。ちゃーんと産まれてきたら責任取って真昼のことも子供のことも愛し尽くしてやるから安心しろ」
おまんこを弄る手とは反対の手が真昼の腹部に回される。へその下。子宮がある辺りを優しく撫でた。
「こっちは最初から孕ませて俺から離れられないようにするつもりで抱いてるんだ。真昼も覚悟決めて受精しちまえ」
言葉どおり男は最初から避妊など頭にない様子だった。セックス本来の目的である生殖を真昼と果たすために何度も体を重ねてきた。
たぶんだがもうデキている。受精してしまっている。真昼の胎では精子と結びついた卵子で細胞分裂が始まっている。
確証はない。まだ病院に行っても無駄だろう。それでも真昼は直感した。私は、この人のおちんぽに負けて、周くんじゃない男の人の子供を産むんだと。
「だから今日も生ハメ|膣内射精《ナカ出し》でいいだろ」
断られる可能性など微塵も考えてない声。それに真昼は逆らえない。
小さく頷いて限界まで尻を突き上げる。
「ください……あなたの、おちんぽ……私のおまんこに……♡」
椎名真昼の転落は一カ月前に遡る。
この日も|柿野美好《かきのみよし》はプリモで客を待っていた。前の客が帰ってから次の客が来るまで清掃と事務作業を終わらせる。ここにサロンを開業して三年目。客足は順調に伸びて経営は右肩上がりだ。それもこれも彼の特別マッサージ目当てに女性の太客がついてくれたから。
先ほどの客にも念入りに特別マッサージを施してやった。少し疲れの残る腰を叩きながら柿野は床にコロコロを掛けていく。
掃除を終えると次の予約を確認した。椎名真昼。高校生か。会員からの紹介あり。
「主な症状は首の張りと肩こり。勉強で下を向いてることが多いためと思われる、か」
インターネットの予約サイトには備考欄がある。あらかじめ自覚症状や気になることを書いてもらう欄で真昼は首回りの不調を訴えていた。
「最近の子供は大変だね。俺らのころも真面目に勉強してるやつは同じようなもんだったか?」
柿野は今年で三十一歳。高校を卒業して干支一回り経った。自分が高校生のときどうだったかなど思い出せない。勉強に対して意欲的な生徒でなかったことは確かだ。それでも自分の店を持って何とかかんとか切り回せてるのだから大したものだろうと自画自賛する。
「それじゃ来るのはガリ勉タイプの優等生子ちゃんかな。いまどき瓶底みたいな眼鏡掛けてる子も居ないだろうけど、それに近いような子だろうな」
予約の時点で相手の容姿は分からない。文面から何となく当たりをつけるしかない。
だから真昼の登場は柿野にとってまったくの予想外だった。
クラスでも目立たないタイプの黒髪で眼鏡を掛けた、何ならちょっとオタクっぽい女子が来ると思っていた。実際に来店したのは一目でスクールカースト最上位の生き物と分かる美少女。
きっちりと制服を着こなし、黒タイツに包まれた脚を行儀よく揃えてソファに座る姿は、予想したとおり生真面目な生徒のそれである。だがクラスでも目立たない存在などトンデモない。こんなのどこに居ようと、何をしてようと自然に人目を引いてしまう。
「何か私の顔についてますか?」
応接セットに向かい合って座った柿野は、真昼の美少女ぶりに度肝を抜かれしばし言葉が出てこない。その様子を彼女に訝しまれた。
「いえいえ。なんでもありません」
「そうですか」
咄嗟に柿野は誤魔化した。真昼は気にした様子もない。初対面の異性が自分に見惚れることは慣れっこですといった態度。それが嫌味に感じない。実際そうなんだろうな、数え切れない男の子の初恋を奪ってきたんだろうなと納得感がある。
「こちらは紹介で来られて今日が初めてですね」男は予約内容を確認する。「招待カード頂戴してもよろしいですか」
真昼から名刺サイズのチケットを受け取った。
「ありがとうございます。こちら会員様の紹介なので本日、オイルマッサージ三十分無料サービスいたします」
「あの」真昼が遠慮がちに言った。「オイルマッサージというのは服を脱いで受けるものなのでしょうか」
密室で男と二人。真面目な施術と分かっては居るが不安を隠せない。少女の葛藤が柿野には手に取るように分かった。
可能な限り下心など微塵もない風を装う。これだけの美少女。異性からの邪な目や雰囲気には慣れているはず。少しでも気取らせたら警戒されてしまう。真昼の観察眼と柿野の鉄面皮の勝負だ。
「オイルを使いますので服そのままだと汚れてしまいますね。ただ、どのみち制服のままで施術は無理なので、こちらからスウェットをお貸しします。そのとき一緒にオイルマッサージ用の施術着も貸し出すますので、そちら着用してください」
説明が真昼の頭に染みこむまで少し待って続ける。「オイル用の施術着は使い捨ての水着のようなものです。露出度も一般的な水着と同程度になります。そちらだいじょうぶですか?」
こい! 頼む断るな!
柿野は祈る気持ちで真昼の返事を待った。和やかな笑顔の陰では早くも極上美少女と組んずほぐれつ、彼女の恥ずかしい場所を揉みほぐし、指や舌、ちんぽを使った特別マッサージで堕とす自分を想像していた。
プリモの裏メニューこと特別マッサージとは性的なサービス。催淫香と媚薬入りオイルを使ったマッサージで体だけでなく心も揉みほぐし、無防備になった状態でセラピストの体の一部で女体の奥深くに溜まった老廃物を掻き出す。
……要は柿野のちんぽでポルチオ責めするのだ。
学生時代からセックスの強さには自信があった。さらに卑怯な道具と組み合わせることで男側の優位性が増す。プリモの経営を支えるのは柿野にチン堕ちした女たちだ。真昼に紹介チケットを渡した同級生も既にチン堕ち済み。この美少女を紹介すれば次回、いつも以上に好くしてもらえると思ったのではないか。正解だ。特別に延長して入念に可愛がってやろう。
柿野は利口な飼い犬に褒美を与えるタイプの飼い主だった。
テーブルに視線を落としていた真昼が顔を上げる。真っ直ぐ正面から柿野の顔を見据えた。
柿野は値踏みされてるようで居心地が悪い。後ろめたい人間に付きまとう罪悪感だ。これは最終面接なのだと彼は気合いを入れ直す。真昼の突き刺してくる視線を分厚い面の皮で受け止めた。彼女から目を逸らさず視線をぶつける。
「分かりました。お願いします」
真昼の観察眼を柿野の嘘つきスキルが上回った。
真昼が脱衣所で着替えてる間に柿野は準備を整えていく。
催淫香を焚き直して施術室全体に効果が行き渡るようにした。じっくりと内側から女の欲を掻き立てる香は、整体六十分コースの半ば辺りで効いてくる。すでに何度も使って検証済みだ。
「今回はこれにしておくか」
プリモで使う媚薬オイルは媚薬の配合割合によって三段階に分けられる。柿野は一番強いオイルを手に取った。
恐らく椎名真昼という女の子は処女だろう。まだ開発されてない体を一度の施術で確実に堕とすためには、少しもセックスで苦痛を与えてはならない。始まってから終わるまで、とにかく気持ちよくて幸せで、これなしでは生きられないと感じるくらい善がらせてやる必要あった。
そのためには催淫香や媚薬オイルも必要だが、もっと大事なことがある。どれだけ利他の精神で臨めるか。
柿野はレイパーである。最終的に女たちを堕として和姦へ持ち込むにしても、取っ掛りは騙して行為を始める。通常レイパーは己の快楽を優先する存在だが、柿野の目的においては自分が気持ちいいことより女が感じてるかのほうが重要。それゆえ優先順位は女の悦びが一番に来る。
もちろん柿野とてセックスは気持ちいい。真昼のような美少女とヤレて嬉しい。それでも目的は忘れない。柿野はプロのレイパーなのだ。
ガラッと脱衣所のドアが開いて真昼が出てきた。
「着替え終わりましたね。それではこちらにどうぞ。俯せで寝てください」
施術台に寝そべった真昼の背中を手を添え最初は普通のマッサージから始めていく。催淫香が回ってくるまでは不審な動きを見せない。
「やはり首回りが固くなってますね。テキストを左側に置いて見ながら勉強すると、この辺りが疲れるでしょ」
「――ふっ、んぅ」
首筋の凝ってる部分を揉みほぐすと真昼の口から吐息が漏れた。
美少女の色っぽい声いただきました! もう少ししたら思う存分喘がせてやるからな。
俯せになった真昼からこちらの顔が見えないのをいいことに、柿野は先ほどまでの鉄面皮を解除する。いまでは鼻の下を伸ばして天使様の全身を揉みほぐしていた。
「長く座ってると腰もつらいでしょ。少し力を入れて押しますね」
柿野は真昼の腰回りに手を当てる。仙骨の位置を指先で取ると大きく円を描くようにマッサージ。仙骨は神経や靱帯で女性の生殖器と繋がっている。ここを刺激することでポルチオにも刺激が伝わる。女性の感度が向上していくのだ。
「んっ、ふっ、ふっ、ふっ」
しばらく揉みほぐすと真昼の口から何かを我慢するような息が漏れ出す。じんわり下半身が熱くなってきてるのだろう。
トントントンと仙骨を指先でノック。
「あっ、あっ、あっ、あっ」
骨に響いたか真昼が吐息だけでなく声も出す。
「気持ちよかったり痛かったりしたら遠慮なく声を出していいですからね」
「……はい」
恥ずかしそうにしちゃって。耳まで真っ赤だな。ねっとり耳を舐めながらパイ揉みと手マンでトロトロにほぐしてやるからな。もう少し待ってろよ。
柿野は腰回りにある性感を高めるツボを指圧する。貴人のお世継ぎ問題は人間が社会を形成したときから付いて回る頭痛の種だった。生まれつき性欲が薄かったり、性欲はあるけど体がついてこなかった当主の性感を高め、子供を作らせるために様々な研究が行われてきた。
いま柿野が真昼に施しているのもそのひとつ。夜の生活が楽しくなる整体術だ。
催淫香の効果と性欲を高めるマッサージ。体の内と外から攻められて天使のような美少女がムラムラしてくる――エッチな気分になってきた変化を柿野は目敏く感じ取った。
お尻や太ももの付け根にあるツボも押していく。感度のいい子ならこれだけでも濡れてくる。
「はあ……♡ お゛ぁっ♡ やっ♡ ああああぁっ……♡ ふあああーっ♡♡」
真昼も悦んでくれてるようで、いい声が出た。
もう一押しだな。柿野はマッサージを次の段階へ進める。
「それではオイル使っていきますのでスウェット脱いで仰向けお願いします」
柿野の指示に従って真昼が上を脱いだ。彼女に渡したオイル用の施術着は紙ブラと紙パンツ。ブラは胸に巻きつけて背中で結ぶタイプのもの。
紙ブラだけになった真昼の胸は、制服やスウェットの上からでは分からなかった豊かな膨らみが見て取れる。柿野は無反応を通すことに多大な努力が必要だった。
服の上からでも分かる巨乳は眼福だが、やはり脱がせてみてビックリは男のロマン。特に後者は彼女を脱がせられる男だけが知ってる秘密。他の男に優越感を覚える。
「……あの」次は下を脱ごうとスウェットに手を掛けた真昼が止まる。「全部脱がないとダメでしょうか。下はこのままというわけには……」
「全身やってこそのマッサージ効果ですので。下も脱いでいただかないと」
そうですか、と真昼は固まってしまう。
「もし恥ずかしいようでしたら下はタオルを掛けて、中に手だけ入れてマッサージすることも可能ですが」
与えられた可能性に真昼が食いつく。「そのようにお願いできますか」
「だいじょうぶですよ。他のお客様でも恥ずかしいと仰る方が居るので、ブラインドマッサージもやってます」
珍しい要望ではない。苦に思う必要はない。そうやって促すことで真昼はやっと下も脱ぎ始めた。
ほっそりとした脚が現れると柿野は思わず口笛を吹きたくなった。黒タイツ越しにも男の目を惹きつける美脚は、生脚になることでより破壊力が増す。絹ごし豆腐のように白い肌に傷やシミはひとつとしてない。引き締まっていながら女性らしい肉も乗った脚が真っ直ぐに伸びる。
ブラと同じ濃紺の紙ショーツは際どい角度で切り上がる。施術の邪魔にならないためと称して面積の小さいものを選んだ。あと少しでも行きすぎたら疑われる本当にギリギリのラインを攻めている。
真昼が脱いだスウェットを受け取り籠にしまう。その間に彼女は仰向けで寝た。
「タオル掛けますね」
なるべく彼女の下半身を見ないようにして柿野はタオルを掛ける。見るだけならあとでいくらでも見られる。紙ショーツを剥ぎ取って女の子の一番隠したい場所まで観察することも可能だ。ここでは目先の欲望より配慮できるマッサージ師を装う。
「目元にホットアイマスクします。うちの特性ブレンドした薬草で眼精疲労を軽減する効果もあるやつです」
実際は催淫香に使ってるものと同じブレンド。より近い場所で直接吸わせる。
柿野は真昼の頭側に回ると両手にオイルを取って肩や胸回り、腹部に塗り込んだ。女性らしいメリハリの利いたボディがオイルで濡れ光る。テカリを帯びた肌の白さがライトで強調される。
まずは肩に手を添え、真昼が気になると言ってた首筋や肩の凝りをほぐす。あくまでもマッサージ。これは真面目なマッサージなのだ。いまはまだ。
「ん……ぅ……あ……ぅ……ぁ……」
まだ何も性的なサービスはしてないうちから真昼の声が漏れる。数十分吸引し続けた催淫香、肌から吸収された媚薬オイル、腰回りへの刺激で揺らされた子宮。それらの効果が合わさって彼女の体は単純な接触でも感じるほど感度が高まっていた。
「デコルテ周りの筋肉もほぐしますね。ここが固くなってると肩こりに繋がるんです。ちょっとデリケートな部分ですが我慢してください」
十代の張りがあるおっぱいは仰向けで寝ても型崩れしないお椀型。その上部をくるくる円を描くように揉む。やってることは通常のマッサージと一緒だが、男性に触れられる閾値を下げるため徐々に指先を紙ブラの中にも潜り込ませる。
まだ乳房をガッツリ揉むまでは時期尚早だが、防衛ラインを一気に押し下げた。
「ふあ! ちょ、ちょっと! あっ!」
「くすぐったいですか? もう少しで終わるので我慢してください」
何もやましいことはしてませんよ。必要なことなんですよ。エッチなこと考えるお客さんの頭のほうがピンクなんですよ。堂々と居直られると自分のほうが間違ってるのではと己の意見に自信が持てなくなってくる。人間とはそういうもの。その辺りの機微も読んでる柿野は何ら臆することなく手を進めた。
「くすぐった……ん……ぁ……あ……ぁ……」
単なる肩こりマッサージで「おっぱいが気持ちいい」などと口が裂けても言えない。だから自分が感じてるのは、くすぐったいためだと己の正直な感想に蓋をする。
真昼が自分におもねったのを見て柿野は調子づく。手を腋に滑り込ませて腋下や乳房の横、肋骨と肋骨の隙間にある神経を媚薬オイル塗れの手で撫でる。
「ああ……あああっ……ああっ……ひぐ……ッ……あ、ああ……」
普通に触れられても敏感な部分を絶妙なフェザータッチで愛撫される。セックス経験がない少女の体は驚き、戸惑い、怯えながらも未知の快楽に順応しようとする。
真昼はタオルの下で脚を切なげにもぞつかせた。嬌声を聞かれるのが恥ずかしいのか唇を軽く噛む。本格的な行為を受け入れる下地が着々とできていく。
柿野は真昼の左側面にポジションを移す。たっぷり媚薬入りオイルを手に取った状態で腹部から胸にかけ、持ち上げるようにマッサージした。その指先が紙ブラの中に侵入して乳房を揉む。
「ふぁ♡ あっ♡ そこ♡ そこ、ダメっ、ああっ♡ これ……本当に、マッサージなんですか♡」
「女性は男性よりも乳腺が発達してますからね。ここもよく揉んでおく必要があるんですよ。腋から乳頭にかけてリンパの流れをよくして老廃物押し流しましょう」
もっともらしい言い訳を並べて柿野は乳揉みを続ける。オイルで滑りがよくなった肌を何度も異性の手に撫でられ、真昼の頬が上気してピンク色に染まった。天使のように可愛らしい少女の小粒な乳首が勃起し始める。
マッサージを装った手のひらでの愛撫だけでは飽き足らず、乳房側面にある快感のツボを押しながら同時に親指で尖った肉粒をくりくり転がす。
「だいじょうですよ。みなさんやられてるマッサージですから。経験された方は口を揃えて気持ちいいと仰てくれます。椎名さんはどうですか。乳首くりくり気持ちいいですか」
「んあっ♡ ダメっ、こ、これダメぇ♡」
「とても気持ちよさそうな声が出てますね。しばらく乳首だけ押してみましょうか」
アイマスクで彼女からは見えないのをいいことに紙ブラをずらした。完全に露出した乳房が男の手の中でぐにぐに揉まれ形を変える。
大きさはDカップくらいありそうだな。腰や肩は細いのにおっぱいだけ大きいなんてやらしい体だ。仕込んだらセックス大好きになれそうな素質あるな。まずは乳首ちゃんからいただくとするか。
柿野は舌を出して真昼の乳首を根本から持ち上げるように舐める。
「あふっ♡ あふうぅ♡」
尖らせた舌先で乳輪を舐め回すと真昼の声が一層甘くなる。
「んっ♡ あっ♡ あん♡ くひっ♡ んひぃ♡ あっ♡」
先ほどまで触られていた感触と違う。指ではない何かが自分の乳首や乳輪を刺激していた。アイマスクで視界を閉ざされていても真昼は異変を感じ取る。
しっとりヌメヌメした何かに乳首を包まれた。湿度の高い空間に閉じ込められた乳首を、ヌルヌルざらざらした分厚い何かが転がす。
舐められてる? 舌で乳首を愛撫されてる?
恐ろしい可能性に行き当たって真昼は全身が総毛立つ。もし仮に想像どおりだとしたらマッサージの範疇を越えている。一般的にそれは愛し合う恋人同士が行う夜の営みでの行為。女の体が男を受け入れられるようにする準備運動ではないだろうか。
やめてくださいって言わないと。アイマスク取って確認して、もしおっぱいを舐められていたら……警察に行きますと言えば放してもらえるでしょうか。
「あんっ、あっ、あああっ」
真面目な考えを遮るように柿野の乳首舐めが激しくなる。男の濡れた舌が真昼の知らない動きで乳首をすっぽりくるんでしまう。その状態で吸われると腰がビリビリ痺れて、へにゃっと力が抜ける。気持ちよすぎて足腰に力が入らない。だらんとだらしなく両脚が開いてしまう。
「あっ♡ だめっ♡ やっ♡ だめっ♡ ああんっ♡」
男の愛撫は手慣れていた。乳輪をざらつく部分で舐め回し、もどかしい快感を与えたあと、パクっと乳首を咥えジュルジュル音で羞恥心を煽りつつ激しく吸い上げる。乳首ひとつ責めるでも複数の官能を使い分けてくる。セックス巧者に処女の真昼では太刀打ちできない。
加えて少し前から体が変だ。頭はお風呂でのぼせたように惚けるし、体は湯船に浸かってるように熱い。特に女の大事な部分……女体の秘奥へつながる部分が熱を持ち、粘性の液体を吐き出してくる。
「ああっ♡ あっ♡ あっ♡ ああっ♡ やっ♡ だめっ♡ だめぇ♡ いいっ♡ き、きもちっ♡ いっ♡ ああっ♡ ああんっ♡」
アソコが濡れてしまっている。愛液で紙ショーツが貼り付く違和感を覚えつつ、上半身は柿野の愛撫で天国を見せられる。
そのまま五分ほど乳首ばかり責められた。やっと解放された真昼は意識朦朧として施術台の上で胸を弾ませた。その様子は男からすればまな板の上の鯉。自分に犯されるために待ってる獲物に見えたことだろう。
「次はこちらをほぐしていきますね」
男の声は足元から聞こえた。タオルに手が侵入してくる。
「……ふぃっ♡ んふっ♡ はっ♡」
内ももを彼の手が撫で回す。切れ込みが深くて恥ずかしかった紙ショーツ。鼠径部の際まで露出した脚の付け根を異性の手が触れていく。
ときおりオイルを足しながら男の手が真昼の下半身を這い回る。
「足の裏も指圧しましょう。よく言われるとおり足裏には様々なツボがあります。それに甲やくるぶしもツボが密集してるので、ここをもみほぐすと全身にいい影響があるんですよ。たとえば、ここは女性の生殖器に関連すると言われていて生理不順の改善に効果ありますし、こっちは子宮を内側から温めて子供ができやすくなると言われてるんです」
なぜ、いまそんなツボを押す必要があるのか。まだ高校生の真昼には早急に妊活する事情はない。それなのに男は生殖器に効くツボを何種類も試してくる。
ダメです。この人のマッサージ、本当にお腹が熱くなってきて……赤ちゃん作るところ、ポカポカしてきて……。お腹疼いてしまう。下腹部キュンキュンして止まらない。
「……ま、まへぇ♡……あ、足裏……子宮のツボ、だめ……」
「女性は子宮が活性化して女性ホルモンが分泌されることで綺麗になりますからね。くすぐったいかもしれませんが、もう少し我慢してください」
くすぐったいのではない。下腹部に淫らな欲望の渦が形成されて恐ろしいのだ。椎名真昼という存在が丸ごとその渦に飲み込まれる気がした。
「丹田も入念に揉みほぐしましょう。東洋医学では健康を司る大事な部分とされてるんですよ」
柿野は説明を加えながら真昼のへそ下に手を当てる。腰骨周りをマッサージしたときと同じ手付きで、ゆっくり大きく円を描くように圧をかける。
「あっ……そっ、そこは……あぁ、ああああ!」
男の手は体の外から真昼の子宮を寸分違わず捉える。子宮の位置には個人差がある。同じ人物でも日によって微妙に違う。それでも一撃で急所を貫くのは男の練度あったればこそだろう。
「んぁ♡ あ、ま、まって、あっ♡」
強すぎず弱すぎず。絶妙な力加減で男は真昼の子宮を弄んだ。コリコリとお腹の外から子宮を揺らされて細い腰を跳ねさせる。まるで腟内も一緒にしてほしいとおねだりするように下半身を突き出してしまう。
「あっ、や、ダメ、イきますっ! イきますっ! これ続けたられたら……マッサージでイッ……くぅ♡」
「おや? 椎名さんもイクという言葉をご存知なんですね。そんなことまったく知りませんと言いたげな雰囲気なのに。まあ女子高生ともなれば知ってるほうが普通ですか」
催淫香と媚薬の効果で火照ってる体への体外式ポルチオマッサージ。真昼は普段の冷静さを失って肉欲に飲まれていく。子宮を中心に発生した淫気に抗えない。
「あっ、うぁぁぁ……そ、それダメですっ♡ こんなマッサージで、お、おかしくされたら、か、身体が、火照って……」
「血行がよくなってきたんですね。女性はお腹を冷やさないことが大事ですよ」
子宮を揉みほぐしていたのとは反対の手が、バスタオルの中に侵入してくる。オイルまみれの太ももを撫でながら徐々に脚の付け根へ侵攻する。やがて体の中心に達するとショーツの裾から指を挿し込んだ。
「えっ? そこ……はぁッ!」
男の指が誰にも触れさせたことない真昼の内側を撫でる。何度も往復したり、中で指を鍵状に曲げて敏感なポイントを探したりする手の動きは、事故で入ってしまったものではない。明らかに彼は自分の意思で真昼の秘部に愛撫を施している。
「あっ、ダメ、そこばかり弄らないで。ああっ♡ あっ♡」
いくら何でも異常だ、こんなマッサージはあり得ないと真昼も頭では拒否する。だが彼の指で膣壁を押され、膣内のざらざらした部分を撫でられると体は悦んでしまう。性欲の支配下に置かれた真昼の体は、もっと弄ってと両脚を開いて男の手を迎える。
「外と中から同時にされると気持ちいいですよね。経験したみなさん泣いて悦ぶほどよがって、次回も絶対これしてほしいと気に入ってくれるんですよ」
「んんっ、くぅ、うっ。くぅぅぅ! そこばかり責めるなんて、ああっ! あっ、あっ、だめっ、あっ! らめっ、あっ、あっ!」
男の指先が真昼の特に弱い部分を探り当てた。感じすぎて醜態をさらしてしまうのは恥ずかしいと思いながらも、そこを彼の指で刺激されると腰から下がなくなったかと錯覚するほどの快感が押し寄せる。
爆発的な快楽に流された真昼は、日ごろの大人しい彼女からは想像もできないケダモノじみた声を出してしまう。
「ひゃあっ! んああああぁぁ!! や、そこっ! いやっ、やっ、らめっ、ふああぁ!! あ、あっ、あっ! あ、あああっ、もっ、だ、め、あひっ、ひっ……らめえぇぇぇ!」
肉欲に堕ちた雌の叫びを残して真昼の意識は純白の世界に溶けていく。
一度イカせてしまうと柿野はますます調子に乗って真昼を責めた。もはやマッサージの体裁を守る気など微塵もない。下半身にかけていたバスタオルを床に落とし、紙ショーツも脱がせて天使のように愛らしい少女の狭い穴を指で拡張する。
「真昼ちゃん二本はスムーズに動かせるようになったね。ヌルって入るし三本目も頑張ってみようか」
呼び方は椎名さんから真昼ちゃんに変わっている。こういうさりげないところから精神的なマウントを取る。二人の距離を縮めていく。馴れ馴れしく接近されても真昼は拒めない。肉悦に浸り切る彼女は呼び方など気にしてられない。
「あぁっ、はぅ、ふひっ、んんっ♡ これダメェ、こんなの気持ちよすぎる♡」
指を三本に増やす。処女の入り口はキツキツで指はピッタリ肉襞に絡め取られる。それでもオイルと愛液で濡れた膣洞は滑りがよく、小刻みに前後させながら少しずつ動かすと奥まで入った。
「や、やだ、だめ……抜いて……ああ、もう入れないで……あぁ……! やめてくださっ……お願い……やだ……やっ……ふああああ……!」
「このあともっと太いもので腟内をマッサージするんだよ。これが飲み込めないとキツいな」
苦しみを紛らわすためクリトリスを親指の腹で撫でてやる。ドロッとした粘っこい本気汁を垂らしながら真昼は悩ましげに腰を左右に揺らした。
「んっ……はぁ……んっ……ああ、熱い……だめっ……出ちゃう……漏れちゃう」
「入り口のとこで気持ちよくなってアソコむずむずしてきたのかな。いいよ出しちゃって。真昼ちゃんが潮吹くところ見せて」
柿野は恥骨の裏側に狙いを定め、そこばかり重点的に刺激する。込み上げる尿意に対抗して真昼は下半身に力を入れる。それが余計に膣洞を締めてしまい指との隙間をなくす。吸いついてくる肉襞をくすぐってやると真昼の反応は熾烈を極めた。
「んんんっ、出るっ……出ちゃうっ、恥ずかしい……見ないで……あっ……あっ……」
「見せて。真昼ちゃんのお漏らし」
感度が最高潮に高まってる少女の膣内。その中でも特に弱い部分に指を二本押し当てて指圧する。マッサージ師の繊細な指にはツボを捉えた確かな感触があった。数回そこを押してやると真昼の我慢が限界を迎えた。
「あっあっあっ……あっ、んんっ、はぁっ、んいいいっ……あっ、そこおっ……ああっ、そこだめえっ、やっ、やぁっ……やあああっ、ああああっ!」
彼女は腰を浮かせてブリッジする。一拍遅れて入念にほぐされた股ぐらから水柱が上がった。仰け反りアクメしながら透明な液体を撒き散らす。
真昼は柿野や自分の体だけでなく辺り一帯にあるものを潮で汚す。
「あっ、あっ、んああっ、あああっ……だめっ、だめっ、でちゃ、ああっ、でちゃうっ……あああっ、も、んんんっっ……あああっ……ふあっ、あああっ……っ、あっ、ああっ、あああんっ、やあああああああっ!」
自分の意思では止められない恥辱の噴水。水しぶきを飛ばしながら真昼の目から生気が抜けていく。これ以上ない醜態をさらしたことで彼女の気高い心が完全に折れた。
キメるならここしかない。柿野は素速くズボンごとパンツを脱ぎ捨てる。施術台に乗ると真昼の足首を掴み、両脚を大きく開いた。潮で貼り付いた陰毛の下に男を知らない無垢な割れ目が見える。
柿野は惚ける真昼の顔からアイマスクを剥ぎ取った。ブラもショーツも奪ったなかで最後に残された目隠し。いよいよもって本当に真昼は生まれたままの姿にされてしまう。
「ほら真昼ちゃん見て」
眩しそうに目を瞬かせる少女に柿野は己の肉棒を見せつける。
「いまからこれで真昼ちゃんの体を内側からマッサージするよ。指なんか目じゃないくらい気持ちいいからね」
真昼の反応は薄い。媚薬を使った連続絶頂責めで脳が弾け、いま自分が何をされてるかも理解してないのかもしれない。クスリが効きすぎてしまったか。まあ死にはしないだろ。
「だけどこのマッサージには欠点があるんだ。男の人のちんぽを使って子宮に直接圧を加える行為が一般的にセックスと呼ばれることは知ってるね。恋人や夫ではない男とセックスすると女の人は浮気になってしまう。お客様にそんなリスクは負わせられない」
話してる最中に柿野は肉棒を割れ目に擦りつける。ヌルヌルした襞や限界まで勃起した陰核に亀頭を触れさせると、真昼の腰が切なさを訴えて揺れる。ふーっ、ふーっと唇の間から興奮を抑えきれない吐息が聞こえてくる。
柿野は真昼の視線が自分のちんぽに注がれているのを感じた。物欲しそうな目が瞬きも忘れて赤黒く淫水焼けした亀頭を見つめる。目を逸らしたほうが負けな睨めっこでもしてるように。
「だから誓約してもらうんだ。この先も体験したいお客様には。お付き合いしてる人が居たら別れてくださいって。真昼ちゃんは彼氏いる?」
「……大事な人なら」
「真昼ちゃんの片想い? 幸せだね。真昼ちゃんみたいな可愛い子に好きになってもらえるなんて。だけどダメだよ。その子のことは忘れて、このちんぽだけが欲しいって言うんだ。そうじゃないと続きはできない」
「……だけど……それは……」
さすがに迷うか。まあ他の女にもこんなこと言ってるなんて嘘なんだけどね。中には彼氏や夫が居るのにここで他人棒咥える背徳感が病みつきになってる人もいるし。女って怖いね。大人の恋愛だの秘密の恋にドキドキだのドラマのキャッチコピーに夢見て、自分もヒロインになった気で居るんだろうけど、やってることはただの浮気なんだよな。
尻軽ビッチどものことはどうでもいいや。真昼ちゃんは俺の女になります宣言させて手元に置く。この子ほんとに可愛すぎる。今回だけは仕事より私情を優先させてもらうわ。
柿野は公私を切り分け、客には本気にならないことをモットーにしていた。いつ如何なるときでも、たとえ好みのタイプが店にやってきても、あくまで彼女たちとのセックスは営業行為と分別をつける。本気にならないし必要以上に楽しまない。
ところが椎名真昼という少女に対しては欲が出る。もっと深い仲になりたい。自分に依存させて飼いたい。これまで身に着けたテクニック総動員して一からエロいことを仕込み、自分とセックスすることが大好きな淫乱堕天使様にしてやりたい。
くにゅくにゅと柔らかいマン肉を亀頭で揉みほぐす。根本を摘まんで軽く持ち上げ、ピタピタとクリトリスを打楽器のように打つ。軽い衝撃ひとつ一つがクリを通して脳に響くのか真昼は身悶える。
「くふううっ……んはっ……んはあっ」
「気持ちよさそうな声が出ちゃってるね。我慢できるの。ここまできて一番気持ちいいことはしないまま帰って。やっぱり体験しておけばよかったと後悔しない? 口で言うのが恥ずかしいなら頷くだけでいいよ」
柿野は返事を待たず真昼の膣口に亀頭を埋め込む。先っぽのくびれまで挿れると彼女の柳腰がしなやかに反った。
「おちんちん挿れてみたいでしょ。失神しちゃう女の人も居るくらい気持ちいいマッサージ受けてみたいよね。子宮が燃え上がるように熱くて体は限界でしょ。真昼ちゃんも分かってるよね。いくら指でイカせてもらっても、おまんこ切なくなるだけで余計苦しいって。おちんちんで気持ちよくしてもらわない限り熱は発散できないって」
柿野が僅かに腰を前に突きだした。濡れた肉を掻き分けて膣内にペニスが侵入する。念入りに時間をかけてほぐした処女道は、未使用でありながら男根をスムーズに呑み込んだ。
「あ゛あ゛あ゛あ゛っっ、くうぅっ、うううぅぅっっ」
「ここまで挿れても拒まないってことは、最後までしてもいいってことだよね」
同意を促すように聞くと真昼の顎が縦に三回揺れた。
ああ、頷いてしまった、おちんちん挿れてもいいと答えてしまった。男の人の男性器、想像していたより太くて、長い……まだ半分も入ってない。
真昼にとってセックスは|望まれない子《じぶん》を生み出した儀式だ。この世に生まれ落ちてからの不幸や寂しさ、存在の寄る辺なさのすべては両親が快楽目的で行ったセックスにある。避妊に失敗した父親が母親の膣内で得た刹那の快楽が発端なのだ。
それゆえに真昼は自分が異性と恋に落ちることなど考えもつかなかった。天使様と崇められ数多の男子に告白されても歯牙にかけず、優等生のパブリックイメージが崩れない範囲で丁重かつ一切の望みを残さず断ってきた。
最近の真昼は周と出会ってから変わりつつあった。彼とスキンシップを取ることに嫌悪感はない。真昼のほうから積極的に頭を撫でて欲しい、ハグして欲しいと態度を示すこともある。
だからと言って性行為への嫌悪感が完全に拭えたわけでもない。いずれ自分たちらしいペースで近づき、一歩ずつ歩み寄ってそういうこともあるかもしれない程度の考えだった。
であるから、今日会ったばかりの男性と快楽目的のセックスに興じるなど想像の埒外。男性器を挿れて欲しいかと訊かれ頷いてしまったことに真昼は己で衝撃を受けた。
だけど、もう我慢は……限界で……この人が言うとおり、指では何回イッてもお腹の奥がもどかしくて……指では届かない場所が疼いて、そこを引っ掻いてもらわないと頭おかしくなりそうで……。
「深呼吸して。息を吸って、吸って、吐いて」
男に誘導され肺いっぱいに溜めていた空気を吐き出し終わった瞬間、彼の雄突起が鋭く真昼のナカをえぐった。
ひどく濡れた肉襞を掻き分けて存在感あるモノが入ってくる。指よりも硬くて熱い棒状のモノが、男を知らなかった少女の体をこじ開けて奥に侵入してくる。ゴツゴツして岩のように硬い棒が何かを引きちぎった。
「――――ッあ!」
肉を千切られた痛みに真昼は悲鳴のような声を漏らす。全身を硬直させ息を止める。
「だいじょうぶ。すぐに痛みは引いてくる」
男が真昼の髪を撫でた。彼が言うとおり痛みは一瞬。入って仕舞えばテーブルに吹きかけた殺菌用アルコールのようにスッと蒸発して消える。
男が体を倒して抱きついてきた。何度も髪を撫でながら額や頬、唇にキスされる。そうやって破瓜したばかりの体を労られると、自分が大事にされてるような錯覚に陥る。
彼の舌が唇を割って口内に侵入してきた。抵抗する考えが真昼にはない。されるがまま受け入れると、彼の舌に舌を絡め取られた。
「はむっ……ちゅっ……んはぁ……はぁ……」
「キス好き?」
「……わかりません……したこと、なかったから……」
「キスしてるときの真昼ちゃん、すっごく幸せそうな顔してる。もっと幸せになろうか」
「えっ……っ、ぁっ……幸せなんて……ひゃうっ♡」
舌が絡むたび下腹部に甘い痺れが伝わった。ぞくぞくする体を震わせ膣洞を締めてしまう。狭くなった雌筒がペニスに纏わり付くと彼の形をより鮮明に感じた。
「はぁんぁ♡」
彼が腰を少しだけ――ほんの少しだけ動かした。ピストンと呼べる動きではない。身じろぎした程度の動き。たったそれだけで甘美な悦楽が生まれた。
真昼が痛がってないと見て取ったか、男は馴らすような慎重さで腰を使い始める。
初めは同じ場所で小刻みに前後するだけだった。次第に小刻みな動きは続けたまま奥まで入って来る。真昼は破瓜を迎えた地点が自分の行き止まりだと思っていたが、どうやら膣洞はもっと深くまで続くようだ。そして彼のペニスは真昼の秘奥まで簡単に届いてしまう。
「んんっ……は、ああぁぁぁあぁぁぁ――っ♡♡」
初めては痛いと聞いていた。現に真昼も挿入された瞬間は痛みを感じた。しかし一瞬の痛みをやり過ごしてしまえば、あとに尾を引くのは快楽ばかり。
すごく気持ちいい。初体験は痛いだけで終わることもあると聞いてたのに。初めてから何も考えられなくなるくらい気持ちいい。
まだ他人の体の一部が入ってる感覚には慣れない。硬い棒状のモノが前後するのは奇妙な感じがある。それでも毎回これだけ好くしてもらえるなら、やみつきになってしまいそうだ。
怖い。セックス怖い。これにハマったら抜け出せなくなってしまう。麻薬のような誘引性を感じ真昼は目に涙が浮かんでくる。
「……ひっ♡ ひっ♡ あっ、あっ、あっ、あっ、あっ♡ すごいっ♡ きもちいいっ♡ んああぁぁっ♡ これっ、いいっ♡ も、もっと♡ もっと動いてください♡ もっと突き上げてっ♡ もっとっ♡ もっとしてぇ!」
自分を省みなかった両親の気持ちなんて分かりたくない。身勝手な都合で子供を捨てる親なんかに理解は示したくない。それなのに理解ってしまう。こんなに気持ちのいい行為があるなら、後先を忘れてしたくなっても仕方ない、と。
「あっ、あっ、あっ♡ んんっ♡ あっ♡ ダメっ♡ 激しっ♡ 激しいぃっ♡」
「激しくってオーダーしたのは真昼ちゃんだよ。処女なのに激しいエッチ好きな淫乱ちゃん」
「んんっ♡ ふぁっ♡ あんっ♡ ああっ♡ 気持ちいいっ♡ 気持ちいいですっ♡ あんっ♡」
酷いこと言われてるのに否定できない。それどころか淫乱と呼ばれることに仄暗い悦びを感じてしまう。そっか自分は淫乱なんだ。あの|母親《ひと》と同じなんだ。いくら拒否しても血は覆せないんだ。この体がセックスに弱いのは生まれたときから決まってたんだ。それなら仕方ないですね。
……おちんちんのことしか考えられなくなっても。
「あなたのおちんちんすごいっ♡ これが大人の男の人のおちんちんっ♡ これまでもいろんな女の人とエッチしてきた、経験豊富なおちんちんに擦られてわたし、気持ちよくされてますっ♡ 女のイカせ方を知ってる腰使いも素敵ですっ♡」
彼の入って来る場所はすべて気持ちいいが、その中でも特に強い快感の生まれる場所がある。そこに触れてもらえるよう真昼からも腰を動かす。
「あはぁっ♡ あぁっ♡ あんっ♡ あんっ♡ んんっ♡ はぁっ♡ あひんっ♡」
当てて欲しかった部分を亀頭にタッチされる。一回では終わらず何度も突き上げられた。真昼の反応から男も察したようで、そこばかりを重点的に責めてくる。
セックスに苦手意識を持っていたことや、快楽に負けて自分を作った両親への恨み言などが、圧倒的な快感に上書きされて消える。そんなちっぽけで些細なことに頭を使うなら、いまは夢中でおちんちんの気持ちよさだけ感じていたい。
男の腰使いは巧みで、真昼の体が浮き上がるくらい激しいピストンを繰り返しながら、決して突いて欲しい場所を外さない。
息もできない愉悦に身を溶かしながら真昼は渾身の力で男に抱きつく。
男は一点を責める動きから再び通常のピストンに移行した。さらに感じるポイントを探り当てようと肉棒での触診を始める。その動きが一々真昼の勘所を捉えているため堪らない。
「ああっ……♡ だ、ダメぇ♡ だめぇ♡ またっ……♡ またイッちゃう……いやっ、こんなの初めてっ♡」
奥の感じる部分を突かれるとお腹にズシンと響く重みがあった。浅い部分で気持ちよくなるのが針の刺激だとしたら、深い部分の快感は重いハンマーで殴られるダメージが蓄積していくような感じ。
子宮を握り潰されるような背筋に冷や汗が流れる快感に耐えていると、彼に抱きついていた腕を剥がされてしまう。ろくすっぽ手に力が入らない真昼の体を男は軽々と回転させた。
ナカに埋めたままだったイチモツにぐりっと肉襞を捻られながら、真昼はうつ伏せに寝かされる。敏感な膣洞を掻き混ぜられて真昼は絶叫する。ここが防音仕様のマンションでなければ近隣住民が通報していてもおかしくない声の出し方だった。
うつ伏せの真昼を背後から男が抱きしめる。施術台に押しつけられひしゃげた乳房を、そっと男の手が持ち上げた。乳房の柔らかさと勃起した乳首の硬さを堪能しながら、男が再び腰を動かす。
「あ゛ぁ゛っ♡ あ゛っ♡ あ゛っ♡ あ゛っ♡ あ゛っ♡ あ゛っ♡ あ゛っ♡ あ゛っ♡ あ゛っ♡ ま、ま゛ってっ♡ それっ♡ だめっ♡」
固く凝った乳首を摘ままれながら、寝バックで叩きつけるようにピストンされる。本腰を入れてイカせにかかってきた彼の動きに真昼は追い立てられる。
「これ、いいっ♡ すごく……いいっ♡ いいっ♡ 知らなかった♡ おちんちん、こんなに硬くなるものだなんて……は、はぁっ♡ あぁっ♡ や、やぁっ♡ そんなにお腹ゴシゴシされたら穴が空くっ♡」
「うん? もっとシたい? ならシよ♡ エッチしてる最中に女の子が言うダメは、もっとシテでしょ」
「そっ♡ あふっ♡ じゃなっ♡ はんっ♡ ほんとにお腹いっぱいで♡ あぐっ♡ はんっ♡ だめっ♡ あっ♡ あっ♡ あふっ♡ いいっ♡ あっあっあっ♡ やっは~ぁっ♡」
ピストンの勢いで上にずり上がっていく腰を引き戻されながら最奥を何度も穿たれる。正気を失い半狂乱で髪を振り乱すほど気持ちがよかった。こんなにも好いものを自分は一度も経験しないまま嫌って、ひょっとしたら知らないで人生を終えていたのかと思うとぞっとする。
同時にセックスの好さとおちんちんの素晴らしさを教えてくれた彼に、感謝と尊敬の念を抱く。セックスのこと見直す機会をくれたのは彼が上手いからだろう。初めてでも痛いのは一瞬だけ。あとはずっと幸せな気分にさせてくれた。
幸せな気分に浸ったままイキたい。一番深いところに挿れられた状態でイカせて欲しい。
「ぁぁぁあ゛ッ♡ ぁッ♡ それッ、やッ♡ つよぃッ! つよいのイくッ♡ イっく、あ゛ッ♡ イくッ、イグぅッ♡ イくッ、イっちゃうぅぅッッ♡♡」
「俺も限界だ。膣内で射精すぞ!」
「あ♡ あ♡ あ♡ ああぁああッ♡♡♡ おちんぽッ♡♡♡ おちんぽすごぉいぃぃ♡♡♡ こんなのはじめてっ♡ しきゅうにッ♡♡ こわれるくらいだしてッ♡♡♡」
男のペニスが狭道を押し広げて膨らんだ。ピクピク震えたかと思うと突然、先端から熱い液体が勢いよく飛び出す。
「んッ♡♡ くッ♡ あッ♡ あッ♡ あッ♡ あッ♡♡♡ はッ♡ はぁ、はぁ、はぁッ♡ ……こんなにでるなんてッ♡ うぁッ♡ うそッ♡ すごい勢いぃぃッッ♡♡♡ これが射精……♡♡」
|膣内射精《なかだし》された。それは世間一般の女にとっても重大事であるし、複雑な生い立ちを抱えた椎名真昼にとってはなおのこと深く意味を考えなければならないのだが、イッたばかりで物を考えられる状態になかった。
いまはただ、両親が刹那の快楽に溺れたセックスというものに触れ、彼らが負けてしまったのと同じ欲望に浸りきる。