「真面目な医療行為だから」と騙された園神凜祢が変態医者のセフレになるまで (Pixiv Fanbox)
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リクエストプラン(長)から。園神凜祢NTRシリーズの番外編。
「恥ずかしいと思いますが下着も脱いでください。正確な触診には直に触ることが大事ですから。大丈夫ですよ。これは真面目な医療行為ですからね。協力していただければ手短に終わらせます」
医師は座り慣れた椅子の上から指示を出す。恥じらう少女に大丈夫、大丈夫と誤った安心感を擦り込む。いやらしい笑みを鉄面皮の奥に隠し、薄桃色のブラジャーに手を掛けたまま最後の一線が踏み出せない少女の恥じらいを、とくと観察した。
ただの健康診断のつもりで来たのに、まさか生乳を曝け出すことになるとは思ってなかったのだろう。男の感覚ではブラの上から聴診器を当てられるのも、生乳を見られるのも布一枚の違いでしかないが、少女には天と地ほども差があるようだ。
全身をブラジャーと同じ薄桃色に染めてプルプル震える。
恥ずかしい、このまま帰ってしまいたい、だけど学校指定の健康診断だから拒否しても受けるまで終わらない。
彼女の考えていることは手に取るように分かった。過去に何度も同じ状況で少女たちを辱めてきた医師には、お馴染みの光景だ。
二人がいるのは根室医院という個人経営の内科病院である。先代が開業してから三十年間、当地の地域医療に貢献してきた。先代は地域の健康を預かる仕事に誇りと情熱を持って打ち込んだ。残念ながら彼の熱意は二代目である息子には受け継がれなかった。
現院長である根室想太は家業を継ぐため医者になった、他にやりたいこともなかったので丁度いいと公言して憚らない人物で、そのうえ女癖も悪かった。務めていた総合病院を辞した理由も女性問題。周囲には高齢の父親に代わって医院を継ぐためと偽っているが、孝行息子の真実は複数の女性職員や患者に手を出したことが発覚して、内々で事を収める代わりに辞表を書かされたのである。
プレイボーイ気取りで何人もの女を股に掛けてきた根室は、四十手前になって未だに独身。本人は身軽なほうが性に合ってると|嘯《うそぶ》いてるが、親からは「お前の代で根室医院を潰すつもりか」と跡取りをせっつかれ、うんざり。
ちょっと女遊びでハメを外しただけなのに自分を追い出した病院も、遊び歩いてないで身を固めろと煩い両親もイライラする。ストレスが溜まることばかりだ。こんな時は女に限る。憂さを晴らすには女だ。
女で失敗しても一向に懲りない根室は、近隣の学校指定医になってる立場を利用して、目ぼしい少女を「要再検査」名目で医院に呼び出した。
「検査の結果あなたはホルモンバランスがうんたらかんたら」と適当な説明を並べ立てる。九割は嘘。それっぽいカタカナ語や画数の多い漢字が使われた難解な言葉を並べ立て、素人を煙に巻いて「真面目な健康診断だから。すぐに終わるから」と、こっちのペースに巻き込むのだ。
今日やって来た少女は園神凜祢。近くの高校で健康診断したときに目をつけた。いまは嘘説明の洪水を耳に流し込み、生乳を揉みしだいてやろうとしてる真っ最中だ。
女子高生の瑞々しい肌が堪らない。根室は勃起を白衣で隠した。
おかしいのではないか、と凜祢は医師の説明に疑問を持ちながら、彼の指示に従う。
医師の言葉は半分どころか十分の一も理解できてきない。雰囲気と勢いに気圧されて気がついたときには制服の上を脱いでしまっていた。このまま流されて良いのか。もう一度、もっと分かりやすく説明してくれるよう頼むべきなのでは。だけど、もし本当に真面目な医療行為で、やましい気持ちが少しもないのだとしたら、あらぬ疑いを掛けられ気分が悪くなってしまうかも知れない。
真剣に私の健康を気づかって働いてくれてる人に失礼なのでは?
凜祢は進むも退くも決断できず固まる。
「どうしました園神さん」焦れたように医師が脱衣を促す。
自意識過剰と責められてる気がした。考えすぎだよね。お医者さんなら日ごろからやってることだから、変に意識するほうが恥ずかしいことだよ。私も自然に脱がないと。
凜祢がブラのホックを外すと、ワイヤーで持ち上げられていた乳房が重みに従い、自然に下がった。支えを失った乳房の重さをズシりと感じる。特筆すべき大きさとは言えない。学年でも凜祢より胸の大きな娘はたくさんいる。だから自分の胸が殊更に狙われてるとは思えない。それでも医師が僅かに身を乗り出して、邪な視線を投げているように感じてしまう。
腕から引き抜いたブラを脱衣カゴに置いた制服の上に乗せる。
「脱ぎました」
「それでは、こちらに来て椅子にお掛けください」
医師と向かい合って座る。まだ至近距離で乳房を見せることに抵抗あり、両手で隠していたが診察の邪魔になるからと手を下げさせられる。
「それじゃあ触っていきますからね。痛いところがあったら痛いと言ってください」
いたたまれなくなった凜祢は顔を横に逸らす。医療行為なのだからと言い聞かせても、恥ずかしいものは恥ずかしい。
「とても綺麗ですね。形も、色も素晴らしい。感度はどうかな」
羞恥心で顔が赤くなるのを感じながら、凜祢は唇を固く結んで医師の視線や触診に堪える。
本当にお医者さんの仕事なのかな。病気を見つけるだけながら形や色なんて言う必要ある? それに感度って。
不審点は幾つも思い浮かぶのだが、いずれも自分は医者じゃないから、きっとこういう方法があるのだろうで納得させてしまう。
凜祢は目を固く閉じ、これは検査だ、これは検査だと|囈語《うわごと》のように繰り返す。男の人に触られてると意識するから恥ずかしいのだ、見えなければ恥ずかしさは減るはずと考えての行動だが、目を閉じるのは逆効果だった。視覚から情報が入ってこない分、触られてる感覚が事細かに分かってしまう。
乳房を男の手に持ち上げられ、ふるふると左右に揺らされる。少し力を入れて揉まれた。脂肪層が指を受け入れ凹む。僅かな力の強弱も凜祢の神経は拾ってしまう。
胸の先端を何かが掠めた。指だろうか。繰り返し弾かれ凜祢は軽く背中を仰け反らせる。
「ん……ふぅー……ふぅー……ぅんっ♡」
「痛いですか」
凜祢は首を横に振った。
痛みではない。鋭い快感がある。
「感度に問題なさそうですね。続けますよ。ここからは、痛みだけでなく、気持ちよかったら気持ちいいと言ってください」
「先生……ふぅ、ふんぅっ♡ これは本当に触診なんですか」
「他に何だと言うんです。分かりましたね。気持ちよかったら、気持ちいいと言うんですよ」
それ以上の抵抗も反論も許さないといった風に医師は再び胸を弄ぶ。
凜祢は医師の目論見どおり反論を封じられてしまった。漏れ出る恥ずかしい声を我慢するため、歯を食いしばり口を両手で押さえつける必要あったからだ。そこまでしても完全には封印できず、隙間からピンク色の吐息が溢れ出す。
高校生になるまで自慰もしてこなかった凜祢。初めて聞く自分の喘ぎ声は想像より、ずっとずっとエッチに聞こえた。
「はぁぁぁん……♡ あんっ……あぁん♡ あっ♡ あぁんっ♡」
「気持ちいい声が出てますね。ここですか。ここが気持ちいいんですか。正直に答えてください」
正直に何て無理。絶妙なタッチで乳房を揉まれ、乳首はクリクリと転がされる。胸しか触られてないのに下腹部が熱い。凜祢は股の中心が潤んでくるのを感じた。
「敏感な胸ですね。乳首もビンビンに勃ってますよ。目を瞑ってても分かりますよね。これ、この固く痼ってるのが、園神さんの乳首です」
ふっと息を吐きかけられ、凜祢はビクッと身体を震わせる。言葉で強く意識づけられ、乳首がどうなってるのか気になった。恐る恐る薄めを開ける。過去一度も見たことない硬度で勃起する乳首が視界に飛び込んできた。
「はーっ、はーっ、はあぁんっ♡ 嫌っ、嫌ッ! こんなの絶対におかしいっ! あぐっ、はんっ! 乳首いじるのやぁ……んっ♡ はぁ……はぁ……やめて……はぁんっ♡♡」
「暴れないでください。暴れると触診できませんからね」
「違う。こんな、エッチな触り方、触診じゃないぃぃ♡」
「おかしなこと言わないでください。こっちは真面目にやってるんですからね。園神さんにも協力してもらわないと。胸は隠さないで」
乳房を隠そうとした凜祢の動きは医師に先回りされる。両手首を掴まれ顔の横に固定された。
「やめてくださいっ! やぁ、いや!」
「両手が塞がってしまいました。園神さんが非協力的だからですよ。仕方ないので、ここからの触診は舌を使います」
言うが早いか医師は胸の先端に唇を近づけ、桜色の突起を軽く舐め上げる。
舐められた! 乳首を?
「やっ、ああっ! せんせぃっ、それはぁっ!」
ここに至って凜祢は確信した。こんなものは触診じゃない。どこの世界に乳首を舐めて触診と称する医者がいるのだ。
勇ましい腹の内とは裏腹に凜祢は巧みな乳首責めで身体から力が抜ける。ちゅっ、ちゅっ、ちゅうぅとリップ音を立てながら乳首を啄まれ、甘い蜜が秘部を濡らす。
「あっ……はぁっ、んっ! あっ、だめぇ……あっ、あっ!」
「駄目なことはないですよ。感度のテストでもあるんだから、素直に気持ちよくなってください」
医師は繰り返し、くちゅくちゅと音を鳴らしながら乳首を執拗に舐る。一定のリズムで刻まれる快楽が凜祢をトリップ状態に誘う。とろとろに蕩けた意識で彼女は官能の奈落に堕ちていく。
「ひあぁああっ! あぁひっ! ひあぁぁ……ふうぅんっ! だめぇ、だめぇぇ……そこばっかり、やめぇ……んああぁあぁぁっ!」
いやいやと駄々っ子のように首を振る。足をバタつかせて藻掻く。それでも男の腕力はびくともしなくて、逃れられない無力さを思い知りながら凜祢は下腹部の秘めたる部位を熱くした。
「ふあぁ、あぁんっ! あんっ、ああぁっ! やっ、そこだめぇ」
「どうしてですか?」
「ああっ、乳首っ、弱いからっ!」
「弱いとは、弄られると気持ちよくなる、ということですか?」
「そ、そうです! 乳首弄られて気持ちいいんです」
「素晴らしい。園神さんの胸は形、色に続いて感度も申し分なしです。最後は胸だけでイケるか試してみましょう」
「ふっ、んっ、ふぅ……♡ あ、あぁっ♡ お、おっぱい、おっぱいだけでイケるか、なんて……っ♡ え、えぇ? えっ、ちょ、やめ、んはぁっ♡ ふあぁっ♡ はぅぅっ! お、おっぱい……これ以上、乳首っ、しないでぇんああぁぁっ♡♡」
あの日から凜祢の身体は変わってしまった。無垢な身体は刻み込まれた快楽が忘れられず、事あるごとに男の指や舌の感触を思い出してしまう。じゅわりと股ぐらに染みを作り、乳首をピンと勃てる。敏感になった突起が下着で擦れる刺激に人知れず堪える。
じんじんと乳房が張り詰めて弾けそうに痛い。走る、飛ぶなどの運動は我慢できない激痛が襲うため、体育は休みがちになった。
「大丈夫か」
五河士道が凜祢の異変に気がつき心配してくれる。彼の優しい気遣いを嬉しく思う。私のことをよく見てくれているんだなと温かい気持ちにもなる。しかし、事が事だけに彼にも言うことができない。
「大丈夫。おっぱいが張って痛いだけだよ。油断すると乳首が勃ってブラジャーに擦れて感じちゃうの」などと言えるはずない。
士道には悪い風邪が長引いてると適当な嘘をついて誤魔化した。
「本当に風邪か。健康診断で再検査になってたし、まさか深刻な病気なんじゃ」
「違うよ、違う。そんなんじゃないから。士道は心配しすぎだよ。本当に単なる風邪だから。大丈夫。……心配してくれたのはありがとう」
頑なに凜祢が否定するので士道もそれ以上は踏み込んでこられない。
釈然としない、という顔をしながらも、彼は「何かあったら我慢せず言えよ」と話を終えてくれた。
「そのときは頼るね」と応じた凜祢だったが、その後も人知れず胸の異常と戦った。
根室医院での触診以外に思い当たる節と言えば、帰りに渡された飲み薬が妖しい。絶対に飲み忘れないようにと念を押して持たされた。果たして何の薬だろう。
日に三回その薬を凜祢は律儀に飲み続けた。
まさか毒は入ってまいという根室への信頼と、芽生え始めた肉欲が生み出す期待に背中を押された。
最初の触診から数日後。再び凜祢は根室医院を訪れた。薬を飲み終えたら再診しましょうと予約していたのだ。
今回も根室は触診を求めてきた。またエッチなことをされてしまうのかと溜め息をつく凜祢。しかし断るという選択肢は浮かばず、躊躇いながらも制服に手を掛ける。
好きでもない男の前で、すでに相手の目的が医療行為ではなくセクハラにあると知りながら脱衣する。本来であれば嫌悪して逃げ出すところ、彼女の身体は前回知ってしまった女の悦びに浮かれていた。
あのとき感じた絶頂感を再びと期待してしまう自分がいた。相変わらず根室の前で服を脱ぐのは恥ずかしい。羞恥で身震いする。それなのに身体は彼の視線に反応して熱く燃えたぎる。特に前回しつこく愛された乳首は触れられる前から固く痼った。
触診が始まると根室は好色な狙いを隠さなかった。丹念に乳房を揉み込む傍ら、手のひらで乳首を刺激して凜祢の反応を楽しむ。
言葉でも快楽に翻弄される少女を責めた。
「大きさは平均サイズだけど形と揉み心地がいい胸ですね」
「前回は気持ちよくなれたみたいですね。今日も感度に問題がないか調べていきましょう。気持ちよかったら気持ちいいと言ってくださいね」
「大人しそうな顔なのに乳首は積極的だ。まだ触れてもないうちから勃ち上がって触ってもらいたがってる。指がいいですか? 舌がいいですか?」
舌と答えた凜祢の乳首に根室がパクつく。乳輪に啄むようなキスを送られる。勃起乳首の周りを焦らしながら男の唇が二周した。
彼の唇に触れてもらえるよう凜祢のほうから身体の角度を調節し、乳首を差し出す。それを躱して根室は乳輪への愛撫を続ける。
「せん、せぇ……」
早く乳首に触って欲しい。直接言えない凜祢は切なげな声を出すことで訴える。長い睫毛をふるふると震わせ、瞳を潤ませながら眼で訴える少女の熱意を汲み取り、根室は乳首を口に含んだ。
「あっ、ああっ♡ やっ、おっぱい……そんな舐めちゃ……あああっ、ああっ♡♡」
「自分から誘っておいて舐めちゃダメはなしですよ」
相変わらず根室の舌は精緻な動きで凜祢の乳首を弄ぶ。性交の経験がない少女は巧みな男の愛撫に手もなく転がされる。
「おふっ♡ おふっ♡ いひっ♡ それっ、だめぇ♡ 乳首だけでっ、こんなに感じちゃうなんてっ♡」
「んじゅっ、ちゅるぅぅぅっっっ、ぷちゅっっ、ぶちゅっっっっっ♡」
淫猥な音を立てて根室が乳首を吸う。聴覚を犯されながら凜祢は胸が熱くなるのを感じた。脂肪の奥にある芯が熱を持っている。乳腺が痛いくらいに疼く。チリチリと乳首に刺すような感触があった。
「だめっ♡ はゃぁあ♡ ひゃっ♡ 胸が変なんです、おっぱいの先がおかしい、ふぅんっ♡ ふみゅっ♡ 何か出そう、登ってくる、何かがくる」
「慌てなくていいですよ。害はないからね」
「私の身体に何をしたんですか。あの薬は……はぁ♡ はっ♡ ふぅぅうぅぅ~~~~~♡」
込み上げてきたものが限界に達したとき、凜祢の乳首から乳白色の液体がチロチロ漏れ出した。薄紙の裏に絵具が染み出すように溢れてきた液体は母乳だった。人肌にぬるい液体が乳房を汚す。
「なんで、なんで、おっぱいが」
「あの薬は女性の代謝を良くする薬です。妊娠してなくても母乳が出るようになりますが、それ以外の副作用はないから安心してください」
「治療と母乳と何の関係がぁ♡」
「身体に異常があれば母乳に味となって表れますからね。最近発表されたばかりだから一般の人はもちろん、勉強を怠ってるような医師も知らないと思いますが。そういう訳なので味見をさせてもらいますよ」
根室は凜祢の乳房を根本から先端に向かって揉み上げ、溜まってる母乳を押し出すように刺激する。牛の乳搾りの要領で押し出された母乳が乳首からピュッ、ピュッと飛び出す。
「いただきます」
飛び出した母乳を口で受け止めながら、根室が凜祢の乳首に吸い付いた。
「んぶっ、ぶちゅるるるるるるっ、れるれるっ、んぷ、れろ、れろぉ~」
「んはぁ、はああああぁぁぁ〜んっ! あっ、だめぇ、あっ、あっ、ああぁ、あっ、あっ、ああぁぁぁ〜んっ!」
「美味しい母乳ですね。最高だ。だが診断にはもっと量が必要です。安心してください。優しく、気持ちよく、母乳を吸い出してあげますよ。はむッ! ちゅッ! ちゅぱッ!」
「あっ、あっ、あっ、い、い、嫌、あっ、ああぁぁ、す、吸っちゃ、ダメ、あっ、ああああっ! やあぁっ! ま、また、また、あぁああっ! あぐっ、うぅああぁぁああぁぁ〜〜〜〜〜〜〜!」
「気持ちいいでしょう。園神さんの乳首は敏感ですからね。それに好きな責められ方も分かってきましたよ。こうされると身体がピクピク震えてしまって我慢できませんよね」
分かってるのなら聞くなと言ってやりたいが、根室はわざと凜祢がどこで感じるか突きつけているのだろう。母乳と唾液に塗れテカテカに光った左右の乳首を交互に舐めしゃぶる。
いつの間にか触診のためという大義名分を捨て、感じさせようとしてくる根室の責め。彼の言葉どおり全身を小刻みに痙攣させながら凜祢は達してしまう。
その行為が呼び水になったのか、彼女は日常でも母乳が漏れ出すようになった。学校で母乳が溢れ出し制服を汚してしまったため、以後はスマホで調べた母乳パッドを使っている。凜祢は母乳の出がいいタイプのようで、学校から帰って制服を脱ぐとパッドに染みができていた。
生活の変化は母乳だけではない。
凜祢は毎日のように自慰するようになった。じんじんと欲求不満に痺れる乳首の誘いに乗って、親指と人差し指で磨り潰すように刺激する。丸い乳首が平べったくなるまで力を加える。痛いのに気持ちいい。淫らがましい感覚が好きだ。
乳首を虐めながら思い浮かべる相手は根室だった。決まって彼の診察室で裸にされ、胸だけでなく下も脱いで弄られる。まだ下は彼に触られたことないが、自分の指でおっかなびっくり掻き混ぜながら、きっとこんな感じだろうと官能を貪る。
不慣れながらも自分を慰められてると思う。手首に愛液の水たまりを作りながら凜祢は達する。だけど一人で気持ちよくなるほど募る思いがあった。
自分でしてもこれだけ気持ちいいのだから、彼の手で触れてもらったらどれだけ気持ちいいのだろう。
それは封印して表に出してはいけない好奇心だった。
前回の診察から一週間が経過した。相変わらず母乳は止まらない。日増しに乳首は敏感になる。いまでは普通に歩いてるだけで、ふとした瞬間にエッチな声が漏れてしまう。
周囲も発情したメスの雰囲気を感じ取っているようだ。男子の視線が以前よりもスケベ心剥き出しになっている。凜祢を性的対象と見る目が増えた。
士道は凜祢の変化に戸惑っているようだった。
話している最中に目線が合う機会は減った。彼のほうが目を逸らしてしまう。後ろ暗いものをこっそり楽しむように、チラチラと送られてくる視線に自分の変化を突きつけられた。
三度目の診察で根室医院を訪れた凜祢は、母乳が止まらず日常で苦労していることを切々と訴え、いつになったら薬の効果が切れるのかと根室に問い質した。
「母乳の出が長引いてるんですね。うーん、前回の味でも少し気になるところがあったし、生殖器の検査もしたほうがいいかも知れませんね」
生殖器、ヴァギナ、おまんこ。言い方は様々だが他人に触れさせるような場所ではない。そこへ触れさせるとしたら相手は特別な存在。この男は違うんじゃないか。と、凜祢の理性的な部分は根室の手を拒絶する。
一方で他人の手に触れられる悦楽を知ってしまった本能は、無意識のうちに彼を受けられられる理屈を探す。彼女の心の深い部分は快感に流されたがっている。だけど気持ちいいからエッチなことがしたいなんて理屈は慎みを欠く。欲求に正当性を与える理屈が必要だった。
「検査はしたほうがいいんですよね」凜祢が聞いた。
肯定してもらえば、おまんこを晒す理路ができる。
凜祢の意思は根室に正しく伝わったようだ。彼は真面目くさった表情を浮かべ、あくまで医師としての見解を装って言う。
「もちろん。これは真面目な医療行為です」
「それなら仕方ありませんよね」
仕方ない訳あるか。この少女はどこまで流されてくれるのだろう。すでに医療行為でないことは気がついてるはずなのに、こちらの言いなりになって動く凜祢。若い身体に宿った肉欲が好奇心を持て余している。
ショーツを脱ぎながら彼女は男の視線を意識する。己の秘部が相手の目にどう映るか心配しているのだろう。薄い陰毛に覆われた割れ目は処女らしく閉じている。ビラビラの露出もなく、ピッタリ左右が合わさって細い一本筋のようだ。
「こちらの|診察台《ベッド》に寝てください。仰向けでお願いします」
入院施設のない根室医院では患者に貸す病棟着の準備がない、と言いくるめられて少女は全裸だ。一糸まとわぬ女子高生が自分におまんこを触られるためにベッドで待っている。
根室はローションの準備をしながら心が浮き立った。
「はじめに潤滑剤を塗っていきます。ゼリーみたいな感触がします。ヒヤッとするかも知れませんが、すぐ人肌に温まりますからね」
手術用手袋を着けた手でローションを取る。姫割れの表面に撫でるように塗布した。ぬるぬるした手で女の敏感な花びらに触れられ、凜祢の腰が思わずといった風に揺れる。顔を真っ赤にして気持ちよくなってるのが伝わるのを恥ずかしがる。それでも反射で起きる身体の動きは押さえ込めない。
「冷たいですけど我慢してくださいね」
凜祢の身体が動くのは快感のためではなく、ローションが冷たいから。本当の理由に気づいてないフリをしてあげる。もちろん優しさや気遣いからではない。感じてると素直に言えない少女のより深い部分を責めるためだ。
「それじゃ膣内にも塗っていきますね」
ローション塗れの手が膣孔にズブッと挿し込まれる。まだ濡れの少ない処女の膣内でも、ローションで強制的に滑りを良くされたら、指はスムーズに出入りできる。
「んんっ……ああっ♡♡♡」
淫らな目的を持った指が、柔らかい膣壁を押し広げる。グシュグシュと鳴るのは、最初はローションと空気の混ざる音だったが、すぐに凜祢自身の蜜も加わった。エッチなおつゆを加えた液体が指で掻き出され、少女の瑞々しい太ももを汚していく。
「んん〜〜っ、んん〜〜〜っ♡♡♡」
口を固く引き結んで喜悦の声が漏れるのを凜祢は防ぐ。そんな痩せ我慢がどこまで通用するものか。
根室は膣内に指を突き立てたのとは反対の手でクリトリスを弄る。まだ勃起してないクリを包皮越しに親指で撫でる。処女にはこれくらいの刺激で丁度いいのか、凜祢は腰を突き上げて「ひぐっ♡ ふぐっ♡」と言葉にならない嬌声を吐き出した。
「ん〜〜っ、ん〜〜っ、んんっ♡♡♡」
凜祢は歯を食いしばって抵抗する。おっぱいだけでイカされ、恥ずかしい声も散々聞かせてきたが、触られてすぐ悦ぶのはさすがにはしたないと思っているのか。
遅いか早いかで最後は恥ずかしいこといっぱい言わせながら、チンポで悦ぶようにしてやるのに。
「本当に園神さんの身体は感じやすいですね。ここまで健康な反応を返してくれる人も珍しい」
遠回しに滅多に見ない淫乱体質だと告げられた凜祢は、何か言い返そうと口を開く。反論など許す気ないし時間の無駄なので、根室は入り口の天井側にある快感のスポットを押した。周囲に比べ、わずかにこんもりした凜祢のスイートスポットは、押された瞬間に持ち主の激烈な反応を引き出す。
「ん、うぅ、ッ、ふッ、ふッ♡ いわな、ぃ、でぇ……ッ♡ ああっ! ……そこ、ダメぇ! ……ダメだったらぁ……は、はぁ……はうぁぁぁん!」
激しい快感に全身を侵されて、涙目になりながら逃げ出そうとする少女の腰を、根室が抑え込む。
「んひっ♡ んはぁあっ、あああっ、いいっいいっ、そこっ、そこいいっ♡ いいっいいっ、あんっ!」
やっと素直になれた少女の膣内で男の指が好き勝手に暴れる。侵入した指の数は二本、三本と増えていく。狭く、キツかった膣洞は徐々に拡げられ、ピッタリ閉じていた合わせ目は指を抜いても隙間ができるようになった。
拡張と揉捻。時間を掛けて未通少女の身体は男を受け入れる素地が作られる。
「ほぐれてきましたね。これなら入りそうだ」
入る? これ以上なにをと疑問でいっぱいの凜祢。混乱する表情を見下ろしながら唇を重ねる。
キスされたことでますます凜祢の混乱に拍車が掛かる。生殖器の検査が目的なら完全に必要ない行為だ。彼女が自分に淫らな行為を許した建前を根室は奪う。最後は一切の言い訳させず、自分が何をしてるか自覚させて堕とす。
医療行為じゃないよ。君は気持ちいいことがしたいから、おまんこ差し出したんだよ。
少女に自らの淫乱さを教え込むため、何度も角度を変えて、凜祢の唇を根室は貪っていく。
お前は自分が快楽に弱くて、少し気持ちよくされたら簡単に堕ちる女だと自覚しろ。根室の偏執的な情熱が凜祢を蝕んでいく。
「はむっ♡ ちゅ、ちゅっ、ちゅっ♡ んむっ♡ ちゅうっ♡ 気持ちいいですか」
「んっ♡ はむ♡ んむっ、んむぅ……♡ ぢゅる♡ はい、気持ちいいです」
「結構」
根室が指を引き抜くと、その衝撃で凜祢の身体がピクンと反応する。
「最後に子宮を直接、触診しましょう。指では届かない場所なので特別な道具を使います」
「道具ですか?」
指以外のものを入れられることに凜祢は微かな恐怖を見せた。表情が強張る。怖じ気づいて駄々をこねられる前に最後までキメてしまえ。勢いで押し通すため根室がベルトに手を掛け、一息にズボンを下ろしてしまう。
「これが園神さんの子宮に触るモノです。なんていう名前か分かりますか」
女を犯したくてウズウズしている男根が少女の視線に反応して我慢汁を漏らす。苦しい、苦しいと訴える涙のようではあるが、触れてみれば分かる粘っこさや生臭さが涙とは一線を画す。
恐らく凜祢が男根を見るのは初めてなのだろう。硬く尖った肉棒から視線を逸らし、目線をあっちこっちにさまよわせる。それでいて、ときおり情欲に濡れ光る目をチンポで止め、息を呑んではまた目を逸らす。
「ペニスです」
「そうですね。私が保健体育の教師で、ここが学校の教室だったらその呼び名でいいでしょう。しかし、ここでは他の呼び方をしてもらいましょうか」
根室は凜祢の膣内を掻き毟っていたほうの手を、彼女の眼前に突きつけた。手袋は愛液で濡れ光っている。指の間を開くと谷間を粘液の糸が結んだ。
「私の触診に大悦びして本気汁を垂れ流した園神さんのヴァギナを、入り口から奥まで満遍なく擦り上げて触診する道具の名前はなんですか」
自らの淫らさを見せつけられ、凜祢は羞恥に頬を染めた。顔を横に向けて逃げようとする彼女を根室の手が追いかける。
無言の追いかけっこを三回続けたあと、凜祢はあきらめて口を開いた。
「おちんちん、です」
「ずいぶん可愛らしい呼び方のほうを選択しましたね。いいですよ。そちらのほうが園神さんに合ってます。それで?」
何を尋ねられているか分からず凜祢はきょとんとする。
「これから私のおちんちんを使って、園神さんと私はなにをするんですか」
「……子宮の触診です」
「それは世間的には、なんと呼ばれてる行為ですか」
「……セックスです」
望む四文字を言わせて根室の口角がいやらしく持ち上がる。
「私と園神さんはセックスに相当する行為をしようとしてるんですね。しかし、今回は医療行為だから、セックスに限りなく似てるけどセックスではない。違いますか?」
「違いません」
「その行為を園神さんは望みますか。つまり、私とセックスのような行為をして、子宮に触れられることに同意しますか」
それが認めてはいけない最後の一線だと知っていた。同意したら取り返しの付かないことになる、二度とは戻れない過ちを犯すことになる。それなのに身体の火照りは立ち止まることを許してくれない。暴走する好奇心と芽生えた肉欲の赴くままに進んでしまえと急かしてくる。
その熱を冷ます方法を凜祢は知らない。眼の前の男なら教えてくれるだろうか。
楽になりたい。こんな切ない気分で帰りたくない。このまま返されたら火がついた身体はどうなってしまう。一晩中自分で慰め続けたとしても、覚えたての拙いオナニーでは鎮まってくれそうになかった。
「……したい、です。先生と、セックス……のようなこと、したいです」
これはセックスではない。セックスに限りなく似た医療行為なのだと薄っぺらな建前だけは譲らなかった。
馬鹿みたい。
そんなこと、なんの言い訳にもならないのに。
「園神さんの希望は分かりました。それではしましょう。セックスのような触診を」
根室は準備していたコンドームを取り出す。避妊具の準備があるなんて、日常的に女の人を連れ込んで、こんなことしてるんだなと醒めた感想が浮かぶ。だからっていまさら「やっぱりやめます」と言うこともできなくて、醜い肉筒に薄緑色の避妊具が着けられるのを無言で見ていた。
「おちんちんを見るのは初めてですか」装着した避妊具の具合を確かめるように根室は性器をつまみ、軽く上下に揺らす。「ずいぶん熱心に見つめて興味津々ですね。悪いことじゃないですよ。これから自分が何をするか理解するのは大事なことです」
根室の手が凜祢の膝頭をつかむ。大きく両脚を割り開かれた間に彼が身体を入れてきた。怖い。自分の中に自分ではないものが入ってくる。他人の身体の一部が侵入してくる。凜祢は拳に力を込め、逃げ出しそうな勇気を離さないよう握りしめる。
「ゆっくり挿れていきますが、痛かったら言ってください」
頷く間も与えず根室の肉塊が入ってくる。指しか知らない場所をピッチリ埋め尽くしながら。メリメリと肉の裂ける音が聞こえてきそうな衝撃に、凜祢は息を止めて耐えた。
痛いとは言わなかった。言う余裕もなかった。早く終わってくれと願いながら歯を食いしばる。
根室の動きが止まった。ようやく最奥まで飲み込めたのだ。彼は身体を倒して凜祢の身体を抱きしめた。相変わらず隘路を埋め尽くす男性期の圧迫感は強いが、全身でしがみついていると耐えられる気がした。
根室は挿れた状態でしばらく動かなかった。凜祢の膣内が自分のモノに馴染むのを待っているようだった。休憩時間が与えられたことは凜祢にとっても幸い。すぐに動かれたら抜いてくれとお願いしていただろうから。
無言で抱き合っていると彼の存在を全身で感じる。好きではない、はずだ。特別な感情は持ってない。それなのに流されて初めてを許してしまった。士道に捧げると思っていたはずなのに。雰囲気や肉欲に流されてしまった後悔はある。それでも、これから何が始まるかワクワクする心も確かに存在した。
繋がったまま動きを止めていると、自分の腟内が徐々に彼の形に馴染んでいく。最初から彼にフィットするようオーダーメイドされていたかのように。
「感じるでしょう。園神さんのおまんこが、私のおちんちんの形になっていくのを」
根室は情欲を感じさせる声でささやいた。
凜祢は言葉で答える代わりに、彼の背中へ回した手に力を込める。
「痛くないですか」
「……少し、慣れました」
「それは良かった」
耳元でささやき合ってると恋人同士の会話のよう。何てことはない言葉のラリーが緊張をほぐしていく。
根室が挿れた時と同じくらい、ゆっくり性器を抜いた。そして再び挿れる。より鮮明に自分の形を凜祢に刷り込む動き。
「ああ……っ……いい……っ……あん……っ」
緩慢な動きが気持ちいい。何もかも忘れて天国に登り詰めるような快感ではない。もどかしく物足りない程度の気持ちよさ。だからこそ、彼が本気で動いたら、どれだけ凄いことになるんだろうと期待させる。
やがて根室の動きが大きくなり、比例してセックスから得られる快感も増す。挿入時の痛みが気持ちよさにすり替わる。肉と肉を擦り合わせる摩擦熱でおまんこ内部が溶けたのではと感じるほど、凜祢の腟内は濡れていた。十分な潤滑剤をまとった男根は女の濡らし方を見て調子づく。
「あっ……ふっ……ぅんんっ……あっ! あっ ♡ あっ♡ あぁ〜〜♡♡」
抽送のピッチが上がると凜祢の口から漏れる喘ぎ声はオクターブ高くなる。動物の赤ん坊が出す甲高い鳴き声には対象の庇護欲を刺激し、守ってもらうための媚びが含まれている。いまの凜祢も根室に媚びていた。彼女が欲しいのは彼の庇護ではなく、おちんちんなのだが。
スマホで見た初エッチの体験談では、処女喪失は痛いと答えた人が圧倒的に多かった。人によっては血が出るとも答えており、士道のために乗り越えなければならない試練と身構えていた。それなのに……。
「気持ちよくなってますか?」
「あっ♡ あっ♡ いいです、いい……いいです……」
根室のおちんちんは、あっと言う間に破瓜の痛みを押しのけ、凜祢の身体を快感で支配する。
「あっ! あっ! ああっ ♡ 気持ちいいっ♡ これ、い、いぃ……っ……♡♡♡ これ、だめぇ……っ♡ わたし、おかしくなっちゃう! せん、せぇっ♡ 気持ちいいですっ♡ はぁっ♡ あっ♡ あっ♡ はじめてなのに……んンッ! しどうじゃないのに、きもちいいんですっ♡ どこか、おかしいんでしょうか」
「おかしくなんかないですよ。女性の身体は、おちんちん挿れられたら気持ちよくなって、幸せになるようできてるんです。気持ちいいセックスしてくれた人のことを好きになって、その人の子供が産みたいと思うようになるんですよ。そうじゃなかったら人類が七十億人まで増えるはずないでしょ」
「じゃ、じゃあ、はぅっ♡ いいんですね。はじめてのせっくすなのに、きもちよくなっていいんですね」
セックスに近いがセックスじゃない。始まる前に確認した建前も忘れて凜祢は許しを請う。
このまま気持ちよくなっちゃっていいんですね、イッちゃって構わないんですね。
「罪悪感など感じず気持ちよくなってください。私も園神さんが気持ちよくなれるようしますから」
根室の背中に回していた手が彼に解かれる。離れないで。その思いで伸ばした両手首をつかまれた。
「そろそろ馴染んできたようなので本気ピストンいきますよ」
手を引っ張られると同時に彼の性器が強く押し込まれる。
「んんんぁぁぁああああああああ」
それまで届いてなかった深い場所まで肉槍の穂先が届いた。女の急所を突かれた身体は、なんとも言えない甘やかな刺激に襲われる。石のように硬い亀頭で子宮口をコリッとされると、このおちんちんに屈服してしまいたくなる本能が沸き起こる。
乳首を舐められるのも、おまんこを指でほじられるのも気持ちよかった。しかし、そのいずれも、ここまで鮮烈な|隷属欲《しあわせ》を与えてはくれなかった。
「分かりますか。私のモノが園神さんの子宮に届いているのが」
「あんっ♡、あんっ♡、ひあぁぁっ♡ な、なにこれっ♡ こ、これがおちんちん? 大人の男の人の、本気おちんちんすごいっ♡ あっ、はぁっ、あぁぁっ♡ お、奥っ、ごりごり削られてっ♡ あぁ、あぁぁっ♡ く、くるっ、きちゃうぅぅっ♡」
「せっかくだから実験してみましょうか」
根室の口から場にそぐわない言葉が出る。その意味が分からず凜祢はオウム返しに問うた。
「じ、じっけん?」
「さっき言った言葉の証明です。女の人は子宮を気持ちよくされると幸せホルモンが出て、気持ちよくしてくれた人のことが好きになるという説があるんですよ。幸い、私のおちんちんは園神さんの子宮まで届きます。子宮いっぱい好くしてあげたら、私のことが好きになるかやってみましょう」
「む、むりですっ! いや、いや、ダメェ! ふっぎぃぃいいいい!」
根室は宣言どおり奥ばかり小突き回す。子宮の底を何度も亀頭で転がした。
「そんな、や、やめて……あ、あぁぁぁ! 子宮らめぇぇ、らめぇぇぇぇ!」
「本当にダメなら、男の前でそんなに乱れた顔をするものじゃないですよ。いやらしくて、物欲しそうで、おちんちんのことしか頭にない顔になってきた」
「なってない! そんな顔、してないからぁ!」
凜祢の手首を放した根室は、彼女の両脚を自分の肩に担いだ。膝の裏を彼の肩に掛ける姿勢で凜祢は身体を折りたたまれる。前傾姿勢になった根室が腰を振ると、先ほどとは挿入の角度が変わり、より深くポルチオまで届いた。
「ひ、あっ! あっ、ああっ! お、おく、がっ!」
根室は亀頭を子宮の底に合わせたまま、小刻みなピストンで振動を与える。膣奥までガンガン力強く突かれる快感とは違う種類の気持ちよさがった。
「ダメですよ触診で嘘をついたら。正しく園神さんの状態を把握できなくなるじゃないですか。正直に言ってください。おちんちんバイブで子宮くちゅくちゅされて幸せですよね」
「やっ、ああっ、あんっ! な、なにこれっ! 変な気持ちになってきます。先生のことなんか好きじゃなかったはずなのに。おちんちんだけ気持ちいはずだったのに」
「いい兆候ですね。このまま園神さんの気持ちが、おちんちんに上書きされるか試しましょう」
根室は腰を強く押し付けて凜祢の子宮を潰す。突き刺した刃物で臓物を抉るように、彼は何度も腰を左右に振り、子宮の底をグリグリと虐めた。
「んぉっんおッおっおっ♡ あっあぁっあぁッ♡ あっぐッ♡ んはぁ♡ あっあぁああああ♡ あぁ――ッ♡ はあッ♡ ッ♡ ふ、ふかぁ♡ せんせ♡ せんせぇ♡ せんせぇのおちんちん、ふかくささってますっ♡」
「身体だけではなく、心の深いところまで、おちんちんがガッチリ嵌まり込んでますね。幸せですか? もっと幸せになりたいなら積極的におねだりしてください」
「ふあっ、あん、あっ、あ、ああああっ、し、幸せですぅ。おちんちんバイブで愛されて、幸せですぅ。もっとしてくださいぃ。おちんちんマッサージしてくださいぃぃぃぃっ、ふぁん、はひぃぃ」
また根室の腰が子宮を揺らす小刻みピストンに戻る。
心が伴わない肉体だけの行為でも理性が押しのけられるほど気持ちよかったのに、根室が言うところの幸せホルモンで彼との性行為に悦びを感じ、心まで堕ち始めてる凜祢は一突き毎に人格が漂白されて別人に作り変えられるほどの快楽を得ていた。
「わたひ、幸せになりたいのぉぉぉ、あはあああっ♡ 幸せなのがイイのおぉぉぉ! ああ、ああ、ああん、ああ、あああああっ♡♡♡ くっひゃぁぁぁぁ~ぁん! こ、これひゅごいぃ~~~♡♡ いく、いくいくいく、あぁ、ふぁああっ! はぁぁぁん♡」
「最後だ。よぉく私の顔を見なさい。誰が園神さんに女の幸せを教えてあげたか胸に刻むんだ。ちゃんと覚えて帰りなさい。園神さんは……凜祢は、私のチンポで女にしてもらって、幸せだろ」
「いいっ♡ いっぐううう♡ ほんどにもう♡ ダメえええっ♡ 戻れなく♡ しあわへ♡ なりゅうううう♡」
「こんなに幸せにしてくれるチンポのこと嫌いになれないだろ。むしろ好きで好きで大好きで、離れられないよね。今日で検診は終わるけど、これからは私のセフレになって、自発的に抱かれに来るんだ」
「なります! 先生のセフレ、なります! だから、もっと、おちんちんしてください! ふぎぃっ♡ ふぎいっ♡ むほおっ♡ むおっ♡ おっ♡ ンほおおおぉおおお♡」
快感の荒波が押し寄せる。大きなうねりとなって到達した波は凜祢の意識を根こそぎ奪っていった。
「あひっ♡ せんせ、せんせぇ♡ おちんぽ、さいこーれしゅ♡ せんせぇのおちんぽ、しゅきぃ♡ せんせぇのセフレ♡ あひぃ♡ あっ♡ い、イクっ♡ イク♡ いく♡ いくっ♡ せ、せんせぇ♡ い、いぐっ♡ いぐっ♡ いくいくいくいくっ♡ おまんこ、いっぐぅぅ♡」
自分を組み伏せる根室の下で輪廻は身体を跳ねさせる。びくんびくんと腰が揺れて、彼のおちんちんを飲み込んでいる膣孔はきゅうきゅうと射精をねだって締め付けた。
子宮口に押し付けられた亀頭から大量の精液が噴出する。ゴム越しにも、どくどく出てくる熱い液体の存在を感じた。
最後までしちゃった。気持ちよさに流されてセフレ宣言まで。これからもエッチしに来るって約束までさせられた。嫌か? と己に問う。嫌じゃない。胸がポカポカした。これが子宮で感じて幸せホルモンが出た状態なのかな。
「凜祢」根室が言う。
凜祢の顔の両脇に手をついた彼が、ゆっくり唇を近づけてくる。到達が待ち遠しくて彼女は自分から出迎えに行った。
「んっ♡ んちゅっ♡ んふっんふっ♡」
未だ萎えない男性器の存在を感じながら、凜祢はセフレ契約を結んだ誓いのキスを繰り返し続けた。