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11月30日 21時に「橘さん家ノ男性事情」二次創作『橘京香ノ脅され事情』を読み放題プラン以上向けに公開予定です。


「橘さん家」は『橘結花のマゾ堕ち事情』に続く二作目です。前回はノマゾとなると大事な部分の視認性が落ちるかなと思い、タイトルの「の」をひらがなにしましたが、今回は原作リスペクトで「ノ」です。

橘京香ノ脅され事情


 並んで歩く姿を見られて詮索されたくない。待ち合わせ場所を決めて落ち合おうと提案すると、中川春仁(なかがわ はるひと)は素直に了承した。彼が指定したのはホテル街にほど近いカフェだった。会社から駅に向かう方角とは反対の店を選んだのは彼も人に見られたくなかったからか、単に待ち合わせたら一分、一秒でも惜しんでホテルに連れ込みたかったからか。


 どちらでも構わないわ。結局することは一緒なんだからと橘京香(たちばな きょうか)は暗澹たる気持ちで溜息をつく。中川は会社の後輩で京香が面倒を見ている若手社員の一人だった。入社四年目で少しおちゃらけた面もあるが勤務態度は真面目。高校までサッカー部に所属していたスポーツマンとあって目上への礼儀もきっちりしたいい子だと思っていた。それなのに……。


「まさか彼が私を脅してくるなんて」


 京香は昼間に彼が見せてきた動画を思い出す。仕事のことで悩みがあるから相談に乗って欲しい、という彼と二人でランチを取っている最中のことだ。


「これ橘さんですよね」と中川がスマホの画面を示してきた。


 縦長の画面には京香が映っていた。彼女は上下セパレートの水着姿。普段はお硬いスーツの下に隠されたKカップの爆乳が惜しげもなく晒される。大学生の娘が二人いるとは思えないくびれた腹部に視線を落とし、そこを越えて下半身に目をやると、彼女はずらした水着の隙間から男性器を挿入されている。


 どうして彼がこれを。自分と男のハメ撮りを見せつけられた京香は、瞬時にいつ撮影したものか気づいた。忘れられるはずがない夏の記憶。ナンパ男たちにクスリを盛られてヤリ部屋で娘二人と輪姦された夜の出来事。彼らはスマートフォンやビデオカメラで行為を撮影していた。撮った映像を販売して荒稼ぎしていたようだ。


 だけど彼らは逮捕されたはずよ、ビデオだって市場に出回る前に回収したはずなのに。


「黙ってるところを見ると心当たりあるみたいですね」


 中川は画面をスライドさせる。次々に京香は自分の痴態を見せつけられる。男たちの太いペニスに酔いしれ、ダメだと言いながら彼らとのセックスに感じてしまう馬鹿な女。


「世の中に似た人が三人はいると言うわね」


 京香は冷静を装って中川の出方を伺う。たまたま一場面をインターネットででも拾ってきただけなのか、ビデオ全編を確認したのか判然としない。前者なら彼も一〇〇パーセントの確信はないかもしれない。後者なら厄介だ。


 他人の空似と主張する京香を中川はせせら笑う。不快な態度だった。この男、こんな顔もできたのかと京香は警戒を強める。


「キョウカよ。胸はKカップ」


 中川の操作するスマホから女の声が聞こえた。撮影の合間に行われたインタビューを切り抜いてきたようだ。


「キョウカよ。胸はKカップ」


「やめて」


 京香は再び再生した中川の手に自分の手を重ねて静止する。考え得る最悪のケースだ。彼はビデオを入手している。どのような伝で手に入れたかは知らないが自分を脅そうとしている。このような場合に男が何を求めてくるか考えるまでもない。うまく処理できたと思ったのに、結局こうなってしまうのね。


「一回だけよ。避妊はして」


「こいつらには生でさせたのに」


「あの夜は仕方なかったの。娘たちにも酷いことをすると脅されたし、怪しいクスリも使われたわ」


「いまだって仕方ない理由はあるじゃないですか。言うこと聞かないと全社員が橘さんのハメ撮り見ることになるんですよ」


 それはそうだけど、もう嫌よ。恋人でも夫でもない男と肌を重ねるだけでも嫌悪すべきことなのに、生で挿入を許して中出しされるなんて。それしか方法はないの。


「勘違いしてるみたいだから言いますけど、僕はお願いしてるわけじゃないんです。ヤラせろって言ってるんですよ。分かってますよね」


 中川は弱った獲物にトドメを刺すべく高圧的に出る。普段の彼とは打って変わった物言いに京香は、可愛い後輩と思っていた彼も自分を雌として見る雄の一人だったのだと認識を改めた。


「分かったわ」


 受け入れる以外の選択肢はなかった。


 二人は仕事終わりに待ち合わせることにした。先に着いた京香がしばらく待っていると、辺りを気にしながら中川もカフェに入ってくる。一応は彼も周囲の目を警戒しているらしい。店内に京香の姿を見つけて嬉しそうにすり寄ってくる。


「お待たせしました」


「そんなに待ってないわ」


 弱みを見せたくない。こちらの腰が少しでも引ければ、そのぶんだけ向こうはズカズカと踏み込んでくる。卑怯な脅迫者に弱い女と侮られたくもなかった。


「なんか食べていきたいな。なんせこれから朝までヤルわけだし体力つけないと」


「人に見られたくないわ、こんなところ。それに今日は金曜日よ。遅くなったらホテル埋まっちゃうんじゃないかしら」


「まだ大丈夫ですよ」と言いながらも中川は少し悩む素振りを見せる。「京香さんも僕とヤリたいんじゃないですか。ホテルの部屋の心配までしてくれるなんて」


「都合よく取らないで。今日で済ませなかったら後日また呼び出すつもりでしょ。気が乗らないことは一回で済ませたいのよ」


「そういうことにしときます」と中川はテーブルの伝票を拾い上げる。「コーヒー代は僕が払っておくので先に出ててください」


中川春仁ノ脅迫事情


  男の性欲と請求書なんてものは溜めてもろくなことがない。発生した時点で素早く処理するに限る。


 男が性欲を持て余して鼻息荒く、ギラつく目で誰かヤラせてくれないか、ヤレそうな相手はいないかなんてぐるり見渡していると、周りからはガッツキ過ぎ、必死さが哀れ、キモい、そんなんだから相手いないんだよと散々に言われる。これが女であれば艶めいてるとか色っぽいとか違った反応になるかもしれない。


 |中川春仁《なかがわはるひと》も恋人と別れてから解消できない性欲に悩まされていた。もともと性欲が強く、女を抱き始めると自分が満足するまで一晩中でも放さない男だったが、それが災いして恋人について行けないと振られてしまった。なんだよ、出会ったばかりのころは、こんなにいっぱいしてくれる男の人は初めてとか、あなたって絶倫なのねとか喜んでたくせにと不満に思わないでもないが、回数を求めすぎて振られるのは過去にも繰り返してきたことなので仕方ない。


 ヤレないとなると余計にヤリたくなるものだが、相手がいないのではどうしようもない。金で女が抱ける店も知ってはいるが、春仁が満足するまで延長を繰り返し続けると、それはそれは高額な請求になってしまう。とても通い詰められるものではない。


 マッチングアプリの類も試してみたが反応はイマイチ。やはり性欲を持て余した男の余裕のなさが、顔写真にもチャットの文面にも表れてしまっているのだろうか。


 そんな状況であるから仕事が終わると一人暮らしの部屋に帰り、エロ動画で抜く日々を過ごしていた。動画なら買い切りのため何発抜いても追加料金は掛からない。相手から回数が多すぎると文句を言われることもない。ただ好みにドンピシャな動画でも繰り返し使っていれば飽きがくる。新鮮味が薄れて興奮度は減るし、扱いていても射精するための作業っぽさが漂ってしまう。


 定期的に新作を購入しているが最近はこれだという物に出会えない。お気に入りの同人AV業者が逮捕されてしまったことは悔やまれる。いわゆるナンパ物を得意にするグループで、言葉巧みに近づいては女たちの身体に触り、手慣れたテクニックと人並み外れた巨根で堕としてしまうシリーズが人気だった。


 イチモツの大きさには自信あった春仁だが、男たちのモノは彼をして別格と感じさせた。動画に登場する男は三人いて、他の二人から後輩扱いを受けている男のチンポが一番小さいのだが、それでも春仁は僅差で負けている。他の二人とは勝負にならない。日本人離れした巨根は、興味津々なスケベ女も、最初は抵抗していたイヤイヤ女も最後には等しくチンポ狂いの雌に変えてしまう。


 雄の征服欲を満たす内容に加えて彼らの中だしは全部本物に見えた。よくある疑似精液のような作り物めいた感じはなかった。


 春仁は彼らが販売する動画をすべて購入した。新作の発売を待ち焦がれていた。だが彼らは捕まった。彼らの新作を楽しみにしているファンコミュニティがネット上にあるのだが、そこに「最近逮捕されたアダルト動画制作者は彼らだったらしい」と書き込まれ、事の真偽を巡って意見が分かれた。


 疑っている者も全員が本当に偽情報だと思っているのではない。耐えられないのだ。彼らの新作が見られない世界に。だから信じない。それでも新作が発売されないまま三ヶ月、半年、一年と経つと認めねばならない。もう彼らの新作は出ない。


 彼らの逮捕容疑は同意がない女性と、薬物などの手段を用いて強制的に性交に及んだというものだった。春仁は改めて彼らに一目置いた。世の中にはレイプ物や素人物を名乗りながら、プロダクションに所属するプロの役者と、事前に用意した台本で撮られる作品が多い。だけど彼らは違った。リアル。すべてが現実。動画の中でイヤがりながらも快楽に流されてしまった女たちの反応も、彼らに注がれた精液も全部本物だった。


 逮捕のニュースからしばらく経ったころ、彼らが最後に撮影していた幻の一本の噂が出始めた。発売直後に回収されたため市場にはほとんど出回ってない、逮捕直前に撮影された新作があったというのだ。


『彼らの最高傑作かもしれない』

『一晩で十発抜いた』

『ドスケベすぎる』

『爆乳母子の親子丼なんだけど母親も若々しくて大学生の娘がいるとは思えない』

『全員メートル級おっぱいをぶるんぶるん揺らしながら喘ぎまくってる』


 幻の新作を見たと主張する人間たちが断片的な内容を掲示板に書き込む。誰もが異口同音に「今回も枯れるまで抜いた」と言う。


 限られた情報しかないことが期待を高める。見られないと思うと余計に見たくなる。いつしか彼らが撮った最後の動画にはプレ値がつき、定価の十倍でも譲って欲しいと求める者が出てきた。


 最初のうち春仁は転売屋に踊らされるのが癪で我慢していたが、恋人と別れて性欲を持て余すようになると本能が理性に勝った。


 充実したオナニーライフのために安くない金とプライドを捨てて手に入れた動画は、最高傑作との評価に違わぬ内容で、春仁は久しぶりに枯れ果てるまで吐精した。途中で亀頭が擦り切れて痛みを伴ったが、傷には触れないようにしながら扱き続けた。


 彼を異常な興奮状態にしたのは知っている女が出演していたからだ。


「これって橘さんだよな……嘘だろ」


 画面に映った三人の美女。そのうち一人は橘京香だった。同じ会社で働く春仁の上司で有能なキャリアウーマン。娘を二人出産してどちらも大学生らしいが、とてもそうは思えないほど若々しく、スタイル抜群で熟女好きというわけでもない春仁でも京香となら寝たいと思えた。


 同期が仕事の打ち上げで盛り上がった雰囲気から彼女とホテルに行き、寸前まで持ち込んだものの、シャワーを浴びた京香の酔いが覚めてしまって最後の一線が越えられず、手で抜いてもらったと口惜しそうに話すのを春仁は嫉妬混じりに聞いていた。


「あのとき無理にでも押し倒すか、土下座して頼み込んでれば橘さんとヤレたのに」


「いくら若く見えるたってババアだろ。あの爆乳は気になるけどさ」


「ばっか。お前らは実際に脱いだとこ見てないから言えるんだよ。脱がせたらチンポギンギンになるぞ」


「未亡人の欲求不満おまんこか。興味あるけど一発ヤッただけで本気になられても困るしな。現実問題として結婚するなら年齢は近いほうがいいよ。自分の子供も産んでほしいし。いまから仕込んだら高齢出産もいいとこだろ」


 同期飲みで酒の肴にした橘京香の性事情。その一端を示すインタビュー動画が目の前にある。


「京香。サイズはKカップよ」


 彼女はマンションの一室と思われる部屋で男たちの質問に答える。ほんのり上気した身体と胸の谷間に流れ落ちる汗がセクシーだった。すでに一度済ませたあとなのでは。そう思っていると男たちの一人が嘲るように言った。


「すでに一度ハメちゃってまーす。済ました顔してるけど旦那や彼氏以外のチンポでイッたあとで~す」


 やはりそうかと見立ての正しさに納得する気持ちと、あの橘京香が軽薄なナンパ男たちにチンポ入れられ「あんあん❤」言わされるなんて、という気持ちとが綯い交ぜになる。


 場面は風呂場に移る。娘たちと離された京香は男の手で股間にシャワーを当てられながら、自分の指でおまんこを開いて膣内から精子を掻き出している。作り物ではない本物の白濁液が知り合いの女から垂れてくる絵面に興奮した。


 精液を掻き出し終わった京香は男の手マンを受けながら、中出ししない代わりに口内射精でごっくんすると受け入れてしまう。


 京香は男の太い性器を対面座位で飲み込み、腰を振る。二人は体位を寝バック、正常位と変えながら長くセックスを楽しんだ。京香は最初こそキスを拒んでいたが、一度許してしまうと何度もキスハメで意識を飛ばしかけながら、男に合わせて下から腰を振る。最後は事前の取り決めどおり男が彼女の口に射精した。


 休む間もなく京香は別な男にハメられる。三人の中では一番下っ端の後輩っぽい男。喋り肩も三人の中で一番軽い。そして性器は一番小さい。それでも春仁よりは微妙に大きい。


「俺のくらいが丁度いいっしょ」


「そうかもね」


 男に跨がり腰を振りながら京香が言う。そうなのか。このくらいのサイズが橘さんには最適なのか。だったら俺でも気持ちよくできるんじゃないか。春仁はチャラ男を自分に置き換えながら見た。


 大きすぎて苦しくない、丁度いいサイズのチンポという言葉は本当だったようで、京香は騎乗位で腰を振りながら達してしまう。足腰に力が入らない彼女は自分で抜くことができず、避妊する気などない男が配慮するはずもなく、せっかく精液を掻き出した膣に再び中出しされてしまう。


 風呂場での行為は終わらず、すぐに二回戦が始まる。チャラ男が京香を引っくり返してバックから挿入した。浴槽のお湯を波打たせながらチャラ男が腰を振ると、京香は声を押し殺しながらも甘い声で啼いた。


 すべて見終えると春仁の周りには、丸めたティッシュの山ができていた。


 こんなに充実したオナニーはいつ依頼だろう。常に腰のあたりが重く不快だった感じも消えている。今日は心安らかに眠れそうだ。


 全弾撃ち尽くしてスッキリ片付いた陰嚢をぶら下げながら春仁は考えた。この動画をうまく使えば本物の橘さんとヤレるんじゃないか。脳裏に職場で見る彼女の颯爽とした姿を思い描く。一番気持ちよくなれるサイズのチンポを入れられて喘ぐ彼女に、バラされたくなかったらと中出しを認めさせる。


 愉快な想像に胸が踊った。


ここまでが導入。このあとは『橘京香ノ脅され事情 ホテル編』が1万文字ほど続き、全部で1万6000文字ほどです。


今月支援プランから退会された方も、同月内なら再加入無料なのでご検討ください。




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