♡喘ぎの利点 (Pixiv Fanbox)
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テキスト系のアダルト作品を書くとき、喘ぎシーンで♡を使うか、使わないかみたいなスタイルの違いがあります。
自分はWEB投稿の文章に関しては♡喘ぎあり派なんですが、これはユーザビリティの観点から言って、どこが使えるシーンか高速スクロール中でも一発で判別できるほうが優しいだろうとの思いからです。
読者のストレスを減らしたい
アダルト作品はクリエイティブの面と実用品の面とを持ち合わせています。実用品とは、セルフサービスに使えるどうかという話です。
WEBでえっちな小説を読む人の行動パターンとしては、まず一読して「これは良い物だ」と思ったらブックマークし、その後に「あれで今日は抜くか」と考えて戻ってくるケースが結構あるはずです。
そうなったときに読者は同じストーリーを短期間に二回も三回も四回も読みたいと思ってることは稀 で、大抵は致してるシーンが欲しいんです。
そこになるだけ少ない手数で、直にアクセスできるようにしてあげるっていうのも、おもてなしの精神だと思うんです。
そう考えると、致してるシーンと他のシーンに演出上の差異が無く、えっちシーンがその他に埋もれてる状況は、リピーターからすると「今すぐえっちシーンが欲しいのに見つけづらいんだよ」 とストレスに繋がります。
文章の中に♡や♥などの記号が並んでると、スマホでババーっとスクロールしたときでも、そこが浮いて見えるのですぐに致してるシーンが分かって見つけやすいという読者側の利点があります。
作風に合わせて使い分ける
そうは言っても全てのケースで♡喘ぎを使えば良いって話でもなく、作品や文章の雰囲気で♡喘ぎを使うのは世界観に合わず、悪い意味で全体から浮いてしまうこともあるでしょう。
そういうときは作風との相談になりますね。個人的なこだわりとして♡喘ぎは好かんって人もいるでしょうし。
だけど特にこだわりがないのでしたら、今後は♡喘ぎを「ここが抜き所ですよ!」のマーカー代わりに使ってみても良いのでは? と具申。