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イラストレーターの方で


「神絵師になりたい!!!!」


と仰ってる方をよく拝見しまして。

果たしてそれは具体的にどういう着地点になるのか疑問に思いまして。

ちょっとその辺りを考えていこうかなと。


そもそも神絵師たる定義とは何ぞやという話ですが

一旦今回は以下のように定義してみようかなと思います。


①クオリティが高い

②フォロワーが多い

③著書がある

④認知範囲が広い


SNSではこの辺りが指標になって【神絵師】なる人物像が作られていると感じます。

ではそれぞれの項目について考察していきます。


①クオリティが高い

まず皆さんに問題です。

クオリティの指標として最適なもの何だと思います?


細部まで妥協なく塗りこめられているか?

人体のつくりをしっかり理解したバランス?

背景がしっかり描かれたもの?


キリないですよね。


「じゃあこれが全部含まれてる絵が凄いって事じゃないの?」


って思う方もいるかもしれないのですが、

果たしてゴリゴリの厚塗りイラスト大好きな人が、アニメ塗りの絵見て


「ええ!!?すごいこれ!!!もう大好きだから神絵師!!!」


なんて心の中で叫ぶかというと。

絶対とは言わないまでも、多分神絵師か評価する以前に目が滑ると思うんですよ。


じゃあどういう絵をクオリティが高いと判断するのかって話になりますが

多分それは


自分の好きな絵のジャンル】 で 【自分がハイクオリティと思う指標】 と 【合致した絵


これに尽きると思います。

これ言ってしまえば 【好みの組み合わせ】 の数だけクオリティが高い絵が存在するので

ほぼ人の数だけ神絵師がいる事になってしまいます。


日本古来の八百万の神的なニュアンスなら正しい、、、?のかもしれませんが、、、

多分所謂SNSで叫ばれる神絵師とはちょっと違う気もしますね、、、。


②フォロワーが多い

Twitter界隈では結構この辺が指標になる場合があるのではないでしょうか。

ではフォロワーが多い人はどうして魅力的に見えるのか。


・色々な人に絵を見てもらえる。

・インフルエンサーとしての価値が高まる。

・結果仕事がくる。


この3点かなと思います。

SNSに絵を上げる以上、【人に見てもらいたい】という意思が多少なりあるはずなので

単純に閲覧数が増えるのは嬉しいですよね。

またインフルエンサーになるというのは、イラストレーターとして生活する上でかなりプラスに働くと思います。


またファンが多いという事を、信仰者が多いと同じに考えると

】という文字が割と馴染むかもしれません。


③著書がある

この場合は書籍を出す事が神絵師になると定義しています。

では書籍を出した事によってどうなるのか。


・書籍を出したという実績がつく


では実績とは具体的にどういったものなのか。

知り合いのイラストレーターと聞いたところ


「インディーズバントがメジャーデビューした」


が最も近いものという事になり、箔が付いたと言いますか

イラストレーターとしてステップアップしたと捉える見方が多いのかなと感じました。


という事は 【書籍を出したい】 というのは 【メジャーデビューと同じ体験をしたい

こう言い換えられるのかもしれません。


ただ書籍が出るというのは、あくまで日々の積み重ねの結果が多くを占めていると思います。

そもそも目に見える何らかの実績がないと書籍化の話も来ないでしょうし。


実績がある → 編集者の目に留まる → 書籍化する → 神絵師になる


この流れが自然なので、まずは実績を作るところが、この項目で言う神絵師に繋がるのかもしれません。

ただ編集者の目に留まるというのは、そもそも価値観が合致した人と出会うに近いものなので

一概に努力が直結するかと言うと怪しいところです。


ただ何もしないより、日々実績を積む事が書籍化への確率を上げる手助けにはなりそうですね。


④認知範囲が広い

端的に言うと知ってる人が多いという事ですね。


フォロワーが多いに近い気がしますが、一つの媒体ではなく多岐にわたって認知されている人物像。

例えばドラゴンクエストの鳥山明先生やファイナルファンタジーの天野義孝先生など、

イラストレーター以外の方にも認知される事 が 神絵師になる と定義している項目です。


ではなぜここに価値を見出したのかという話になりますが、

シンプルな表現ではありますが 【憧れ】 というのがしっくりくるのかなと。

自分が大好きな人気絵師の生き様と言いますか、


「大先生の人生」


に強い憧れを抱き、人生の目標となっているというのが見解です。

ただ大先生の人生の紆余曲折を全て知ってる人は、肉親でもない限り存在しないので

あくまで大先生の実績から見て取れる、成功体験や仕事ぶりから想像した


ファンとして認識できる範囲 での 成功体験や実績を含んだ大先生の人生


これこそがこの項目が指す神絵師の方向性なのかもしれません。


これ最も難しい項目ですね、、、表に出ている限られた情報から神絵師の成功体験を真似る、、、

神絵師たる大先生の著書や、関係者の方に話を聞くなどして不明瞭な部分を解明していくと

より再現度の高い人生の軌跡を残せるのかもしれません。



以上4項目にわたって考察してみましたが、なかなか面白い結果になった気がします。


これを見て自分が目指す神絵師になるには具体的に何をすればいいのか?


それを考える手助けになればいいかなと。





ちなみに私が思う神絵師は


「自身のイラストレーター人生に良い影響を与えて下さったかどうか」


こう定義してます。

衝撃的なインパクトを与えてくれたり、悩んだ時に方向性を示してくれたり

自分を良い方向に導いてくれた絵を描いてくれた人。


それこそ天啓を与えてくれたような神のような。そんな位置づけで見てます。

なのでフォローしてる人は全員私にとって神絵師かもしれませんw


そしてまだ見ぬ神絵師もまだまだたくさんいると思います!




これだからネットはやめられない!!


これだからネットは素晴らしー!!!!




今回はこんなところで!

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