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最近・・・というか昨日の話なのですが

「skeb」というものに登録しました。


端的に言うと「有料のリクエスト箱」です。


でざっと規約などを読んでみると

「え!?ここまでクリエイター重視でいいの!?」

と思ってしまう内容で正直驚きました。


上にも書きましたが、完全なる有料のリクエスト箱なので

今までむしろ「お題下さい!」と言っていた立場としては恐れ多いとその時は思いました。


が!!!


それについて同業の方と話してみると、割と考え方を見直せたと言いますか

その方に聞いて初めて知ったのですが「コミッション」というシステムがどうやら既にあるらしく

所謂イベントでスケブを頼む&頼まれることってあるじゃないですか


で大体はタダですが、それを有料で請け負うというのがコミッションというシステムらしいです。

話によると海外ではそれが結構ある…というか普通に近いらしいです。


これコミケとかに慣れてると


「え!!?スケブでお金取るなんておかしいでしょ!!」


って反射的に思いがちですが、冷静に考えると


「え!!?絵を描いたのにタダで寄こせっておかしいでしょ!!」


って言っても全然言ってること破綻してないんですよね。

むしろ至極当然というか。労働に見合う対価を求めて何が悪いのかと。

でも不思議とその思想が最初に湧かないんですよねぇ…なんなんでしょうね…


これは私個人の見解・・・というか自己分析に近いのですが

普段イラストを見て下さってる方々に大して、一言では表せない感謝の気持ちでいっぱいです。

お褒め頂いたり、嬉しいコメントたくさん頂けるので、ありがたい!!


ここまでは当然の流れです。


でここからです。




「もっとフォロワーさんに好きになってもらおう!!」




「もっとフォロワーさんを喜ばせられるように頑張らなきゃ!!!!!!!」




ここで狂ったんでしょうね。


つまり何が言いたいのかと言いますと。


イラストレーター=フォロワーという平等で健全な関係から

イラストレーター<フォロワーという歪な関係に自ら勝手に陥ったのでしょう。


だからこそ対価を求めることに抵抗を感じるようになってしまったのかもしれません。


これに関連したちょっと面白い話がございまして、


有名な画家のピカソって方ご存知だと思うのですが、

ある時ファンに絵を描いてくれと頼まれたそうで。

ピカソはささっと30秒くらい絵を描いてファンに手渡し言ったそうです。


「この絵の価値は、100万ドルです」


それを聞いたファンはもちろんこう言います。


「え!?30秒で描いた絵に100万ドルも出せって言うんですか!?」


そこでピカソは言いました。


「30年と30秒ですよ」


たかが絵、されど絵と言いますか。

製作時間がどうであれ、結局はその人の積み重ねたものの集大成であるのだから、時給なんかで価値が決められるわけがない。

というお話です。


これはかなり極端な例ですが、

自分の作品、ひいては自分のクリエイターとしての積み重ねに自身の価値を見出す事が出来れば

卑屈になる事無く、胸を張って報酬を受け取ることが出来るかもしれませんね。


もちろん驕りは禁物ですけども!


今回はクリエイターだって報酬もらってもいいじゃない!という話でした。

そして毎度のことですが、これは私個人の見解ですので悪しからず!

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