①綾波を指揮官からラブラブ交尾で寝取って自分だけのお嫁さんにする話 (Pixiv Fanbox)
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2021-12-03 09:00:00
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2022-06
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「はぁ……憂鬱です」
穏やかな海を眺めながら、少女は独りごちるように呟いた。
白髪のポニーテールを棚引かせた彼女は、防波堤に腰掛けている。所在なさげにパタパタと振った脚には、清純を感じさせる白のソックス。脇腹を丸出しにして、風が吹けば下乳が露出してしまいそうな危うい格好であるのだが――本人は何の意識もしていないのだろう。両手を上に伸ばして背伸びをすると、乳房の下部の膨らみが露わになる。
「指揮官は綾波の……何が良かったのでしょうか?」
彼女が太陽へと右手をかざすと――
薬指にはめられた指輪が、陽光を反射して眩しく光る。
母港から定められた、指揮官とのケッコンは綾波に取って、拒む理由がないもの。
理屈のほどは難しくて、途中で頭がパンクしてしまったものの――戦いばかりの人生を送ってきた「鬼神」である綾波にとっては、形ばかりのケッコンをすることで戦闘能力が向上するならば、拒む理由はなかった。
指揮官の伴侶になる、という戸惑いは存在したものの――
元より、彼の貞淑な妻として家事に専念するわけでもなく――
事務作業に長けた蒼龍が優秀な秘書官として、常に彼と共にいる状況。
綾波に伴侶として与えられた役割は、時折の夜伽ばかりであり――
それにしたって、指揮艦とのそれは欲求不満もいいところ。
「重桜には……赤城さんや大鳳さんがいるのです……」
彼があるいは、性欲が強く性行為が上手く、そうした相手を求めているのならば。綾波にとっては拒む理由もない。重桜を率いている彼が溜まったストレスを、この肢体で発散できるならばそれでもいい、と考えていたのだが――
指揮官との性行為は、一人で行う自慰行為よりも遥かにつまらないもの。
いや、心のどこかで過度な期待をしていたのかもしれない――と綾波は考える。
「セックス」というのはさほど気持ちいいものではなく、世間の夫婦はみんなその退屈に耐えながらも、世継ぎを作るために行為をする必要があるのだ、と。
KANーSENは通常の女性よりも、遥かに受精率が低いので、一晩に十発くらいは注ぎ込むべきなのだが――指揮官はたったの一発、――時には、それすらも発射せずに終わることになるわけで――
考えれば考えるほど、綾波は自分がケッコン艦に選ばれた理由がわからなくなる。
そんなことを思いながら、空を見上げると――
「……見習い指揮官、どうしたんです?」
太陽を遮るように――
”彼”が、綾波の前に立っていた。
――――
重桜の戦力拡大を進めるに連れて、最大の問題は指揮官の数だった。
KANーSENを増やすことよりも――指揮官としての適性を持つ人間の方が難しいという困難な状況。現状の指揮官は文字どおりの”無難”な男。「難は無い」のだが――膠着したじり貧状態を撥ね除けることも、セイレーンを相手に有利に立つことも期待できない人間ということで――
そこで白羽の矢が立ったのが、あなただ。
指揮官をすげ替えれば、何かが大きく変わるとも思ってはいなかったが――上層部は違うと考えたのだろう。「優秀で最高な指揮官がいれば、重桜は世界最強だ」とでも思っているらしく――
あなたは、指揮官の立場を奪うために、母港へと研修に送り出されたのだ。
「話は聞いているよ、優秀なんだってね……まあ、頑張ってくれたまえ」
現指揮官があなたのことを嫌うのは、当然の理だ。
彼にとっては、上層部が送り込んできた自分の立場を奪おうとする刺客であるのだ。表面上には友好をアピールして、KANーSEN達に毒殺や砲撃の巻き添え、暗殺を依頼しなかっただけ、あなたは感謝せねばならない立場。
あなたにとっては、上層部の思惑はどうでもいいところ。
指揮官が有能な男でなくとも、無難であるならば問題はない。彼の母港を奪った時に、元々いた彼女達はいい顔をしないだろうし──ただでさえセイレーンに押し込まれている状況で、内紛をしている余裕すらないのだ。上層部は簡単にだませるだろうし、適当なところで、別の場所に母港を開こうと考えながら──頭を下げて、研修期間は目立たずに過ごそうと決めていたのだが――
「……初めまして、見習い指揮官。綾波です」
彼女は――
一目、見た瞬間にあなたを虜にしたのだ。
KANーSENという存在は、その多くが見目麗しい容姿をしている。
重桜もその御多分に漏れることはなく、廊下をすれ違う彼女達はそれぞれが一騎当千の美女達。重桜の幹部達が、その肢体を狙って生唾を飲みながら――”屈強な男数十人で囲んだところで、勝てやしない”という状況で、悶えることしかできない極上の美女達であり――
綾波は、その彼女達の中でも際立って美しく──
そして、可愛らしかったのだ。
大人と子供の境目にいるような儚げな雰囲気でありながらも――”改”まで改造された重装備は、重桜の国防を担っている一人なのだと実感させられる。細くくびれた腰に、華奢な肩幅。抱きしめればすぽりと、男の腕に収まりそうな綾波の――そのミミをどうにか触れないものかと思っていると――
「…………っ?」
綾波はその視線の意図を解釈できずに――
”ぺこり”とあなたに会釈を返して――
その態度すら、今のあなたには可愛らしくてしょうがないのだ。
ああ、どうにか彼女を口説き落とすことが出来ないだろうか。
秘書官というものを、外見だけで決めていいはずもなく、現在の指揮官は彼なのだとわかっているのだが――
それでもあなたは綾波に一目惚れをして――
そして――
彼女の右手の薬指には、指輪がハメられていた。
指揮官の伴侶となる証拠であり――
彼女は――現指揮官の妻であったのだ。
そのときのあなたが、何を考えたのかは――
正直なところ、記憶がないのだ。
今から考えると、控えめに「綾波が指揮官とラブラブならば諦めよう。だが、もしもそのケッコンが重桜上層部から命令されたものであり、彼女の本意でないのならば――略奪愛も辞さない」というのが――
過去の話であるが故に、記憶を改竄させて抱いた感想だ。
KANーSENの多くは美少女揃いであり──それは、他勢力にも同じことが言える。例えばロイヤルメイド隊の色仕掛けに屈して情報を漏洩してしまえば――ユニオンの長身爆乳美女達のハニートラップにかかって恥ずかしい写真を撮られれば――それで終わりだと上層部が考えたのは、丁度、あなたが指揮官になる直前のこと。「最上級コールガールでも、自分に惚れさせなくてはいけない」というそれは、世界の命運を背負って最前線で戦う人間にとって必要不可欠なスキルであるらしく――
あなたも、着任以前に多くのテクニックを習得させられていて──
「見習い指揮官は……とっても愉快な人です。綾波は……見習い指揮官と一緒にいると、楽しいです」
と――
あなたは、少しずつ綾波の心を開いていったのだ。
「鬼神」と呼ばれる彼女の力は重桜には必要不可欠な存在であり――幸いなことに、綾波という少女は指揮官に大きな感情を抱いていなかった。「戦わせてくれることは感謝しているし、ケッコン艦に選んでもらったことも嬉しいし――でも、時々のセックスだけは面倒くさい」と思っていた彼女。その感想を聞いたとき――真っ先に浮かんだのは、苛立ちだ。これほどまでに最高級の美少女を相手に、何をそんな、二流ラブコメの主人公のような態度を取っているのだ。綾波という美少女には全てを捧げて、尽くして、自分に振り向いてもらう努力が必要なはずだと――
あなたは、自分の衝動のままに綾波を口説き続けた。
おやつを沢山食べて、ひなたぼっこで微睡むのが好きな彼女だが――こと、性欲というものには興味を示すことがないようだ。彼女のような美少女がベッドの上で淫らに腰を振れば、男を虜にすることは間違いが無いが――仰向けで反応も薄ければ、そこに存在するのはダッチワイフを使った自慰行為に過ぎないのだ。
だからこそ、現指揮官は綾波を伴侶にしながらも、性行為を滅多にすることはなく――
それは更に綾波の退屈を加速させていくのだ。
あんな男のせいで――
綾波という少女が一生の不幸を背負ってはならない。
だからこそ――
あなたは何度も何度も、綾波を口説き――
今日、現指揮官が不在の内に、綾波を執務室に連れ込んだのだ。
――――
「見習い指揮官も、おやつどうぞです……っ♪」
綾波は今、ソファに座りながらリラックスした雰囲気。
最初の頃は、小動物が人間に見せるような警戒心を露わにしていたのに――今となっては、Tシャツ一枚の格好でもあなたの前でくつろぐことが出来るのだ。彼女は勿論、あなたの内心など知らず――今日、ここで襲われることを想像もしていないのだろうが――
「……見習い指揮官、どうしたんです?」
あなたが隣に座ると、流石に緊張を見せてくる。
女性が自身の貞操を心配しての緊張――というよりは、野生動物に近い警戒心だ。
あなたは綾波の頭を、ぽんぽんと撫でてやる。彼女の頭部のミミを優しく揉んでやると「指揮官も、これするの好きです……」とあなたを上目遣いで見つめながら、上機嫌のご様子。
あなたは――
そのまま、綾波の肩を撫でてやる。
”びくっ”と身体を弾ませながらも、綾波はそこから逃げ出す様子はない。
「見習い指揮官?……綾波がケッコン済みだというのは、ご存じですか?」
彼女は右手の薬指にはめられた指輪を、あなたに見せつける。
そうすれば、あなたがこの場で引くと考えたのだろう。
性欲が滾って、一過性の性欲で研修先の指揮官の伴侶に手を出す男は――軍法会議を通り越して、事故死に見せかけた暗殺をされるに違いない。あなたに少なからず好意を抱いている綾波は、それを”なかったこと”に塗り潰すのが一番だと思っているのだろうが――
”ぐいっ”
「あ……っ♡」
あなたは――
綾波の肩を抱き寄せ、彼女と正面で見つめ合う。
鼻息が触れる距離感。焔が燃えるような色の彼女の瞳。
綾波は唇を噤みながら、きょとんと瞳を丸くしていたが――
「……冗談で済ませるなら、今の内です」
すぐに彼女は、あなたに憤怒の視線を向ける。
人間とKANーSENの間にそびえ立つ――圧倒的な身体能力の差。
砲弾の直撃を喰らっても――彼女達曰く「当たり所がよければ実質無傷だし、それを回避と呼んでいる」という――人間の常識からは考えられない代物。人が喰らえば五体が飛び散りバラバラになる、恐怖の象徴とも呼ぶべき砲撃に正面から立ち向かう彼女達に、まさか、あなたが勝てるはずもなく――
この状況から、綾波が前蹴りの一つを飛ばすだけで、あなたの内臓は簡単に破裂して即座に絶命するのだろうが――
「ん……っ♡何を……あっ……こ、こら……だめです……っ♡」
あなたは――
綾波の身体に手を伸ばして、愛撫していく。
重桜に存在する、規格外の爆乳KANーSEN達には当然、性欲を抱くこともあった。
あの長いIの字状の谷間に、指や肉棒を挿入すればどうなることか。背後から覆い被さり、乳を揉みしだきながら膣に肉棒を挿入して叩きつければ、どれほど気持ちいいことかと考えたこともあり――
それに比べると、綾波という少女の身体は貧相もいいところだ。
勿論、その貧相は「重桜比較」という、スリーサイズの圧倒的なインフレーションが起きている現場での比較だ。綾波のそれは「スレンダーで、胸の膨らみも感じ取れる」という、十二分に魅力的な体型なのだが、KANーSENに囲まれた母港では麻痺をするのも無理はない
ヘソと太腿を丸出しにして、風が吹けば下乳が露出する格好。彼女達のそれはファッションであるのか機能美であるのか、あなたには判断がつかないが――
「んっ♡ふぅ……いや、です……っ♡やめてください、これは……許されないです……っ♡」
綾波は――
あなたの手付きに、嬌声を響かせていくのだ。
肩とウエストと太腿――彼女の肌で大きく露出したそこに、指を這わせていくだけの手付き。軍法会議ではギリギリ死罪を免れる程度の”軽いセクハラ”であり――
一方で、あなたは女性の喜ばせ方を丁寧に学んできているのだ。
ロイヤルメイド達の色仕掛けに遭遇しても――逆に彼女達を網に捕らえて情報を引き出せるように、という最上級の技術。綾波のように無垢な少女にとって、あなたのそれは耐えがたい代物なのだろう。彼女の首筋の鎖骨を、爪でカリカリと引っ掻いてやるだけで、綾波は目を硬く瞑り、あなたから逃げるように上体を伸ばすのだが――
それでも、彼女は実力行使での拒絶を行わない。
あなたは、綾波の腰を抱き寄せてから――
彼女の腹部を、掌で覆うように撫でていく。
KANーSENではなく、女子中学生がそのファッションをしていたら「お腹が冷えないか」と心配になるのが第一だ。あなたの手付きはどこまでいっても、綾波に一線を超えさせないもの。胸や秘部に手を伸ばせば、彼女はあなたを蹴り飛ばして、”人間だったもの”に変える権利が与えられるのに――
それくらいのセクハラで、見習い指揮官に傷を負わせたとき――
あの指揮官は、間違いなく綾波に罰を与えるだろう。
あなたが彼女を秘書官にすれば、例え10:0の案件でも綾波の味方をして庇い立てるだろうが――現指揮官はそうではないし、なにより、綾波自身が「現指揮官はきっと、見習い指揮官の味方をするのです」と思っているのだろう。早く胸を触られないか、下着の中に指を突っ込まれないか――そうしたら、さっさと逃げられるのにと思っているのかも知れないが――
それは綾波にとって、逆効果。
「ん……っ♡ふぅ……あっ、だめ……です……っ♡」
肝心の性感帯を意識させられると――
どうしたところで、彼女の感度は高まっていくのだ。
最初は”くすぐったい”だったのが徐々に”心地いい”になれば――後は”気持ちいい”になるのも時間の問題。あなたは綾波の頭部に顔を寄せて、髪の匂いを嗅いでやる。薔薇の香りは綾波らしくはないが――おそらく、誰かと同じシャンプーを使っているのだろう。自分の容姿には興味がなさそうなくせに、漂う髪の香りはかぐわしく――その奥に僅かに感じ取れるのは――彼女の骨の髄まで染みこんだ、潮風の香りだ。
髪の香りを嗅ぐというのは、直接的な接触は何もない。これに至っては、最早セクハラで訴えることも難しく「嗅いだ、嗅いでないの水掛け論」になるのだろうが――
「…………っ♡」
綾波にとっては、それが強めの羞恥であったのだろう。
長い髪をポニーテールにまとめている彼女にとって――髪というのは、自分のアイデンティティの一つであるのだ。それを無造作に、間男の雄に嗅がれているのだ。綾波の身体はさらに感度を増していき――
「……そ、そんなわけないです。……こんなの、いやです……!」
あなたは――
綾波の乳首を、指摘してやるのだ。
ノーブラで母港をうろうろしているのは、彼女自身の羞恥心が薄いからだろう。指揮官と夜の情事で胸を触られても、おそらく抱く感想は「何が楽しいのかわからないです」くらいでしかない綾波が――
今は、あなたの愛撫に乳首を隆起させている事実。
彼女から漂う香りが「女の子」から「雌のフェロモン」へと変わってきたころ、あなたは、彼女の耳元で囁いてやる。
”自分は――
指揮官の不正を暴くためにやってきた”と。
「……そ、そんなわけないです!指揮官が横領だなんて……嘘、です……っ!信じないです!」
綾波の激昂はごもっともなものであり――
勿論、そんな事実は存在しない。
いや、正確には存在するのだが――それは「指揮官の権限で選べる家具や調度品が決まっているのに、家具コインで自分の好きな家具を選んだだけ」というもの。どこの母港でもまともに遵守している指揮官はほとんどおらず、実質的な罰則も何もない、「ただ、ルールを変えるのが面倒くさいから」というだけで続けられている、言わば悪習のようなものなのだが――
あなたの発言には、誇張はあっても嘘は存在しないのだ。
綾波という少女を弱者だと見くびってはいない。簡単に手玉に取れる、一山幾らのバカ女だと舐めてはいけないのだ。あなたは自分が培った全てをつぎ込んで、綾波を奪い取るつもりであり――
「……だから、指揮官をクビにされたくなかったら……ですか?」
あなたは彼女の言葉に、返答をしてやらない。
その程度ではクビに出来ない上に、上層部に報告したところで「面倒くさいことを持ち込んできたな」と、むしろあなたが叱られる側なのだ。だからこその無言であるのだが――
やはり、綾波は魅力的なまでに賢い少女。
今度はあなたの意図を察して、下唇を噛みながら――
「……わ、わかりました、です……
綾波が……見習い指揮官のオモチャになれば……秘密にしてくれるんですね?」
綾波は――
あなたを見つめて、涙目になりながら答える他になかったのだ。
――――
「……するなら、早くして欲しいです……あと、綾波は、下手くそな人に感じることはないのです」
執務室には基本的に、仮眠用のベッドがある。
指揮官だけが使うそれは、常に清潔を保たれているらしい。ふかふかのシーツと、柔軟剤の香りが漂う枕カバー。本当は、現指揮官の雄の匂いを上書きするのも興奮はしたのだが――贅沢は言ってられないと――
あなたは寝転がった綾波を眺めて、考える。
何度も何度も何度も繰り返して、それでもまだ足りないのだが――
綾波というのは、最上級の絶世の美少女なのだ。
あなたの発言の裏が取れたとき――あなたが攻略できていなければ、自分の五体は海の藻屑と消え去るのかもしれないのだ。綾波の心を開くには、まず、彼女の自称不感症をどうにかしなければいけないと――
”ぎし……っ♡”
「あ……っ♡」
あなたは、綾波の腹部を撫で回す。
指揮官とのセックスがどんなものかは知らないが――
彼女が欲求不満であることは、他の少女達の噂話から聞いたことがある。
「綾波を伴侶にして欲求不満」というのは、矛盾と同じ意味の故事成語に感じられるのだが――
あなたにとって、それは好都合だ。
「……また、お腹です。見習い指揮官は……変態さんです」
綾波の腹部を撫で回しながら、あなたは彼女の耳元で囁く。
綾波のこのお腹の下には――子宮がある、と。
KANーSENは自分達が普通の人間と違う、と思っている節があるし、それもある程度は事実だが――しかし、性的機能だけは違う。あなたとの子供を、綾波には孕むことが出来る。綾波がどれだけ強くて、格好良くて、頼れたところで――性的な部分は雌にすぎないのだ。KANーSENがどれだけ痛みに耐えられたところで――他の生理的欲求に逆らうことは出来ない。KANーSENだから寝ない、KANーSENだから食べない、なんてことはないのだから――KANーSENだから性欲がない、なんてこともない。どれだけの痛みに耐えられたところで、綾波の快楽を感じる機能は立派な”女の子”であり――
自分は、指揮官になる前に手ほどきをたっぷりと受けてきた。
それこそ、経験豊富で百戦錬磨のロイヤルメイドなどを相手にしても、同等の立場で交渉が出来るようにしているのに――それに比べて綾波はどうだ。セックスがつまらないのは本当に指揮官のせいか?綾波が感じないからか?今、こうやって腹の上から子宮を撫でられて、耳元で囁かれるだけで、乳首が硬くなり、膣は濡れているんじゃないか?綾波の身体は、より優秀な雄を求めて疼いているんじゃないか?もしも綾波が、本当に不感症で、どれだけ愛撫しても少しも気持ち良くないなら俺は勝てないが――
ただ、綾波が今まで本物のセックスと出会ってこなかっただけなら――
悪いけど、このくらいのザコメスなら簡単に叩き潰せるからな――
と――
「……い……いじわる……です……っ♡」
綾波はあなたが囁く言葉だけで、とろとろになっているのだ。
おしゃべりは好きだが”饒舌”とはほど遠い彼女にとって――まくし立てられる言葉は一つ一つが劇薬なのだろう。今から自分が相手にするのは、超絶技巧を持ったセックスのプロであり――こうして、腹を撫でられているだけでも身体がゾクゾクと反応してしまうのだ。綾波の理性を蕩かすには、最早それだけで十分。こうなってしまえば「相手は、自分を脅迫して卑劣にも肢体を貪ろうとする悪党」ということすら、興奮を増幅させる条件になってしまい――
満を持してあなたは――
”ふにっ♡”
「あ……っ♡」
綾波の乳房に、手を伸ばす。
鷲掴みに出来るような豊満とは異なるが――
しっかりと、膨らみと柔らかさがあり”揉む”ことが出来る綾波の乳房。
彼女は自分の胸が性感帯であることすら、あるいは意識していなかったのかもしれない。乱暴に揉まれて、舐められて、むしゃぶりつかれたところで「乾いた後の唾液が臭い」くらいしか感想を抱かなかったはずのそこが――
”もみっ♡むにゅっ♡かりかりかり……っ♡ふにふにっ♡くにゅっ♡”
「ん……っ♡あっ♡違う、です……っ♡これ……、こんなの、綾波……知らない、です……っ♡」
今は、綾波にしっかりと快楽を与えているのだ。
あなたの反対側の手は、綾波の下半身へと向かう。
添い寝のような形になりながら、太腿を這いずり回るあなたの手。柔らかくてぷにぷにの、綾波の太腿。乳房の膨らみは少なく、ウエストはきゅっとくびれているのに”ムチムチで、たっぷりと媚肉が詰まった下半身”が綾波の持ち味であるのだ。伴侶である旦那しか触れてはいけないそこを、あなたの指が這いずり回り――彼女は嫌悪と表裏一体の快楽を感じるのだ。
まだ、膣に触れてもいないのに――
既に、綾波の太腿まで愛液が伝い――
――んっ?
「はぁ♡んっ♡……えっ?は、はい……綾波は、普段から……履いていないです……っ♡」
彼女は――
「それがなにか?」と、きょとんと瞳を丸くしてあなたを見つめているのだ。
”むにゅっ♡”
「ひゃ――っ♡♡」
彼女は普段からノーパンで、母港内をうろついていたというのか。
確かに男はほとんどいない、隔離された場所であるのだが――あなたの感情は半ば、憤りのようなもの。くそ、この女――これだけ極上の肢体をしておいて、ノーパンだ?男を誘っている以外の何の意味があるのだ――と――
「んっ♡あっ♡指揮官……っ♡手付き、乱暴すぎです……っ♡」
あなたは、綾波の尻を揉みしだくのだ。
布地が一切介在しない、彼女の生尻。高
級娼婦と逢瀬を交わしたこともあったが――彼女達とは違い、綾波の尻肉に弛みや肌荒れの存在しない、張りがあってすべすべな最上級の臀部。綾波の透き通るような真っ白な肌に相応しい、桃尻ともよべるそれは――むしゃぶりつけば、どれほどの征服感を得られるのか想像すらつかない。
あなたはそのまま、綾波の秘部に指を伸ばして――
”くちゅり……っ♡”と、水音を響かせる。
綾波は顔を真っ赤にして、あなたから視線を逸らしている。唇を噛んでいるそれは、反応をすればあなたを喜ばせると思っているからなのだろうが――むしろ、逆効果。雄の手付きに悶えて、嬌声を我慢するというのはあなたの大好物であり――
そのまま、綾波の膣内を指で愛撫してやる。
彼女の膣肉は、まだまだ硬さを残している。
処女も同然の膣肉は――おそらく、膜を奪われてもまだ経験が少ないのだろう。「綾波を伴侶にして、セックスに溺れない」というのは理解が出来ないのだが――あるいは彼は、別の重桜の娘に入れあげているのかもしれない。ケッコンをすればKANーSENとしての機能が上昇しても――それで最前線に出て傷を負うのは耐えられず、だからとりあえず綾波を伴侶にして、一番大事な本命は母港に隠しているのだとしたら――と――
あなたの思考は寄り道をしながらも、手マンを続けている。
自慰行為の際は、クリトリスを触っているのだろう。陰核をピンと弾いてやると肩を”ぶるっ♡”と震わせるのに対して、膣内の反応はまだまだ鈍い。膣イキをするのは簡単なことではなく――生娘であらば殊更。勿論、綾波は人妻であるし、本来ならば簡単に絶頂へと導けるのだろうが――
返す返すも――
あの指揮官にとって、綾波とのセックスは退屈な代物であったはずだ。
何度も何度も、執拗に、ねちっこく綾波の膣肉をほぐしていく。
綾波はあなたを喜ばせないように、唇を噛んで無言を貫くのだが――鼻息を荒く、涙が潤んだ上目遣いで、あなたを見つめているというそれが何よりの興奮材料。あなたは綾波に顔を近づけて、互いの鼻息が反射する距離で瞳を見つめてやる。燃え盛る紅蓮のような瞳に涙が潤い、あなたの赦しを懇願するように縋り付きながらも――眉根に力を込めて、睨み付ける視線を崩さないのは――
なんとも、あなたを挑発して興奮させる材料であることか。
最初は硬く、あなたを拒んでいた膣肉であったが――どれほどに嫌いな相手であっても、嫌な状況であっても、生理反応というものはなくすことが出来ない。綾波の膣肉がすっかりとほぐれきった頃にようやく――
”ぼろんっ♡”
「わ……っ♡」
あなたは、彼女の眼前に肉棒をさらけ出す。
現指揮官とは比較にもならない――巨大な逸物だ。
どんな逸物でも受け入れることが出来る優秀なメス以外からは──むしろ「大きすぎて逆にやだ」と言われる種類の逸物。綾波の華奢な体躯とは正反対の代物。彼女は髪のボリュームがあるので誤解しがちだが、超絶美少女であるが故に、顔は両手で覆えるほどに小さいのだ。
そして――
あなたの肉棒は、綾波の顔よりも大きい。
「あ……んん……っ♡」
先端が包皮に包まれているそれを剥いてやると――あなたのカリ首が露出される。
「少なくとも、このペニスを持って生まれたら、セックスが退屈だとは絶対に思わないだろう」というほどに高いカリ首。「股間が頑丈で逞しいのは、優秀な指揮官の条件の一つ」だと上層部からは聞かされていて「バカなのかこいつらは」と、あなたは冷めた感情で考えていたのだが――
「こ……これ、指揮官のと……全然違うのです……っ」
綾波は――
あなたの肉棒から、視線を外すことが出来ないのだ。
”ごくりっ♡”と彼女が生唾を飲むのは、生理的な反射によるもの。
雄と雌の間に存在する本能というのは、感情や理性ではどうすることも出来ない。あなたが、綾波には伴侶がいると知っても、滾らせた欲情を鎮めることが出来ないように――
綾波も、膣を生やして産まれてきた以上は、その本能に抗うことが出来ないのだ。
とは言えど、人間というのは猿から一歩先へと踏み込んだ生物。その本能を制御するために強靱な”理性”という舵を手に入れたのだが――彼女は今、あなたの執拗な前戯で理性をグズグズに蕩かしているのだ。自分の快楽を邪魔しているのが何か、綾波がわかってしまえば――
「……こ、こんなの……負けないです……っ!あ、綾波は絶対に……すんすんっ♡はぅ……こんな、こんなちんぽに……っ!」
彼女は――
口からあふれ出る涎を、制御することが出来ないのだ。
KANーSENは人間の上位互換だと、一部の上層部の人間はしきりにそれを口にするのだが――となれば、繁殖欲求というのも人間の雌を遥かに超えるのかもしれない。綾波がベッドで仰向けになりながら、内腿を擦り合わせているのは無自覚だろう。あなたの肉棒を挿入して、射精されて、孕ませられることまで考えると――下腹部が勝手に疼いて、止まらなくなるようであり――
「あ……っ♡だめ……だめ、です……っ♡」
あなたは――
綾波に覆い被さって”くちゅりっ♡”と、秘部に肉棒を押し当てる。
熱を帯びて、最大硬度に膨張したあなたの肉棒。焼けた鉄杭を彷彿とさせるそれを、綾波の陰唇に触れさせるのだ。まだ、本当の意味で”男を知った”とは言えない彼女の未成熟な膣肉。一見すると、不釣り合いなそれでも――綾波の肉体は、雄の子を孕むためにしっかりと出来上がっているのだ。亀頭を強引に押し込むと、膣肉は窮屈ながらも、あなたの形に押し広げられる。綾波は、腕で顔を隠しながら――歯を食いしばっている。ガチガチと歯の根が震えそうなほどに激しいそれは――そうしなければ、快楽で壊れてしまうというもの。あなたは綾波の膣に――そのまま、腰を前に押し出して――
”にゅ…………っぷぷぷぷぷぷ~……っ♡♡♡”
「うううう~……っ♡あぐ……っ♡んっ、ふぅう……っ♡」
綾波の膣内に、肉棒を挿入した。
ギチギチに締め付けて、膣ひだが絡みついてくる極上の膣内。
窮屈な膣圧であっても、綾波の膣肉はあなたを受け入れるように多量の愛液を分泌させているのだ。あなたは綾波の腕を掴んで、彼女の顔を覗いてやる。膂力では絶対に勝てないはずなのに――心を屈服させてやれば、綾波には抵抗をするという発想すら浮かばないのだ。顔中に涙を浮かべて、あなたを睨むような視線を向ける彼女。涙と鼻水と涎にまみれた顔に”べろ~っ♡”と舌を這わせてやるのだが、彼女はそれすらも快楽に変換されるのだろう。「んっ♡」と甘い嬌声を響かせて――
その音色は、何よりもあなたの脳内物質を放出させるのだ。
重桜の上層部からあてがわれた、最高級娼婦との逢瀬ですら比べものにならない征服感――あなたは、腰を前後に抽送させていく。窮屈でギチギチな膣肉の締め付けと――ぬるぬるな愛液と膣ひだによるピストンは、どんなオナホールよりも遥かに心地が良い快楽であり――
”ばちゅんっ♡にゅっぷっ♡ぬちゅっ♡にゅぷぷぷ~っ♡ぶちゅっ♡”
「あっ♡んんっ♡だめ、だめですっ♡それ……んん~っ♡きもち、よすぎて……っ♡だめですっ♡あやなみ、ばかに、なっちゃうです……っ♡んっ♡や~……っ♡おく、こちゅこちゅやだぁ……っ♡ぞりぞり、って、おなか、けずるのも、いや、です……っ♡」
あなたは、欲望のままに腰を叩きつける。
自身の巨大な逸物が、綾波という華奢な少女の膣肉にぬっぷりと収められている状況。
綾波はもう、快楽を隠すことはなく、あなたを見つめながらいやいやと首を振るばかり。口元がだらしなく緩んでいるので、あなたは唇を重ねてやる。強姦魔の乱暴は、舌を噛み千切っても正当防衛が成立するのだが――
”じゅるるるるっ♡はむっ♡むちゅ~っ♡れろれろっ♡ちゅるる……っ♡”
綾波は、あなたに舌を絡めてくるのだ。
グズグズに蕩けた彼女の理性は、何が正義で何が悪かを最早、理解出来ないのだろう。
彼女の目の前にいるのは、「自分がケッコン済みでなければ、惚れていたかもしれない、好感の持てる見習い指揮官」であり――ここに至るまでの卑劣な脅迫は、すっかりと抜け落ちているのだ。本能のままに、あなたに舌を絡めて――途中で、現状に気がついたのだろう。ハッと目を丸くするのだが――それを否定するかのように、彼女はあなたの首に両腕を回してきて、頭部を掴み、更に距離を縮めて――
あなたの下半身は、既に限界寸前なのだ。
綾波の硬く隆起した乳首を指先で弾いてやり、クリトリスを激しくこねくりまわしてやる。脇腹や腋のくぼみ、うなじと言った性感帯をくすぐりながら、彼女に大量の快楽を注ぎ込むと何度も何度も、彼女は絶頂を迎えて――
やがて、あなたは――
「……は、はい……っ♡しき、しきかんはぁ……あっちの、しきかんより……え、えっち……じょうずです……っ♡うますぎ、です……っ♡あやなみ、こーびのこと、ごかいしていたです……っ♡こ、こーび、すっごくきもちいいです……っ♡」
綾波に耳元で囁かれながら、ラストスパート。
”この女は俺のものだ””絶対に譲るもんか””綾波は俺が守る”と耳元で囁き返す言葉は、冷静であれば間男の常套句に過ぎないのだが――これまた何度も繰り返すが、今の綾波はすっかりと理性を溶かしているのだ。あなたの愛の言葉に何度も身体を反応させて、頭を撫でられるだけで目尻をとろんと落とし、穏やかな目つきでベロチューを懇願していくのだ。綾波に流し込んでいく唾液を、彼女は全て”こくこく……っ♡”と喉を鳴らしながら飲み込んでいく。最上級の超絶美少女と、舌を絡め合いながらラブラブな交尾をしていると、あなたの精巣が我慢できるはずもなく――
あなたは、肉棒を引き抜こうと腰を引く。
綾波のちっこい身体を抱きしめながら、豊満でムチムチな尻肉と太腿に覆われた、極上の膣の最奥に亀頭をぐりぐりとねじ込み──膣内射精をするのは、雄に産まれて最大の栄誉と呼べる代物だが――
あなたはこれから、綾波を開発していく必要があるのだ。
今は「中出しじゃなくて、ありがとうございます」と綾波に感謝をさせる必要があるのだ。彼女が顔にぶっかけられた精子に、子宮で疼きを感じれば最上だと思いながら――あなたは、打算で肉棒を引き抜こうとするのだが――
「あ……っ♡♡」
”ぐぐぐ……っ♡”
と――
綾波は、あなたの背中に両足を回してくる。
一見すると華奢な少女であるが、その内側にある膂力は、今更語る必要すら無いだろう。あなたを絶対に逃がすことのない”だいしゅきホールド”は、彼女が子を孕みたいと思った真の伴侶にしか与えてはならない体位であり――
あなたは、彼女の両手両足で全身を抱きかかえられる。
肉棒はすっかりと射精直前であったのに、あなたは歯を食いしばり必死に耐える他にない。何度も何度も深い絶頂を迎えた綾波と――今日、まだ一度も射精をしていないあなた。互いを隔てる性行為の経験値が圧倒的でも、今は綾波と立場を逆転させて、彼女が上になるようであり――
歯の根を食いしばり、肛門をぎゅ~っと引き締めて必死に射精を我慢する――あなたの顎に――
”ぺろっ♡”
と――
まるで、赦しを与えるように軽く舌を這わせて――
そこで限界。
「あぐっ♡あっ♡あやなみ、もっ♡また、きちゃうのです……っ♡あっ♡いぐっ♡また、くるっ♡うぐっ♡あっ♡あっ♡♡んんん~~~~っ♡♡♡」
綾波が嬌声を響かせながら、あなたにしがみつき、膣を”ぎゅ~っ♡”と締め付けると――尿道の奥から精液がドクドクと上がってくる。肛門に力を込めて、尿道の根元を引き締めても――それを遥かに上回る勢いと量の精液。綾波を絶対に自分のものにする――この女を孕ませる――この真っ白で細っこい腹に、絶対に種付けするのだという強い決意を込めながらの放精だ。適当な自慰行為で済ませるそれとは、精液の質が何もかも違い――やがて、あなたは――
”びゅるるるるる~~っ♡びゅるるるっ♡どびゅどびゅっ♡びゅるる~っ♡”
”びゅ~っ♡びゅくびゅくっ♡びゅ~っ♡びゅくんっ♡どびゅっ♡びゅる~っ♡”
”びゅく……っ♡どびゅっ♡びゅるるる~っ♡……びゅる……どくんっ♡”
”…………っ♡♡♡”
「はぁ……はぁ……んんっ♡あついの……あやなみの、なかに……いっぱいそそがれ――んんっ!?……んみゅっ♡あむっ♡れろれろ……っ♡ちゅるる……っ♡」
あなたは綾波の膣内に射精して――
彼女を抱きしめて、頭を撫でながら舌を絡める。
卑劣な脅迫に頼る強姦魔を相手には、絶対にすることのない――舌を根元でくるくると濃厚に絡め合わせて、唾液を交換しあう事後の作法。あなたにミミを撫でられながら、綾波は愛おしそうに、とろんとした瞳であなたを見つめてくる。今の彼女は、自分の右手薬指に填められたそれが、ただの輪っかにしか感じていないのだろう。あなたは肛門に力を込めて、尿道に残っていた最後の精液を彼女の膣内に吐き捨てていく。それすらも綾波には愛おしかったらしく、あなたの頭に手を伸ばして――あなたが、最愛の恋人を慈しむように撫でる手付きを真似して、撫で返してくる。何度も何度も濃厚に舌を絡め合い、肉棒が隆起すれば腰を振り――という、最愛の逢瀬を繰り返していくとやがて、朝を迎えて――綾波の右手の指輪は、気がついたら外れていた。