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2章 「ごめんなさい、プロデューサーさん……  ふゆに……もっと、メイドのことを教えてください!!」  黛冬優子は――  今、メイド服に身を包んで  スタッフの前で、あなたに、深々と頭を下げている。  ことのきっかけは、彼女が挑んだCM撮影だ。 「ご主人様~!それでは、オムライスをも~っと美味しくいたしますねっ♡  萌え萌えきゅんっ♡萌え萌えきゅんっ♡  そして、更にオムライスを美味しくしますね~っ♡」 カメラの前で媚びを売った冬優子は、ケチャップをオムライスにぶっかけて──  商品名を述べながら、満面の笑みを浮かべる。  大手にして老舗の食品メーカーの  新発売のケチャップを宣伝する、というCMだ。  黛冬優子は今、メイド服を着用している。 「メイド喫茶のメイドの格好って、昔はあんまり好きじゃなかったけど……今は『メイド喫茶』ってのも一つの文化として熟成したから、これはこれで悪くないわね」と早口でまくし立てていたのだが――  要するに、露出多めの媚び媚びなメイド服が気に入ったらしい。 「ねっ、メイド服って元々……ご主人様が興奮して、欲情して、襲わないように……  わざと、地味に作られているんだけどぉ……  ふゆのメイド服……興奮しましたかぁ?ご主人様……っ♪」  冬優子は、あなたを挑発するように囁いてくる。  ストレイライトの黛冬優子にとって、「媚びたメイド」というのはあまりにも得意すぎるジャンルだ。 「あの黛冬優子が見られる」とあって、食品会社の本社からもお偉いさんが大勢。現場を知らない人間がいると、その場の根拠のない思いつきで、無駄なリテイクを繰り返されることが多く、あなたは警戒していたのだが―― 「いや~!ふゆちゃん、流石ぁ……!  一発OKだよ!!」  と――  スポンサーのお偉いさんは、大絶賛。  このCMは、何度も何度も、テレビで流されていくのだ。「ふゆちゃんの大ファン」というお偉いさんのごり押しで、撮影された新CM。彼が退陣するまでの時間も考えれば――軽く、数十億の金額が動くわけで  新大学生の物件探しでも、もう少しこだわるぞと思いながらも――  多忙なあなたと冬優子にとっては、好都合。  念のために、その後にも三パターンほどの撮影を行ったが――  黛冬優子というアイドルは、あなたが「世界に通用する存在」だと思って、最終的には事務所をまるごと吸収するまで、惚れきった逸材なのだ。  冬優子にとっては朝飯前の芸当であり――  彼女はどこか誇らしげに、あなたにアイコンタクトを送ってきて――  それから―― 「いやぁ、ふゆちゃん……よかったらご飯でも……お肉でもお寿司でも、なんでもいいよ?あっ、うにしゃぶなんてどうだい?食べたことないんじゃないかな~……」  スポンサーのお偉いさんに、口説かれているのだ。  普段の冬優子であれば、簡単に受け流すのだが―― 「え~、美味しそう~っ♪……ねっ、プロデューサーさん?……ふゆぅ、この後ぉ、CDの収録とライブの打ち合わせがあってぇ……い~っぱいの人が関わるから、ぜ~ったい外せないけどぉ……  プロデューサーさんがいいって言うならぁ……  社長さんとご飯食べに行きたいなぁ……っ♪」  と――  あなたを挑発する言葉を囁くのだ。 「冬優子は俺の女だ」とあなたに庇ってもらうために、他の男にふりふりと尻尾を振るのは、メンヘラバカ女のような態度。あなたの怒りを買う恐れも十分にあるのだが――それ以上に冬優子は、あなたのかっこいいところを見たくてしょうがないのだろう。  だから―― 「~~~~!!」  あなたは――  冬優子を、一喝したのだ。 ”先ほどの撮影はなんだ。全く、黛冬優子という存在感を示してはいないではないか。お優しいスポンサー様のおかげで、許されたものの――本当に世界の頂点に立つならば、こんなもので満足していいわけがないし――何が肉だ、寿司だ、うにしゃぶだバカが――!”  と――  あなたの怒りには、お偉いさんもたじたじ。  冬優子を褒めて、有頂天にさせて、あわよくば身体をいただけないかと思っていた邪な彼の、鼻っ柱を折るには十分な先制攻撃。彼は案の定、肩を落として、それ以上の誘いをすることはなく――  あなたと冬優子は、撮影現場に居残り、追加の特別レッスン。 「あっ、みなさんごめんなさ~いっ♪邪魔にならないように、隅っこで特訓するからぁ……気にしないでくださいねっ♡」  冬優子の声色は魔性であり――  彼らも「さっさと楽屋に引きこもって、挨拶の一つもせずにハイヤーに乗って帰る」よりは、後片付けにやる気が出るのも事実。  撮影に使った広告会社は、機密性を高めるため、アルバイトを使わずに全員を正社員で固めている。スマートフォンの持ち込みは言語道断で、発覚次第即座に解雇となるほどの厳重な情報管理体制。だから、あなたの事務所もそこを贔屓に使っていたのだが―― 「ご主人様、あ~んっ♡」  冬優子は――  あなたの膝に跨がり、オムライスを「あーんっ♡」とさせてくるのだ。  セクシーなサービスが売りのメイド喫茶で、高い金額を払えば似たプレイが出来る男がいても――  それを、黛冬優子という超人気アイドルにしてもらえるか、というと話は別。  あなたと冬優子は、スタジオの影の方でそのプレイを行っているのだが――「冬優子を一目見よう」と、わざわざ遠回りをしたりなどで、そこをすれ違うスタッフ達は――  きっと、胸をかきむしられる思いなのだろう。  あなたは冬優子の事務所の社長であり、プロデューサー。  彼らのような一スタッフとは、まるで違う立場。  冬優子を世界に売り出す男がやる行為を、簡単にセクハラだと糾弾をすることは出来ずに――冬優子が浮かべている満面の笑みも、嫌がっているときには絶対に出ることがないような最高の代物。  先ほどの撮影よりも、笑顔が美しいのは──駄犬が大好きな飼い主に腹をわしゃられると、尻尾が激しく振られるのと同じ。冬優子自身にはどうすることも出来ない範疇だ。撮影用に作られた、脂が大量で、テカテカしているオムライスは胃もたれしそうなのだが――そもそも、黛冬優子にドスケベメイド服でオムライスを食べさせられている時点で、胸焼けは避けられないので問題はない。 「……それにしても、これって、エロすぎじゃない?」  冬優子があなたに囁くのは――  スタッフが、誰も見ていない瞬間だけだ。 「ほらっ、ここ……腋の部分なんて丸見えで……んっ♡しょうがないじゃない……ライト熱くて、汗かいちゃうんだから……  んふふっ♡  あま~いオムライスの後はぁ……しょっぱいものがいいんですかぁ……変態ご主人様~っ♡」  冬優子は――  あなたに腋を見せつけて、指でそこを”くぱぁ”と押し広げる。  普通の女の腋であれば、そこに浮かぶ汗は嫌悪感だが――そり残しの痕すら浮かばないほどに、完璧な処理が施された冬優子の腋というものは極上の色気を放っているので―― ”じゅるるるる~~っ♡はむっ♡むちゅっ♡れっろぉ~っ♡むちゃっ♡ぺちゃっ♡” 「んっ……♡はぁ……んふっ♡へ~んたい……っ♡ご主人様ぁ……メイドの汗ばんだ腋、そんなに美味しいんですか~っ♡」  冬優子は、腋を舐められながらも余裕綽々と言った様子。  有栖川夏葉は自分の身体が完璧だと言っていて、何も人様に恥じるとこはないと主張しながらも――腋やヘソを舐められると、激しい抵抗を見せた。「ちょ、だめよっ♥そ、そんなとこ♥美味しくないわよ♥お腹、壊しちゃうから……っ♥」とあなたの頭を細腕でぐいぐいと押し込んで抵抗を見せたのだが――  黛冬優子は、そのサブカル知識から、男の変態性癖にも理解を示せるのだ。  あなたが冬優子の腋を舐めしゃぶっても、彼女は笑みを浮かべながら、あなたを見下ろして――頭を撫でてくれる。男としての優越感をたっぷり満たしてくれる、冬優子の愛情たっぷりの”なでなで”。彼女のような極上の美少女の、濃厚なフェロモンが凝縮されたワキ汗を舐めていると―― 「あっは……っ♡  ちんぽバッキバキじゃないですかぁ~……ご主人様……っ♪」  あなたの肉棒は、最大硬度で隆起する。  冬優子はスプーンで掬ったオムライスを、自分の口に含む。  ご主人様を前に、お腹が空いた自分の欲望を優先すればお仕置きだが――  冬優子の目的は、その先にある。  彼女は口の中で、オムライスを咀嚼して――  それから、口を”んあ~っ♪”と開いて、あなたにそこを見せつける。  黄色い卵とケチャップライスが、ドロドロに溶けた口内を、長い舌でかき回す冬優子。「モン娘」みたいだな、と思うことも多々ある黛冬優子だが――あなたはそこから視線を離せずに―― ”あむ……っ♡”  と――  冬優子に、口移しでオムライスを食べさせられる。  あなたはまるで、自分があのお偉いさんになった気分だ。  憧れの”ふゆちゃん”に命令して、媚びっ媚びなメイドとしてご奉仕プレイをしてもらっている、という錯覚。あなたが冬優子の尻を撫で回すと、彼女は”びくっ”と肩を弾ませて、呆けてから――すぐに、あなたに目尻をトロンと落とした発情顔を見せるのも――  全ては、トップアイドルの破壊力抜群の「演技力」が存在するからだ。 ”あむっ♡はむっ♡れろ~っ……♡むちゅ♡じゅるる……っ♡あむ……っ♡”  冬優子はそのまま、あなたに何度もオムライスを口移ししてくる。  彼女の口の中で咀嚼されたそれは、なぜだか、普段よりも遥かに甘く感じられて――喉が渇けば、冬優子は机の上のオレンジジュースを口移しで飲ませてくれるのだ。指でハートマークを作った「萌え萌えきゅん」とは違う――新発売のケチャップとも違う――オムライスを、世界で一番美味しく食べる方法。目の前の冬優子がメイド服で、あなたに媚びているのも快楽を高める理由であり――  やがて、オムライスを半分ほど耐えたところで―― 「ご主人様ぁ……  だめだめメイドのふゆはぁ……もぉ……我慢出来ません……っ♪」  彼女は――  くちゅり♡と濡れた秘部を、あなたに触らせる。 「ごめんなさい……っ♡ご主人様はぁ、お嫁さんがいなくて、妾がいっぱいでぇ~……っ♡つよつよおちんぽさまはぁ、日替わりオナホまんこ……食べ放題したいのに……  ふゆ……  ご主人様のこと……本気で、好きになっちゃいましたぁ……っ♡」  冬優子の囁きに――あなたの理性は、限界。 「そこを通る理由」を、早い段階でスタッフ達は消費をしていったので、今はほとんど誰も見に来ないが――しかし、「ふゆちゃんのプライベートな素顔と、メイドレッスン」が存在するとなれば「ほらっ!じゃあ偶然通りがかったスタッフさんにお願いして、メイドの練習させてもらおう!」という展開が、ないわけではない。彼らは今、どうにか、周りのスタッフから抜け出して冬優子を見に行く理由を求めているはずで――  わかっている――  車に戻るか――  せめて、楽屋に行くまでは、シてはいけないとわかっているのに―― 「……あはっ♪  ……ご主人様も……もう、ガッチガチですね……っ♡」 ”ぼろんっ♡”  と――  あなたは、肉棒を外気にさらけ出すのだ。  ズボンのチャックを下ろして、肉棒だけを出すという姿。男子トイレの個室でないと、許されないそれに――冬優子は焦らすように、あなたの亀頭を撫で回して、耳元で「あん……っ♡んん……っ♡」と媚びた声色。  媚び、というものは黛冬優子の独壇場。  元283プロのアイドル達は各々が違った魅力で男性を誘惑しているが――冬優子の挑発というのは、雄の本能を直接刺激してくるのだ。今すぐにも亀頭を隠さねば――大手事務所の社長が、アイドルといちゃつきながら、肉棒を露出という危険な状況なのに―― 「…………♡♡♡」  冬優子は、慈しむようにあなたの亀頭を撫で回すのだ。  大きく膨らんだ陰嚢を揉みしだき、裏筋に爪を這わせて、カリ首を小刻みに引っ掻いてくる手つき。雄を煽る以外の意味を少しも持たないようなそれらに、あなたは翻弄をされて、だらしなく涎を垂らすばかり。「おっ、おっ」と上擦った声が、冬優子は気に入ったのだろう。この後は、あなたの肉棒でハメ潰されて腰砕けになることは確定しているのに――「あなたの逆襲」を気持ちよくさせる為だけに、調子をこいている姿は――  これ以上無いほどに、献身的な雌のご奉仕であり――  あなたは―― 「は~いっ♪……それじゃ、ご主人様……  失礼しますね~……っ♡」  震える声で冬優子に命令をすると―― ”にゅぷぷぷ~……っ♡” 「あは……っ♡ご主人様のおちんちん……やっばぁ……っ♡やんやんっ♡ご主人様ぁ♡だめですよぉ♡メイドのこと、れーぷしちゃだーめっ♡あんあんっ♡レイプするご主人様なんて、嫌いです~っ♡」  冬優子は、あなたの肉棒をいとも容易く膣に挿入をする。  彼女が膝の上に乗って、肉棒は膣ににゅっぷり――  スカートを垂らすことで外からは見えないのだが、見る者が見れば一発で露呈するような状況。  あなたと冬優子の関係性を知っている、アイドルや、近しいスタッフだけの事務所の社長室ではないのだ。ここにいるスタッフ達に箝口令が敷かれていたところで――バレたら、一発で終わりの状況。その背徳感というものは――性的興奮を煽る最大のスパイスでもあり、あなたは冬優子の腰を下から突き上げながら、荒い呼吸。 「ふふっ……ご主人様……っ♡気持ちいい、んですかぁ……っ♡は~いっ♡ふゆにゃんも、気持ちいいですにゃんっ♡ご主人様のおちんぽ、やっば~っ♡つよつよでぇ、あんあんっ♡こ~んなつよつよちんぽ、教えられたらぁ……  よわよわメイドまんこ……本気でご主人様好きになっちゃう……にゃんっ♡」  冬優子の挑発の言葉に―― ”ぐりぐりぐり~……っ♡” 「おっ゛!?……ほぉ゛~……っ♡うっ、ぐぅ゛……♡それ……やらぁ゛♡」  あなたは肉棒を憤らせて、彼女の子宮口に肉棒を突き立てる。 「おっ♡あっ♡やぁ゛♡ごしゅ、ごしゅじんさまっ♡そこ、らめっ♡おぉぉ゛~~~……っ♡うぐっ♡うっ♡ぽる、ぽるちお、ごりごり、やらぁ……おほっ♡おぉ゛~~~……うぎ……っ♡」  冬優子の喉から放たれるのは”ふゆモード”の媚びきった高音ではなく――  プライベートにおける、低音だ。  ドスケベメイド衣装には、最高に似合っている冬優子の声色。表向きの、ドスケベ媚び媚びメイドモードでのご奉仕もたまらないものがあるが――やはり、裏ではご主人様の暗殺を企んで、毒を盛っていそうな冬優子の方が、魅力というものは増してくる。  あなたは、冬優子の子宮を腹の上から手で押し込む。  いつもあなたにべったりで、時にはあなたをリードして、「社長夫人」と揶揄されている美少女は──その評を、満更でもなく受け取っている。  冬優子があなたの子供を産みたがっているのは、とっくに気がついている。  一人の女として愛している反面で――あなたにとって冬優子は、商売道具でもある。しかしそれは責任を取らないという意味ではなく――22歳になったら、アイドルを引退して子供を孕ませて、女優やタレント業に転身するかという話し合いもしており――  冬優子をいつか、孕ませることは確定事項であり―― 「うぅぅ゛~~……っ♡そこ……やらぁ゛……っ♡」  冬優子の子宮は、あなたとの情交の度に深く疼くのだ。  あなたが、白瀬咲耶や有栖川夏葉を背後から犯したときに「クッソ……こいつらぜってえ孕ます……!」という憤りが、そっくりそのまま、冬優子が抱いている熱なのだろう。  頭の後ろで熱をじゅくじゅくと感じて、本能的に逆らえなくなるそれに――  あなたは冬優子を抱きしめながら、腰を激しく突き上げて――  それから、机の上の割り箸を手に取る。  撮影には使わなかったものだが――  あなたは、その片方にケチャップを塗りたくり、染みこませて――  赤色が付いた側をわざと、上に向けて、二本差し出す。 「……お、おうさまげ~むっ♡♡♡」  冬優子は――  流石は、トップアイドルと言ったところか。  あなたに深く腰を打ち付けられて、呼吸すらも困難であるのに――ご主人様へのご奉仕とあらば、身体の奥底に残った余力を振り絞るらしい。「あかい、わりばしがぁ、おうさまですよぉ♡」と媚びた声色を、あなたに奏でて―― 「おうさま、の、めいれいはぁ……ぜった~~いっ♡♡♡」  あなたと――  二人っきりの王様ゲームを、提案してくるのだ。  これは冬優子が、ご主人様をもてなすために作ったゲーム――  しょうがないなぁ、バカなダメイドに付き合ってやるか  という態度を取るのは、冬優子がそれを望んでいるから。 「ご主人様ぁ……ひいて、くださいっ♡  あかいほうが、おうさま、で……え……っ?」  だから――  あなたは、冬優子に命令をする。 ”ふゆから、先に引いていいよ――”と。  彼女は―― 「んっ……ふぅ……♡あ……っ♡はぁ……んん……っ♡」  腰を振りながら、振り向いてあなたを見つめてくる。  冬優子にとっては、これは悩みどころなのだ。  自分が王様を選べば――それは、メイドとしては失格もいいところ。  ご主人様の上に立ちたい、なぞという発想は、メイドには絶対に許されない代物であり――   しかし、それと同時にあなたに王様を渡せば、意地悪をされるのかもしれない。  王様を選んであなたに命令をしたところで、そこで「メイドの特訓だと言ったじゃないか」と言われれば、冬優子にはお仕置きが待ち受けている。アイドル達をあなたのハーレムに落とす手引きをした際に――我慢できずに、あなたにどすけべな誘惑をして、金玉の中の精子を減らしたことに対するお仕置きではない。「ちんぽこをイラつかせたお仕置き」であるならば冬優子も望むところだが――  待ち受けているのは、間違いなく、禁欲なのだ。  あなたという雄にベタ惚れの冬優子は、他の男との枕営業を絶対に求めない。  成り上がりに強い思考を持ち、汚く脂ぎったおじさんに抱かれることも「必要経費」として割り切れる性格ならば、あなたはそれも”あり”だとは思っているが――  本人が望まない以上は、これほどに極上の美少女を易々と、他人にくれてやるつもりはない。  だから―― 「……はいっ、ご主人様……  引いちゃいました……ハズレ……っ♪」  冬優子が―― 「メイドの特訓」という本領を忘れずに、何も色が付いていないハズレを引いたならば―― 「あひゃ――っ!?」  あなたは――  それに見合ったご褒美を、与えてやる必要がある。  冬優子を抱きかかえて、腰を突き上げながら――    取り出すのは、スマートフォン。 「だめっ♡だめですよ、ごしゅじんさまっ♡おしゃしん、も♡どうがも♡とっちゃ、だめですっ♡ばれちゃいますよぉ~……っ♡」  冬優子は今、メイドとアイドルの狭間で揺れている。  ご主人様に、王様に、逆らってはならないと思いながらも――  万が一の流出があれば人生が終わるという状況で、必死に首を振りながら否定をするので――  だから、あなたは―― 「……ふぇっ?」  そんな――  ハメ撮り撮影なんかで――  王様としての権利なぞ、使うわけないだろうと彼女に告げる。  開いたのは、スケジュール帳。  アイドル全員のスケジュールはクラウドで管理されているので、冬優子のそれも容易に開くことが出来る。文字でぎっしりと埋まり、秒単位で定められているスケジュール。  今後の一ヶ月に、冬優子にまともな休息は与えられていない。  仕事が入っていない日でも、ライブや音源収録に向けたレッスンやミーティングがぎっちりと詰まっており――  だから――  あなたは、二週間後からの一週間を―― 「あっ……あは……っ♡ご主人様……やっばぁ……っ♡」  丸々、削除するのだ。  スケジュール調整に苦心をするのはあなたではなく――また、寸前でドタキャンをしたとしても、文句の一つも認めないのが超大手事務所の特権だ。冬優子は、その一週間、丸々オフになったことで――何をされるのか、想像をしてしまったのだろう。”ぷしゃ……っ♡”と軽く潮を噴いたのは、彼女の身体がそれだけで、屈服を誓ったから。冬優子の膣肉は完全に、あなたの肉棒に媚び切って、極上の心地であり――  ラストスパートのピストンを迎えたところで―― 「あっ、黛さん……  次の撮影が、そろそろ……あるん、ですけど……」  と――  ADが、冬優子を呼びにきたのだ。  彼が何故、そこに来たのかは知らない。  あるいは、「ふゆちゃんを呼びに行くために、誰が代表して行くか」の権利をじゃんけんで勝ち取った、幸運な男であるのかも知れないが―― 「ふぇっ!?あっ……あは……っ♡も、もう、そんな時間ですかぁ……っ♪」  彼らが大好きな、ふゆは―― 「…………”ごくり……っ”」  今──  事務所の社長兼プロデューサーに、犯されているのだ。  この業界の中では、何も特別な話ではない。「アイドルになりたければ」で身体を売る女は大勢いる。そういった事情を絶対に口外しない、口封じ的な役割も兼ねて――その広告会社は、予算が法外でも業界の人間には重宝されていたのだが―― 「あっ……え、えっと……そこまで、急ぎじゃないんですけど……で、でも……いつでも行けるように、準備は……」 「は、ふぁ~い……っ♡いつでも、あっ♡んんっ♡イき、イけるように、準備しときま~すっ♡」  可愛らしく、清楚で、非の打ち所がない――  男女問わず、ティーンに絶大的な人気を誇る「ふゆちゃん」がそれだとは、想像すらしたこともなかったのだろう。  恋愛リアリティー番組に出ても「アイドルだから、恋愛御法度なんです~っ♪」を貫き、視聴者から「なんで起用したんだよ」と罵られても――最終回の頃には、視聴者からも出演者からも一番人気になり――若手俳優や人気モデル、有名インフルエンサーの男全員から告白をされて、全てを振ったことで伝説を作り上げた――  あの黛冬優子が、今、あなたに跨がって腰を振っているのだ。   結合部は、メイドのスカートに隠れて見えていない。  いや――声色や、表情、それにぐちゅぐちゅと鳴り響く水音から察するに、彼はもう理解をしているだろうが――、万が一ということもある。万が一でも、それが「ただ、プロデューサーと仲が良すぎて距離が近いだけだ」という可能性がある以上、縋る他になく――  しかし、その場から立ち去ることも出来ないようで―― 「え、えっとぉ♡どうしたんですかぁ♡……わ、わかったから……は、はやく……しないと……い、イっちゃ――んん……っ!?」  あなたは――  冬優子の頭を掴み、乱暴に唇を奪う。  どうせ――  ADの彼には、この状況を証拠に残す方法などない。  あなたは冬優子の唇に、乱暴に舌をねじ込んでいく。状況が状況であり、彼女も最初はそれを拒み、唇を固く結んでいた。舌先で何度唇を割っても、触れるのは彼女の歯列だけ。  だが――  やがて、観念する他にないと察したのだろう。  スタッフの男が見ている前で――冬優子は―― ”れろ~っ♡”と、あなたの口に舌をねじ込んでくる。  ナメクジのようにどろどろで、官能的な触り心地の冬優子の舌があなたの口腔を這いずり回って、互いに唾液を交換していくのだ。最早それがセックスではない、と縋るには――スカートの内側が見えていないというだけ。ぶぢゅぶぢゅと鳴り響く「セックス以外ではあり得ない、下品な水音」でも――それが、溺れたところに投げ込まれた藁であれば、どんなに無意味でも掴まないわけにはいかず――  だから―― 「んん……っ!?」  あなたは―― ”ぺらりっ♡”と、冬優子のスカートをめくり―― 「……うっわ……」  そこにあるのは──  冬優子の秘部と、あなたの肉棒の結合部。  インターネットを検索すれば、無修正の膣は簡単に見ることが出来る時代だが――アイドル・黛冬優子の膣というのは、絶対に見ることが出来ない特別な代物。彼は眼をひん剥いて、結合部を凝視している。今後一生、テレビの中で猫を被りながら、にゃんついた声を出しているふゆの「あの可愛いドレスの下にはまんこがあるんだよな」と思いながらでしか性的興奮を抱けないような――呪いとも言えるものだ。  しかし、彼が決して恨み節を言わず、どころか、あなたに永遠の感謝を誓うのが 「黛冬優子の生まんこ」であり―― 「あっ♡やんっ♡やめ……てっ♡みな、みないで、くださいっ♡やっ、だめっ♡みるなっ♡みるなぁ!♡」  冬優子は、脚をバタバタとしながら必死に抵抗をする。  ADの彼が――  この光景を話して、誰に信じてもらえるというのか。  元283プロアイドルのスキャンダルは、日本中の週刊誌に一日百件はやってきて――そのどれもが、根拠も証拠もないガセなのだ。ある出版社などは、あまりにもガセが多すぎたせいで「283プロのスキャンダルは買い取りしません」と雑誌にわざわざ広告を打ち出すほど。  彼は、この場にスマートフォンを持っていないのだ。  現代のスマホ社会が作り出した、「証拠の画像も動画もなく、SNSで本人が否定しているなら嘘だろう」という歪な状況。「黛冬優子が撮影後に、自分のプロデューサーと、撮影スタジオの影でメイド服いちゃラブドスケベ生ハメプレイをしていた」というのは――それは、スキャンダルではなく「オナるときの妄想」とでも呼ぶべき代物であり――  あなたは、冬優子の下半身を抱えて、彼に見られながら――  絶対に破滅が存在しない優越感を、抱いているのだ。  そして―― 「やっ♡ねっ♡おねがい、ぱぱっ♡ここ、やだっ♡みられちゃう、からぁ♡ねっ♡ねっ♡ほてるいこっ♡いつもの、ほてるでぇ♡らぶらぶしよっ♡おねがいっ♡もえもえきゅんっ♡もえもえきゅんっ♡ごしゅじんさまぁ♡ふゆのこと、どくせん、してくださいっ♡ふゆがぁ、にゃんにゃん、えっちなのはぁ、ごしゅじんさま、だけの、ひみつだもん……っ☆」  冬優子はあなたに媚びながら、キスを懇願してくる。  下半身を鷲掴みにして、あなたはラストスパート。  冬優子のむっちむちな太腿に、尻の大きな下半身。  和泉愛依と身長は一センチしか違わず、バストとヒップサイズの差は火を見るよりも明らかなのに――冬優子の方が体重は四キロ重たい、というのはつまり、冬優子にはみっちりと肉が詰まっているということ。セフレにしたい和泉愛依の肉付きとは違う――自身の遺伝子を注ぎ込んで、後世に子孫を残す際には最も大事なむっちりを持っている黛冬優子は―― 「お嫁さんにしたい」という肉体だ。  鷲掴みにすれば、指が深く埋まる太腿。あなたは、彼女の両足を広げさせて――更に、生まんこを見やすくしてやる。迷惑を掛けたせめてもの報いに、彼の網膜に自分の女の生まんこを見せつけて、少なくとも、一生涯のシコネタには困らないようにしてやろうと思いながら――あなたは、最後に冬優子の下半身をぎゅ~っと押しつけると「うぅぅぅ゛~~~♡♡♡♡」と、”ふゆ”が絶対に出さないような、”冬優子”の唸り声のような絶頂とともに、膣が肉棒をきゅうきゅうと締め付けて、あなたは―― ”びゅるるるる~~っ♡びゅるるるっ♡びゅるるっ♡どびゅどびゅっ♡びゅるるっ♡” ”びゅくびゅく~っ♡びゅっくんっ♡どぶ……っ♡びゅるる……っ♡” ”びゅ~……っ♡……びゅくんっ♡……どびゅ……びゅっく……っ♡” 「うわ……すっげ……」  冬優子の膣内に、射精をした。  脈動する肉棒は、冬優子の窮屈な膣内を暴れ回る。ダメメイドに、お仕置きの意味を込めたご主人様の子種汁。一滴も取りこぼすことがないように、と冬優子の膣はあなたの尿道を吸い上げ、子宮口が降りてキスをして――  スタッフの彼は、それをただ、呆然と見つめるだけ。  やがて――  最後の一滴までを吐き出し終えたところで―― 「……あはっ♡あははっ♡ごめんなさい……変なとこ、見せちゃって……  ……あの、内緒にしてもらえますか……?」  と――  冬優子は、上目遣いの媚びっ媚びに彼に尋ねる。  ぶんぶんと勢いよく、首を縦に頷く彼。名札で名前は覚えたので、万が一があれば――とあなたは思いながら、冬優子の肩に手を置いてその場を立ち去っていく。膣内はぐっじょぐじょで、あなたに中出しされた精液が垂れているというのに「あっ!今日は皆さん、ありがとうございました!皆さんのおかげで最高の収録に~~」と冬優子は、満面の笑みを浮かべて、アイドルモードで彼らにお礼を告げるのだ。スタッフの誰しもが、ほんの僅かの違和感も抱かないような完璧なアイドルオーラ。この女の膣内で、あなたの数億匹の精子が卵子を目指して泳いでいるというのは――あのスタッフの彼ですら、疲れているが余りに見えた幻覚・あるいは夢であると思うはずだから――この膣が種付け済みだと知っているのは、世界中で、あなた一人だけなのだと思うと興奮が冷めやらず、肉棒が隆起して―― 「続きはぁ……事務所帰ってからですよ……ご主人様のば~か……っ♪」  と、冬優子が耳元で囁くので、あなたはゾクゾクと肩をふるわせながら――  やがて、この後に待ち受ける「冬優子へのお仕置き」を想像して、冬優子の腰を抱き寄せた。

Comments

谷澤晴夫

メイドの冬優子オムライスと王様ゲーム最高でした。AD君の性癖が歪んでしまった...

wws2jsh7

ありがとうございます!現役アイドルとのえっちを見ることが出来たからね、それくらいは貴い犠牲だ