「雷門太郎という、奴隷」 (Pixiv Fanbox)
Content
「だいぶ、その格好も似合うようになったね。」
床に寝そべり、見上げる少年。ただ裸で寝転がってるだけなら、いくらか健康的なのだろうけども。健康的な太眉、アーモンドのような瞳、どちらも不安げに震えている。首元には、初めて彼に与えたプレゼント。下手な装飾もない、素朴なブラウンの首輪がよく似合っている。この格好では見えないけど、お尻にもしっかり、二度目のプレゼントが刺さっている。そして一番みだらなのは、不安げな表情と反対に、勃起を止めないペニス。毎朝剃るように命令しているから、根本まで隠すものは何もない。睾丸を引っ張って、こちらは元気に震えている。
オレの部屋…遊び用に借りているマンションのプレイルーム…の床の冷たさも、もうなれた頃だろうか。ココに転がるだけで、体が期待で興奮している。マゾ奴隷として、優秀な才能だ。
「ほ…本庄さん…」
黙って彼を見下ろしていたら、いくらか時間がたっていたのだろう。沈黙に怯えた彼が、哀願するように名前を呼ぶ。
「ああ、悪いね。惚けていたよ、モン太くん?」
まだ脱いでいない靴下の先で、彼の若い芽を軽く蹴り上げる。5センチぐらい浮いたんじゃないかなってぐらいに、大げさに彼は跳ねた。
思い出して、ケータイを取り出す。録画スイッチオン。
「顔が隠れる前に、いつもの宣言言ってみようか。」
こんな姿を撮られているっていうのに、彼は顔も裸も隠さない。いや、本当なら逃げたしたいぐらいの羞恥を感じているんだろう。耳まで真っ赤だし、勃起は更に震えている。
だけど、そうだね。それは奴隷としてふさわしくない行動だ。彼は知っている。優秀なマゾだから。ただ気持ちよさに貪欲なだけじゃなくて、ご主人さまに尽くすことを知っている。
それでも、勇気のいる行為だ。「人間」として16年生きてきた、そんな彼にとって、自分の尊厳を自分で破壊するなんて、良いとか悪いとかじゃなくて、本能として拒絶すべきものだろう。こう見えて彼は真面目なほうだから、一層だ。
なのに、かわいそうに。彼は、オレにあこがれてしまった。
「お・・・おれは・・・本庄さんの奴隷です・・・っ」
「続けて?」
「お・・・おれは・・・!」
「よくできたね」
「う…ううう…ッッ」
双眸が涙で濡れる。屈辱的で、破滅的なセリフ。こんな姿でそんなこと言って、これを誰かに見られたらもう、彼は終わりだ。そして、ボタンひとつでそれは簡単に実現してしまう。とんでもないことをしている、そんな葛藤が涙となって、叫びの代わりに溢れ出ている。
「いい子だ。大丈夫、今日も可愛がってあげるよ。何も考えられなくなるように、気持ちよくしてあげるから。ほら、君の好きな匂いだ。」
「うぼ…ああぁ…はぁあ…」
「すっかり足の匂い好きになったね。初めてチンポ挿れられたときも、こうやって口に靴下詰め込んでやったからな。思い出すだろう?」
「ほ…本庄さん…ッ も…もっと…お願いします…ッッ」
「いい子だ」
顔の上に乗って、チンポや股ぐらの一番臭いところを嗅がせながら、乳首をいじくってやる。この間まで自分で触ったこともなかっただろうに。初めての調教の日から、必ずオナニーをするときには乳首を触って、肛門をさわって、それを撮って送るように命令してあった。真面目な彼は毎日しっかり、朝の剃毛とあわせてそれを忠実に日課にして。
まだいっぱい感じるまで時間がかかりそうだけれど。若いからね、先は長い。こうやって、いろんなことをしっかり覚えてもらって、いつか何でもできる奴隷になってもらおう。
「今日は咥えてみようか。覚悟はできてるだろう?」
彼は躊躇する。オレの股の下で、葛藤する。排泄器官、男のモノ。口に入れる本能的嫌悪感。玉がくっつく額に、汗がじんわり滲んでいるのが分かる。
この瞬間がたまらない。苦しんで悩んでもうこんなことはだめだと思い返して…その果てに、墜ちる奴隷。
チンポと初めてのキスをする、雷門太郎の顔もまた絶品だった。