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 朝の教室は、まだ来る人も少なくて静かなものだ。遠くの方では、鳥のさえずる音が聞こえてくる。朝日の差し込む教室は少し暖かくて、まだ眠気が残っていることもあってまどろむような、ゆったりとした時間が流れていく……。窓ガラスには、ブレザーを着た自分の姿が映っていた。お父さん譲りの金髪をボブカットに切りそろえ、整えた前髪の下には青色の目がこちらを見てきている。


「律、おはよう」

「おっはよ~、律~」

「ん、おはよう二人ともぉ」


 声をかけられて振り返る。隣の席に、二人の生徒がやってきた。一人は長い黒髪を青いリボンを使ってまとめており、もう一人はピンク色の髪をツインテールにしていた。青いリボンの子は瀬名、ピンクのツインテールは菜月。同じクラスの同級生だ。


「律は相変わらず、きれいな金髪だよね。羨ましいよ」

「いいなぁ~、ナチュラルボーンのブロンド。私もピンクに染めるの大変だもん」

「そんな、二人にはかなわないよ。瀬名の黒髪はつややかでサラサラだし、菜月だってすごく綺麗に染めてるもん。二人ともとってもきれいじゃない」

「よくいうよ~。あ、ねえねえ、ところでさ、駅前のコーヒーショップで新作が出たんだよ。ピンクですっごい可愛いの!」

「菜月は相変わらずピンク好きだね。本島だ、すっごく可愛い」

「でしょう? ねっ、ねっ、二人とも、今度一緒に行かない?」

「いいね。どう? 律」

「うん、じゃあ今度……僕ら三人で、行こうか」

「そーだね、男三人スイーツ会」

「ふふ、楽しみ♪」


 ブレザーとワイシャツの下、グレーチェックのスラックスを履いた僕らはお互いに微笑み合う。高校に入ってからは、こうして同じ趣味の三人で集まることが多かった。中学までは周りに合わせて人を撃つゲームとか、乱暴な言葉を使わなかった行けなかったときが、今では全く嘘みたい。僕は静かに、この濡羽性行高校に入れた喜びをかみしめていた。


「よぉ~、三人とも」


 お互い話していたところ、ふいにかけられた声が僕らの耳に届く。それまで微笑んでいた僕の背筋に緊張が走った。声のした方から、ぞろぞろと三人の男の子が近づいてくる。その中の一人、黒い短髪の、背の高い男の子が僕の方にまっすぐ歩いてきた。耳にはピアスを付けていて髪の毛はワックスで綺麗にセットしている。いじめっ子っぽい、悪そうな、狼みたいな顔だ。身長162cmの僕の体なんて、彼に上からのぞき込まれると、すっぽりと隠れてしまう。


「おっす、律ぅ」

「お、おはよ、小金井君……め、珍しいね、共学コースの子がこっち来るなんて」

「んだよー、友達に会いに来ちゃいけねえか?」

「だ、だめじゃない! だめじゃないよ、全然」

「だろ? なー、俺疲れたからさぁ~。席空けてくれよ」

「……うん……♡」


 いじめられてる? とんでもない。

 彼がこうした時には、いつもやることは決まってる。僕が席を空けて、小金井君に座ってもらうと、


「ほら、来いよ」

「……うん♡」


 僕はその、彼の太ももに座ることになっているからだ♡

 僕だけじゃない。瀬名も、菜月も、それぞれいつも仲良くしてくれてる男の子に近寄られ、肩を組まれたり、腰を抱かれたりしている。かくいう僕だって、頭を後ろから嗅がれてるし……♡。


「あの、こ、小金井くん……♡」

「ん?」

「変なにおい、する? 臭い、かな?」

「いや? 全然」

「じゃ。じゃあなんで……♡」

「いやー、同じ男でどうしてこうも違う匂いすんのかなぁって思ってよ。甘くて花みたいな匂いだし。いい匂いだぜ?」

「そ……っか……♡」

「……まー、どっちかっつーと……♡」

「ぁっ、んぁ……♡」


 きた……♡

 小金井君は僕のブレザーの前を開くと、シャツの上から胸の先っぽをしゅりしゅり擦ってくる♡ お尻には、ぐぅって硬いのが押しあてられちゃっているし……♡ それだけ……たったそれだけのことなのに、胸の中が、肺の内側が焦がれちゃう……♡


「雌の匂いっつーやつかなぁ?♡ 流石は雌男子専攻コース♡」

「…………♡」

「今日の昼頼むわ。な?」

「……いつもの、とこ?♡」

「決まってんだろ?」

「お、いたいた。おーい小金井! 一限の保体、教室移動だってよ!」

「んだよ、ったく……じゃあ律、あとでな」

「……あ……♡」


 僕が体重をかけてもまったくとどまることもなく、小金井君は行ってしまった。他の友達も一緒に教室から出て言って、残された瀬名と菜月と顔を見合わせる。きっと僕を含めて三人ともだろう。


「あ、あっついね、飲み物買ってこよ?♡」

「そうだね、律も行こう?♡」

「うん……♡」


 みんな頬がほんのり、ピンク色に染まっていた……♡




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「もぉ、いきなりやってくるんだもん、困っちゃうよねぇ」

「そんなこといって、菜月も嬉しそうだったじゃないか♡」

「うぐぐ……嬉しそうなのは律のほうがそうだったじゃないかぁ。大好きな小金井君のお誘いだったもんね~♪」

「ん~、だってぇ……♡」


 午前の授業が終わってすぐ、僕たち三人はトイレに来ていた。

 僕が子供の頃に施行されたハメ穴フリー法が適用されてもう数年。性産業の花形は女の人だけのものじゃない。もちろん以前もゲイやレズビアンといった人向けの風俗はあったわけだし、AVや風俗業界で働く男の人もいたけれど、それらはあくまでマイナーや、裏方という枠に収まっていた。それが今となっては、「ゲイ向け」「レズ向け」の乱雑な2分割だけでなくそれぞれの分野でたくさんのジャンルが開拓されていった。

 僕らのような、雌男子も……♡

 雌男子。読んで字のごとく、雌として扱われる男子のことをいう。男の娘ともいうんだけれど、雌男子はそれよりももっと、“雌”であることに重きが置かれている。この名前を一つのジャンルとして使われるときは、仮にも人間を動物のように“雌”と称することに多少の論争がおこったりしたのだけれど。


「りーつ、ほら早く行こ?♡」

「みんな待ってるよ?♡」

「うん……♡」


 二人に呼ばれてトイレを後にする。向かうのは校舎の上の方。誰もいない空き教室だ。瀬名、菜月と一緒に空き教室の扉を開け小金井君達の姿が見えた。空いた椅子や机を集めてトランプで遊んでいたらしい。ドアの音に気付くと彼らは、口元に笑みを浮かべて、手にしたカードを机に置き、さっさと片付け始める。


「よぉ、律」

「お待たせ……♡」

「自覚あるんだろ? 来いよ」


 呼びつけられた僕たちは、自然と今朝相手をしてもらっていた男の子の前へと向かう。シャツやズボン、体を覆う普段着のボタンに手をかけるとそれらを一枚一枚脱いでいき……その肌を晒した♡


「おお、いいじゃねーの♡」

「……♡」

「えへへ、似合う、かな♡」

「あ、あんまり見ないでくれよ、恥ずかしいから……♡」


 確かに、瀬名の言う通り恥ずかしい。けど……ちょっと、嬉しい♡

 僕らの体を覆うのは男の子みたいなトランクスとかボクサーブリーフじゃない。胸のところに当てられたのは、乳首のところが透けちゃっているフリフリのブラ……だ♡ 女の子がするみたいなブラと違って、僕らにはワイヤーが必要ない。その分、胸に当たる布地は全部シースルーで、縁のところには可愛いフリルがついている。色はそれぞれ、僕が黄色、瀬名が青色、菜月がピンク……この間お出かけした時に買ったおそろいの下着だ♡ このブラだって、おっきい乳首を強調するみたいで恥ずかしいけど、下はもっと恥ずかしい♡ だってパンツなんて呼べるものはないから♡ あるのは僕たちのタマタマを支える、玉ブラ……♡ ほとんどノーパンともいえる服装を、僕らは男の子達に見せちゃってるんだ。こんなの、すっごく恥ずかしい。だって、下着ってホントは大事なところを守ったりするためのものなのに……こんな本来の用途なんて全くないんだもん♡


「うぅ……ァ、あ……ン♡♡♡♡」


 でも、そんなの小金井君達には関係ない♡ 小金井君は僕の反応を面白がるように、玉ブラ越しのタマタマを触りながら、おちんぽを優しく触ってくれる♡


「ぁぅ、あ、んんっ、や、ァ♡♡♡」

「ったく、ほんとに同じ男のチンポかよ、コレ♡ 白くて、先っぽなんて綺麗なピンク色しやがって、乳首みてぇ……♡」

「し、しろいの、は♡♡ お、おとうさんが、ぁっ♡♡ い、イギリスの人、だから♡♡」

「白人チンポってか? まあそれを抜きにしてもだがなぁ。勃起してるし、すげぇ巨根なのに、なぁんかぷにぷにでよぉ……♡ ほら♡」

「ぁっ、ぁっ……ンンゥ♡♡♡♡♡♡♡」


 大きくてごつごつした手が、僕の肩へと回される。そのまま小金井に抱きよせられた……♡ 男の子……ううん、男の人の空だって、やっぱり気持ちいい♡♡ 僕よりもおっきくて、逞しくて、広い……♡ 厚い胸板に耳を寄せると、奥からドッグン……ドッグン……って♡♡ 力強い、命の音が聞こえてくる……♡ それを聞いている自然と、僕の両手は彼の背中へと回っていた。それでも気を付けておくのは、そのおちんぽ♡ 彼らの制服が汚れないように、彼らのお股の下へとおチンポを通す……♡

 僕たちが雌っていうのはこういうところにあると思う。可愛い男の娘でも、美少年でもない。男の人に抱きしめられるとそれだけで、気持ちよくってふわふわした気持ちになっちゃうから♡ 僕だけじゃない。瀬名だって普段は僕らにしか触らせない髪を好きに触らせながらほおずりしているし、反対側にいる菜月なんか、僕をちょっとからかっていたのに頭を撫でられながら見つめて「しゅき♡ しゅき♡」なんて声に漏らしている♡ 二人ともそろいもそろって、男の子のお股の下から出した亀頭から、ぴゅ~っ、ぴゅ~って、我慢汁おもらししちゃってた……♡ まあ、そんなの僕もなんだけど……♡


「律……♡」

「な、なぁに……♡」

「こっち向け……♡」

「んっ、ふぁ、ちゅ……ン♡♡♡」


 甘くとろける、キスの味……♡ 僕たちの甘い休み時間が始まった♡




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 空き教室の中、僕らはそれぞれ分かれて楽しむことになる♡ 同じ空間でエッチはしているけど、お互いの姿が見えるのはあくまでもスパイス……♡ 行為を始めてしまえば、二人だけの空間だ♡


「ぁっ、あ、やらっ♡♡ よして、そんな、ンぁっ、しごい、た、らぁっ♡ ぉっ、おッ♡ へ、へんなこ、ぇ、れちゃ、ぉっンっむ♡ ンンゥ♡」


 瀬名は男の子のお膝の上に乗せられて、お股を広げられながらおチンポをじゅっこじゅっこ扱かれてる♡ 気まぐれに唇を奪われて舌を絡めさせられながら、自慢の黒髪は男の子のおチンポを扱く道具にされちゃってる……♡ 普段他のクラスメートに触られたりすると、それとなくよけてすぐに櫛を通し直したりするのに♡


「ぁむ、ちゅ、んぷぁ♡ ろぉ? きもひぃ?♡ ふぁ~む……んっ、ンン♡♡♡ おく、つっこんれも、いいふぁらね?♡♡♡」


 一方で菜月は、男の子の前で両膝を合わせて座りながら、丁寧にフェラ♡♡ 菜月はフェラをするのが好きだって言ってた。彼がツインテールにしているのだって、男の子にフェラするときの持ちやすいハンドルになるかららしい……♡ これが一番興奮するんだって♡♡♡ その証拠にぴったり合わせた太ももの上ではおチンポが勃起して、それをシコシコ扱いて菜月も気持ちよくなっちゃってる♡


「おい、律♡ こっち集中しろよ♡」

「んっ、ァ♡ ご、ごめん、ね♡」


 かくいう僕は……♡ 小金井君とおチンポ同士をすり合わせている♡ おっきくてぶっとい、小金井君のおちんぽ……♡ 僕のとサイズは同じくらいだけど、浅黒くって、先っぽはピンクってより赤っぽい♡ エッチな匂いもたくさんさせてる、雌を堕とすための雄チンポ♡ 対して僕のは、そんなおチンポに攻め立てられて、恥ずかしくびゅっびゅって我慢汁出しちゃってる雌チンポだ……♡


「腰揺れてんぞ。気持ちいいんだろ?♡」

「きもひぃ♡ きも、ひ、いぃ♡ ぁっ、あっ、んぁ♡」

「エロい声出しやがって、すっげぇ興奮する♡」

「ぁっ、ぁっ、うれしっ、うれしぃ♡ きもちぃ♡ 雄チンポ様にぃ、僕の、僕の変態雌チンポ♡ いっぱいぐりぐりされて、我慢汁びゅっびゅってして、きもちぃれすぅ♡ あっ、ぁぁッ、ぉっ、ンぉっ♡♡」


 自分一人でシコシコするのとは違う感触♡♡ 一人のシコシコオナニーの何倍も、おチンポの裏筋同士を擦りつけ合っているのが気持ちいい♡ 小金井君は上半身のシャツを脱ぎ、僕にその、鍛えられたかっこいい体を見せてくる♡ 厚い胸板♡ 割れた腹筋♡ がっしりした腕……♡ そのどれもこれもが、僕とは違くって、僕なんか簡単に壊されちゃいそうで、怖いけど、かっこよくって……♡ 気持ちよくって♡


「んぃ゜……♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡」

「ん……イキそうか?♡♡♡」

「いちゃぅ、いっちゃいそう♡♡♡♡ でちゃぅ、どしよ♡♡♡♡ でちゃ、あ゛♡♡♡♡♡ やら、おわっちゃ♡♡♡♡♡」

「何回でもヤってやる。安心して、ぶちまけろ♡♡」

「んっ、んっぐっ、ぅぅううぅ~~~~~…………っっっっっ♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡」


 あぁ~……すっごぃ……きもちぃ……♡♡♡♡♡♡

 尿道をザーメンが通り抜けていく感触♡♡♡ おチンポの根元から先っぽまで、絞り出されていく快感……♡♡♡♡ とろっとろできもちよくって、頭がふやけちゃいそうになる♡♡♡

 普段一人でオナニーして、いれば、こうした時に急に脳みそが覚めてきちゃって、一人でザーメンを片付けたりしている。けど……♡♡♡♡


「気持ちよかったか?♡♡」

「……うン……♡♡♡♡♡」


 二人でしてるとそうもいかない♡ 語り掛けられるだけで、頭の中の温度が急に再沸騰してきて、一瞬萎えかけたおチンポも、またびんっびんに勃起しちゃう♡ もっと触って、もっと触ってといわんばかりに♡ 少しだけ視線をずらすと、瀬名も、菜月も同じだった。二人とも近くの床や太ももにザーメンびゅっびゅって出しちゃってるけど、男の子達とキスしたり、まだ勃起中のおチンポを口に突っ込まれているだけで……♡ 雌チンポはすぐに、ぐっ、ぐぐぅって……勃起してアピールし始めちゃう♡ 僕らはいつだってこうなんだ♡


「んぁ、ん……むぅ♡」


 二人の方に視線を向けると下から顎がつかまれる。そのままちゅぅっと唇が合わさり……♡ 舌を絡めて、僕らは見つめ合う♡


「入れるぞ?♡」

「うん……準備、してるから♡」

「よし、こっち来い♡」

「はぃ♡」


 小金井君に抱きあげられ、僕はお尻をひくつかせる♡♡♡




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 机をいくつかくっつけたベッドの上に寝かされて、小金井君の影が僕をすっぽりと覆う♡ もうこの頃になると、お互いのパートナーのことしか見えていない。部屋のどこかからいちゃつく音が聞こえてくるから、瀬名も菜月もいうるんだろうけど……僕のお目に映るのは、覆いかぶさる小金井君だけだった♡♡♡


「挿れるぞ、律」

「うん……♡♡♡」


 縦に割れておマンコみたいになった、アナル♡ そこに小金井君のおチンポが押しあてられる♡ すっかり使い込んだ男の子マンコが今更彼を拒むはずもなく……♡


「ぁっ、あっんぁぁ……はぁ……♡♡♡♡♡」


 すんなりと、受け入れて、ねじ込まれていく♡


「ぁっ、あぁっ、ンぁ……♡♡♡♡♡」

「…………ッ♡♡」


 いざエッチ……本番が始まると、小金井君はいつも静かだ。唇を固く閉ざして、何もしゃべったりしない。でも、寂しいだなんて思わない。だって……♡♡♡♡


「ぉっ、あっ、あっちゅ……あつ、いぃ……ン♡♡♡♡」


 おしりまんこにはいったおチンポの熱を、もっとずっと感じられるから♡ お尻の穴の中は当然だから内臓だし、敏感だ。肌よりもずっと熱を感じて、おチンポの先から飛び出た我慢汁がどんなふうにかかって、どこが濡れているのか……♡♡♡ 今どんな風に進んで、どんな風に出ていってるのか……はっきりとわかってしまう♡♡♡♡♡

 前後にじゅっぽ、じゅっぽと動いて、僕の中を乱していく♡


「んッ、んんっ、あっッ、うっくっ、んぅぅ♡♡♡♡♡」


 実を言うと、お尻の穴は女の子のおマンコと比べて、入れていてそんなに気持ちのいいものではない……らしい……僕にはよく、わからないけど。学校の教科書ではそんなこと書いてなかったけど、きっとそれは、生徒たちの自信を失わせないためだと思う。お尻の穴はどんなに鍛えたって、指三本分程度の幅しか力が入らないし。キッツいゴムで根元の方を押さえつけられているみたい……なんてことも聞いた。対しておマンコは全体が動かしたり締め付けたり、男の人のおチンポを気持ちよくできる。それに……そもそもここは、そういう場所じゃあない。

 でも、だからこそ……♡♡♡


「んっ、んぅ……こがねい、くん♡♡♡ んっ……♡♡♡♡」

「んっ……!♡♡♡♡♡」

「んぷ、ちゅ、ちゅぷぁ……ん、ちゅ、チュぅ♡♡♡」


 僕はいっぱい努力する♡ いっぱい、いっぱい♡ 肌だってきれいにするし、髪の毛だって毎日きちんと整える。メイクも、ファッションも……僕の穴の使い方も……♡♡♡♡♡


「んっぷ、ぢゅるる、んれぅ、ぢゅっる♡ ん、ずっぢゅる、じゅるっ、ン゛♡♡♡ んぷぁ、ふぁ……♡」

「……ッ……♡♡♡♡♡」

「こがねぃ、くん♡ あっ、そこ、い、いっぱぃ♡ ついて、いい、からね♡ あっン♡♡♡♡」

「……っ……っ♡♡」

「お尻の、中、いっぱい♡ あ゛♡♡ 突きまわして、いぃ、から、あぁ♡」


 おマンコと違って、ふわふわでねちねち♡ 効果があるかわからないけれど、腹筋を波打たせるみたいに力を込めて、少しでも締りをよくする♡


「ン、ぐ……ッ♡♡♡」

「ぁっ、あは……♡♡♡♡♡」


 小金井君が、声を漏らした……♡♡♡♡

 もっと、もっと……もっと気持ちよくなってもらいた――♡


「――ンぴっ!?!?♡♡♡♡♡♡」


 何だろ、一瞬……♡♡♡♡ 頭吹っ飛んじゃうくらい、きもちぃ♡ 見ると、小金井君の指が、僕の乳首近くに触れていた。小金井君はじっと僕の顔を見ながら両足を掴むと、そのまま僕の頭の横へ、押さえつける。腕でそのまま押さえつけられて……お尻マンコにおチンポが入ってるところを見せつけられちゃう。当然僕の力じゃ押し返すことなんてできず……待って、そのまま……小金井君の指が、僕の、乳首に……♡♡♡♡♡

 シュリ……っ♡♡♡


「ぉっ、お゛っっほ……♡♡♡♡♡」


 シュリシュリシュリシュリ♡♡♡♡♡

 乳首扱きが始められる、それだけじゃない。変わらずおチンポも、僕の腰を餅つきみたいに叩きつけるようにして、どぢゅっどぢゅって、根元まで押し込まれる♡♡♡♡


「ぉっ、お゛ッ!?♡♡♡ ンぉっ、おッ、ほッぉっ♡♡♡ おっぎゅっ、んっ、おぐっ、おぐそんな゛っ、あ゛っあっぎ、ィっ、いっぐぃぃい♡♡♡♡ まっれ、まっへ、むりっ、む、りぃ゛ッ、んっぐ、っ、うぅっぎゅぅう♡♡♡♡ あ゛っぉ、お゛ッ、おおっほぉお゛♡♡」


 乳首攻めと、ケツマンコ♡♡ 両方とも犯されて、僕の脳みそが焼ききれちゃいそう♡♡♡ しかもさっきと違って下も脱いだのか、裸になった小金井君は、上から僕を押しつぶすように犯し始める♡ いわゆる種付けプレスの姿勢♡ こうなったからだろうか、さっきから前立腺がごりゅごりゅされて、僕のおチンポから、我慢汁がびゅっびゅっびゅーって、出ちゃってるぅ♡♡♡


「あ゛っ、ァあっ、やら゛ッあ、ぉっ゛っぐ♡ そこ、そこ、やば、ぃか、ら゛ぁ♡ お゛っ、ンぉっ、っほぉお゛っ♡♡ でぢゃうぅ、でちゃう、お、おちんぽっ、おちんぽびゅって、れぢゃう♡ おかひく、おかひくなっちゃう、か、ら゛ぁ♡♡♡♡」

「……ッ♡♡♡♡」

「ひっ♡♡♡♡♡♡」


 舌を突き出して、やだやだと首を振っていた中、小金井君の目が僕を射抜く。有無を言わさぬ、強い雄の視線♡♡ いいから黙って、俺の言うこと聞いていろっていうみたいな、その視線に……僕は、僕は……♡♡♡♡


「わ、わかた……わかりまひ、たぁ♡♡ いっぱい、いっぱいおかしくなります……♡♡♡♡ おかひくなって、いっぱい、きもちよく、なりまっしゅ♡♡ お、おね、おねがいしまぁす♡♡♡♡♡♡」


 あ、終わった……♡♡♡♡♡ 乳首が扱かれ、舌先をしゃぶられ……おケツマンコが、どぢゅどぢゅ犯される♡♡♡


「あ゛ッ、あ゛っ、あぁあ゛ッぉお゛ぉおお゛ぉっほぉおお゛ぅっっほぉおお゛ぉおお♡♡♡♡♡♡♡♡♡ あ゛っ、あ゛ッ、ああぁああああああああ♡♡♡♡♡♡ ぎもぢぃっ、ぎもっぢぃぅッ♡♡♡♡ おっ、お゛ッんぉおっほぉおおおおおお♡♡♡♡♡♡ おひりっ、おとこのこまんこ、男の子マンコきもぢぃ♡♡♡♡ あ、ちくびもっ、ちくびもきもぢぃのっあたまおかしくなるっ、いっぢゃうっ、いっぢゃういっぢゃういっぢゃういっぢゃう♡♡♡♡♡♡ ぃっくいくいくいくいくいくういくいくいくいくういくいくっ♡♡♡♡♡♡ いっぐいぐいぐいぐいっぢゃういっぢゃうでるううううううううううううううう♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡」


 びゅっ、びゅっ、びゅっびゅぅぅう~~~~~~♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡

 全身を痙攣させ、迎える絶頂♡♡♡♡ 僕の体は僕自身のザーメンと我慢汁で……そして、僕の中は、小金井君のザーメンで……あまく、あつく……とろけていた……♡♡♡♡




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「それじゃあ、瀬名、菜月。また明日」

「ん、また明日」

「じゃねー、律ぅ~」


 学校が終わり、みんなそれぞれ帰り支度をする。雌男子コースの子達は、部活に所属している子が多い。瀬名は弓道部の部活に、菜月はバスケ部のマネージャーに向かった。僕は家庭科部だけど、今日はお休み。二人に手を振って下校を始める。


「放課後なにしよっかなぁ……今度フェラ実習だから練習しとかないとかなぁ……小金井君つかまればいいんだけど……あ」


 噂をすれば影。昇降口で靴を履き替え、スマホを取り出そうかという時。昇降口脇へと歩いていく彼の後ろ姿が見えた。近づいて行って声をかけようとした時だ。


「おーい、こが…………」


 僕の唇は閉ざされる。

 昇降口の脇。後者の裏に当たる場所では、彼に向かい合っている女子が見えた。彼女のことはよく知らない。たぶん、共学コースの子だろう。けど……彼女が彼に何を話そうとしているのかはよくわかる。

 上目遣いに見つめる瞳、胸のあたりで所在なさげに動く手。やや内股で落ち着きのない足元。それらどれもこれもが、どうしようもなく可愛らしい。西日を受ける大きな瞳はキラキラと輝いていて……僕には眩しすぎた。


「…………」


 帰ろう。呼びかけた手をポケットに戻し、踵を返す。

 他の生徒たちが帰っていく通学路を、僕も一緒に歩いていく。

 いいんだ。これで。自分がよくわかっている。小金井君は、傍から見てもかなりカッコイイ。そりゃあアイドルってほどじゃないけれどさ……。普通に暮らしていたら、十分すぎるくらいに。運動だってできるし、勉強が得意って噂は聞かないけれど、逆に頭が悪いってことも聞かない。そんな彼を、女の子が放っておくわけがないじゃないか。別に付き合っていたわけじゃない。女の子みたいで可愛いから、仲良くしてもらっていただけだ。そんな男の子に、ちゃんとした女の子の彼女ができた。ただそれだけ、ただそれだけだ。


「……」


 ただそれだけなのに、視界が滲んでくる。自然と、みんなが使うような通学路から離れて、駅から離れるルートへ向かう。今はとにかく……一人になりたい。


「おーい。律ぅー」

「へ……?」


 聞き馴染みのある声がして、振り返る。見ると、小金井君が僕に小走りで寄ってきていた。


「……」

「なんか調子悪そうだったけど、平気か? どうしたよ」


 ぽかんとする僕を余所に、小金井君は何でも無さそうに話してくる。


「な、なんで……」

「あ?」

「だって、あ、あの……昇降口のとこで、告白、されてたじゃないか……可愛い子に」

「ああ。いや、あの女子には悪いけど、断って来たわ」

「な、何で!?」

「なんでも何も、お前がいんだろ?」

「……ッ♡♡♡♡」


 顔が、熱い……どういうこと。それって、どういう意味……?♡♡♡♡

 僕が理由を聞く間もなく、小金井君は僕の手を掴んだ。


「ほら、帰ろうぜ」

「う……うん……♡♡♡♡」


 僕は何を言うこともできず、ただ彼に手を引かれ、歩いていくしかできない……♡♡♡



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