ある音声バイトの風景 (Pixiv Fanbox)
Published:
2021-06-06 15:00:00
Edited:
2021-06-20 22:17:49
Imported:
2023-03
Content
お昼のチャイムが鳴ってしばらく。もう十数分もすれば授業が始まるけれど、周りの男子と女子は、昼休みのセックスに夢中だった。
「あぁ、山中ッ、山中の、おまんこ、気持ちぃいッ♡」
「太田くんほんとに私のおまんこ好きねー。んっ♡ ぁ、そこいい♡ ふふ、出していいよぉ?♡」
「えっ、で、でも♡」
「ほーら、いっちゃえいっちゃえ♡」
「ぁっああっぐぅう♡」
すぐ隣の席では冴えない男子とギャル女子がセックスしている。ゴムつけているんだから中で出したって関係ないだろうに。でも相当気持ちよかったんだろう。男子は女子のおっぱいに顔をうずめて、女子はそんな男子を抱きとめて頭を撫でていた。
別に珍しい風景じゃない。最近の高校なんてこんなもんだ。まあ、何はともあれ今ならだれも見ていないだろう。
私はこっそりと鞄に手を伸ばして、自分の財布を取り出した。古びた財布だ。はっきり言って出すのが恥ずかしい。この長財布を買ったのはもう何年前だっけ? たしか中学生に上がったころだから、もう丸々三年は使っている。端の方は擦り切れて、塗装が剥げていたし、場所によってはそもそも破けている。こんなことしたって何の意味もないんだけど、中を見て小さくため息をつく。
「うわ、年期入った財布使ってんねぇ、美紀」
後ろから声をかけられて思わず手にした財布を机の中にしまう。後ろを見やると、クラスメートの七菜香が覗き込んでいた。
「ちょっと見ないでよぉ、気にしてんだから」
「別にいいじゃない? 物を大切にするっていいことでしょ?」
「それはそうだけどさぁ、人前に出すときはどうかなって。新しいの買いたいんだけど……」
「だけど?」
私は周囲に見られないようにもう一度財布を取り出すと、ジッパーを開けて中を開いて見せた。CDショップのポイントカードと、銀行のキャッシュカード以外はすっからかん。小銭入れを開いても、あるのは100円玉と10円玉が一枚ずつだった。
「なるほど……よかったじゃん、ジュース買えるよ!」
「ジュースじゃなくってお財布が欲しいんだよぉ、はぁぁ……」
私はがっくりとうなだれて、すっからかんの財布を今度は鞄へと戻した。
「うち、お小遣い少ないからさぁ……現役ぴちぴちの女子高生だよ? 月の小遣いが2000円って少ないと思わない?」
「うわ、それは少ないね。美紀って部活もやってるんだよね?」
「うん。バスケ部」
「じゃあキツイよねぇ……ご愁傷様」
「ねえ、七菜香は毎月どうやってんの?」
「私? 私もお小遣いじゃ足りないから、コンビニのバイトと、あとは店長さんとパパ活かなぁ」
「いいなぁ、パパ活。ご飯一緒に行くだけでお金もらえるんでしょ?」
「そういう人もいるけど、私はちゃんと最後までシてるよ。いくらなんでも、ご飯おごらせた上にお金もらうってかわいそうじゃん」
「はーぁ……でも、アタシもそれくらい可愛かったらなぁ。短髪バスケ女子なんて、女としての需要はないからさぁ」
クラスメートは苦笑いして話を合わせていた。まずかったな、ちょっと自虐過ぎたかも。でも本当のことだ。男に興味がないわけじゃないけれど、バスケは大好きだから続けたい。この子みたいに髪やメイクにお金や時間をかけられるわけじゃない。そうなれば、他の子たちがやってるみたいにエッチなバイトはできないのが現実だ。
「大変だよね、女子バスケ部厳しいもんね」
「うん……私こそごめん。ちょっと嫌な言い方だった。ごめんね」
「いいよ、わかってる。あ、それならいい方法があるんだけど……」
「えっ、何々!? 教えて、お願い!」
「んー、たぶん今日だったら空いてるんじゃないかな。私は行けないんだけど」
「行くっ、今日は部活休みだし! ね、お願い」
「んーと、それじゃあねぇ」
「おらー、授業始めるぞーぉ。太田ぁ、山中とセックス止めろー、席つけぇー」
七菜香の答えは先生の声に遮られてしまう。七菜香はごめんねと小さく手を合わせて自分の席へと戻っていった。しかし、いい方法ってどんなことなんだろう。私はなんとなく、隣で糸を引きながら抜かれていく、普通サイズのちんぽを見ながら考えていた。
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午後の授業も終わり、私は七菜香と一緒に歩いていく。教室から昇降口までの短い時間だけど、私は園バイトについて教えてもらっていた。
「オナニー音声?」
「そうそう」
七菜香は頷いて微笑んだ。しかし私は逆に、刈り上げた髪をかきながら苦笑する。
「いやぁ、でも私、声優志望じゃないよ? 声も別に可愛いわけじゃないし……」
「そんなの関係ないよ。素人の、何でもない普通の女の子が出すオナニーの声が好きって人もいるんだよ」
「そうなの? わかんないなぁ」
「まあ、一回行ってきなよ。あそこの店員さん、すごいいい人だよ? 場所、スマホに送っといたから、あとで見といてね?」
「ん」
「本当は、私も一緒に行けたらいいんだけど、今日デートだから」
「何、彼氏?」
「違う違う、バイトの店長さんと♡ この間の写真見る?」
「ん、まぁ……一応……♡」
七菜香が見せてきたのは、彼女がどこかのホテルにいる写真だった。自分で撮ったのだろう。片手は画面に向かって伸びてきている。ピンクが基調の部屋の中、ベッドに寝そべった彼女は、カメラに向かってピースをしつつ、その手でチンポを握っていた。ていうか、チンポ、ぶっと……。薬指と親指くっついてないじゃん。しかもカウパーもでかいし、どろっどろ……うっわ、えろぉ……♡
「……♡」
「……おちんぽ、欲しいんでしょ♡」
「うぇぁえ、い、いや、私は、べ、別に!」
「美紀ってば素直じゃないなぁ、素材はいいんだから、もっと素直になりなよ♪」
「い、いやいや、ていうか私、全然! 男女だし! 髪なんか猿み」
私の言葉は遮られた。大きな声にとかではなく、割と力強く、物理的に。
「あっれぇー? 藤波さんじゃぁーん」
「探したよぉ、藤波さぁん♡」
跳ね飛ばされた先を見ると、金髪と茶髪の男子が七菜香を取り囲んでいた。正直あまりいいうわさを聞かない、素行の悪い不良生徒たちだった。彼らは七菜香の左右に立つと、馴れ馴れしく肩に手を回している。
「藤波さぁん、俺らさぁー、これから乱交しようとおもってんだけどさ、女の子がちょーっとたんないのよ♡」
「あ、そ、そうなんだ。でも私、これからちょっと……」
「一年の子が多くってさぁー、ほら、ビビっちゃって可哀そうじゃん? 藤波さんがリードしてぇ、女子生徒の先輩としてさぁ、お手本的な?」
「うーん……でも、私あのね? 約束があるから、だから」
「何々、彼氏ぃ? 安心しなよ、彼氏よりもずーっと気持ちよくしてやっからさぁ♡」
「どぉよ、彼氏くんは俺らよりでけーのぉ? なぁ?」
男子二人は確かにどちらかというとサイズは大きい。太さも長さも文句なしの巨根だった。ただこう言うのは、はっきり言って全然響かない。さっきから七菜香の都合なんて全く無視して、不機嫌そうな彼女の様子もお構いなしに、自分たちの連れて行きたい方へと寄せていこうとしているし、無遠慮にそのちんぽを押し付けてきている。
私は眉間に力がこもっていくのを感じながら、気づけばその前に立ちふさがっていた。
「あんたらさぁ、人のこと跳ね飛ばして、なんか言うことないわけ?」
「ぁ? あぁ、すんませーん」
「すんませんすー、どーもー、ちゃーっす」
「……それに、七菜香の言うこと聞いてないわけ? この後用事あるつってんでしょうが」
「はぁ? 別におめーにかんけーねーだろ。男に相手されねー三流女に用はねぇーのぉー」
「……っ」
「つーか、彼氏と会うつってもどーせセックスすんだろぉ? セックスすんなら、気持ちいい方がいいだろ。なぁ、七菜香ちゃん?」
「名前呼ばないでくれます? 触らないで」
「いいじゃんかよぉ、冷たくすんなって。こんな手も足もなげー、猿みたいな女と仲良くしてちゃだめだよー?」
「ていうかおめーも、七菜香ちゃんに嫉妬すんなよなぁ。あ、もしかして参加して―の? いいぜぇー、イったあとのお掃除係なら混ぜてやって、むぉっ……?!」
後半半分くらいはもう聞いてなかった。私の頭の奥で何かが切れる音がすると、気づけば私の足は片方のご自慢に金玉を思いっきり蹴り上げていた。目を白黒させ、茶髪の方は股間に手を当てながらその場にうずくまる。隣の金髪の方も、竿の裏側をすっぽり、私の26cmの靴で腹筋に向かって踏みつけてやった。
「あんたらのその、くそしょーもねぇチンポの相手なんざこっちから願い下げだっつーんだよ! 死ねッ! そのまま去勢されて死んじまえクズ野郎!」
うずくまる二人に捨て台詞を吐いて、私は走り去った。後ろの方から七菜香の声が聞こえたけれど、振り返らなかった。私は気が付いていた。目が熱い。頭の中で声がする。「猿みたいな女」「相手にされない三流女」「手足が長くて気持ち悪い」「女を捨てたのっぽ」そんな言葉が頭の中で響いて反射して、何度も何度も、私に襲い掛かってきていた。
学校から離れた公園までたどり着いて、私は膝に手をついた。公園には誰もいない。よかった。水飲み場を見つけて、蛇口の下に頭を突っ込んだ。手首をひねり、水を出す。こういう時、短髪なのは助かる。顔を何度も洗って、喉の渇きを潤した。
「……あーぁ」
近くのベンチに背中を預け、頭が乾くまで、私はそうしていた。
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「とりあえず来たけど……」
私はスマホから視線を上げ、目の前を見やる。やってきたのは、CDショップだった。とはいっても、本当に営業しているのだろうか。私が普段使っている駅前のCDショップとは違って、看板は色あせているし、蛍光灯も一部切れている。寂れた店は明かりがついているから、一応営業はしているようだけれど。
「こんなところで楽なバイトがあるのかなぁ……とりあえず、入ってみるか……」
場末のCDショップらしく、中のラインナップは流行から外れている。入り口付近に置かれているのは10年か20年前の曲だったし、奥に行けばCDなんかはなくって、あるのはアダルトDVDばかりだった。こりゃあ寂れるわけだ。今だったらこんな奥にアダルトDVDなんて置かない。店の前に堂々と置かないと寄ってくる人も寄ってこないものだ。店の奥までやってきたけど人はいない。ふと、私はカウンター横のポスターに気が付いた。
ポスターというよりは、アルバム、写真付きの名簿のようにも見える。目元を手で覆っている人もいるが、隠さずに笑顔を見せている人もいる。映っているのは全員女性。写真の下には名前と年齢、スリーサイズが書かれていた。風俗か何かの名簿?
「あ、これ……」
私は写真の中の一人に見覚えがあった。間違いない、七菜香だ。というか、藤波七菜香と本名で乗っているし、年齢もあっている。スリーサイズまではわからないが、あの優しそうな笑顔は彼女のものだった。
「いらっしゃい」
「うわぁ!?」
唐突に声をかけられて跳ね上がってしまう。すぐ近くのDVD数枚を落としそうになって慌てて支える。なんとか派手に落とさずに済んだものの、思いきり見られてしまった。声をかけてきたのはやる気のなさそうな、中年の男性だ。
「ええと、買い物?」
「あ、い、いえ、違います。あの、店員さん……ですか?」
「そうです、店員さんです。君は、お客さん?」
「あ、いえ、違います。あのー……バイトしたくって」
「バイトぉ……ああ、声の?」
「そう! 声のバイト。友達に聞いたんですよ、ここでオナニーを撮るバイトしてるって」
「ああ、あれね。それじゃあ……よっと」
店員さんはカウンターの下から何やらファイルを取り出してきた。クリアファイルから一枚の書類を出すと、私に差し出してくる。どうやら、バイトに関する誓約書のようだった。
「一応ね。まあきちんと読んでおいて。難しいかもしれないけど、大事なものだからさ。なんなら、一回家に帰って親御さんと読んでよ」
「あ、え、えっとぉ、面接とかは?」
「いらないよ。オナニーしてもらうだけだし、バイトっていうよりも俺が君から商品を買うようなものだから」
「は、はぁ……」
私は受け取った書類に目を通した。こういう書類って、読むの苦手なんだよなぁ。
たっぷり十数分、私は時間をかけて読んでいた。内容としては、確かに店員さんの言う通り、バイトをして数日働くというよりも、この場でオナニーをした音声を商品として売るというものだった。そして、いくつかの注意点が続く。この商品の著作権はだれが持っている、だとか。その商品を売った結果、起こった問題には責任はとらない、だとか。最後に、報酬は明かした情報に応じて変わる、ということも書いてある。文字にして数行だし、さほど難しい内容ではないけれど……それほど時間がかかったのにはもちろん理由がある。
「…………♡」
この店員さんのオナニー、というかチンポだ。この人、ずいぶん長いチンポ持ってるなぁ……♡ 太さは普通なんだけど、根元から先端までが長い。お臍くらいは軽く越してるし、上下に動かす手のストロークも見ごたえがある……♡ 長いチンポっていいんだよなぁ……私って感じるポイント奥の方だし、太いと入れる時痛いんだけど、このサイズだとそういうのないしなぁ……♡
い、いかんいかん、ちゃんと読まないと。
「あ、あの……これって、報酬っていくらくらい、なんですか?」
「あー、裏の方に書いてあるよ。基本報酬1万。個人情報出したら、それでプラス1万ってとこ」
「個人情報?」
「ほら、名前とか、年齢とか顔写真とか。住所とか勤務先、学校。ただ、勤務先とか学校とか、住所っていうのは、止めといた方がいいよ。これ買った人が来るだろうからね」
「そ、そういえば……このバイト紹介してくれた友達、校門出たときに何度か知らない人に待ち伏せされてた……」
「それたぶんウチのお客さんだね。そういうリスクもあるし。一応言っておくけど、不用意にレイプ歓迎とか言わない方がいいから注意しな、そーゆー趣味なら別に止めやしないけど。おじさんも、これから先売られる音声に責任持てないからね……あ、ちょっと待ってて、イく、イきそう……」
店員さんの手つきが早くなっていく。上に、下に、じゅこじゅこじゅこじゅこ……手が残像を作って動いている……♡
「……あの……♡」
「何? ちょっと待って」
「み、見ててもいいですか? イクとこ……♡」
「はぁ? 別に、いいけどっ……ぁー、いくいく……♡」
店員さんは声を漏らしながら、ティッシュをおチンポの下側に添えてイった。びゅっびゅーってザーメン出ていくところが見えてしまう……♡ うっわ、すっごい出てる……♡ 結構、ムラムラしてきたかも♡ 私はボールペンを借りると、その下のところに自分の名前を書いて、学生証と一緒に返した。
「ふぅー……ああ、かけた? えーっと……学生証と名前同じだね、本人のだ。それじゃ、ここから奥入って」
「はい……♡ おかげで、ムラムラできました……♡ オナニーできそうです……♡」
「そうかい、なら仕事が早くて助かるよ。まあしばらくは勃起したくてもできないし、襲われる心配もないから、安心して収録してよ」
「はぁい……♡」
私はお店の奥へと案内される。正直ムラムラしてるし、犯されてもいいんだけど♡
奥にあったのは、音楽室のような場所だった。防音室っていうのかな。木製の壁に穴が開いていて、中には灰色の、マネキンの頭みたいなものと、箱ティッシュ、電マ、壁に埋め込まれたディスプレイがある。床はマットになっていて、私一人が寝転がるには十分なスペースだった。女の子が入る部屋だからなのか知らないけど、この部屋はきれいに掃除されている。隅には置き型の消臭剤もあった。
「この中でオナニーして。ティッシュは箱のやつだけど、ウェットティッシュが良かったりする?」
「あ、いえ。あれで大丈夫です」
「よし。それじゃあ、あのマネキンの頭みたいなのがマイクだから」
「あれですか?」
「そ。人間が聞くのと同じような感じで聞けるんだよ。ASMRとかって聞いたことない?」
「あぁー、ありますあります。へぇー、こういうので撮ってるんだ」
「そ。まあ視聴者さんだと思って撮ってよ。最初に自己紹介、ここで情報を好きに明かして。それから、オナニー。一応撮影の内容は聞いてるし、指示はあのモニターから出すから、言うことに困ったら見てよ。電マはあるけど、他に何か欲しいのある?」
「は、はい……あの……♡」
「ん、どうかした?」
「さ、さっきのティッシュ、くれませんか? ザーメン、出したやつ……♡」
「……君って、かわいい顔して結構変態だね」
「はぇ……?!」
「ほら、おっさんのザーメンティッシュ。それじゃ、頑張って」
店員さんは私の手に、生あったかいティッシュを乗せると扉を閉じた。可愛いって、始めて言われた。頬に手を当てると、風邪をひいたときみたいにぽぽぽっと熱くなっているのがわかる。まずい、すっごい体、熱い♡ 私はその場で服を脱いで、シャツも、スカートも、ブラも下着も脱いで、ストッキングだけの姿になって、マイクの前にぺたんと座った。
「これ、だよね……えーっと……は、初めまして。中村、美紀です……♡ えと……じゅ、17歳。〇〇高校の2年生で、女子バスケ部に、入って、いまぁす……♡ スリーサイズは……う、上から……84、56、81……Eカップです……♡ い、いっぱいオナニーするので、いっぱいシコシコしてください……♡」
こ、こんな感じかな? ていうか、普通にオナニーしたくなって仕方なくなってきている。私は両足を広げると、マイクにおマンコ近づけるようにして、くちゅくちゅとおまんこをいじくり始めた♡
「き、きこえ、ますかぁ?♡ 今、おまんこ、右手でいじくってます……ぁ、んん♡ はぁっ、ん……んすぅー……はぁぁ……♡」
左手に持ったザーメンティッシュを嗅ぐと、いい匂いがして、溜らない♡ おまんこいじりの速度も上がる♡ そうだ、これも、言った方がいいのかな♡
「い、今の、おかずはぁ♡ さっき、店長さんに出してもらったぁ、出したてのぉ……お゛っ……♡ お、おちんぽ、ザーメンティッシュ、ですぅ♡ ぉっ、おっん♡ はあぁ……ざ、ザーメンの匂いって、すっご……すきぃ……♡♡♡」
息をしながらオナニーを続ける。やばいな、そろそろ言葉が途切れてきた。ふと目を向けると、埋め込んだディスプレイに文字が表示される。
『いい感じだね、君向いているよ。次は、いつもオナニーはどのくらいしているのか、どんなふうにしているのか。言ってごらん』
オナニー、か……今しているのと変わらないけど、こういうの、聞きたい人がいるんだよね……♡
「ぁ、えと……お、おなにぃ、はぁ……ぉ♡ い、いつも、毎日、欠かさずぅ♡ ぁっあ♡ 朝起きたら、いっかい、寝る前に、いっかぃ、して、ますぅ♡ ぉ♡ お、お股広げてぇ、腰突き出して、おまんこのところ、くちゅくちゅって、左右に、いじくって、ァっあ♡」
『普段は、何をオカズにしてるの?』
「い、いつも……ぉぅ♡ お゛っぉ♡ おかず、にっ♡ してるのはぁ♡ お、男の人のぉ、オナニー、してる、とこぉ♡ んすーーっ、はぁぁ♡ く、くっさいザーメン、たくさん、かけられたり、ビューッてしているの、想像、して♡ おまんこ、いじくってまぁす♡ んすぅーーー♡ ザーメン、すきぃぃ……♡♡♡」
『ザーメン好きなのかい? 学校では男の子とかに相手しないのかい?』
「わ、私ぃ、あんまり、かわいくないしぃ……か、髪も短くって、男みたいだから……♡♡♡ ぁっ、あ♡ だいたい、あぶれた男子とヤる役なんです……んっ♡ で、でも、ザーメンのにおい、嗅げなくって、ぁ、生のザーメン、いぃ……♡♡♡ ザーメン、好き、ザーメン、ほしぃよぉ……♡♡」
私の興奮はいよいよ高まってくる。おマンコはぐっちゅぐっちゅって言い続けてるし、指の動きも早くなる。ずーっと鼻にティッシュを当てながら、頭の中では、たくさんのおチンポが私に向かってシコシコしていた♡
みんな、これ聞いて、私のことおかずにするんだ……♡♡ 七菜香、確か、校門のところで何人かに声かけられて、そのまま近くでフェラしたりとかしてたよね♡ て、ていうことは、私もああいうことされちゃうんだ♡♡ 近くにきて、抜いてくださいって言われちゃうんだ♡♡ 私も、私もされたい……♡♡ されてみたい……♡♡
気持ちいいのがさらに上がっていく♡♡ もっと聞かせるように、マイクの耳元に向けてくちゅくちゅって音を更に立てるように、指を細かく動かす♡ それだけじゃない。いや、これは狙ってやったわけじゃないけれど、さっきから無意識に口から「ザーメンいい♡」「ザーメンほしぃ」「びゅっびゅほしい♡」って、うわごとみたいに言っちゃってる♡
『ザーメン好きなんだね、じゃあ聞いてる人にザーメンおねだりしながら、イってみようか』
「ぉ、お゛っ、ぉ♡ お、ぃ、ぃっく♡ ザーメン、ザーメンいっぱい出して、くださぁい、わたし、いっぱいぃくっ、から♡ 私のイキ声、おかずにして、いっぱいザーメン出して、ぶっかけて、どろどろにして、くださぁい♡♡♡ ぁっぃっく、いっく、し、試合後にぃ、ザーメンたっぷりドリンクの差し入れ、まってまぁす♡♡♡ おねがい、おねがいだからぁ、いっぱぃ、ザーメン出して、出して、おねがぁい♡♡♡ ぁっ、あ゛っ、やばぃ、そうぞうしたら、ぃくっ、いっぐ、ぃっぐぅうう♡♡ オお゛お゛ぉ゛お゛おッッ♡♡♡♡ お゛ッ、んぉお♡♡ ンお゛お゛おぉおおッっ♡♡♡♡」
何度も何度もおまんこをいじくって、部屋中におまんこの音を響き渡らせて、私は絶頂を迎えた。頭の中が真っ白になるほどに、何度も、何度も。つま先を立てて、腰をヘコヘコ動かして、部屋の中に潮を吹きながら、イキまくった……♡
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一週間後だ。私は新品の財布を見つめている。今日は隣の男子と女子はいない。放課後で一人、夕暮れの太陽が差す教室だった。新品の財布はそれなりにいいやつだ。デザインもいかしているし、なんか有名ブランドっぽい。少なくともホームセンターで安売りされていたやつよりは、今どきの女子高校生らしいだろう。
「はぁーぁ……」
「新品のお財布なのに、ずいぶん暗いんじゃない?」
ふと、後ろから声をかけられる。見ると、七菜香が私の肩越しに財布を覗き込んでいた。
「この間は、ありがとうね?」
「いーよ、私もムカついたし」
「部活は? いかないの?」
「昨日試合だったから、今日は休みぃー。七菜香は、帰んないの?」
「今日はデート。仕事終わるまで時間潰してるんだ」
「バイトの店長と?」
「そ、バイトの店長と。こないだのデートの時の写真見る?」
「……いい、気分が滅入る」
「どうしたの? 元気ないねぇ?」
私は少し唇を尖らせた。七菜香はあの可愛らしいくりくりとした目で私のことを見てきている。女の私から見ても可愛らしい。それだけに腹が立つ。けれど、彼女にあたっても何にもならない。私は財布を片手に軽くため息をついた。
「この間のバイト、せっかく実名も、学校の名前も、写真もつけたけど、結局今のところ誰も私のとこにこないの。七菜香はあるんでしょ?」
「え? バイトしたのって、先週だよね? だったら土日も挟んでるし……実名も学校名も明かしてるなら、誰かしら来ると思うんだけど……」
「部活も明かしてるのにさぁ……まあしょうがないよ。私みたいな男女じゃ、誰もわざわざ抜きに来ないんだよ、これではっきりわかった。なんなら、この間のクズ共のお掃除係としてでも、遊んでもらうべきだったのかもね……アハハ……」
「んー? 変だなぁ、美紀なら……あ……ふふーん、そっかぁ……それならさ♪ お店に文句言いに行きなよ♪」
「文句ぅ?」
「そーそー♪ せっかく期待して実名も出したのに、何にもされないんじゃ意味がないーってさ。言いに行っちゃいなよ。美紀くらいの子だったら、ズリネタ報告しに来る人がいないなんてあるはずないんだし、もしかしたら売り忘れてるのかもよぉ?」
「んー……」
まあ、それもそうか。自分のところに来るかはさておき、もしかしたら並べ忘れているのかもしれない。私にそう告げると、七菜香は店長さんという人から電話があったらしく、手を振って離れていった。
私も席を立って、あの場末のCDショップへと向かった。
寂れたたたずまいは、先週来た時と同じ。店先の並びも同じだった。店員さんは今日もいない。私はカウンター隣のポスターを見た。しかし……。
「あ、あれ……?」
左上から右下まで、指をなぞってもう一度確認する。ない。やっぱりだ。私の写真がない。写真どころか、名前もない。このポスターに私のオナニー音声のラインナップはなかった。これじゃあ当然、誰も来るはずはない。いったいどうなっているんだ。私はカウンター横から中に入ると、左右を見渡して店員さんを探した。すると、防音室とは逆の方、薄暗い廊下の先で、ドアの隙間から明かりが漏れている。休憩中か? 知ったことか。私は足音を鳴らして扉を開けて中に入った。
店員さんはどうやらオナニー真っ最中だったらしい。ヘッドホンをつけて、右手を動かしている。ちょうどいい、脅かしてやれ。私は足音を殺して近づいていく。すると、
「……ッ、み、みき、ちゃん……!」
呻くような声が聞こえた。ばれたか? いや、店員さんは振り返る様子がない。ふと、彼のディスプレイを見ると、私の顔写真が表示されていた。オナニーした直後の、発情しきった、トロ顔ピース写真……。隅で再生されている音声ファイルの名前は、先週の日付の後に、「中村美紀(17)バスケ部員」と書かれていた。
「…………♡」
私はそっと、店員さんのヘッドホンを外して見せる。動きを止めた店員さんがゆっくりと首を動かすと、私と目が合った。
「……こんにちは♡」
「み、美紀ちゃ……!? ぁ、いや、これは、えっと」
「……私の音声、どうしてお店に並んでないんですか?」
「い、いやぁ、それは、その……」
「どうしてその音声を、店員さんがここで聞いて、オナニーしてるんですか?」
「い、いや、わ、悪いと思ってるよ、ただその、君、いろいろ言っちゃってたし。き、君が変な男に目を付けられるのは、なんか嫌だったっていうか……」
「それだけ? それだけで……私の顔写真並べて、オナニーしてたんですか?」
「…………いやぁ……恥ずかしい話、その……おじさん、君みたいな、ボーイッシュで、スタイルのいい美人さん、好き……でさ……」
「……♡♡♡♡♡♡」
「い、いや、本当ごめん! そうだよな、おじさんの裁量で並べないのは変だよな。ちゃんと商品にす」
「……して……」
「え?」
私はその場に跪いた。店員さんの前で、制服を脱いで、下着も脱いで、あの日と同じように靴下だけの格好になって、店員さんの長いちんぽを、下から顔で受け止める♡♡♡
「いっぱい、出して……ザーメン出して……?♡♡♡」
「……ッ♡♡♡♡♡♡♡♡♡」
店員さんは私の頭に手を添えると、何度も何度も、びゅっびゅって、濃ゆいザーメンを出してくれた♡♡♡ 私はその匂いを嗅ぎながら、何度も何度も、イってしまった♡♡♡ 顔も、口も、胸も、手も、お腹も、足も、お尻も……おまんこも……私はもう、止まらなかった♡♡♡♡♡♡