穂香叔母さんはクールJKと、デカチンショタをめぐってドスケベに争いがち……♡ (Pixiv Fanbox)
Published:
2021-04-07 15:11:41
Edited:
2021-06-06 09:38:49
Imported:
2023-03
Content
全室防音、築三年。近くに緑も多いという優良な条件の割には、駅から遠いという理由で比較的安価に済むことができるマンションに私はいた。私が住んでるわけではない。せいぜい月に数回訪れるという程度。それでも、一ヶ月から二ヶ月に一度という頻度から比べたら、相当に回数は上がっているが。それもこれも、理由は一重に私の下にいる存在のせいだ。
「ね、ね、おばさん♡ ほらぁ、やってやってぇ♡」
「あ、あなたねぇ……♡」
私は、眉間に皺を寄せながら、私が跨ぐ小さな男の子を軽く睨んだ。そこにはまるで女の子かと見紛うほどの可愛らしい顔をした、今年10歳になる少年が床に寝そべっていた。甘いマスクや、まだ未発達な薄い胸板、ピンクの乳首は年相応だが、視線を落としていくと、彼の本性が雄々しくそそり立っている。 よもや年頃など関係ない、見ただけで指は周りきらないことがわかり、大きく張り出した肉傘は、私の中をどういうふうに抉るのかが、ありありと脳裏に思い浮かんでくる。
「翔太……あなた、こ、こんなことばかりやっていたら、ろくな大人にならないわよ……♡」
「えー、おばさん嫌いなのぉ♡ そんなにおまんこだらだらさせておいて、セットクリョクないなぁー♡」
「うぐ……♡」
その通りだ。私は視線を上げて、窓ガラスに映る私の姿を見た。いったいこの状況で、どの口が説教なんて垂れることができるのか。他でもない甥の上に跨って、下品に脚を開く私の姿の方が問題だった。上は乳輪部分だけ露出させたレースのブラ、下はおマンコのところだけ綺麗に布地を排除したショーツ。男を喜ばせるためだけのデザイン。種付交尾をするためのデザイン……♡ それをつけた私が嫌々ならばまだ言い訳もたつのだが、その布地のない柔肉からは、空腹の獣のように蜜が垂れていた。
「ほらほらぁ、いいからやっちゃおうよ♡ ね?♡」
「ぐ、うぅぅ……♡♡♡」
誘われる言葉にもはや逆らうことはできない。大丈夫、大丈夫だ。ゴムがついているんだから、まだマシだ♡ 手をそえるまでもなく、左右の肉襞が亀頭を捉えて、そのまま下へ、奥へ奥へと沈んでいく♡ そして気がつけば♡
「ほっ、ほっ、ぉほ♡ っっほぉ、おっほ♡」
上下に私の腰は動いているのだ……♡♡♡
「んぉお、おっほぉ♡」
「お、盛り上がってるわねぇ♡」
「あ、ママ♡ もう行くのー?」
腰を上下に動かしながら、翔太につられて目を向けると、リビングの入り口に園花が立っていた。他でもない実の母親に叔母とのセックスを見られても、どちらも少しも動じる様子はない。
「そ、これからパパとおデートと、ラブラブセックスしてくるからねー♡ どう? ママの下着♡」
その上、母親の方から下着を見せにくるのだから。
肩出しのニットをずり下げて見せた彼女の下着は、かろうじて乳首を隠している程度のセクシーなもので、タイトスカートをたくしあげて出てきたショーツは、パールが筋に食い込んだ、布というよりも紐だった。
「わぁー、すっごいエッチぃ♡」
「んふふ、そーでしょー♡ 今度翔太ともヤってあげるからねぇ♡」
「やったぁ♡」
「お、親子で、なんて、会話、んぉっお゛♡」
「んもぉ、お姉ちゃんったら、甥っ子とセックスしてるくせに何言ってんの♡ 説得力ないわよぉ♡」
「そーそー、セットクリョクなーい♪」
その通りだ、こんな雌の性欲声をあらわにしておいて、いくらまともなことを言ったところで説得力なんてかけらもありはしない。しかしその倒錯感がまた、私の快感を誘発する♡
「んっぐ、ぅっぐぅう♡♡♡♡♡♡♡ お゛♡ いぐ、ぃっぐ、いぐうう♡」
翔太のおちんぽがまだイっていないにも関わらず、私は背筋を逸らして絶頂してしまった♡ 粗く肩を上下させていると、園花が服を正してにやにやしながら近づいてくる。
「んふふ、お姉ちゃんってば本当にえっちねぇ♡ 今度京くんとヤらせてあげる♡」
「な、何言って……♡」
「それじゃ、翔太♡ ママ行ってくるからねー。今日はがんばっちゃうから、帰ってくるのは明日の夕方か、日曜日の朝かも♪」
「行ってらっしゃーい♪」
「んふふ♪ お姉ちゃんも、いってきまーす♪」
「い、いって……らっしゃい……」
パタリとリビングのドアが閉じ、彼女は月に一度の、夫とのデートへと出かけていった。妹婿はこのことを知っているのだろうか。もし自分の息子と義姉が肉体関係を持っていると知ったら。このことが誰かに知られたら……。
「……?」
ふと、自分の背後を見やる。真後ろではないが、ベランダの方だ。特に何があるわけではない。カーテンとわずかばかりのベランダスペース。目の前に建物はなく、青い空と遠くの方にある山が見えていた。小高い丘の上にあるから、ふもとの街並みは見えるけれども……。
「叔母さん、どうしたのー?」
「い、いえ……? なんだか、変な感じがして……」
「変な感じ?」
「ううん、なんでもないの、ちょっと見られていたような気がしたんだけど……ただの気のせィイ!?♡♡♡」
「なーんだ、じゃあ続きしようよ♡ 僕まだイってないんだからねー♡♡」
「お゛っ、んぉお゛♡ まって、ま゛♡ きもぢ♡ あ゛っぉお゛♡♡♡」
背中に覚えた違和感を知るまもなく、私は甥から与えられる快感の波に飲み込まれていった♡
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枕元の電子音で目が覚める。寝ぼけ眼のまま枕元に手をのばし、スマホを手に取る。時刻は6:30。いつもどおりの、休日の朝だった。掛け布団を剥がしてぼんやりしながら自分を見やる。昨日の痴態がそのまま体に現れていた。胸元にはあちこちキスマークがあり、左右の乳首はぷっくりと浮かんだままで、コンドームを結び付けられている。昨日だけで10発近くは出したはずだが、最後の方に出したはずのザーメンですら、そのゴムは卵ぐらいの大きさがあった。
「いったいどんな精力してんのよ……我が甥ながらとんでもないわね…………♡♡♡♡」
とはいえ、自分だって大した違いはないかもしれない。
こうしてザーメンを見つめていると、口の中が唾液でいっぱいになってくる……♡ 爪で結んだゴムを解いて、開いた口を鼻へと近づけると……♡
「お゛っ……っ、ぉ♡ ぉっほ……ぉ♡ くっさ……ザーメンの、匂い……こゆぅ……♡ ぁ、あぁ……ん、はむ、じゅっ、ジュルっ、ずぢゅる♡」
気づけば舌を突っ込んで舐め回し、口の中へそのザーメンを流し込んでいるんだから♡ 正気の沙汰ではないだろう♡ でも、このザーメンのほうがいけないのだ……♡ 随分昔の記憶だが、私の夫はこうではなかった……翌朝ベッドのゴムを片付けたことはあったけど、普通は翌朝には黄ばんで薄く、濁った尿みたいになるものじゃないの? それなのにまだこんなに、とろとろ♡ 真っ白で、味も、濃い……♡
「んっぐ、ぐっ、ンンッっぐ♡ ハァ……ハァ……♡ ね、ねぇ、翔太ァ……♡ 起きてるぅ?♡」
こんなことじゃ、園香や翔太に良いように扱われているのも頷ける。ザーメンを飲み干した私は、すっかり上気した顔をして隣で寝ている彼を呼んでいるのだから……♡
ふと、ベッドの隣を見て気がつく。いつもなら、呼びかければ多少なりとももぞもぞと動く彼だが、今日に限ってはピクリとも動かない。というか、息遣いすら聞こえない。布団をめくると、そこにはシワの寄ったシーツがあるだけだった……。
「翔太……?」
いつもなら私が揺らして起こす彼が、先に起きているはずがない。胸を腕で隠しながら、トイレ、シャワー、キッチン、リビングと見て回る。どこにもいない。冷たい汗が背中を流れていく。寝起きの髪のまま、ブラとショーツ、シャツとジーンズを急いで身につける。靴を適当につま先につっかけて外に出て、左右を見渡した。
「し、翔太……!?」
「アハハハハハ!」
翔太の声が聞こえる。階下だ。私はとっさに、エレベーター前へと走った。ボタンを押しかけるが、走ったほうが早い。階段を一つ下って下の廊下を見渡せば、廊下の奥にある踊り場に、翔太の背中が見えた。
「翔太!」
「あ、穂香叔母さん、おはよ~」
走り寄っていって、彼の元気そうな顔を見てほっと胸をなでおろす。と同時に、腹の底から熱さが湧き上がっていた。メラメラと湧き上がる感情に、つい声が出そうになるが、翔太の表情にそれは遮られる。
「ァハー……♡」
恍惚とした表情。これは見覚えがある。翔太がエッチなことをしているときの、おちんぽ快感顔だ……。ということはすなわち……。彼の体で見えなかった、前の方を肩越しに覗き込む。
「んっぷ、ぢゅる♡ んっふ♡」
そこには知らない女性が、彼のおちんぽに唇をまとわりつかせて、上目遣いでなめしゃぶっていた。
「あ、あんた何やってんの!」
「えー、何ってきまってんじゃーん♡ フェラだよ、フェラ♡」
「いや、そうじゃなくってあんたここ、外! て、ていうかあんたまた、こんなこと……!」
「んぷぁ♡ ご心配には及びません、オバ様」
ふと、翔太の前から声が聞こえてくる。視線を向けると、おちんぽをしゃぶっていた女性が、耳に髪をかけて私の方を見つめてきていた。黒くて長く、ツヤのある髪を耳にかける素振りは、女である私ですら思わず見とれてしまった。切れ長の目は、まさしく大和撫子といったところ。しかし、大人っぽい雰囲気とは裏腹に、年齢はずいぶん若いように見えた。服装も、大人の女性が着るには少し若々しい。彼女はしばらく私を見つめた後、おちんぽをしごきながら先端を咥えると……。
「はぷっ♡ ぐぶぢゅ♡ ずっぢゅ、じゅるるるる♡ ずぢゅぼっぢゅぼっ、ぶぢゅるるぢゅぼぼぼぼぼぼ♡♡♡」
「ァ、ァ♡ ァハァぁ~~~~……♡♡♡」
「ぢゅぼづぢゅぶぼっ、ぢゅるるる♡ ぢゅっぼ、ぢゅっぼ、れりゅる、ぢゅるるる♡ ぢゅるるるっぼ♡ ぷぼっ、ぢゅぼっ♡」
「ァハ♡ おちんぽ、ちんぽ、きもちぃぃ~……♡♡♡」
その清楚な顔立ちからは想像できないほどえげつない音を立てて、おちんぽをしゃぶりまくっている。ピンクの唇がピッタリくっついたまま息を吸うものだから、時折その柔らかそうな肉が波打っている……♡ 舌使いも見事なもので、一体どれほどの長さがあるのか、翔太のチンポの周りを、何重にも巻いているのではないかというほど、舌先が唇からはみ出て円を描いていた。
「ぁ、いく、いくぅ、でるっ、でるぅぅ♡」
翔太が腰をひくつかせて絶頂を訴えるやいなや、
「んぶっぷ……♡♡♡」
彼女はその巨根を根本まで飲み込んでイかせた。持ち上がる金玉を左右の手で揉みしだき、一滴残らず飲み干さんとばかりに、彼女は喉を鳴らしてザーメンを飲み干していく。
やがて射精が落ち着けば、まるで当然のように喉からおちんぽが抜かれる。本来なら咳き込んでも良いはずだが、彼女の涼しい表情に変わりはない。白濁をきれいに舐め取った後は、慣れた手付きで翔太のおちんぽをシャツの中へとしまっていった。
「はい、翔太くん、今はおしまい♡」
「えー、奈々子おねーちゃん、最後までしてくれないのー?」
「今は、よ♡ 今日はお父様もお母様もいないから、後でたくさんしてあげるわ、ね?」
「ほんとぉ?♡」
翔太の常人離れした巨根にも物怖じせず、彼の勃起したままのおちんぽをシャツにしまい込む様、そのまま後ろから抱くようにして、後頭部に胸を当て、シャツの上から裏筋を人差し指で円をなぞるように動かしている……。
この子、もしかして……。
私が考えを巡らせていると、ふと彼女の顔が私に向けられた。ただし、翔太に向けていた柔らかな表情とは違う、冷たい、刀のように研ぎ澄まされた視線を携えて。
「はじめまして、“オバ”様。翔太くんの未来の妻。英泉女学院高等部、2年A組。出席番号13番。神薙奈々子、です。一応、お見知りおきを」
「……話を聞かせていただいて、いいかしら?」
私は痛むこめかみに指を当てながら、やっとの思いでそう漏らした。
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ひとまず半発情状態の翔太と、そんな彼を抱きしめて離さない神薙さんを連れて、私は家へと戻った。自分の家ではないところに他人を招き入れるのは少し気が引けたが、事態が事態だ。致し方ないだろう。
ダイニングのテーブルについた私の前には、神薙さんが翔太をぬいぐるみのように膝の上に載せたまま、私の方を見てきていた。
改めて見ると随分ときれいな子だ。本当に高校生だろうか。身長は私と同じぐらいだが、背筋が良いからか少し高く見える。つややかな黒い髪は長く、前髪は眉の辺りで切りそろえられていた。その下にある目は一重ではあるものの、エキゾチックというか、日本人の私が言うのもなんだが、東洋の女性らしい美しさを兼ね備えていた。
「それで、話というのは何でしょうか? “オバ”様」
「ええと……まず、あなたと翔太の関係ね」
「未来の夫婦です。翔太くんを私の手によって永遠に可愛らしく、未来永劫幸せにすることを誓います」
「そ、そういうことじゃなくって……」
「違いますか? 翔太くぅん? おねえちゃんと、これからもずーーーっと、えっちできもちぃーこと、したいよねぇ♡」
「うん♡ 僕、奈々子お姉ちゃんとずーっとずーっと、セックスしてたいなぁ♡」
「フン……」
神薙さんは勝ち誇ったように鼻を鳴らして私を見つめてきていた。いいや、そういうことではないのだが……だが、言ったところで通じないだろう。私は少しこめかみを叩いた後、切り口を変えることにした。
「そうね、ええ。あなたと翔太とが、どうやって知り合ったのか教えてくれるかしら?」
「おや、私と翔太くんの愛に興味があるとは。口うるさい“オバ”様かと思いきや、なかなか見どころがありますね。それなら本来ならわざわざ話すのも億劫ではございますが、特別に“オバ”様にも聞かせて差し上げましょう」
「……ええ、ぜひお願いしたいわ」
「そう、あれは私が、日々の勉学と運動、人間関係やピアノに書道、薙刀などのお稽古といった様々なストレスに苛まれていた頃、一時の癒やしを求め――」
「あのねー、おねーちゃんがお外でオナニーしてるところに会ったのー♪ それで僕もオナニーして、一緒にエッチしちゃったんだぁー♡」
「――んもー、翔太くんったらぁ♡ 奈々子恥ずかし♡」
野外オナニーの末、なだれ込むように関係に至ったというわけね。
話としては道理だろう。彼女が通っているという英泉女学院は、この辺りでも有名な進学校だ。早慶クラスの一流エリートを量産していると聞くし、そんな学校なら勉強のストレスも相当のはずだ。その結果として露出オナニー、そこにこの、性欲が服を着て歩いているような少年が出会ったのなら。
「んふふ、翔太くんかわいい、かわいいわぁ♡」
「ぇへへ、奈々子おねーちゃんもエッチでかわいー♡」
こうなるのは必然だった。恋愛というのは自由だろう。だがこれは状況が状況だ。私は大人としてきっぱり言わなければならない。
「あのねぇ、奈々子ちゃん?」
「神薙です。オバ様」
「……神薙さん、あなた自分が、何をやっているのかわかっているの?」
「ええ、もちろん。セックスです。私の体を用いて、可愛らしく同時に逞しいおちんぽを持っている翔太くんを楽しませているのです」
「あなたねぇ、それって妊娠のリスクがあることわかっているの?!」
「当然です。私の子宮で翔太くんの子を孕むことができるならこの上ない幸せです。それに」
「そこまでわかっているなら」
「私に説教が垂れられる立場ですか?」
「うぐ」
痛いころを突かれてしまう。言いよどんだところを好機とばかりに、彼女は私に畳み掛けてきた。
「ええ、妊娠。するでしょうね、翔太くんの精子はすこぶる健康。濃度も量も一度の射精量もとてつもないですから。ですけどオバ様、あなたが私の痴態を知っているように、私があなたの痴態を知らないとでも思っていまして?」
「そ、それは……」
「当然、翔太くんと一度目の生ハメはもちろんのこと、あろうことか近親相姦3P。昨晩も随分と楽しんでおられたようですね。一度目のおねだり土下座は見事なものでした。まったく、いい年をしているのに子宮の疼きが止まらない中年女は見苦しいということを、身を持って知らせていただき恐悦至極です」
「くっ、くぅぅ……」
言い返せない。何より全てが事実なのだから。私が羞恥心から顔を真赤にし、自分より二周りは年下の彼女にその一部始終を見られていたと思うと、頭がスパークして何を話すべきかなんてわからなくなってしまう。
「まったく、抑えの利かない性欲の捌け口にされて、翔太君が可哀そう……。いいですか、この際ですからはっきり言います。こんな可愛らしくて、性欲抜群の男の子、放っておいたら悪い虫がついてしまいます。私は彼を、あなたのような変態から守るべく、この体でもって、その性欲の面倒を見る義務があるんです!」
「い、いや、だから」
取り付く島もないとはこのことだ。彼女はそんな私の姿を見てフンと鼻を鳴らすと、また猫なで声を翔太に向けた。
「さぁ、翔太くん♡ こぉんなおばさんの中年おまんこより、ぴっちぴちの、わかぁい女子高生おまんこで、一杯抜き抜きさせてあげる♡ ゴムなんていらないわ? きょうもいーーーっぱい、生でビュッビュさせてあげるからねぇ♡」
このまま私は、大人として何も言えないままに甥っ子を連れて行かれてしまうのだろうか。なんと情けない。私は顔をうつむかせたまま唇を噛んだ。だが、このときほんの少し、ほんの少しだけ、このまま連れて行かれたほうが良かったのではないかと、思ってしまう自分がいた。
「えー、でも僕、叔母さんのオマンコのほうが良いなぁ」
「……え?」
「……え?」
呆然とする私達に、翔太は眩しい笑顔を向けて言ってのけた。
「叔母さんのおまんこね、すっごいんだぁ♡ もうキッツキツなの♪ お姉ちゃんのオマンコも気持ちいいけど、今日は、叔母さんのきっつぅーいおまんこで、たくさんビュッビューってしたいんだぁ♡」
「…………へぇ、そう……そういうこと……」
「あ、あの……」
「ふふ、ふふふ……くふふふふ……」
「あのぉー……神薙、さーん……?」
「面白いです。受けて立ちましょう、オ・バ・さ・ま……?」
このまま連れて行かれたほうが良かったかもしれない……。
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「さあ、始めましょうか……オバ様……?」
「ど、どうしてこんなことに……」
「ァハ♡ ァハぁ♡ ふたりとも、すごい、すごぉい♡♡♡」
私達三人は、まるで当然のように寝室へと移動していた。妹夫婦がいつも寝ているであろう、そして昨晩は私と翔太が体を重ねたこの空間に、三人でいるなんて、しかも私達の服装は正気の沙汰じゃなかった。
「奈々子お姉ちゃん、すごぉい♡ エッチぃ♡」
「んふふ、そうでしょ♡」
私の目の前で腕組をする彼女は、バニースーツに身を包んでいた。真っ白なバニースーツに、カップはかなり浅く、かろうじて乳首が隠れる程度。出るところは出て、引っ込むところは引っ込んだ、バランスの良いボディラインを余すところなくさらけ出している。ハイレグなバニースーツのオマンコの部分は当然とばかりに隠れていなかった。
彼女はひとしきり翔太に媚を売った後、また冷たい視線を私に向けてきた。
「フン、さすが、無駄にでかい胸と尻をしているだけありますね。その乳で私の翔太くんを誑かして……本当にいやらしい」
「ち、ちょっとまって? 本当に、これでやるの……?」
一方で私の方はなんというか……目も当てられない状況だった。
きっとこのスーツは彼女が着るために用意したものなのだろう。黒いバニースーツを着た私だったが、胸の方は完全にカップ数がオーバー。収まらない胸はこぼれ出てしまっていた。そもそもウェストもだいぶきつい。みぞおち辺りまでハイレグラインが上がってきているから、おしりの方は多少余裕があるが、お腹あたりは網タイツに浮かんでボンレスハムみたいになってしまっていた。
「フン、怖気づきましたか? なんだったら、私は別にこのまま翔太くんをお持ち帰りしても良いのですよ? そうしたらこの勝負、私の不戦勝ということでいいですね?」
こんな状況で勝負というか、こんな格好をしているだけで恥ずかしいのだが、翔太は彼女のコスプレがだいぶ気に入っているらしい。私の方も見てはいるが、さっきから奈々子ちゃんの姿を見て上下におちんぽをシコシコしている……。ひとまずなんとか言い聞かせてゴムはつけさせたけど、やるしかないわね……。
「わかった、やる、やるわよ。それで、勝負ってなんなの?」
「当然、雌勝負。翔太くんのおちんぽをたくさん気持ちよくさせて、より多く制限時間内にイかせた人の勝利です」
「なんなのよそれは……」
「フ、問答無用。早速始めますわ! 翔太くぅん♡ こっち、こっち見てぇ?♡」
神薙さんは呆れる私の隙を見て翔太へと近づくと、ベッドの上でお尻を向けて左右に振ってみせた。うさぎのしっぽが突いたお尻は私よりも腰骨が大きく左右に出ており、肉厚なお尻がプルンプルンと左右に揺れている……♡
「ほぉら、どぉ?♡ 私のお・し・り♡ とっても、柔らかいのよぉ♡」
「わぁ~~すごぉい♡ お、お姉ちゃん、お尻、お尻でおちんぽしごいて♡」
「んっふふ、お任せあれ♡ っん、ぁぅ、んぁん♡」
神薙さんは翔太にお尻を向けると、そのむっちりとしたお尻の肉でおちんぽを挟み込み、上下に動かし始めた……♡ 上下に動かすたびに、彼女のお尻の穴や、オマンコの入り口がこすれるのだろう。神薙さんの甘い鳴き声が、寝室に響き渡っていく。それを聞いていると翔太のちんぽの先からも、透明な我慢汁が飛び出して全体をヌメつかせていく……♡
「んっ、ぁっ、ぁん♡ 奈々子ぉ、お尻、きもちぃ、んっ♡ ぁっ♡ 翔太くんのおちんぽ、あっつくて、おまんこと、けつまんこ、きもちぃくなっちゃう♡ ぁ♡」
「ァ~~~♡ 僕も、僕もきもちぃい♡ おばさんっ、叔母さん♡ ほら、こっちきて♡ 僕におっぱいダンス見せて♡」
「おっぱいダンスって何よ……」
「叔母さんとくいじゃぁん、そういうのぉ♡ ほらぁ、考えて、ヤってやってぇ♡」
ったく、しょうがないわね……。
私は翔太の枕元まで寄っていくと、彼のすぐ横でがに股つま先立ちになり、両手を頭の後ろにやって手を組んだ。両脇が顕になり、なんとか手で隠していたおっぱいが顕になる♡ こんな馬鹿みたいな格好して……それでも私は、自分が雌であることを感じざるを得なかった。まだ見せただけだというのに、肋骨にわずかに垂れる私の両方の胸の先端は、乳輪からゆっくりと勃起し始めていた♡
「んっ、ンッ、っふ、っふぅ、はぁ♡」
「……えー、なんかおばさん、いつもと違うよー?」
「ぁん、しょうがないわ、翔太くん♡ オバ様はもう年なんだから♡ 若くってきれいな私の前で萎縮しちゃってるの♡」
「あ、あなたねぇ……ちょっといい加減に」
「あーら、本当のことだったんだけど、気に触りましたぁ? ねー翔太くぅん♡ こーんなおばさんより、私のほうがエッチよねぇ?♡ お尻でいっぱい、おちんぽズリズリしてあげる私のほうがエッチよねー?♡」
「うーん……お姉ちゃんのほうがエッチかも……」
流石に少し、頭に血が上ってきた。第一何よ、翔太も翔太で。昨日はあんなに私に恥ずかしい真似をさせておいて、今更こんな子のほうがいやらしいですって? 私は長く息を吐いた後、翔太の肩を指でつついた。
「翔太、もっと激しいのがいいのね?」
「うん、いつもの叔母さんのほうがエッチだよ」
「そう、じゃあ見てなさい」
もうこうなったらヤケだ。私はガニ股ポージングのまま腰を突き出すと、両手の指先で乳首をカリカリと弄くり始めた……♡
「ぁっ、ぁ、ぁ、ぉ♡ ぉっほ♡ ぉっ、おぉぅ♡ お゛♡ んぉーーー♡♡♡♡♡」
「ぷっ、くくく……なんですか、その声、みっともなぁい♡ ほぉら翔太くん、私と、んっ♡ もっと尻コキ――」
「叔母さんそれそれぇ♡ それだよぉ、もっといつものエッチなのしてよぉ♡」
「――……え?」
翔太の注意はこっちに向いたみたいだ♡ も、もうこうなると私だって抑えが効かないが、これでいい♡ 彼は神薙さんのお尻を左右から押し込んで自分の腰を振ってはいるものの、視線の先は私の姿だった……♡
「お゛っ、んぉ、おぉ、ちくびッ♡ んっぐ、乳首、きっくぅ♡」
「おばさぁん、ほらほら、今何してんのー?♡」
「んぢ、乳首っ、乳首にオナにー♡ ちくにーっ♡ ふっ、ふっ、ふーーーっ♡ 翔太の前でちくにぃ♡ 甥っ子に絶対見せちゃいけない、女の変態オナニーポージングで、乳首シコシコしているのぉお♡ おッ、んぉお゛ぁーー♡ きもちぃ♡ おっ、んぉお♡」
あ、やばい♡ 完全に気持ちよくなってきちゃった♡ 濡れたオマンコに当たる風も気持ちいい♡ 勝手に腰、ブンブン振っちゃう♡
「ぉっ、おおっ、こし、腰揺れる♡ 気持ちぃッ♡ ぉっ、おほほぉお♡」
「し、翔太くん? 私のほうが、エッチよねぇ?♡ ほぉら、抱っこしてあげるわぁ♡」
「う、うん♡ 後で、後でして♡」
「え……」
「ほぉら、叔母さん♡ 叔母さんの大好きな、僕のおちんぽだよぉ♡ ご挨拶してぇ♡」
「ぁはぁ、ち、ちんぽさまぁ♡ 翔太のおちんぽ様♡ こ、こんにちはぁ♡」
「ダメダメぇ♡ 叔母さんは今ウサギさんなんだから、ちゃんとうさぎさんでしゃべってよ♡」
うさぎってどういうことよ……けれど、このおちんぽを前にしていると、そんなことどうでも良くなってくる♡ 私は乳首を掻いていた両手を頭の上にやると、その場で上下に軽く跳ねて見せた♡
「ぴ、ぴょんぴょんぴょぉん♡ じ、熟年叔母さんウサギの穂香だぴょんっ♡ し、翔太くんのおちんぽさぁん、こんにちはだぴょん♡ んっぐ、ぅ、ウサギは万年発情期ぃ♡ おちんぽさんの匂いを嗅いでいたらぁ、いっぱいおまんこしたくなっちゃったぴょぉん♡ 交尾、交尾っ、こーびっ♡ こーびこーびこーびこーびっっ♡♡♡♡ こーびしてぴょおん♡♡♡」
「ぁはー♡ ほら、お尻っ♡ けつだしてっ、けつだせっこのっ♡ エロ兎っ♡」
「お゛ンッ♡ お゛ッ、ぉっほ、ふとっ、ふとっいぃっ♡」
「んぁぁ~~♡ これこれぇ、この穴ぁ♡ 叔母さんのキッツキツおまんこさいっこぉお♡」
もはやベッドなんて関係ない。私は床の上でお尻を高く上げ、おっぱいを押しつぶしながら四つん這いになって、翔太にされるがままになっていた♡ 翔太は私のお尻に足を載せながら全体重をかけてチンポを打ち込んでくるものだから、一発犯されるたびに膝がガクついてしまう♡ それでも私の体は耐える♡ 次の一発、もう次の一発がほしい♡ 脳みそからの「もう無理だ、限界だ」という指令をいともたやすく押しのけて「もっと犯されろ♡」「もっと媚びろ♡」「このおちんぽ様のために生きろ♡」と、子宮からの本能が体中を支配する♡
ふと、上の方に注意が向く。ベッドには四つん這いになった神薙さんが私達を見ていた。
「ね、ねぇ、翔太くん……ほ、ほら、私のオマンコもあいてるわよ?♡」
「うん♡ 叔母さんが終わったら、ねっ♡」
「ぁ゛、んっグッ、ぉお♡ お゛ッ、うっぐ♡♡♡」
「そ、そんな、おばさんより若いのよ? 何でもしてあげる、ほ、ほら、こんな足広げて、エッチでしょう?♡」
「すっごい、すごいエッチ、後でっ、後で、ねっ!♡」
「ま、また動画取りましょ?♡ ほ、ほぉら見てみてぇ♡ は、はーい♡ ドスケベ変態JK、翔太くんのおまんこ妻、奈々子でぇす。今、未来の旦那様の前でぇ、受け入れ体制抜群のおまんこ広げ」
「お、っお♡ お姉ちゃん、ごめっ、い、今いいところ、いいとこ、だからっ♡」
「ァっそっっこ、そこっ、そこぉっ♡ きもちっ、お゛ッんぉお゛♡ おまんこ、まんこめくれりゅっ、お゛ッ、っほぉお♡♡♡」
「て……ひろげ……て……まぁー…………」
「お、おばさんっ、おばさんきもちいい♡ 叔母さんのオマンコきもちいいよぉお♡♡♡」
「ぁっいっぐ♡ い゛っ、っぐ♡ イ゛ぐ、い゛っぢゃう♡ お゛ん、いぐ、い゛っぐ♡ い゛っぐぅうううううう♡♡♡」
ついには、私のほうが限界を迎えた。両足をピンと張り、腰と背筋を反らせて白目をむきながら、寝室の壁におもいきり潮をぶちまけながら、絶頂を迎えた……♡ 気持ちいい……気持ちいい♡♡♡ とろけるような快感に、私の膝は崩れ、徐々に徐々にお尻だけを高く上げたような姿勢でイキ果てた……♡
「ァハぁ、おばさん♡ いっちゃったねぇ♡ ぼ、僕まだだからね♡ まだイってないんだか……?♡♡♡」
翔太が力尽きた私の穴に、止めの交尾を決め込もうとしたときだった。とろけた視界の前に、ふと足が降りたった。見上げると、神薙さんだった。逆光で顔が見えない。見えないが、徐々にわかってくる。この感覚は、きっと雌にしかわからないだろう。彼女はくるぶしまで漏らしたように液体を垂れ流しながら、やがては膝を付き、両手をその前に出し、床に三指をつけて……頭を垂れた。
「お、お願いします……セックスを、私にもセックスを、してください……」
「うんっ、するよぉ♡ でも待っててね? 今、叔母さんにびゅってしちゃうからぁ♡」
「嫌! 今、今がいい! 今じゃなきゃ嫌なのッ、お願い、お願いしますっ」
「えー、まってよぉー、順番だよお姉ちゃん。じゅーんーばーん」
「お願い……お願いです……おねがいです。なんでもじま゛ず、がらぁ……わたくじにも、わだぐしにも、おちんぽ、ちんぽいれて、くだざい……おまんこっ、まんこせづないんでずうう……! 何でも下品なこと言いまず! いいまずがら゛、おまん゛こ、じでぐだざいいいいいい!」
もう神薙さんの伏せた顔は、どんなふうになっているのか。先程までの凛とした雰囲気はどこへやら、恥も外聞も投げ捨てて、涙ながらにチンポを乞う女がいるだけだった。そうだ、そうまでしてしまう気持ちは痛いほどわかる。私だって、私だってそうだった。そして、これは残酷なことに……。
「……へぇ、何でも言ってくれるのぉ?♡」
そんな彼女の涙ながらの訴えも、翔太にとってはチンポの興奮を招くスパイスに過ぎないのだ。
「は、はいっ、なんでも、なんでもいいますっ」
「それじゃあ、とびっきり! とびっきりお下品なおねだりしてよ♪ 僕、いっつもきれいな奈々子お姉ちゃんのお下品チンポ媚びみたいなぁ♡」
「はいぃ♡ おちんぽっ、おちんぽください、お願いしますっ、お願いですぅん♡」
「えー、それだけぇ?」
「ぁ、ああ待って! わ、私のっ、私のお漏らし同然、チンポ欲しがりドスケベ未成年の性欲処理穴に、翔太くんのドスケベぶっといデカチンポ様を打ち込んでください♡」
「あは、いいねいいねぇ♡ ほら、もっともっと♡」
「お、お尻っ、ケツのサイズは92っ♡ も、もうすぐメートル超えの、でっかいプリケツっ♡ 翔太くんのおちんぽ様を、誘うためにッ♡ ココまでぶっとく育ったケツ! そのケツにおみ足をついて、どうか、心ゆくまで、おちんぽ様を私のマンコにハメてください♡」
「あははぁ、ほらほらぁ、もうひと押しぃ♡」
「せっ、宣誓ぇえーーーーっ♡♡♡ わ、私ぃいー、神薙奈々子はぁ! こ、これから先の人生! み、未来永劫! 翔太様の、チンポ様にとって、最良のザーメンコキ捨てっ、性処理ティッシュ女としてっ♡ 性欲増増♡♡♡ 淫猥濡れ濡れっ♡♡ チン尊マン卑の、お、お、おまんこシップにのっとりぃーー♡♡♡♡ 性処理セックスでぇ、翔太様のおちんぽ様に媚び続けることをぉー♡ ここにっ、ここにちかいますぅう♡♡♡♡ い、い、いつでもどこでもッ♡ 翔太くんのチンポ様のムラムラ事情を第一優先に動いて、めすあなまんこっ、クソ穴まんこっ、口マンコっ、鼻マンコっ、耳マンコ、脇マンコぉおお♡♡♡ 奈々子の体は余すところなく、翔太様のものですぅううううう♡♡♡♡ で、で、ですからおねがいします♡ おまんこっ、オマンコにチンポ様、ぶっこんでくださいいいいいいい♡♡♡」
「よーくできましたっ♡ えぃっ♡」
「お゛っほぉおおおおおおおおおおお♡♡♡♡♡♡」
「あはぁ、なんだぁ♡ 奈々子おねーちゃんもオホ声出るんじゃぁん♡」
「お゛ッッ♡ ちんぽっ、おぢんぽぎもぢぃ♡ ぁっ、お゛っほぉ、んぉお゛♡ ありがとうございますッ、ありがとうございますっ♡ おちんぽハメていただきありがとうございますぅううううう♡♡♡」
「ぁー、やばぁ♡ もう来る、来る来る、いくっ、いっくぅううううう♡♡♡♡」
「オお゛お゛ぉ゛お゛おッッ♡♡♡♡ お゛ッ、んぉお♡♡ ンお゛お゛おぉおおッっ♡♡♡♡ ンんォおッ♡♡ んんっぐ、ぎゅぅうう♡♡♡ あ゛ッ♡ あっ、あ゛っぎ♡♡♡♡ ぁあ゛、あ゛ぉ、あ゛ぁ♡♡♡♡ んあああああああああああああああああああ♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡」
念願のおチンポでの絶頂を勝ち取った彼女の顔は、以前の表情からは想像がつかないほど……乱れ切った雌の顔をしていた……♡
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「ふぅー……」
バスタオルで頭を拭きながら、リビングへと戻ってくる。外はすっかり夕暮れだった。結局一日ヤってしまっていた。園花達はもうすぐ帰ってくるだろうか。一歩踏み出すと、足から走った衝撃が重く鋭く、腰のあたりを刺した。
「……っ、いたたたたた……」
「大丈夫ですか? 穂香叔母様」
声とともに、ハッカのような薬品の匂いがした。ふと顔を上げると、冷たい顔をした神薙さんが、私に湿布を差し出していた。片手にはスポーツドリンクのペットボトルもある。
「ああ、悪いわね。神薙さん」
「奈々子で結構です。湿布、貼りますね」
彼女は私の手を取ってスポーツドリンクを握らせると、素早く後ろに回り、私の腰に湿布を貼っていた。ひやりと心地のいい冷たさが、腰の痛みを和らげる。彼女が湿布を貼り終えるまでの間、その動きを見ていると、彼女はまたまっすぐに視線を向けてきた。
「どうかされましたか、穂香叔母様。鳩が豆鉄砲を食ったような顔をして」
「い、いやそれはそうでしょう。だって神薙さん、さっきまで」
「奈々子です」
「……じゃあ、奈々子ちゃん。これはどういう風の吹き回しかしら?」
「私は勝負に負けた、ただそれだけのことです」
「勝負ってねぇ……それで言うなら、結局あなたの中で翔太はイっていたのよ? あなたの勝ちでいいんじゃないの?」
「……あんなものは、私は穂香叔母様のマネをしたにすぎません。私の全力の誘惑よりも、翔太君は穂香叔母様の獣のごとき発情を選んだ。完敗です……」
「褒められてるのかしら、これって……。ところで、翔太は?」
「疲れてしまったようで、寝ていますよ。大丈夫です、きちんときれいにして、お洋服も着せましたから」
「そう、ありがとう……ねえ、神薙さん。翔太とのことだけど」
「はい」
私は手渡されたスポーツドリンクを一口含み、一呼吸を置いた。
「あなたの言う通り、私がとやかく言うことじゃないし、そんな立場じゃないわ。でもね、その年で出産をしてしまうっていうのは、社会的に大変よ? まさか翔太を父親だなんて言えないじゃない。だから……」
「はい、ですから今後は、必ず避妊をしたうえで行います。穂香叔母様の言いつけはきちんと、守らせていただきます」
「そ、そう……それならまぁ」
嫌に聞き分けがいい。だがまあ、私の意見に納得してくれたのならいいことだ。ともかく彼女が避妊することさえ徹底してくれればいい。性行為自体には彼女も納得ずくなのだから。あとは何とか彼女の両親にばれないように気を付けてもらうだけだが……彼女は頭がいい。へまを踏むことはないだろう。
私はもう一度スポーツドリンクを口に運んだ。
「それに私、気が付いたんです!」
「……何を?」
……少しだけ嫌な予感がする。そしてそれは、この上なく当たっている気がする。彼女を横目で見ると、神薙さんは凛とした顔の中、二つの切れ長の目の中に、きらきらと星を輝かせて私の方を見つめてきていた。
「私、これから先の女ざかりは、どうせあと十年もないだろうと思っていました。そりゃあ、アラサー、アラフォー、アラフィフにはそれぞれの魅力がありますよ? でも、翔太君が大人になれば、彼の周りには女子中学生や女子高生、女子大生、うら若い女性がいっぱいやってくるじゃないですか。それまでに翔太君を骨抜きにしておかなければ、誰かに取られてしまうって、そう思っていたんです」
「そ、そう……」
「でも、穂香叔母様を見ていて考えが変わりました! 穂香叔母様のような美しさとエロスを手に入れられるのだとすれば、あと十年どころか、二十年、三十年先まで、私は翔太くんのおマンコ妻でいられるんですもの! それに、よく考えたら、翔太君と結婚したら、穂香叔母様は私の叔母様にもなるんですから、未来の叔母様に失礼な態度はとれません」
「……」
「ですから穂香叔母様! 私勝手ながら、叔母様のことを雌の大先輩として、これからいろんなことを学ばせていただきます! 不束な義姪ではございますが、ご指導ご鞭撻のほどを、よろしくお願いします!」
「……ははは、そ、そう……頑張って、頂戴ね……」
「はい!」
先ほど喉を潤したばかりだというのに、私の口からは乾いた笑いしか出てこなかった。