いじめっ子(シスコン)の場合 (Pixiv Fanbox)
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2022-11-13 15:21:27
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2023-05-31 13:25:16
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11年前、私の中学校では大きなイジメがあった。
被害者は無口で影の薄い女の子で、名前は…なんだったか。
下の名に愛という漢字が入っていた気がするが、思い出せない。
加害者は私を含めた四人組の女子生徒。
きっかけはそのグループ内の一人が、昼休みに面白がって彼女にちょっかいを出したのが始まりだった。
「ねぇ?いつも一人だけど、寂しくないの?ウチらと一緒に遊ぼうよ!」
「あ、えっと…あの」
「……うっわ!ガチでシャイじゃんwマジ可愛いw」
最初はただの軽いイタズラのつもりだった。
授業中に彼女に質問を促すようにさせたり、ジャージ袋の中に玩具の虫を仕込んだり、感情の薄い彼女の驚く顔が見たかっただけ。
しかし、イジメは日が経つごとにどんどんエスカレートしていった。
「ね、マジで普段何して生きてんの?お前」
絡み始めてから半年が経った頃、私達は彼女のことを『お前』と蔑称で呼ぶようになっていた。
「まーただんまり?ガチでさぁ…それが友達に対する態度ぉ?」
「どうせその胸で男誘惑したんだろ?このヤリマン」
「うわ…顔真っ赤じゃんwきっもw」
「いや~んwww」
「ひゃははははは!!!」
校舎裏に呼び出した彼女を囲むようにして、そのたわわな果実を揉みしだき、四方から罵声を浴びせた。
私は真っ正面から彼女の股に太股を押し付けて、グリグリと刺激を与え続ける。
二人は片側ずつ胸を、残りの一人は羽交い締めにして耳を、好き放題に彼女を弄んでいた。
「……あ……あの……もう、止めて……くだ……さい……」
「えぇ~?聞こえなーい♪」
「そうそう、もっとアタシ達みたいにはっきり喋らないと伝わんないぞ☆」
彼女は頬を紅潮させながら、涙目になって訴えかける。
私も顔には自信があるほうだが、はっきり言って彼女の方が美少女だと思う。
化粧っ気のない整った顔立ちに、中学生にしてFカップという巨乳、すらりと伸びた脚に、柔らかそうなヒップ。
おまけに性格も大人しいときている。
そんな彼女だから男子の人気は凄まじく、告白してくる奴も多かった。
イケメンで有名なサッカー部の先輩に、私の幼馴染でバスケ部のアイツ。
私の彼氏にしたいトップ3のうちの2位と3位さえも、いつの間にかコイツに惚れこんだ。
だがコイツは悉くそれらを断った。
ムカつく、何様のつもり?、ふざけんな。
嫉妬の感情が、思い出したかのように沸々と湧いてくる。
「ほら、今月も友達料頂戴よ。ねぇ?」
「…………」
「あれ~?お金持ってないのかなぁ?じゃあ体で払ってくれないとなぁ」
そう言うと私は取り巻きの彼女らを退かせて、コイツを草むらの上で転ばし、両足を持ち上げた。
いつもは肉体的な干渉は、胸を揉んだり股間を圧迫する程度に留めている。
しかし、今日の私はそれでは満足しなかった。
「ほら、AVみたいにアンアン喘いでみ?そしたら今月無しでいいからさぁ」
「…………ぁ」
「あぁ?なにぃw?よく聞こえなかったんだけどぉw!」
私は苛立ったまま、靴を履いた足で彼女の股間を思いっきり踏みつけた。
ぐりぐりと踵で押し潰すように、何度も、何度も、何度も。
手に抱えた脚がバタつくたびに、彼女の口から苦痛の声が漏れる。
それを聞いているだけで興奮する自分がいて、私は無意識のうちに舌なめずりをしていた。
「ほら鳴けw鳴けっつってんだよクソビッチw」
「ぅ゛……ぁ゛…あ゛…あ゛……」
与える振動を細かくし、ぐっと足を引っ張って体重をかける。
一番尖っているつま先でパンツ越しの大陰唇をゴリゴリと擦り、ねじ込むように力を加えた。
その瞬間、彼女は体を弓なりに反らせ、ビクビクッと痙攣する。
「はっ……マジで?ガチでビッチじゃん……気持ち悪……」
私はイキ果てて呆然としている彼女の制服に唾を吐きかけて、足を外す。
大の字に寝転ぶ黒髪の彼女。
靴裏の跡が残った白いパンツには、愛液の染みが広がっていた。
「うっわ!マジでイッたよこの子!」
「うっっっわ……引くわー……。あ、そうだ写真撮ってネットにばら撒こw」
取り巻きのうち一人が、当時持っているのが珍しかったスマホを構えて、パシャパシャと撮影を始める。
彼女は泣きながらピクピクと震えた腕で、顔を隠していた。
そんな彼女に、私は最後の仕上げに取り掛かる。
「ほら、股開きなよ変態女」
まず後ろに回り込んで座り込み、彼女の両足を開かせる。
そして後頭部を私の下腹部に置き、顔に張り付いていた手を外して、開かせた足の関節にこちらの足の関節を嵌めた。
所謂、マングリM字開脚。
私が知り得る中で最も屈辱的な体勢だ。
「えっろw」
「■■ちゃん…やばっwやることエグいってw」
友人に煽られながら私は本能が望むままに、彼女の秘部を隠していた布を横にズラし、直接そこに触れた。
「ふぅ…ふぅ…はぁ……はぁ……」
「コイツ息荒すぎでしょwどんだけ興奮してんだよw」
「レズなんじゃないw?」
指先にはヌルリと滑るような感触。
生まれて初めて触る同性のソレは、とても熱くて、柔らかくて、硬い部分もあった。
その突起部分を摘んでみると、彼女が甘い声を漏らした。
「んっ……」
「え、今の可愛い~♪」
「もっとやってあげなよw」
私は無言で彼女のクリトリスを刺激し続けた。
爪を立てて、カリッカリッと引っ掻いたり、親指と人差し指で挟んだり。
家でオナニーするとき自分がどうしてるかを思い出しながら、刺激を与え続ける。
彼女は最初は嫌がって逃げようとジタバタしていたけど、次第に抵抗は弱まり、オットセイのような鳴き声しか上げなくなった。
人形みたいに整った顔が自分の思うように歪むのを見て、私はゾクゾクとした快感を覚える。
だからつい夢中で責め立ててしまった。
「……あっ……あぅ……ん……」
「ねぇ……もしかして感じてるの?学校でこんなことされてるのに、喜んでるわけ?」
「……ち、違……ぅ……」
「違うならなにこのベトベト」
そう言って、私は自分の手を彼女に見せつける。
指先にはねっとりと重みのある液体が、崩れた蜘蛛の巣のように糸を引いていた。
彼女は顔を真っ赤にして目を逸らす。
「なんとかいえよこの淫乱wお前みたいな奴が学校にいるとか最悪なんだけどw」
「■■ちゃん、コイツどうする?もっかいイカす?」
「あぁ~いいかも!じゃあアタシまた胸…」
取り巻きの三人がしゃがんできた瞬間、私はコイツのもっこりとした割れ目を思いっきり叩いた。
パァンッ!と肉を打った大きな音が響き渡ると同時に、驚いた取り巻きが飛び退く。
「ちょ、ちょっと!?何してるのさ!!」
「いや、なんかスカしてる感じがムカついた。ほら、もっかいいくよ?」
そう言うと、私は再び平手を振り下ろす。
バチンッ!と痛々しい音が鳴る度に、彼女は体を震わせてしゃがれた声で呻いた。
何度も叩き続けるうちに、やがて彼女の割れ目はほつれていき、大陰唇の間からサーモンピンクの小さな粘膜が見えてくるようになる。
そのヒクつきがまた厭らしくて、まるでもっと叩いてくれと言わんばかりに見えた。
「ねぇ、流石にヤバイって」
この状況の異常性に気づいたのか、取り巻きの一人が私の腕を掴もうとする。
しかしそれを他の面白がっている二人が制し、私は構わずに手を動かし続けた。
彼女はずっと拘束されたままの足を力ませていたけど、帰宅部がバレー部の筋肉質な足に敵うはずなんてない。
だからコイツのぷりっぷりのオマンコは、M字開脚のまま取り巻き達に見られながら、エッチな汁を垂れ流すだけのオブジェになっていた。
「あっ……あぁっ……ああぁぁあ……!」
「ほらこれでイケ!雑魚!マゾ豚!」
終盤になると私は叩くのを止めて、オマンコの表面を手のひらで削るように擦った。
手首のスナップを利かせて、マン肉もクリも全部巻き込みながら、一気に刺激を与える。
「ひぎぃっ……!?」
折りたたまれた彼女の身体が、今までで一番大きく揺れる。
でも私に押さえつけられていて、満足に快感を逃すことが出来ないようだ。
いい、この感じ、支配してるって感じがする。
「あ、あ……やめ……いや……あっ……あっ……」
「ほらイケよ!!イけっっ!!!」
「い、いぐっ……イギゥウウッ……!!!」
成すすべなく私の集中砲火をオマンコで浴びた彼女の体は、ビクンと跳ね上がってエクスタシーに達した。
プシャっ!と派手な潮も吹き出し、前にいた取り巻きの足やスカートにかかる。
彼女達はそれを避けようと、笑いながら後ろに下がった。
「うわマジでイッたよコイツwきもすぎでしょwww」
「きったなw…これクリーニング代請求したいんですけどー!」
手を叩いて歓声を上げる二人を無視して、私は下にある彼女の顔を見た。
虚ろな目からは涙が流れ、口元はだらしなく開いている。
体は死んだ昆虫みたいに痙攣していて、絶頂が続いているのか股間からは潮が曲線を描いて止まない。
「ふー…ふー…ああ、きったな」
私は指に付着した粘液をコイツのスカートで拭い取ると、そのまま立ち上がった。
呆れた演技をしているが、内心はかつてない征服感に満たされている。
取り巻き達がいなかったらきっとトイレかどこかに連れ込んで、もっと滅茶苦茶にしてやっただろう。
「ねぇねぇ、これからどうする?この後四人でどっか行く?」
「あ、それあり~♪」
「じゃあとりまいつものゲーセンで、その後カラオケいこー♪」
取り巻き三人と私は、倒れている彼女をまるで存在しないかのように無視して歩き出す。
でも少し気になって後ろを見ると、彼女は未だにM字に股を開いたまま、時折思い出したように体を震わせていた。
「…………」
「ねぇ早くいこうってば~」
「え、あ、うん……」
私は自分の鞄を持って三人についていく。
今思えば、本当に彼女達があの場にいてくれてよかった。
だってあの時の私のショーツの中は、アイツに負けず劣らず濡れていたんだから。
※※※※※※
いじめられっ子の彼女が転校したのは、強姦事件から僅か二週間後のこと。
きっかけはアイツの教科書が一冊無くなったことが親にバレ、そこからイジメの発覚に繋がったことだった。
イジメの発覚からすぐに学校とPTAと保護者を巻き込んでの騒ぎになり、私も当初はヤバイと思った。
しかし運はこちらに味方した。
なぜならアイツの父親が私の父と同じ会社で働いており、しかも部下と上司の関係だったのだ。
父は社内では上層部と繋がりがあり、そのコネを使ってアイツの父親を脅迫。
母親の方は家にまで直談判しに来たが、こっちの母が対応して追い返した。
そうしてアイツの一家は別の街へ引っ越すことが決まり、二週間に及ぶ騒動の末、私はようやく平和を手に入れた。
「姉さん大学進学おめでとう!」
「…ん?あ、ありがとう」
時は流れ、高校3年の春。
私は大好きな姉に祝いの言葉をかけ、手に持っていた小包を手渡す。
彼女は県外の大学への進学が決まったため、今はアパートを借りて一人暮らしをする準備をしていた。
「開けてみてよ」
「えっと……これは?」
「いいからさ、ほら!」
私は半ば強引に中身を開けさせると、中には姉が欲しがっていたブランドの時計が入っていた。
それは私のバイト4ヶ月分の給料に今年のお年玉をつぎ込んでようやく買える品物で、正直ちょっと痛かったけど姉さんが喜んでくれるなら安いものだ。
「あ……こ、こんな高いもの受け取れない!」
「いいのいいの!ほら私からの入学祝いだと思って受け取ってよ」
「で、でも」
「ね?」
私が念押しすると姉はしぶしぶといった様子で受け取り、それを両手で大事に抱え込んだ。
イケメン系女子のほっこりとした笑顔が可愛い。
姉さんマジ天使。
「……じゃあ、遠慮なく貰うよ。大切に使う」
「うん♪」
「それで、実はこっちもプレゼントがあるんだけど……」
「え、本当!?」
姉さんは後ろの荷造りされたダンボールの中から、長方形型の小箱を一つ取り出した。
そしてそれを私に手渡すと、『開けてみて』と言う。
「えー何々?」
ワクワクしながら包装紙を破り捨てると、中には手作り感満載のスマホケースが入っていた。
それもただのカバーではなく、私と姉さんが昔一緒に遊んでいたゲームのキャラがプリントされている。
さらにキャラの絵柄は姉さんの手書きで、私達らしきキャラも一緒に描かれていた。
「わぁ~!懐かしいなこれ!!ポッチャ○じゃん!」
「うん、ホントは去年の誕生日に渡そうと思ってたんだ。でも受験で作る時間が無くて…ね」
「ううん、凄く嬉しい。にしても相変わらず絵上手いよね」
「そんなことないって……ふへへ…」
陰気臭そうに笑う姉に肘でど突かれながら、私は早速自分のスマホに付けようとする。
でも、
「ちょ…これ前のアイフォンのサイズじゃんw」
「ぶ…!うっそホントに!?」
スマホケースを間に挟んで、外にまで聞こえるような大きな声で笑い合う。
そういえば此間機種変更したばっかだったな。
保存用になっちゃうけど別にいいか、だってこんな素敵なものに傷が付いたら勿体ないし。
私は改めてそのスマホケースを見つめて、姉さんに礼を言う。
「ありがとう姉さん。使えないけど…一生大事にするね」
あの日の姉さんは本当に楽しそうに笑ってくれた。
でもちょっぴり恥ずかしかったのか頬を赤らめて、中々目を合わせようとしなかった。
※※※※※※
「ん…♡ふーっ♡姉さん…姉さん」
姉さんが家を出て半年後、私は姉さんの名前を呼びながらオナニーをするのが癖になっていた。
右手で割れ目をいじり、左手で胸を揉み、耳にはヘッドフォンを付けて姉さん似の女性声優の声を流し込む。
この半年間ずっと、姉さんとの思い出に浸りながら一人で慰めてきた。
「あぁ……姉さん……そこ…あ♡…姉さん……好き……好きぃ……♡」
姉さんのことを考えれば考えるほど愛おしさが溢れ、自然と手の動きが速くなっていく。
女優の声に導かれるがままに仰向けから打つむせへと移り、へこへことベッドに腰を擦りつける。
『あ、あ、あ…♡いい声で鳴くね■■。そんなに後ろから突かれるの好きなんだ♡』
「あぅ……あ♡姉さん…もっと突いて♡…妹マンコ…ペニパンでぐちゃぐちゃにしてぇ♡」
私は妄想の中でペニスバンドを履いた姉さんに寝バックで犯され、耳元で囁かれた言葉一つ一つに反応して身体を震わせる。
シーツには既に染みが出来ており、乳首はビンビンに立ち上がって自己主張していた。
「あっ……イクッ……姉さん!もうイッちゃう!」
『いいよ……イって♡私の雌チンポでイクとこ見せて♡』
「あ!ああ!!イグゥ!!!」
私は絶頂を迎えると同時に、股から透明な液体を吹き出す。
まるで漏らしてしまったような感覚に襲われながらも、指を止めることはない。
むしろここからが、この音声の本番なのだ。
『ほら……みてぇ♡私の雌マンコ…君が厭らしいせいでこんなにドロドロのグチョグチョだよぉ?どう責任取ってくれるのかな?』
「ごめんなさい……姉さん…こんなエッチな妹でごめんなさい♡」
『ふふっ♡いい子だね…。さ…足上げて♡このままマンコ同士…キスしようか♡』
「うん……する……したいよ姉さん……」
私は姉の言う通り足をM字に開き、そして片手で割れ目をパックリと開く。
利き手である右手には、ローションを塗りたくったオナホールが握られていた。
『あ、…くっついちゃう…愛液まみれのトロットロおまんこ…女同士のガチ雌交尾始まっちゃう♡3・2・1……ゼロ♡』
「ふやぁっ♡!!?」
ちゅぽんっ♡と水面に水滴が落ちる様な音と共に、ふわっふわなオナホが私のオマンコに絡みつく。
ローションのひんやりとした感触と、私の熱々の愛液が混ざり合い、私を一気に高みへと押し上げる。
「あぁ!気持ち良い!姉さんのオマンコ凄く熱い!あ!あ!あ!また出ちゃう!潮吹いちゃう!」
絶頂を迎えた私は、先程よりも多くの透明なお汁をオナホールに注ぎ込んだ。
ジュボボボボボボ!!っと凄まじい水音がヘッドフォン越しでも聞こえてくる。
私は右手で柔らかなオナホが潰れてしまうくらい握りしめ、一ミリリットルだって溢さないよう必死にマンコ同士を密着させた。
『あ~あ……こんなにオマンコ汁出しちゃって…私のこと孕ませたいの?…まぁ…いいけどね。君のやつならいつでも受け止めてあげる♡』
「あ……姉さん……姉さん……♡」
その日は家族が帰ってくる夕方まで、何度も何度も姉さんの名前を呼びながら、オナホールを使って欲望を解き放った。
その一年後にはオナホールはシリコン製のオナホ台へと変わり、大学を卒業するころには5万円もするラブドールを買うまでになった。
でもどんなにお金をつぎ込んで姉さんそっくりにしても、本物の温もりを感じることは出来なかった。
それが当然なのに。
※※※※※※
「初めまして、陽葵さんの恋人の北村凜々愛です。よろしくお願いします」
「……え?」
姉さんが大学進学のために家を出てから6年後、彼女が我が家にやって来た。
訪問理由は恋人である彼女を姉が紹介したいからというもの。
最初は姉がバイセクシャルだったことに対して驚いたが、今の問題はそこじゃない。
「あ、あの……妹さん…ですよね?」
「ん?…なんですか?」
「どこかで…会ったことありませんか?」
彼女は私の前に立ち、顔を近付けてまじまじと見てきた。
その瞳はまるで私の中にいる誰かを見ているようで、彼女の吐息が顔にかかるほど距離が近い。
「(この子…やっぱりすごい美人…あの時からずっと)」
約11年ぶりに会った彼女を見て、私は嫉妬せず素直にそう思った。
丸っこい黒髪ショートヘアがタレ目な童顔によく似合っており、肌も白く、胸の膨らみも私や姉さんよりあるように見える。
身長は私と同じくらいで160cm後半くらいだろうか?お互いに中学生の頃に比べて随分と伸びて、肉付きも立派になった。
「あの……?」
「あ、ごめんなさい。えっと……」
私は思わぬ再開にタジタジなってしまい、ふと気になって父の方を見る。
彼も彼女が何者か気づいた様子で、口を半開きにして絶句していた。
「陽葵さんのお父さん……?どうかしましたか?」
「あ、いやその……申し訳ない…コホン。初めまして。美悠の父の小右衛門藤三郎です」
「母の美里です。いつも娘がお世話になっております」
「いえこちらこそ。陽葵さんにはいつもお世話になってます」
彼女は姉の横に立ったまま、家族に何度も深々と頭を下げた。
もう一度私の方を向くと、ニコッと微笑む。
「これからよろしくお願いしますね。小右衛門若菜さん」
※※※※※※
北村凜々愛と姉さんはそれ以降、休日になると必ず泊まりに来るようになった。
しかしやる事といっても食事と買い物程度であり、残りの時間はお茶やテレビを見たりして過ごすだけ。
凜々愛はすぐに父や母と仲良くなり、特に母は彼女と料理をして交流を深めている。
だが、私は一か月が経った今でも彼女との距離感を掴めずにいた。
「あの若菜ちゃん。今度の土曜の夜、逆にウチに遊びに来ませんか?」
「ウチって…姉さんと二人暮らししてるマンションのこと…?」
家族総出でデパートに買い物に行ったある日、凜々愛は私にそう提案してきた。
私達二人は姉さん達とは別行動を取り、今は新しい冬服を吟味している最中だ。
「うん。偶には女子会的な感じで三人で飲みたいなーって思って」
「あーいいかもね。じゃあ予定空けとくね」
「うん!ありがと!」
凜々愛は嬉しそうに笑顔を浮かべると、早速選んだ洋服についての良し悪しを聞いてくる。
その様子はまるで11年前とは別人で、私達の間にイジメなんて最初から無かったんじゃないかと思ってしまう程。
そういえば、彼女は姉とセックスをしたのだろうか。
私がラブドールを使って自分を慰めている最中に、彼女は本物を味わっていたのだろうか。
「えっと……どうしたんですか?」
「あ、いやなんでもない!それよりこれとか良くない?可愛いと思うんだけど……」
私は慌てて誤魔化すと、手に取ったニットワンピースを凜々愛に見せた。
彼女はおっ?と声を上げて目を輝かせる。
でも一瞬冷えた目つきになったのを私は決して見逃さなかった。
※※※※※※
土曜日の夜。
私は約束通り凜々愛と姉さんが住んでいるマンションまで、車で来ていた。
手には唐揚げや枝豆など、お酒の肴になりそうな物を入れたスーパーの袋を持っている。
指定されていたマンションの一室のチャイムを押すと、凜々愛が出迎えてくれた。
「こんばんは!いらっしゃい若菜さん」
「こんばんは。今日は誘ってくれてありがとうね」
「ううん。こっちこそ来てもらってごめんね?」
「別に大丈夫だよ。姉さんにも会いたかったし」
「それなんだけど…」
彼女は少し言い辛そうに苦笑いすると、リビングの方へ歩き出した。
私はその後ろをついて行きながら首を傾げる。
「陽葵さん、今日いきなり仕事入っちゃったらしくて、私も手伝おうとしたんだけど…いいって言われちゃった」
「そっかぁ……忙しいんだね」
私は肩を落としつつも、凜々愛に諭されるようにイスに座らされた。
そしてテーブルにビニールを置くと、彼女はキッチンに向かい冷蔵庫から缶ビールを取り出してきた。
「じゃ、二人だけだけど、取り敢えず乾杯しようか」
「そうだね。…って何に対して乾杯すんのw?」
向かい合って座り、私はプシュッと音を立ててプルタブを開ける。
彼女も同じように開けると私の方を見てニコッと笑みを見せた。
「それは勿論、貴女の姉さんが私の物になった記念に」
カンッと小気味良い音が響き、二つの缶ビールがぶつかり合う。
でも私はえっ?と呆気に取られ、思わず彼女の顔を見つめてしまう。
「あの……え…どういう意味?」
「そのまんま意味。陽葵さん…いや陽葵はもう私の物。だから最後に会わせてあげたかったんだけどなぁ」
残念…と言ってビールを一口飲む彼女に、私は何も言えなかった。
しかしその代わりにテーブルを両手で叩きつけ、立ち上がって彼女を睨む。
「…」
「なに?なんか文句あるの?ねぇ?」
彼女は立ち上がった私に怯えることなく、顎に肘をついて挑発的に見上げてくる。
11年前はこんな風に見つめ合うことなんてなかった。
いつも俯いて、泣き虫だった彼女が今ではこうやって私を下から見て二ヤついてる。
その笑みがトリガーとなったのか、今まで隠してきた彼女に対する嫉妬の感情が、溶岩の如く湧き上がってきた。
「姉さんは…モノなんかじゃない」
「モノだよ。私のね」
そう言って彼女は机の裏に忍ばせていた何枚かの写真を取り出す。
そこには凜々愛に犯された後だろうか、虚ろな瞳をした姉さんの姿が写っていた。
どの写真も全裸で、うち一枚は性器のアップが映っている。
「これが証拠。陽葵はね、いつも夜になると私に腰振って、このおっきなおっぱい吸って、最後は中に出してって言うんだよ」
「嘘つかないで。姉さんはそんなこと絶対に言わない」
「言うよ。なんならそれも聞かせてあげよっか?」
今度はポケットに隠していたスマホを手にとって、画面を操作し始める。
が、直後に私は彼女の手をはたいて、そのスマホを遠くに飛ばした。
でも既に再生ボタンは押されていたようで、スピーカーから姉さんの喘ぎ声が聞こえてくる。
『あん♡あっ♡ふぁっ♡凜々愛♡中、欲しいのぉ!イキ潮いっぱい出してぇ!』
「っ!!!」
私は反射的にそれを止めに行こうとしたが、その前に背後を取られて手首を掴まれる。
彼女は蛇のように足も絡めてきて、私を拘束してきた。
「消せっ!今すぐこれ消せっ!!!」
「嫌だね。これは陽葵が私のモノになった証なんだから」
私が怒鳴って暴れても、彼女は余裕そうな表情を浮かべたまま、むしろさらに強く抱きしめてきた。
胸が背中で弾かれ、首筋を舐められると同時に、耳元に吐息がかかる。
「すんすん、ああ、懐かしい匂い。陽葵が2年前に使ってた香水と同じ匂……」
その時、私は横を向いて彼女の唇を奪った。
舌を差し込んで絡ませ、中で唾液を交換し合いながら、溶かすように口内を犯していく。
彼女は最初驚いた様子だったが、すぐに受け入れて逆に積極的に求めてきた。
ケダモノのような唇の奪い合いが続き、私達は自然と興奮してきて身体を抱き寄せる。
やがてどちらからともなく顔を離すと、どちらともわからないくらい混ざり合った唾を飲み込んだ。
「ぷはっ……。へぇ…躊躇ないんだね?もしかして私のこと犯してから…そういうこと…結構してた?」
「…はぁ…はぁ…さあ?…どうかな」
私は彼女の手から離れて正面に立つ。
さっきまで流れていた姉さんの嬌声はいつの間にか消えていて、代わりに外で車が走る音だけが響いていた。
「まぁいいや。やる気にさせる手間が省けた」
彼女はそう言って飲みかけのビールを手に取り一気飲みすると、缶を投げ捨てて何も言わずに部屋を出た。
私も手つかずの缶ビールを一息で流し込むと、その後を追って廊下に立つ。
そしてドアが開いていた部屋に足を進めた。
※※※※※※
レズバトルをするのは、これで三回目だ。
一度目は高校生のときに『美味しそう』という訳の分からない理由を吹っ掛けられて。
二度目も高校生のときに私が強いらしいということを知って、無理やり。
結果は私の圧勝で、あの時はアイツもあの子も悔し泣きしてたっけか。
でも今回は三つの要素が違う。
何が違うのかと言うと、一つ目は私は今日初めてレズバトルを吹っ掛けた側だということ。
二つ目はコイツから姉さんを守るという、争う目的がハッキリしているということ。
さらに三つ目は、負けたらもうそれで終わりだということだ。
「へぇ…♡潰しがいのある体になったね…若葉ちゃん」
温かな蛍光灯の光に包まれたベッドルームで、私は全裸の彼女と対峙する。
互いに視線をつま先から頭の天辺まで絡み合わせ、これから行われる戦いへの緊張感を高めていった。
「そっちこそ。相変わらずエロい身体」
私は鼻を鳴らして挑発するように言う。
丸みのあるボブショートや肌のきめ細かさは昔から変わってないが、その豊満な胸は昔よりさらに大きくなっていた。
それに腰回りも引き締まっていて、何かスポーツをしているのだろうか。
そんなことを考えていると、彼女はニヤリとした笑みを浮かべる。
「ねぇ、覚えてる?君が初めて私を犯したときのこと」
「……」
忘れてなどいない。
あの時のことは、あの手に触れた粘膜の熱さは今でも鮮明に思い出せる。
「確かあれは、中学2年生の夏だったよね?いつもみたいに校舎裏に呼び出して、セクハラまがいなことして、電気按摩して、最後はレイプ」
彼女はよいしょっと言ってベッドに上がると、足を伸ばして股を開いた。
「…ね、だからまずは按摩で勝負しようよ。お互いにマンコ踏んづけ合ってさ」
「…乗った。どうせなら先にイカせた方が次の勝負決めんのはどう?」
私が提案すると、彼女はクスっと笑って「良いね」と答えた。
そして私達はベッドの中心で向かい合い、そのまま利き足を入れ違いで相手の股間に差し込んだ。
ぐぅっと膝の関節を180度に近づけて、余った左足の足首を掴んで固定する。
「ふーっ、速攻で終わらせてあげる」
「それはこっちのセリフ。ほら、行くよ?」
私は凜々愛の声に呼応するように、勢いよく足を前後に動かした。
最初は小刻みに、徐々に速度を上げて。
「「ん、く……ッ!ああっ!!」」
足裏から伝えられる振動が、私達の乾いた割れ目を柔らかくほぐしていく。
彼女の熱々の粘膜が足の皮膚にべっとりとくっつき、私も彼女の足の裏に秘部を虐められて、快感がじわじわと込み上げてきた。
「は、ははっ、君のここ、すっごい濡れてんじゃん!」
「う、うるさい……ッ!!あんただって……同じ……!!」
私は彼女の顔を見上げる。
そこには快楽によって赤く染まった頬と、歯を食い縛っている表情があった。
普段のぼんやりとした雰囲気からは想像できないほど、肉食的で、本能的な彼女の姿。
私はそれがとても美しく見えてしまい、同時に彼女のことがより恐ろしく見えた。
そうだ、この女が姉さんを私から奪ったんだ。
「んっ!くぅ…!はぁ…ひぃ!ああぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
「ひぁ!?くひっ!はぁぁぁぁぁぁ!!!!」
足を動かせば動かすほど、私の足の裏が彼女の性器を犯していく。
膣穴からは愛液がドロッドロ溢れていて、それを中に戻すように踏みつけると、足の指に当たっている彼女のクリがより硬くなっていくのを感じた。
またその逆も然り。
彼女の柔らかな足の肉が、私の陰核を勃たせようと次から次へと振動を送ってくる。
中に収納されている小陰唇だって執拗に踏み均され、ヒダヒダを浮き彫りにされ、敏感な神経を剥き出しにされた。
「あっ!?ぎぃ!ふぁっ、ぐっ!!!」
「んあぁっ!はぁっ、あうっ!!」
私はもう既に限界だった。
気を抜けばオーガズムの穴に転げ落ちてしまいそうなほどに。
でも、彼女にはまだ余裕があるように見える。
「はぁ、はぁ……ちょっと、休憩させてあげようか?若葉ちゃん♡」
そう言いつつ私の左足を持ち直し、足の動きを加速させる。
まだ激しくなるの!?っと私は青ざめたが、なんとかそれに食いつこうと右足の振動を細かく刻んだ。
でもそんな付け焼き刃じゃダメ。
差はゆっくりと、確実に広がっていく。
「ほーら、すごい音だね。ぐちょぐちょぐちょって全部若葉ちゃんのだよ?」
「ぁあ!?ひぅ!はぁ!……この、調子に乗るな!」
強がっても、喘ぎ声は決して誤魔化せない。
絶頂の予感を感じながら、それでも諦めずに足を動かす。
しかし彼女のそれは私を置いてけぼりにして、さらに速さを増していく。
やがて私の足は完全に止まり、彼女はそれに合わせてスピードを落とした。
「はぁ、はぁ、ほら、動かさないなら…こうしちゃうよ?」
「いや、だ……ッ!!!私、まだ……ッ!!?」
凜々愛は私の動きが停止するや否か、右足も掴んで私の股を開かせようとする。
私は内股になってそれを阻止しようとしたけど、既に彼女の足が股にセットされた状態。
肉食動物に見つめられた獲物には、もうどうすることも出来なかった。
「あ…だめっ!!!?」
両足を思いっきり開かれて、私の秘部が10分ぶりに外気に晒される。
そして彼女は、愛液塗れでズタボロなそこを踏みつけた。
ぐにゅりと、マンコの肉が横に広がるくらい綿密に圧迫されて、お腹の奥まで響くような高速按摩を叩きつけられる。
「はっ、はっ、ほら、イケよ!イっちゃいなよ!ふっ、ふふふ……♡」
「あ゛っはぁっ!?いや、やだ!?いっ―――~~~ッ!!!」
闘いから一変して一方的な蹂躙。
彼女は余力を見せつけるように嘲笑い、緩急つけての按摩を繰り返してくる。
私も必死に抵抗しようと足を暴れさせたけど、彼女の足はビクともしないどころか、さらに粘膜の深いところに押し込まれてしまった。
「あ゛ーっ!!いやッ、いやぁぁあぁああああッ!!!」
身体中の血液が下腹部に集中して、一気に弾け飛ぶ。
視界が真っ白になり、尿穴が裏返ってしまいそうなくらい派手な絶頂を迎える。
それから少しして、ようやく彼女の足が糸を引きながら私の割れ目から離れた。
「はぁ、はぁ……あ゛ッ!!??」
私の身体はオーガズムの痙攣にあっけなく支配され、仰向けになって倒れる。
しかし彼女は休む暇など与えず、今度は私の右足を抱えた。
何をするの、そんな気持ちで顔を下に向けた途端、秘部に柔らかな肉の塊が粘っこい音を立ててぶつかった。
「はーっ、はぁ……、私の勝ちだから、次はこれで勝負ってことでいいよね……♡」
「ちょっ、まっ、待ってッ!!せめて、休ませ……ッ!!!」
ずりゅっ♡と一息で彼女の卑猥貝が、私の割れ目に食い込む。
メリメリ…と濡れに濡れた女の秘所同士が密着し合い、絶頂直後の煮えたぎった粘膜が擦れ合う。
「はっ、あっ、ああぁぁぁ!!」
凜々愛の腰が艶めかしく揺れると、彼女のぐずぐず肉ヒダ小陰唇が私の小陰唇の裏側を走り抜け、そのままクリトリスまでねっとりと巻き込まれる。
それに加えて、駄目押しと言わんばかりに彼女のデッカイ淫豆が私のクリを粘膜の海に沈めてくる。
グリグリ…グリグリ…って、まるで挿入しているかのように腰を回されて、勘違い痙攣を起こした子宮が酷く疼いた。
「くぅうっ!!ひぃ、はぁ、はぁぁ!!」
敏感な神経を、直接火炙りされているような刺激。
私の人生の中で一番強い快感の波が何度も押し寄せてきて、呼吸すらままならない。
ベッドに爪を立ててやっとの思いで腰を引き離しても、彼女がすぐに追いついてくる。
そうして逃げれば逃げるほど、蜜貝同士の密着はより深くなり、彼女の陰唇はより充血して膨らみ、熱を帯びて私の性器を柔らかく砕いていく。
「んふふ……♡ねぇ、この程度で私から姉さんのこと…取り返せると思ってるの?こんなんじゃ全然相手になんないよ?」
そう言いながら彼女は片足を抱えるのを止めて、両足を持ち上げて股を開かせる。
まるで赤ちゃんのおしめを変える時のような恥ずかしい格好だった。
彼女は息絶え絶えな私の耳元に口を寄せて、囁きかける。
「私さぁ…別に復讐がしたいわけじゃないんだ。君達のせいで父さんはいなくなって、母さんはノイローゼになったけど…今の私にはどうだっていいの」
「…ヒ!?」
ぐぅっと、彼女の肉壺と乳房が、私の肉壺と乳房にのしかかる。
肉壺はさっきの斜めから切り込むような感じじゃなくて、真っ正面から押し潰すように。
乳房は私の自慢の膨らみを均すように、またその大きさを誇示するように、ぬぎゅっと押し付けられた。
「私はね、陽葵がいればそれだけでいいんだよ。会社も家族も、後はもう全部飾り。だから―――」
そして彼女は、今までで一番高いところから、パンっと腰を打ち付けた。
「―――ッ!!!!」
目を見開いて声にならない悲鳴を上げる。
頭の中では押し込められた快楽物質が渋滞を起こしていて、膣内はドロドロのグチャグチャ。
なのにそんな状態の私を突き落とすような、強烈な一撃。
「――だから、もらうね。君の姉さん」
ぐりゅっ♡と彼女の女核が前にズレて、私の女核の裏筋に突き刺さる。
痛いくらいの衝撃に視界が明滅する中、私は彼女の顔を見た。
火照って、吐息駄々洩れで、私のこと犯す気満々の雌の顔。
でもそこには、あの頃のいじめっ子の面影があった気がした。
※※※※※※
思えば、毎晩妄想オナニーをしていただけの私と、毎晩セックスしていた彼女とでは最初から格が違っていた。
腰の振り方も、刺激の与え方も、後々覚えれば覚えるほど彼女のテクニックがどれだけ熟したものだったのかが分かってくる。
「はぁ…はぁ…♡…足よこせ」
「ぐ…この…なに…を」
姉さんと凜々愛が正式に婚約してから7年後、私は一児の子を持つ母として、せわしない日々を送っていた。
旦那は中学の同窓会で久しぶりに会った幼馴染のアイツ。
一緒になったきっかけは、酒の勢いに任せて昔から好きでしたって言われて、そのままゴールインしたって感じ。
私自身、この生活に不自由を感じたことはない。
アイツはちょっと不真面目だけど優しくて、娘は我儘なところがあるけど可愛くて仕方ない。
結婚して5年が経った今でも仲のいい美男美女の家族として、ご近所でも評判だ。
でも私はあの日のことを、姉さんが倒れた私を跨いでいったあの日を忘れたことは、一度だってない。
「電気按摩。私、これ好きなんだよね。竹内さん」
「あっああっあっあっ!!?や、ああ゛!??」
幼稚園で知り合った同い年のママ友の一人、竹内さん。
私と彼女の子供は仲が悪く、必然的に親同士も仲が悪い。
だからこうして、いい機会だから平日の午前中を使って、身体で分からせている。
因みに彼女はママ友の中では、八人目の犠牲者だ。
「っひ!いあっ!?イっぎゅぅぅっっ!!!??」
ブシャァァアアア!!っと私の足裏に生温かな液体が叩きつけれ、彼女の身体が絶頂痙攣で魚のように派手にのたうち回る。
白目を剥いて気絶した彼女を手放すと、私は汗だくになった体をぐっと伸ばし、短い髪を掻き上げた。
「はぁ…こんなんじゃダメ。もっと強い女じゃないと…相手にならない」
凜々愛に食われた日から私は女として、強くなった。
胸も太腿も20代の頃より磨きがかかって、異性からすれば注目の的、同性からすれば純粋な鈍器と凶器。
この爆乳で窒息させた女は数知れず、この蜜壺で咥えた雌も数知れず。
でも、凜々愛にはこんなんじゃ勝てない。
「待っててね…姉さん」
シャワーを浴びて服を着て、お守り代わりに棚に置いておいたスマホケースを手に取る。
いつか必ず、あのヤンデレ女から解放してあげる。
そしたら、アイツと日向と、姉さんの四人で一緒に暮らそうね?
「―――え。あれ?おかしいな…」
その時、不意に私の頭に頭痛が走る。
今の生活に不満はない。
なのにどうして、姉さんが必要なんだろう?
「…………」
私は無言のままスマホケースをバッグにしまい、ホテルを後にした。
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ご支援ありがとうございます!
次回の更新は11月下旬で、タイトルは『胡桃の乳相撲大会感想文』です。
内容はエロいというか、なんというか…。
今までにない、笑って読める闘乳小説って感じですかね。
そこは見てのお楽しみってやつです。