Home Artists Posts Import Register

Content

 支援者様向けアンケートによる作品です。アンケート抽出の結果、以下のような結果となりました。


・ランダムで選択された回答

===========

皮モノで主人公の男性は人を皮化できる道具を入手します。

(薬でも、写した人物の皮が作られるカメラでも、何でもいいです。)

初めて女性の皮を着て以来女性の身体が気に入り、何度も自分の意志で女性の皮を着て楽しんでいたが、何らかのトラブルで脱げなくなります。

(本来この皮は着脱が自由です。脱げなくなる理由も制限時間の経過や、チャックの破損、使用回数が多くなったことによる劣化等、何でもいいと思います)

この皮は記憶も読み取れるので、その女性に成りすまして楽しんでいましたが、脱げなくなってからはその女性としての行動しかできなくなります。

しかし、元の自分の人格は保持したままなので、自分の意志ととは異なり、勝手に体がとる行動との違いに戸惑います。

女性の皮の中に閉じ込められ、助けを求めようとしても、『自分はその女性です』としか言えず、意に反してその女性としての生活をするしかありません。

中身の男性は男性との性行為は嫌なので、着脱が自由な時はオナニーかレズの行為をしてきました。

しかし、皮が脱げなくなってからは、意に反して男性と付き合い、処女を捧げることになります。

その後、主人公は女性としての人生を受け入れるか、一生受け入れられずに女性の皮に閉じ込められたと感じたまま生きていくのかは展開次第です。

マルチエンドでも嬉しいですね。


================


 シチュが細かく、他にかぶるようなものもなかったので概ねそのままです。


 書いてて難しかったのが『最初は好き勝手やるけど最終的には自業自得とか罠等によりひとつに固定されてしまう』展開において、好き勝手パートと固定後パートどちらに軸足をおけばいいのか、という点です。

 物語の一連の流れとはいえ、特にストーリー重視でないえっち作品では、それぞれ能動と受動でくっきり別の話になってしまう関係上、好みは分かれるかと考えいます。好き勝手パートがただの前フリになるか、あるいは固定後パートがエピローグになるか、人によって異なるだろうということです。

 今回は隙間のシーンを圧縮し短めにまとめることでギャップを埋める、という方法をとってみました。もっとうまいやり方はあるのでしょうが、ちょっとここは単純に実力不足です。すみません。


 ちなみに『奇妙なアルバム』でも似たような問題が顕在化しました。『アルバムを使って他人に乗り移って遊んでいく』という話で、投稿初期は一人に固定されるオチだったのですが、『固定されなければよかった』というご意見をけっこう頂き、確かにそうだと思って改稿した経緯があり、今回の検討につながっています。


 それでは、以下本編です。


======================================


 俺は不思議なナイフを持っている。他人を斬りつけると"皮"とでも言うべき状態に変貌させ、全身タイツのように着ることでその人間に成りすませるという代物だ。

 怪しげなネットショップでそれを手に入れた俺は、どんなゲームや映画なんかよりも楽しい、他者の成り代わりというアトラクションで遊ぶようになった。


 夜、閑静な住宅街の合間にて。獲物を探して道路を進んでいると、足元で何かをこつんと蹴る。それはピンク色をした革の財布。前方少し距離はあるがセーラー服姿の女子高生が小走りしていたので、きっと彼女のものだろう。

 財布を拾い上げ、女子高生に近づき声をかける。振り返ったのは、ショートヘアを跳ね上げた元気そうな子だった。

「すみません、お財布落としませんでしたか?」

「え……あ、ホント。ありがとうございます!」

 女子高生は深々と頭を下げると、足早に遠ざかっていった。

「……」

 決めた。あの子にしよう。俺はバッグから、皮化ナイフを取り出した。周りに人がいないことを確かめると、女子高生の背後に忍び寄って躊躇なく首筋にナイフを突き立てた。

「――ぐゅ……」

 変化は一瞬で終わる。女子高生の身体は肉も骨も失われたかのようにしぼんでいき、ぐたりとその場にぺっちゃんこになってしまった。残されたのは、彼女の服、そしてその中で全身ラバーのようになってしまった女性の"皮"だけ。

 俺はそれを丸めてバッグに放り込むと、急いで――素足に履いたミュールサンダルをぺちぺちと鳴らし、フレアスカートを揺らしながら急いで立ち去った。

 逃げ込んだ先は、公園の公衆トイレ。切れかかった電球が瞬く中、俺は自分の首筋にナイフの刃を立てる。

「ふう」

 べろり。俺は着ていた"皮"を脱ぐ。これまで着込んでいたのは、近所に住むOLさんの皮。この皮を着ている間、その人間の記憶を窃視し性格も模倣でき、皮になっている間はもちろん本人は不在となるので、成り変わることができるという仕組みだ。

 俺はOLさんの皮を脇に寄せたあと、できたてほやほやの女性の皮を手に取る。

「へへ……」

 俺はにやにやしながら、その皮の脊椎を真っ二つに割ったような切れ目から、身体を入れていく。皮の表面はまさしく人間の皮膚だが、中はすべすべとした奇妙な感触。

 あまり丁寧に着込む必要はない。皮はすぐに吸着し、その部分から同化していく。全身が皮を包み込んだ後、背中にある切れ目を引っ張って閉じようとすれば――

 数秒気を失った後、皮は装着される。

 どこから誰がどう見ても、セーラー服姿の女子高生――琉唯《るい》その人だ。

「よし……お、なるほど……そうななんだ」

 すかさず皮の記憶を読んで、口元を緩める。

 琉唯は近所に住む高校2年生。先程急ぎ気味だったのは門限が近づいていたためで、財布を落としたのもそちらに意識が持っていかれたのが原因。利発そうな外見に違わない、ややそそっかしい性格らしい。

「そいじゃあ早く帰らないと、親父に叱られちゃう……っと、こういう口調なのか、こいつ」

 とにかく、さっさと琉唯の家に帰らせてもらおう。

 俺は脱いだOLの皮を拡げた。背中の切れ込みに対し垂直になるようナイフの刃を這わせてやると塞がり、数分後に元の人間に戻る。皮だった間の記憶はない。

「よし、と。たったの一日だったけどありがと! 職場の童貞クン食ったからチョット面倒かもだけど、みんないいモノ持ってたからおあいこってことで♡」

 少しずつ膨らんでいく皮を見下ろし、言い残した俺は公園を急いで後にした。


 記憶に従い、俺は琉唯の家に帰ってきた。

「ただいまー」

「おかえり、お姉ちゃん」

 出迎えてくれたのは3つ年下の妹、未依《みい》だった。琉唯そっくりの顔立ちだが、体型はまだまだ子供。にこにこと俺に――姉に笑いかけてくれる。

「ちょっと遅いから心配してたよ」

「ごめんごめん。トイレに寄ったらめちゃくちゃ混んでてさ」

 俺は琉唯に成りすまし、姉妹の会話を繰り広げる。記憶が読めるのでなんの問題もなく切り抜け、俺は琉唯の部屋へと侵入を果たした。

 家具は派手ではないがいいセンスで、そんな中ベッドの枕元に鎮座したふわふわのくまのぬいぐるみが女の子らしさを演出している。

 俺は姿見の前に立ち、琉唯の身体を確かめながらつぶやく。

「へー……天然って感じか、あたし」

 たくしあげたスカートの中、穿いている可憐な純白のショーツのように琉唯は純粋な心の持ち主だ。エロの知識自体はしっかり持ち合わせているのだが、処女であるしオナニーも怖くてあまりしない。恋人は居るようだが、まだセックスには至っていないようだった。

 俺は琉唯の姿を楽しんだ後、琉唯のバッグに回収しておいたナイフで自分の背中に突き立てる。ぶちり、と音がして琉唯の皮に切れ目が入り、急激にたるんでいった。

「ふぅ……うわ、すげえいい匂い」

 皮から頭を出すと、様々な匂いが鼻腔に飛び込んでくる。家の香り、琉唯の体臭。琉唯になっている間はごく当たり前で認識すらしていなかったが、本来の俺の嗅覚になった途端俺を揺さぶった。

 俺は右腕だけを皮に入れた状態、つまり右腕だけ琉唯を保ったまま皮を脱いでいった。

「はぁ……すぅ」

 俺は皮から琉唯が穿いていた純白の可憐なショーツを剥ぎ取り、チンポにこすりつける。この皮は女性の快楽を味えるしそれで十分過ぎるのだが、案外男として楽しむ応用はあまりない。少なくとも、直接女性とセックスする方法は思いつかないので、私物や撮影したものを利用した自慰がメインとなってしまう。

 さらに言えばどうしても変態じみたものになる。もっとも、それでも十分だ。俺は勢いよくチンポをしごいて、琉唯のショーツに精液をぶちまけた。

「っく……うぅっ!」

 しばし呆ける。やはり肉体的な快感でいえば女には遠く及ばないが、こうして一方的に汚す感覚は優越感がある。

 俺は琉唯の皮を着たあと、クロッチに精液がべっとりと塗りたくられたショーツを穿いてやる。これで、完成だ。

「うひ……♡」

 ショーツの中が気持ち悪い。歩くたびににちゃにちゃとするし、おそらく注意すれば臭いもするだろう。しかし、俺はあえてそのままリビングへ下りる。

 俺は素知らぬ顔をして、家族と食卓を囲む。やはりここでも疑われることはなかった。

 その後は入浴となるのだが、いつもこの家では未依が最初に入ることになっている。それを知って、俺は脱衣所へと入り込んだ。

 洗濯かごには、未依ちゃんが一日着用していたウサギ柄のジュニアブラやショーツが容れられてある。

 俺は未依ちゃんのショーツを取り出し、自分の穿いているものも脱ぐと、クロッチ同士をこすりつけ合う。未依ちゃんのショーツのクロッチにも、俺の精液がこびりついた。

 さらに調子に乗った俺は、未依ちゃんのショーツを穿いてみる。サイズが小さいせいでお尻にもアソコにも食い込んだ。

「あん♡」

 きゅん、と股間が切ない悲鳴をあげる。が、これをするのが目的ではない。ショーツを脱いで、姉妹のショーツは洗濯カゴの深くに押し込んだ。

 俺はすりガラス一枚隔てて、浴室に居る未依ちゃんへと声をかける。

「未依ちゃん、入るよー!」

「え、お姉ちゃん!?」

 浴室に入ると、むわりとした湯気。その向こうには、髪をまとめた未依が湯船に浸かっていた。驚いてはいたが、嫌そうな雰囲気ではないので、俺は構わずシャワーで身体を流した後、未依に並んでお湯に身を沈める。

「ふぅ……気持ちいい。未依とお風呂に入るの、久しぶり~」

「お姉ちゃんが高校に上がってからはないかも。どうしたの?」

「たまには、ってね。やだった?」

「いいけど、急だね」

 俺はゆらぐ水面越しに、未依ちゃんの身体をジロジロと観察する。琉唯の体つき、裸体は先程も少し見たし記憶にもばっちりある。だが妹である未依の裸は、未依の言う通りここ数年アップデートされてはいなかった。

「……なんか、照れちゃうな」

「いいじゃんいいじゃん。姉妹だし」

 未依は中学2年生。陰毛がようやく生えてきて胸も膨らんできたか、というところで、まだまだ幼い。年齢相応の身体をしている琉唯に比べ、少々成長が遅れているようだった。

「お姉ちゃんはもう大人って感じだね」

「うん。未依ちゃんも焦らなくて大丈夫だよ」

「やぁんっ♡ お姉ちゃん、ちょっと……」

 それから――俺は琉唯に完璧に成りすまして姉妹の会話とスキンシップを楽しみ、夜も一緒に寝ることとなる。

 その後も結局気づかれることはなく翌朝を迎えた。数日の間、次の標的を探しながらいい相手を見つけられず、俺は琉唯の皮で留まる。

 琉唯の身体はとても気持ちがいい。家族も居心地がいい。その裏、俺は毎晩オナニーをして過ごすのだった。


 しかし、数日後に事件は起きることとなる。

 その日、学校を終え帰ってきた俺は通学用のリュックからナイフを取り出したのだが、なんと柄の根本からぽっきりと折れてしまっていた。

「えっ……うそっ!?」

「お姉ちゃん、どうしたの?」

「あ、未依……ううん、なんでもない。ちょっとスマホ見てた……だけ」

 リビングで叫んでしまい未依がびっくりしていたが、俺はごまかして自室に戻る。

 壊れた心当たりはある。忙しない性格の琉唯となっていた俺は、先日つい遅刻しそうになって走っている時、リュックを電柱に強くぶつけてしまっていた。

 そして、その影響はすぐに思い知ることとなる。


「ふあぁ……」

 翌朝。目覚めた俺はいつも通りに朝食を摂る。しかし今日は土曜日で部活も休み。俺はベッドに潜り込んで、スマホを取り出した。

 今日は一日、ナイフの新しいものを手に入れられないかネットで探したり、あるいは補修できないかを調べることにしていたのである。

「よし。じゃあ……ん?」

 しかし俺の意に反するように、SNSを起動する。最初は琉唯の手癖を真似てしまったのかと思ったが、あまり興味のない写真を流していき、それにも飽きたらゲームを始めてしまった。

 まるで、身体が勝手に動いているようだった。

 よくよく考えてみると、金属製のナイフがそう簡単に壊れるはずがない。何か他に原因がないかと思い返してみると、琉唯の皮は3日以上連続で着続けていた。これまでは長くてせいぜい丸1日程度だったので、もしかしたらそのあたりが関係しているのだとしたら。

 もとより人智を超えた摩訶不思議なアイテム。理屈や筋なんてものは、存在しない。

「あ、将《しょう》くんだ……」

 受信したのは、琉唯の彼氏である将からのメッセージ。ぎゅ、とスマホを握る手に力が入り、お腹の奥が熱くなる。

 そうだ、今日は午後から両親と未依が帰省のため不在、琉唯だけが部活の都合上残ることになっている。そこに、彼氏がやってくる予定。

 となるとやることはひとつなのだが――まさか、俺が男に抱かれる……のか?

 これまで皮を着てなお男とのセックスは避けていたのだが、今は身体を自由に動かすことはできない。

「んっ……♡」

 将の顔を思い浮かべた琉唯は、ベッドの中で手が股間に伸びる。

 子宮が切ない。皮を脱げなくなってから性格や思考は遮断しているのだが、身体の変化だけは敏感に感じ取ってしまうので、琉唯がどんな気持ちでいるのか、将となにをするつもりなのかは予想通りということ。

「っふ……うぅ……♡」

 オナニーに不慣れな琉唯だが、つるつるしたショーツ越しに股間へ指をこすりつけ、ぴくぴくと内ももが痙攣する。

 クリトリスが存在を主張し、薄い生地の内側で皮が剥けた。まだ少々痛みも感じられるが、琉唯にとっては珍しく手が止まらない。

 掛け布団に隠れてガニ股になって、こりこり、くにくにとクリトリスを転がしまくる。愛液が溢れてきて、ショーツが変色し始めたあたりで汗をかいてきた。

 琉唯はパジャマを脱いでから、再びベッドに身を投げ出す。脚をはしたなく開いてショーツをずらし、クリトリスの愛撫を再開する。

「ぁあっ♡ うぅっ♡ ぅぅおおっ♡♡♡」

 あっという間に、琉唯の身体は絶頂したのだった。ブリッジのように腰を突き上げ、びくびくと震える。潮こそ噴き出さないものの、膣口はうねって愛液を滴らせ清潔なシーツへと染み入った。

「……はぁ……はぁ……♡ 将くん……」

 琉唯としての言葉が漏れる。ここまで盛大なオナニーをするのは琉唯にとって初めてのこと。しばらく余韻に浸ってから、のろのろと後始末に着手する。

 俺は指先ひとつ邪魔することはできない。


 午後になると家族は家を出発し、そして将が訪ねてくる。

「よ、よう琉唯」

「やっほ……さ、上がって……ね」

 将は琉唯と同じ学校、同じクラス、同じ陸上部の爽やかで明るい琉唯とよく気が合う男。そのはずだが、今日はセックスをすると言外にではあるものの決めていたからか、お互いどこかぎこちない。

 そして、事は進んでいく。

「っく……ふぅん」

「あ、ごめん……痛かったか?」

「違う、その……気持ち、よくて」

 琉唯の部屋で裸になると、恥ずかしいところを見せあい、胸を揉まれ、将のチンポにも触れる。童貞と処女の初々しすぎるやりとりを、俺は誰よりも間近で傍観していた。

「な、なぁ……そろそろ、いいか」

「……うん」

 前戯というよりも、ただ異性の身体への物珍しさから触り合う時間を経て、ついに将がコンドームをチンポに取り付ける。

 はっきり言って嫌だった。だが抵抗は不可能。

 琉唯の濡れたアソコに熱く硬いものが触れて、ゆっくりと入ってくる。

「あぁっ……ああぁっ♡」

「琉唯……っ!」

 ついに、俺は男と合体してしまった。膣を埋める満足感は、俺のプライドを蝕むようだった。痛みはない。運動によって処女膜が破れているケースもあるというから、そうなのかもしれない。

 将が腰を振ると、強い快感が身体に溢れる。はっきり言ってオナニーなんかの比ではなかった。

「あっ♡ あぁっ♡」

「っく……っ」

 最初はいたわるようだった将の動きも、次第に乱暴になっていく。それだけ、琉唯の快楽も大きくなっていった。

 不意に、将のチンポがどくんと跳ねた。琉唯の身体の奥も、きゅうと締まる。中で、将が果てたという事実は琉唯を最高に喜ばせた。

「あぁっ♡ しょ……ぅくん♡ あぁぁっ♡♡♡」

 全身が歓喜し、イってしまう。高校生の男女は抱き合い、青い愛を確かめあった。


 いつまで俺としての正気を保っていられるのか、あるいは皮を脱ぐことが出来るのか――そんな疑問も、快楽の波にさらわれていくのだった。

Files

Comments

No comments found for this post.