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 支援者様向けアンケートによる作品です。アンケート抽出の結果、以下のような結果となりました。


・ランダムで選択された回答

 『女体同士での服の交換(あるいは勝手な着用)がぜひ読みたいです。』


・その他選択された回答

 『仕事に疲れた通勤中のサラリーマンが電車内にいる女性と身体を交換し、その女性として1日を楽しむ話』


 ……なので、服の勝手な着用をメインテーマに据えつつ、それの舞台装置として電車内で入れ替わりとした形です。描写的にはかなり憑依に寄ってしまいましたが、まあメインテーマとしてはぶれていないと思っています。

 他、アンケートでご質問を頂いていましたが別途記事で回答予定ですので少々お待ち下さい。


 それでは、以下本編です。


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『えー次の停車駅は活袋でございます。途中、大きく電車が揺れますのでお立ちのお客様は――』

 都市部の朝、乗客の詰まった地下鉄の電車内で俺はつり革に掴まりながらうつらうつらと船を漕いでいた。

 自分で言うのもなんだが、俺はそこそこの企業に勤めており、そこそこ有能で、そこそこの給料をもらっている。だがそれだけに休みはほぼなく、たまの休みも何か趣味に興じるという活力も湧いてこない。

 恋人でも居ればまた違うのかもしれないが、積極的に作る気力も持ち合わせていなかった。

 俺はスマホで時間を確かめる。まだ朝8時半だが、帰宅はきっと日付が変わる頃。考えるだけで憂鬱だった。

「はぁ……っと。そろそろ使い時かな……」

 俺はスマホでとあるアプリ――他人と身体を入れ替えられるアプリを起動する。


 ネットの怪しいサイトで見つけたもので、近くに居る人間を対象として、画面を見せることで発現する。お互いの身体が入れ替えることが出来る他、いくつか補助的な設定や機能も有している悪魔のようなアプリだった。

 これだけ聞くと眉唾ではあるが、俺は過去に二回ほど利用し――効果は間違いなく発揮された。

 ひとつ欠点があるとすれば、使用者の『魂』とでも呼ぶべきものが肉体から離れるのは強い負荷がかかり、最悪の場合戻れなくなるため、およそ一年に一度、それも十二時間程度しか利用できないところ。


 そのクールタイムが終了し、アプリ使用可能となっていることを確認した俺は、胸を弾ませる。

「よし……じゃあ」

 電車内に視線を走らせた後、座席に着いている一人の人物に注目する。

 歳は二十前後、大学生ほどだろうか。無難な茶髪ショートに白いカットソー、やや短いフレアスカートという外見の女の子。

「決めた」

 俺は緊張と興奮に震える手でアプリの入れ替え機能を有効にする。一歩、二歩と女子大生に近づいていく。

「すみません」

「なにか用――」

 瞬間、俺の視界は暗転。

 光が戻った時、お互いは――本来の自分の姿を、見つめていた。

「……ですか」

 女子大生の姿となった俺は、動きかけていた口のままに言葉を継ぐ。対して、俺の姿となった女子大生はうつろな目をしていた。

 間もなく、電車は駅に停車する。未だぼんやりとしている女子大生の手を引いて、俺は降車した。

 俺はポケットから女子大生のスマホを取り出し、入れ替わりアプリがインストールされていることを確かめると、俺自身のスマホをひったくりアプリの画面を向けながら話しかける。

「ねえ、おじさんの名前は?」

「……後藤です……」

「今日の仕事は?」

「はい……社内プレゼン資料の作成、客先向け月報作成、先週のミスの顛末書作成です……」

 これは入れ替わりアプリが持つ効果のひとつで、入れ替わりの対象となった相手と記憶を共有したり、催眠状態に陥らせるというもの。

 本来俺がこなすべきのタスク。それを女子大生が抑揚のない声で漏れなく列挙したことに、俺はにんまりと笑った。

 俺がスマホを下ろすと同時、女子大生――完全に自分を後藤というサラリーマンだと思い込んだ女子大生は、見知らぬ人物と向き合っていることに瞠目し、たじろいだ。

「え……あっ」

「何か用ですか?」

「……い、いえ」

 俺が先程女子大生に言われかけたことをそっくり返すと、女子大生は会社の最寄りではない駅で降車したことを疑問に思いながら、その場を去っていった。

 間もなく電車がやってくると、自分の役目を負った女子大生が遠くの車両に乗り込むところを見送り、俺は口元を歪めた。

「へへ……じゃあ、早速」

 地下鉄特有の風をスカートの中に感じながら、俺は堂々と駅の女子トイレに入る。たまたま他の利用客はなく、俺は鏡の前に陣取った。

「ええと……名鳥、縁華《えんか》ちゃんか」

 俺はこめかみをつついて、この女子大生の脳内を探る。

 この子は見立て通りの女子大生。今日は予定もなく、ちょうどこの駅で降りて街をぶらつくつもりだったのだが、あえなく俺の餌食になってしまった。

「よしよし……んっ、見た目よりないな」

 俺は鏡越しに縁華ちゃんの身体を観察する。ゆったりする服に隠れていたが、あまり胸は大きくない。スカートをめくりあげてみると白黒ストライプのショーツを穿いており、太ももの肉付きは平均的。

 どこにでもいるような、平凡に可愛い女子大生といったところだった。

「よしよし……お、結構ある」

 財布も確かめると、少し遊ぶくらいなら全く不足はない程度に現金が入っている。実家で暮らしながら、ここからすぐ近くのカラオケ屋でバイトをしているようだ。

「……じゃあ縁華ちゃん、ちょっと楽しませてもらうよ」


 駅を出た俺は何をしようと考えていたが、縁華ちゃんのお腹がくうと切なく鳴ったので、近くの喫茶店に寄ることにした。いちごのショートケーキとコーヒーを注文し受け取ると、壁際の席に移動した。

 俺は持ってきていた砂糖をたっぷりコーヒーに入れて、カップに口をつけた。

「甘っ……けどうまいな」

 縁華ちゃんはかなり甘党で、いつも大量に砂糖を入れているらしいのでそれに従った。男の俺からすれば、明らかに多すぎる量だったのだがそれでも縁華ちゃんの口には合っていた。

 続いて、俺はフォークでケーキをひとかけえぐり、ぱくりと食べた。

「んっ……んま」

 上等なやつを選んだ甲斐あって、値段に見合う味だ。生クリームの濃厚な甘さといちごの酸味を、スポンジが受け止め口の中で重なり合う。

 そこにコーヒーを少しだけ注ぐと、苦味と熱さでもって生クリームの重さやいちごの青臭さだけを洗い流してくれる。

 本来の俺であれば、朝からケーキなど食べた日には一日胸焼けがしかねないのだが、縁華ちゃんは朝方の人間。さらに若い女の子とくれば、ケーキを平らげるのもすぐだった。

「おいしかった」

 ただし、その分というべきか胃袋は小さい。ケーキひとつでお腹は満たされた。

 俺はこの後、どうするか考える。思っていたよりゆっくりしていたようで、街の施設はそろそろ開店している時間だ。

「んー……そうだ」

 せっかく今は女の子なのだから、女の子にしか許されない場所に行ってみたいと思った俺は席を立つ。針路は、俺も縁華ちゃんもよく行くショッピングモール。


 そこはさほど遠くない場所にある。見立て通りほとんどのショップは営業を始めているが、まだ午前中ということもあってか人入りは多くない。

「ふーん……へえ」

 鏡張りの通路、視界に映る自分自身の姿を楽しみながら進んでいた。普段は立ち寄らない女性向けフロアを歩いていると、本当に多種多様な衣服が並べられていることに感嘆する。

「お」

 俺はある店の前で足を止める。

 そこは決して男が一人では立ち寄れない店、ランジェリーショップだ。色とりどり、趣向を凝らした下着類が取り扱われており、今自分が女の子であると分かっていても場違い感を覚えてしまう。

 縁華ちゃんの記憶を読めば、スリーサイズや普段着用している下着のサイズはわかる。俺は縁華ちゃん自身のセンスではない下着を選んでやるつもりで、店内を眺めていた。

 しかし、目を奪われたのは下着ではなく他の女性客。縁華ちゃんよりも少し歳上ほど、切れ長の目に鮮やかなリップの美しい女性だった。

 その女性はほとんど布地がないような、夜用とでも呼ぶべき下着を手にしている。あんな綺麗な女性が、いやらしい下着を身に着けるのだと考えると俺の口が緩みそうになった。

 バレないように観察していると、女性は下着を握ったままフィッティングルームへと入っていった。

「……そうだ」

 あることを思いついた俺は、商品を選ぶふりをして時間を潰す。やがて先程の女性がフィッティングルームから出てきたのだが、気に入らなかったのか下着達は全て戻され、女性も立ち去ってしまった。

 狙い通り。

 俺は今しがた戻されたばかり下着を取り、フィッティングルームに入り、下着を見つめる。

 たった今、あの美人さんが試着した下着。その響きはやけに俺を高ぶらせた。

「……だめだこりゃ」

 しかしサイズは全く合わない。縁華ちゃんよりもあの女性は胸が小さかったようで、ブラジャーはかなりきつい。そして、普通は直接ショーツの試着をすることはないと縁華ちゃんの記憶が訴えていた。

 だが――それはそれとして、他人が脱いだばかりの衣類を身につけることは、異様に興奮してしまった。

 そもそも、今この時だってそう。自分が着ている服だって、縁華ちゃんが着ている服だ。

「……」

 さっきまで当たり前だと思っていたのだが――その異様さ、いやらしさが急激に襲いくる。そっくり入れ替わったのだから、衣服もストライプの下着も、男の俺には似合わないどころか本来不要で、縁華ちゃんのもの。それを身に着けていることに、なんだか妙に興奮してきた。

 仮に、これでさらに他人の、他の女性の衣類を身に着けたらどうなってしまうのか。我ながら変態じみた発想だと笑いたくなったが、湧き出た衝動は止まらなかった。

「……よし」

 ならば、とても都合のいい場所がある。俺は何も買わずランジェリーショップを後にした。


 向かったのは、縁華ちゃんのバイト先である二十四時間営業のカラオケ屋。何食わぬ顔で入店すると、受付で暇そうにしていた女の子が声をかけてくる。

 彼女はバイト仲間であり、同い年の洲崎さん。素朴という言葉が似合う縁華ちゃんに対し、おしゃれで垢抜けた印象の強い、また違った魅力のある子だ。

「あれ、縁華ちゃん今日シフトだっけ?」

「いえ、昨日の夜スマホの電池やばいんで充電させてもらおうと思って」

「なるほどねー」

 実際、過去に縁華ちゃんもやったことなので疑われることはない。こうして俺は受付をすり抜ける。

 俺はさほど広くはない女子更衣室に到達すると、だらしない笑みを浮かべながら――先程会話を交わした洲崎さんのロッカーの前に立つ。

「ふふ……」

 鍵は付いているのだが、予備の鍵の保管場所を縁華ちゃんは知っていた。偶然見つけたもので、もちろん縁華ちゃん自身は悪用するつもりはなかったのだが、俺はありがたく利用させてもらう。

 部屋の隅、雑多な文具が入ったケース。俺は予備鍵を取り出すと、躊躇なく洲崎さんのロッカーを開いた。

「おお……」

 中には洲崎さんの私物。バッグ、エチケット用品などの他、やたら丈の短いワンピース。この店の制服としてはジャケットだけなのだが、下もあまり派手ではないズボンと決められている。

 縁華ちゃん含め、ほとんどの従業員はロッカーにズボンを置いておき、バイト中だけ着替えているのである。

 俺は洲崎さんのワンピースを取り、ハンガーから外す。

「洲崎さん、お洋服ちょっと借りるね」

 俺はおもむろにカットソーとスカートを脱ぎ、洲崎さんのワンピースを頭から被る。顔にも押し付けられたトレーナー生地のそれはとても芳しく、洲崎さんの匂いが意識せずとも取り込まれる。

「んー……洲崎さんの匂い」

 いつも洲崎さんから漂ってくる、甘い香水の匂い。俺はそのまますとんと落としていき、首を出した。半袖のごくシンプルな構造のワンピースなので、コレで終わり。

「えへへ……似合ってるじゃん……てか見えてるな」

 ワンピースとは言ったがほとんどショーツが見えている。丈が長めの半袖トレーナーと言うべきかもしれない。洲崎さんはショートパンツを組み合わせているようだが、俺はあえて穿かなかった。

 俺は恍惚とした表情で、くるりと一回転。部屋に備え付けられていた姿見には、普段のやや地味な雰囲気とは違う縁華ちゃんの姿と、ワンピースの裾から覗く下着。

「パンツ見えるな、これ……」

 そのまま、俺は様々なポーズをとって縁華ちゃんのスマホで撮影した。際どいアングルや、いっそ真下から撮影するとショーツとお揃いのブラジャーまで映る。

「んー……エロいなぁ……」

 俺はにやにやしながらつぶやく。入れ替わった相手ではない人物の服を着てみると、予想を超える興奮でくらくらとしそうなほど。なぜかは分からないが、もしかしたら縁華ちゃん本人にも隠されていた性癖なのかもしれない。

「あぁ……んっ」

 ――まだだ。股間に手が伸びかけるが、引っ込める。縁華ちゃんの記憶が、まだお宝はあるのだと教えてくれていた。

 俺はのぼせる頭で、他のロッカーを開いていく。

 ひとつは、ややメンヘラの入った子のロッカー。中には真っ赤で布地の少ないブラジャーとショーツ。いつ彼氏に求められてもいいようにと、勝負下着を常備しているという話を覚えていた。

 ふたつめは、小動物系の愛らしさをもった後輩の子のロッカー。いつも肌色のパンストを穿いている子で、案の定丸められた――つまり一度は着用したことのあるパンストが置かれていた。

 そして最後、二十代後半の美人な先輩のロッカー。彼女は社員かつ在籍も長いため私物を幾つか持ち込んでおり、仕事で使うにはそぐわない白いシースルーのスカートが掛けられていた。

「……はぁ、はぁ……」

 俺は一旦全裸になって、まずはメンヘラちゃんの下着を身に着けていく。ショーツはともかく、ブラジャーは完全にサイズが合っておらずぶかぶか、真上からは乳首が見えてしまっていた。

 後輩ちゃんのパンストもくるくると巻いて脚に通していくと、ぴちりと肌に貼り付く感触。薄手なので、遠目には穿いているか分からなさそうだ。

 続いて、先輩のシースルースカートを穿く。膝あたりだけが透けるようになっているデザインなのだが、単純なミニスカートよりいやらしく感じられるのは男の視点だからだろうか。

 最後に一度脱いでいた洲崎さんのワンピースを被ると、縁華ちゃんの服は一枚もなくなった。

「……うぁ……」

 顔は真っ赤、明らかに発情している。身体も火照りじんわりと汗をかいているのに、他人の服を着ているせいで各人の香りが混じり合い、縁華ちゃん自身の香りはごくわずか。

「あぁ……もう我慢できねえ……」

 俺は隅にあったパイプ椅子に腰掛け、スカートをたくしあげる。そのまま、パンストとショーツの中に手を突っ込んだ。

「んぁっ……あぁあっ!」

 縁華ちゃんに彼氏はいるものの、セックスには消極的だ。だからといってオナニー好きかということもない。それには理由があり――とても敏感で恥ずかしいというものだ。

「んっ、っふっ!」

 アソコの土手を撫でるだけで腰が抜ける、クリトリスをつまめば背筋が跳ねる、膣に指を入れると肩が震える。淫乱でしかない身体を、縁華ちゃん自身はあまり好きではないのだ。

「うぅ、ううぅっ!」

 だが、俺にとってはひとつもマイナスではない。それどころか、限られた機会、限られた時間の中で女体を楽しむには最高の素材だ。

 俺は極稀に行う縁華ちゃんのオナニーを脳内で再生し、身体でトレースする。それでいて、シチュエーションは縁華ちゃんにとってありえない。

 バイトとはいえ職場の仲間達の衣類を下着まで勝手に拝借し身につけ、あまつさえバックヤードでオナニーにふけるなど。

 それは俺にとって、最高のスパイスでしかない。汗をかきはじめ、身体から立ち上ってくる汗臭さにもすら、それぞれ本来の持ち主の香りが混じっている。

「なぁっ、あぁぁっ!」

 ショーツやブラは昨日や着心地ではなく、外見優先であり結構ちくちくとする。しっとり蒸れているパンストと、スカートが擦れてざらついている。ワンピースは生地が厚く、体温を逃してくれない。

「だめっ――ぇっ!」

 それら女性の衣類を強く認識した瞬間――縁華ちゃんの身体は、絶頂した。

 愛液と潮が噴き出しショーツを汚す。汗が滲んでパンストに水玉が浮く。よだれが垂れてワンピースとスカートを濡らす。

「あぁっ……あぁっ……」

 俺は頼りないパイプイスに体重を預け、縁華ちゃんの快感を余すことなく享受する。五感は曖昧で、ふわふわとしていた。

「はぁ……はぁ……ふう」

 落ち着いたのは、数分後。縁華ちゃんの身体が非常に敏感だったせいで、かなりの時間を要してしまった。

「……さて、と」

 借りた衣類を散々汚してしまったが、もはや取り返しはつかない。俺はバレなかったことに感謝しつつ、それぞれを脱いで元に戻し縁華ちゃんの服を着直してから更衣室を出た。

 受付をしている洲崎さんは忙しくなっていたので、一分の申し訳無さを込めつつ会釈だけして、俺はカラオケ屋を後にした。


 それから女性の快感にも満足した俺は――別なカラオケ屋で女性の楽曲を歌ってみたり、もっと甘いものを食べてみたりと女の子の休日を楽しんだ。

 やがて夜になると、入れ替わりアプリの有効時間が切れて自動で元の身体に戻る。

 既に家でくつろいでいるところで、記憶を確かめてみると縁華ちゃんによる俺のふりはあまり上手でなかった一方、本格的に疲れているとみられ適宜業務が調整されたようで午後半休を貰ったようだった。

「なんだ……」

 改めて考えてみると、仕事にまったくもってムダが多かった。リフレッシュはやはり有効だった。

「今日も楽しかったな……って、やべ」

 ここで――縁華ちゃんの記憶を改ざんしていなかったことを思い出す。アプリに付随する機能で、入れ替わり相手としてとった行動を自由に操作できるのだが、今回はすっかり忘れていた。かつ、デフォルトでは全て自分の意思でやったと思い込む設定になっている。

「……まいっか」

 きっと縁華ちゃんは他人の服を着て興奮する変態になってしまったに違いない。だがもう手遅れだ。新しい扉を開いてあげたということにしておこう。

 俺は――自己弁護をしながら、眠りについたのだった。

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