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https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17041523

『猫耳メイドと御曹司が入れ替わる話』を先日投稿しました。

この記事は本作のあとがき、カットした裏設定、ちょっとした差分などが含まれます。極力作品を先に読了することをおすすめします。


■あとがき

 今回はイラスト先行作品でした。メイド服の練習がてらアレコレ描いてたら自然と猫耳としっぽが付いて、そういうやケモ系は『竜姫転生』とか『ロリババア狐娘と精神同居してオナニー教えたり分離してロリレズえっちする話』とかぐらいだなと思い、SSをつけようと思ったのが本作のきっかけです。

 入れ替わり系なら元女性側優位、という新しい嗜好が自分の中で発見出来ていたのでそういった方向性にしようと思ったものの、いまいちこれだというシチュが思い浮かばず悩んでいたのですが、過去のボツネタでもそういうのあったなと思いベースにしました。

 Twitterでは文字数制限の都合でいろいろカットしていましたが、こんな感じの話です。

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 勇者が魔王を倒すも、国王は幼い姫を遺して死亡。国民は幼い姫ではなく勇者に国を治めて欲しいと願い、勇者も役に立てるならと応じるがまったく分からず重圧だけが積み重なっていく

 しかしそこで姫が入れ替わりを提案 自分はずっと王の政治を見てきたから今の勇者様よりは出来るので、その間に姫として勉強をしてまたいつか戻ればよいという

 疲弊した勇者は応じるけどこれは勇者に惚れていた姫の罠 姫は"勇者"として素晴らしい手腕を発揮し国民の支持を得る それは本来の勇者には到底できない域で勇者は意気消沈

 戻ってもよい方向に進んでいた国をまた悪くするだけだと思った"姫"へ、"勇者"はもう働かなくていい、姫として、"勇者"の妻としてのんびり生きればいいと甘い言葉をかけながらックス

 結局元勇者は堕ちて二人は幸せな結婚をして終了

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 さらにプロットを調整した書きかけテキストもあったのですが、1万文字書いてようやく入れ替わっていたので、ちょっと長くなりそうだからとボツとしたことを記憶しています。あと文章が硬い。

 ともあれ、プレッシャーに気が病んでいる男を助けるため女性が入れ替わり、能力も発揮して元に戻ったほうが辛いと思わせ戻らず、最終的にはラブラブになる感じの展開が共通していますね。

 直近の入れ替わり作品である『根暗ぼっちちゃんと陽キャくん入れ替わり後のバレンタイン』がしっとり暗かったので比較的明るいノリを意識し、イラストを元に落とし込んだという流れでした。


■設定

 猫耳やしっぽといった半獣人設定に背景をつけようといろいろ考えました。しかしあとがきの通り明るいノリを優先して作中では描写を省きました。

 設定自体はボツではないので、若干見え方が変わるかもしれません。とくに全カットしたルルフ父については、ただ厳しいだけの父親じゃないあたりと、ミィーミァがすべきことは父親へルルフにもっと優しく接するよう頼むことじゃないかっていう説に対する理由付けが伝わればなーとも。

 以下羅列です。

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ルルフ・ベストリー 12歳

跡取りショタ 実のところ弱音は吐きまくるからこそ芯は強い 若干世間知らず


ジャック・ベストリー

ルルフの父 名前未登場


ミィーミァ・オレンシス 22歳 ねこメイド

ルルフが7歳の頃から仕えている ルルフが大好き


・半獣人は普通の人間より身分が低がち

 しっぽは人間から見れば邪魔なものであり切断されるのが常

 麻酔なんてものはなく脊椎の延長なのでとても痛い ショック死も珍しくない

 しっぽなしは人間への隷属を示す

 好事家もいるが恥ずべきこととされているためやっぱり切られる


・しかしミィーミァは尻尾がちゃんと残っている

 これはルルフが幼い頃見かけた半獣人の尻尾を面白がっていたことから父親が残させた


・父親がミィーミァを世話係として宛てがったのは、彼女の地頭の良さを見抜いていてただの奴隷を息子の世話係にはしたくないというある種の親心と、しっぽを残させた件と合わせてミィーミァに恩を売っておき万が一の時に身を挺してでもルルフを守るよう仕向けたかったから


・ミィーミァのしっぽに鈴が付いているのは尻尾を切り落とさなかったことに対する感謝と、尻尾があっても所有物であるという忠誠の現れ


・ルルフは半獣人が差別されているとは知識で持っていたものの、身近な半獣人がミィーミァだけかつ父親も含めて屋敷の人間が差別的な態度をとることはなかったので、倣ってあくまで使用人としてミィーミァにも接していた


・上記のため、ミィーミァはルルフ父個人に対する恩義というよりベストリー家に対する忠誠といえる

 その上で素直に育ったルルフとは毎日接していたので好きになってしまった

 ミィーミァ自身がルルフと身体を取り替え成り代わるのは、ベストリー家とルルフの両方を守る手段だったから

 差別を受けるかもしれない半獣人にルルフを貶めてはいるけど、絶対に離さないという覚悟と想いがあったのと、ミィーミァがベストリー家の主人になりずっとそばに置けば問題ないという判断

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■ちょっとした差分

 ストーリーの検討中に描いたもので、本編とは一切関係ありません。憑依的なのを描こうかな~と思ったのですけどなにも思い浮かばず結局今の形になりました。





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