Home Artists Posts Import Register

Content

支援者限定作品です。

JKと同一人物になる話(以下URL)の読了を前提としています。

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=16527970


=====


 謎のスマホを拾ったことで、俺が『他人と同一人物になる』力を手に入れて数ヶ月。俺は俺自身に戻ることなく、他人の立場と肉体を渡り歩いて遊んでいたのだった。


 目覚まし時計の電子音。眩しい光が瞼を貫通し、春の陽気に満ちたワンルームの中で俺はむくりと起き上がった。隣には、まだ眠っている女性。昨晩から立場と身体をコピーさせてもらっている、大学生の汐璃《しおり》という女の子だ。

昨晩は俺と汐璃のふたりで夜通しレズセックス……もといオナニーをさせてもらったので、お互い裸だ。汐璃は俺を自分自身と認識しているため、レズセックスはすなわちオナニーになるのである。

「ふふっ」

 この冗談のようなふざけた理屈は、因果を操り恩恵に預かっている俺もよくわからない。今理解しているのは、この力が物理法則や人の認識すら捻じ曲げる、人智を超えた力を秘めていることだけだった。

 俺はベッドから出てモノクロドットの下着と青いパジャマを身に着けていると、後ろからあくびの声がした。

「……ふわーぁ」

 オリジナルの汐璃が目を覚ましたようで、少々小さめだが形のいいおっぱい、華奢な身体を隠すことのないままぼんやりとしていた。

「おはよう」

 俺は声をかけてみるが、これも汐璃からしてみれば独り言。返事もなく汐璃は裸のままのろのろと朝の支度を始めた。

 やがて着替えを残すのみとなったところで、汐璃は俺の服を剥いでくる。そこで俺は、汐璃が用意していた衣類から、空色のブラジャーとインナー、ブラウスをひったくり着込んでしまう。

 すると汐璃はそれらから興味を失って、下半身にショーツとフレアスカートだけを纏った。

 ここは少しアプリの設定を変更したところだ。当初は俺とオリジナルでそれぞれ増殖した服を着ていたのだが、着衣の状態がトータルで判断されるようにしておいた。

 汐璃は上半身裸でおっぱいが丸出し、俺が下半身裸でおまんこを風に晒しているが、同一人物と他人には映るので普通に服を着ているように見えるらしい。ここでもし一方が下着姿なら、もう一方がノーブラノーパンとなるような感じだ。

「ふぁーあ……」

 今日はいとこの女子高生に勉強を教えることになっている。もうそろそろ出発しなければならない時間だ。

 俺は先に靴を履かせてもらい、汐璃は裸足のまま家を出た。


 両者ともに半裸なので堂々と露出プレイを楽しむ双子という目を疑うような光景なのだが、あいにくそれを認識できるのは俺だけ。そのいびつさに優越感にも似た興奮を覚えながら、俺と汐璃は電車に乗り込んだ。

 いとこの家までは十駅ほど、休日なので人はそう多くない。俺が空いている座席に座ると、汐璃は俺の膝の上に乗ってきた。

 重く辛いということはなかったが、視界はきめ細やかな肌をした汐璃の背中しか見えておらず、そこまで楽しい景色ではない。俺は暇つぶしに、ブラのホックを外してみる。

 周囲からはスマホをいじっている汐璃自身が壁となっているはずなのだが、実際には汐璃が突如として自分のブラのホックを外したという状況だ。もちろん、汐璃本人も脈絡なく自分のブラを外したくなって実行したということになる。

「……うーん」

 汐璃はそわそわとしはじめる。このまま胸を揉んでやったりしてもいいのだが、さすがにそれは自慰をおおっぴらに始めたと見られてしまうのでやめておく。

 それでも退屈は解消しないので、俺は自然な風を装いつつ、もちもちとした汐璃の生脚を触って時間を潰すことにした。

 フェザータッチを繰り返していると、汐璃は感じてきたようだ。例のアプリの効果で身体の状態がリンクしている俺は、下半身のむずむずが俺にも伝わってくる。

 とはいえ少しやりすぎたようで、隣のおっさんがスケベそうな目で見てくる。俺は手を止めて、残りの時間を我慢して過ごしたのだった。


 降車駅に到着した俺たちは、相変わらず露出双子の出で立ちで住宅街をすり抜け家に到着した。

「おはよ、お姉ちゃん! 上がって上がって」

 元気に出迎えてくれたのは、汐璃のいとこであり高校一年生の小海《こうみ》。これから勉強を教える相手だ。

「おはよ、小海。おばさん達は?」

「お買い物だって。私達にケーキ買ってきてくれるって言ってたよ!」

「ほんと? やったあ」

 他愛のない会話をしながら案内されたのは小海の部屋。小海が飲み物を用意している間に部屋の中を見渡してみるが、だいぶ少女趣味なようで、パステルカラーのぬいぐるみや天蓋付きベッド、人形の家などが目を引く。

 星空が散りばめられたセーラーワンピースという小海の格好から、幼い頃から家財を一新していないだけでもない。

 昨日汐璃のスマホを拝借し覗いた小海との会話履歴でも、今どきには珍しく無邪気で純真無垢な性格をしているようだし、そういう感性なのだろう。

 一方で小海自身は中々のプロポーションを誇っている。ワンピースが胸の真下でベルトを締めているせいもあるだろうが、かなり胸が大きく見える。汐璃を上回っていた。

 そんなことを考えていると、ティーセットを持った小海が戻ってきた。

「おまたせ! お姉ちゃんのはー、たくさん砂糖入れてあげてー」

「うん。ありがとう」

「それにしても、小海っておっぱいでかいな。揉みてえ」

 ――一瞬、空気が固まる。最後は俺の台詞だが、汐璃の言葉として受け取られるので、汐璃からすれば突如として心にもない発言だし、小海からすれば単なるセクハラ。

 しかし小海はそこまで深刻に捉えず、照れるように胸を隠した。

「びっくりした。お姉ちゃんのエッチー!」

「あ……あはは。ごめんごめん、なんでもない」

「もー、わたしじゃなきゃ本当に怒られちゃうよ」

 俺がぽろりと口に出してしまったセクハラを、汐璃が取り繕う。しょうもないイタズラのようにも思えるが、コピー元の人間の思考にも影響が出る。汐璃本人も、小海の胸が大きいことを再認識し、揉みたいと思ったことだろう。

 その証拠に、勉強が始まったのだが汐璃は小海のおっぱいへチラチラと視線を送っている。その眼差しは同性に対する羨望や僻みではなく、男の欲望が混じっているのが見て取れた。

 途中、ひと段落付いたところで汐璃が立ち上がる。

「ちょっとトイレ行ってくる」

「はーい」

 もちろん俺もついていき、さして広くないトイレに二人が入る。上半身裸の汐璃がスカートとショーツを下げるとほとんど裸で滑稽だったが、当人はそれに気づかないまま便座に腰を下ろす。

 俺はひざまずいて股間に顔を近づけ、割れ目を広げて今まさに排尿している穴を観察した。

 元々は覗き癖などはなかったのだが、他人と同一人物になってからはお気に入りとなっていた。おしっこが特別好きというわけではないのだが、他人にはまず見せない、さりげない行動を間近どころか本人として観察できるのは中々にエロい。

「ふー……」

 おしっこの勢いが弱まったあたりで、俺はすかさずトイレットペーパーをとり、自分自身の乾いた股間をさする。

 ここも設定が変わっているところで、前は入浴時ふたりの身体を洗っていたりしたが、服と同様どちらか一方でも行動が達成されればよいことになっている。

 つまり――俺の無意味な行動でも後始末を済ませたことになる。汐璃はおしっこでおまんこや太ももがびちゃびちゃのまま、当たり前のようにショーツを穿き直した。

 少し違和感があったようだが、汐璃はあまり気にせずトイレを出る。階段を上がる時、後ろからスカートをめくってみたのだがショーツはお尻の方までシミになっていたし、小海の部屋に戻り座った椅子もしっとりと濡れてしまった。

 時折休憩も挟みつつ勉強を続けていると、時間は12時を回っている。小海の両親も帰ってきており、リビングに降りて小海家族に混じってお昼ごはんをいただくことにした。改めて言うまでもないが、汐璃が二人居て、それぞれ上半身か下半身が裸だというのに全く指摘はない。

 メニューはピザや寿司。まったく遠慮もなく、汐璃も手を伸ばす。

「頂きます」

「いっただっきまーす! はむ……おいしー!」

 アプリの効果によって、俺が口を開けて待っていると汐璃がピザを食べさせてくれる。手は汚れないし楽なのでよい。

 俺がもぐもぐとピザを咀嚼していたが、何も口にしていない汐璃も顔をほころばせる。

「ほんとおいしい。焼き立てみたい」

 しかし五感は共有する設定にしておらず、汐璃がモノを食べたりしても俺の方には伝わってこない。向こうも同じはずなのだが、汐璃が果たして何をもって感想を述べているのかは不明だ。

 結局、汐璃のオリジナルは一口も味わうことなく昼食は無くなった。

 次に出されたのはショートケーキ。小海の両親は好みも把握していたようで、汐璃にはチーズケーキ、小海にはいちごのショートケーキが用意されていた。

 もちろん、こちらも俺がいただく。

「ごちそうさまでした」

「ごちそうさま! おいしかったねー」

 小海と汐璃は後片付けをした後、両親はまた用事があると出かけていった。もしかしたら、汐璃は奔放な小海ちゃんのお守りなのかもしれない。

「――そのコスメがさあ……あれ、小海?」

「……」

 二人はリビングでくつろぎお喋りをしていたが、ぽかぽかとした日差しもあってかすぐに小海の返事がなくなる。起き上がってみると、小海はワンピースの裾をはだけ、ソファの上で丸まり寝息を立てていた。

「おーい」

 汐璃が声をかけてみるが、目を覚ます気配もない。優しく微笑みひざ掛けをかけてやると、汐璃は隣に座ってスマホをいじり始めた。

「まあ家族同然みたいだしな」

 従姉妹とはいえ客人の居る時に眠るのはどうかと思ったが、これまでの関係を見ていた限り本当の姉妹のように仲がいい。本来は部外者の俺が心配するのもお節介なのだろう。

「……暇だな」

 暇になった俺は、小海のワンピースをめくってみる。マリンボーダー柄のショーツで、錨のバックプリントがなんとも可愛らしい。顔を近づけてみると、柔軟剤やボディーソープの甘い香りに混じってしょっぱいような体臭が漂っていた。

「へへ」

 少しずつ興奮してきた俺は、調子に乗って小海のショーツをずらす。左右非対称にはみ出した大陰唇、土手が見えないほど茂った陰毛。やや子供っぽい性格に反して、身体はすっかり大人のそれに成長を遂げているようだった。

「……」

 ごくり、と喉を鳴らした汐璃がスマホを置いて俺の方に近寄り、一緒になって小海のおまんこを観察し始めた。

 俺の小海に対する欲情が汐璃に伝わったのだ。汐璃は顔をほとんど密着させ、荒ぶった鼻息が小海の陰毛を揺らす。

「すごいよね。子供だと思ってたのに。こんなメスの身体になってさ」

「私より大人っぽい……かも」

 俺が独り言を言うと、汐璃が続けてくれる。順調に俺の思考が介入しはじめ、汐璃の手は俺の股間に――汐璃は自分のものだと認識している股間に、手を伸ばしてきた。

「……んっ」

 何も穿いていない俺のおまんこに、汐璃が直に触れる。愛液が塗り拡げられ、空気がふわりと撫ぜた。

 そのままオナニーをしそうな雰囲気だったが、やはり妹同然の相手に劣情を抱きおかずにするのは抵抗があるのか、それきり動きが止まってしまった。

「……」

 しかし、収まらない身体の熱は俺にも伝播している。汐璃はどうしようか迷った果て、小海を残したまま小海の部屋に移動した。

 さっきの俺の行動に強く引っ張られたのか、汐璃はチェストから小海のショーツを取り出す。選んだのは黒猫柄のショーツで、ためらいがちに広げて顔面に押し当てた。

 せっかくなので俺も顔を寄せ、小海のショーツ越しに汐璃とキスをしてみる。

「……はぁっ♡」

「すごいね、小海の匂い」

 だが思っていたより面白くはないので、俺はすぐに離れる。汐璃はショーツをチェストに戻すと、小海のベッドに潜り込んだ。

「……んっ、っふ……っ」

 タオルケットを被って見えないが、汐璃は完全にオナニーを始めてしまった。直接の快感こそないものの、俺の体温もみるみる上がっていっているのがわかった。

「……」

 俺も一緒になってオナニーをしてもいいのだが、汐璃の身体は昨晩で満足した。そこで俺は、予想外にいい身体をしていた小海がどれほどのものか、味わわせてもらうことにした。

 オナニーに夢中の汐璃を放置し、俺はリビングに向かう。スマホを取り出し例のアプリを起動すると、眠りこけている小海をカメラに捉え、撮影ボタンを押す。

「ほい――っとな」

 瞬間、俺は小海と『同一人物』になった。服の設定は増殖するように戻しておいたので、俺も小海も星空柄のセーラーワンピース姿だ。きっと汐璃も、服を上下ともに着ているだろう。

「おー……重い」

 襟を少し開いてみると、ショーツと同じくマリンボーダー柄のブラジャーと、みっちりと肉が合わさった見事な谷間が真下に見えた。

「へへ」

 ジャンプしておっぱいを揺らし遊んでみたが、見た目以上の重量感。身長が低めというのもあるが、他人として見ている時以上に存在感があった。

「……ちょっと楽しませてもらうか」

 すぐ汐璃のところに行くつもりだったが、気が変わった。

 俺は眠っている小海のおっぱいを揉み始める。やはりボリュームは圧巻の一言で、服の上からだというのに小海の小さい手では包みきれない。

「もしかして」

 違和感があった俺は、自分の服を脱ぎブラジャーを外してみる。するとぽよんとおっぱいは勢いよく飛び出し、さらに大きく見えた。想像通りやや小さいサイズのブラジャーを使っていたみたいだ。しかしまだ高校一年生という若さもあってか、おっぱいは全く垂れておらず乳首もつんと上を向いている。

「おお……んっ!」

 つい乳首に手が伸びると背筋はしなって、おっぱい全体が波打つ。

「……ん、あれ……?」

 さすがに刺激が強かったのか、オリジナルの小海が目を覚ました。まだ夢見心地で目もとろんとしている最中、胸と股間をさする。

「……んー……」

 これも、俺の興奮が伝わっているのだろう。放っといたらオナニーを始めそうだが、次にやりたいことは決まっていた。

 俺は立ち上がり、小海の部屋の前に移動する。外からでも汐璃の声はかすかに聞こえており、しかも明らかにいやらしいことをしていると分かる艶めかしさだ。

「……え?」

 少し時間を置いてついてきた小海は汐璃の声に戸惑っていたようだが、俺はお構いなく扉を開いた。

「えっ……あっ、あぁっ!」

 部屋では汐璃一人で盛り上がっており、ベッドの上で腰を浮かしおまんこに指を入れていた。もちろん裸で言い逃れは出来ない光景だ。

 小海が後ろで呆然と立ち尽くす中、俺はずかずかと進んでいく。二人の会話を思い出しながら、小海の口調を真似して言う。

「あ、お姉ちゃんずるーい。えっちなことするんなら、私にも声掛けてよー」

「えっ、あ、ちょっ」

「えへへー……お姉ちゃんとチューしちゃうもんね」

 ひたすらに困惑している汐璃にのしかかって、濃厚なキスを交わす。汐璃は抵抗せず、俺の舌を受け入れてくれた。

「んっ……」

「ぷは……お姉ちゃんの口、ケーキの味する」

「それは……っぷ」

 間髪入れず、隣にまで近づいていた小海本人も覆いかぶさって今度はキスをする。俺の言動は、すなわち小海自身のもの。

 小海は積極的に汐璃の唇を奪い、にこにこと笑っていた。汐璃の顔はもうとろとろだった。

「小海……」

「お姉ちゃん、大好きだよ」

 俺はそう言って、汐璃へクンニを始める。

「んっ……っふぅっ!」

 舌先でちろちろとクリトリスを弄りながら、時折膣口から滾々と湧き出す愛液を吸い出す。よく見えないが、小海は耳やら胸やらにキスをしまくっているようだ。

 汐璃からはどんな感覚なのだろう。それを言ったらそもそも同じ人間が二人存在しているのもそうなのだが、こと実質3Pで一方的に責められている状況についてどう認識しているのかは謎だ。

 ひとつだけ明らかなのは、汐璃が俺とオリジナルの小海両者の愛撫をしっかりと感じていることだった。

「んっ……あっ、やっ」

 体勢を変え、俺も小海に負けじとキスをしにいく。丁度小海はおっぱいをちゅうちゅうとしゃぶっていたので、空いている方を吸わせてもらうことにした。

「お姉ちゃん、気持ちよさそ~」

「身体くねくねさせちゃって、可愛い」

 もはやこうなれば、どちらの台詞ということもない。

 姉のような年上の女性を弄ぶ小海の心情も気になるところだが、こればかりはよくわからない。されるがままの、汐璃の気持ちも。

 しかし小海、予想よりずっとノリノリだ。もちろん俺が小海の無意識に働きかけているので楽しげな振る舞いは理解できるのだが、汐璃へのペッティングの手際もいい。ゆるい雰囲気の子だとは思っていたが、案外おまたもゆるゆるなのかもな。

「あ……ぁっ、やめっ……あぁぁっ!」

 汐璃はひときわ大きく身体を跳ねさせると、一気に脱力した。執拗なまでの乳首責めで絶頂したらしい。最初からぬるぬるだった股間からぷしゅっと愛液が噴き出し、小海のベッドを汚した。

「え……お姉ちゃん、おっぱいだけでイっちゃったの?」

 小海は残念そうに、しかし小悪魔のように笑みを浮かべながら汐璃を上目遣いで見つめる。

「そん……小海……」

「じゃーあ、わたしもきもちくしてよ」

 小海は媚びる声で言いながら、汐璃の手を俺の股間へ導く。一瞬驚いたが、小海にとって俺のおまんこも自分のおまんこも同列。より近い位置にあった俺のおまんこを触らせようとしているだけだ。

「んっ……おぉっ!」

 穏やかな汐璃の指使いだが、こちらもとっくに準備は出来ている。いやらしい水音が響き、俺は刺激されるままに感じていた。しかし、無理もないことだがあまりにもたどたどしい。

 俺の――小海の身体は到底、それだけじゃ物足りなかった。俺は小海の手を引っ張り、汐璃と一緒に手マンをさせる。小海が膣に、汐璃がクリトリスという配分になって、快感が膨れ上がる。

「おっ、にゃぁっ、いいっ!」

「わ……小海、すご――ひぁっ!?」

 小海が動く。俺の左右の手を汐璃と自分自身の股間に押し付け、汐璃の余っていた手も自分の股間に誘う。さらに、自分の手で汐璃への愛撫も再開し――さながら頂点同士が辺を伸ばし合ったように、三角形の相互愛撫を形作ったのだった。

 小海はもちろん、俺の存在について知覚していないはずだが、ここまで器用なことが出来るだろうか。どこか奇妙ではあったが、異常な痴態にかえって興奮は倍増した。

「ひっ、にゃぅっ、おぁっ! こんなの、おかしっ!」

「こうっ、みっ、あぁん!」

「お姉ちゃん、お姉ちゃんっ!」

 そして――ほぼ同時に、三人はイった。

「あぁっ、あぁぁああっ!」

 声がハーモニーを奏でる。アソコをいじっていた指同士も絡み合って、あらぬところに触れるが、それすらも快感だった。

 落ち着いた頃には、俺たちはベッドの上で折り重なっていた。

「すっご……なんだこれ」

「はぁ……はぁ……小海、ったら……」

「お姉ちゃん、可愛かったよ……っふぅ、またしよ♡」

 その後、小海の両親が帰ってくるまで俺たちは元の目的も忘れ、セックスの勉強をしていたのだった。


=====


 数日後。俺はオリジナルの小海、そして小海の彼氏とラブホテルに入っていた。

「っく……う」

「ほぉら、ほぉら♡ がんばれ、がんばれ♡」

 小海と俺は向かい合って、自慢のおっぱいで男のチンポを挟んでいる。ダブルパイズリの格好だった。

「うっ……っふっ!」

 やがて彼氏くんは堪えられず、俺と小海の間で盛大に射精をする。二人の顔は精液で汚れてしまったが、動物が毛繕いでもするかのようにお互いぺろぺろと舐めあった。


 小海の身体と立場が心地よかった俺は、そのまま借りっぱなしにしていた。

 汐璃とのセックスでやけに慣れた雰囲気だと思ったのだが、ただ小海自身が、男女を問わないある種の博愛精神やSっ気、それにえっちさを兼ね備えた娘だったらしいと判断した。ある意味この感性も純真といえるかもしれない。

 もっともどうでもいいことだ。俺は小海のおこぼれに預かり、快感を貪るだけだった。

「ねーえ、今度はこっちだよ」

「入れて?」

 俺と小海は、並んでお尻を突き出し振ってみせる。彼氏くんは、お尻を掴んで――

Files

Comments

No comments found for this post.