板タブで線画作業が苦手な人への処方箋5選 (Pixiv Fanbox)
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こんにちは。マサムネです。
今回は「板タブで線画をするのが苦手な人への処方箋」という内容でお話をしていきたいと思います。
結論から言うと、以下の5つです。
・モニターを変える。
・板タブを変える。
・Gペンツールを使わない。
・手ブレ補正を使う。
・得意なストロークを使う。
では実際に詳しく説明していきます。
■1.モニターを変える
まず、はじめにモニターを変えることです。
当時、私は小さめのノートパソコンで描いていました。
しかし、線画を描く時にかなり拡大しないと線をうまく繋いで描くことが出来ず、1本の線を引くのにもかなりのストレスになっていました。
画面が小さい為、きれいに線を引くにはかなり拡大する必要があり、線を引く量も増えて作業時間もかなり増えてしまいます。
しかし、大きめのモニターを購入し、そちらに映して線画作業をしてみたところ、拡大を使わなくても線がしっかり見えて作業しやすくなりました。
大きめのモニターを買うのを躊躇していた自分を悔いるほどに効果を実感したことを覚えています。
ノングレアタイプのモニターなら部屋の照明で反射したりすることもないのでお勧めです。
解像度は高いものを買うほうがいいです。
ちなみに私はこちらのモニターを買いました。
EIZO FlexScan 23.8インチ カラー液晶モニター ( 1920×1080 / IPSパネル / 5ms / ノングレア/ ブラック ) EV2450-BKR
■2.板タブを変える
私がデジタルでイラストを描きだした頃に使っていた板タブは、WACOMのIntuos2でした。しかもハードオフで買った中古品。
サイズはSサイズに相当すると思います。
しかし、Sサイズの板タブでは少しペンを動かしただけでポインターが大きく動く為、細かいストロークは難しく、なかなか線画がうまくいきませんでした。
そこで、今度はWACOMのIntuos proを購入しました。サイズをSからMに変えたのです。
すると、タブレットが大きい分、細かいストロークを描きやすくなりました。
もちろん大きなモニターと一緒に使うことで線画作業が、かなり楽になりました。
腕を大きく動かして線を描くタイプの方にはLサイズもおすすめ。
ただ、Lサイズは結構大きいので机の大きさと相談してくださいね。
■3.Gペンツールを使わない。
まず、Gペンツールなどの筆圧で不透明度が変わらないツールではなく、鉛筆ツールや水彩筆ツールのような筆圧で不透明度が変わるツールを使うと線画が綺麗に描きやすくなります。
なぜかというと、Gペンツールでは線全体がくっきりしている為、はみ出し線がすごく目立ちます。
水彩ペンや鉛筆ツールははみ出し部分が気になりにくい為、何度も消したり描いたりせずにすいすい線画を進めやすくなります。
また、CLIPSTUDIOでは、ベクターレイヤーに線を描いたあと「線繋ぎツール」を使うことで、はみ出した線を消す方法もあるので、はみ出を気にせず、あとで修正してもいいと思っています。
あとで修正するのが面倒という方は水彩ペンや鉛筆ツールをおすすめします。
■4.手ブレ補正を使う
長いストロークの線を描く時に線がぐにゃぐにゃになってしまう場合は、遠慮なく手ブレ補正機能は使っていきましょう。
手ブレ補正0の状態でしばらく線を引くウォーミングアップをしてから補正20くらいにして線を引いてみると、描きやすさを体感できると思います。
ただし、手ブレ補正を高くしすぎるとPCのスペックによっては線が遅延してしまったりするので、注意しながら設定してください。
■得意なストロークを使う。
線を引いていると、なんとなくきれいに引きにくい角度の線があったりしませんか?
そういう時はキャンバスを回転させたり、左右反転させてりして得意なストロークで線を引きましょう。
得意なストロークは人それぞれです。私は上から下への縦ストロークが得意なので、それにあわせて左右反転や回転をさせていきます。
回転させて得意な角度にすることで、引き直す回数が減ります。
こんな感じに得意なストロークにキャンバスを回転させることで、作業スピードがあがりました。
左手デバイスやキーボードにショートカットを設定しておき、自由に回転や反転をできるようにしておくことがポイントです。
左手デバイスはCLIPSTUDIOでおなじみのセルシスさんから出ている安価なものもあるので、ぜひ買ってみてください。
■まとめ
・モニターを大きいサイズにかえる
・板タブを大きいサイズに変える
・水彩筆ツールや鉛筆ツールを使う
・手振れ補正を使う
・得意なストロークで描く
今回は「板タブで線画をするのが苦手な人への処方箋」について書いてみました。
参考になれば幸いです。
■今回の筋トレ女子イラスト
ヘッドホンをした筋トレ女子を描きました。
今回の線画はCLIPSTUDIOPAINTの鉛筆ツール「粗い鉛筆ツール」です。
線を重ねて描くタイプの人には水彩ペンに加えてこちらもオススメです。
海外の女性は肩トレにも力を入れているらしいですね。肩幅が広くなると顔が小さく見えるんだとか。
海外のフィットネス女性はついお尻に目がいってしまいますが。
それではまた、次回。