【同人誌】露出狂マッキー極太くん (Pixiv Fanbox)

　PixivFanboxの支援者の方には過去の同人誌を公開していますが、今回は「露出狂マッキー極太くん」をご笑納ください。2013年冬コミの本です。 　この時のコミケでは性器の修正基準が大幅に変わりました。 　…いや、この説明はおかしいですね。コミケの修正基準は変わっていないのですが「商業誌の一般的な性器修正に準拠する」という基準で、商業誌の修正が変わったためコミケの修正基準も変わりました。 　修正基準が変わったのは東京オリンピックの開催が決定したからですね。外国からの観光客が増えるのを見込み「日本の健全化」のため、警察の猥褻関連の締付けが強くなったからです。 　コアマガジンの太田章編集部帳が逮捕されたり、ろくでなし子がデコまんアートで逮捕されたり、写真家の鷹野隆大が指導されたり等大きな影響がありましたが、コミケの修正基準も「基準は明示しないが強くしろ」という事になり、成年向け同人誌を作っているサークルは何がなんだか分からず困惑の極みでした。 　あまりの曖昧さに私はぶっチギレて「もういい、今回は性器修正をネタにした本を作る！」となって作ったのがこの本です。 　宮崎勤事件直後の最も修正基準が厳しかった時代に使われていた「ブロック修正」でコミケに参加しました。 　後に修正の薄いバージョンも作って頒布しましたので、pdfが2種類あります。 　Strong Censoredとあるのがコミケで頒布したブロック修正版、Censoredとあるのがそれ以前のコミケ基準での修正版です。 　余談ですが、私は現在この性器修正の根拠である刑法175条は違憲だと考えています。 　ゾーニングが無い時代でしたら社会的法益観点から「見たくない人に見せないため」に性器修正が必要とされていました。 　しかし現在成年向け作品はゾーニングが必須になっており、ゾーニングされている以上「見たい人だけが見ている」ので社会的法益観点からも性器修正の必要はなく、単に「表現の自由の侵害」になっています。 　刑法175条は古い法律で現状に即しておらず、ゾーニングされた場においては「猥褻物頒布」「猥褻物陳列」が適用されぬよう改正が必要と考えます。 　現在表現の自由を旗印に当選した山田太郎(not山本太郎)参議院議員が刑法175条改正に向けて動き始めています。私は山田太郎議員を応援しています。 　この本を作った時のような無意味なスッタモンダ、何が良くて何が悪いのかまったく分からない混迷はもう御免です_(:3｣ ∠)_