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 PixivFanbox主催は只今メタバース上でのオールジャンルオンライン即売会NEOKET(https://neoket.net)が開催中なので、とりあえず一般参加してみようということで、行ってきました。


 参加は簡単ですね。公式サイトからNEOKETのアプリをダウンロードしてインストール。Pixivとの連携を求められるので承認したらいつでも参加できます。

 自分のアバターはデフォルトがあるのでいちいち導入する必要はありませんが、必要ならVroidHub(https://hub.vroid.com)に登録すれば使えるようです。


 Cluster(https://cluster.mu)で使っている手持ちのアバターがあるのでそれにしようかと思ったのですが、デフォルトアバターに和風でちっちゃい鬼ショタがいて可愛かったので、もうそれで(・ᾥ・)=3

 おー、凄い。普通に同人イベントですね。

 サークル参加の人はこの販売スペースの中に入れ、売り子をやったり一般参加の方と交流できたりします。

 一般参加社がサンプルを見ようとすると、アバターがちゃんと本を開いて読みながらフムフムしたりと芸が細かい。

 作品確認中はBoothのページがアプリ内で開き、それを購入できるようになっています。Boothのサイトに飛ぶのかなと思ってたんですが、アプリ内で全部完結するようです。よくできてますね。

 …というか、カスタムロボV2みたいなメカ少年少女アバターを展示している方(https://atuy.booth.pm)がいたので見てみたら、0円Σ


 閉場間際(午後5時)に来たので、サークルの方はもういなかったり、「完売」の札がかかったサークルも多かったですが、メタバースでこういうことできるのかと感心しました。

 サークルスペースの島(販売スペースのジャンルごとのグループ)を遠くから眺めると、実際空中に浮かぶ「島」なんですね。シャレが効いてて好きです、こういうの。



 さて、話は変わりますが、私は同人サークル歴24年、一般参加から数えれば30年超えの古参も古参、「同人イベント老人会」とか呼ばれそうな年季です。


 同人誌即売会というものでの活動も、この30年で色々様変わりしてきましたが、これから先はこのような仮想空間上で行われるイベントも増えていき、一般化してごく当たり前のものになっていくのだと思います。


 私がこのまま同人活動を続けていればそのうち本当に老人になります。

 その時の私をボヤっと「シニアカートに既刊を詰めて国際展示場に転がして参加する自分」みたいにイメージしていたのですが、そうではなく、後々にはこのような「自宅にいながら参加するイベント」に参加しているのかもしれません。


 体の節々にガタが来始めている昨今、その方が楽だし良いのかもな…と思いつつ、そういう将来になるならば、オンライン即売会にも適応していかなければなりません。

 こういう場でどういう作品を見せればいいのかどういう交流をすればいいのか、おそらくリアル即売会とはまた違ったものになっていくのでしょう。私はオツムが硬いので、これから実際に参加してみながら学んでいかなければならないなー…と思います。



 昔はコピー誌が普通でした。それが同人印刷所ができ印刷代が値下がりするとオフセット本が全盛になっていき、開催前日に勢いで書き散らして本にして持っていくタイプ…つまり納期に合わせてコツコツ作れない人たちが壊滅しました。


 その後はデジタル化がやってきて、デジタルデータしか受け付けない印刷所が一般的になり、デジタル作画ができない人たちが壊滅しました。


 同人誌即売会も、自分の愛をぶつけられれば中身なんてどうでもよし!みたいなところがあったのですが、一般参加者が増大し規模が大きくなると、あまり濃ゆい人たちの場ではなくなっていき、「オタク、マニア同士の人的交流」が重点だったのが「作品を見せる場」へとジワジワと様変わりしていきました。


 コミティアは同人といえばファンジンやパロ本というのがイヤで「自主制作漫画誌展示即売会」を名乗り、パロの同人作家とも商業主義に染まった商業作家とも違うんだ、俺たちは自分の表現を追求する創作集団なのだというとんがった人たちの集まりでしたが、今は商業誌の持ち込みブースもできて、商業の登竜門のようになってきて、当初いたような人たちはほぼいなくなりました。


 同人も様々に変遷していきます。その変遷の中で、私は時代々々に適応しながら同人活動をやってきました。今回もまたそういう変遷の時期なのでしょう。


 なんというか、楽しいな。新しい技術、新しい場が出てきて、それをいじくり回すのは純粋に楽しいな。でも同時に、老いていくにつれ私もいずれ新しいものに適応できなくなっていく、その時はどうしよう…と一抹の不安もある。


 そんな楽しさと不安と共に、NEOKETのアプリを閉じました。


 今日Week1(Vroid、3Dモデル)が終わり、11/12~13のWeek2(少年、青年、BL、ギャグ)はおそらく同人誌がメインになるようなので、私が見に行かなければならないのはここですね。また参加しようと思います。

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