Home Artists Posts Import Register

Downloads

Content


010310_テイルコンチェルト本ゲスト原稿

 今月の過去作品晒しのお時間です。

 今回は2001年の…たしかみみけっと…だと思うんですが、そこでげいる諸山(https://twitter.com/galemoroyama)さんが出したテイルコンチェルト本に寄稿したゲスト漫画です。


 まだMacroMediaが販売していたFlash(現Adobe Animate CC)で描かれた原稿です。

 当時のPCはWIndows98、CPUはPentiam4がやっと1GHzになるかならないか、メモリ256MB程度。当然印刷クオリティのデジタル原稿を作るのは非常に難しく、作ってる最中にメモリ不足でOSが不安定になり原稿データがすっ飛ぶのは日常茶飯事でした。


 そんな中、颯爽と現れたのがMacroMedia Flash。このソフトは当時最新機能であった「ベクターによる手描き機能」が搭載されていました。

 ドットの集合体であるラスター描画に比べ、ベクター描画は非常にデータが小さく済むことに目をつけた私は「アニメ制作ソフトだけど、これで漫画原稿を描けばいいのでは」と考えたわけです。


 そこに諸山さんが折良くゲストを依頼してきてくださいまして、Flashによるデジタル印刷データ制作の実験台となっていただいた…という次第。


 今ではClip Studio Paintなどに当然のように乗っている「描いたとおりの線が引けるベクター描画」ですが、Flashのベクターブラシは全然描いたとおりになんかなりません。四苦八苦してなんとか完成まで持ち込みました。


 絵のクオリティは別にして、印刷データとしてのクオリティは非常に高く仕上がっています。2001年に制作されたグレー彩色されたジャギやノイズのない漫画原稿なんてまずありません。超先進的です(・ᾥ・)ドヤァ

Files

Comments

No comments found for this post.