【ブログ】Newfangled Audio Generate (Pixiv Fanbox)
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深谷ムニ(https://twitter.com/muni_115)さんからGenerateというシンセをお勧めしていただき、どんなもんかなと思ってとりあえずデモ版を導入して鳴らしてみたのですが、これは凄くイイ…!(・ᾥ・)
シンセの大雑把な分類としてイーストコーストシンセ(東海岸シンセ)、ウェストコーストシンセ(西海岸シンセ)という区分があります。
東海岸シンセは一番普及しているもので倍音が多い波形をベースに不要な音を削り取って出したい音を作り出す形式、西海岸シンセは倍音の少ない波形をベースにそこに必要な音を盛って出したい音を作り出す形式…とか説明されますが、私はこれ「過去の楽器と音楽を電子化しようとする東海岸シンセ、電子音という新しい楽器と音楽を創造しようとする西海岸シンセ」だと把握してます。
私は断然西海岸シンセが好きです。
ほぼ制御不能なオシレーター、どんな音になるか分からない倍音制御器、十二平均律(ドレミファソラシド)に縛られない音程制御法など「人間の想像力の外側」に飛び出そう、今まで聞いたこともない音楽が聞きたいという冒険心に溢れ、出てくる音はワクワクさせてくれます。
このGenerateはそういう西海岸のテイストです。
カオティックジェネレーターはほとんど制御不能です。ウェーブフォールダーはおそらく波形をクリップ(刈り取る)するのではなくフォールド(折りたたむ)して倍音を増やすディストーションです。ローパスはフィルタ(音を削る回路)ではなくゲート(音を出す/止める回路)として使われています。
そしてステップシーケンサが内蔵されているのですが、うおぉ…ノート(音符)を記述するのではなくCV(モジュレーション信号量)を記述するシーケンサですよ。これで音程に限らずあらゆるパラメタを好きに制御しろ、どんな音が出てくるか分からんし知ったこっちゃない、みたいな。
私こういうの、大好き∩(・ω・)∩