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こんばんは。みなとです。


はじめに

 記事とはあんまり関係ないんですが、なんで連続音は「VCV」なのに、子音で接続するCVVCは「CVVC」なんですかね。 個人的には「VC-CV」だとずっと思ってます。


「スラー音源」とは

 複数音階の(それぞれ単一の音階で収録された)連続音を組み合わせた音源を使用している時、過剰な音程の行き来があると VCV の前の V の部分がそれなりに劣化することがあります。

 それを「ら↓ら↑…」のように予めある程度音程に幅を保たせて収録することで、音質の劣化を防いだり、声質が一致するようにする試みの音源です。

 また、これは連続音と CVVC のどちらの方法で収録することも可能な音源です。


 (巷では歌連続音だったりと呼ばれているようですが、音程を行き来するだけで「歌」と呼ぶにはちょっと…)


結果

今回録ったのは CVVC

 全9音階、1音階から5音階に対してアプローチするものです。

 図解するとこんな感じ。 5音階で、ちょうどオクターブを行き来するように収録しています。


 ただこの音源、連続音で調整したとき以上の効果は得られませんでした。

 (完全に全ての音素で試したわけではないので、もしかしたら一部の子音では良かったりするかもしれませんが…)


連続音に関しては

 以前に2音階で行き来する音源を録ったことがあったのですが、そちらに関してはそこそこ効果がありました。

 ただ、「ら↓ら↓…」「ら↑ら↑…」「ら↓ら↑…」「ら↑ら↓…」のように録る必要があり、収録量が音階の n^n 個になってしまうので、収録量的にもエイリアス数的にも現実的でないです。

 (裏声との行き来などの表現に使う、有声子音の強弱接続などの限定的な用法に使うのであれば選択肢としてあり)


蛇足

 ここだけの話、一番初めにこの音源を録って発表したのが2011年くらいだったんですが、全く見向きされませんでした。

 その2~3年後に全く同じ手法が他の方から発表され、更にその方の名前で現在流布してるのが非常に悲しいです。

 それを愚痴ったら全く関係ない人に「他人に流布しなければ無いも同じですよ」のようなことを言われる始末。

 音源の開発やめたくなりますよね~~~


音源のリンク

 → 後日 FANBOX 限定でアップロードします

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