第25話 高下駄連行生活(全10頁)(2894×4093) (Pixiv Fanbox)
Published:
2020-06-05 11:21:09
Edited:
2020-09-03 02:30:23
Imported:
2021-04
Content
お待たせしました。
日本語セリフのマンガの続きです。
※この作品の原画集は明日アップ予定です。
台詞をテキストにしましたので、必要に応じて翻訳してください。
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(第25話) 高下駄連行生活
1.全裸にされた千尋はこれ以上痛い目に合わない為に訪問者を刺激しないように努めた。
放置刑に素直に準ずる態度で応じれば訪問者も寛大な対応だった。
市民A「はーい、カメラに注目」
2.どうせ嫌がっても相手を喜ばせるだけだ。
泣きたいくらい恥ずかしいが今は従順な態度でやり過ごすしかない。
3.そして夕暮れになり人通りが途絶えた。
周辺には街灯はおろか人々の生活の明かりが一切なく辺りは急激に暗くなっていく。
4.昼間に注入された回復薬の効果なのか 不思議と空腹は感じない。
しかしこの暗闇の心細さは耐え難く、目を閉じ時間が経過するのをじっと待つ。
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1.少し眠っていたようだ。
いつの間にか月が辺りを照らしていた。
2.千尋 「ひっ!?」
破落戸A「はぁはぁ」
破落戸A「可愛い寝顔だね」
破落戸A「はぁはぁ」
破落戸A「ああ!!射精しそうだ」
3.千尋 「!?」
破落戸A「ああっ」
破落戸A「顔に届かない」
4.破落戸A「なんで脚を閉じてるんだよ~」
破落戸B「次は俺だ」
5.ゴロツキ達は続々と集まり千尋の身体を弄ぶ。
彼らは女の身体で遊びたいだけのケダモノで、それは明け方まで続いたのだった。
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1.地獄のような一夜がようやく終わった。
千尋のプライドは一晩で粉々に砕かれてしまった。
2.千尋「しくしく」
3.ふたたび夜を迎えるのが心底嫌だ。何とか昼間のうちに釈放して欲しい。
4.ところが 日が高くなっても警備隊は疎か、通行人も誰一人通りかからなかった。
千尋に絶望感が芽生える。
5.夕暮れ時になって、警備隊が来た時は涙がでそうになった
千尋「ううぅ…」
千尋「もう許してください」
兵2「なんだよ…結構追い込まれてるなぁ」
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1.千尋「うぐっ……ぐあっ」
兵2「我慢しろ 乳首クリップは外すときが一番痛い」
2.兵2「ほら、回復薬を飲め」
兵2「今回の回復薬は、一晩中持続する高級品だ」
3.兵2「言いたい事はあるか?」
千尋「お願いです」
千尋「これ以上、夜に来る男達のおもちゃにされるのはイヤ…」
4.兵2「安心しろ。今夜は誰も来ないよ」
兵2「夜通し暴風雨らしいからな」
兵3「俺たちは暴風雨に備えて予め備品の回収さ」
5.千尋「嵐って…」
千尋「一体どうすればここから出してくれるの?」
兵2「なんだよ。まだ解らないんだな…」
6.兵2「”俺たちに決して逆らわない”」
兵2「お前の態度からそう確信出来るまでだ…」
兵2「それまで何日でも吊るすさ」
千尋「それならもうっ!!」
千尋「もう逆らいません!!」
兵2「今夜も頑張れよ」
千尋「お願いです。話を聞いてください」
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1.その夜は激しい雷雨になり、氷のように冷たい雨が滝のように降り続いた。
2.千尋の体温は急速に奪われ、耐え難い寒さに意識が朦朧となる。
3.千尋「も…う…ダメ……」
ついに体力の限界を超え意識が途切れようとした時…。
4.…なんと、自動的に回復薬が発動し体力と意識が回復した。
千尋「ぷはぁっ」
しかし冷たい雨はふたたび千尋の体力を奪い始める。
5.程なく体力の限界を超え再び意識が途切れると…
6.回復薬で気力体力が復活する、これをひたすら繰り返す。
千尋「助けてー」
千尋「もう嫌ぁっ」
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1.そして嵐は過ぎ去り夜明けを迎えた。
2.兵2「何か…言いたい事はあるか?」
千尋「…はい」
3.千尋「もう二度と治安警備隊に逆らったりしません…」
千尋「あなたの命令に従います…」
4.兵2「よし!首枷を嵌めたら、この篭から出してやるぞ」
千尋「ありがとうございます」
5.兵2「さあ出ろ」
兵2「立てるか?」
6.千尋「あっ」
7.千尋「ぐえっ」
兵2「おいおいしっかりしろよ」
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1.兵2「ほらっ、身体と髪を乾かせ」
千尋「あ…ありがとうございます」
2.兵2「しっかり拭きとれよ」
3.兵2「髪も元通りに整えろ」
千尋「はい…」
4.兵2「上出来だ」
兵2「次はこれを着ろ」
兵2「裸じゃ可哀そうだからな」
5.兵2「これだ。お前のために用意したものだ」
6.兵2「どうした?イヤなのか?」
兵2「もう2~3日ここに居るか?」
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1.兵2「手を頭の上に挙げろ」
兵2「よし!完璧だな」
2.兵2「これを前から首にかけろ」
兵2「こんな感じに」
千尋「これは何?」
兵2「直ぐ分るよ」
3.兵2「そうだ。それでいい」
兵2「腕を後ろで組め」
4.千尋「あの…もう逆らいません」
千尋「縛らないで…」
兵2「ん?ああ…そうだな」
5.千尋「ひゃっ!?」
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1.兵2「大丈夫だ!」
兵2「逆らわないなら、少し腕が不自由なだけだよ」
千尋「ああっ!?そんなっ…」
2.兵2「さて、お前には今からバギーを曳いてもらうが異存はないな?」
千尋「…はい」
3.兵2「ハーネスを着けて…と」
4.兵2「頑張れば俺への暴行の罪は許そう」
兵2「出来るな?」
5.この段階で千尋は初めて看板を読み、この場所に吊られる事の意味を理解した。
千尋は罪人として扱われており、住民達は誰も治安警備隊の行動を問題視していないのだ。
6.兵2「まあ…あれだ」
兵2「真面目に馬車を曳いている姿を見せれば、皆もお前が改心したと納得してくれるだろう」
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1.こうして千尋は、警備兵が乗るバギーを曳きながら、ハイヒールで悪路を歩かされる事になった。
兵2「さあ出発だ」
4.どのくらい歩いただろうか。
バギーを曳く力に加え、悪路でのハイヒール歩行により、つま先はとっくに悲鳴をあげていた
5.しかしあの篭に入れられているよりはずっといい。
覚束ない足取りになっても懸命に歩く。
6.そんな千尋の後ろ姿を隊員は満足げに眺めていた
(つづく)