ワトラ、エステに行く。 (Pixiv Fanbox)

平素は格別のご厚誼を賜り厚くお礼申し上げます。

前回からの続き。

次はワトラ様の番です。

今回は足裏を中心にマッサージさせていただきます。

初めての足裏マッサージにわくわくと楽しさを隠せないご様子。

オイルを追加してさらに入念にマッサージを続けます。

くすぐったいのか、笑い声をあげながら身をよじっておられます。

・・・ふむ、『ここ』ですね。

ワトラ様のツボを見つけることができました。

これまでとは明確に異なる感覚に驚き困惑されているようです。

先ほどまで嬌声を上げておられたのに、急に静かになってしまわれました。

じっとりと汗をかかれ、吐息も荒くなってきました。

ツボへの刺激がよく効いているようですね。

普段は天真爛漫で快活なワトラ様が、すっかり黙りこんでしまわれました。

きっとマッサージの効果で心身ともにリラックスしていただけたのでしょう。

キシキシと鳴る施術台の音と、身じろぎでシーツがこすれる音。

そして可愛らしい足の指とマッサージする手の間にまとわりついたオイルの水音だけが、施術室に響くのでした。

それではまたお会いできる日までごきげんよう。