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イラスト完全版はこちら

作品の説明:最初に描いたイラストからシナリオを作成してもらい、それを元に若干改変して差分を制作しました。


新年を迎えたばかりのある日。

この日、久し振りに会った提督と山城は、会って早々、身体を重ねるために部屋に向かった。

二人はしばらく会えなかったため、その間は当然ながら身体を重ねておらず、溜まった欲望を互いにぶつけられる今日という日を待ち望んでいた。

恋人繋ぎで手を絡めながら足早に廊下を行き、部屋に向かう。

部屋のドアを開ける直前で、既に二人は呼吸をはぁはぁと荒げてしまっていた。


部屋に入ると、綺麗に整えられたベッドが二人の視線に入り、これから始まる行為を想像させ、更に興奮を掻き立てる。

もっとも、二人が会えなかった期間は、年末年始の一週間程度に過ぎないが、それでも二人の身体を火照らせるには充分の期間だった。

ようやく二人きりになれたことで、長い「お預け」から解放されたように、音を立てて激しく唇を重ね合い、舌を絡め合わせると、提督が山城を抱き抱えてベッドに寝かせ、あっという間に服を脱がしていく。


すると、

「見てください、これ……」


山城が、今年の干支である虎の模様をあしらった衣装を着ていた。更に、これまた虎模様のカチューシャを頭に着けると、提督を誘うように袖を振って見せた。


「提督、こういう好きですよね。しかも、こういうことをする直前に着替えるより、一日着てた衣装のままエッチする方が喜んでくれますよね……変態ですから…」

「私、今日も一日演習も出撃も頑張ったつもりなので、汗とか色々染みてると思います。シャワーも浴びてませんし…提督がしたいなら、このまま匂いとか嗅ぐの許してあげます」


「はぁ……、それにしても、こうやってエッチなことをする以外にも、たまには私と他のことをしようとか思わないんですか……?」

「まっまあ、キスしただけでこんなに濡れちゃってる私が、人のことを言えないかもしれませんが…」

「ええと、避妊具はいっぱい買ってもすぐ使い切っちゃうから、もう買ってないです……このままでいいですから、今年初めてのエッチ…、提督の言う姫はじめ…しましょうか……」


山城はベッドの上で後背位の体勢になり、図らずも、動物の雌が雄に従うことを示すポーズになり、僅かに尻を振った。

硬めのベッドに皺無く敷かれた白いシーツに山城の大きな胸が乗ると、胸の先の方の半分ほどが、ぷにゅりと柔らかそうに形を変えた。


「この格好だと、胸が少し軽くなって、ちょっと楽なんです。普段から重くて……、はぁ…かなり肩が凝りますので……私の身体の疲れはほとんど胸が原因です不幸だわ……」

「まあ、どれくらい重いのかは…提督も詳しいですよね」

「そういえば……、私と提督で外を歩いてる時、他の男の人に胸を見られてると、提督ってば勝手に嫉妬して、その日エッチする時、いつもより胸ばかり揉んだり、赤ちゃんみたいにずっと吸ってたりしますよね…そういうの、なんだか可愛いなって思わないこともないですけど…」

「もしですけど、私と提督の赤ちゃんができて、その子が男の子だったら、乳離れできない子になるんじゃないかって、勝手に心配しちゃいました…。なんて……、ごめんなさい…」


「あ、おちんちんピクッてなりましたね。もしかして、この衣装とこの体勢で、興奮しちゃいました?提督はやっぱり、視覚的に楽しんで興奮するタイプなのでしょうね…、ふっ…、身をもって知ってますよ」

「あっ、違いましたか。私が男の人に胸を見られてるところを思い出して興奮したんですか。……そっちですか。そういえば、そういう趣味もありましたものね…はぁ…」

「よかったら、もっと色んな話してみましょうか?」

「いっぱいありますよ。この前、私が独りで外を歩いてたら、知らない男の人がやってきて……今日は別にいいですか。はあ…、わかりました」

「長々とすみません。お待たせしちゃいましたね。ふふっ…おちんちん苦しそうにさせてしまってごめんなさいね。まあ、…そろそろ……、しましょうか……」


提督は、既に最大限まで勃起したぺニスを山城の膣口にあてがうと、山城の膣内は、愛撫を受ける前に既に濡れていることがわかる。ペニスを沈めると、そのまま抵抗無くすんなりと奥まで受け入れてしまう。


「あ、あぁ…♡んっ♡…入って…くる……♡」


(あっ…♡やっやっぱり…♡ しばらくエッチしてなかったから…、膣内が狭くなって……いつもより感じる…かも…♡ 自分でするのも、その…我慢してたし…)



提督がゆっくりと腰を動かせると、山城の口からは、腰の動きに合わせて自然と甘い声が漏れ始める。



「あっ…。そ、そういえば」

「会えなかった時に、エッチなこと、ちょっと調べてみたんですよ……出撃後にムラムラしちゃった時に…、少しでも発散するために…」

「それで…知ったんですけど、同じ人と何回もエッチしてると、女の人の中って段々、相手の男の人のおちんちんを気持ち良くさせられるための形になるそうです。ということは、私のはきっと提督のための形をしてるんだな、って思って……なんか凄くやらしい話じゃないですか?まぁ…ちょっとだけですけど、独りで興奮してました……」

(あ゛っ…♡、動きが更に激しくなって……すご……♡ どこかにまた興奮させちゃうツボがあった…とか?)





興奮した提督は自分の指を口の中に入れ、唾液を多めに分泌させると、そのまま舌で唾液を指に絡ませた。その指を今度は山城の唇に触れさせると、山城は提督の気持ちを察して口を開けた。


「んっ⁉んんぅ゛…♡」

「あん…どうしたのですか、指なんか出して……」

(口の中搔きまわされるとっ♡スイッチはに入っちゃう…♡いやもうとっくに入ってるぅ……♡)


(指を甘噛みしたまま…このまま、動くと…なんか…凄く、気持ちいぃ♡

なんだか…♡小さいおちんちん舐めながら後ろから犯されてるみたいでこーふんするっ♡)



山城は身体中に走る強い快感のあまり、手に力が入る。

そして力の解放先が無くなった手はシーツを掴む。

白さ眩しく綺麗に整えられていたシーツは、激しく交わる二人の動きと、山城が力強く掴んだことで皺の数を増やす。更に、混じり合った体液が飛び散り、染みを作っていく。


「はあぁ…きっと、こうやって、今年もいっぱいエッチするんでしょうね…」

「実は、今まで何回セックスしたか、ちゃんと覚えているんですから…」

「ええと、去年の回数はですね……回で………♡」



「は、はい?今年は新記録目指すとか、冗談ですよね…?数字を見たら、塗り替えたくなるんですか…なるほど、提督らしいですね」

「とんでもない『今年の目標』ですね…」

「そ…そういえば、去年もこうやって…あっ」

「干支の衣装でセックスしたの、憶えてますか…?あの衣装、私の部屋にちゃんと取っておいてありますよ」

「ち、ちなみに、何の衣装だったか憶えてます?」

「……牛ですよ!牛!牛柄の、ほとんど紐みたいな衣装です…」

「私の胸によく似合ってる、とか言って…かなり恥ずかしかったんですから。まぁ、ちょっと楽しかったですけど。ちょっと、ですよ」

「でも、こんな風に激しくしてばかりでも私が嫌がらないのは…エッチしてる時って、提督の優しさも感じるからです」

「十二年分、全部の干支の衣装が全部揃うまで、離しませんからね」


 その後、二人は互いの欲望をぶつけ合い、日付が変わるまで何度も混じり合った。

年初。 

季節は真冬で、外は雪が降りそうなほど寒い日だったが、二人の熱により部屋の窓ガラスには露が滴っていた。

END


※こちらの作品の第三者による転載・改変はご遠慮ください

シナリオ元ご作成、いち様

https://skima.jp/profile?id=128827

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