扶桑姉妹ASMR風※音声作品ではなくイラスト小説です (Pixiv Fanbox)
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山城:ねえ。ちょっと、そう、提督。
浮かない顔をしているわね。疲れてるの?
扶桑:突然、呼び止めてしまって申し訳ございません。
山城:最近の提督みたいに、見るからに疲れてる人のことを、
私達で癒せないかって、最近色々調べてて…姉さまと二人で、こんなことしたら上手くんじゃないかとか、話し合ってたんだけどね。
実際に試してみないと、本当に上手くいくか、よくわからなくて、困ってたの。
扶桑:もしよろしかったら、私達の癒しの練習に付き合っていただけますでしょうか?その後、よかったらご感想もお教えいただければ幸いです。
山城:…提督、こんな真昼間から癒しとか飛び越えて変なことを期待してるんじゃ……。視線がやらしい……。
扶桑:ごめんなさい、提督…山城が失礼なことを……。
山城。そういうことを勝手に決めつけては駄目よ。
山城:はい…。ねえ、今は変な期待はしないでよね。
私達の声とか、雰囲気で癒してあげるっていうだけだからね。
それでもいい?……「絶対断りません」っていう顔をしてるわね。
扶桑:ご協力ありがとうございます。
それでは、横になれる場所に行きましょう。
山城:横になれたわね? それじゃあ……えっとね。私と姉さまも、横になるから。
私は提督の左で横になって、お姉さまが提督の右で横になる。
結構密着すると思うけど、提督の方から私達を触ったりしたら駄目ですからね。
扶桑:もう、山城ったら……さっきから、提督に失礼よ。
提督、今はお昼ですしそのようなことはしませんよね?
……ほら、大丈夫みたいよ。
山城:は、はい…つい。ごめんなさいね……それじゃあ、失礼するわね。
扶桑:私は、こちらに失礼します。
山城:お姉さま。いざこの格好になると、思っていたより、提督と密着しますね……。
扶桑:そうね。でも、私は提督とも山城とも近くにいられるから、なんだか楽しいわね。
山城:そうですね…。
って、うわっ。この人……なんか今、鼻がピクッって……しかも鼻の下が伸びてる。
扶桑:山城から、良い匂いがしたのではないかしら。
山城:私から、ですか…。ふん、そうですか…。
一応、こうやって姉さまに密着することになるってわかってたから、
さっき、お風呂に入ってきたばかりだったんだけど……。
ねえ。私だったらまだいいけど、姉さまの匂いに反応してたら、許さないからね……。
扶桑:あら…どれくらい近付いたらいいのかしらね。お隣、もっと近付かせていただいてもよろしいですか?……失礼いたしますね。
山城:あ!姉さま‼ 腕を掴む必要はありませんよ。さっきからお姉さまの胸が当たっちゃってます。大きいのですから、気をつけませんと。
扶桑:あら、ごめんなさい。
私なんかの胸が当たってしまって……失礼いたしました。
山城:大丈夫です、お姉さま。……提督の顔を見てください。絶対、喜んでます。
きっと、さっきから「4つのお胸に囲まれて幸せ」くらいにしか考えていないと思います。はぁ、せっかく私たちが純粋に…
扶桑:あら……そんなこと……無いですよね?
もし、そのように考えていたとしても……。
私達のことで癒しを与えられるなら、素敵ではないですか。
扶桑:提督、度々、ごめんなさいね。山城から言い出したことなんですけどね。
山城:もう……せっかく日頃の疲れを取ってあげようと思ったのに、はあ……。
早く始めて、早めに終わらせようっと。
山城:……ふーっ。……耳に息を吹き掛けるのって、ありがちかな。
これくらいじゃ、全然癒されないかな。ふーっ。
扶桑:山城。急に息を吹き掛けるのではなくて、何か一言お伝えしてからでないと。
山城:そうでした。すみません、姉さま。……ですが、提督は喜んでるみたいです。
ゆっくり耳に息を当てただけなのに。
扶桑:図らずも、喜んでいただけましたか?
よろしければ、続けますね。
山城:それで?提督はさっきはどんなお仕事をしていらしたの?
……ふーん。頑張ってるんだ。
なんか、意外かも。大変そうですね。そんなに頑張ってたら、疲れた顔になっちゃういますね。
扶桑:山城。男性の皆さまは特に、日々の苦労をあまり顔には出さないものよ。
提督。毎日、お疲れ様です。ちゃんと、疲れは取れてますか?私達に出来ることがあれば、なんでもおっしゃってくださいね。
山城:疲れか……そう言われると、さっきから当たってる肩、すごい凝ってる気がする。ねえ。ちょっと肩揉んでもいい?……声だけで癒すって言ったけど。話を聞いてたら可哀想に感じちゃったっていうか。ちょっとだけ、同情?感情移入?しちゃいましたので
山城:それじゃあ、肩揉みしてあげる。ちょっとだけね。……うわ、すごい硬い。やっぱり凝ってる。毎日、色んな画面とか、見過ぎなんじゃない?
目の疲れは…こうやって背中と肩の間くらいのところを、ギューッって親指で押すと効くのよ。どう?
扶桑:きっと提督の生活には、そういう作業?が必要なのですよ。ですが、せめて、今だけは、そのお疲れになった目を閉じてくださいませ……。提督の疲れた肩は山城が癒しますので、私は右耳から癒しを届けたいと思います。
山城:もしあなたが、お風呂上がりの私達の匂いでも癒されるって言うなら、
匂いも楽しんじゃっていいから。なるべく、お姉さまじゃなくて私の匂いでね。
扶桑:あら。山城、さっきと言うことが違うのね。
山城:てっ提督が!なんだか、思ってたより疲れてるみたいだったので……。変態みたいに振る舞ってないと正気が保てないのかなとか、色々考えてしまいまして。
扶桑:ふ、ふふ…それは考え過ぎだと思うけれど。提督、気を悪くされたら申し訳ありません。
山城:さっきあんなに喜んでたし、大丈夫よね?どう?良い匂いする?鼻だけで呼吸してみたらいいんじゃないですか?
扶桑:深呼吸もリラックス効果があるといいます。ゆっくり、この場に漂う空気を吸ってみてください。
山城:今は私とお姉さまに挟まれてるから、
お客様の鼻には、私達の匂いが混じった匂いが入っていってるかもしれませんね。
扶桑:そうね。私達が一緒に寝た時のベッドみたいな匂いを感じられてるかもしれないわね。
山城:ねっ姉さま…その話は、今は恥ずかしいですよ……。
扶桑:さすがにこの後も提督はお仕事があると思うので、今日は一緒に入浴することは出来ませんが…。今、目を閉じて、私達の匂いを感じながら、その様子を思い浮かべることは…自由ですからね。
広いお風呂に入浴中の私達の間に、提督が挟まれている様子を思い浮かべてくださるのも…ご自由に。なんて…♡
山城:最後に、少し肩を叩いて……ちょっと。「あぁ~」って、変な声が漏れちゃってますよ。…はい、これで肩揉みは終わりです。肩、少しは柔らかくなったわね。
提督が嬉しそうにしてくれたし、良かった。おまけ…。提督の左腕を掴んで、胸も当てちゃおっと。さっき、姉さまがこうしてたら喜んでたし。私のこれでも喜んでくれるなら、ちょっとくらいだけど、あげる。
扶桑:それなら、私も。えいっ。
山城:ねっ姉さままで…。提督。両腕、私達のお胸で掴まれて幸せですか?
扶桑:少し身体を動かせると、胸の形が変わって、なんだか楽しいわね。
山城:姉さま、サービスしすぎですよ…。何か他に、して欲しいことありますか?……胸の間に腕を挟む?
扶桑:かしこまりました…よいしょ。
山城:姉さま!ダメですよ!もう…ほんとよくそんなこと思い付きますね。
はい、調子に乗ったからおしまい。
扶桑:山城、せっかくだからこの体勢のまま、もっと提督の普段のことを教えて貰いましょうよ。
山城:わかりました。そうね……何か楽しいことを話しましょうか。
今日のお昼ご飯は何でしたか…?食べ物で癒しは感じる?…姉さま。この人、美味しい食べ物とかよりも、私達が癒しだそうです。さすがに冗談だと思いますけど……。
扶桑:あら♡提督お上手ですね。
……
…
扶桑:提督、寝てしまったみたいですね。
山城:あ。本当ですね……。せっかく、お話を聞いてたのに……。
一応、上手く癒せたということでしょうか。
扶桑:ふふふ。そうだと嬉しいわね。幸せそうな寝顔ね。
山城:そうですね。たまには、私も幸せっていう言葉を口にしたいものです……。
提督。付き合ってくれてありがとう……。気持ち良さそうに寝てるみたいだし、起こしたら悪いから、私達はこのまま行きますね。
……よいしょっと。
扶桑:提督に毛布を掛けてあげるなんて。やっぱり、山城は優しいのね。
山城:わっ私のせいで、風邪を引かせちゃったら悪いですから……。
それじゃあね、提督。
扶桑:失礼いたします。
END
シナリオ・小説元の制作者様… いち様
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