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 紫峰神社の広間には、黒い神性が立ち込めていた。

霧のように空間を満たすそれによって、ふすまや障子の閉じられた室内は薄暗い。

今が朝なのか夜なのかすら分からないほどだ。


「はっ♡♡♡ふっ♡♡♡お゛っ♡♡♡ふぅっ♡♡♡」


「くひひっ♡♡♡それっ♡♡♡」


「んぉ゛っ♡♡♡♡はーっ♡♡♡はーっ♡♡♡」


 その中で交わる、それぞれ頭に獣の耳をつけた二人。


 太白は仰向けに寝そべった鈴香の股間へ腰を下ろし、腹に手をついて、一心不乱に上下、もしくは前後左右に動いていた。

尻穴へ、当然のようにデカチンを収めながら。

時折襲い来る下からの突き上げに身体を痺れさせつつも、少しすると貪欲にピストンやグラインドを再開する。


 それもそのはず、二人の関係が夫婦に似た何かへと変わったあの日から、太白が神として行う最後の情事を楽しむため互いに丸一日の禁欲を挟んでいた。

最早常に性器を弄らなければ劣情で支配されるほどなのだが、なんとか耐え抜いただけあって悦びはひとしおだ。

共に言葉も無く、しかしメスはうるさいほどの喘ぎ声を発しながら、ただただ交尾に耽溺している。


「フーッ♡♡♡フーッ♡♡♡」


 身長に対してかなり豊かな尻たぶを押し付け、擦り付ければ、けだものじみた息遣いになってしまう。

細い肩や広げた手指は震え、額にかいた大粒の汗が頬や顎へと滴っていく。


 じっとりとした刺し貫くような琥珀色の目が向けられていた。

それを感じつつ夢中になって動き続けると、ナカで肉棒が暴れまわり、先端から分泌した期待の汁を塗りたくっていく。

さらには膣壁が、絡め取るみたいに熱烈な愛撫を受け、気持ちよくて緩んだ結合部からは濃い愛液が吐き出される。


 既に鈴香の引き締まった下腹部へは小水でも漏らしたかのような、しかしやたら粘っこい水溜まりが出来ていた。

女狐の浅ましさを物語る液体たちは、その女狐が腰を揺らす度白く濁り、泡立っていき、下品で大きな音を鳴らす。

そして昇る匂いもひどい。

雌臭さを長い間煮詰めでもしたのか、蕩けるように甘くも相当酸っぱい鼻につく香りがする。

しかも乾きつつある我慢汁が出す刺激的なオス臭まで漂っていた。


 腹からもっと視線を上げていけば、仰向けにも関わらず形の崩れていない乳房がある。

やや赤みの差した白い肌で包まれ、胸元から綺麗なお椀型に膨らんで、しなやかかつ艶やかな美しさだ。

それでいて柔らかくもあるらしく、双丘はピストンを行う度たゆたゆと波打ち時折ぶつかり合う。


 しかし、頂にある薄桃色の突起だけは気高く天を向いていた。

胸全体の大きさに対してやや太いように見え、やけに目立ち全体の印象を淫靡なものとする。

よほど瑞々しいのか淡い光を照り返してもおり、吸い付きたいという欲望が激しく掻き立てられていく。


「あぁっ♡♡♡いいっ♡♡♡いいのじゃぁっ♡♡♡」


 彼女の筋肉質だが卑猥な肉体を眺めつつ、その肉体の中で最もオスらしいモノを味わうのはとても気持ちよかった。

敏感で特別弱い性器で、となれば殊更に。

これ以上の幸せは最早どこにも存在しない、と確信できる。


 新たなオカズを得るため、ツヤのある銀髪に包まれた顔を見れば、愉しげな笑みに目が行った。

口角は限界まで吊り上がり、清楚な淡い桃色の唇が歪んでいる。

そこから中の八重歯が覗き、捕食者めいた攻撃的な雰囲気を醸し出す。

品の無い表情だが、欲望に塗れた鈴香らしくて太白は釘付けになった。


「ふっ♡♡♡ふふっ♡♡♡はぁっ♡♡♡」


 少しずつこみ上げてくる絶頂の予感、殆ど空っぽと言ってもいい自身の力に、恍惚としてしまう。

何故なら神としての力が吸い尽くされ、全て無くなれば、彼女の奴隷妻にしてもらえるのだ。

例え、愛していた紫苑村の人々がくれた神性だとしても関係無い。

今の太白にとって、鈴香と、鈴香が与えてくれる快楽以外に必要なものなどありはしないのである。


「はっ♡♡♡はっ♡♡♡はっ♡♡♡」


 寝かせていた膝を立て、脚を広げ股間を見せつけるような体勢で素早く身体を上下させていく。

濡れそぼった肌同士がぶつかってはぱちゅぱちゅと響く、まさしく快楽を貪るための格好だった。

引き締まった膣肉と長太いチンポが豪快に相手を扱く。

当然そんな激しい動きであれば、太白には絶大な快楽がもたらされる。


 反面萎えた包茎子供ペニス、どんぐり大の睾丸は可愛らしく揺れ、精いっぱい存在の主張、もしくは完全に蚊帳の外であることを強調していた。

多少の我慢汁を吐き出し、震えて飛び散らせるが、あまりにも薄くて本気汁へ混ざると分からなくなってしまう。

一切触れられもせず、この状況で勃起すらしないそれは、オス失格の代物や単なる飾りと言えた。

すぐ近くに剛直を受け容れ、愛らしく歓待する穴があるとなればなおさらだ。


「フッ♡♡♡フッ♡♡♡フッ♡♡♡」


「お゛ひっ♡♡♡お゛ッ♡♡♡すずかぁッ♡♡♡♡」


 メスの浅ましい姿に興奮したからか、腰が掴まれて下からは何度も突き上げがなされる。

彼女は寝そべり、下腹部に乗られて自由の効かない姿勢であるにも関わらず、上下運動は正確でかなり力強い。

太白の体重も相まってナカは穿たれ、巨大なチン先が深い所へめり込む。

不意に浮いたことでバランスを崩し倒れそうになる全身は、逞しい肉柱が内部からもしっかりと支えた。

しかしその分摩擦は著しくなり、多幸感で身体は痺れてぐったりし、より摩擦が著しくなる。


 一気にアクメが近づいてきていた。


「ねぇ太白サマっ♡♡♡気づいてますかっ?♡♡♡」


「はッ♡♡♡なっ♡♡♡なんじゃっ♡♡♡♡」


「あと一回イったらぁ……♡♡♡私にぜ~んぶ力を吸われちゃうこと……♡♡♡ふっ♡♡♡」


「っ♡♡♡んぉ゛ッ♡♡♡♡ほぉッ♡♡♡」


 変わらず襲うピストンに、自分でもうっすら気づいてはいたが改めて伝えられる事実で脳内は薔薇色に染まる。

ついに、ついに彼女のものとなれるのだ。

早く堕ちたい、交尾したいとひどく焦れったかった昨日一日を越え、ようやく。

悦びはあまりに強く、味わい慣れた、だが何度味わっても飽きることの無い感覚が徐々に膨らむ。


「そんな太白サマに、私の悪い力が詰まった精液……♡♡♡♡たっぷり注いであげますね?♡♡♡♡」


「おひぃ゛っ♡♡♡♡あぁっ♡♡♡たのむっ♡♡♡」


 そして呼応するように痙攣し始め、おびただしい量の我慢汁を吐き出しているチンポ。

太白が元々持っていたのとは違う黒い神性の、濃い気配が根本で渦巻いている。

それは紛れもなく鈴香の邪悪な力であり、ごぽごぽと泡立つ毒沼が想起された。

中出しされれば、空っぽとなった身体が深く穢れていくのは明らかだ。

最早目と鼻の先まで突きつけられた堕落に、心からの期待を抱く。


 すると目的を合致させたけだもの二匹は、欲望が赴くまま貪り合いを始めた。


「お゛ッ♡♡♡イくっ♡♡♡イきゅぅっ♡♡♡♡」


「くひひっ♡♡♡なってっ♡♡♡私の物になってっ♡♡♡太白サマっ♡♡♡♡」


 互いの理性をかなぐり捨てた動きで、広間中を粘ついた交尾音が響き渡る。

加えてメスが出す上擦って媚びた喘ぎ声は、大きすぎて外まで聞こえてしまうのではないかというほどだ。

周囲の湿度は上がり、むせかえる様な、生臭くも甘ったるい性臭で満ちていく。

そこではけばけばしい桃色の、淫猥な瘴気が幻視できた。


 やがて、最後の瞬間が訪れる。


「あっ♡♡♡♡――♡♡♡♡♡」


「んっ♡♡♡ふーッ♡♡♡♡あ~すっごく出る……♡♡♡♡♡」


 女狐の身体は小刻みに震え、魂が抜けてしまったかのように脱力していく。

代わりに押し寄せてくるのは頭が焼き切れるかと思うほどの幸せだった。

頭からつま先までが快楽そのものでくすぐられているみたいな、むず痒くも強烈な官能に浸される。

その途中で、力が吸い取られる感覚は止まった。


 すると、中へ放出されている熱く粘っこい精液、それに籠められたどす黒いものが全身へ広がり、太く長い根を張っていくのが分かる。

ひどく鈴香の存在を感じさせる力だった。

温かく肉体、さらに魂まで馴染んでいき、「太白」を少しずつ彼女好みに変化させていく。

蕩けるような、深淵まで沈み込むような心地で。





「ん゛んんっ♡♡♡ふぅッ♡♡♡」


「くひっ♡♡♡ナカせっま……♡♡♡」


 中出しされた精液を一滴たりとも零さないよう、きつく括約筋を引き締めながら立ち上がりつつチンポを抜いていく。

快楽で力が上手く入らないものの、無駄にしたくないという思いを表すみたく尻穴は激しく閉じていた。

我慢汁や愛液など比較的粘り気の少ない汁が引き摺られ、ぐちゅぐちゅと絶えず音を鳴らすほどに。


「んぐぅっ♡♡♡♡はぁっ♡♡♡♡」


「がんばって♡♡♡あと半分ですよ~♡♡♡」


 だが、鈴香のモノはあまりに長く太い。

加えてカタチもひどく歪だ。

それ故ただ抜くという動作だけでも凄まじい快楽がもたらされる。

絶頂後で敏感になっており、著しく肛門が狭まってもいるのだから殊更に。

半分を過ぎるころには、早くも膝が笑っていた。


「はっ♡♡♡フーッ♡♡♡フーッ♡♡♡」


「ひひっ♡♡♡えらいですよ~太白サマ♡♡♡」


「あぁ……♡♡♡ふぅ……♡♡♡ふぅ……♡♡♡」


 休み休み続けるとやがて、一分ほどかけてようやく交尾が終了する。

大仕事を終えた太白は彼女の隣に寝そべって息を整えていく。

その間手は、腹をまるで妊婦さながらに優しくさすっていた。


 実際彼の、小さな見た目に似つかわしくない引き締まった下腹部は妊娠でもしているみたいだ。

内側からおびただしい量の精液によって、ぼてっと不格好に膨らまされている。

年若い姿の、しかも少年がそうされているのはあまりに倒錯的だった。

胸の頂点で触れられずとも充血しきり、ぷっくら膨らんでいる乳首と相まって、背徳を異様なまでにそそる。


「ふぁ……」


 やがて呼吸が落ち着いてくると、自分の身体が少しずつ薄れていることに気づく。

神とは神性の集合体であるため、その神性が無くなったことで存在が消えかかっているのだ。

元々は人間、また狐であったため、そして膣内から侵食してくる邪悪な神性によって、今は辛うじて繋ぎとめられているに過ぎない。


「……♡♡♡」


 そこで、広間の奥にある黒い球体へと目をやった。

全く光を反射しない漆黒で、ただただ空間へ固定されているみたいに浮いている。

完全な真球という不自然さも相まって、この世のものではないかのように異質だ。


 行為の前鈴香が作り出し「繭」と呼んだそれは、太白の異空間に似たものらしい。

しかも、中では創造者たる彼女が自由に様々なことを操作できるとのことだった。

中に入った者を都合よく作り変えることも可能だという。


「すずか……♡♡♡」


「はい♡♡♡」


 傍らで寝そべる主の名前を呼び、立ち上がって共に近づいていく。

すると球体には強烈な鈴香の存在感があった。

邪神に成りつつある彼女の神性から生み出されたためか、もう一人居ると感じられるほど。

つまり中に入れば、全身を包み込まれる心地になるのではないかと心が躍ってしまう。

さらにそれだけではなく、自分をより良いものへと変えてもくれるのだ。


「すずかぁ……♡♡♡」


「ひひっ♡♡♡んっ♡♡♡」


「んむっ♡♡♡」


 内部へと歩みを進める前に向き合って再度名前を呼ぶ。

彼女は膝立ちになり、優しくキスをしてきた。

柔らかな唇からもたらされる格別な癒しによって、少しだけあった緊張がほぐれていく。


「んっ♡♡♡……繭から出てきたら、満足するまでえっちしましょうね?♡♡♡」


「うむ……♡♡♡」


「一日溜めたから、いくらでもできちゃいそうです♡♡♡」


「っ♡♡♡」


「それに太白サマももっとすけべになるから……♡♡♡二日三日じゃあ足りないかもしれませんね?♡♡♡」


「あぁ……♡♡♡♡」


 腹に当たっているチンポの様子から、鈴香の言葉はあながち冗談でないことがはっきりと分かる。

何せこんな甘ったるい会話をしている時でさえ、我慢できないといった風に少しでも快楽を得ようと擦り付けてきているのだ。

絶えず飛び出してくる先走りは熱く、精液みたいに粘っ濃い。


「では♡♡♡」


「はい♡♡♡」


 昂った期待感に耐えきれず、息を荒くしながら球体へ向き直った。

そして、まずは手を突き入れていく。

感触は重たい粘液に似ており、それがみっちりと全てを包み込んでくるかのようだ。

仄かに引きこむような動きへ身を任せれば、身体はゆっくり確実に沈んでいく。


「くひひっ♡♡♡」


 そうして足先から頭まで取り込まれる瞬間、鈴香のひどく上気した笑い声が聞こえた。





 太白は、光の差さない黒の中に居る。

そこでは感覚全てが温かい悦びに満ちていた。

嗅覚は甘ったるい何かの匂いを感じ取り、何も見えずとも視覚は「主」を収めているみたく興奮を呼び起こす。

同様に聴覚は鈴の鳴るような声を聴き、味覚は精液や我慢汁に犯され、触覚が全身を包まれていると理解する。


 それは恐らく、ここが鈴香の力そのものであるからだった。

さらに存在が彼女のためへと変化していく度、幸せが増していく。


 変化はひどく強引なものだ。

魂まで浸した濃密な黒い力は、触れている場所を無理矢理作り変えていく。

存在意義を捻じ曲げ、思考を捻じ曲げ、少年的な身体の作りを捻じ曲げる。

よりオス様を気持ちよくできるよういやらしく、淫らになるように。


 だが、不快だ、という気持ちは一切無い。

元々望んでいた事だからか、この空間の効果なのか、最早自分が変わりきっているからかは分からないが、一切。

むしろ、ただただ心地好い。

いつまでもここに居たいとすら思ってしまうほどだ。


 その瞬間、どれほど時間が経ったのか繭が開き、光が差し込んできたのが理解できる。

「繭」の外から知覚できる主の気配で、先ほどまであった怠惰な気持ちは消え去っていく。

早く奉仕したいという考えが、一気に全てを満たす。


 そして、内から湧き上がる情動のまま手を伸ばした。





「んぁ……」


 気づけば太白は、元居た紫峰神社の広間に立っている。

よく磨かれた木材で組まれた床、大木を切り出して作った太い柱、格子状の梁が通る高い天井など、見慣れた光景が視界に映っていた。

今までであれば、自分のため村人たちが作ったこの住処を愛おしく思っただろう。


「ひひっ♡♡♡」


「ふ♡♡♡ふふっ♡♡♡あぁ♡♡♡♡」


 しかし今この瞬間は、正面に立つ自分の所有者、鈴香以外には殆ど価値を感じなかった。

というか今以降も、価値を感じることなどないと確信できる。

世界とは、自分とは、全て彼女と彼女の肉体のためあるものだと心底思う。


 まず大地を踏みしめ、鈴香以外のものを踏みしめる脚。

すっきりとしたふくらはぎに大して太腿はかなり太く、たっぷりと脂肪が乗っている。

微かな身じろぎで側面や後ろの方が液体みたく揺れるが、かといって垂れてはいない。

肉づきが良くて卑猥なのに、ぱんぱんに張り詰めた様子と光差す水面のような艶によって力強さすらある。


 同じように腰も大きく雄大だ。

幅は広く、その中央には視線を釘付けにする横長の逆三角形、鼠径部がある。

肥沃なもも肉との間にできる深い谷や、股間へ向かってできる影は何か魔力でも籠められているみたいに目が離せない。


 反面腹部はきゅっとくびれていた。

最も細い部分へは両方の手が添えられている。

指の先には縦に長いへそがあるはずだが、しかし今はいつも通りあるモノに隠されていた。


 その上で、殆ど垂れずにかなり均一な形を保つおっぱいが膨らむ。

決して尻のように大きくは無いものの、美乳と言えるほど形が良く瑞々しくて、白さも相まっていやらしすぎない。

だがまるでいやらしくない訳ではなく、下乳や付け根に落ちる影、何より天辺でツヤめく桃色乳首が楚々とした色香を放っている。


 そして何より、蠱惑的な下腹部から生えるおチンポ「様」。

あらゆる「メス」を服従させるに足るオスの象徴であるそれは、奴隷妻太白の誕生を悦ぶように猛り狂っていた。

内部には大量の血液が送られているらしく反り返り、先端は持ち主の腹、胸元のすぐ下に軽く食い込んでひどくぬるつかせる。

絶えず痙攣し跳ねる様子は、淫靡な形状も相まって性を啜る触手みたいだ。

実際はもっと高尚で、崇高なモノではあるが。


 さらに袋を突っ張らせつつぶら下がるデカタマも、イラつきを表すように血管を浮かせている。

丸一日溜めたからか記憶より二回りほどは大きくて苦しそうに思えた。

早く、中にあるものをコキ出してすっきりしてもらわないといけない。


「んぁ……♡♡♡♡」


 鈴香の肉体を見ているだけで快楽が昂ってきていた。

最早絶頂はすぐそこまで近づいており、先ほどから甘ったるい香りを放つ愛液が前後の穴より多量に滴っている。

我慢汁も勃起したペニスから溢れ出し、愛液同様にメスらしく甘酸っぱい匂いを漂わせていく。

乳頭から滲み出した乳汁で、濃厚なミルク臭までしていた。

自分が出しているものだというのに、嗅いでいれば発情はどんどんと深まる。


「……♡♡♡♡」


 そんな風に堕ちた事を伝えるべく、背の高い主の顔を上目遣いで恭しく見つめた。


「くひひっ♡♡♡」


「っ♡♡♡イっ♡♡♡――♡♡♡♡」


 すると薄桃色の小さな唇から優しくにこやかに笑いかけられ、メスは絶頂する。

前の穴が盛大に潮を吹き、金玉の裏を濡らしていく。

その金玉はやや粘り気のある精液を送り出し、尿道口から放出する。

おまけに尻穴は大量のすけべ汁を垂らした。


 男女双方の性器によるアクメは、軽かったにも関わらずこれまででは考えられないほど気持ちよかった。

それこそ、神だった頃の深イキを優に超えるほど。

しかし強く痙攣はするものの頭ははっきりしており、身体もある程度自由に動かせた。

まるで、絶頂中も奉仕できるためかのように。


「どんな気分ですか?太白サマ♡♡♡……いや、太白♡♡♡♡」


「んっ♡♡♡ふぅっ♡♡♡ふふっ♡♡♡あぁ、最高じゃ旦那様♡♡♡お前様のカラダを見て、声を聞いただけでイってしまったぞ♡♡♡♡おまんこも、メスマラもな♡♡♡」


「……♡♡♡」


 関係が変化したことを表すみたく呼び捨てしてくる鈴香に、こちらも応じる。

媚びに媚びた猫なで声を出し、淫猥な言葉を発するのは悦びに満ちた心地だった。

しかも嬉しげな反応を見るだけで、再び下半身と頭はイく準備を始める。

彼女のために発達した嗅覚が先走りの増加を嗅ぎ取り、聴覚が熱い息を吐き出した事を聞き分けたのだからなおさらだ。


「くひひっ♡♡♡私も♡♡♡太白のえっちな身体見てるだけで金玉すっごく重たくなってくる♡♡♡」


「あぁ……♡♡♡そんなことを言われると身体がもっと疼いてしまうのじゃ……♡♡♡♡」


 送られてくる視線は、まるで交尾の際チンポで前立腺を粘着質に虐める時みたいで、あまりに劣情塗れの下卑たものとなっている。


 実際、太白の肉体は以前より大きく変化していた。


 まず肌は少し血色の良い生気を感じさせる物となっている。

また特に胸や腰といった性的な部分はさながら目立たせるため紅潮し、ただでさえいやらしいにも関わらずよりオスの目を惹きつけた。


 その胸は小さな身体に似つかわしくないほど大きい。

二つとも正面から見れば胴体、どころか腕のシルエットからはみ出すほどだ。

品無くへそ上ほどまで垂れて長い谷間を作ってもいる。

さらに乳首も小指の先端ほど肥大化してしゃぶりやすそうになり、先端からは既に真っ白な母乳を垂らす。


 「旦那様」同様腰はくびれ、尻は強烈な突きを柔らかく受け止めるためたっぷりと肉をこしらえていた。

表面は瑞々しく輝き、地続きのように太い太ももに下側は乗っている。

しかも周辺は大量に溢れ出した汁でしっとりとして、甘い匂いと湿気を放った。

またいつでも素股できそうなほどのぬるつきもある。


 そして、性器はひときわ変化が多い。


 あれほど少年らしかった包茎ペニスは、何倍にも膨れ上がり今や25センチほどだ。

鈴香の半分ほどの大きさとはいえ、その分持ち主の全身が小さいためやや長く見える。

加えて全体にはいくらか血管が走り、禍々しさがあった。


 精力の象徴たる金玉も鶏卵ぐらいになり、袋を突っ張らせながら重たげに足の間へ鎮座している。


 ただ、先端まで皮でみっちりと包まれた包茎のため、どこかちぐはぐな印象だ。

逞しすぎる彼の主が持つモノと比べれば、まだまだメスが持つ飾りの域を出ない。

むしろそうして巨大になったにも関わらずまだまだ及ぶべくもないことで、鈴香の偉大さをかえって強調するかのようだった。


 その奥にはぴっちりと閉じた清楚な、だが早くも愛液で濡れそぼり糸を引かせてすらいる女性器が出来ている。

ぷっくらと膨らんだ肉の裂け目はひくつきを繰り返し、いかにも物欲しそうだ。

さらにナカを進めば当然のように子宮が、オスの精液を受け止め、子を孕むための器官が増えていた。


「早速使うかの?♡♡♡」


「もちろん♡♡♡」


 へりくだった質問を投げかければすぐ返答が来て、太白はわざと長乳を揺らし、彼女と同じ色になった白銀の長髪をたなびかせながら近づく。

すると鈴香は肘置きの無い安楽椅子を出現させ、大股開きで座った。


 肉々しい脚の間へ入り、膝立ちになって見上げる。

反り返るチンポは、頭よりもずっと高い場所に位置していた。


 下から眺めると、亀頭はさながら王冠のようだ。

雄々しく逞しい竿に被さり、てっぺんを末広がりのカタチで装飾する。

色味は浅黒い紫、しかも我慢汁でぬるつきテカっているため禍々しくて華美とは言い難いものの、その分威圧感は凄まじい。

まさしく降伏や服従を促す攻撃的な「力」の象徴だ。

特に深く厚ぼったいカリ裏や裏筋が、見上げる者の畏怖を誘った。


「ふあ……♡♡♡」


 釘付けになっていれば主の手が頭へ置かれ、長い狐耳も一緒くたにして撫で回してくる。

細く繊細な毛髪を巻きこみつつも、優しい手つきで頭頂部が触れられていく。

まるで、脳を直接愛撫されているみたいな感覚だった。

上からオス様、旦那様にされている事実も相まって背筋がぞわつき、ふわふわした幸せな心地に包まれる。


「っ♡♡♡イくっ♡♡♡――♡♡♡♡♡」


 そして、軽くはあるがあっさりと絶頂が訪れていた。

全身に快楽が溶け込み、至福の時間が過ぎていく。

これから奉仕を始めるというのに、蕩けるような甘みで数十秒は動けなかった。


「くひひっ♡♡♡撫でられただけでイっちゃったんだ?♡♡♡」


「ふふ♡♡♡うむ♡♡♡お前様のようなオスに撫でられて、幸せにならぬメスなどおらぬぞ?♡♡♡まぁ、わしがお前様を心から愛しているのもあるがの♡♡♡」


「……♡♡♡」


「あっ♡♡♡またイきそうじゃ……♡♡♡」


 鈴香に大してひどくチョロくなってしまった事実に、仄かな羞恥心と絶大な悦びを覚える。

さらに、媚びれば前後の穴は粘ついたよだれを滴らせていく。

満足げな笑みを浮かべながら手つきを強めてくる彼女に、またすぐアクメが昇ってくるのが分かった。


「んぇ……♡♡♡おまえひゃま♡♡♡さいしょはくひでいいかの?♡♡♡」


「うん♡♡♡」


 だが、妻として気持ちよくされているだけではいけないと思い、唾液でひたひたの口を開き、長い舌を下品に伸ばし見せつけて誘惑する。

了承が得られたらチン先を倒し口元まで持ってきて、だらしない顔のまま劣情を煽っていく。


 遠くからでも敏感な嗅覚は感じ取っていたが、近づくと主の肉棒はあまりに淫猥な匂いを放っていた。

乾いた我慢汁のうっすら甘く、しかし刺激的すぎるものや、メスが出した愛液の甘酸っぱい、オスの理性を痺れさせ欲望を呼び起こすもの。

そして精液の干したイカに似た、だがそれを煮詰めに煮詰めた「旦那様」特有の匂いだ。


「いただきまふ♡♡♡あ~む♡♡♡♡」


「んっ♡♡♡」


 するともう少しだけ口内粘膜を見せつけて興奮してもらおうとしたが耐えきれない。

全身を前へと倒しながら、一気に出来る限り奥までチンポを咥える。


「んぐっ♡♡♡がっ♡♡♡」


 結果、体勢もあって三分の一ほど入るとつっかえた。

小さい上の穴は異物によりみっちりと満たされ、殆ど隙間が無くなる。

神だった頃の名残か若干えずくが気にしない。

むしろ、かえって肉棒に支配されているという感覚が強く幸福を覚える。

しかも反りが相まって、動かずにいるだけでも背中側に高いカリや亀頭が食い込んでいた。

膣穴並みの性感帯へと変化している喉肉は、強烈な快楽を滲ませていく。


 また、舌を絡めれば変化した味蕾が味を知覚する。

いつも通り汗の塩気や先走りの苦み、精液や愛液の甘みがあった。

だがそれらとは別に、感じるだけで得も言われぬ至上の悦びを生み出す味わいもある。

感じると否応なく全身が蕩けていき、魂が歓喜に沸き立つ。


「ひひっ♡♡♡太白の口の中、狭くてあったかくて気持ちいいよ~♡♡♡」


「♡♡♡」


 むしゃぶりつきつつ上目遣いで見つめれば、可憐な声と共に視線が返ってくる。

よく向けられる慈しむような、しかし劣情でぎらついてやや吊り上がった目つきだ。

いかにも交尾時らしい愛と欲望の入り混じった気持ちが伝わってきて、興奮は深まっていく。


 さらに撫で回しもやや熱っぽいものとなり、いよいよ本格的な愛撫に近づいてきた。

耳の内側が指先で引っ掻かれたり、頭皮をマッサージするみたく五指がなぞる。


「はぁ~♡♡♡搾り取られそう♡♡♡」


 嬉しくて水を飲むように喉肉をうねらせ、奥へ引き込むような蠕動を行っていく。

その動作にチンポは多量の水分を迸らせて、直接胃へと注いだ。

第三のメス穴たる喉肉は、垂れ落ちていく粘液の感触、溶けるような熱を明瞭に伝えてくる。

舐られるような、舌先を滑らせられるようなぞわつく心地だった。


「くひひっ♡♡♡太白のよだれ、ぬるぬる……♡♡♡」


 同様に、食道が塞がれているため飲むことの出来ない、だがフェラチオで分泌量の増えた唾液が竿を伝い滴っていく。

潤滑液さながらに粘度が高くて、表面をゆっくりと流れ、小高い血管で溜まり、流れに沿って底面へと垂れる。

艶を増していく暗いこげ茶色の幹は、むず痒そうにびくつき、血流を見えるほど増やす。


「おご……♡♡♡はぁっ♡♡♡」


 そうしてしばらくすると、太白は一度口淫をやめた。

肉柱は抵抗によってしなっていたため、軽く天井を向くほどまで反り直しつつ纏った汁を撒き散らす。

全身を濡れさせたそれは、乾いている時よりもずっと艶めかしい。

所有するメスの体液が塗られているとなればなおさらだ。


「チンポ美味しかった?♡♡♡」


「うむ♡♡♡当然じゃ♡♡♡また一度アクメしてしまったぞ♡♡♡」


「ひひっ♡♡♡かわいいよ~太白♡♡♡」


「むふ~♡♡♡♡」


 褒められ、再び撫でられるだけで幸せだけでなく快楽ももたらされる。

これほど都合がいいよう変化させられた自分自身にすら興奮してしまう。

それだけ今の太白にとって、鈴香は絶対で尊い存在なのだ。


「しょっ……♡♡♡」


 更なる奉仕をするため、胸元から伸びる重たい乳肉を持ち上げ彼女の腰へと乗せる。

まるで液体みたく零れ落ちそうになるが、左右からは手で、正面からは互いの胴体で支えた。

すると自然にデカパイは潰れ、そそり立つチンポを半分ほどまでみっちり包み込む。

正面を向くと頭の少し上ぐらいに亀頭がある。


「ふ~♡♡♡やわらかくて、それにすごくえっちな匂い♡♡♡」


 言葉通り、寄せずともその巨大さから基本的に閉じっぱなしであり、結果蒸れて汗をかいた谷間からは濃厚なフェロモンとミルク臭が立ち昇っていた。

砂糖を大量に加えたような甘みに、自らの身体から出たものながら頭がぼやける。


「ふふ♡♡♡お前様専用の乳じゃ♡♡♡たんと味わってくれ♡♡♡もちろん好きなだけ揉んでいいのじゃぞ?♡♡♡というか、早くお前様に触って欲しくて切ないのぅ……♡♡♡」


「くひっ♡♡♡それじゃ……♡♡♡」


「あっ♡♡♡♡」


 そのまま首を傾け上唇を尖らせたアヒル口をしてあざとく媚びれば、旦那様は沼みたいな柔肉に両手を沈ませていく。

まずは「出来上がり」を堪能するように波打たせながら、少しずつ欲望に任せて揉んできた。

乳肌の触覚はやたら敏感であり、そうしたいやらしく遠慮のない手つきを鮮明に伝えてくる。

むんずと掴まれ、たぽたぽと揺らされ、撫でくり回され、指先をどこまでも食い込まされていく。

元々鈴香が自分好みに変化させたものではあるが、愉しまれているのがひどく嬉しい。


「んぅ♡♡♡しかしお前様のおチンポ、熱いし硬すぎじゃ♡♡♡それにわしのおっぱいですら包みきれんほど大きいとは……♡♡♡」


「ふ~♡♡♡♡」


 しかもそうした鋭敏な双丘は、内部にある猛々しい物体の存在をも伝えてきていた。

蕩けるように柔らかいため血管や尿道が浮き上がって出来る溝へ入り込み、解れきったメス穴さながらに抱き着いているのもあって殊更に。

オスとしての優秀さ褒め称えれば、血流が増してより硬度を高め、火照っていくのが分かる。

また下乳がいくらか乗っている巨大な金玉も、メス狐へぶちまけるための精子を大量生産しているようだった。

こちらもあまりに熱く、閉じた空間故蒸れて湿っぽい性臭を籠らせていく。


 さらに、小さな身体とあまりに不釣り合いな爆乳の間から、当然のように20センチほど顔を出している男性器という光景は見ているだけで股ぐらからよだれが零れた。


「ん……♡♡♡ではそろそろ動かすぞ?♡♡♡」


「うん♡♡♡」


「ふぅっ♡♡♡」


 やがて圧をかけつつやや下側から乳房を持ち上げ、パイズリを始める。

すると内部でひしめく大量の乳腺が摩擦や振動によって刺激され、強いメスの幸せが同時にもたらされた。

母乳を作る器官は徐々に火照っていき、忙しなく活動して胸全体を重くしていく。

精液に似たやや粘度の高い、射乳すれば気持ちよさそうな汁が蓄えられる。


 先ほど肉棒に纏わせた潤滑液さながらのよだれによって動作は滑らかに続いた。

加えてぬちゃぬちゃと卑猥な水音も絶えず鳴り響く。


「いい眺め……♡♡♡ねぇ♡♡♡太白の乳首、どんどん硬くなってるよ?♡♡♡」


「ふあっ♡♡♡うむっ♡♡♡お前様に当たってると思うと……んひっ♡♡♡自然に張り詰めてしまうのじゃっ♡♡♡はッ♡♡♡」


 それだけでも気持ちいいのに、ひときわ感度の高い乳首は鈴香のしなやかな腹に当たり、デカパイを動かす度に捏ね回されている。

次第に硬くしこり、興奮してより敏感さを増し、ただでさえ小指先端ほどと大きいのにより勃起していく。

根本から先端にかけて、早くも放出を待つものたちによってむずついていた。

射精欲に似た衝動が渦巻き、思わず身体を前に倒し手を激しく食い込ませ、突起を潰してしまう。


「んあぁっ♡♡♡♡――♡♡♡♡♡」


 結果母乳がひどく敏感な乳頭内部を擦りたくりつつ通り、少しだけ溢れたのが分かった。

それほど多いわけではないようだが、著しい快楽に上擦った嬌声が出る。

少し前にも出したがこうして搾りだすのは初めてで、女の悦びに絶頂が訪れていく。


 しかし、射乳アクメの最中でも全身を使っての乳搾りは止めない。

結果法悦に法悦が重なり、思考はどろどろに蕩ける。

引いていく波は、何度か再び押し寄せた。


「くひひっ♡♡♡おっぱい出してイってるとこ、すごくえっちだったよ~♡♡♡」


「くぁ♡♡♡お前様にそんなことを言われたらまた……っ♡♡♡♡ふぅ……♡♡♡」


 ただ奉仕しているだけだというのに、奴隷妻太白は何度も多幸感を味わう。

彼女専用にあつらえられた肉体、心、魂は、ひどく弱かった。

与えられるもの全てをありのまま受け容れているため、その分歓喜も強いのだ。


「……♡♡♡それに匂いもすごくえっち……♡♡♡」


「はぁっ……♡♡♡ふふ♡♡♡そうであろう?♡♡♡お前様好みのデカ乳から出た、お前様好みのおっぱいじゃ♡♡♡それに匂いだけでなく味もよいと思うぞ?♡♡♡」


「へぇ♡♡♡」


 いい反応に目を合わせつつ誘惑すれば、鈴香の視線は乳首が隠れた腹と胸の間へと向かう。

媚薬成分や精力増強効果のある乳臭にあてられたからか、ぎらつきが激しく刺すようだ。

まるで早く見つけてほしいと言いたげに、突起はぴくりと動いて存在を主張した。


「あっ♡♡♡」


 するとそれぞれへ両の手を突き入れるオス様。

指先はあっさりと乳房の淫核を見つける。

軽く触れただけでひどく嬉しくて、ぴゅる、と汁が溢れ出した。


 彼女は右の手指でそれを掬い取ると、口へと運ぶ。


「んぇ♡♡♡」


「ふぁっ♡♡♡」


 続けて、見せつけるように黄白色の母乳を長い舌で舐め取った。

さらにすぐさまむしゃぶりつき、空気が抜けていく高い音が鳴るほど吸いつく。


 そうした行為は、太白の胸から直接乳が飲まれていく様子を強烈に想起させた。

しかも相当貪欲に、発達した乳腺がどれだけ汁を作ろうとも容易く空っぽにされてしまうような。

もっと、とねだるように乳頭がふやけるほどしゃぶられてしまうような光景を。


 妄想は期待を膨らませ、耐えがたい疼きを生む。

太白が切なげに表情を変化させると、鈴香はそれを見逃さなかった。


「はッ♡♡♡かりかりすきぃ……♡♡♡お前様っ♡♡♡もっとぉ……♡♡♡」


「んひひっ♡♡♡」


 右手についたものを味わいつつも、左手の人差し指でデカパイの先端を引っ掻きだしたのだ。

鋭くも甘ったるい快感が胸元から全身へと広がり、満ち足りた心地に支配されていく。

刺激された噴出孔は、ぴゅるぴゅると小刻みに不透明な黄白色の液体を吐き出す。

求めていた場所への愛撫であることも相まって、頭はとろとろに陶酔した。

うっすらミルクの匂いがするものの、近くにあるチンポからの青臭いオス臭は相当に強い。


「あむっ♡♡♡むふ~♡♡♡」


「あっ♡♡♡わしのおっぱい……♡♡♡たくさん飲んでくれぇ……♡♡♡んふぅっ♡♡♡」


 やがて右手に付着した母乳が全て無くなると、彼女は反対側の手を口に運び、同じように堪能していく。

わざとちゅぱちゅぱ音を鳴らし、相変わらず見せつけるように。


 手持無沙汰となった右手は再び胸と腹の間へ入ってきた。


「んぁぁっ♡♡♡おっぱい出るぅ……♡♡♡っ♡♡♡あぁぁっ♡♡♡――♡♡♡♡」


 そして三本の指が根本から先端にかけて、牛のそれへするみたく搾ってくる。

培われた効率的な搾乳方法故、噴き出す乳汁は先ほどよりかなり多い。

当然それは濃い大量の粘液が敏感な乳首内部を長く強く擦りたくるということであり、膨大な快楽によって太白は絶頂した。

痙攣する胸は自らを圧迫し、脈動しながら射精じみた放出を繰り返していく。

結果法悦に法悦が重なり、さながら連続射乳アクメとでも言うべきイき方になる。


「はぁっ♡♡♡はぁっ♡♡♡」


 やがてしばらくして官能がとりあえずの収まりを見せるころには、鈴香の腰は黄白色の液体でひたひたになっていた。

座っている安楽椅子からは絶えず糸を引いて垂れ、足元には水溜まりまでできてしまっている。

周囲には濃厚な乳臭さとオスを誘惑する甘ったるい匂いが充満した。

だがその中でもチンポが漂わせる性臭は強烈に香る。


「あ~やば♡♡♡太白のおっぱい飲んでたらチンポもっと硬くなってきちゃった♡♡♡」


「っ♡♡♡ふふ♡♡♡おチンポ様、がちがちに張り詰めてだいぶ苦しそうじゃ……♡♡♡これは早く中のものを出してもらわねばのぅ♡♡♡」


 当のチンポは、メスが出した媚薬母乳のせいでより血液を充填させていた。

中でも赤黒いカリは太りに太り、ともすれば小指の先ほどはあるのではないかというほど、冗談みたいに竿との段差を作っている。

それは別のオスが出した精液を掻き出す用途というより、最早ただ膣を抉り持ち主を激しく啼かせる用途として存在するかのようだ。

しかも、ちらりと見える向こう側、上側の返しはもっと高い。


「おチンポ様……♡♡♡んむっ♡♡♡♡」


 あまりに愛おしくて、恭しく名前を囁き、膣穴からイき潮を噴きながら裏筋へキスをする。

変化してから最初のキスであるため、優しく、だが自分が快楽を得るための奴隷妻であることを示すように唇でねっとり愛撫しつつ長く行う。

愛するモノへ口付けできるだけでも乳が漏れてしまうほど嬉しいのに、苦しょっぱく幸せな味すらも広がった。

歓喜に震えた性器たちが汁を垂らすのが聞こえる。


 また、鼻が亀頭の窪みへくっつき先走りが塗りたくられていく。

鼻腔には新しく「旦那様」の匂いが染み付いていき、常に悦びを感じられるようになる。


「あっ……♡♡♡――♡♡♡♡」


 凄まじい多幸感は、先ほど何度も繰り返し、数十秒前したにもかかわらず絶頂を再び呼び起こした。

それほどまでチンポは、逞しいオス様の象徴は、今の太白にとって全てだ。


「んぇ♡♡♡」


 だが早く射精まで導くため、アクメを無視して長大な赤い舌を出して先端からカリ首までをくるむ。

そしてそのままうぞうぞと動かして激しく責めたてていく。

ねだるような上目遣いで鈴香を見つめ、射精欲を掻き立てるのも忘れない。


「くひひっ♡♡♡いいよ~太白♡♡♡すぐ精液上がってきそう♡♡♡♡」


 そんな奴隷妻のあざとく愛らしい奉仕を愉しげに見つめてくる彼女。

大量のメスフェロモンによって相当発情しており、顔つきはぎらぎらしている。

口元は歪んだ笑みを浮かべ、目線は貫くように力強い。

艶めいた銀髪は汗で濡れてさらに輝き、額も大粒の雫が浮かんでこれまたテカりを持っていた。

強い興奮をぶつけられると、奴隷妻らしく衝動のまま抱き潰されたくて身体の芯が疼く。


 さらに右手は頭を撫で回し、左手は右の乳房をさすり、時折乳首を刺激しては出てきた母乳を堪能してきている。

するとチンポは少しずつだが際限なく猛り狂っていき、メスベロに熱い我慢汁をたっぷりとかけた。


 青臭い味わいで官能的なむず痒さを覚え、解消しようとばかりに舌愛撫はより素早くなっていく。

粘ついた音は、うるさいくらい広大な広間に響き渡る。


「パイズリもお願い♡♡♡母乳塗れのおっぱいで私のチンポぐちゃぐちゃにして?♡♡♡」


「んっ♡♡♡」


「あ~♡♡♡えっろ♡♡♡」


 太白はすぐさま求めに応じた。

乳首を解放された柔らかい両の乳房で、中央にある棒を潰さんばかりに圧迫、もしくは熱が出そうなほど擦っていく。

爆乳をひしゃげさせ、弾力で責め視覚的にも責めつつ。

時折重力に従わせて彼女の太ももに当て、たぱたぱと鳴らしつつ。


 間には先ほど噴射した母乳が入り込んでおり、摩擦を円滑にし、動かす度大きな水音を立てさせた。

しかも乳腺が刺激されて、黄白色の汁はどんどん増える。

泡立ち、クリーム状になっていくそれらによって、所々が紅潮した淫肉は飾られていく。


「ん~♡♡♡そろそろ出すよ♡♡♡先っぽ咥えて?♡♡♡」


 肉棒が、絶頂を間近に控えて大きく脈打ち始めていた。

絡めている舌は釣り上げられそうなほどであり、デカ乳もめん棒でも使っているみたく捏ね回される。


「あむっ♡♡♡」


 そうしてじりじりと昂りながら舌をゆっくり戻し、鈴香の言う通り、また、精液を全て飲み込むべく先端にむしゃぶりついた。

小さな口内にとって、亀頭はあまりに大きい。

ただ咥えただけでも粘膜同士は接触し、互いの身じろぎや痙攣によって摩擦し合う。

すると潤滑液さながらの滑らかさを持つよだれや先走りが分泌され、さらに奥へ挿入しやすくなっていく。

誘うように、尿道口をちろちろとほじり、周辺を舐った。


「ひひっ♡♡♡そんなことされたら……♡♡♡」


「……♡♡♡」


 挑発するふしだらで悪いメスの後頭部を、オス様は両手で掴む。

チンポの逞しい勃起と呼応するように力は強く、欲望をぶちまけるまで絶対に解放してはもらえないと悟る。

このまま媚薬母乳でおびただしい量生産された白濁液を、思う存分喉奥に注がれる他無いのだ。


 なんて、なんて幸せなのだろうと身体の、存在の底から震えがこみ上げてくる。

主が持つ際限のない劣情を受け止められる悦びに、全身が快楽一色に染まっていく。

少しでもより愉しんでもらおうと、喉肉をきつく閉じた時だった。


「ふっ♡♡♡♡」


「――♡♡♡♡」


 それをこじ開けるように、最奥目がけて雄傘が突き込まれてくる。

強く、大きく、でっぷりと太い先っぽに押し拡げられ、食い込まれていく。

本来は性器を受け容れる用途でない、しかし彼女にそう変化させられた場所を征服され、太白はイった。


「ん♡♡♡♡」


 続けて鈴香も煮詰められた濃厚な液体を射精する。


 太い尿道を大量の汁が通るため、脈動は著しく激しい。

人の体内だというのに、チンポはただ自分が気持ちよくなるために蠢いていた。

疲れてしまわないよう手を動かし、柔らかな胸で癒す。


 そしてすらりとしたメスの腹は内側から少しずつ膨らまされていた。

胃はどんどん重たく、熱くなっていく。

都合よく変わった内臓は、仄かな甘みを知覚する。

主の味に集中した肉体が、それ以外を感じ取るものは全て一時的に消し、溺れ、浸った。





「んじゅ♡♡♡ぢゅ~っ♡♡♡」


「ひひっ♡♡♡そうそう♡♡♡残ってるの全部飲んでね~♡♡♡」


 長い長いオスイキが終わったのを確認すると、内部に残ったものを搾りだすよう吸いつき、粘膜を纏わりつかせながら抜いていく。


 射精の快楽でむしろ勃起を強めているチンポは、張ったえらで肉をたっぷり絡め取っていった。

時折残り汁を吐き出しつつ、メスの穴に再び自分を覚え込ませていく。

また、残り汁と言えど太白の精液よりはずっと濃厚だった。

胃へと落ちると重たげな音が響いてくる。


「ぷはっ♡♡♡んぇ~♡♡♡」


「ふ~♡♡♡全部飲めてえらいよ~太白♡♡♡」


「うむ♡♡♡当然じゃ♡♡♡」


 やがて抜き終わると、直接中へ注ぎ込まれたとはいえ逆流せず綺麗なままの口内を見せつけた。

肉棒の美味しさによだれがたっぷり出てしまっているが、白濁した液は全く無い。


 ただ当然その分、腹は重たくなっている。

身体を揺らせばゆっくりと、重さと粘っ濃さゆえ波打つのが分かるほどだ。

さらにさすれば妊娠数か月ほどと見紛うほどぼってりしている。

「旦那様」の精液でなっていることによって、多幸感が頭を満たす。

口だけでこれほどなのに、同じことを子宮にもされたら、と考えただけで軽イキしてしまう。


「さて、次は……♡♡♡」


 そうして全身を痺れさせながらも、次の奉仕をするため立ち上がった。

頭は鈴香より少し低いぐらいになり、張り出したデカパイ底部に彼女の亀頭がやや食い込んでいる。


「お前様のおチンポとわしのおちんちんでいちゃいちゃしようぞ?♡♡♡」


「くひひっ♡♡♡」


 視線を塞ぐ双丘を左右に開けば昇ってくるオス臭すぎる匂いと、くっついて並んだ二本のかなり差がある肉棒達。


 まず色だが、奥のモノはかなりどす黒い。

先っぽは元々明るかったのだろうが、使い込まれたことを表すように相当暗い桃色だ。

それこそ、手前の皮を被ったモノからうっすら覗く先端のように、鮮やかで可愛らしかったことがうかがえる。

竿も対照的で、片方は白い肌の延長線上にあるようだが、もう片方は色落ちしすぎて茶色く、別の器官じみていた。


 そして太白のペニスは、互いの身長差があるとしても明らかに短い。

例え25センチほどと一般的には相当長かったとしても、鈴香の前では子供の「おちんちん」に見える。

太さも二回り、ともすれば三回り異なり、おまけに金玉もそれぐらい違った。

立ち昇ってくる匂いまで、嗅ぎ慣れたオス臭へうっすらと初めて嗅ぐ、恐らく自分のだろうものが混じるだけだ。


「ふふ♡♡♡こうして比べると、なぜわしがお前様に負けたのかがはっきり分かるな♡♡♡オスとしてあまりに違いすぎる♡♡♡それにわしのは、お前様に変えられたとはいえ元から何倍も太く長くなってこれじゃ♡♡♡」


「……♡♡♡」


「こんなに強そうなおチンポ様を向けられれば、誰であろうと女に、メスになってしまうのじゃ♡♡♡本当のオス様はどちらで、自分はオス失格のメスだと、一瞬で理解できてしまうぞ♡♡♡」


「ふーっ♡♡♡♡」


 わざとらしくそれぞれの男性器を比較して媚びへつらい、オスの優越感をくすぐる。

だが、今の太白にとってそれは心の底から思っていることに他ならない。

彼我の大きな違い、事実を改めて口に出して確認すると、奴隷妻としての自覚が湧き出し悦びが満ちていく。

淫語がすらすらと頭に浮かぶ。


「わしのは……そうじゃな♡♡♡このすけべなカラダの飾りに過ぎぬ♡♡♡倒錯的に彩り、旦那様に興奮してもらうためのな♡♡♡例え人間の男より大きかったとしても、これはただのメスチンポじゃ♡♡♡っ♡♡♡」


 そうして服従を表しているだけで、強い快楽がこみ上げてきていた。

しかも互いの興奮によって肉棒同士は痙攣し、思いを示すように絡み合い愛撫し合っている。

よだれや我慢汁によって既にかなり濡れ、ぬちぬちと音が響き、青臭い香りが昇りたつ。


「じゃがお前様のおチンポ様は、本当のオスだけが持つおチンポ様じゃ♡♡♡メスを支配し、屈服させ、孕ませるためのな♡♡♡」


「ひひっ♡♡♡でも今は、太白だけで興奮して、太白だけを孕ませたがってるチンポだよ……?♡♡♡♡金玉の中身も、全部太白のために作った太白だけのもの……♡♡♡」


「っ♡♡♡♡」


 するとへりくだった態度へ応じるように、愛おしげで心の籠った低い囁きが耳元でなされた。

骨の髄まで染み渡るような響きで、身体を突っ張らせるじんとした心地よさが背筋を駆け抜けていく。

性欲だけではない愛情を感じ、人と深い所で繋がる喜びが満ちる。


 そして、同時に激しい興奮も広がった。

凄まじい親愛を示してくれる、自分の全てである彼女に何かを返したい。

感情だけでなく、肉体でも悦びを味わいたいとばかりに。


「んっ♡♡♡わしの……♡♡♡わしの旦那様……♡♡♡♡」


 鈴香の肩に手を置き、腰を出来る限り引き、背伸びをして、伸ばした尻尾で互いの「根元」を掴み、少し自分のモノの包皮を剥いて肉棒同士を出来る限り向き合わせる。

オスチンポは上反りしているものの、辛うじて亀頭と亀頭、鈴口と鈴口が同じぐらいの高さになった。

前かがみの相当不格好な体勢になるが、やりたいことのため気にしない。


「はぁっ♡♡♡」


「太白……♡♡♡」


 そのまま腰を突き出せば、肉棒の口同士がキスをした。

彼女の先端は雄大で柔らかく、優しく受け止めてくれる。

唇でするようなくちゅ、という音も鳴った。


 性器同士を重ね合わせるという、性と愛ない交ぜになった口付けで気持ちは昂ぶる。

しかも、どちらも男性器だ。

倒錯的な行為だということも相まってどんどん先走りが濃くなっていく。


「すきっ♡♡♡すきじゃっ♡♡♡チンポキスも、お前様も……♡♡♡」


「くひっ♡♡♡」


 下腹部から広がってくる快楽に切ない表情を浮かべつつ、上目遣いで求愛する。


 そうした妻の様子へ応じるように、愛欲の籠った視線を返してくる鈴香。

瞳は照り付ける夏の太陽みたいに熱く、同時にじっとりと湿っぽい。

上気しやや伏せられた赤いまぶたがそれを強調する。

向けられているだけで、他に何もされずとも絶頂まで導かれてしまうような激しい感情が渦巻いていた。

肉体の芯が甘ったるい心地を滲ませていく。


「あっ♡♡♡もう出るのじゃぁ……♡♡♡」


「いいよ……♡♡♡太白の精液、私のチンポにいっぱいぶっかけて……?♡♡♡♡」


「ふあっ♡♡♡♡」


 ぐつぐつと煮え滾る金玉に、ひどく蠱惑的な囁きが直撃する。

鈴の鳴るような清らかさで、かつ淫猥でもある響きに尻穴や内ももが締まっていく。

すると肉棒全体が脈動しつつ、ゆっくりと尿道を通って濃厚な精液が昇ってきた。


「っ♡♡♡♡――っ♡♡♡♡――ぁ♡♡♡♡♡」


 痙攣が全身へ伝わり、勢いのいい射精が始まる。

一度に放出される白濁液の量は多く、法悦も長く大きい。

これまで「旦那様」が味わっていただろう本当のオスが得られる絶頂は、変化する前のメスイキよりもずっと気持ちが良かった。

というか身体自体が感じやすくなっているとはいえ、チンポの逞しさや睾丸の巨大さからして、鈴香が味わっていたのは恐らくこれ以上だ。

改めて彼女の強さを認識しながらするアクメは、あまりにも心地いい。


「フーっ♡♡♡フーっ♡♡♡」


 数分してようやく精液は止まる。

手足や頭はぼんやりと痺れ、じんじんとした快楽に支配されていた。

甘みの強い、ともすればメスのフェロモンじみた匂いが上がってきている。


「ん……♡♡♡私のチンポもお腹も、太白の母乳と精液でぐちゃぐちゃ……♡♡♡」


「そんなこと言われたらっ♡♡♡あぁっ♡♡♡♡」


「くひひっ♡♡♡」


 自分の主に体液をぶっかけるのは、多少恐れ多いと思うものの幸せだ。

「わしの旦那様じゃ」と印をつけているような気分になる。

しかもそれを好意的に受け止められると、奴隷としての悦びで深く心が満たされ、肉棒からは残っていた汁が搾りだされた。


「お前様っ♡♡♡口付けっ♡♡♡口付けしたいのじゃっ♡♡♡♡」


 射精による興奮が治まらないまま、サカりのついた獣のように上の口でのキスをねだる。


「うん♡♡♡おいで?♡♡♡♡」


「っ♡♡♡んむっ♡♡♡」


 すると慈母のような柔らかい笑みを浮かべる鈴香にすぐさま近づき、つま先立ちで正面から薄桃色の唇へ唇を重ねた。

薄くも彼女の尻同様むっちりとした優しい感触に包まれる。


 さらに爆乳は互いの胸で潰れて大きくひしゃげ、チンポ同士も底面がくっ付いた。

チンポは伸ばした尻尾できつめに包み込み、狭い空間内でよりぴったりと密着させる。

中は先ほど出した精液やこれまで付着していたよだれ、愛液、我慢汁などでひどく濡れそぼった。


「んっ♡♡♡ふっ♡♡♡」


「んむっ♡♡♡くひひっ♡♡♡」


 そうして淫靡な部分を当てあいながら、何度も啄むように顔を動かす。

粘膜と粘膜が触れ合う度、心地好さと緩い幸福感が広がっていく。

簡単な接触ゆえ強い性感をもたらすものではないが、甘さとじれったさで少しずつ自分を高めていった。


 鈴香は背中へ腕を回してきて、軽く抱きしめてくれる。


「んぇ……♡♡♡」


 やがて「もっと深く激しい行為」が耐えがたくなると舌で唇を舐めていく。

ふちや割れ目へ沿わせ触り心地を愉しむように、唾液を塗りたくっていくように。

楚々とした薄桃色の蕾は徐々にヌメついていき、雄を期待する女性器めいた愛らしい色香を醸し出す。


 するとそこから真っ赤な平たい肉の触手が這い出してきて、太白のやや細いベロと空中で何度も熱烈に擦れ違う。


「んふっ♡♡♡はっ♡♡♡ぁっ♡♡♡」


「むふ~♡♡♡」


 それぞれ体液を纏って潤っているため、ぐじゅぐじゅ、じゅりじゅりと泡立ちながら音が鳴った。

仄かな甘ったるい匂いも漂っている。

さらに時折混ざり合った汁は大きな雫となって緩慢に垂れ、赤らんだデカ乳へと落ち、表面を舐めながら深い谷間へと吸い込まれていく。

よだれが通った道はテカり、はっきりと分かった。


「んれぇ♡♡♡」


「っ♡♡♡ふぅっ♡♡♡ふぅっ♡♡♡」


 しばらくそうしていると、オス舌がとぐろを巻きつつ先端から根本へ向かって絡みついてくる。

数ミリの隙間すら許さず、簀巻きにして拘束するように、ゆっくりだが確実に。

巻き付く動作は敏感な粘膜を余すことなく擦りあげてきた。

表面全体が責められる事によって、激しい快楽が頭部へと滲み出す。

先ほどのバードキスよりも強い幸せに、深い昂ぶりも相まって意識が陶酔していく。


 蕩けたメスの後頭部に、細くしなやかな手が触れた。


「んむっ♡♡♡はぁ……♡♡♡んぅ……♡♡♡」


「ひひっ♡♡♡」


 そして鈴香の顔へと引き寄せられ、同様にベロも彼女の温かく湿潤な口内へと誘い込まれる。

加えて唇が触れ合い、貪るように食まれていく。

動きは柔らかさを堪能しつつも食らいつくようで、伸ばすように、舌へなすり付けるように揉まれていった。

仄かに汗の刺激的な、だが蠱惑的でもある甘酸っぱい香りが鼻を掠める。


「うぅ……♡♡♡せーえきぃ……♡♡♡でるぅ……♡♡♡」


 気持ちよくて思わず身じろぎをすればするほど、尻尾によって密着している肉棒同士は摩擦し合っていく。

尿道による硬い出っ張り達が互いを愛撫し、幹と幹がいちゃつき、亀頭粘膜はぺたぺたと相手に触れる。

中でも亀頭は裏筋や中央の窪みなど起伏が多く、間で粘液が泡立ち音を鳴らしながらそれぞれがそれぞれを昂らせていた。

さらに反射で起こる脈動さえも、特に鈴香のチンポは暴れるように跳ねるため強烈な刺激をもたらした。


 ただ二本の内、太白のペニスは圧倒的に快楽への耐性が無い。

それ故早くも二度目の射精が鎌首をもたげ始める。


「んじゅ♡♡♡んっ♡♡♡ふっ♡♡♡」


「あっ♡♡♡はぁっ♡♡♡くるぅっ♡♡♡」


 すると切なげになった太白の様子で、鈴香は気づきキスをより激しくした。

頭を前後させつつ舌触手も蠢かせて、粘膜を膣穴でするみたく扱いてくる。

みちみちに詰まりとぐろを巻くことでひだもできた肉は、性感帯を飽きさせないよう責め続けていく。

棒状の物体がそうして愛撫されていると、何故だか同じ棒状であるペニスまで同時に愛撫されているような気がした。


「っ♡♡♡ふ――♡♡♡♡♡はぁっ――♡♡♡♡♡」


 金玉の奥底に潜んでいた精液が搾り上げられ、チン先から再び勢いよく放出される。

びゅるびゅると噴き上がるものは大半が下乳へぶっかけられ、温かくも濃い甘さの性臭で汚していった。

乳房から昇ってくるミルク臭を押し退けて、今では刺激的な青臭さも漂う。


「ふーっ♡♡♡ふぅ♡♡♡」


 やがて射精が弱まっていくと、きつく拘束されていた口が解放される。

頭は性感によって痺れながらも複数回の絶頂でややすっきりしていた。

太白は肉棒同士も尻尾から解放して少し離れ、鈴香の肩に手を置いて動きやすいようにする。


「んっ♡♡♡」


「くひひっ♡♡♡太白のおちんちん、気持ちいいよ~♡♡♡」


 そして今度はゆったりとした兜合わせをしていく。

まずは先端を使って彼女の裏筋を擦り始めた。

尿道やカリ裏が集まってやたらにデコボコしており、硬さや柔らかさがない交ぜになった複雑な感触だ。


 しかもこれまでの責めで昂り我慢汁を大量に垂らしているからか、ねばつきとぬるつきも強い。

摩擦し合うとぐちゅぐちゅとうるさく響き、離れる度ぬぱっ、ぬぱっ、と鳴った。

間には恐らく何本もの透明な橋が架かってしまっている。

加えて、こちらへ伝ってきた熱い汁が鼠径部まで滴り濡らしていく。


「んはぁっ♡♡♡お前様のおチンポも素敵じゃっ♡♡♡まんこに入れるだけでなく、こうしてわしのおちんちんを擦り付けても気持ちいいとはのぅ♡♡♡」


「……♡♡♡」


 言葉でも劣情を刺激しながら、互いの根元に巻き付けた尻尾で向きを調整し、交代するように裏筋を先端に当てた。

ただやはりあまりにも大きく、柔らかくて力強く脈打つモノが最早亀頭の底面全体に当たっている。

そのまま腰を動かせば、ペニスの中でも敏感な部分が一斉に撫でられてかなり気持ちいい。

鈴口から吐き出される粘液も至近距離で大量にぶっかけられ、それらは幹を舐めむず痒い心地を与えながら垂れ落ちていく。

やがて金玉袋に溜まっていくと、中で精子が煮え滾るのを感じた。


「フーッ♡♡♡フーッ♡♡♡」


「ひひひっ♡♡♡太白息荒いよ?♡♡♡」


「う、うむっ♡♡♡じゃがお前様のおチンポを味わっていれば、メスなら誰でもこうなってしまうのじゃっ♡♡♡♡あぁっ♡♡♡たまらぬっ♡♡♡」


 再び頭が欲望に支配されていく。

そんな妻の事を余裕ある表情で愛おしむように見つめつつ、優しくなじる「旦那様」。


 彼女の顔にも強い興奮が現れていた。

中でも銀色のただでさえ艶やかな髪は、汗を吸ってさらなる光沢を得ている。

一本一本がキラキラと輝き、早朝の湖面みたく美しい。

だが同時に行為で激しく上昇した湿度と温度も思わせる。

奥に見える肌へ後れ毛が何本か張り付き、その肌も朱に染まってしっとりしているのだからなおさらだ。


「はぁっ♡♡♡おチンポ様っ♡♡♡かたぁっ♡♡♡」


 激しさが欲しくなり互いの竿を縦にそそり立たせ、蛇が交尾するようにいちゃつかせる。

前後左右を滅茶苦茶に絡め合い、背徳的なチンポセックスに興じていく。

相変わらず鈴香のモノは血管が複数うねる歪な形状であり、出っ張りがカリ首や亀頭などの性感帯を舐った。

さらにそれぞれの纏う粘液が混ざり合い、さながら普通の情事じみた水音も鳴る。

粘液は泡立って白濁し本気汁になり、肌へと垂れていく。


 しかも、くっ付いていると奥底にある精子たちの蠢きが感じ取れた。

自ら変化させたメスをより淫乱にしようと、子宮と卵子を犯し子供を孕ませようと、金玉の中で元気に動き回っている。

知覚するだけで穴を明け渡したくなってしまうほど、元気に。


 すると先ほどから全く触れられていない前後の「入口」から、愛液の塊が滴っていった。

女性器は潮まで噴いて、浅ましく自らの存在をアピールする。

周囲にオスを誘惑する甘酸っぱい媚香が漂っていく。


「ふ~っ♡♡♡あ~むっ♡♡♡」


「ふあっ♡♡♡♡」


 結果右のデカ乳が彼女に持ち上げられ、その先端にあるメスの象徴たる突起、乳頭が咥えられた。


「ちゅぅっ♡♡♡♡」


「ひあぁぁっ♡♡♡♡」


 そして、中にある母乳を吸い尽くさんばかりの勢いで、強烈に吸われていく。

狭い場所を空気が通ることで、かなり高い音が広間中を響き渡る。

さらにやや粘つきのある汁が、著しく感度の高い乳首の内部を通って外へ放出されていった。

吸引刺激に加えて射乳の悦びが全身へと一気に広がっていく。

また、先ほど左のと違いそれほど搾られなかったため、まだまだ蓄えはたっぷりとある。


「んくっ♡♡♡んくっ♡♡♡」


「あぁっ♡♡♡おっぱいっ♡♡♡♡ちくびぃっ♡♡♡♡――♡♡♡♡♡」


 よほど美味いのか、鈴香は決してペースを緩めず喉を鳴らしていた。

時折唇で乳輪を食み、さらなる搾乳をしながら。


 当然そんなことをされれば、兜合わせで高まっていた肉体は簡単にメスの絶頂をする。

だが動きは決して止まらない。

突起がふやけ、下品に伸びきってしまいそうなほど続く。

太白はただただ乳房を捧げ、体液を捧げ、可愛らしく啼かされるだけになっていた。


「んっ♡♡♡ね、太白、チンポイかせて?♡♡♡♡」


「っ♡♡♡うむっ♡♡♡♡だんなさまっ♡♡♡♡」


「ひひっ♡♡♡あむっ♡♡♡♡」


 すると上目遣いでおねだりされ、あまり言う事の効かない身体で恭しく従う。

再び尻尾で二本を包み密着させ、そのまま一心不乱に腰を振る。

上下から狂いそうなほどの、しかしただただ心地好く気持ちいいと思える快楽が押し寄せた。


「お゛ひぃっ♡♡♡おまえさまっ♡♡♡♡おまえさまぁっ♡♡♡♡」


「ん♡♡♡むふ~っ♡♡♡♡むふ~っ♡♡♡♡」


 うるさいくらいに響く自分の嬌声の中で、主の満足げで興奮しきった声が聞こえる。

チンポも次第に脈打ちが増えてきて、根本に何かひどく濃いものが渦巻く。

それだけで幸せすぎるのに、より深い幸せを味わえる瞬間が押し寄せてきていた。

彼女好みに、そして限界無く性感を堪能できる太白が望むように変化した肉体が、神だった頃には決してできなかった絶頂をもたらしてくる。

次第に知覚できるあらゆるものが、真っ白に染め上げられていく。


「あっ♡♡♡イっ……♡♡♡くぅっ……♡♡♡♡――♡♡♡♡♡」


「フーっ♡♡♡っ♡♡♡♡♡」


 やがて身体はすさまじいアクメに曝された。

大量の母乳を噴きだしながら「おっぱいイき」し、濃くなった精液を勢いよく放出して「ペニスイキ」する。

互いの肌と言う肌が匂い立つ体液塗れになっていく。


 オスはそうして出てくるメス乳をいくらか味わい、飲みつつ、それによっていきり立たったチンポから「オスイキ」していた。

色も量も太白のとは比べ物にならない黄ばんだ液体で、奴隷妻の全身へマーキングする。

媚薬を飲んで滾った鈴香の射精はあまりに強烈であり、周囲はすぐさま彼女の匂い一色に染められた。

当然、ぶっかけられたメス自体も。







「ふぅ……♡♡♡準備できたぞ、お前様♡♡♡おチンポ様もわしのまんこも……当然奥にあるお前様専用の孕み袋も準備できておる♡♡♡♡」


「くひひっ♡♡♡うん♡♡♡」


 チンポを再びよだれで濡らし終わると口を離す。

同時に前の穴から解すため挿入していた尻尾を抜き、柔らかな感触の敷布団へと仰向けで寝転がる。


 二人は先ほどの兜合わせを終えてから、一度水浴びして身を清めていた。

それは太白が自らの肉体をたわしに見たて、鈴香の全身を洗う淫靡なものではあったが、結果として全身は綺麗になり瑞々しく艶めいている。

ただ、中でもチンポだけは大量の媚薬母乳を飲んだためか常に勃起したままで、先端からは我慢汁を吐き出して既にかなり汚れ、依然として巨大だ。


 彼らは今、「夫婦の神聖な儀式」を行う為紫峰神社の寝室に居た。

周囲は滲み出る邪悪な神性によってやはり暗く、同時にオス臭い。

淀みきった空気はこれから起こる情事の湿っぽさを予言しているかのようだ。


「ほれ、見てくれ……♡♡♡♡」


 太白は膝を胸元まで寄せて開き、垂れ下がる金玉をどかし、おっぴろげにした股の中央にあるもの、ぷっくらと膨らんだ陰唇を指で広げて見せつける。

先ほどまで異物が入っていたというのに膣口は閉じきり、だがひくつきを繰り返して主が入ってくるのを今か今かと待っていた。


「お前様のチンポを入れるためだけの肉穴じゃ♡♡♡じゃが、まだ出来上がったばかりでお前様のカタチにはなりきってなくてのぅ……♡♡♡」


「……♡♡♡」


「早く成形してほしくて先ほどからずっと疼いておる♡♡♡寂しい……満たされたい……とな♡♡♡」


 尻の前で膝立ちする鈴香は、ぎらついた視線をそこへ向けてくる。

睨むように細められた強い、激しい熱情の籠った目だ。

粘膜が焼かれ、よりとろとろに解れていくのが感じられる。


「しかもその奥では初心な子宮が早速お前様の子を孕みたがっておってな♡♡♡一刻も早くおチンポ様にキスしようと降りきっているぞ?♡♡♡」


「フーッ♡♡♡」


「それに浅ましい欲望も抱いておるわ♡♡♡この小さな身体の腹を、旦那様との愛の結晶で重たく膨らませて欲しい、と♡♡♡♡」


 脚の間では如何にも重たそうなこぶし大より二回りほど大きな睾丸が、茶褐色の袋を突っ張らせながら垂れ下がっていた。

中身はよほど元気なのか、底部だけでなく側面や天面近くまで大小さまざまな血管を浮き上がらせており、特に底部の血管は脈動する様子すら見て取れる。

これまでだって無尽蔵と思えるほどの精力を持っていたのに、あれでは本当に射精を繰り返したとしても数日は持つだろう。

交尾用に変化された肉体ですら抱き潰されてしまう事を想像し、膣からやや塊となった愛液が這い出すのを感じた。


「んっ♡♡♡わしに……わしに種付けしてくれ♡♡♡♡おチンポ様をまんこに突っ込んでぱん♡♡♡ぱん♡♡♡と突いて……♡♡♡びゅ~♡♡♡びゅ~っ……♡♡♡とたっぷり出してくれ♡♡♡♡」


「ひひっ♡♡♡」


「もちろんいくらでもな……♡♡♡お前様の妻として、お前様を受け容れる悦びを味わわせてくれ……♡♡♡♡」


 そして、持ち主と呼応するようにびく、びくと興奮を表す浅黒い男性器。

白く滑らかな下腹部から生えそそり立つそれは余りにも逞しい。


 根本は金玉袋と自らを支えながらしっかりと上向く。

その姿は力強くて、さながら樹齢数百年の大樹が根を張っているかのようだ。


 そこから中腹まで、いくつもの管を纏わせながら徐々に直径を増していく。

だが起伏に富んだ管達と相まって、付け根よりもずっと大きく見える。

ともすれば太さの印象は、著しくえらの張った先端と同じくらいだった。


 やがて真ん中を越えると少しずつ細くなっていく。

とはいえそれは、厚ぼったく高い濃紫のカリや裏筋を目立たせるために他ならない。


 際立つ返しは太白の指先くらいであれば容易に引っ掛かるほどだ。

高すぎる段差は、挿入すればたっぷりと肉を掻き毟り、性感を刺激することが予想される。

おまけにそのことを見る者に想起させ、腹を、穴を疼かせることもできるだろう。


 しかも匂いまでひどいのだ。

嗅げば即座に股が濡れペニスですら膨らませてしまう、生物の本能を直接刺激する青臭さが常に漂っている。


 総じて鈴香のチンポは、強烈な快楽を期待させる、正真正銘の強いオスが持つチンポだった。


「んっ♡♡♡♡」


 彼女は四つん這いで覆いかぶさり、狙いすましたように先端を膣口へ突きつけてくる。

すると入口は当然のように吸い付いてキスし、柔らかい肉を纏わりつかせて媚びた。

本当にキスをしたみたいな水音が鳴るものの、これから始まるのは激しい欲望をぶつけ合うけだもの交尾なのだからどこか不釣り合いだ。

ただ、二人の関係が愛と欲入り混じったものだということが表れている。


「んむっ♡♡♡」


「んぇっ……♡♡♡」


 挿入直前のまま、上から顔が迫ってきて唇に唇が重ね合わされた。

すぐさまざらざらの舌も侵入してきて、口腔粘膜全体がゆっくりと舐られていく。

やや物足りないぐらいの快楽に、少しずつ焦れてしまう。

欲しがりな門は何度もひくつきを繰り返しては、侵略され征服されることを望んでいた。

意識がナカへ集中し、切なくて脚を擦り合わせてしまうように壁面同士が擦れているのすら分かる。


「くひひっ♡♡♡太白のその顔、すっごくチンポにクるよ……♡♡♡」


「っ♡♡♡おまえさまぁ……♡♡♡♡」


 やがて鈴香は離れた。

その表情は劣情でぐずつきながらも、淫乱な「奴隷妻」を視姦する悦びに満ち溢れている。

特に口は左側が大きく吊り上がって深い愉悦を浮かべ、囁きは腹の底から湧き上がってくるかのように低い。

彼女との間には、太いよだれの糸が繋がっていた。


「じゃあ、太白の処女、貰うね……?♡♡♡♡」


「あぁっ♡♡♡ふぅっ……♡♡♡♡わしの初めてっ♡♡♡貰ってくれぇっ……♡♡♡♡お前様のカタチっ♡♡♡刻み込んでくれっ……♡♡♡♡」


 密やかな心地好い声が、頭と心を痺れさせていく。


「んっ♡♡♡♡」


「あ゛あぁぁぁっ♡♡♡♡♡」


 そしてようやく、オスチンポが処女のメス穴を満たし始めた。

歓迎のためひどく狭まりつつも既に解れきっているナカが、少しずつ拡げられて肥え太った亀頭に耕されていく。


 性器で性器を受け容れるのは、ひだの一つ一つで男性器を堪能するのは、あまりにも幸せだった。

まだ正確な形状を知らなかった膣壁は嬉しさからすぐにカタチを覚え、時間をかけて馴染ませずともぴったり寄り添う。

そのまま貞淑な妻かつ淫乱な娼婦のように、「旦那様」の挿入を引きこむ動きで支える。

さらには時折締め付け、舐め回し、絡みついては強い摩擦を味わわせた。


「んぉ゛っ♡♡♡はらがっ♡♡♡ナカがっ♡♡♡あついのじゃぁっ♡♡♡♡」


「ひひっ♡♡♡私も♡♡♡太白のまんこ、ぎゅうぎゅうであったかいよ……♡♡♡♡」


 愛液の出しすぎで結合部からはぐちゅぐちゅと絶えず音が鳴り、しかも強い快楽と相まってひどく熱い。

結果体内という見えない部分から強烈に肉棒の存在が感じ取れて、貫かれているという実感が悦びを生んだ。


「っっ♡♡♡♡そこっ♡♡♡♡――♡♡♡♡♡」


「……♡♡♡太白はや~い♡♡♡♡」


「あっ♡♡♡おまえさまぁっ♡♡♡♡待っ♡♡♡♡またっ♡♡♡♡――♡♡♡♡♡」


 やがて上向いた先端はGスポットへと到達し、その巨大さで満遍なく刺激しながら嬲りだす。

意地の悪いことに鈴香は念を入れて何度も往復してくる。


 ただでさえ女性器全体が弱点であるというのに、中でも一、二を争う弱い箇所を重点的に責められればひとたまりも無かった。

肉体は容易く絶頂まで押し上げられ、派手に潮を撒き散らしては互いの腹を濡らしていく。

加えてそう啼かされている途中にもなされる容赦のない前後運動が、思考力を破壊するような連続絶頂をもたらす。

すると蕩けきった肉体は徐々に達するまでの限界を下げ、はしたないイき癖がついていった。


「はぁっ♡♡♡イきまんこ気持ちいいよ~♡♡♡♡くひひっ♡♡♡♡」


「やっ♡♡♡♡らめっ♡♡♡♡――♡♡♡♡♡ひっ♡♡♡だんなさまっ♡♡♡♡――♡♡♡♡♡」


 肉食動物じみた嗜虐的な表情を浮かべ、鈴香は気持ちよくなるため身体を使う。

痙攣して引き締まる膣で、痙攣が止まらないようきつい愛撫を続けながらチンポを扱く。


 あまりの激しさから思わず拒否や許しを請う言葉が出てしまうものの、しかし太白はアクメによるものだけではない幸福を得ていた。

それは、メスとしてオスに仕え、オスが思うままいやらしい身体を貪られる幸福。

そして、チンポを扱くため増えたまんこ穴などというすけべな場所を、目的通りチンポを扱くために使って貰えているという幸福だ。


「お゛っ♡♡♡イっくぅっ♡♡♡――♡♡♡♡♡イくのっ♡♡♡とまらなぁっ♡♡♡♡――♡♡♡♡♡」


 さらにGスポットへの執拗な摩擦が終わり、チンポが再び奥へと進み始めると、今度は尿道による鋭い山のような出っ張りが膣側から前立腺を潰しだす。

前側の性感帯とは違いこれまで何十回、何百回と達した場所だが、こちらはこちらで奴隷妻となったことにより相当感度が上がっており、少し当たるだけで簡単に達してしまった。

とはいえ、そもそもチンポがたっぷり媚薬母乳を摂取したのもありあまりに大きく怒張している。

小さなままの肉体にそんなものをぶち込まれれば、イき散らかしてしまうのも当然と言えた。


 膣からの潮吹きが止まらず、既に敷布団は水に浸けたのかと思うほどぐちょぐちょに濡れている。

また、結合部からどろどろの白濁した本気汁が時折溢れ出し、交尾の生臭くも淫猥な香りを放つ。


 全身はと言えば既に汗みずくであり、特に腋や首筋からは甘ったるいフェロモンが立ち昇っていく。

絶頂のひくつきに合わせて二か所は鈴香から見え隠れしているようで、視線が痛いくらいに刺さっていた。


「はーっ♡♡♡はーっ♡♡♡はーっ♡♡♡」


 しばらくするとようやく当たり方が弱まって山場を越え、少しだけ息つく暇が与えられる。

手足には濃い快楽が残り上手く動かせず、腹は未だ呼吸に合わせて跳ね、思考はぼやけたままだ。

しかしあれほど連続でアクメしたにも関わらず、疲れや不快感といったものは一切無かった。

むしろ、温かく心地好い多幸感で満たされている。

再度味わいたいと強く願ってしまうほどだ。


 浅ましい願望は、すぐ叶えられることになる。


「あっ……♡♡♡♡」


「くひひっ♡♡♡」


 肉棒が三分の二ほどまで入り、亀頭が子宮の入口に当たった。

「旦那様」との逢瀬に気づいた子宮口が、離すまいと先端に軽く食らいついたのが分かる。


 首を上に向け、背中を丸めながらこちらを見てくる鈴香と視線を合わせた。

先ほど嗜虐欲を満足させた彼女は、一転して柔らかな表情をしている。

愛する者同士が向け合う、目尻の垂れ下がった目つきだ。

興奮も大いに溢れ出しているが、妻と深い所で繋がり子作りをする、生物として、夫婦としての幸せが感じられる。

続けて欲しいという思いを籠めて目線を送れば、応じるようにゆっくりと腰が動いていく。


「ああぁぁっ♡♡♡♡おまえさまっ♡♡♡♡おまえさまぁっ♡♡♡♡――♡♡♡♡♡」


「うん♡♡♡太白……♡♡♡♡好きだよ♡♡♡好き……♡♡♡♡」


 チンポが子宮頚部をこりこりと愛し始める。

膣壁とは違う歯ごたえのある触感を愉しみつつ、少しずつめり込ませるみたいに。

差し込み、引いてと繰り返されれば、ただでさえ敏感なポルチオは閉じた内側も擦られる悦びによって口を開いていく。

しかも徐々に大きくなる先端からカリへ沿って広くだ。

元々は子を孕むためにある神秘的な器官が、これまた男性器を気持ちよくさせるためのすけべで下品な器官としても耕される。

そうしてただオスに都合のいい身体となっていく事が、あまりにも嬉しい。


「んぉ゛ぉっ♡♡♡♡はいってくるぅっ……♡♡♡――♡♡♡♡♡」


 緩慢なピストンによって肉棒はより奥、内部へと侵入していく。

異物が立ち入るべきではない場所だというのに、あるのは快楽だけだった。

まんこ穴を全て満たされていく幸せも相まって、絶頂の深度が増していく。


「あっ♡♡♡あぁっ♡♡♡♡おくぅっ……♡♡♡♡」


「ひひっ♡♡♡奥まで入っちゃったね……♡♡♡♡あ~……♡♡♡すっごく気持ちいいよ……♡♡♡♡」


「うむっ♡♡♡♡わしもじゃぁっ♡♡♡♡――♡♡♡♡♡」


 やがてチンポが全て入ると、子宮のてっぺんに先っぽが食い込んでいた。

亀頭や竿、血管や鈴口などあらゆる面に肉がぴったりと密着しており、まさしく「チンポ扱き穴」といった具合だ。

股間からへそ上にかけてがとにかく熱い。

また、鈴香の下腹部がやや大きなクリトリスも軽く潰して、女性器がくまなく愛されている。


「太白の子宮、すっごく精液注いでほしそう……♡♡♡♡」


「当然じゃっ♡♡♡んひっ♡♡♡お゛っ♡♡♡旦那様の精子で孕むための場所じゃからなっ♡♡♡イっ♡♡♡――♡♡♡♡♡」


「じゃあ金玉の中に詰まった特濃精子、いっぱい飲ませてあげないとね♡♡♡♡」


「~~♡♡♡♡はぁっ♡♡♡ではわしもお前様がたっぷり射精できるようにっ♡♡♡フーッ♡♡♡おチンポ様を癒して差し上げねばなっ♡♡♡♡――っ♡♡♡♡♡」


 彼女の言葉通り、メス穴は内部がうぞうぞと蠕動して竿全体を愛撫し、種汁の放出を強くねだっていた。

そんな浅ましい部位と呼応するように喘ぎ交じりの猫なで声で返事をすれば、媚びへつらう悦びにあっさりと絶頂が押し寄せる。

おまけに膣の蠢きは自ら性感帯を擦り付けに行っているようなものだ。

すると当然快楽がもたらされ、結果身体が跳ねまわって摩擦は際限なく増えていく。

挿入を終え少し休憩している時間にも、雄性器を全て挿入されたという事実が幸せを激しく膨らませた。


「くひひっ♡♡♡そろそろ動くね……?♡♡♡♡」


 真っ白に塗り潰された意識の中でも、主の声ははっきりと知覚できる。


「お゛ひぃぃっ♡♡♡♡♡――♡♡♡♡♡」


 そして次の瞬間チンポが抜けていき、太白は多重絶頂に曝された。

子宮口がカリに舐られてイき、前立腺が尿道の出っ張りに潰されてイき、Gスポットが血管の浮いた歪な竿にぐじゅぐじゅと責められてイき、硬さのある腹筋にクリトリスを引き摺られてイく。

様々な箇所が同時にイくことで、深く連続した凄まじいアクメの暴力に襲われる。

あらゆる感覚が多幸感と鈴香だけしか認識しない。


「すきぃっ♡♡♡♡すきっ♡♡♡♡イぐっ♡♡♡♡こわれるぅっ♡♡♡♡♡」


 だがそんな強烈な状態でも、淫穴を締めたり、愛の言葉を発したりと「旦那様」のために動くことは出来た。

奴隷妻としての本能が、気持ちよくなってもらう事だけは忘れなかった。


「ふ~っ♡♡♡もう精液上がってきた……♡♡♡♡」


「お゛っ♡♡♡♡だしてっ♡♡♡なかだししてぇっ♡♡♡♡」


 彼女は思わずといった風な独り言を呟きながら、再び挿入していく。

ゆっくりとした動作にも関わらず、ぐちゃぐちゃになっている結合部からは下品な音が響き続ける。

どれほど我慢汁のオス臭が濃いものとはいえ、愛液が溢れすぎて周囲には甘ったるい香りの方が強くなり始めていた。


 さらに子宮が、膣壁が帰還を嬉しがって歓待し、行かないでとでも言いたげに絡みつく。

出たくなくなるように、ひだが全体、特に感度の高い裏筋や亀頭、カリを集中的に舐め回す。


「太白のナカ、寂しいよ~って言ってるね?♡♡♡♡」


「うむっ♡♡♡♡せいえきっ♡♡♡おくにほしくてっ♡♡♡♡んひぃっ♡♡♡♡」


「ひひひっ♡♡♡じゃあお望み通り、このままぐりぐりして出してあげる♡♡♡♡」


「っ♡♡♡すきっ♡♡♡あぁぁっ♡♡♡お゛ふぅっ♡♡♡♡」


 すると鈴香はそれに気づき、腰を密着させたまま上下左右にスライドさせ、亀頭と奥をいちゃつかせてきた。

孕みたがりの内膜が熱烈に撫でくり回されて、たっぷりと精子が含まれているだろう我慢汁が塗り付けられていく。

卵巣から卵子が、種付けされたいとばかりに飛び出すのを感じる。


 加えてポルチオは高いカリによってぐにょぐにょと虐められていた。

自然に閉じようとするのを阻害するみたく拡げられ、かと思えば途中でやめられる。

しかし時折這い出すぐらいまで抜かれて、念入りに引っかけながら何度も出し入れされていく。


 両方の手足が自然と持ち上がり、万が一にも逃げられてしまわないよう首と豊かな尻へ引っ掛かる。

けだものらしくまんことチンポで愛し合う悦びに、濃密な絶頂の予感がした。


「あ~……♡♡♡出す……♡♡♡出すよ~太白♡♡♡私の精液受け止めてね?♡♡♡♡」


「もちろんじゃっ♡♡♡♡精液袋にたっぷりだしてくれ……♡♡♡♡お前様ぁ……♡♡♡♡」


 それは「旦那様」も同じらしく、鈴の鳴るような楚々とした、だが吐息交じりの艶めかしい声で射精が近いことを教えてくる。

赤らんだ首筋や肩が軽く痙攣して、臀部が波打って身体でも告げてくる。

肉棒は先端を膨らませ、血管を激しく脈動させていた。


 互いへと強烈な波が押し寄せていく。


「んっ♡♡♡ふぅ~っ♡♡♡♡♡んぅ♡♡♡♡♡」


「あっ♡♡♡――♡♡♡♡♡っ♡♡♡♡――♡♡♡♡♡」


 そして鈴口から、爆発的な勢いで精液が飛び出してきた。

子宮が叩かれながら一瞬で満たされていき、引き締まっていた子宮口が舐られ、逆流していく。

感じるのは魂へ響く温かさと、メスの悦びだ。


 多幸感が全てを塗りつぶし、真っ白でただただ心地よい世界へと誘う。

重たくも、身体が浮き上がるような強い感覚に浸される。

その中で、排卵された卵子に精子が殺到し、すぐさま受精する感覚があった。

さらに一瞬で着床し、鈴香と自分の子供を孕んだことが分かる。


 神の頃では味わえなかった妊娠するという喜びと快楽を、太白は長い間堪能した。







 太白は身体中に三つあるいやらしい穴全てへ中出しされ重くなった腹をさすりながら、安楽椅子に座る鈴香の足元で、彼女の精液でべとべとになったチンポや金玉を「掃除」していた。

抜かずに射精を重ねたため中でも亀頭や幹へはだいぶ精液が馴染んでおり、同じところを数度舐めても仄かな甘味と強いエグ味が広がる。

それ故先ほどからしばらく舌を這わせ続けているが、一向に終わる気配が無い。

というか丸一日交尾した後の小休止としてこうしているにも関わらず、彼はさっさと再開したいと思っていた。

今までの掃除が全て無駄になることも厭わず。


「ねぇ太白、これからどうしよっか?♡♡♡」


 「旦那様」が、頭を撫で回し、狐耳を軽く弄びながら聞いてくる。

口奉仕は止めずに視線だけ重ねた。


「あむっ♡♡♡ひひっ♡♡♡お前様の望むように、じゃな♡♡♡んぇ……♡♡♡手始めに紫苑村、そして周辺の村を堕としてしまうのもよいと思うぞ?♡♡♡」


「くひひっ♡♡♡」


「おおそうじゃ♡♡♡んれ~っ……♡♡♡お前様を害したあの魔術師を堕とし、あやつら一族の対策をするのもよいのぅ♡♡♡ちゅっ♡♡♡」


「……♡♡♡そうだね♡♡♡」


 人間を襲い手籠めにしてしまうことが、まるで抵抗なく頭に浮かぶ。

紫苑村の人々へ愛着は残っているものの、しかし優先順位は鈴香の方が著しく上だ。

村以外となればなおさらで、それこそ魔術師に関してはどれほど主のためになるか、という利用価値にしか目が行かない。


 ただ、奴隷妻としては別のやりたい事があった。


「じゃがこのまましばらくわしとまぐわい続けるのはどうかの?♡♡♡おチンポ様もまだまだ元気そうじゃし……のぅ?♡♡♡♡」


「へぇ?♡♡♡」


「それにわしも物足りなくてな♡♡♡お前様の精液が欲しくてたまらぬ♡♡♡口にも、メス穴にも……♡♡♡♡じゃからおチンポ様を入れて貰えば、たっぷり気持ちよくして貰えると思うぞ?♡♡♡」


「う~ん♡♡♡どうしようかな~♡♡♡」


 恭しく媚びると、彼女は意地の悪い笑みを浮かべて逡巡する。

チンポは持ち主の昂りを表すみたく大きく縦に揺れ、ひどく蠱惑的だ。


「っ♡♡♡頼む、お前様♡♡♡寂しがりで浅ましい奴隷妻に慈悲を♡♡♡慈悲をくれぬかのぅ……♡♡♡♡後生じゃから……♡♡♡お前様ぁ……♡♡♡♡」


「ひひっ♡♡♡そんなに言うならいいよ♡♡♡しゃぶって?♡♡♡♡」


「うむっ♡♡♡はむっ♡♡♡♡」


 身体を屈めへりくだれば、ようやく許可を貰える。

すぐ発情してしまうはしたないメスとして、支配者たるオス様に服従する悦びを感じながら、口元へ持ってきた亀頭へむしゃぶりつく。

太白の頭には、幸せだけしかなかった。





 邪神鈴香の軍勢は日を追うごとに力を増していき、やがて数か月後にはサクラリア地方の町や王国、小さな村に至るまで全てを手中に収めた。

常に禍々しくもいやらしい瘴気が漂うかの地では、どこに居ようが尻穴を貫かれた男の、巨大な男性器を生やした女へ発する甘えた情けない喘ぎ声が聞こえたという。


 そして神として崇め奉られる邪神鈴香の傍らには、狐の耳と尻尾を持ち、胸と尻が膨らみ卑猥な身体つきのメスが常に付き従っていた。

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