浅野日向の初仕事 (Pixiv Fanbox)
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浅野日向の「初仕事」は、冴島由貴の家で行われていた。
「うふ♡♡♡日向くん……♡♡♡」
「由貴さん……♡♡♡」
日向は首を仄かに傾けて、鼻が付きそうなほど近い由貴を見上げていた。
彼女の瞳は興奮で潤んでおり、柔らかな垂れ目にすけべな色を足す。
風呂上がりでしっとりした艶を持ち、所々赤みを持った陶器のような肌が艶めかしい。
黒々としたセンター分けの毛髪がそれらに映え、それらを映えさせる。
「ふぅ……♡♡♡」
釘付けになりながらも辛うじて息をすれば、シャンプーの蜂蜜、そして炊かれたアロマのフローラルな甘ったるい香りが、脳をうっとりと陶酔させていった。
身体の中でじんわり広がっていく熱に身を任せ、周囲には目もくれず、ただ劣情をめらめら燃え上がらせていく。
「んむ……♡♡♡」
「あ……♡♡♡」
唇が重ねられた。
厚みがあってベッドみたく深い粘膜は、こちらの蕾を覆い尽くす。
緩くも幸せな快楽が頭で生まれる。
「ん♡♡♡」
啄み返すとむんにゅりひしゃげ、由貴が持つ双丘さながらにかえってこちらを包み返してきた。
欲望を昂らせる度、自然と腰を抱き合う腕には力が入っていく。
すると当然乳房はより強く押し当てられる。
滑らかなスリップの布地に隠された、豊満で弾力もある塊。
潰れると横に流れ、腕へむちゅむちゅと感触を味わわせてくる。
シルクの触れただけで気持ちいい肌触りに、まろやかで柔らかいおっぱいが合わさるとたまらない。
さらに日向は全裸であるため、興奮で硬くなった乳首が癒され、擦られる。
「ふぁ……♡♡♡」
我慢できなくなって、勃起した下腹部を彼女に押し当てた。
たおやかな肌着の奥に隠された、バキバキに煮え滾る剛直と遭遇してしまう。
「んっ♡♡♡んっ♡♡♡」
繰り返し突き出せば、仄かに汁が滲んだ先端はにゅるん♡♡♡にゅるん♡♡♡と滑る。
動作で剛直が動き、カタチを変える気配は一切無かった。
「んぁっ♡♡♡ふぅっ♡♡♡」
土台として「擦り付け」受け止めるように頑強で、夢中になって何度も繰り返してしまう。
浅ましい棒オナニーは気持ちよく、さらさらの布はどんどん濡れていく。
響き始めたぬちょ♡♡♡くちょ♡♡♡という音がオカズとなり、我慢汁の分泌はより多くなった。
「んむっ!?♡♡♡」
そこで、いつの間にか忘れていたキスをされる。
「んぇっ♡♡♡」
すぐさま舌がねじ込まれ、歯茎から上あご、竦むベロまでを一気に蹂躙し尽くしていく。
摩擦は強く、有無を言わせない強引さがあった。
ぴくぴくと時折痙攣しながら、なすがままになっていることしかできない。
口の端からは、混じり合った粘っこいよだれがいくつも零れる。
「ぷは♡♡♡んふ♡♡♡」
やがて由貴は離れた。
出しっぱなしになっている彼女の挑発的な赤い舌から、太い銀色の糸が伸びている。
「ベッド、行こうか……♡♡♡」
「あ……♡♡♡はい……♡♡♡」
ささやかに、脳を震わすように発された低く色っぽい声を聴いて、「食らい尽くされる」と思った。
体圧を的確に分散するベッドへ仰向けで、頭の上で腕を組んだ状態で寝転んでいると、視界の端にこちらへ向けられた尻が映り始めた。
上半分が黒く艶々したスリップで隠されたそれは、四つん這いで後退しにじり寄ってくる由貴のものであり、かなり大きい。
しかも肌の白さに映えるような、背面は殆どがレースによって作られた黒いショーツで包まれている。
布越しに見え隠れする表面は一切のシミや荒れが無く、しかし所々赤みを持っていた。
豊満すぎるせいかふちからはみ出して盛り上がり、丸々とした膨らみを帯びている。
下方へ伸びる足との間には影が落ちているが、それは決して垂れているからではなく、肉づき故だった。
そして、股間に普通の女性には無い出っ張りがある。
中の物を収納するためポケット状になっているそこと、女性器があるだろう場所との境目は、他の場所よりも濃い色をしていた。
女の甘さとオスの青臭さを混ぜ合わせた、湿り気のある空気がむわっ♡♡♡と漂ってくる。
ふたなりしか出せない屈折した色気に当てられ、頭がくらくらしてしまう。
「じゃあ日向くん、乗っちゃうね?♡♡♡」
見惚れていると、下半身の方から声がした。
視線を移動すれば、左肩越しにどうにかこちらの位置を確認する由貴と目が合う。
流麗な流し目にどきどきする。
「はい……♡♡♡」
発情しきって上擦った声で応じると頷きが返され、段々と視界に影が差してきた。
巨尻が、迫ってくる。
「んむっ♡♡♡」
やがて、顔の上に彼女の臀部が乗った。
下瞼から上がぐにゅりと柔らかく包まれ、鼻には割れ目が触れ、「境目」にすっぽりと鼻の穴が入る。
口は金玉によって塞がれ、嗅覚のある方でしか呼吸が出来ない。
重さは由貴が上手くやっているのか、あまり感じなかった。
さらに下着は所々刺繍のざらつきがありつつ滑らかで、当たっているだけで仄かに気持ちいい。
「すぅ♡♡♡ぅぁ……♡♡♡」
息をすれば当然、興奮したふたなりの、二つの性器の匂いを嗅がされる。
男も女も誘惑するフェロモンは、濃厚で味わい深かった。
まずオス臭いえぐみが香り、中和しつつより淫猥にするメスの甘臭さが混じる。
嗅いでいるだけで鼓動は早くなっていき、フェロモンが含まれた空気を送って、身体中をセックスへの渇望で満たす。
乳首が勃起し、ペニスは硬くなり、アナルがひくつき、それぞれ愛撫されたくて疼いた。
「すごいでしょ、そこの匂い♡♡♡このままいっぱい焦らしてあげるからね♡♡♡」
「っ♡♡♡」
言葉には優しさがあったが、内容自体はかなり苛烈に思える。
なぜなら、腕が拘束されていて自慰ができないため。
やや粘着質な印象のある由貴であれば、焦らしもそれ相応なねっとりさとなるはず。
日向は今、これまでは素直に貪っていればよかった「快楽」への、僅かな恐怖を感じていた。
「絶頂させてもらえない」という恐怖を。
だがそうして弄ばれることに、どうしようもなく劣情が催されているのも事実だった。
オスの性癖をぶつけられる悦びで、肉体がひどく敏感なのが分かる。
「それじゃあ触るね?♡♡♡」
「ん~……♡♡♡」
「うふふ♡♡♡日向くんの息、熱い……♡♡♡」
「ぁっ♡♡♡」
彼女はぴくりと身体を震わせた後、左右の五指を胸に置いてきた。
微かに膨らんだ肉の丘を取り囲むように、緩く外側から掴むように触れられる。
視界が遮られているのも相まって、呼吸による微かな上下動さえも知覚できた。
「つ~♡♡♡」
「~~~♡♡♡」
そのまま、十本の指が乳首へ向かっていく。
メス乳に食い込みながら、肉を纏めるみたく移動する。
すると否が応でも意識は集中してしまい、愛撫されることを期待してしまった。
「あ……♡♡♡」
しかし乳輪に差し掛かり、快感が強くなった瞬間動作は止まる。
まさか弄ってもらえると思っていたわけではないが、落胆と「次こそは」という考えが先端に留まった。
熱い棒たちは最初の位置へ戻り、再度中央を目指す。
「ん……♡♡♡」
だが当然のように、最も敏感な所の前で停止してしまう。
強烈な性感の代わりとして、腹の底で渦巻く熱と、突起へのむずむずを与えながら。
「やっ……♡♡♡」
「はっ……♡♡♡」
「あぇ……♡♡♡」
「うぅ……♡♡♡」
何度も繰り返され、期待を台無しにされる度に、「次は触ってもらえるかもしれない」と淡い思いを抱いてしまう。
粛々と行われる、いつ終わるとも分からない責め苦へ、希望を持たずにはいられない。
だというのに、吸う空気はどんどんと由貴の香りが濃く、いやらしいものになっていた。
汗も混ざり合ったふたなりフェロモンは湿度を増し、鼻へこびりつく。
そのまま浸食しながら脳へ向かい、無理矢理発情させる。
ただでさえ興奮して呼吸が早くなっているのに、淫靡な匂いでより興奮させられた。
メスイキへの飢餓感がどんどん高まっていく。
「はぁ……♡♡♡」
さらに時折、悩ましげな低い喘ぎ声もする。
音は耳から入ると、ぐずぐずに蕩けていく身体に沁み渡った。
防音の聞いている高級住宅故、互いの息遣いや衣擦れの音がよく聞こえる。
そこで、指が乳首直前で止まり離れた後、胸の周りへ戻らないのに気づく。
「次はここね……♡♡♡」
「んぁ……♡♡♡」
次に狙われたのは脇腹だった。
無防備に伸びた皮膚の薄い場所へ、触れるか触れないかの位置で触感が殺到する。
「すり……♡♡♡すり……♡♡♡」
「っっ♡♡♡♡」
続けてフェザータッチのまま、ゆっくり発されるオノマトペに合わせて駆け上がっていく。
胸とは違ったぞわつきの強い快楽で、下半身がくねくねと踊らされた。
「身体すごい跳ねてるよ?♡♡♡」
「んぅーっ♡♡♡」
「うふふ♡♡♡言われたらもっと跳ねたね?♡♡♡」
由貴に言われても動きを抑えることはできない。
むしろ、低く艶っぽい声色に責められてぞわぞわが激しくなる。
「逃げようとしても絶対逃がさないからね♡♡♡ずっとぞわぞわ感じて?♡♡♡」
「むーっ♡♡♡ふーっ♡♡♡」
足をばたつかせ、胴体までを横に揺り動かすが、手は決して離れてくれない。
しかもかえってむにゅりと食い込み、気持ちよさを助長する。
「あぁ……♡♡♡日向くんの息で私の金玉、すごく熱くなってる……♡♡♡おまんこも、ね……♡♡♡」
「っ♡♡♡ふぁぁ……♡♡♡」
そうしているうちに、鼻、また唇と接している下着が濡れているのに気づいた。
ぬるぬるした感触は明らかに愛液と我慢汁で、むっとする性の香りに興奮は昇り詰めていく。
液体はそれぞれ甘臭い酸味と、体臭を煮詰めてオス臭さを足したような匂いをしており、性欲を下品にそそった。
さらに布越しの女性器はひくついて食み、睾丸は精液を製造しているのかぎゅるぎゅる蠢いている。
ちゅく♡♡♡くち♡♡♡と鳴る水音が、脳を痺れさせた。
淫猥な出来事によって誘発され、メスイキに似たむずむずも相まって意識が白く染まっていく。
「っと、まだイっちゃダメだよ?♡♡♡」
「んぁ……」
だが脇腹への愛撫が止まると、絶頂感はそれ以上膨らんでいかず、次第に減衰する。
おあずけされた不快感や、爆発しきれなかった快楽が全身を蝕んだ。
より深い「イきたい」という思いが心に残る。
「次はおへそね♡♡♡」
「うぅぅ……♡♡♡」
ぐつぐつと欲望を燻ぶらせていると、今度はへその周囲で円を描きだす一本の指。
腹の底に溜まった性感がくすぐられているかのようで、アクメ願望に拍車がかかる。
「くる……♡♡♡くる……♡♡♡」
再度発される細く、ゆっくりでじれったい声も重なればひとしおだった。
度重なる焦らしで諦めてしまった身体は、勝手に力を抜いていき、抵抗が出来なくなっていく。
「うふふ♡♡♡力抜けちゃった?♡♡♡いいよ♡♡♡全部私に任せてね、日向くん♡♡♡気持ちいいの溜め込むのも、イくのも……♡♡♡♡」
「んぅ……♡♡♡」
身を任せると、甘美な敗北感が広がった。
それはじぃん♡♡♡と肉体の芯へ響き、ぐずぐずのとろとろに蕩かしていく。
動くことを忘れると代わりに感度が上がり、腹の肉に擦れていく先端がやけに熱い。
熱は昂りをもたらし、昂りはより感覚を鋭敏にする。
ただ中央にある穴をなぞられているだけ。だというのに期待はやたらと膨らんだ。
「ぎゅ~……♡♡♡」
「はぁっ……♡♡♡」
上下からやや強い力で摘ままれる。
「くに……♡♡♡くに……♡♡♡」
「あっ……♡♡♡はっ……♡♡♡」
縒り合わせるような動作に、息は浅く早くなっていく。
また、いつも乳首へされている愛撫に似ていて疼きが増した。
「つ~っ……♡♡♡」
「ふぁぁ……♡♡♡」
一度離れ、今度は二本の指が周りを這った。
時折押し込みながら、真ん中へと近づく。
「穴」に挿入される予感に、上下の穴も震える。
だが、もう入ろうかという所で居なくなった。
願望に答えてもらえない切なさが残る。
「日向くん♡♡♡もし口寂しかったら、私のたまたまちゅうちゅうしててもいいよ?♡♡♡」
「っ♡♡♡はむっ♡♡♡♡」
「うふふ♡♡♡」
そこへ降ってきた魅力的な提案に、すぐ応じて右の金玉へ吸い付いた。
食めば、下着のざらつきと、奥にあるむにむにした触感がある。
さらにどく♡♡♡どく♡♡♡と脈動してもいた。
痛みを与えないよう気を付けつつ何度も弄ぶ。
布をしとどに濡らしていた汁は搾り出され、口内へ入り込んだ。
伝わってくるのは苦さと塩気で、風味も鼻へ抜けていく。
風味には性を強烈に想起させる、刺激的で低俗な磯臭い香りと、それに比べればいくらか上品であるがやはりいやらしい甘酸っぱい香りがあった。
日向の中にある「雑魚オス」と「マゾメス」両方が苛まれ、劣情が燃え盛る。
もっと触り心地に浸っていたくて、混合液を飲み干したくて、熱心に唇を動かしつつ舐めていく。
「あっ♡♡♡夢中になっちゃってかわいい……♡♡♡私はおへそ可愛がってるね?♡♡♡」
「ぷぁっ♡♡♡」
すると、左右二本ずつ計四本で広げられるへそ穴。
そのままうねうね動きながら中心へ寄り、近づききるとぐにぃ♡♡♡と戻る。
どこか軟体生物がのたうっているかのようなねちっこい愛撫に、ぞわつきと淫靡な気持ち悪さを感じた。
嫌だと頭では思うのに、確かに気持ちいい。
「はっ♡♡♡あっ♡♡♡ふぅっ♡♡♡」
やがて這いずりはそれぞれランダムに動き始め、本当に四匹の何かが蹂躙していると錯覚してしまう。
ぞわつきは増し、嫌悪と快楽の狭間にあるどろどろした、しかし纏わりつくような甘ったるい官能がもたらされる。
反射的に逃れようと、無意識が力の入らない身体を捩った。
だが、決して逃げられない。
「やっ♡♡♡やぁっ♡♡♡」
やはりなすがままになるしかないという絶望は、被虐感に変わりむしろ発情させていく。
アナルと奥にある前立腺、既に高められている乳首をひどく疼かせる。
そこでようやく指は離れた。
「んあっ♡♡♡」
「最後は乳首……♡♡♡」
だがすぐ、ずっと触られたがっていた突起、そのすぐ両側が、すりすりと擦られ始める。
肉を軽く巻き込むような強さで触れられると、深部まで刺激されて強い快楽が滲んだ。
しかも振動は突起を震わせ、快楽を上乗せする。
しかし、案の定指は当たらない。
直接愛撫されているわけではないため、もどかしさはより募った。
「っ♡♡♡ぅっ♡♡♡」
上下、左右と周囲だけが延々と責められ続ける。
ゆっくり、素早くと速度を変え、時折軸を合わせて淡い期待を持たせながら。
長い焦らしの中で、日向には確信めいたものが生まれる。
「今触られたら、その一度だけでイく」というものが。
確信してしまうほど、乳頭には快感が溜めこまれていた。
「んふふ♡♡♡もうちょっとだけ気持ちいいの溜め込もうね♡♡♡そしたらすごく気持ちいいの、させてあげられるからね♡♡♡♡」
「んぁ……♡♡♡ちゅ♡♡♡むふーっ♡♡♡」
「はぁ……♡♡♡」
もっと自らを性感で苛むため、ふたなり汁塗れの金玉へ吸い付き、深呼吸も合わせた。
口内に入り込んだ体液を嚥下し、ぐじゅぐじゅに湿ったフェロモンを吸い込む度、思考は気持ちよくなること以外考えられなくなる。
すると吸い付きは激しさを増して、息遣いも荒くなっていく。
そうして身体は出来上がっていった。
「あ……」
ずっと乗っかっていた巨尻が、離れていく。
大量に分泌された液体によって、肌へ陰部周辺のレースがぺったりと貼り付いていた。
また先ほどより赤みが増し、びしょびしょに濡れているのも分かる。
腕の拘束は無くなり、自慰できるようになりはしたが、全くもって動く気にならない。
むしろ緩慢な動きで遠ざかっていく由貴を見、この期に及んでまだ興奮を昂らせている。
前へ歩いていく度、くちゅ♡♡♡ちゅく♡♡♡と粘液に塗れた臀部から卑猥な水音が鳴っていた。
彼女は日向の股間横辺りでぺたんと腰を下ろし、こちらを向く。
薄布はやや湿気を含んで、魅惑的な肉体のシルエットをいくらか表していた。
乳房のまろやかで巨大な膨らみや、その谷間の位置までもうっすらとだが分かってしまう。
そしてすぐ下にある、早くも露出したガチガチのチンポ。
後ろにある黒いスリップによって、相当黒ずんで紫がかった亀頭の淫猥さとカタチがかえって際立つ。
元は発色のいい肉色だったのだろうそれは、使い込まれた結果である、淫水焼けによる色素の沈着を誇示している。
これまで抱かれてきたのだろう数々の「メス」達が啼き、寵愛を乞う姿が想起された。
さらに自ら分泌した体液でぬらぬらと濡れて艶めき、ひどく色っぽい。
生殖器という秘するものであるはずなのに、セックスアピールは凄まじかった。
そんな先端を支えて強調する竿は、ぼこぼこと血管や筋肉のようなものが浮いてあまりに力強い。
おまけにどぐっ♡♡♡どぐっ♡♡♡と絶えず跳ねていた。
もう我慢できないとでも言うように。
「んふ♡♡♡日向くん、すごくいい顔してる……♡♡♡」
「へ……♡♡♡」
由貴の言葉で、鼻の下が伸びてだらしなく口を開き、目元の緩んだトロ顔をしていることに気づいた。
はしたない姿を晒したことに恥じらいを覚えるが、表情筋に力が入らず、引き締めることが出来ない。
しかも所々、体液に塗れている。
目を合わせれば、彼女も相当上気していた。
全体的にしっとりと汗ばみ、体温が上がったためか頬が赤く、瞳もじとっと粘っこい。
「ふぅ……♡♡♡すごく興奮しちゃう♡♡♡ね、おちんちんしこしこしてて?♡♡♡」
「はい♡♡♡うぁ……♡♡♡」
求めに応じて中ほどを右手で握ると、溶接されてしまいそうなほど熱されている。
触れただけで悦び痙攣し、中の血流がひしひしと伝わってきた。
「ん……♡♡♡」
上下に動かせば痙攣は増し、激しすぎて手が振り払われるんじゃないかと思う。
夢中になって、何度も何度も扱く。
「ぁ……♡♡♡」
すると、由貴は服を脱ぎ始めた。
黒布の裾が少しずつ持ち上げられ、絹のような白肌が露出していく。
太すぎない肉づきの腹は柔らかそうで、黒マラとのコントラストでより美しく見える。
加えてくびれがしっかりとあり、ラインが女性的で悩ましい。
そして遂に姿を表し始める乳房。
漆黒で落ち着きのある、レースで縁どられ、飾り付けられたブラジャーに包まれている。
かなりの量感を持っておりどう見ても重そうで、胴体よりも横幅が広い。
スリップが捲れ上がり見えた谷間には、数筋の汗が浮かんでいて、シミ一つない乳表面を少し汚した。
だがそれが濡れや照りを生み、かえっていやらしさを掻き立てる。
見惚れすぎていつの間にか、手によるチンポ扱きが止む。
「ふぅ♡♡♡」
彼女は頭まで通し終えると首を振り、髪の毛も通した。
ゆさ、ゆさと弾力を持って揺れる巨乳と黒髪に目を奪われる。
同時にシャンプーの甘ったるい匂いが鼻を掠めていく。
由貴は続けて胸裏へ手を持っていき、ホックを外した。
ずし♡♡♡と支えを失った肉塊が少しだけ垂れ下がる。
そのまま腕が抜かれ、上半身が全て露わになった。
「うふ♡♡♡」
でっぷりとしてやや品が無いようにも思えるそれは、桃色の乳輪に飾られて清楚ともとれる。
しかしやはり、乳輪中央で勃起した乳首が淫猥にすぎた。
微かな動きだけで揺れ、ふよふよと弾むのもたまらない。
釘付けになっていれば、唐突にだぷん♡♡♡と上下に暴れる。
それは持ち主が膝立ちになったためだった。
下半身からした水音に視線をやれば、今度はショーツが降ろされていく。
だが金玉や、恐らくその奥にも貼り付いてしまっているのかなかなか離れない。
「ん……♡♡♡」
ようやく剥がれると、微かな喘ぎが聞こえる。
膝下を通され、見せつけられた布はぐしょぐしょで、力なく垂れ下がっていた。
「……♡♡♡」
着用されていた下着全てがベッド外へと投げ捨てられると、目線が交差する。
いよいよなのだと直感した。
豊満で魅力的な裸体によって、先ほどまで体内を渦巻いていた絶頂感は殆ど減衰せず残っている。
「ローション、取ってくれる?♡♡♡」
要望に従い、サイドテーブルに置かれていたボトルを取って渡す。
高い所から、潤滑液がかけられていく。
「うあ……♡♡♡」
徐々にぬめつきを増すチンポ。
由貴によって扱かれローションが馴染まされた。
どろっとした液体でさらに濡れた肉棒は光沢を放ち、異形の生物みたくびくびく蠢く。
アナルが交尾の快楽を求めて、つがいの生物さながらにひくひくと反応した。
足を広げて待つと彼女は間にぺたんと座り、手早く生殖器へと突きつける。
「つがい」は勝手に何度かキスを繰り返し、睦み合う。
ちゅぷ♡♡♡ちゅぷ♡♡♡と上の粘膜接触でよく聞く水音が何度も響いた。
「んふふ♡♡♡日向くんのお尻まんこ、すごいえっち……♡♡♡私のおちんちんと繋がりたくてちゅぱちゅぱしてる……♡♡♡」
「あぁ……♡♡♡ゆきさん……♡♡♡はやくぅ♡♡♡」
卑猥にすぎる事実を言葉でも教えられると興奮して仕方ない。
うるんだ瞳で見つめ、おねだりをする。
「はぁ……♡♡♡そんな目で見つめられたらもっと焦らしてあげたくなっちゃう……♡♡♡」
「ひっ♡♡♡」
しかし逆効果だったようで、肛門周辺へ体液を塗り付けるかのように先端は動く。
開発されきった入口は快楽をもたらすが、かえって絶頂への期待感が昂るだけ。
もどかしくて腰が跳ねても、やはり正確に追従してきて絶えず愛撫される。
「やぁ……♡♡♡おねがい♡♡♡はやくぅ……♡♡♡ゆきさん♡♡♡」
「うふふ♡♡♡♡」
求愛する度、ごぷりと大粒で暖かい我慢汁が吐き出された。
既に腰椎の辺りから滴ってしまうほどびしょびしょになっており、ねっとりと舐められるような感覚に苛まれる。
さらに細められた目は全身を鋭く視姦してきて、見られた場所がじっとりと熱い。
前立腺の疼きは痛いくらいで、一突きあればアクメさせられてしまいそう。
「はっ♡♡♡はぁっ♡♡♡はぁっ♡♡♡」
限界になったところでようやく、陰茎は離れていった。
「あっ♡♡♡あぁぁっ♡♡♡♡」
そして身体がベッドへ寝そべると鼠径部当たりが持たれ、じゅぷぷ♡♡♡と間髪入れずに挿入されていく。
「ん……♡♡♡ナカすごく熱い♡♡♡」
腸内はやっと剛直が入れられたことにいたく悦び、きゅうきゅうに狭まって歓迎する。
感度が上がりすぎているせいか、擦れていく粘膜が手に取るように分かる気がした。
射精を間近に控えて膨れあがった亀頭や、数センチはある段差のカタチも、アナルでひしひしと感じる。
散々焦らされただけあって幸せは大きく、頭が惚けて筋肉は弛緩していく。
メスイキする準備は万全だった。
「んあ♡♡♡そこ……♡♡♡ふぅっ♡♡♡」
やがて、Gスポットと先っぽが腸壁越しに触れ合う。
互いに激しく脈打っており、その振動だけで肉体を快感が満たしていく。
「んふ♡♡♡ここ、すごく期待してるよ?♡♡♡このままイくまでこうしてよっか♡♡♡」
「やっ♡♡♡やです……♡♡♡ぎゅぅって潰してください……♡♡♡」
「ん~♡♡♡どうしようかな♡♡♡」
低く愉しげな声は脳へと沁み込み、ぞわぞわとくすぐった。
淫蕩に歪んだ笑みも、瞳の奥で潜むヘドロのようにもったりした性欲も、絶頂を確実に近づけていく。
このまま問答をしていたらいつかイってしまう、という確信があった。
ずい、と由貴の頭が胸の真上辺りまで近づく。
ナカのチンポが軽く動き、より限界へ高められる。
息遣いが当たり、長い髪の毛が当たり、柔乳と勃起乳首が当たってこそばゆく肌を刺激した。
「じわじわイく日向くんの顔も見たいな~♡♡♡♡」
「っ♡♡♡そんなっ♡♡♡そんなのいやですっ♡♡♡一気にイかせてっ……♡♡♡」
「それもいいかもね♡♡♡ん~♡♡♡でもな~♡♡♡」
「はっ♡♡♡はやくぅっ♡♡♡」
間延びした言葉は、明らかに焦らしを意図している。
弄ばれる日向の反応を楽しんでいた。
「……うふふ♡♡♡焦らしてごめんね♡♡♡じゃあ、今から三つ数えるから、ゼロになったらイこっか♡♡♡」
「んっ♡♡♡はひっ♡♡♡」
「最後には乳首も前立腺も、ぎゅ~♡♡♡ってしてあげるからね♡♡♡」
「あぁぁっ♡♡♡♡」
「あととろとろのお顔も見ててあげる♡♡♡」
「……♡♡♡」
そしてようやく、爆発までの道が示される。
言われた二つの性感帯は、潰されることを期待してわなないた。
「さ~ん♡♡♡♡」
「はぁっ♡♡♡あぅっ♡♡♡」
こす♡♡♡こす♡♡♡と両の胸全体が責められ始める。
悦びで腸はうねり、前立腺が動いて摩擦も増す。
「に~~い♡♡♡♡」
「あっ♡♡♡クるっ♡♡♡クるぅっ♡♡♡♡」
乳輪の外側が引っ掻かれ、胸部にとどまっていた性感が突起へと集中していく。
身体は何度も震え、時折弱点が潰されかけて絶大な快楽がもたらされるが耐える。
「い~~~ち♡♡♡♡」
「やぁっ♡♡♡はやくぅっ♡♡♡♡」
次第に長くなるカウントダウンに、もどかしさが止まない。
ぞわつきが二点を激しく渦巻く。
浅い呼吸で吸い込む、ふたなりの複雑なフェロモンが、溜まった性感をどすどすと突き刺してアクメを誘う。
もはや意識は白く染まりだしていた。
「……♡♡♡♡」
「イくぅっ♡♡♡ゆきしゃんっ♡♡♡ひゃぅぅっ♡♡♡イくからぁっ♡♡♡♡」
だが、ゼロが来ない。
どうにか押しとどめようとしても法悦は決壊寸前で、もうあと一瞬でも焦らされようものなら絶頂してしまう。
「ゼロ♡♡♡」
「っっっ♡♡♡♡―――♡♡♡♡♡」
そこで、最後のカウントが告げられた。
同時に乳頭は抓り上げられて、散々焦らされ続け、溜められ続けた快感が大爆発を起こす。
さらにオスポルチオは亀頭全体で圧され、ぶっ潰れてメスイキの引き金を引く。
じゅく♡♡♡じゅく♡♡♡と圧倒的な多幸感が、全身へ浸食していった。
吹き飛んでしまう様なしあわせに包まれ、身体という身体が形を保てなくなり、溶けだしていく気がする。
「んっ♡♡♡はぁ……♡♡♡♡」
「―――♡♡♡♡♡」
精液が吐き出され始めた。
ぶよぶよした塊に体内が満たされ、幸福はより膨れていく。
「きもちいい……♡♡♡♡メスイキきもちいいね~……♡♡♡♡」
しかも低く悩ましい由貴の声によって、さらにさらに倍増する。
このまま昇天してしまうのではと思ってしまうほど、絶頂は凄まじかった。
◇
こうして由貴との行為を終えた日向には、井上ミアとの「仕事」が二日後に待ち受けていた。
「おら、イけ雑魚メス♡♡♡♡」
「やぁっ♡♡♡イっぐイくイぐぅっ♡♡♡♡あぁぁっ♡♡♡♡」
あるラブホテルの一室で、嘲笑うかのような意地の悪い声に続いて、乱れきった理性の欠片もない嬌声が響き渡る。
高級ホテルさながらに広く、モダンで落ち着いた内装や調度品の置かれた部屋に、その甘ったるさは下品であまりにも似つかわしくない。
「はぁ~♡♡♡イき膣たまんね~♡♡♡♡」
「っ♡♡♡♡っ♡♡♡♡」
日向は四つん這いで、後ろからミアに深く深く貫かれていた。
両肩が掴まれてやや上体が反り、チンポをねじ込まれ竿に前立腺を圧し潰されながら絶頂している。
そうして痙攣し飛び跳ねる下腹部、引き締まりやわやわと蠢く腸壁に対し、気持ちよさそうな吐息が帰ってきていた。
「んはぁ……♡♡♡はぁ♡♡♡あっ♡♡♡まってくだしゃっ♡♡♡イったばっかりだからぁっ♡♡♡♡」
「あ?♡♡♡お前は黙ってケツマンコ締めてろ♡♡♡♡」
「んんんぅっ♡♡♡♡」
やがてメスイキが終わりかけると、また容赦なく振り始められる腰。
既に何度か射精され、精液でぬかるんだ結合部からはぐちゅっ♡♡♡ぬちゅっ♡♡♡と絶えず鳴っている。
さらに、濡れた肌同士が打ち鳴らされる、粘っこいぱちゅっ♡♡♡にちゅっ♡♡♡という音も反響していた。
汗の鼻を刺す甘酸っぱい匂いや、イカ臭い性臭がない交ぜになったひどい香りが、呼吸の度に脳を蕩かす。
「んあぁぁっ♡♡♡やらぁっ♡♡♡もっ♡♡♡むりぃ♡♡♡」
「無理じゃねぇよ♡♡♡あたしが満足するまで逃がさねぇかんな?♡♡♡♡」
「やぁぁっ♡♡♡お゛っ♡♡♡♡」
ピストンは力強く、同じく力強い手によって固定された身体は、衝撃をもろに受ける。
するとナカはぶるぶると激しく揺らされ、摩擦刺激だけでなくじぃん♡♡♡と痺れるような快楽も滲ませた。
しかも捕らえられているのが尻であれば滑り、その隙に逃げることもできただろうが、肩では引っ掛かりがありすぎてそうもいかない。
つまりこのまま、「オス様」が満足するまで使われ続ける道以外日向には無かった。
「えっ……」
だが、いきなり抽送が止まる。
首だけで振り返れば、釣り目をより吊り上げた愉しげで、視線の先に居るメスを弄ぶ意思で満ち満ちた瞳があった。
薄く凛々しい口元も、やたら厭らしく歪んでいる。
そして顔中しっとりしており、照り付ける光を艶めかしくこちらに反射した。
「まぁでも、嫌ならやっぱりやめた方がいいか♡♡♡ごめんね、日向くん♡♡♡」
「んっ♡♡♡」
言葉は半笑いで、相当しらじらしい。
「もっとして」と言わせ、征服感を得たいという欲望がひしひしと伝わってくる。
大義名分を無視したあまりに無意味で、茶番としか表現しようのない行為に、大きな屈辱を感じた。
快楽欲しさにこんな茶番を受け入れると思われ、舐められている事実に、腹の底が煮えくり返る。
「あはぁ……♡♡♡♡」
しかしそうして煮えたのはマゾメスの卑しい劣情であり、ぞく♡♡♡ぞく♡♡♡と官能が全身を駆け巡っていく。
猥雑な求めに応じて媚びられることがひどく嬉しい。
頭がずきずき痛むほどの発情で、肉体が敏感になっていくのが分かった。
「ミアさんっ♡♡♡やめないでくださいっ♡♡♡もっとぼくの身体にオス汁コキ捨ててください……♡♡♡♡」
「え~♡♡♡でも日向くん疲れたでしょ?♡♡♡それに辛そうだし♡♡♡あたしも結構出したからな~♡♡♡」
「っ♡♡♡」
そう声に出しつつも、体内を占領する彼女のチンポは興奮でびくびく跳ねている。
見ずとも明らかに、あのでっぷりと垂れ下がり、袋を長く引き伸ばしてしまう金玉にはまだまだ大量の精液が詰まっていた。
このふざけた会話でより濃縮され、黄ばんだ色に濁った物が。
「ぼっ、ぼくが……♡♡♡ふぅっ♡♡♡ぼくがザーメン出して欲しいんです……♡♡♡♡」
「へぇ?♡♡♡♡」
「それでナカぐちゃぐちゃにされて……♡♡♡はんっ♡♡♡ミアさんのチンポでめちゃくちゃにされてイきたいんですっ……♡♡♡んんんっ♡♡♡」
「そっかそっか♡♡♡でも嫌って言ってなかったっけ?」
「うぁっ♡♡♡いや、なんかじゃないですっ……♡♡♡むしろあたま真っ白になってしあわせでっ♡♡♡このままずっと使ってほしいっておもうぐらいでっ……♡♡♡」
「ふぅん♡♡♡」
媚び媚びの言葉を吐き出すのは気持ちよく、愛撫されていないのに自然と喘ぎ声が出る。
言った通り、これまで日向が感じていたのは全て快楽と多幸感で、苦痛や辛さなど一切なかった。
甘ったるい震えがこみ上げ、全身をひくつかせていく。
肩へ触れるだけになっていた手が、ぎゅっと硬く握られていくのに気づいた。
「そんなに日向くんが言うなら、お望み通り気持ちよくしてあげようか、なっ♡♡♡♡」
「ひあぁぁっ♡♡♡♡」
次の瞬間、ぐにゅぅ♡♡♡と尻肉が潰され、奥がぐりぐり捏ねられる。
そしてすぐ肉棒は抜けていき、未だ腸内に残る粘液を掻き出しながら卑猥な音を鳴らす。
やがて半分ほどまで抜けると、勢いよく腰が打ち付けられた。
前立腺や膣肉が一気にぞりゅぞりゅ扱かれ、えげつない法悦が脳をぶっ叩く。
「あぁぁっ♡♡♡チンポきたぁっ♡♡♡すきぃっ♡♡♡すきっ♡♡♡」
「あはは♡♡♡悦びすぎでしょ♡♡♡んっ♡♡♡ナカもっ♡♡♡すごいっ♡♡♡締まってるじゃんっ♡♡♡」
情け容赦無い抽送が再開されれば、きつい快楽で全身は何度も脈打つ。
手は強張って胸元へ近寄り、腸壁はその身をチンポへと纏わりつかせた。
「ん゛っ♡♡♡ふぅ゛っ♡♡♡♡きも゛ちいいっ♡♡♡♡きもぢいいっ♡♡♡♡」
「はっ♡♡♡声エグ♡♡♡恥ずかしくないのっ?♡♡♡そんなっ♡♡♡めちゃくちゃにっ♡♡♡喘いでっ♡♡♡」
「んぅぅぅ……♡♡♡らってぇ♡♡♡ミアさんのチンポっ♡♡♡つよすぎてぇっ♡♡♡」
「あ?♡♡♡おまえがっ♡♡♡ザコメスなっ♡♡♡だけだろっ♡♡♡人のせいにするな♡♡♡」
「―――♡♡♡♡」
「ふぅ~……♡♡♡♡」
全くピストンが止まないまま言葉責めまで重なると、喉からいななきのような喘ぎが出て行く。
肉体はもはや言う事を聞かず、ミアの突きこみと引き抜きに合わせてびくつくだけ。
彼女はそれを見て、体内でよほど熱くなったのだろう息を満足げに吐き出した。
「ザーメン欲しいか?♡♡♡」
「っ♡♡♡♡」
続けて発されるあけすけだがあまりに蠱惑的な声。
思わず息を吸い込むと、部屋に充満している精液の甘美な匂いが全身を誘惑する。
振り返り、目を合わせると求愛した。
「はい……♡♡♡ぼくのナカに精液、ください……♡♡♡♡」
「へぇ♡♡♡ほんと淫乱だなお前♡♡♡ケツマンコこんなぐちゃぐちゃなのにまだ欲しいんだな?♡♡♡」
劣情がぎちぎちに詰まった瞳は見開かれ、真っ直ぐに見てきている。
やや上から降り注いでくるそんな視線に射貫かれるだけで、きゅんっ♡♡♡とメス穴はときめく。
「あっ……♡♡♡はい♡♡♡お腹ぱんぱんになるまで注ぎ込んでほしいです……♡♡♡♡」
「……♡♡♡じゃあさっさとイけ♡♡♡イきケツでチンポ扱かせろ♡♡♡」
「んぁぁぁ……♡♡♡♡わかりました♡♡♡あはぁっ♡♡♡」
さらに命令でぞくぞくしていると、抽送は激しさを増しつつ再開された。
「はぁぁっ♡♡♡これっ♡♡♡すぐイくぅっ♡♡♡♡」
動きは荒々しくも正確で、腸壁の腹側、特に「Gスポット」を幹で擦り、潰す。
そうして与えられる著しい快感で締まるナカは、すぐさまチンポがこじ開けつつ進み、相当に摩擦し合う。
ひだの一つ一つ、しかもかなり深いところまでの全てが、壮絶な愛撫にあっていた。
さらに肌が打ち合う時も、離れる時も粘ついた精液がいちいち水音を立てる。
ただでさえ淫猥なこの場をより盛り上げるように。
「おら、イけ♡♡♡」
そして最後に大きく腰が引かれ、狙いすましたかのように前立腺目がけて亀頭が突撃した。
平べったくプレスされたと錯覚するほど、ぐにゅぅぅ♡♡♡と圧される。
「っ♡♡♡イくイくイぐイぐぅ……♡♡♡♡―――♡♡♡♡」
すると非常識なほど汚い喘ぎ声を撒き散らしながら、強く絶頂した。
絶頂の寸前身体全体に込められていた力が一気に抜け、代わりに多幸感が満たしていく。
思考は真っ白であり、まるで機能しない。
腸内が、きつくきつく閉じる。
「あ~……♡♡♡やっば……♡♡♡たまんね~……♡♡♡♡」
うっすらと、征服欲と純粋な快楽で満ち足りたようなオスの吐息が聞こえてきた。
徐々にメスイキが収まり始めると、身体が、オナホのように扱われているのが分かる。
「出す♡♡♡出すわ……♡♡♡んっ♡♡♡♡」
やがて、小さく発された声と共に中出しが始まった。
「ひゃっ♡♡♡あぁっ♡♡♡またクるっ♡♡♡―――♡♡♡♡」
体内が熱く、どろどろと満たされていく感覚。
それがきっかけとなり、再度アクメに押し上げられていった。
意識が法悦で塗りつぶされていき、どんどんと遠のいていく。
腹だけでなく手足がどぎついほど気持ちよく、どこかに持っていかれるような気がする。
快楽が臨界点に辿り着くと、日向の思考はぷつりと途切れた。
「はぁ♡♡♡はぁ♡♡♡はぁ♡♡♡」
荒い呼吸をしながら、意識が覚醒していく。
気づけばベッドの上で手足を投げ出し、情けなくうつ伏せになっていた。
全身はひどく幸せで、息をする些細な動きだけでもじわぁ♡♡♡と性感が滲み出す。
「んぅ♡♡♡」
うまく力が入らず、動けない。
かろうじて動いた腰元は、下に敷かれていたバスタオルと擦れ、ぬちゅ♡♡♡と鳴らした。
冗談みたく粘っこい液体で濡れている。
「ん♡♡♡」
少しだが段々と動けるようになってくると、顔を動かして周囲を見渡す。
するとテレビやら棚やらが並ぶ対面の壁、その確か冷蔵庫があったあたりにミアは居た。
こちらに背を向け、ごきゅ、ごきゅ、と豪快な音を立てながら、2リットルのペットボトルに入った水を勢いよく飲み干している。
「あ♡♡♡」
彼女の背面は汗でしとどに濡れ、オイルでも塗ったみたくてらてら煌めいていた。
トレードマークらしいポニーテールの黒髪が艶めき、胸裏辺りの筋肉が収縮し、いくつかの窪みが作られている。
さらに背骨が通っている辺りは、両側が豊かに膨らむ。
黒っぽい肌もあって、鍛えられた肉体の陰影がかなりはっきりと出ていた。
引き締まり、ぷりんと丸い形を保った尻。
谷間には線が入り、中は決して見えない。
それより下はベッドの影になっていた。
逞しく雄大で、「メス」に対するセックスアピールが詰まった肉体を見て、ずく♡♡♡と熱っぽいアナルが疼く。
あれほど激しく抱かれたというのに、身体はまだ交尾を求めていた。
思わず、蕩けて期待するような視線を送ってしまう。
「ん」
すると給水し終えたミアがこちらに気づき、振り返った。
全て後ろで結わえられた毛髪の生え際は、かなり汗をかいている。
やや満足げな顔つきで、目元もきつさがあまり無い。
そのまま胸へと目を落とせば、お椀型で品のいい膨らみと、濃いピンクの突起があった。
さらには汗の雫が舐めた痕を残すシックスパックの腹筋、そしてその間でそびえ立つ黒長チンポ。
完全に勃起しているとやはり現実離れした長さで、亀頭を多少垂れ下げているがそれでも禍々しい。
すらりと凹凸の少ない竿は、むしろ長さをはっきりと強調していた。
先端から根本、根本周辺には所々精液がこびりついたままで、艶めく肌に黄白色で映える。
伸びた金玉袋に収められた睾丸の間には、「水溜まり」が出来ていた。
舐め回すように視姦すると、案の定もっとセックスがしたくなる。
再度顔を見て、淫靡に微笑みつつ細目で見た。
ちろ♡♡♡ちろ♡♡♡と少し出した舌先で空をくすぐる。
「ふぅん♡♡♡そういうことするんだ♡♡♡♡」
「っ♡♡♡あは……♡♡♡♡」
彼女は、刺々しいまでの劣情を返し、近づいてきた。
「オス様」を怒らせてしまった、と思う。
チンポは大きく脈打ち、とぷり♡♡♡と先端から濃い汁を吐き出す。
空になったペットボトルが乱雑に投げ捨てられ、乾いた音を立てた。
「あっ♡♡♡」
うつ伏せのまま、上からぴったりと覆いかぶさられる。
尻たぶの間へガチガチの勃起が入り込み、期待感を肥大化させていく。
「お望み通りハメ潰してやるからな……?♡♡♡ケツマンコ緩めんなよ……?♡♡♡」
「ひゃっ♡♡♡ひゃいぃ……♡♡♡♡」
耳元で囁かれる怒気を孕んだ言葉に、全身が竦んで甘くなった。
アナルがくぱぁ♡♡♡と開いていく気がする。
「……♡♡♡」
枕に顔を埋めながら待っていると、ミアの熱い肉体はずりずり下がっていき、亀頭がちゅ♡♡♡と入口へ突きつけられた。
肩ががっしり掴まれ、脚に乗っていた彼女の脚が脇へとズレて、一息での挿入が準備される。
「ふぅっ♡♡♡♡」
「んぃぃっ♡♡♡♡」
そして、予告されることなく膣奥へと侵入された。
油断していた心が一気に快楽へ浸され、アクメ寸前へと押し込まれる。
ばちゅっ♡♡♡と大きすぎる音が、部屋中に響く。
「おら、ずっと突いててやるからいくらでもイけ?♡♡♡♡んっ♡♡♡ふっ♡♡♡」
「あぁっ♡♡♡お゛っ♡♡♡♡」
続けて再度ぴったり覆いかぶさられ、羽交い絞めされて全く身動き取れなくなった状態で、ピストンが始まった。
動作はあまりにスムーズで、彼女の重さも殆ど感じない。
すると、与えられる気持ちよさだけに意識が集中する。
体重の乗った肉棒が、前立腺をぐにゅぐにゅ圧し潰す幸せな感覚。
モノが太すぎるせいで体内に逃げ場は無く、かといって拘束はきつく決して逃げられない。
しかもベッドへかなり沈み込んでいるため、腹側からもいくらか圧迫されている。
「ほぉ゛ぉっ♡♡♡♡」
やがて奥まで入りきり、肌が打ち鳴らし合うと、今度は少しゆっくり引き抜かれていく。
ミアの全身によって固定されている中で、チンポだけが蠢くと背中側がやたらに擦りたくられた。
ぞくぞくと官能が背筋を突き抜け、脱力してしまう法悦が脳をじゅくじゅくに溶かす。
「ひあぁぁっ♡♡♡♡」
そうして悦んだナカへ、褒美じみた突きこみがなされる。
甘さは激しい性感へと変わり、四肢が蕩け落ちそうなほど心地よい。
「イっくイぐぅっ♡♡♡♡」
「おら♡♡♡マゾメスらしく潰されてイけ……♡♡♡」
「っ♡♡♡♡あっ♡♡♡♡―――♡♡♡♡」
最後に上から密着され、火照りきった肉体に包まれつつ奥を捏ねられると、絶頂が訪れた。
言葉で今の状況をより意識させられ、まさしく「ハメ潰されている」自分を思うと、被虐感でより深くなる。
多幸感が、支配される安心と繋がり、とろりと広がっていく。
動作は荒いものだったにも関わらず、メスイキは優しくて甘ったるい。
「オス様」に服従することの幸福で、頭はふやけていった。
「おい♡♡♡なにケツマンコ緩めてんだ?♡♡♡オラっ♡♡♡」
「ひゃいぃっ♡♡♡♡」
だが、余韻へ移り変わってきた瞬間の突きこみで、一気に叩き起こされる。
壮絶な快感によって、ふやけて夢見心地だった頭が現実へと戻った。
肉体は媚びようと、恭しく命令に従おうとアナルを締める。
さらに足へ力を入れて、腸壁を狭めていく。
「おっ♡♡♡いいじゃん♡♡♡えらいぞ♡♡♡」
「ひゃふぅっ♡♡♡えへっ♡♡♡えへへぇ♡♡♡♡」
行動を褒められると、嬉しさが沢山分泌された。
言葉と共に行われるこね♡♡♡こね♡♡♡とした緩い抽送で愛される。
羽交い絞めしてくる腕が伸びてきて、頭まで撫でられた。
「おらっ♡♡♡ご褒美っ♡♡♡やるよっ♡♡♡」
「お゛っ♡♡♡はひっ♡♡♡はげしいっ♡♡♡すきぃっ♡♡♡♡」
そして次の瞬間には強烈なピストンへ変わり、チンポを受け入れる体勢を整えていたナカはたっぷりした悦びをもたらす。
しかも狭い中を掻き分けられていくため、摩擦刺激も著しい。
香ってくる汗の酸っぱく、理性を溶かす匂いでさらに身体中の幸せな感覚は膨らむ。
「嬉しいかっ?♡♡♡」
「んぅ゛っ♡♡♡うれしいっ♡♡♡うれしいですっ♡♡♡」
「ははっ♡♡♡ちゅっ♡♡♡」
唐突にされる、首筋へのぷにゅりと当てるだけのキス。
「はぁんっ♡♡♡キスぅっ♡♡♡ふぁぁっ♡♡♡」
たったそれだけで、蜂蜜みたく濃厚でねっとりした甘みが広がっていく。
激しさと甘さがない交ぜになって、快楽に満ち溢れたぞわぞわが滲み出す。
「ふぅっ♡♡♡ふっ♡♡♡はぁっ♡♡♡」
そこで、ミアの息遣いがいくらか荒いことに初めて気づいた。
体内で男根がびくつき、亀頭が大きさを増して、明らかに射精が間近であることが分かる。
するとすぐ、どろっとした熱の塊が腸内、それも奥の深い場所へぼびゅっ♡♡♡ぼびゅっ♡♡♡と吐き出され始めた。
「あぁっ♡♡♡ざーめんっ♡♡♡なかだしぃっ……♡♡♡イくっ♡♡♡―――♡♡♡♡」
サプライズ的に与えられた中出しの幸福で、とろみのついた感覚が身体中を支配していく。
押さえ込まれた肉体は法悦を逃がせず、ただただ襲い来るそれに耽溺する。
予告も許可も無しで大量の精液を吐き出される、もし女性相手ならあまりにもモラルの欠如した行為に、ひどく心を奪われた。
「メス男子」だからこそしてもらえるオスの勝手に、優越感と充足感を得る。
結合部は日向の尻と彼女の腰でほぼ密閉されているため、白濁が容赦なく注ぎ込まれていく。
生殖のための液体で、腹は妊娠したのかと思ってしまうほど重たく、ぼてっとしていった。
「ふぅ~♡♡♡……ふっ♡♡♡ふっ♡♡♡ふっ♡♡♡」
「あぁぁぁ……♡♡♡お゛ひぃっ♡♡♡すきぃっ……♡♡♡イったばっかり……♡♡♡すきぃ……♡♡♡♡」
メスイキ直後の敏感な膣穴で、またチンポが扱かれていく。
ただ気持ちよくなるためのオナホとして扱われることが嬉しく、マゾ快楽で身も心も幸せになる。
「おい♡♡♡中出し嬉しかったか?♡♡♡」
耳元で刺々しい言葉が聞こえた。
ドスの利いた声はぶすりと脳を刺激し、連続アクメをちらつかせる。
汗臭いオスの身体に、発情はどこまでも深まっていく。
「っ♡♡♡ひゃいっ♡♡♡からだっ♡♡♡ふわふわってぇっ♡♡♡なってますぅっ♡♡♡」
「はは♡♡♡そうだろうな♡♡♡ケツマンコさっきよりチンポに絡みついて来てんぞ?♡♡♡どマゾが♡♡♡」
「ひぁぁっ♡♡♡ごめんなしゃいっ♡♡♡マゾでごめんなしゃいっ♡♡♡」
問答の間も、ピストンは全く衰えることが無い。
常に気持ちいいところが潰され、掻き出され、振動で揺らされじんじんする。
ばちゅっ♡♡♡ばちゅっ♡♡♡と鞭で叩かれているみたいな音が、繰り返し鳴り響く。
「なぁ♡♡♡悦ばしてやってるあたしに何か言えよ♡♡♡休まずず~っとお前のこと気持ちよくしてやってるあたしに♡♡♡」
「あぁぁっ♡♡♡♡」
「おらどうした?♡♡♡やめちまうぞ?♡♡♡いいのか?♡♡♡」
あまりにも傲慢なミアにぞくつき、大きな喘ぎ声が出た。
突きこみは明らかに強くなっていて、それもあって上手く返事が出来ない。
だというのに間髪入れず急かされる。
「おらっ♡♡♡感謝しろってっ♡♡♡言ってんだよっ♡♡♡」
「お゛ぅっ♡♡♡あ゛っ♡♡♡ありがどうっ♡♡♡ございますっ♡♡♡♡」
なんとか、濁りながらも応えることが出来た。
「はんっ♡♡♡おせぇよっ♡♡♡あやまれっ♡♡♡」
だが彼女の横暴は続く。
「んぁぁっ♡♡♡ごめんなさいっ♡♡♡ごべんなさいっ♡♡♡」
「ふぅっ♡♡♡もう一回っ♡♡♡言えっ♡♡♡」
「ごめんなさいっ♡♡♡ゆるしてっ♡♡♡ゆるしてぇっ♡♡♡」
「感謝しろっ♡♡♡」
「ありがどっ♡♡♡ございましゅっ♡♡♡」
「もう一回っ♡♡♡」
「んふ゛ぅっ♡♡♡ありがとうっ♡♡♡ごじゃいますっ♡♡♡」
こうして何度も命令を聞かされていると、身体は無意識に従い始める。
それこそ、「絶頂しろ」と言われればその通りになってしまいそうなほどに。
「ははっ♡♡♡じゃあっ♡♡♡」
「あぁぁっ♡♡♡んぅぅっ♡♡♡」
「イけ……♡♡♡♡」
「ひっ!?♡♡♡あっ♡♡♡クるっ♡♡♡イぐぅっ♡♡♡♡―――♡♡♡♡」
日向は、鼓膜から伝わり脳を揺さぶるような、ねっとりした囁きに服従した。
茶番じみたやり取りで溜まりに溜まっていた快楽が弾け、メスイキとして全身を浸していく。
「おい……♡♡♡ずっと突いててやるから気持ちよ~くイけよ……?♡♡♡」
「っぁぁ……♡♡♡♡ぅ゛ぅぅ……♡♡♡♡」
言葉を流し込まれ、言葉通りナカを掻き回されると、じっとり絡みつくようになる。
多幸感そのものが体表や体内を這い、「気持ちいい」を強制した。
オスにイかせられる甘美な感覚へ溺れていく。
「めちゃくちゃ気持ちいいだろ……?♡♡♡そのまま力抜け……♡♡♡♡」
「はふぅ……♡♡♡♡」
低くささやかに発される声で、頭が蕩ける。
アクメを受け入れ、身体を浸からせるのは、他に代えがたい幸せだった。
「はぁ……♡♡♡ふぅ……♡♡♡」
そうしてやや混濁していた意識が、少しずつはっきりしていく。
すると、前立腺や腸壁が摩擦刺激を再度しっかりと感じ始める。
ピストンは依然として厳しく、休むことを許してくれない。
「あ゛っ♡♡♡やっ♡♡♡これっ♡♡♡またっ……♡♡♡」
「おい♡♡♡アクメ治まったんならケツマンコ締めろ♡♡♡中出ししてやる♡♡♡」
「っ♡♡♡♡はいっ♡♡♡出してっ♡♡♡らしてっ♡♡♡」
だが、休む気など毛頭無かった。
意識して膣穴を締め、纏わりつかせて射精をねだる。
「んっ……♡♡♡いいぞっ♡♡♡またっ♡♡♡奥に濃いのっ♡♡♡たっぷり注いでやるからなっ♡♡♡」
「ひゃぃっ♡♡♡ぼくのナカっ♡♡♡どろどろにしてぇっ♡♡♡」
射精を予告されたらされたで、身体は期待感に満ちていく。
肉ひだはぞわつき、チンポをむにゅ♡♡♡むにゅ♡♡♡と舐め回した。
「はぁ♡♡♡お前のスケベマンコっ♡♡♡チンポに食いついてきてんぞっ♡♡♡淫乱がっ♡♡♡」
「ふぁぁっ♡♡♡らってぇっ♡♡♡ざーめんっ♡♡♡欲しくてぇ……♡♡♡」
「はっ♡♡♡だったらっ♡♡♡射精されたらイけよっ?♡♡♡その代わりっ♡♡♡それまでイくなっ♡♡♡いいなっ?♡♡♡」
「お゛ふっ♡♡♡ふぁひっ♡♡♡わかりましたっ♡♡♡」
先ほど調教された肉体は、「イけ」という言葉へ敏感に反応して絶頂しようとする。
しかし追加された命令へに従い、ぎゅっと抑え込んだ。
度々行わされる、借金を積み重ねていくようなアクメ我慢にぞくぞくしてしまう。
部屋を満たす精液と汗のオス臭い香り、交尾のぱちゅぱちゅ、ぐちゅぐちゅというはしたない音と、乱れきった日向とミアの息遣い。
淫猥に高まりきった空気は、意識を頂点へ釘付けにする。
ただイくことだけを考えると、全身を迸っていく快楽は倍増し、とぷ♡♡♡とぷ♡♡♡と腹の底へ溜まっていく。
後ろから吐きかけられる熱い空気が、それを無責任にくすぐり、挑発した。
ひどく激しいものが迫り、怖気がする。
チンポは、射精の切っ掛けを得るため最奥を捏ねだす。
亀頭が拡縮を繰り返し、放出をチラつかせた。
「あ~♡♡♡出るわ♡♡♡ちゃんと受け止めろよ?♡♡♡マゾメス♡♡♡」
「はひっ♡♡♡きてっ♡♡♡きてぇっ♡♡♡」
いよいよ近づいていることを思うと、全身を蝕む甘ったるさが止まなくなる。
射精が始まった瞬間にメスイキしようと、準備をする。
「ふぅ~♡♡♡出す♡♡♡出すぞ♡♡♡……イけっ♡♡♡♡」
「あっ♡♡♡―――♡♡♡♡♡」
そして、ぼびゅっ♡♡♡と精液が吐き出された瞬間、日向も法悦を爆発させた。
身体が溶けていく。
幸せに溢れすぎていて、目からは自然と涙が零れる。
ぬるま湯に浸かったような気だるさの中で、快感が骨の髄までを震わす。
溜めた絶頂はあまりに凄まじく、感覚という感覚全てが悦びに打ちひしがれた。
◇
さらに数日後、日向は蘭と、彼女の家で会っていた。
「どうだった?♡♡♡二人とえっちしてみて♡♡♡」
対面のソファに深く座る、部屋着姿の蘭が尋ねてくる。
間に由貴とミアとの情事があったため、彼女を見るのはなんだか久しぶりな気がした。
向けられた目には、やや下世話な欲望が浮かんでいる。
「すごく良かったです……♡♡♡二人ともえっちの仕方からチンポの形まで違って……♡♡♡」
思い出しながら、身体を疼かせていく。
「そっか♡♡♡……ね、もっと聞かせて?♡♡♡」
「はい……♡♡♡♡」
「ふぅん♡♡♡はぁ♡♡♡聞いてたら私も興奮してきた♡♡♡」
「あは♡♡♡僕もです♡♡♡」
一通り起きたことを話し終えると、蘭はスウェットに大きな大きな山を作っていた。
早くも先端には染みが出来ており、見ているだけで興奮してしまう。
「……あ、そういえばこれ給料ね。」
少し間を置き、差し出されるやや厚みのある茶封筒。
「あっ、ありがとうございます。……中、見てもいいですか?」
「もちろん♡♡」
「……え、こんなにいいんですか?」
「うん、自由に使って♡♡」
手に取って中を見れば、二回分なのもあるのだろうが、かなりの額が入っていた。
それはお年玉や、昔やったことのある短期バイトとは非にならないほどで驚く。
「……♡♡♡」
こうして給料を受け取ってみて、自分は身体を売ったのだと改めて認識した。
さらに、自分にはこれだけ価値があるのだということも。
肉便器としての、「メス」としての悦びに、全身がぞくぞくと甘ったるく震える。
もっと色々なふたなりに抱かれたいという、阿婆擦れな欲望が膨れ上がっていく。
「でさ、これからはミアと由貴さん以外にも紹介したいんだけど、いいかな?♡♡♡」
提案はあまりに魅力的で、断るという選択肢は無い。
「はい……♡♡♡♡」
目を見て、深く深く頷いた。
「ふふ♡♡♡」
蘭はいやらしい笑みを浮かべ、立ち上がって近づいてくる。
チンポを露出しながら。
「じゃ、今日は私と愉しもっか♡♡♡」
「はい♡♡♡ちゅ♡♡♡」
先端に、愛を込めたキスをした。
日向は、今、そして今後に対する絶大な幸せを感じている。
それはこれまでふたなり、そしてふたなりチンポを知らなかった人生では、感じられると思ったことすら無いほどのものだった。