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 明け方、たっぷりといちゃついた後「夜までえっち無し」という約束をした僕たち。

しかし、正直昼ご飯を食べて少しした今では、漂ってくる乾いた精液の強烈な香りと、Tシャツとパンツという薄着のままの奈々、そして些細なことで勃起し下着の中から存在を主張してくるチンポによって、かなりむらむらしていた。


 リビングのソファに座って食休みをしつつ、気を紛らわすためにスマホを見ていると、とんとんという足音が背後から聞こえてきた。

見れば、今日は皿洗いの当番だった奈々がこちらへ戻ってくるところで、「終わったよ~」と言いながら僕の左隣にくっ付いて座る。


 「お疲れ様」


 労うと肩に体重をかけてきて、シャンプーのふんわりした甘い香りと同時に、青臭い匂いが周囲に漂い出す。


 「今、どれぐらい興奮してる?」


 「……結構。ほんとはすぐにでもえっちしたいくらい。」


 「ふふ♡♡すけべだね♡♡……私もおんなじだけど♡♡」


 「出来るけどしないのってなかなかきついね。普段休みの日なんていっぱいえっちしてるから特に。」


 「そうだね~。……普段がしすぎなのかな?」


 「それは、無い、と思うけど……」


 仕事の日であればできないのは普通で仕方のないことなので耐えれるけど、こと休みの日となるとなかなかそうはいかなかった。

なにせ毎回、溜まりに溜まった精液をぶちまけるかのように激しく身体を重ねている。

それに慣れてしまっているのか、肉体は勝手にえっちするための準備をしているようだった。

今もこうして軽く触れ、ちらちらと見つめ合っているだけなのに、付き合いたてみたいにドキドキする。


 「どきどきしてるの、伝わってくるよ……♡♡カラダもいつもより熱いし……♡♡今触ってあげたらどうなるかな?こ~んな風に♡♡」


 「んっ♡♡」


 言葉と共に左の太腿へと手が置かれると、たったそれだけで軽く声を出してしまう。

すり♡♡すり♡♡と撫で回すじっとりした手つきは、背筋を粟立たせるほどいやらしい。

その動きのまま内側へと進んでいかれると、期待感が抑えられずすぐに股間、もちろんペニスとアナルへと血が巡っていった。


 「ちんちん、もうおっきくなっちゃったね……?♡♡♡いつもならしこしこしてあげるとこだけどぉ♡♡♡今日はだめだよ……♡♡♡」


 耳元で聞こえるいたずらっぽい囁きに、脳を犯されていく。

奈々の息遣いはかなり熱っぽくて、彼女も彼女でかなり興奮していることが分かった。

もう片方の手が持っていたスマホを取り上げてどこかへと置き、そのまま服の中へと侵入すると、胸の辺りを指先でなぞっていく。


 「ん……♡♡♡それ、気持ちいい♡♡♡」


 「スイッチ入っちゃった?♡♡♡声、甘くなってる……♡♡」


 「っ♡♡♡だって……♡♡♡奈々がそんな触り方してくるからじゃん……♡♡♡」


 「まだ撫でたりなぞったりしてるだけだよ?♡♡♡ふふ♡♡♡えっちでかわいいなぁ♡♡♡もっといじめてあげたくなっちゃう……♡♡♡」


 早くも興奮しているのがバレた恥ずかしさと、「かわいい」と言われた嬉しさで全身がさらに熱くなる。

そうしてじっとりと汗ばみ始めた首筋を、やけにすんすん鼻を鳴らして嗅がれるのが嫌で、思わず顔を反対側へ逸らした。


 「ねぇ♡♡♡逃げないでもっと匂い嗅がせて♡♡♡すっごく興奮するから♡♡♡」


 「―――♡♡♡ぅん……♡♡♡」


 しかしすぐに、低くハスキーな声に従って顔を戻す。


 「ありがと♡♡♡すん♡♡♡すん♡♡♡はぁ……♡♡♡かわいいよ♡♡♡」


 「ぅん……♡♡♡もっと言って♡♡♡」


 「か~わいい♡♡♡そういう所もかわいい♡♡♡好きだよ♡♡♡」


 褒めそやす言葉を聞くたび心臓は高鳴り、気分は昂っていく。

連動するように、アナルもきゅん♡♡♡きゅん♡♡♡とひくついていた。


 「ね、私の事も触って?♡♡♡」


 返答する代わりに、ややむちむちと脂肪のついた太腿へと手を置けば、奈々の身体もかなり熱くなっている。

発情しすぎて分からなかったが、そういえばさっきから甘酸っぱい「女」のフェロモンと、つんとした「オス」のフェロモンが漂っていたのに気づく。

されているのと同じように撫で回せば「ん♡♡♡」という喘ぎ声が聞こえ、僕への愛撫もぴくりと震えた。

腕へと当たり、押しのけようとすらしてくる硬く熱い感触。


 「あ……♡♡♡当たってる♡♡♡」


 「ふふ♡♡♡そのまま撫でて♡♡♡」


 前後左右へさすると、「それ」は二の腕にずりずり擦れる。

どくっ♡♡♡どくっ♡♡♡と痙攣するのが愛おしくて、故意に強く当たるよう動かしてしまう。


 「んぁ♡♡♡はやくえっちしたくなってきた……♡♡♡」


 「僕も……♡♡♡さっきからお尻、ひくひくしてるよ♡♡♡」


 「っ♡♡♡今入れたら絶対気持ちいいじゃん……♡♡♡」


 彼女の方へと顔を向ければ、ぎらついた瞳と真剣な表情でこちらを見つめていた。

体重をかけてきているから、いつもは軽く見上げるはずの視線が同じ高さになっている。

紅潮しきっていじらしさを漂わせる肌も相まって、あまり余裕がないことがはっきりと分かった。

たぶん、朝からずっとこの空間に充満している性の匂いと、自分が言った手前絶対に「約束」を耐えなければならないという使命感が、ここまで彼女を興奮させているんだと思う。

いつもなら、リビングにはなるべくえっちのことを持ち込まないよう、念入りに消臭しているからなおさらだ。


 「ね……夜になったらしっかりお尻ほぐしてぇ♡♡♡ゆ~っくりチンポ入れてくの♡♡♡」


 蕩けた滑舌で想像の沸き立つ淫猥なことを言われて、生唾を飲み込めば期待感を表出するようなごくりという音がしてしまう。

滅多に見ない発情しきった奈々の姿に、僕もすごく発情していた。


 「ゆ~っくり、ゆ~っくりナカを擦りながら進んでぇ……♡♡♡ちゅっ♡♡♡って、ぶちゅっ♡♡♡って奥とあつ~いキスしちゃう♡♡♡」


 その「奥」が疼き、熱い。

早く粘膜同士で密着して、ぐちゃぐちゃに捏ね回して欲しい。


 「抜くときにはすっごい絡みついてくるんだろうなぁ……♡♡♡発情しきったお尻がぎゅ~って♡♡♡離したくないよ~って♡♡♡」


 「うん……♡♡♡」


 「身体……♡♡こっち向けて……?♡♡♡」


 言うとおりにしてソファのひじ掛けに軽く体重をかけると、向かい合う形になる。

やけに視線が釘付けになってしまう、赤みを増した蠱惑的な唇。


 「んっ♡♡♡」


 首へと腕を絡め、そのまま熱烈なキスをした。

粘膜同士のせいか、先ほどまで触れていた足よりもずっと、ともすればさっきうっすらと接触したチンポと同じくらい熱く感じる。

強く啄み、ぶっちゅりと唇を重ねれば、部屋にはいやらしいピンク色の雰囲気が充満していく。

何度も、勢いが良すぎて押し倒さんばかりに繰り返していると、やがて僕の薄いTシャツの中へ手が侵入してきた。


 「ふぁ♡♡♡」


 腹の辺りを這いまわるこそばゆい刺激で、愛し合う口の間から声が漏れ出てしまう。

さっと背中を一撫でされるだけで、欲しがりな淫乱アナルは切なそうに震えた。

続けて上半身をどんどん昇っていき、確実に性感帯である乳首へと近づいていく。


 愛撫されることを期待しつつも、こちらからも返すため口内へ舌を挿入していけば、よだれでひたひたのぬるぬるになったそこに迎え入れられる。

少し泳ぐだけでも温かい液体は絡みついてきて、軽いベロえっちをさせるだけでもすぐににちゅ♡♡♡にちゅ♡♡♡という水音が脳天へ突き抜けた。

快楽でよりいっそう荒くなった二人の鼻息が、人中を痒くなってしまいそうなぐらいくすぐる。


 「っぁ♡♡♡」


 そこで、ついに両乳首がぎゅっ♡♡♡と摘ままれた。

下腹部の芯にじんじんくる気持ちよさに、パンツへと我慢汁が滲み出していくのが分かる。

どうやら奈々の方もだらだらと汁を垂れ流しているみたいで、新鮮なオス臭い香りが濃く立ち込めていた。


 そんな匂いを嗅げば、僕の「メス」の部分である突起が敏感になっていくのは当然のことで、動きは無いはずなのにどんどん快感が増していく。

もっと欲しくて、ねだるように上半身を揺らすと、こちらを射止めてくるずっと伏せられたままだった瞳。


 情欲でぎらぎらしつつも真剣な眼差しに、はしたない自分を視姦される恥ずかしさと悦びがむくむくと芽生える。


 もっといやらしい姿を見てほしい。


 そう思っていると指は一度離れ、そしてすぐかり♡♡♡かり♡♡♡と立てた爪で引っ掻いてきた。

背筋にぞくぞくしたものが走り、反射的に目は上向いてしまう。

視界の端で、愉しそうに目が歪むのが見えた。


 乳首かりかりはねちっこくて、上下左右に、さらに頂点へと食い込ませてから行われる。

半ば滲む痛みすらも、発情しきった蕾には性感を際立たせるものものでしかない。

もし女の子だったら、たっぷりした粘々の愛液で下着をぐっしょり濡らしてしまう事だろう。


 そんな強烈な刺激に慣れも飽きもさせないように、時折ぐっと押し込み、ぐり♡♡ぐり♡♡♡と優しく捏ねてきた。

与えられる快楽は甘ったるく、うっとりしてしまうようなもので、目尻が勝手に垂れ下がっていくのが分かる。

二つの愛情表現は一瞬で切り替わり、彼女がしたいように気持ちよくさせられてしまう。


 そうしていると蕩けてゆるゆるになってしまった顎が解放され、視線の先の口が開いた。


 「んぅ♡♡♡とろとろになった顔かわいすぎ……♡♡♡いくらでも見てられそう♡♡♡」


 熱い息を吐きながらの卑猥な言葉に、嬉しさと幸福がこみ上げてくる。

愛撫はゆっくりになっているがまだ続いていて、びくびくと痙攣しながらも応じた。


 「うぁ♡♡♡もっと見て……♡♡♡んひっ♡♡♡」


 「ふふ♡♡♡すけべ♡♡♡見られて興奮する変態♡♡♡」


 「んあぁぁ……♡♡♡♡」


 罵倒も加えられると、羞恥心がすごく煽られるのにもっとされたくて仕方がない。


 「はぁ♡♡♡まじえろい……♡♡♡私のチンポも触って?♡♡♡」


 「うん……うわ♡♡♡かたい……♡♡♡」


 すっかりだらんと垂れてしまっていた両手で剛直を触れば、そのあまりの硬さに驚いた。

確かめるために握りこんでも、全くと言っていいほど指が食い込んでいかない。


 「それに、もうぬるぬるになってる……♡♡♡」


 「私にえっちな姿見せつけてくるから、こんなになっちゃったんだよ……?♡♡♡」


 「っ♡♡♡」


 しかも水をかけて濡らしたかのようにびしょびしょになっていて、ぬめりけがかなりある。

軽く上下に扱くだけでぬち♡♡♡ぬち♡♡♡とした音が響き、青臭い香りも立つ。

それに、これはいつもどおりではあるが二つの手では足りないほど長くて、興奮と共にどこか安心感すら覚えた。


 「あ~……♡♡♡パンツ越しにしこしこされるの気持ちいい……♡♡♡」


 「蕩けた顔、かわいいよ……♡♡♡」


 「えへへ……♡♡♡」


 一番の性感帯への責めに顔を緩めさせ、普段は見せないにやけた表情をする奈々が愛おしく、速いペースで何度もピストンしていく。

いつのまにか乳首への愛撫は弱弱しいものになっており、彼女は僕の愛撫に浸っているようだった。

両手を使うのはなんだかメイドか何かにでもなったみたいで、このまま恭しく「ご奉仕」して射精させてあげたいと思う。

右で亀頭を撫で回し、左では幹を擦る。


 「気持ちいい?♡♡♡」


 「うん♡♡♡ふぅ♡♡♡このままイかせてほしくなってきちゃった……♡♡♡う~……はやくえっちしたい……♡♡♡」


 「我慢だよ♡♡♡我慢♡♡そのかわり、夜い~っぱい愛してね……♡♡♡」


 自分にも言い含めるように甘ったるく囁けば、びくっ♡♡♡とひときわ大きくチンポが跳ねて、下着を貫通するほどの勢いで汁が飛び出し掌にへばりついた。

それを口元まで持ってきて、見せつけるように舐める。


 「にがぁ……♡♡♡んぇ♡♡♡すっごく濃いよ、これ……♡♡♡精液みたいに舌に纏わりついてくる♡♡♡」


 「っ♡♡♡」


 「匂いも……すん♡♡♡すん♡♡♡うぁ♡♡♡くさすぎ♡♡♡頭くらくらするしお尻もすっごくひくひくする……♡♡♡」


 「―――♡♡♡♡」


 視線はじとじと肌に突き刺さるようで、淫靡に誘惑する僕自身も相まってすごく興奮した。

この場に充満している雰囲気に大胆な行動を呼び起こされ、手に付いたものをぐちゅ♡♡♡と顔に塗っていく。

出したてのそれは温かく、ひどく臭い。


 「あぁ……♡♡♡奈々のオス汁あったかい……♡♡♡」


 「……すっ、ストップ!」


 すると急に出された大きな声に少しびっくりしながら、恍惚としたまま見れば、真面目な顔をした奈々がいた。


 「なんで?♡♡♡」


 「これ以上は我慢できなくなる!から!」


 「ぶっ」


 その様子がなんだかおかしくて、噴き出してしまう。

いやらしい空気は一瞬でどこかに消えた。


 「ちょっ、笑うことないじゃん……」


 「ごめんごめん、なんか面白くてさ」


 「うぇ~、ひどいよぉ~」


 すごく下手な泣き真似に、また笑う。

ずっと燻ぶり続け、今にも燃えだしてしまいそうだった性欲は、身体の深いところに引っ込んだ。

ソファへ普通に座り直せば、同じように座り直した奈々の手が重ねられて恋人繋ぎになる。

体重をお互いに軽くかけ合って落ち着くと、ガチガチに勃起していた男性器は萎えていった。


 「さっきの、ちょっとえろすぎたかも……♡♡」


 「ほんと?じゃあ、またやってあげるね♡♡」


 「ん」


 「今度は顔だけじゃなくて全身、奈々のチンポ汁でぬるぬるにしてもらおうかな……♡♡♡」


 淫猥に囁けば、視界の端で陰茎が再びむくむくと勃起していくのが見える。


 「またおっきくしてる♡♡」


 「思い返したらそりゃ、ね♡♡まだ結構興奮してるし♡♡♡あと、今言ったこと、絶対やるから……♡♡♡絶対♡♡♡」


 「うん……♡♡♡んっ♡♡♡」


 頷くと、キスをされた。

先ほどまでの熱烈な物とは違う柔らかい口付けに、性感とはまた違ったじんわりした気持ちよさが広がっていく。

僕たちは、夢中になってそれに浸った。







 軽く橙色のテーブルランプが点された寝室は薄暗く、この空間に居るだけでどこか淫らな気分になるのを抑えられない。

実際、うっとりしてしまうような淫靡すぎる雰囲気が渦巻いている。


 なんとか夜になるまでえっちを我慢した僕たちは、生まれたままの姿になり広いベッドの上で座って触れ合い、いちゃついていた。

既に念入りに浣腸をし、別々に風呂へ入って綺麗になった身体はいかにも「準備万端」という風で、これからセックス、それもすごく熱烈で激しいものをするという期待感が、どうしようもないほど高まっている。

さらにせっかくだからと部屋に炊いたイランイランの、花の蜜を極限まで煮詰めたようなかなり甘ったるい香りが、先に満たしていた精液のひどい匂いと混ざり合い五感を極限まで鋭敏にさせている気がした。


 「カラダ、もう汗かいてる♡♡♡興奮してるの……?♡♡♡」


 「うん♡♡♡でも奈々こそ、さっきから我慢汁垂れ流しになってる……♡♡♡」


 手を滑らせていくと肌はしっとりとしていて、それだけでも軽い気持ちよさが滲んでくる。

紅潮した細い首筋や胸元、ぴんと立った桜色の乳首はすごくいやらしく、脂肪が少し浮いたぷにぷにのお腹周りは愛おしい。

ふっくらと控えめに膨らんだ乳房を優しく揉むと「ぁ♡♡♡」という官能的な息遣いが聞こえた。

発情した女の子の、甘酸っぱい体臭が漂ってくる。


 そんな女性らしい身体つきの中央にそそり立つ、でっぷりと太った欲望の塊みたいなチンポ。

ずる剥けになった浅黒い亀頭や、それよりもっとどす黒い竿を濡らして煌々と部屋の電気を照り返す姿はどこか可愛らしくもあり、しゃぶりついて奉仕してあげたくなる。

複雑にうねる血管によって作り出される陰影は彫刻みたいで、見惚れてしまう。


 「んぇ♡♡♡」


 「ん……♡♡」


 顔を近づけて尿道口を一舐めすればぴりぴりと刺すような苦み、オスの味が広がり、肉体のメスの部分が激しく疼いた。

腸の奥深いところがうねり、普段はきつく締まっているアナルが緩んでいく。


 「うつ伏せになって……♡♡♡」


 「ん……♡♡♡」


 いよいよえっちが近づいてきた。


 そんな事実に胸を高鳴らせながら、ちょうど敷いていたバスタオルの上に腰が来るようにベッドへ寝転がる。

クッションもマットレスとの間に入れると、お尻を差し出すような体勢になった。


 「足、開いて……♡♡♡」


 言われた通りにすれば、足の間へと移動した奈々によって尻たぶが開かれる。


 「ふふ♡♡♡えっちなとこ丸見えになってる♡♡♡それにお尻、すっごくひくひくしてるよ……♡♡♡解してくね?♡♡♡」


 「ぅん……♡♡♡」


 この無防備な姿勢のまま、これから彼女にたっぷり喘がされてしまうんだと思うと、はしたないマゾの本性が顔を出す。

どちゅっ♡♡♡どちゅっ♡♡♡と突かれる本番の事を妄想して、浅ましくも全身を痙攣させてしまった。


 すると、後ろでローションをなじませるぐちゅぐちゅした音がする。

音はすぐに止み、そして尻たぶでできた谷間へ、人肌の温かさを持つぬるぬるに濡れた感触があった。


 この後の行為へ完璧に集中するための、最後の「準備」が始まる。


 「んっ♡♡♡」


 指はマッサージをするかのようにぎゅっ♡♡♡ぎゅっ♡♡♡と、盛り上がった陰唇の周辺を指圧していく。

たったそれだけの動作があまりに気持ちよくて、そういえば今日はずっと「ここ」には直接触れられてなかったことに気づいた。

僕の穴で鳴っている卑猥な音色と快楽によって、簡単にナカへとめり込むようになっていく。


 「もうとろとろになってきてる……♡♡♡おまんこそんなに期待してたんだね……♡♡♡えっち……♡♡♡♡」


 「んぅ……♡♡♡」


 流し込まれる淫語に脳は甘く痺れ、部屋に充満した香りによって蕩けていった。

奈々はメスを喘がせる「サドなオス」のスイッチが入ったようで、低くなじる囁きにぞくぞくする。

そうして力が抜けると、ついになめくじのようにぬめったものは内部へと侵入していく。

くるくると粘液を塗り広げ、「入り口」を大きく開いていくような動きによって、どんどんと交尾したいという気持ちが高まった。

無意識的にメス穴はぎゅぱ♡♡♡ぎゅぱ♡♡♡と絡みついて求愛をする。


 「うわ……♡♡♡私の指食べられちゃいそう♡♡♡こうやって抜いてあげればぁ……♡♡♡ふふ♡♡♡行かないで~って吸い付いてくるよ……?♡♡♡このえろ穴……♡♡♡」


 「っ♡♡♡♡」


 淫乱な自分を自覚させられ、芯からぞくぞくがこみ上げてくる。

彼女が言ったことは全く嘘ではなく、実際貪欲に噛みついているのが手に取るように分かった。

今、絶対にひどい顔をしているから、見られたくなくて枕をとり、顔を埋める。


 「恥ずかしがっててかわいい♡♡♡それなのにここは正直なのもかわいいね~♡♡♡」


 「―――♡♡♡♡」


 抽送を繰り返すようになった指によって、さらにきつく引き締まる肛門によって卑猥な音が鳴り響くようになっていた。

それらに否応なく、ぴく♡♡♡ぴく♡♡♡と誘惑するみたいに反応するのが恥ずかしくて、どうにか耐えようとしても、しかし一番弱い所に責め入られているので全く耐えられない。

そこで、前立腺がさらりと掠められた。


 「っぁぁあ♡♡♡♡」


 一際大きく跳ねてしまう腰。

あくまで少し触れられただけなのにありえないぐらい気持ちよくて、そこで初めていつもよりずっと肉体が敏感で、いやらしいモノになっていることに気が付いた。

部屋に漂う匂いや雰囲気、たっぷり一日使った焦らしが相まって、すごくすごく発情している。


 「気持ちよさそう……♡♡♡あぁ♡♡♡私も早くチンポでナカ、味わいたいなぁ……♡♡♡」


 「はやくぅっ♡♡♡奈々のチンポ、はやく欲しいよぉ……♡♡♡」


 「っ♡♡♡えっろ♡♡♡……もうすぐ入れてあげるからね♡♡♡」


 彼女は言葉と共に、もう一本解す手を増やす。

続けてぐにぃ♡♡♡と大きく拡げられ、すぐにこそばゆい息遣いを、アナルの間近で感じた。


 「ナカ、すっごく熱くなってるの分かるよ……♡♡♡それにこのローション♡♡♡すん♡♡♡はぁ♡♡♡すごくいい匂い……♡♡♡」


 「ひゃっ♡♡♡みちゃいやぁ……♡♡♡嗅ぐのもダメぇ……♡♡♡」


 「ふふ♡♡♡その割には嬉しそうだけど……?♡♡♡」


 「ふぅっ♡♡♡だってぇっ♡♡♡カラダ熱くて……おかしいの……♡♡♡奈々にされることぜんぶいつもよりずっときもちよくて……♡♡♡」


 偽りのない本心を吐露すると、身体が離れていく気配の直後に大きなため息が聞こえる。


 「……はぁ♡♡♡えろすぎる~♡♡♡もう我慢無理♡♡♡えっちしよっか♡♡♡♡」


 「うんっ……♡♡♡」


 矢継ぎ早に頷けば、何かに、十中八九チンポにローションをかける水音がした。

後ろを見ると行われている、ぐちゃ♡♡♡ぐちゃ♡♡♡と軽く扱いて馴染ませる動作すらもったいなくて、お尻を揺らしてはしたなく挿入をねだってしまう。


 「それ最高……♡♡♡すぐチンポあげるからね~♡♡♡」


 「あっ♡♡♡♡」


 すぐ視線を正面に戻して待っていると、ローションを拭きとったのだろう手によって腰が力強く持たれ、遂に亀頭と肛門が触れ合った。

いつもよりずっと熱いモノが当たるとそれだけで嬉しくて、悦びの声をあげてしまうと共に、アナルが大きく開きクッションに包まれているペニスが跳ねる。

同時に飛び出した我慢汁によってべったりと濡れていくのが、少し恥ずかしい。


 「入れるね……♡♡♡♡」


 「んっ♡♡♡きてぇ……♡♡♡ひあっ♡♡♡」


 肉棒は軽くなすり付けられた後、すぐに挿入されていく。

心なしか普段より太くも感じられて、みっちりと腸内に愛する人の性器が満ちていく、という幸福に蕩ける。

肉体が敏感すぎてぷにぷにでつるつる、且つでっぷりとした先端に擦られる感覚がはっきりと分かった。

上半身が、勝手に芋虫のようにうねうね蠢き、甘ったるいぞくぞくが止まらない。


 「ナカとろっとろ♡♡♡しかもまだちょっと入れただけなのにず~っとびくびくしてる♡♡♡」


 「だってぇ……♡♡♡奈々のチンポ嬉しくてぇ……♡♡♡んあっ♡♡♡あついぃ……♡♡♡」


 「っ♡♡♡ほんと今日えろすぎだって♡♡♡あ~やば♡♡♡くらくらする……♡♡♡」


 「あぁぁ♡♡♡ナカで膨らんでるぅ……♡♡♡」


 喘ぎ声と共に口から出て行く言葉で彼女は相当興奮したようで、入ったままの剛直はびくっ♡♡♡びくっ♡♡♡と大きく脈打つ。

激しく食い込みつつも幹には血液が充填されていき、硬さと、何より大きさが増した。

するとただでさえ凄まじかった圧迫感がさらに増えて、体内を貫かれる感覚で全身からは力が抜けていく。


 やがて、先っぽは前立腺へと到達する。


 「うぁ……♡♡♡こここりこりしてて気持ちいい……♡♡♡」


 「そこぉっ♡♡♡そんな擦っちゃだめぇ……♡♡♡でっ♡♡♡でちゃうからぁ……♡♡♡」


 「んっ♡♡♡ふぅっ♡♡♡」


 よほど気に入ったのか、奈々はそこを重点的に擦っていく。

あまりに気持ちよすぎてやめるよう懇願しても、夢中になって聞こえていないようだった。

ぐに♡♡♡ぐに♡♡♡とねちっこく圧し潰すような責めで、一気に深い場所からぞわぞわがこみ上げてくる。


 「やめっ♡♡♡ななっ♡♡♡ななぁっ♡♡♡」


 ともすればレイプされているようなこの状況は、被虐感が強く刺激されてあまりにも甘美であり、肉体は勝手にアクメの準備を始めていく。

本当なら一緒にイきたかったのに、という思いと共に、非力なメスとして無理矢理イかされたいという思いも芽生え、無抵抗のまま激しい愛撫を受け入れているとやがて、突き上げるような絶頂がやってきた。


 「んあぁぁ♡♡♡イくっ♡♡♡イくぅぅ……♡♡♡♡―――♡♡♡」


 胴体と手足が大きく痙攣し、多幸感がじわぁ♡♡♡と滲んでいく。

焦らしたのもあって深いメスイキは、頭が真っ白になってしまうほどで、全く何も考えられない。

ただ、気持ちいいという感覚に支配され、ベッドの上で陸に打ち上げられた魚のように跳ねるだけ。

きつく狭まった腸壁で、猛り狂ったチンポが動きを止めるのを感じた。




 「ごめん……声聞こえなくなっちゃってた……」


 メスアクメを終えた僕に、奈々がそう声をかけてくる。

肉棒はナカに入ったままだけど、少し萎え、前立腺への責めは止まっていた。

いつのまにか枕はよだれで、クッションには温かい液体、多分ところてん射精で出した精液で濡れていて、絶頂の壮絶さを物語っている。


 「ん~……一緒にイきたかったのに……」


 咎めるような声色で言うと、後ろでしゅんとしている気配がした。

でも。


 「でも、気持ちよかったからいい……無理矢理っぽくされるの嫌いじゃないし……♡♡」


 「ほんと?……許してくれる?」


 「ん。このあといっぱいイかせてくれたら許す……♡♡♡あと奥い~っぱいどちゅどちゅしてくれたら……♡♡♡」


 雰囲気を淫らなものにするためわざと卑猥に囁くと、腸内で肉マラが一気に元気を取り戻していく。


 「うん。分かった♡♡♡た~っぷりイかせてあげる……♡♡♡♡お互いくたくたになるまでえっちしようね……♡♡♡♡」


 「うん♡♡♡きてぇ……♡♡♡」


 誘惑すれば、チンポはまた奥へと進み始めた。

三分の一ほどまでが入ると、彼女は僕に覆いかぶさってくる。

背中やお尻に滑らかで熱い身体が密着して気持ちいい。

ずしりとした重さで安心を感じると共に、もう絶対に逃げられない、と被虐的な考えも浮かぶ。


 身動き取れないまま奥をぐりぐりされて、ナカを虐められて、そして女の子なら簡単に受精させられてしまう様な、たっぷりとしたねばねばの中出し。


 「ひあぁ♡♡♡」


 そんないやらしい妄想をしていると、奈々の肉体がずり上がっていくと同時に、ぬめった感触、多分舌先がつーっ♡♡♡と背筋を駆けていく。

ぞくぞくして上半身が跳ねそうになるけど、上から押さえつけられていてできない。

こそばゆい快楽と腸内の強い快楽をどちらも逃がすことが出来ず、アナルがきゅんきゅん蠢いた。


 「ふふ♡♡♡背中舐められただけで身体すっごい動いてる……♡♡♡もっとしてあげるね?♡♡♡」


 今度はべったりと貼り付けて、纏わせた唾液を塗っていくみたいな責めになる。

ざらざらした肌触りがさっきよりもかなり強く、濃い性感によって四肢にぎゅっと力が入った。

息が詰まり、当然肛門がきつく締まって、挿入による快感が倍増していく。


 「うわ、ナカきっつ……♡♡♡チンポ溶けそう♡♡♡♡」


 「感想」を言われるのはなんだか褒められているみたいな気分で、嬉しくて、もっともっと言って欲しくて括約筋を意識して閉じ、腰を軽く揺らした。


 「んぁ……♡♡♡それ気持ちいい♡♡♡ちょっと出し入れするね……♡♡♡ちゅ♡♡♡」


 すると、背中にキスを落とされたまま、半分を超えたぐらいまで入った太マラが抽送され始めた。

ずちゅ♡♡♡ずちゅ♡♡♡と動作の度聞こえる粘着質な音を聞きながらも、力を抜かないよう意識し、腸壁を絡みつかせる。

優しく柔らかい口づけと、ピストンの派手な気持ちよさによる二つの甘美な感覚に、頭がふわふわと蕩けていく。

さらに、空気と攪拌されて泡立ち白濁しているだろう結合部のローションを想像すると、あまりに淫猥で肉体の熱が増した。


 「あ♡♡♡ナカふわふわになってきた♡♡♡気持ちよくて力抜けちゃった?♡♡♡かわいいね……♡♡♡」


 「んぅ……♡♡♡」


 そうなればくにゃくにゃになってしまうのは当然のことで、きつかったメス穴はすっかり緩んだ。


 「ふふ♡♡♡そろそろ奥まで入れるね……?♡♡♡♡」


 「ぅん……♡♡♡♡」


 甘ったるい声色の、ハスキーな囁きはじわぁ♡♡♡と脳に沁み込み、解れた身体をより腑抜けにしていく。

なすがままになっていると、体内の圧迫感はどんどんと増した。


 「うぅぅ……♡♡♡ふかいところすきぃ……♡♡♡」


 「私も♡♡♡チンポが包まれてあったかくて……♡♡♡大好き♡♡♡」


 擦れるひだの一つ一つが分かるほど敏感になった性器の、しかも奥深い場所で味わう恋人の熱や興奮、燃え盛るような激しい劣情は格別で、物理的にだけでなく精神的にも満たされていく。

併せて後ろから手が恋人繋ぎで握られると、あまりの充足感で全身が気だるい。


 「うぁ……♡♡♡ななぁ♡♡♡すきぃ♡♡♡いますごいしあわせぇ……♡♡♡」


 「うん♡♡♡私もだよ♡♡♡心が繋がってるって感じする……♡♡♡♡」


 「すきっ♡♡♡すきぃ♡♡♡……あっ♡♡♡♡」


 言葉を紡ぎ合っていればやがて、チンポ全てをナカへと収めた時に当たるいつもの場所、それより少し先へ、亀頭が当たった。

たったそれだけでじわぁ♡♡♡と幸福が巡っていく。

互いの腰と胴体はぴったりくっ付いていて、奈々の乱れた息遣いをすぐそばで感じる。

ずっと匂っていた部屋の淫靡な香りに、かなり汗ばんだ肌の香りが混じった。


 「ちゅ♡♡♡」


 「んぁ……♡♡♡」


 完全に繋がったことを示すような、耳への軽いキス。

一番大好きな人と「らぶらぶえっち」出来ている実感に、鳥肌が止まらない。


 「奥まで入っちゃったね……?♡♡♡」


 「っ♡♡♡♡ななのチンポ、いつもよりふかいとこに当たってる……♡♡♡」


 「それだけ興奮してるってことだよ♡♡♡こうやって……♡♡♡えっちなとこくっつけ合うのに……♡♡♡」


 じぃん♡♡♡と最奥が疼く。


 「―――♡♡♡♡すき……♡♡♡あいしてる……♡♡♡」


 「私も大好き♡♡♡朝からずぅっとこうしたかった……♡♡♡♡」


 「ぅん……♡♡♡はぁっ♡♡♡僕も♡♡♡♡……それでこのまま奥どちゅどちゅされて♡♡♡お腹たぷたぷになるまで中出しされて……♡♡♡♡」


 言っていて、身体がより昂るのが分かった。


 「ふふ♡♡♡ナカ締まってるよ♡♡♡自分で言って興奮しちゃったの?♡♡♡いやらしくてどすけべで……♡♡♡それにすっごくかわいいよ……♡♡♡♡」


 「うぁ……♡♡♡もっと言ってぇ……♡♡♡」


 「いいよ♡♡♡……かわいい♡♡♡変態でかわいい♡♡♡チンポ入れられてメスになっちゃってるの、か~わいい♡♡♡かわいいって言われてカラダ反応しちゃってるのもかわいい……♡♡♡♡」


 褒めるようななじるような言葉は、身体を甘くしていく。


 「っぁ……♡♡♡すきぃ♡♡♡」


 「ふふふ♡♡♡……そろそろ馴染んできたかな?♡♡♡」


 いちゃいちゃと愛を囁き合いながら肉棒をナカに馴染ませていると、ぴったりと腸壁が沿っていくのが分かる。


 でも。


 「ねぇ……♡♡♡もうちょっとこのままでいよ?このまま……もっといちゃいちゃしてたい……♡♡♡」


 「……はぁ♡♡♡そういうとこもかわいいなぁ……♡♡♡じゃあ、今度はそっちから好きなとこ言って?♡♡♡その間私はいろいろしてるからさ♡♡♡」


 「ん……わかった……♡♡♡」


 頷けば、首筋がミルクを啜る猫のようにぺろぺろと舐められだした。

喘ぎながらも、ふやけた頭で言葉を紡いでいく。


 「んふぅ……♡♡♡えと、あいじょうひょうげんが深いところがすき♡♡♡いつもかわいいっていってくれるとこがすき……♡♡♡」


 「ふふ♡♡♡他の人にかわいいって言われてもついてっちゃだめだよ?♡♡♡」


 「しないよ、そんなこと……ひぁっ♡♡♡」


 突然耳を甘噛みされた。

さらに握られている手のひらが指先で愛撫されてじんわりと気持ちいい。


 「あとは……あっ♡♡♡ぼくに興奮してチンポこんなにしてくれるとこがすき♡♡♡いつも……いじめてくれるとこも……すき……♡♡♡」


 「それって……♡♡♡私とのえっちだけが好きってこと……?♡♡♡」


 「んあぁっ♡♡♡……違うってば、もう……えっちは好きだけど……♡♡♡」


 唇がくっ付くような距離で囁かれると、思わずはしたない声が出てしまう。

肩に繰り返し啄むようなキスをされつつ、身体目当てとからかわれないような「好きな所」を探す。


 「……あ、僕のことちゃんと見ててくれるとこも好きだよ♡♡♡それと、感情的でたまに暴走しちゃうとこ……も……」


 気づけば、奈々の顔がすぐ横にあった。

すごく、真剣な表情をしていて、雰囲気も真面目なものに一変している。

潤んだ瞳は真っ直ぐこちらを見つめていた。

そういえば、彼女は自分の感情的な所、あんまり好きじゃないんだっけ、とぼんやり思う。


 「ちゅ~、して……?♡♡♡」


 目を閉じ、軽く唇を突き出した彼女に、僕は顔を近づけていく。


 「んっ♡♡♡」


 じっとりと熱く、どこまでも柔らかい感触。

口だけで互いを舐り、啄む濃厚なキスに段々と溺れる。

くち♡♡くち♡♡と離れる時に鳴る音が雰囲気を盛り上げ、周囲に漂う官能的な匂いがそれを助長していた。


 「んぇ♡♡♡」


 どちらともなく舌を絡め合えば、響く音色は粘り気を増し、淫らなものとなっていく。

性器だけでなく、上の粘膜でも交尾するのは愛を確かめるかのようで、否が応にも激しくなる。

顔の間が、次々に吐き出される火照った息で熱されてすごく熱い。


 「ぷは♡♡♡そろそろ動くね……?♡♡♡」


 「うん……♡♡♡ぼくのケツマンコで気持ちよくなって……♡♡♡」


 卑猥に求愛すると、奈々はたまらないといった風に息を詰まらせ、ぐっと唇を押し付けてきた。

そのままゆっくり腰が動き始める。


 「んんん……♡♡♡」


 きつく抱き着いた腸内を一気に引き摺っていく、30センチほどの大きくて太すぎるデカマラ。

へその裏辺りからアナルまでがあまりに気持ちよくて、思わず重ね合わせた口の間から喘ぎ声が漏れ出した。

ただ引き抜くという動作だけなのに、焦らされ発情しきった全身は小刻みに震えてしまう。


 「はぁ♡♡♡気持ちいい?♡♡♡」


 「これ、すっごい……♡♡♡くぁ♡♡♡いつもより気持ちいい♡♡♡奈々は……?♡♡♡」


 「私もおんなじ♡♡♡ちょっと、すぐ出ちゃいそうかも……♡♡♡」


 早くも告げられた中出しを示唆する言葉で、メス穴は無意識にやわやわ絡みついた。


 「ふふ♡♡♡出そうっていっただけでナカ絡みついてきてる♡♡♡すぐ、お腹たぷたぷになるぐらい出してあげるからね……♡♡♡♡」


 「―――♡♡♡♡」


 きゅうん♡♡♡と奥が、囁きで切なく疼き、突かれたくて仕方ない。


 「ね♡♡♡今、おく突いて……♡♡♡」


 彼女はおねだりに応じるように、僕のお尻を下腹部で圧し潰したまま、チンポだけを動かすように奥をどちゅどちゅしだした。

反射的に腸内はきつく狭まる。


 「あっ♡♡♡やばっ♡♡♡これクるっ……♡♡♡♡」


 「っ♡♡♡締め付けすごっ♡♡♡私も搾り取られそうっ♡♡♡」


 時折どちゅどちゅはぐりぐりに変わり、全くと言っていいほど快楽に慣れない。

欲しいところが、欲しいときに、欲しいように荒っぽく責められ、最高潮の性感が常に齎される。


 「ななっ♡♡♡ぎゅってして……♡♡♡イくときぼくのことつつんで……♡♡♡♡」


 「わかった♡♡♡ね……好きだよ♡♡♡すき♡♡♡すき……♡♡♡」


 愛の囁きは耳からぞくぞくした快楽を広げていき、身体全体を甘く痺れさせた。

さらに期待通り全身へかかる体重は心なしか増し、足に足が絡みついて結合部ががっちりと固定されていく。

まるで、絶対に出てくる粘液全部を深いところに出すみたいな、確実に妊娠させるみたいな体勢に、幸せが爆発する。


 「イく……♡♡♡ななっ♡♡♡だしてっ♡♡♡だしてぇ♡♡♡」


 「ぅんっ♡♡♡種付けっ♡♡♡奥に種付けするっ♡♡♡♡あぁっ♡♡♡♡」


 そうしてらぶらぶに責められ、責めにねっとりした「反応」を返していると、やがてへそ裏辺りからじわぁ♡♡♡と多幸感が滲み、全身へと広がり始め、がくがく震えあがってしまう様な絶頂が訪れた。

同時にチンポもナカで大きく膨らみ、根本から小刻みに何度も痙攣し、先端からびゅくっ♡♡♡びゅくっ♡♡♡とずっしりとした重さの精液を放出する。


 「んぁぁ……♡♡♡おくぅ……♡♡♡おもい……♡♡♡あつい……♡♡♡♡」


 「ふーっ♡♡♡ふーっ♡♡♡っぁ♡♡♡きもちいい……♡♡♡♡」


 圧し掛かられていることでメスイキは肉体へと押し込められ、一ミリも外へ逃げ出さない純粋で絶大な快感を食らう。

それを、ずっと待ち望んでいた中出しが何倍にも増幅することで、意識を飛ばしてしまいそうなほどばちばちと視界が明滅した。

蕩けきった頭で感じられるのは僕自身と奈々、あと幸福だという事のみで、他には全く何も考えられない。


 互いの輪郭が溶け、混ざり合ってしまいそうな気持ちよさの中で、僕はただ押し寄せてくる「波」に溺れていた。




 「はぁ……♡♡♡すっごい出たかも……♡♡♡♡」


 「んぅ……♡♡♡ほんとだ♡♡♡いつもよりお腹たぷたぷになってる……♡♡♡♡」


 時間の感覚すら吹き飛んでしまう甘美なアクメの後、一発だけにしてはかなりお腹が重たくなっているのに気づく。

しかもはっきりとした熱も感じられ、自分の身体を満たす恋人の精に心がすごく温かい。


 入ったままのチンポは射精前と比べても遜色ない大きさで、様子を確かめるように軽く動くとぴくぴく脈打った。

蟻の門渡りへ当たる金玉も、まだまだふっくらとしている。


 「ナカぬるっぬるになってる……♡♡♡それにきつきつ……♡♡♡」


 「ぁ……♡♡♡奈々のもかたいね……♡♡♡もう一回、する……?♡♡♡」


 「もちろん……♡♡♡ていうか、もう一回したいの間違いでしょ?♡♡♡」


 「ん……♡♡♡まぁ……そう、だけど……」


 「ふふ♡♡♡すけべでかわいいね~♡♡♡」


 深い絶頂でまだ蕩けてしまっている僕に反して、奈々にはいくらか普段のような余裕が顔を出していて、多分一度射精したことによって少しすっきりしたんだと思う。

証拠のように、首筋へと降ってくる慈しむような優しいキス。


 ちゅ♡♡♡ちゅ♡♡♡とわざと水音を鳴らしつつ押し当てるのを何度も繰り返されて、僕は思わず恋人繋ぎし続けている手を強く握った。

すると彼女も強く握り返してきて、密着感がすごく増す。


 「キスすきぃ……♡♡♡」


 うっとりと声をあげるといくらか口付けは熱っぽくなり、押し当てるから押し付けるといった風に変化していく。

柔らかい粘膜が肌と触れ合うのはうっとりする気持ちよさで、かなり肉体が敏感になっているのも相まって力が抜けていった。

よだれを垂らしそうになりながら、されるがまま愛される。


 「相変わらず肌すべすべだね♡♡♡私もキスしてて気持ちいよ♡♡♡」


 「ほんと?」


 「ほんと♡♡♡いつも手入れしてるもんね~♡♡♡私に触って欲しくて……♡♡♡」


 「うん……♡♡♡♡」


 「……♡♡♡ほんとかわいい♡♡♡肩にもしてくね?♡♡♡あと、指でも……♡♡♡」


 「ん……♡♡♡」


 右肩に唇が触れつつ恋人繋ぎから左手だけが離れ、つーっ♡♡♡と左肩を愛撫していく。

腕の付け根から徐々に首へとなぞられると、ぞくぞくした心地が襲ってきて熱い息を吐いた。

形を確かめるみたいに繰り返される、ゆっくりゆっくりとした触り方は、どうしても意識がそこへと集中し、どこかむず痒い感覚が走る。

もっとしてほしいような、してほしくないような気持ちにさせる責めに、僕は身体を震わせることしかできない。


 「ふふ♡♡♡身体すっごい震えてる……♡♡♡反対側舐めてあげるね……♡♡♡んぇ♡♡♡」


 「ひあぁっ……♡♡♡」


 そうしていれば今度は反対側の首筋がべろぉ♡♡♡と舐め上げられていき、さらりとした肌触りとは違う、ざらざらした感触に思わず鳥肌が立った。

指と同じように何度も、唾液を塗り付けていくみたいな動きに背筋は仰け反りそうになるが、相変わらず奈々によって押さえ付けられている。


 「首、おいしい……♡♡♡」


 「ひゃっ♡♡♡♡」


 身動きの取れない状態で味を囁かれると、どこかレイプされているかのような気分になり、怖気にも似た、しかし確かに甘美なぞわぞわが全身を駆け巡っていく。

その感覚は「奥」を切なく疼かせ、ナカを激しく脈打たせた。


 「おまんこ、すっごいチンポ欲しそうだね……♡♡♡お望み通り突いてあげ……るっ♡♡♡」


 「ぃぁぁぁっ♡♡♡♡」


 蠢くメス穴へ、短く引き抜かれた後強く強く突きこまれるチンポ。

同時にばちゅっ♡♡♡という肉同士がぶつかる大きな音と、肛門から軽く滲んでいた精液が鳴らす、ぐちゃり♡♡♡という卑猥な音が響き渡る。

たった一度の絶頂程度では溜まりに溜まった劣情を発散しきれていなかったみたいで、さらに先ほどはあまりピストンをされなかったのもあってすごく気持ちいい。

深いところにある柔らかく感度の高まった肉に、ガチガチに硬い棒がめり込む。


 「あ~♡♡♡すっごい抱き着いてくる♡♡♡……ふっ♡♡♡ふっ♡♡♡どうっ♡♡♡かなっ♡♡♡これっ♡♡♡」


 「あっ♡♡♡はっ♡♡♡あっ♡♡♡はげしいっ♡♡♡はげしいのすきぃっ……♡♡♡」


 「ふふっ♡♡♡……すけべっ♡♡♡マゾっ♡♡♡淫乱っ♡♡♡」


 「やっ♡♡♡ばとうだめぇっ……♡♡♡ひあっ♡♡♡んぁっ♡♡♡」


 「っ♡♡♡罵倒されてヨガる変態っ♡♡♡ナカ悦びすぎっ♡♡♡」


 腰は繰り返し振られてどすどすと重たい抽送が続き、お尻がぐにゃぐにゃに潰されてしまう。

さらに言葉責めも追加されると、否が応でもマゾまんこは悦ばされ、与えられる著しい快楽でうねった。

するとかなりの性感帯である腸壁は全体が満遍なく擦られていき、メスアクメが一気に近づく。


 「んっ♡♡♡まってっ♡♡♡クる♡♡♡キちゃうからぁ……♡♡♡♡」


 「だ~め♡♡♡止めてっ♡♡♡あげないっ♡♡♡」


 「やだっ♡♡♡やだぁ……♡♡♡」


 「ふふ♡♡♡言葉では嫌がってるけどぉ……♡♡♡身体はっ♡♡♡ずいぶんっ♡♡♡嬉しそうだねっ……?♡♡♡」


 「っ♡♡♡」


 はしたない本性と、明らかに悦ぶナカを言葉で自覚させられると、自分でも面白いぐらい興奮する。

情け容赦のないピストンは、望んでいる通りに、全くと言っていいほど止まる気配を見せない。


 「ふーっ……♡♡♡ふーっ……♡♡♡イく……♡♡♡イくぅ……♡♡♡♡」


 「ね♡♡♡乱暴にされてイくとこ見ててあげるよ♡♡♡ほらっ♡♡♡奥こねこね~♡♡♡」


 「―――♡♡♡急に優しいのだめぇ……♡♡♡イっく……♡♡♡イっくぅ……♡♡♡♡んひっ♡♡♡っあぇ……♡♡♡♡」


 そしてぐり♡♡♡ぐり♡♡♡と温く摺り潰すみたいに最奥が捏ねられ、ちくりと首筋に爪を突き立てられると、それが切っ掛けであっけなく僕はイかされた。


 急激なもののため浅い絶頂ではあるが、多幸感に見舞われて震える肉体。

じとっとした視線が注がれているのを思うと、情けない姿を見られたくて痙攣が大きくなる。

しかも痙攣の度出てしまう、「あ~っ♡♡♡」とか「お~っ♡♡♡」というけだものじみた喘ぎ声も音量を増した。


 そんな痴態に、ご褒美かのようにしっかり握られる右手や撫でられる頭が、突き上げるような快楽を甘ったるく尾を引くように長引かせていく。


 ただ、与えられたマゾメスアクメに浸っていれば、やがて波は引いていき、余韻を残すだけとなった。

脳内に、いくつもけばけばしいピンク色のハートマークが浮かんでいる。


 「……どうだった?♡♡♡まぁ、聞くまでもないけど……♡♡♡」


 「ん……♡♡♡気持ちよかった……♡♡♡やっぱり乱暴なのもすき……♡♡♡」


 「ふふ♡♡♡かわいいね~♡♡♡えっちでいやらしくて……♡♡♡」


 「ふぁ……♡♡♡なでなでもすき……♡♡♡」


 わしゃわしゃさすられている後頭部からじんわりと幸せが広がっていき、激しい行為で疲労した身体を癒した。

こちらからも擦り付けていけば、小さく笑い声が聞こえてくる。


 「今度は甘えたくなっちゃった?♡♡♡」


 「そうかも……♡♡♡それにまた深いやつ、味わいたい……♡♡♡」


 「分かった♡♡♡じゃあカラダ、どろどろに溶かしてあげる……♡♡♡はむっ♡♡♡」


 「んぅ……♡♡♡」


 蠱惑的な囁きの後、右耳が唇で優しく食まれた。

弾力のある粘膜を擦り付けつつ、こりこりした感触を確かめるような触れ方で与えられる緩い快楽は、四肢を脱力させていく。

そうしてふにゃけたメス穴は、八の字を描くような腰使いでじっとり甘やかされる。


 「ななぁ……すきぃ……♡♡♡」


 「もっふぉひてあげるね……♡♡♡」


 「あぁぁ……♡♡♡」


 すぐ近くから聞こえるハスキーな声は脳天を蕩かした。


 「んふ♡♡♡んぇぇ……♡♡♡」


 「ひぁっ♡♡♡それやばっ……♡♡♡」


 続けて唐突にべろぉ♡♡♡と舐められると、反射的に喘いでしまう。

よだれに塗れた温かい肉が耳たぶからべったりと、よだれをこびりつかせるように這っていくのは痺れる気持ちよさだった。


 「れる♡♡♡ぇろ♡♡♡」


 「ふぁぁ……♡♡♡」


 次第に耳全体へと広がっていく、執拗な愛撫。

狭い溝をかき分けて侵入し、膨らんだ舌がみちみちに満たしながらなぞる。

ふちは先っぽがうっすらと触れ、筆で細く字を書くみたいに愛撫していった。

当然裏にも責めは来て、余すところが無いほどびしょびしょに濡れそぼる。


 動作の度やけに大きく鼓膜を震わす、ぐちゅ♡♡♡ぬち♡♡♡くちゃ♡♡♡という水音と、「はぁ♡♡♡」とか「んぅ♡♡♡」という官能的かつ、熱っぽく湿っぽい奈々の息遣いだけでも昂らされるのに、そこへ快楽も付随してくるのだからたまらない。


 「ふふ♡♡♡すぐトロけちゃってぇ……♡♡♡よだれ、垂れてるよ……♡♡♡」


 「ふぇ……?♡♡♡」


 あまりに惚けてしまって、開きっぱなしの口から零したもので、枕を汚している事すら気づかなかった。


 「嬉しいからも~っととろとろにしてあげる……♡♡♡♡んぇ♡♡♡」


 「えっ……んひぁぁ……♡♡♡♡」


 追い打ちをかけるように、尖らせた先端が「穴」へと突きこまれていく。

同時に反対側の耳がぴったり塞がれることで、もぞもぞぬちょぬちょした淫猥な音色だけに意識が集中した。

みみずのようなそれは、のたうちうねりながら奥へ奥へと進もうとし、その度に外耳と擦れて快感を生む。


 「ん……♡♡♡」


 「あぁぁ……♡♡♡いっしょにチンポうごかしちゃだめぇ……♡♡♡」


 同時に腰がゆさ♡♡♡ゆさ♡♡♡と振られると、下の穴へも似たような責めが襲ってくる。

柔らかく解れた腸壁に、鉄さながらの硬さを持つ肉棒が食らいつき、あらゆる場所へ当たった。

力の抜けた全身に反して、ナカだけが異様に彼女のモノへと抱き着いて、愛をねだっている。


 一度、ベロが離れていく。


 「んふ♡♡♡んぇ……♡♡♡おまんこ、すっごい甘えてきてるんだけど……♡♡♡孕みたがりな子宮みたいに……♡♡♡」


 「―――♡♡♡♡」


 「はぁ♡♡♡私の精液で妊娠させてあげたいなぁ……♡♡♡♡」


 うっとりと告げられた言葉に、心臓が高鳴った。


 「ぼっ♡♡♡僕も……♡♡♡奈々に妊娠させられたい……♡♡♡あっ♡♡♡チンポまたおっきくなってるぅ……♡♡♡」


 「ふふ♡♡♡そんなえっちなこと言われたら、ね……♡♡♡♡」


 びくっ♡♡♡とひときわ強く脈打った陰茎は、太さが一回り、しかも熱までも増した気がする。


 「……ね、このままい~っぱい中出ししてぇ♡♡♡妊婦さんみたいな重たいボテ腹にしない……?♡♡♡今日むらむらしすぎていくらでも出せそうだし……♡♡♡♡」


 それは、一瞬呼吸が止まってしまうほど、あまりにも魅力的な提案だった。


 「っ♡♡♡したいっ♡♡♡せーえきでお腹たぷたぷにしたいっ♡♡♡孕ませて……♡♡♡ななぁ……♡♡♡♡」


 「あ~それえっろ……♡♡♡♡まじで止まんないかも♡♡♡じゃ、動くね♡♡♡」


 頷く前に、とんっ♡♡♡とんっ♡♡♡という奥を押し潰す甘いピストンが始まる。

腸内を引き締めるため足を閉じていけば、下方へ真っ直ぐめに伸ばされた奈々の足と当たったので、巻き付かせていく。

なんとなく、蛇の交尾のようだと思った。


 「あ、も・ち・ろ・ん~♡♡♡耳も甘やかしてあげる♡♡♡んぇ♡♡♡」


 愉しげな声の後、今度は左耳へと舌が絡みついてくる。

たっぷりと補充された唾液によってぬらぬらしたそれは、満遍なく全体を愛撫していく。

当然のように右耳は塞がれていて、身じろぎで軽く擦れると、籠ったくちゅくちゅという音色が脳を犯した。


 さらに、僕の身体とベッドの間へと手が入り込み、乳首がきゅっ♡♡♡と優しく摘ままれる。


 「ぁ♡♡♡」


 ゆっくりゆっくりとねじるように動かされると、蕩けるような快楽に浸されている全身が、心地のよい気だるさに包み込まれていく。

まるでまどろんでいるような感覚の中で、ナカに入ったチンポの存在だけがはっきりと分かった。


 「んれぇ~♡♡♡」


 「ひゃぁぁ……♡♡♡」


 そうして惚けた意識を、耳穴へと侵入した熱い舌先が覚醒させる。

普段触れられることのない場所を触手みたいに蠢かれると、身体が引きつり息が詰まった。

さらに反対側へもぬめった指が侵入して、ほじ♡♡♡ほじ♡♡♡と耳かきをするみたいにほじっていく。

追い打ちとばかりに乳首まで潰され捏ねられているのだから、たまらない。


 「ひっ♡♡♡らめぇ……♡♡♡あたま、へんになりゅぅ……♡♡♡」


 自然と滑舌はままならなくなり、一瞬はっきりしたはずの頭も即座に甘ったるく痺れた。

両側からもぞもぞした粘着質な音を流し込まれ、ぞくぞくが止まってくれない。


 「ぷは♡♡♡次はぁ……♡♡♡みみ、食べてあげる♡♡♡んぁ~ん♡♡♡」


 「こりぇ……♡♡♡ふわぁ……♡♡♡」


 ようやく口が離れたかと思えば、今度は温かい口腔粘膜に覆い尽くされた。


 「ん……♡♡♡ふ……♡♡♡ぇ……♡♡♡」


 反響することによって先ほどよりも息遣いが大きく聞こえて、それだけでも昂らされるのに、当然のように責めも始まる。

スペースが狭いのもあってべったりした擦れ方は、官能的な震えを呼び起こしていく。

むに♡♡♡むに♡♡♡と唇までも動いてくるので、耳が性器になったと錯覚するような快楽が与えられた。


 「こっひも……♡♡♡忘れひゃらめらよ……♡♡♡♡」


 「んぁぁっ♡♡♡ひゃべっちゃだめぇ……♡♡♡」


 ずるずる舌を滑らせつつ鼓膜のすぐそこで囁かれた後、こちらもとばかりに突きこまれる太マラ。

いつの間にやら腰は打ち付けられるようになっていて、求愛する腸壁がやたらに摩擦されていた。

最奥へも亀頭がたっぷり当たり、その度にひくっ♡♡♡ひくっ♡♡♡と悦んでしまっている。

しかも弾力のある、女の子みたいなお尻がその度に弾む。


 「ナカ……♡♡♡きもひいいよ~ってすっごいひめつけてくるよ……?♡♡♡それにおひり、ばひゅばひゅ音鳴らしちゃってる……♡♡♡♡」


 「らめぇ……♡♡♡ひゃべっちゃらめだってばぁ……♡♡♡」


 「かわいい……♡♡♡かわいい……♡♡♡よしよひもひてあげようね~♡♡♡」


 依然とした咥えながらのぼそぼそとした喋りをしつつ、先端は膣奥を撫でまわすように動いた。

触れ合い、著しく熱を持った場所が何度も何度も愛されると、多幸感が次々に湧いて出る。

するとナカは強烈にチンポを締め付け、さらに幸せが膨れ上がっていく。


 そうして徐々に下半身へとぞわぞわが立ち込めてきていると、奈々が離れた。


 「ん……♡♡♡そろそろ出そうかも……♡♡♡」


 「あっ♡♡♡ぼっ、ぼくもぉ……♡♡♡もうすぐふかいのクる……♡♡♡」


 「ふふ♡♡♡ね、どうイきたい?♡♡♡さっきまでのあまあまなやつかぁ……♡♡♡なが~いピストンでめちゃくちゃにされちゃうやつ……♡♡♡」


 「っ♡♡♡」


 思わず後者を想像する。

力なく寝そべった僕に行われる、叩きつけ、ともすれば腸壁をめくれ上がらせてしまうんじゃないかと言う暴力的なピストン。

ガチガチで、いつもより太った幹がカリまでずっとアナルを擦って、その後一息に根本まで挿入されてしまう。

反射的にきつきつに閉じる腸壁が先っぽで無理矢理こじ開けられていき、奈々のオスとしての力強さを身体に分からされるんだろう。

それが彼女の体力で何度も続けば、どれほど気持ちいいかは容易に理解できた。


 でも、今はこの甘ったるい情事を続けていたいと思う。


 「あっ、あまあまなほう……で……♡♡♡」


 恥ずかしくて尻切れトンボになってしまった言葉にくすりと笑い声が聞こえる。


 「分かった♡♡♡でも、ちょ~っとだけ強くするね?♡♡♡」


 「ぅん……♡♡♡きてぇ……♡♡♡」


 言葉の後、再度左耳は口内へと収められ、右耳穴が指で掻き回され、乳首が捏ねられ、そして陰茎が動き始めた。


 「っぁ♡♡♡すきぃ……♡♡♡」


 「わらひも……♡♡♡」


 ずんっ♡♡♡ずんっ♡♡♡と腰は深く食い込み、じわぁ♡♡♡とうっとりするような快楽が滲んでいく。

体重と力でぐんにゃり圧し潰される身体が幸せで、奈々のぎらぎらした性欲と深い愛情を感じる。

蕩けている、絡めた足と下腹部になんとか力を籠めれば、腸は狭くなって密着感が増した。


 「ナカすごいあふいよ……♡♡♡はぁ……♡♡♡ひあわせ……♡♡♡」


 「ぼくもぉ……♡♡♡」


 徐々にチンポは痙攣が増え、亀頭が膨らんでいく。

比例するように抽送は早くなっていて、射精が近づいて余裕のなくなっている彼女が可愛らしい。

粘々した火傷しそうなほど熱い我慢汁が大量に出されているのが分かる。


 「そろそろ……♡♡♡」


 「ん……♡♡♡いっぱい出して……♡♡♡ぼくのおしりでいっぱいきもちよくなってぇ……♡♡♡」


 応じればぐり♡♡♡ぐり♡♡♡という、腸壁をカリに纏わりつかせるようなグラインドが始まり、こちらにもぞくぞくが迸っていく。


 「だす……♡♡♡だすよ……♡♡♡にんしんっ……♡♡♡にんしんひてぇ……♡♡♡♡」


 「―――♡♡♡♡♡」


 そして、一際深い場所へと先っぽが食い込んだ瞬間、僕たちは互いが混ざり合ってしまう様な絶頂に見舞われた。


 ぎゅっ♡♡♡ぎゅっ♡♡♡と痙攣するナカへと勢いよくぶっかけられる、スライムのようにどろりとした精液。

竿が脈打つ時強く腰が打ち付けられることで、一度目よりも奥にまでこびりついていく。

次第にぼてっと重たくなっていくお腹が幸せで、メスイキも相まって多幸感が凄まじい。


 全身を駆け巡り、どこか満ち足りた気持ちにもさせる快楽は留まることを知らず、このまま浮き上がってどこかへ飛んで行ってしまうかのよう。

それを上から覆いかぶさった奈々が押さえ、さらなる快感で上書きしていく。

深い深いアクメと長い長い射精は、たっぷりと数分間続いた。




 その後、一度も抜かないまま、腸内にひしめく精液をローション代わりにして僕らは何度も「らぶらぶえっち」を繰り返す。

時には激しく、時にはまた甘ったるく。

やがて、気づけば僕の絶頂回数は数えきれないほどになり、奈々もまた、全部で六回か七回ぐらいは出していた。

その間、一度も射精の勢いを衰えることなく。




 「ふぅ~♡♡♡そろそろ抜くね……?♡♡♡」


 「うん……♡♡♡ぁ♡♡♡零れちゃわないようにゆっくり抜いてね……?♡♡♡」


 「もちろん……♡♡♡ちゅ♡♡♡」


 あれからどれだけ時間が経ったか分からないほど後、かなりへろへろになった僕たちは、軽く休憩をしてからようやくえっちを終えることにした。

愛情のこもった触れるだけのキスが気持ちいい。


 「ん……♡♡♡」


 少しの間が空いて、奈々がゆっくりと腰を引き始める。

すでに結合部の周辺、僕のペニスや金玉、お尻には溢れた精液が飛び散っていて、かなりぬるついていた。


 アナルに力を入れても、ナカにはみっちりと詰まっているせいで、いくらか漏れていってしまう。

にゅち♡♡♡ぐちゅ♡♡♡と響く音が、疲労で引っ込んだはずの劣情を呼び起こそうとしてくる。

そういえば、アロマを焚いて甘ったるかった部屋の匂いは、もうすっかりザーメン臭さに満たされていた。


 「はぁ……えっろ♡♡♡お尻の穴精液まみれになってる……♡♡♡」


 「ふぁ……硬くなってきてる……♡♡♡」


 「ふふ♡♡♡」


 いくらか萎えていたチンポは徐々に硬さを取り戻し、完全勃起とはいかないまでもかなり大きくなっている。

強まった快楽で肛門が緩まないように少し集中した。


 そうしていれば、半分、カリ首まで到達し、出っ張りが軽く引っ掛かりながらようやく抜けきる。

穴はぽっかりと開きっぱなしで、絶頂を繰り返したのもあって空気の流れが感じられるほど感度が高い。


 「やば……♡♡♡精液まみれでひくひくしてて……♡♡♡オナニーしちゃおうかな……♡♡♡」


 「んぅ♡♡♡もう……♡♡♡ねぇ、先に栓して?♡♡♡」


 「うん♡♡♡」


 言葉に応じるように彼女はベッドを降り、引き出しから黒いアナルプラグを取り出して戻ってくる。


 「入れるね?♡♡♡ふふ♡♡♡こう言うとなんかもう一回えっちするみたい♡♡♡」


 「ん♡♡♡確かに♡♡♡うぅ……♡♡♡ちょっとえっちしたくなってきたかも……♡♡♡」


 会話しているとそれは挿入されていき、やがてぴったりと栓がなされた。

先端が少し前立腺を掠めて、緩い快楽が広がる。


 「ふふ♡♡♡じゃあこの後シャワー浴びる時、触り合いっこしよっか♡♡♡」


 「そうだね♡♡♡よいしょ……♡♡♡うわ♡♡♡おも……♡♡♡」


 零れだす心配がなくなったので敷いていたバスタオルの上へと座れば、ずしっ♡♡♡といつもより身体が重いのが分かった。

見れば、それこそ妊娠数か月の妊婦みたいにぼってりと下腹部が膨らんでいる。

大量に中出しされたという事実を再認識すると、思わず熱い息が漏れ出した。

揺らせばたぷっ♡♡♡たぷっ♡♡♡とゆっくり腸内で揺れる感覚があり、一気に劣情が昂っていく。


 視線を動かすと腰の下に敷いていたクッションがあって、僕のペニスの先端がくっついていたところには、大きな円形の、我慢汁やところてんで出したものによって作られたシミがあった。

さらにその下にはもっと広い、溢れた精液で出来た濡れ跡があり、また洗わないとなぁ、とぼんやり思う。


 目を細めていれば正面に奈々が来て、下腹部に触れてくる。

あぐらの中央にあるチンポは白濁に覆われ、てらてらと光を照り返していて、なおさら興奮した。


 「私こんな出したんだ……♡♡♡我ながら出しすぎかも……♡♡♡」


 「でも、たぷたぷで僕すごい幸せだよ?♡♡♡ね、ちゅ~して?♡♡♡んっ♡♡♡」


 愛おしさが爆発してキスをねだれば、すぐに唇に唇がくっつく。

彼女も発情しているのを表すようにすぐ舌が侵入してきて、口内を蹂躙し始めた。


 「ふぁっ♡♡♡ななっ♡♡♡」


 「んぇ♡♡♡ぇろ♡♡♡」


 僕のベロを締め付け、歯茎を貼り付きながら舐め、じゅるじゅるとよだれを貪られる。

当然頭は甘く痺れ、くぱついたアナルから少し精液が垂れていく。


 そうしてたっぷりと性欲を燻ぶらせると、口は離れていった。

いやらしく細められた目が、じっとりと見つめてくる。


 「お風呂、いこっか……♡♡♡」


 「ぅん……♡♡♡」


 どちらともなく手を近づけ、指を絡めていく。

そのまま、お互いの肉体を味わったり、愛撫したりしながら、ゆっくりと部屋を出た。




 その後、風呂の中でアナルを使う事は無かったが、何度かシャワーを浴びなおさなければならないほどぶっかけられたし、緩みすぎて「栓」が取れそうになるぐらいイかされる甘美な時間を過ごす。


 結局、寝る支度が全て終わる頃にはカーテンから光が差し始めていて、正直自分たちのすけべさに呆れ返った。

でも、そんなすけべでも受け入れてくれる、それどころか最後まで付き合ってくれる相手に幸福と愛情を感じながら、寝床につく。

意識が落ちるその時まで、僕たちは膨らんだお腹が愛おしくてずっとさすり続けていた。

まるで、子供が出来たみたいに。



Comments

stagehandlife

寝バックからの精液ボテ。 こんなにも滾るシチュエーションがあろうか。 このカップルはいいねぇ…