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4月になりましたね!

ちょっと肩を痛めてしまいコンスタントに投稿できずすみません。


そういえば詳細を説明してなかったので、今回は眉の作り方を解説しようかなと思います

bandicam 2022-04-02 13-15-44-635


こんな感じで、

トラッキングオンリーで上下や角度の動きだけでなく左右差も出せます。

nizimaLIVE上での動きですがVTSでも可能です。


パラメータです。計6個使っております。

このうち〇印がトラッキングで動かすパラメータ、★印が物理演算用パラメータ

◇印が差分で動かすパラメータです。


〇眉 上下

bandicam 2022-04-02 13-17-49-871


シンプルに眉上下の動きです。デフォーマで動かします。

左右の眉毛は別々のデフォーマで作る方も多いと思いますが、そうすると動きの反転が使えないので私はまとめてやっちゃってます。


〇眉 角度→ 〇眉 角度←

トラッキング専用パラメータです。変形は付けません。

以前はVTSは左右別の眉トラッキングは出来なかったのですがいつの間にか出来るようになってました。nizimaLIVEは当初より左右別。しかしどちらもFacerigに比べると左右非対称に動かすのは難しいです。(FacerigはWebカメラの精度が悪くて動きがブレてただけですが…)

そもそも欧米人と比べて日本人は眉の可動域が狭いのであんなアニメみたいな眉毛の動きはそうそう出来ないのです。

なので上で紹介した左右非対称の動きは口角の動きで管理してます。やり方は後述します。


★眉 角度→ ★眉 角度←

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物理演算用パラメータ。前述した「〇眉 角度→ 〇眉 角度←」に紐づいています。ここに変形を付けます。

まずは通常通りアートメッシュを直接変形させます。眉の変形に合わせてまつ毛もデフォーマを使って変形させます

bandicam 2022-04-02 13-19-11-601




眉の変形法って色々あると思うのですが、私はマイナスの時に逆ハノ字に、プラスの時にハノ字になるように作ってます。手軽に「怒り眉」「困り眉」をトラッキングで出せるので中々使い勝手がよろしいです。

Live2Dのデフォルトパラメータには他にも「眉変形」だったり「眉左右」だったりがありますが、私はトラッキングでは上下と角度しか使ってません。現行のアプリでは眉上下の動きしか検知出来ないのでこんなにパラメータ細分化しても活用しきれないんですよね。(「眉 変形」はキー押し用のパラメータとして使ってますが!)


で、話を戻して、アートメッシュで左右別に逆ハノ字、ハノ字を作るとこうなります。

bandicam 2022-04-02 13-46-14-324

Facerig全盛期は眉の同期OFFにしててこんな動きしてる方多かったですよね!

悪くはないのですが、ぶっちゃけ左右非対称時の眉のつながりが不自然だなと思います。

今回この不自然さを解消させつつ、かつパラメータ構成をシンプル化する新手法を思いついたのですが、先に「◇眉 変形」の説明をします。


◇眉 変形

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キー押し差分用の感情表現パラメータです。このようにデフォルト状態の眉の形状を変えて、ドヤ顔やリラックス顔など様々なシチュエーションに対応できるようにします。

さらに、眉差分がONになっているときでもトラッキングで眉が動くように、それぞれの状態での★眉 角度の動きも作ります。


これで大体の変形が終わりましたが、まだ眉のつながりの不自然さが解消されておりません。昔はこの不自然さが嫌で左右の眉を同じパラメータで動かしてたのですが、左右非対称眉の「悪い顔」に憧れてなにかうまい方法は無いかなぁと試行錯誤した結果がこれ↓

この動画が2年前という事に時の流れを感じてビビっておりますが、こんな感じで眉頭を左右連動させることで「自然な悪い顔」が作れるようになるんですね


しかし、今回私はキー押しで更に眉毛の細かい感情表現を管理しようと思っているので、上の方法だとちょっと問題があります。

左右の眉毛を連動させようと思うと「★眉 角度→」「★眉 角度←」どちらにも点を打つと思うのですが、さらにキー押し用パラメータ「◇眉 変形」にも紐づけるとパラメータの種類が3つになります。3×3×3=9点。9点くらいゴリ押しで作ればなんてことないのですが、今回は「恐ろしく複雑な動きでもパラメータの紐付けはなるべくシンプルにする」ことも目標としているので、出来れば2種類以下に抑えたいのです。


そこで今回はグルーを使います。

まず通常の眉毛アートメッシュをコピペしてグルー用にします。


そして紐付けパラメータを反対の眉パラメータに移動します。→なら←に、←なら→に。

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で、グルー用のアートメッシュの透明度をマルチキー編集で0%にします。

今回眉毛アートメッシュは乗算なので2つ重なってると色が黒くなってしまうんですよね。通常だったとしても微妙に境界が太くなってしまうのでグルー用のアートメッシュは透明にしとくといいです。


最後、通常アートメッュッとグルー用アートメッシュをグルーで繋いで、重み調整をこんな感じにします。

緑が通常用優位、赤がグルー用優位です。(もし真似して作る時に色が逆になったらグルーの重さも逆にしてね)


このように、眉尻は緑の重みを100%にして通常眉を完全優位にし、眉頭だけすこーし赤の重みも入れてやることにより(100%にはせず黄色になるくらいで留めます)、

反対側の眉毛が動いた時に眉頭を連動して動かすことが出来るのです。


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こんな感じ!両方が同じ動きの時は左右対称になります。悪い顔いいぞ~


変形はこれで完成です。あとはこれを動かすための物理演算設定ですね

物理演算グループは「←眉毛」「→眉毛」の二つ。

入力パラメータには4種類入れます。

〇眉 角度

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シンプルに眉の動きです。これでトラッキング用パラメータと物理演算用パラメータが紐づきます。私のノウハウを隅々まで調べてる方なら既にお馴染みのテクニックですね。左右それぞれ対応するものを設定しましょう。


〇目 開閉

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まばたきで少し眉が動くように位置Xで入力します。(反転にチェック)

角度の方が綺麗に動くのですが、目パラメータはデフォルト値が真ん中にないので角度で入れると場所が傾いてデフォ状態の眉毛が変形してしまいます。(入力の正規化用パラメータを作れば角度入力も出来なくはないのですが、位置Xでも綺麗に動いてくれるので今回はそこまでしなくていいかなぁという感じです)

こちらも左右別に入力します。


★目玉 Y

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上下の目線の動きに合わせて眉が動きます。「〇目玉 Y」ではなく「★目玉 Y」に入れることで、上下に顔の角度を動かしたときの微細な瞳の動きにも反応させてます。


★口X

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←眉毛にのみ入力します。そうすることで、口Xの動きに合わせて←眉だけが動き、左右非対称の悪い顔になります。

どっちの眉を動かすかはお好みですが、動かすときは口角が上がった方の眉が下がるようにするといいです。自分で同じように顔を左右非対称に動かすと自然と眉毛がそのように動くのが分かると思います。恐らく片方の表情筋をぎゅっと縮めてるんでしょうね。


ちなみに、「★口X」と物理演算用のマークが付いていますが、これはnizimaLIVEで無理やり口Xを動かすために動きを左右で分離させたからです


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左右の口角が非対称に動いているときは口Xが動きますが、左右対称の時は動かない…という処理をしています。

なので、VTSを使う場合はこの物理演算を丸々無くしてシンプルに口XをmouthXで動かせばOKです。



…解説は以上です!

早く髪の毛やらなんやらの続きを作りたいのですが、本当に肩が痛くて日々の作業もままならないのでしばらくは治療に専念する必要がありそうです…。(この記事もやすみやすみ書きましたが肩がビリビリしています)

進捗がございましたらまたFanboxで共有しますので、気長にお待ちいただけたら幸いです。


それでは!


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Comments

Anonymous

方の痛みを押しての記事、ありがとうございます!! ひたいやまぶたの表皮の繋がりが見えるよう。素晴らしいテクニックです。 悪い顔がトラッキングだけでできるvtuberが増え、配信者とリスナーの間がもっと縮まりますように。

Anonymous

Another incredible post! Thank you! Stay healthy 🙏

Anonymous

极为有用的。

Anonymous

すごい...これで「顔の筋肉が動いている」って感じがする 勉強になりました。