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『ホワイトタイガー。直近のA-15地区にて雷の異能力を持つヴィランが発生した。直ちに向かってくれ』

「了解した」

 夜。通行人が減ってきた市街地の中、白い影が上空に跳躍した。街灯に照らされる白を基調とし爪痕がモチーフの青のラインが入ったヒーロースーツ。黒いグローブとブーツを身に着けた白い毛並みの中年の虎獣人。彼の名はホワイトタイガー。ヒーロー本部に所属するヒーローの内の一人だ。

 手の平の上で生成した氷塊を高層ビルの壁に投げると、そこからホワイトタイガーの進行方向へと氷の柱が伸びる。そのまま氷柱に着地したホワイトタイガーは、特製のブーツによってスキーの要領で加速しながら指示された目的地に向かっていく。

「到着まであと2分……って所かね」

 ホワイトタイガーの異能力は氷を生み出し自在に操る能力。生み出すのは手元からしか行えないが、一度作り出した氷からは様々な氷を派生させ作り出すことができる。その出力や応用性は一般的なヒーローを遥かに上回っており、最強のヒーローに名を連ねる日も近いのではないかと噂されていた。

 街灯の明かりを吸収し美しく光る氷柱に傾斜を作ると、再び横のビルから氷柱を出現させて飛び乗る。先程まで乗っていた氷柱は砕けて消滅し、路上の一般市民に降り注ぐこともない。この能力を使うことで、注目こそ集めてしまえど市民に危害を加えることをせず、高速で街中を移動することが可能なのだ。

 歳上のベテランヒーロー勢程ではないが、ホワイトタイガーも歳には勝てず二の腕や足、腹に余分な贅肉が付いてしまっている。しかしそれに負けない鍛え上げた筋肉を使い、身体のバランスを保ちながら最高速度で目的へと向かっていく。

「見えたな」

 視界の悪い暗闇の中紫色の雷が迸り激しい光に包まれる広場が見える。その中心には雄叫びを上げる鰐獣人の姿があった。

 瞬間、逃げ遅れた市民に轟音と共に紫雷が放たれる。

「させるか!」

 市民と紫雷の間に作っておいた氷弾を撃ち出し、盾に変形させ紫雷を防ぐ。氷盾に反射した紫雷が地面のコンクリートを抉るが、市民と氷盾は無事。どうやらホワイトタイガーの異能力で防ぐことが可能な威力のようだ。

「ホワイトタイガーだ!安全は俺が必ず確保する!!後ろを気にせず真っ直ぐ逃げろ!」

 低く響き渡る声で市民達に声掛けをしながら氷塊を飛ばし、これ以上雷による被害を出さないよう鰐獣人の周りを盾で覆っていく。

(無差別に攻撃している様子から、激しい感情により異能力が発現、暴走って線が妥当か)

 だとすれば鰐獣人に悪意がなくとも力による鎮圧を行う他ない、とホワイトタイガーは覚悟を決める。

 鰐獣人の周りに作り上げられた盾は既に全方位を覆うドーム状になっており、ホワイトタイガーはそこに自分一人分が通れる穴を開けるとその中に滑り込んだ。

 当然、氷のドームの中に入ってきた唯一の侵入者であるホワイトタイガーに紫雷が集中する。氷による加速を調整しながら、ホワイトタイガーは前面に氷の盾を作り出す。

「……ちょっと痛いが我慢してくれよ!」

 バキバキバキッ! という異能力で作り出された雷と氷がぶつかり合う轟音が鳴り響く。速度を鰐獣人の命を絶たず気絶に留めるよう減速したホワイトタイガーは、そのまま氷の壁ごと鰐獣人に衝突した。

「グガ……ッ!!」

 鰐獣人はホワイトタイガーに押し出されながら、ドームの内壁に激突する。気絶する寸前のイタチの最後っ屁と言ったところだろうか。鰐獣人が激しく紫色に発光するのを見て、ホワイトタイガーが氷盾を自身の身体を全て覆いこむように展開する。

 次の瞬間、ドームの中は激しい雷によって包まれた。



*****



『お疲れ様。周囲への被害も少なく、相変わらず手際の良い仕事だ』

「はあ、あんたや上のじいさん達に比べれば対した事はねえよ」

 端末の向こう側。現ヒーロー本部司令官であるバーナード司令にそう返答すると、目の前で敬礼している制服の犬獣人に声を掛ける。

「じゃあ、後は頼んだ」

「任せてください!」

 そうして気絶した鰐獣人を制服を着た担当の犬獣人に引き渡すと、ホワイトタイガーはその場を離れた。

『そう謙遜することはない。ホワイトタイガー、既にお前の実力は私達同期に』

「わかったわかった、それではパトロールを続行させてもらう」

 バーナード司令の言葉に照れ臭さ半分、面倒臭さ半分になったホワイトタイガーは強引に会話を終わらせ通信を切る。気を取り直して辺りを見渡すと、夜も更け大分暗くなってきた。街灯が無くなれば辺りは一面暗闇に包まれることだろう。

 ヒーローはそれぞれ巡回するエリアを割り当てられており、先の市街地もホワイトタイガーの担当だ。

「さて、と」

 最後の巡回だと気を引き締め、もう一度市街地を見回る。異常がなければ次は住宅街だ。

 住宅街に来ると街灯も少なく、時間も相まって人気も一切無い。

「た、助けてください」

「あん?」

 住宅街のパトロールを始めてしばらくしてからの事。後ろから声を掛けられ、ホワイトタイガーが振り返るとそこにはシャツを着た小柄な女性が立っていた。丁度街灯に照らされる位置にいたホワイトタイガーと違い、女性の姿は暗がりではっきりと見ることができない。異常に気が付き歩み寄ると、女性の姿がはっきりと見えてきた。

「あんた……」

 どうやら女性は猫獣人のようで、ホワイトタイガーよりも二回り以上も小さい華奢な身体付きをしていた。目の前まで来ると自然と女性を見下ろす形になり、その対格差は一目瞭然となる。猫獣人の腕が木の枝だとすればホワイトタイガーの腕は丸太といった所だろうか。

 その大きな身体と強面の虎顔で猫獣人の女性を威圧しないよう、周囲を警戒しながらも優しく話しかける。

「ひでぇな……だがもう大丈夫だ。俺が必ずあんたを助ける。辛いだろうが、あんたをこんな風にした野郎はどこにいる?」

「……」

 フルフルと震わせた指で差したのは、傍にあったボロアパート。そのまま女性はか細い声で「二階の、一番奥の部屋です」と付け足した。

「わかった。……戻りたくないだろうが、ここに一人で待っているのも危ない。着いてきてくれるか?」

 猫獣人の女性がコクリ頷いたのを見ると、ゆっくりと敷地に入り階段を上る。

 造りが古いせいか重量のあるホワイトタイガーの体重に耐え切れず、階段がギシギシと悲鳴を上げる。

「……」

 自身の手元に幾つか氷塊を作り出し、扉の前まで来ると後ろを付いてくる猫獣人に目を向けた。

 疑っていない──と言えば嘘になるが、このように他者を利用しヒーローを罠に嵌めようとするヴィランも多い。猫獣人も含め周囲を警戒しながらドアノブを引くと、鍵が掛かっていなかったようで簡単に扉が開いた。

 中を覗くと電気が入り口にしか入っておらず、薄暗い。足を踏み入れると、廊下の奥から低い男の声が聞こえてくる。

「お~、帰ってきたか。随分と早いな」

 濁声と共に奥の部屋から顔を出したのは上下を赤いジャージを着こんだ熊獣人だった。茶色い体毛をしており、太い眉と無精髭に角ばった顎。ホワイトタイガー程ではないが鍛えられた手足をしており、腹は丸く突き出ていた。

 如何にも男性ホルモンが強い中年の男、といった容姿をした熊獣人はホワイトタイガーの姿を見るとニヤリ、と笑った。

「おお、かのホワイトタイガーさんじゃありませんか。私みたいな親父の住む家に何の御用で?」

「すぐそこで猫獣人の女性に助けを求められたんでな。その猫獣人曰く、あんたに酷い事をされたんだそうだ」

「あ~そうですかい。ヒーローさんも大変なこって。こんな小さい事にもいちいち顔を出さなきゃってうおお!?」

 ホワイトタイガーの手元から放たれた二つの氷塊が熊獣人の両手に直撃すると、手錠に変形し後ろ手になるよう拘束する。バランスを崩したジャージ姿の熊獣人は部屋の奥でドタン!と大きな音を立てて尻餅をついてしまった。

「まだあんたが黒かはわからねえが……一緒に同行してもらうぞ」

 最もこの男が女性に手を出しているのはほぼ確定のようだが……とホワイトタイガーは部屋に入って電気を点けると辺りを見渡す。

 部屋の中にあるのはダブルサイズのベッドに机にソファ。そして数々の際どい女性物の下着と、拘束具や鞭、そして先程の女性が身に着けていたであろうスカートが無造作に床に放り投げられている。

「へへへ、勘弁して下さいよ。私はちょっとばかし生徒に人気な一介の体育教師なんですぜ? 何も悪い事してませんって」

「そうか。後でたっぷり聞いてやるからな」

 熊獣人の言葉を無視しながら後ろを振り向くと、外で待っている猫獣人に安全は確保したと手招きする。

 再び部屋の中に入り尻餅をついている熊獣人を抱き起こそうとすると、ホワイトタイガーは一瞬だけ正体不明の違和感に襲われた。この状況で余裕そうなこの男の態度は気になるが、仲間や攻撃されそうな気配は未だに感じない。玄関から入ってこようとする猫獣人からも敵意は感じない。

「ほら、さっさと立て」

 ぐ、と身体を起こしてやろうと力を入れても熊獣人は立とうとしない。はあ、とため息を吐くと熊獣人はニヤニヤと笑みを浮かべながら口を開いた。

「あ~♡ 立とうと思ったらあっちの方が勃っちまったなぁ♡ 今日はまだ抜いてねえからな~。こりゃおさまるまでまともに立てねえかもしれねえなあ♡」

 見ると熊獣人の男の股間はテントを張っており、その存在をしっかりと主張していた。

「お前な……」

 呆れたホワイトタイガーは一度顔を上げると、部屋に入った猫獣人に声をかける。

「大丈夫か? その、着るもんはあるか?」

「……はい」

「よし……悪いがあんたにも一緒に付いてきてもらうからな。辛いだろうが、規則だから我慢してくれ」

 ホワイトタイガーがそう伝えると、しっかりと服を着た猫獣人が顔を出しコクリ、と頷いた。そしてそそくさと玄関の方へと向かっていく。

「次はお前だ」

「あんた、ヒーローなんでしょう? すっきりしたら同行してやるから、善良な市民の性欲を発散させてくれませんかね♡」

「そんなことするわけねえだろうが。ほら、さっさと……」

 そこまで言ってホワイトタイガーは言葉を止める。熊獣人の下らない提案に乗る気など毛頭無かったが、嫌にジャージの膨らみに目が吸い寄せられるのだ。

「ほら、頼みますぜヒーローさん♡」

 くい、と熊獣人が腰を突き出すと心臓がトクンと高鳴ってしまう。夜中で先程までは涼しいとすら思っていのに、嫌に暑い。この部屋の気温が元々高かったのだろうか。

「あんたの手錠で手が使えねえんですから♡ 代わりにあんたがヤってくれって、な?♡」

「……俺がそんな事までしてやる義務はない。第一俺にそんな趣味はない。諦めろ」

「そんなこと言わずに頼みますよ〜♡」

 これでは強制連行もやむ無しか、と溜息を吐くと頭がくらりとする。

 この密閉された部屋の中で生活することで染み付き、充満したこの男の臭いが気になってしまう。

「ちょっと近くで臭いを嗅いでくださいよ♡ そうしたら気分もアがると思いますから♡」

「……」

「ほら♡」

 熊獣人が大股を開き勃起したジャージの股間部分を見せつける。その奥に収まっているであろう熊獣人の逸物がホワイトタイガーの心を魅了する。

(お、俺は一体……)

 手を熊獣人の肩から離し、床に付ける。

 自然とホワイトタイガーの頭が下がっていき、熊獣人が散々出したせいで染み付いたであろう精液の臭いがジャージ越しに漂ってくる。

「んぐ……すんっ」

 一呼吸するとその臭いが鼻を通り抜ける。男からすれば他人の精液の臭いなど不快なはずだ。

 しかしホワイトタイガーは不快と思う以上にもう少し嗅ぎたいという欲求に襲われてしまう。

「俺は、すんっ、はーっ、何を……すんっ」

「どうです? 良い匂いでしょう?♡」

「スーッ、すんっ、そんな訳、すんすんっ♡」

「遠いからですよ。もっと鼻近づけて、ほら♡」

 熊獣人のちんぽが持ち上げるジャージのテントに顔がどんどん引き寄せられてしまう。

「フガッ、すんっ……ッ♡ スーッ♡ はぁっ♡ スーッ♡ はぁっ♡」

「どうです? 中々病みつきになるでしょう?♡」

「スーッ♡ ハッ♡ てめえっ、スーッ♡ 俺に何かしやがったな……!?」

 その三白眼でキッと熊獣人を睨め付けるが、間抜けに臭いを嗅ぐのを止めることができない。一方ベテランの正義のヒーローに睨め付けられた熊獣人は依然として余裕そうな笑みを浮かべている。

「いやいや、何もしてませんって。ただちょっと私に雄として魅力がありすぎるのかもしれませんねぇ♡」

「んなわけねえだろうが……ッ」

 洗脳……人心掌握に近い異能力だろうかとホワイトタイガーは推察する。似たような異能力を持つヴィランは決していない訳ではなかった。しかし、これ程その効力が強い物は聞いたことがない。あっても根本から人の思想を変えたりなどしない、ある種の軽い催眠のようなものだ。

 しかし今回はホワイトタイガーに男色の気は一切無いのにも関わらず、ジャージの奥のちんぽに心を鷲掴みにされてしまっているのだ。

「ほら、もっと私のを嗅いでいいんですぜ?♡ 大丈夫ですって。私はこの通り手錠で抵抗できないし、困ってる人を助けるのがヒーローの仕事でしょう?♡」

「ぐ、う……♡ スーッ♡ はぁっ♡♡ クソッ♡ フガッ♡」

「好きでしょう? この匂い♡」

「誰が、すんっ♡ こんな、すんすんっ♡ 男の臭いにッ♡」

「なんだ、そりゃ残念ですな。じゃあジャージを脱がして奉仕してくれませんかね?♡ さっきも言いましたが私は手が使えませんからね♡」

 熊獣人にそう命令されると強烈な服従欲求に襲われる。この魅力的なちんぽの持ち主であるこの男に従いたい。そしてそのちんぽを恵んでほしいと。歯を食いしばり、何とか腹の底から湧き出してくる欲求に打ち勝とうとする。

「ほら、市民が困ってるんですぜ♡ あんたヒーローなんでしょう?♡」

 困っている市民を助けるため。

 己の欲求を叶えることができる免罪符にホワイトタイガーの心が揺れ動かされる。頭ではわかっている。この熊の男は異能力を悪用するヴィランなのだと。しかし、耐えるだけで状況は変わらない。茶熊の能力が、茶熊のちんぽが正義のヒーローとしての心を少しずつ堕落させていく。

「はぁッ♡ ハッ♡」

 四つん這いになり男の正面に回り込むと、ジャージのズボンに手をかける。ぐっと下に引っ張るとよれよれの使い古されたトランクスが露わになる。ちんぽで持ち上げられたトランクスの先端はすっかり先走りで湿っており、むわむわと雄臭い臭いを放っていた。

「うお゛ぉ……♡」

 普段のホワイトタイガーならば、むさ苦しい中年の股間から放たれる雄臭に顔を顰め、すぐさま鼻先をちんぽ離すだろう。しかしホワイトタイガーは眉をハの字に曲げ、目を潤ませ愛おしそうにその臭いをくんくんと嗅いでしまう。

「どうです?♡ 鼻先擦り付けちまってもいいんですぜ?♡」

「ハッ♡ こんな、フガッ♡ ハフッ♡ ハッ♡」

 ぴと♡ と鼻先をトランクスにあっさりと付け息を吸うと、熊獣人のちんぽの臭いがホワイトタイガーの脳を直接犯していく。崇高な臭いだと刷り込まれ、それを放つこのちんぽは素晴らしいものなのだと、熊獣人のちんぽを奉仕しこの身を捧げたいという欲求が増幅していく。

 使ったことのない尻穴がキュンキュンと疼き尻を振ってしまう。気付けばホワイトタイガーのちんぽも勃起しており、白と青を基調にした正義のヒーロースーツに淫猥な膨らみを作ってしまっていた。

 それに気付いた茶熊はニヤリと笑うと白い靴下を履いた足でその膨らみを小突く。

「な、にして……♡ はう゛ッ♡」

「ヒーローさんも大変だなあと思いましてね。毎日忙しいでしょう♡ でなきゃ市民の前でいやらしく勃起なんてしないでしょうからね♡」

「う゛ッ♡ ハフッ♡ スーッ♡ ハッ♡」

 足で勃起ちんぽをヒーロースーツ越しに弄られ腰が引けてしまうのに、ちんぽから鼻先を離すことはできない。ビクッ♡ ビクッ♡ と情けなく腰をヒクつかせながらくんくんとちんぽの臭いを取り込んでいく。

「ほら、ホワイトタイガーさんも早くご奉仕してください。 市民がこうやって気持ちよくさせてあげてんだからよ。ヒーローもそのお返ししてやるのが義理ってもんじゃねえんですか?♡ ん?♡」

「ハッ♡ ぎ、義理……♡」

「そうですよ。こうやって足でつついてやってんだから……よっ♡」

「んごぉッ♡」

 強めに蹴り上げられ、快感と痛みに同時に襲われて涙目になってしまう。そしてこの魅力的なちんぽの持ち主であるこの雄に従わなければならないという強迫観念が、ホワイトタイガーの行動を操ってしまう。

 カクカクと腰を動かしながら熊獣人のトランクスに手をかけると、ゆっくりと下げる。

 ブルンッ♡ という効果音が聞こえそうな勢いで、熊獣人のズル剥けちんぽが顔を出しその反動でホワイトタイガーの鼻先に叩き付けられた。

「お゛、ほぉ……♡♡」

 茶熊の雄の象徴が放つ臭いにホワイトタイガーは意識を飛ばしそうになるが、ヒーローの意地でなんとか堪える。しかしそれで状況が好転するわけではなく、どぷどぷと先走りを溢れ出させるソレはホワイトタイガーをより一層魅了していく。

「こんな……ッ♡ こんな汚ねえモノ、俺に押し付けやがって……ッ♡♡」

 自身の目の前で臭いを放つそれを汚らしいと判断する感覚は残っていた。せめて口だけでは抵抗しようと茶熊のちんぽを貶そうとするが、鼻は雁首に付けながらフガフガと音を立てその汚いモノの臭いを取り込む。そして牙が覗くマズルから太い舌を伸ばすと熊獣人のちんぽの根元から丁寧に舐め上げ始めた。

「れろっ♡ ふッ♡ ふはっ♡」

「そうそう、それでいいんですよ♡」

 冷たい先走りがホワイトタイガーの鼻の上に垂れようが、気にする素振りを見せず奉仕を続けていく。

「臭えッ♡ こんなモノ……ッ♡ んぶっ♡ 噛みちぎってやる……ッ♡ れろっ♡♡」

「怖いこと言わないでくださいよ~♡ ヒーローが善良な市民を不安にさせていいんですかい?♡」

「お前は善良な市民なんかじゃねえ……♡ 異能力を悪用して他人を思い通りに支配しようとするクソ野郎だ……ッ!」

「あ~、そうですかい♡」

「フガッ!?♡」

 呆れた表情を浮かべた熊獣人は自分のちんぽを奉仕しながら罵倒するホワイトタイガーの鼻の穴に向かってちんぽを突き出す。そのまま鼻フックの要領で鼻を持ち上げられたホワイトタイガーはアヘ顔を晒してしまった。

「あが♡ へっ♡ ハッ♡」

 片鼻が塞がれその中が先走りで満たされ、呼吸困難になりながらももう片方の穴で臭いを吸い込みべろべろと舌で奉仕し続ける姿は到底ヒーローのものとは思えず無様と言う他ない。

「じゃあおっ勃てたちんぽ弄られてないで反抗してくださいよ」

「お゛う゛ッ♡ う゛ッ♡」

 ガチガチに勃起したホワイトタイガーのちんぽを足のつま先で小突いてやると情けない声と共に腰がビクつく。魅力的な茶熊のちんぽから顔を離せないため足の刺激から逃れようと腰を引くのにも限界がある。茶熊の足がもたらす快感により、ホワイトタイガーのちんぽは着実に射精へと向かっていた。

「う゛ッ♡ イっ、イッちま……♡」

「おやおや、本当ですかい?♡ 歳上の威厳あるヒーローともあろう方が、ちょっと早いんじゃありませんかね?♡」

「お、前が……♡ 足で触ってくるから……♡」

「そうですか。じゃあ足で触るのはもうやめにしましょう♡」

「ん゛お゛ッ♡ お゛……♡」

 最後に一蹴り入れられたあと、熊獣人は足を床に着けて完全に休憩の体勢に入った。

「イキたいんでしょう? もっと奉仕して私をその気にさせてくれたらちんぽでハメてイかせてやりますよ♡」

「ハッ♡ てめえ、何言って……♡」

「欲しいんでしょう?♡ 私のちんぽ♡」

 その言葉にホワイトタイガーの尻穴の奥が疼く。一度も使っていない場所のはずなのに、この熊獣人のちんぽを挿入されてしまえばかつてない至上の快楽を得ることができるという確信があった。

「気持ち良いですよ?♡ 私のちんぽを味わうとみんな病みつきになっちまうんです♡ ホワイトタイガーさんも私のちんぽに掘られればすぐメスイキできると思いますよ♡」

「誰が、てめえのちんぽなんか受け入れるかッ♡」

「そんなことを言ってもこんなに夢中になってちゃ説得力ありませんぜ?♡」

 茶熊の言う通り、怒声を浴びせながらもホワイトタイガーの舌は茶熊の雄の象徴に引っ付き離れない。

 根元から雁首まで丁寧に舐め上げ、亀頭を口に含んで先走りを抵抗なく吸い取っていく。

「認めちまいましょうよ♡ あんたはちんぽが大好きな雌猫だってな♡」

「それは♡ てめえの能力のせいだろうが♡」

「何のことですかねえ? 私はただちんぽちらつかせてるだけなんですが……♡ お゛ほッ♡」

 ビクッと茶熊が震える。ホワイトタイガーがちんぽを大きく咥え込んだからだ。

「ホワイトタイガーさんも初めてにしてはとってもお上手ですぜ?♡ やっぱり元々こういうのが好きだったのでは?♡」

「んぐッ♡ んぶッ♡ ずろろろッ♡」

 否定しようとしても口の中にある茶熊のちんぽのせいで人語を発することができない。牙を立てないよう気を付け、舌で竿の裏側を支えながら顔を動かしまるで自身の口をオナホ代わりにするかのように奉仕してしまう。

「あ~♡ お上手お上手♡ 仕方ありませんねえ♡ そんなに欲しいならここらで一発だけ出しちゃいましょうか♡」

 茶熊も腰を動かしホワイトタイガーの口をオナホのように扱う。しかしホワイトタイガーはそれに奉仕できる喜びしか感じることができず、自分の口内を出入りする茶熊のちんぽになすがままだ。

「お ごッ♡ ごッ♡」

 鼻にかかる茶熊の被毛がくすぐったく息苦しい。喉奥にまで突っ込まれたホワイトタイガーの口から嗚咽の声が漏れるが、それでもホワイトタイガーは必死になって舌を動かす。

 皆に好かれるベテランの正義のヒーローの、自分よりも立派に年を重ねたホワイトタイガーが必死に奉仕する表情を見て、嗜虐心がくすぐられた茶熊の興奮はピークに達しようとしていた。

「あ~♡ 出る出るっ♡  ホワイトタイガーさん、全部しっかり飲んでくださいね♡」

 ホワイトタイガーの口内で茶熊のちんぽがビクビクッ♡ と震え膨張する。亀頭がぷっくりと膨らむのは射精寸前の合図。

 男の精液を飲むなど嫌悪しかないはず。それなのに、ホワイトタイガーの口は茶熊のちんぽを大事そうに咥えて離さない。べろべろとちんぽの下に舌を這わせながら、茶熊の精液を受け入れる準備をする。

「あ~っ♡ 出ますッ♡ お゛ほッ♡ お゛~~~ッ♡ お゛ッ♡」

「んぶッ♡ お゛ッ♡ ごぼッ♡ ────♡」

 びゅるっ♡ どぴゅッ♡ びゅるるるッ♡

 ホワイトタイガーの口内に生臭い臭いと苦味が広がる。初めての飲精。吐き出したいとかつての記憶が警笛を鳴らしているが、茶熊の能力の影響を受けたホワイトタイガーは涙目になりながら一生懸命その精液を嚥下していく。

「ッ♡ ごぽッ♡ ご──ッ♡」

 喉に直接流し込まれる精液をホワイトタイガーは全て飲み干そうとするが、あまりの量に鼻からも逆流してしまう。それでも必死に茶熊のちんぽを咥え込んでいると、ドクッ♡ ドクッ♡ と脈打つことでようやくソレは射精を終えた。

「あ゛~ッ♡ 上澄み出してちょっとすっきりしたかなぁ? どうでした? 私のザーメンの味は♡」

「は……へ……♡」

「口開けてください、口♡」

 げほっ、げほっと咳き込んだ後茶熊の言う通り口を開ける。開けられたホワイトタイガーの口内は牙から舌まで大量の精液がべっとりとこびりついていた。

「げへへ♡ ベテランヒーローさんの口の中、俺の精液で汚れちまったなぁ……♡ さあ、あとはどうすればいいか、わかりますね?♡」

 一度射精してもなお勃起を続けるちんぽをピクン♡ と跳ねさせると尿道に残った精液をホワイトタイガーの舌の上に垂らす。嗅覚と味覚をたっぷりと犯され魅了されてしまったホワイトタイガーは恍惚そうな表情のままコクリと頷くと茶熊のちんぽを再び咥え込み、鈴口から精液を吸い取っていく。

「洗脳完了~♡ 一回射精したらある程度戻っちまうだろうが、その間にたっぷり俺のちんぽの味を覚え込ませてやるよ♡」

 ゴツ、と頬を膝で蹴られホワイトタイガーは茶熊のちんぽからその口を離す。精液を綺麗に舐めとられたばかりの茶熊のちんぽは射精したばかりだというのに痛いほどに勃起し、その先端は天を向いていた。

「おら、このまんまじゃちんぽハメづれえだろうが。早くこの手の拘束を解けよ♡」

 ペチペチと肉竿でホワイトタイガーの鼻先を叩くとその臭いがホワイトタイガーの鼻からその心を掌握していく。

「ん゛お゛、ぉ……♡」

 その行動が何を意味するのか深く考えることもできず、ホワイトタイガーは言葉にならない声を上げたあと、茶熊の拘束を解除する。手の拘束が解けた茶熊は座り直すとホワイトタイガーの頭を撫で勝利を確信した笑みを浮かべる。

「おうおういい子だ♡ たっぷりちんぽハメてやるからな♡」

 頭を撫でられるホワイトタイガーの瞳には目の前の茶熊のちんぽしか映っていない。今にもハートのマークでも浮かびそうな虚ろな瞳で先走りを垂らすちんぽに魅入っている。

「こんな正義のヒーローやってるおっさんでもちんぽ好きにしちまうなんて、俺の能力も捨てたもんじゃねえな♡ これからもまだまだ遊べそうだ♡」

 顎の下に手を這わせ勝手なことを言う茶熊に対しても何の反論もない。

「おら、ケツこっち向けろ♡」

 パンパンとホワイトタイガーの頬を叩くとホワイトタイガーは大人しく命令に従い、四つん這いになって尻をこちらに向ける。茶熊はすぐ傍の机の上に置かれている鋏を手に取ると、ヒーロースーツを引っ張って切り目を入れようとした。

「……流石に刃が入んねえか。おい、これなんとかしろよ」

 バシン!とホワイトタイガーの尻を叩くと氷の刃が形成されスーツの尻の部分に切り目を入れる。茶熊は「随分便利な能力じゃねえか♡」と上機嫌に言うと、スリットに指を突っ込み左右に開く。すると尻尾の根元まで裂け、白い獣毛が露わになる。

 茶熊は舌なめずりをするとホワイトタイガーの腰を掴み、自身の肉竿を尻の谷間に当てがった。突如押し当てられる茶熊の熱にホワイトタイガーは白いヒーロースーツに包まれた肉体を身悶えさせる。そして茶熊の能力が尻穴をきゅんきゅんと疼かせ、媚びを売るように腰を淫らに振って茶熊のちんぽ押し付けてしまう。

「媚びの売り方がわかってんじゃねえか、え?♡」

「お゛♡ お゛♡ お゛♡」

 焦らすようにちんぽでホワイトタイガーの尻たぶを叩き、擦り付ける。それだけでホワイトタイガーは茶熊の手に堕ちていく。

 ちんぽがどんな雌も雄も平等に魅了する。ふざけた能力であったが、その効果は強力だった。こうして臭いを嗅がせ、味わわせて、被毛越しに肌に擦り付けるだけで精神も身体も掌握していくのだ。使ったことのないホワイトタイガーの尻穴は既に茶熊のちんぽに限っては開発され、前戯をたっぷりと受けた雌穴同然になっていた。

 四つん這いになることで上半身を支える両腕の筋肉が膨れ上がり、スーツを張り詰めさせホワイトタイガーの従来の力を強調する。この腕でもって茶熊を制圧しようとすれば、それなりに鍛えておりガタイの良い体育教師の茶熊でも勝つことは不可能だろう。氷の異能力を使えば先程のように一瞬だ。

 しかし白いタイツに包まれ黒いグローブを装着したヒーローの腕は、尻を突き出し肉の詰まった上半身を支えるためだけに使われている。悪を逃さない黒のブーツに包まれた太い足も、少し横に広げ茶熊の剛直を受け入れる準備をするだけだ。

「げへっ♡」

 とうとう茶熊の亀頭とホワイトタイガーの尻穴がキスをする。くい、くい、と腰を動かせばつぷ♡ とその先端がホワイトタイガーの尻穴に埋まる。

「お゛♡ ほ……♡」

 期待からホワイトタイガーのちんぽが張り詰め、ヒーロースーツを押し上げて先走りで濡らす。ホワイトタイガーの中にあるのは、自身を魅了する素晴らしいちんぽを受け入れることができる悦びだけ。浅ましく息を吐きながら、全身の神経を自身の尻穴に触れる茶熊の亀頭に集中させる。

 茶熊が腰を前に突き出す。

「お゛ッ♡」

 コンドームなど被せていない亀頭の半分が埋まる。

「お゛~ッ♡ お゛……っ♡」

 そのまま一気に雁首まで飲み込むと、ホワイトタイガーは茶熊のちんぽを受け入れる幸福と快感で全身を震わせた。

「ちゃんと入ってるの、わかってるみてえだな♡」

「ちんぽッ♡ ちんぽが、俺の中にッ♡」

「そうだ♡ まだ全部入ってねえからな、奥まで突いてやるよ♡」

 その言葉と共に腰を前に動かすと、ずぷずぷとちんぽがホワイトタイガーの尻肉の内壁を押し広げ奥へ奥へと侵入していく。

 そしてとうとう、茶熊のちんぽが根元まで入り込み、ホワイトタイガーと茶熊の金玉がぱつん♡ と間抜けな音を立ててくっ付く。奥へと侵入した亀頭が前立腺をゴリゴリと押し上げ、ホワイトタイガーの意識を一瞬だけ飛ばした。そして。

「ッ!?♡ お゛~~~~ッ♡ ごッ♡ お゛ッ♡ お゛ッ♡ ~~~ッ♡」

 茶熊のちんぽに押し出されるかのように、ホワイトタイガーのちんぽが白い白濁液を放つ。数日処理を行っていなかったせいで蓄えられた濃厚な精液は少しずつヒーロースーツを貫通し、ゼリーのようにボトボトと音を立てて床に垂れ落ちていく。

「たまんねえだろ?♡ 俺の異能力効果たっぷりのちんぽ♡」

「はッ♡ はひっ♡ 俺、イッ♡ イ゛ッで♡♡」

「そうだ♡ わかるか?♡ 俺のちんぽの長さからしてここぐらいだな♡ あんたのここまで入り込んでイイとこ突いてんだ♡ あんたのちんぽは俺のちんぽに負けてイッちまったんだよ♡」

 茶熊が太い指先でホワイトタイガーの尻から上にかけた腰の辺りをなぞるとビクビク♡ とホワイトタイガーの身体が跳ねる。射精は未だ止まらず、噴き出す精液の代わりに茶熊の言葉がホワイトタイガーの心にすんなりと浸透していく。茶熊の言う通りだ。この数十年、何度か仕方なく処理を行っていた己のちんぽが、後ろから茶熊のちんぽに突かれ最も気持ち良い射精を行っていたのだから。茶熊のちんぽに敗北し射精することが最も気持ちいい事だと。自身が茶熊の雄性に屈服した雌なのであるとホワイトタイガーの頭に、身体にしっかり刻み込まれていく。

「さて、俺も気持ちよくなりてえからな♡ 動かさせてもらうぜっと♡」

「ん゛お゛ッ!?♡ お゛ッ♡」

 茶熊が腰を引き突き出すと、太ももと尻がぶつかりパンッ♡ と音を鳴らす。ホワイトタイガーの尿道に残った精液がそれに合わせてびゅるびゅるっ♡ と押し出され再び意識を失いかける。しかし茶熊は腰を振る動きを止めようとはしなかった。

 既に敗北したホワイトタイガーに行われるピストンは己の立場を知らしめる征服行為と同義だ。ただ敗北したのではなく、お前は征服され所有物になったのだと骨の髄にまでわからせるため、茶熊は剛直で尻穴の奥を突いていく。ヒーローと一般人──ヴィランとしての立場の差など関係なく。ホワイトタイガーが如何に茶熊より称えられる行いをし、歳を重ねていようとも関係ない。お前は雄である俺に支配される雌なのだとその精神と身体を染め上げていく。

「お゛ッ♡ う゛ッ♡ う゛ッ♡」

 茶熊が体勢を立て直し、ホワイトタイガーの両足を跨ぐようにガニ股気味に足を開くと、今度は力強く腰を打ち付け始めた。激しい動きと快感に黒いブーツを履いたホワイトタイガーの足が跳ねる。

 気が付けばヒーロースーツの裂け目から伸びる白毛の尻尾が左右に揺れていた。茶熊はそれを邪魔だと思ったのか、左手をホワイトタイガーの腰から離し、尻尾の真ん中を鷲掴みにする。挿入の邪魔にならないよう上に引っ張り上げると、その体勢のまま腰を振っていく。

「ま゛だッ♡ またイグッ♡ おがじぐなっぢまうぅ♡♡」

「いいぞ♡ もう精液なんて残ってねえだろうから正真正銘のメスイキになるだろうがな♡ たっぷりイって俺のちんぽの味覚えとけ♡」

「イグッ♡ イ゛ッ♡ ────ッ♡♡」

 ガクガクとホワイトタイガーの自重を支えている腕が揺れた。既に茶熊のちんぽに押し出され撃ち尽くしてしまったのにも関わらず、役目を果たすためにホワイトタイガーのちんぽは脈打ち鈴口がパクパクと開く。

 痛いほどに張り詰めたちんぽが空イキする苦痛と快感がホワイトタイガーの精神をより一層屈服させていく。この茶熊には逆らえないのだと。己が茶熊に所有される一介の雌なのだと。

「ちょっとわかり辛いが撮っとくか」

 腰を振り尻尾は引っ張ったまま、腰を掴んでいて右手を傍に置かれているスマホに持っていく。ホワイトタイガーの前立腺を突きながらも手慣れた手付きでスマホを操作した茶熊は、カメラアプリを開き録画を開始した。

「おし、今日は上物が釣れてな、今回はあのベテランヒーロー、ホワイトタイガーさんが俺のちんぽの虜だ」

「んぐぉッ!?♡ お゛ッ♡ お゛ッ♡」

「正義のヒーローさんでも俺のちんぽの前にはすぐオンナにさせられちまうってこったな♡ 最初は抵抗してたがすぐトロトロになって俺のちんぽ欲しがっちまった。そうだろ? ホワイトタイガーさんよ♡」

 ホワイトタイガーが息絶え絶えに後ろを見ると、スマホのカメラと目が合う。異能力によりちんぽの虜となってしまったとはいえ、今の自分の姿が映像に残されているのだとわかると火照った頭の熱が冷め、一瞬だけ冷静さを取り戻す。

「ち、がッ♡ やめろッ♡ 撮らないでくれッ♡ お゛ッ!?♡」

 しかしそれも一瞬。一度尻尾を引っ張り上げられながら茶熊のちんぽに突かれれば、頭の中がちんぽ一色に染まってしまう。

「はあ、ちゃんと答えねえと中に出してやんねーぞ? ちんぽ要らねえのか!? あ!?」

「んぎぃいい゛い゛ッ♡ そ、そうだッ♡ 尻穴突いてくるこのちんぽが魅力的でぇッ♡ んごッ♡ 欲しがっちまっだぁ♡」

「そうだろ?♡ そんでこうやって突かれてすっかり女になっちまったんだよな?♡」

「はい゛ぃッ♡ そうでずッ♡ お゛ッ♡」

「よしよしいい子だ♡ 安心しろよ♡ 俺の言う事聞いてる内は誰にもバラさねえからよ♡ その代わり少しでも抵抗したらネットにバラまいてやるからな♡」

 何度も同じことを繰り返しているのだろう。右手ではスマホを固定したまま器用に、それでいて力強く腰を打ち付けていく。先程助けた猫獣人の事がホワイトタイガーの頭に過ぎる。既に彼女も茶熊の手に堕ちていたのだろう。そうして命令を受け、ホワイトタイガーを罠に嵌めたのだ。

「あの女にはもう飽きたから、これからあんたには代わりになることたくさんしてもらうぜ♡ その代わりちんぽは毎日ハメてやるから安心しろよ♡」

 ちんぽを毎日ハメてやる。異常であり嫌悪を示さねばならない言葉のはずなのに、ホワイトタイガーの胸はキュンキュンと高鳴ってしまう。これほどまでに自身を屈服させ快感へと誘ったちんぽを毎日ハメられたらどうなってしまうのだろうか。これまでのヒーローとしての経験が脳を過ぎる。頼れる上司や仲間と出会った。数々のヴィランを打ち倒し、人々を救ってきた。ヒーローである自分に誇りを持っていた。今もそれは変わらないはずなのだ。悪を討ち平和を守る正義のヒーロー。しかし、今だけはそれら全てが霞んでしまうかのような快感を与えられ、ちんぽに屈してしまっている。

「ベテランヒーローさんのオナホ化記念に宣誓してもらうか♡ 私ホワイトタイガーは熊丘様の専属性処理おまんことして仕えていくことを誓いますってな。あんたをもう二回もメスイキさせてるちんぽの持ち主の名前なんだ。しっかり覚えて帰ってくれよ♡」

「はあ゛ッ♡ はひッ♡」

「あんたは……まあいいや。そうだな、御用の際はすぐさま駆けつけまんこを差し出しますも付け足してくれや♡ しっかり撮ってやるから♡」

 ズンッ♡ と剛直に奥を突かれるとおほ顔を晒しながら無様な呻き声を上げてしまう。

「ほら、頼むぜ? 私ホワイトタイガーは?」

 最早茶熊──熊丘のちんぽと尻尾を掴む男らしい手、そしてその声以外感じられなくなったホワイトタイガーは言われるがまま口から台詞を吐き出す。

「お゛ほっ♡ 私、ホワイトタイガーはっ♡ 熊丘様の専属性処理おまんことして仕えていくことをお゛ぉ♡ 誓いま゛すッ♡」

「おうおう♡」

 熊丘はニヤニヤと口を歪めながら、腰を振る速度を一切緩めずホワイトタイガーの痴態と宣誓をスマホの動画に収めていく。

「~~~ッ♡ 熊丘様のぉッ♡ 御用の際はッ♡ おごッ♡ すぐさま駆けつけおまんこを差し出しま゛ずぅう゛♡♡」

「おうおう♡ これからもたっぷりハメてやるからな♡ あ゛~たまんねえな♡ 当然中に出すから後処理は自分でしろよ♡」

 自分勝手な要求にもホワイトタイガーは魅力的な雄性を感じてしまい、ちんぽへの締め付けを強くしてしまう。

「わ、わがっ♡ イ゛い゛ぃ♡ イグッ♡ まだイグッ♡♡」

「いいぜ♡ おらッ♡ 子種汁奥にぶち込んでやるから全部受け止めろッ♡」

 熊丘はガニ股のまま腰を奥まで打ち付けるとばちゅんっ♡ という厭らしい音が部屋に鳴り響く。熊丘とホワイトタイガーの玉袋同士が密着し、雄として優れた熊丘のそれに委縮したホワイトタイガーの玉袋がきゅうう、と縮こまる。最奥を突いた熊丘のちんぽは前立腺を押し上げ、自身を奉仕するためだけの肉壺と化したホワイトタイガーの尻穴に締め付けられながら亀頭の先端を膨らませた。熊丘は口を少し開け「お゛ほっ♡」と気持ちよさそうな声を上げると、そのままホワイトタイガーの中に吐精した。

「イ゛……ッ♡ グう゛ぅ♡ お゛────♡ 」

 正真正銘本日最後の射精だろう。撃ち尽くした後、快楽で製造されたばかりの精子も熊丘の精液に席を譲るかのように、全て絞り尽くされホワイトタイガーの鈴口から放たれた。

 異能力も精子もたっぷりと込められた熊丘の精液は、腸壁と共にホワイトタイガーの価値観をも蹂躙していく。己は熊丘という雄に敗北した雌なのだと。その欲望の捌け口になり、奉仕をすることで喜びを得ることこそが自分の正しい姿なのだと。前立腺をかつてない程に刺激されたホワイトタイガーは、舌を垂らして絶頂の快感を味わいながら真っ白になった頭の中に、新たな価値観がすんなり浸透していく。白目を剝きかけたアヘ顔を晒しながらも、きゅうきゅうと締め付ける尻穴を緩めることはせず、熊丘への奉仕を続けていく。

「イ゛ッ♡ イッで♡♡ イ゛っでるッ♡♡♡」

 そして、ドクッ♡ ドクッ♡ と熊丘のちんぽが脈打ち精液を吐き出すのに合わせて、ホワイトタイガーの最早雄としての役割を失ったちんぽも脈打ち空イキを繰り返すのだ。

「……あ゛~♡ やっぱ中出しだねぇ♡ 男は妊娠の心配がないってのもありがてぇな♡」

「お゛ッ♡ お゛お゛ッ♡ お゛ッ♡」

 長い射精を終え、尻穴の余韻を確かめるためか少し硬さの失ったちんぽをズコズコと前後に動かすと、予告もなしにちんぽを引き抜いた。突然自身を押し広げていた剛直を失ったホワイトタイガーの尻穴はすぐさま閉じることができず、開いた穴からはどぷどぷと濃厚な精液が溢れ出してしまう。

「よしよし。これでお前も性処理コレクションに加わったわけだな」

「ひ……ッ♡ はへ……♡」

 熊丘がホワイトタイガーの尻を叩くとびゅびゅ〜っ♡ と尻穴から精液が噴き出る。尻を突き出した体勢でうつ伏せになったホワイトタイガーは、快感からくる脱力からかその場を動けずビクビクと身体を痙攣させ続けていた。

「という訳で、ベテランヒーローホワイトタイガーさんの初ホモ交尾初メスイキだ。これからたっぷり楽しませてもらうぜ♡」

 アヘ顔を晒すホワイトタイガーの顔をたっぷりと映したところで、熊丘はスマホの録画を止めた。

 熊獣人のちんぽ、そして精液と共に敗北と屈従する喜びを教え込まれたホワイトタイガーに最早逆らう術はない。こうしてホワイトタイガーは、異能力を悪用する体育教師、熊丘の肉便器としてその身を堕としていくのだった。



続く

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Comments

すみるな

更新お疲れ様です!!!今回もめちゃめちゃえっちでした!!! 今回地の文の隅々から”強さ”をビシビシと感じました……!戦慄するほどに……ッ!! 最初のホワイトタイガーさんの異能力による高速移動なんですがもう好きです!手からしか氷出せないっていう能力発動制限も性癖に刺さりますし特性のブーツで滑ってくのもカッコいい!! バトル描写もカッコよくて、ホワイトタイガーさんは能力の応用がたくさんあるの好きです!!  氷の壁を盾にしながらタックルするのいい……氷で手錠作るのもいい……カッコいい…… エロなんですが、ちんぽ鼻フックされてアヘ顔晒しながらも奉仕し続けちゃうのも無様えっちですし、洗脳完了したと思った途端申し訳程度のヒーローを敬う丁寧口調から本性現して一気に荒々しくなる熊丘さんもすごいえっち! 市民を守るために使ってきた能力でちんぽハメる為にヒーロースーツ自分から破くの最高すぎる そして玉袋同士が密着してホワイトタイガーさんのが縮こまっちゃうのがどちゃシコえっちで……一番グッときた描写でした!熊丘さんの雄度に敗北して屈服したのが伝わってきて興奮しちゃいました! えっち終わったあと、破けたヒーロースーツの隙間から中出しキメられちゃったアナル晒しながら精液噴き出ちゃうの征服感凄すぎて最高なんですよね……! 記録されちゃってる事実がスケベすぎるとか、動画映えのために利用されちゃってる感えっちとか熊丘さんのザーメン、ホワイトタイガーさんの白い獣毛に負けないほど黄ばんでそうで映えそうだなだとか色々想像してボルテージアゲアゲでした……! 長文失礼しました!えっちな小説をありがとうございました! 今後のイラストの追加や続編も楽しみに待ってます!お身体に気をつけて、でも頑張ってください!応援してます!!!!

shun

今回も最高にエッチでした!雄として敗北して、服従することこそ喜びという価値観に改変されていく過程にものすごく興奮しました。 続きがあるということで、日中ヒーローとして活動しながら、どんどん調教されていく様子とか見れるのかなと、非常に続きを楽しみにしています!!!

omo

小説の一部分かな?と思ってしまいそうな感想ありがとうございます!! 頑張って書いたのでそう言ってくださるとめちゃくちゃ嬉しいです……!戦闘シーン、格好良くしたいなと思いながら書きましたし玉袋のシーンもお気に入りなので刺さったのがとても嬉しいんですね…… 白い獣毛より黄ばんだザーメン、メモしておきます。 イラストや続き、少しずつ書いていくので楽しみにしていただけたら幸いです、ありがとうございます~!!

omo

ありがとうございます~!!正義も悪も関係なく能力を使われて純粋に雄として屈服してしまうの良いですよね……! 雄として敗北しながらどんどん雌にされていく予ホワイトタイガーさんの顛末を楽しみにしていただけたら幸いです……!

NO NAME

読ませていただきました! ①という文字を見て油断していたら想像以上の堕ちっぷりとエッチさで早速お世話になりました.... 本来なら嫌なハズなのに逆らえずに快感を教え込まれちゃうの最高です! 既に素晴らしいのにここからまだ続きがあるということで、どんな風に調教されて変貌していくのか楽しみにしてます!! 更新大変だとは思いますが、無理せず頑張ってください~

omo

最初からずっぽり堕としてしまいました…… 弱みと心を握られてどんどん熊丘好みに変えられていってしまう予定です!ふふふ できるだけ月にたくさん更新できるように頑張ります!ありがとうございます~!!

Anonymous

大変なエッチは最高です、ヒーロースーツはもっともエロいの。ヒーロースーツをコンドームとして、そのまま直接にホワイトタイガーを挿すことを思えば興奮して仕方ない。 未来はちょっと若い洗脳用ヒーローが登場する意向があるか?

omo

ありがとうございます!ヒーロースーツは良い物ですよね ホワイトタイガーより若いヒーローが洗脳される話は書かないかもしれないです……ごめんなさい