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TIPS【レタッチ】

レタッチとは「加筆・修正」のことで、添削などで微調整する際に使う用語です。

でも、この考え方は異なるタッチのイラストを調整する際にも役に立ちます。

この知識を学ぶことで萌えキャラとリアル系のキャラを同じ画面に描くこともできるようになりますよ!


詳しく解説していきますね。



▶どこをレタッチするの?

レタッチする=微調整することですが、大切なのは「どこを調整するか?」を知ることです。当たり前ですが、全然関係ないポイントを調整しても意味がありません。


結論から言うと、基本的にレタッチするのはディテール(細部)です。

目の表現をどうするのか?

髪の表現をどうするのか?

シワの表現をどうするのか?

そういった細かいディテールの部分をどんな風に描くかでタッチが変わります。

だからその部分をレタッチしてリアル系⇔萌え系などを調整します。


▼▼▼ディテールについての解説はコチラ▼▼▼

TIPS【ディテール】

A:ディテールを変えてみてください 記事を読んで描いてくれたんですね!ありがとうございます! 苦手なモノでもシルエットから攻めると描けるようになるので、他のモノでも試してみてください。 今回は「カッコいい男性キャラを描きたい」という相談ですね。 実際にイラストを見たことが無いので、原因がどこにあるのか...


萌え系をリアル系にしたいなら、ディテールのどこをレタッチするか?

リアル系を萌え系にしたいなら、ディテールのどこをレタッチするか?

まずはこの部分に注目してください。



▶レタッチしてみよう!

レタッチを実際にやってみます。

右のイラストのタッチを左のイラストのタッチに寄せてみましょう。


レタッチで注目するのはディテール(細部)です。

左右のイラストの目や鼻、髪の描き方に注目します。

左のイラストは髪の毛も1本1本描いてないし、鼻も省略されています。

つまり、デフォルメが強いイラストです。

デフォルメが強いので線の数も少なく、シンプルなタッチですね。


逆に、右のイラストは髪やヒゲなどやまゆ毛など線が多く、割りとリアル寄りのイラストですよね?つまり、デフォルメが弱いイラストです。


だから右のイラストのデフォルメを強くして線の数を減らす工夫をすることで、右のイラストに近づけることができます。

これがレタッチの考え方です。


レタッチして髪の毛やヒゲなどを省略しました。

デフォルメを強くすることでかなりシンプルなイラストになりましたよね?


レタッチしたことで最初よりも違和感が減ったことがわかります。

これなら同じ画面上に描いてもそこまで困ることは無いと思います。



▶さらにレタッチすると?

タッチを寄せるコツは「共通点を増やす」ことです。

上のイラストをよく見てください。

瞳の描き方に違いがありますよね?

このままだと人によっては同じ世界観に見えない可能性があります。

共通点を増やすことで、このちょっとした違和感をさらに軽減してみます。

どうですか?

瞳を同じ描き方に統一しました。

かなり違和感が減ったと思います。

ここまで寄せることができれば、同じ人が描いたイラストに見えると思います。



▶最後に

今回はリアル系→萌え系に寄せるようにレタッチしましたが、逆に萌え系→リアル系にレタッチすることもできます。

同じ手順でデフォルメを弱くして線を増やせば大丈夫。

ちょっと変えるだけで見え方がいろいろ変化するので試してみて下さい。


お疲れさまでした!

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