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A:「成長する」意識を持ってください!

それは悔しかったですね・・・。

気持ちはわかりますよ。一次創作側は気になるポイントであり、2次創作側も気を遣うポイントでもあります。


・・・と、中辛ならここで終わるところですね。

今回は辛口の許可をもらったのでハッキリと言います!

かなり聞きたくない事を言われると思うので怖かったらページを閉じてください。



▶キャラクターの生みの親としてやってほしいこと

今回の件でわたしはとても残念な気持ちになりました。

それは質問者さんの「学ぶ姿勢」「成長する意識」が少ないところです。


少し辛辣な表現になりますが、質問者さんは1次創作者というキャラクターの生みの親でありながら、キャラクターの新しい魅力・可能性をみすみす殺しました。本当に勿体ないことだと思います。


プライドや嫉妬心が邪魔をしたのはわかりますが、キャラクターの人気が出る要素が判明したのなら、それを利用してもっと自分のキャラを愛してほしかったです。


キャラクターの魅力は必ずしも1次創作者が発見する必要はありません。

2次創作者が発見することもあれば、ファンが発見することもあります。

誰が発見しようと、みんなの注目がキャラに集まっている事には変わりありません。

そして、どんな理由で人気が出ても、そのキャラクターの生みの親があなたであることは変わりません。

それが原作者です。スゴイ特権ですよね。

それだけオリジナルのキャラクターを生み出すこと、そのキャラクターに命を吹き込むことが難しい証拠です。


確かに自分がキャラクターの魅力を引き出せなかったのは悔しいと思いますが、だからこそ「まだこの子にはこんな可能性があったのか!」「こうしてあげれば良かったんだ!」と気付いてほしかったです。

それに気付くためには「学ぶ姿勢」「成長する意識」が必要です。



▶強みを活かし、弱みを補う

小説を書いていた人だとあまり知らないかもしれませんが、漫画は原作者と漫画家と編集者で役割分担をして描いています。(原作者と漫画家が同じ場合もあります)

わたしも書籍化の作業をしていますが、担当の編集者がいます。

何故だと思いますか?漫画家だったら一人で描ける気がしますよね?


それは、どんな人でもあらゆる能力に特化した人は居ないからです。

得意な部分もあれば苦手な部分もあります。どんな人でも細分化したらパラメータはガタガタです。

キャラ絵が得意だけど、背景が描けない人。

漫画は描けるけど、ストーリーがつまらない人。

ストーリーは思いつくけど、まとめられない人。

絵は上手いけど、スケジュール管理ができない人。

人気を集めるのは上手いけど、作業ができない人。

みんなできることとできないことがあります。

だからプロは協力して作品を作ります。

自分が「何でもできる完璧な存在ではない」と知っているからです。


アニメやドラマのスタッフロールを見るとわかりますが、ビックリするくらいの人が関わっていますよね?作品を企画して、作品にして、それを世に広めるためにはあれくらい細分化した能力が必要になります。そんなの一人じゃとてもできないので、結果としてあれだけの人間が関わることになってしまうわけです。


今回の件ではあなたは原作者としてキャラクターを生み出す能力、そのキャラを魅力的に見せるストーリーを考える能力があることがわかりました。実際に熱狂的な二次創作者を生み出しています。自信を持っていいと思います。

ただ、それを「大衆向けにアレンジする」「不特定多数のニーズに合わせて脚色する」能力は不足していたみたいです。


言い方を変えると、

少人数の熱狂的なファンは作れるけど、大勢のにわかファンが作れない

ということですね。


Twitterでバズりを狙うためには「どれだけにわかファンを増やせるか」がポイントです。だから、自分の作品を世に広めたいなら、自分のキャラにもっと注目を集めたいなら、それが得意な人に任せた方が良いです。

今回の件なら「脚色」の部分ですね。

どんな脚色なのかはわかりませんが、そこに「にわかファンを増やす」テクニックがあったわけです。ぜひそこから学んでください。


自分が「なんでもできる完璧な存在ではない」とわかっているなら

「自分ができないことを得意な人が居るかもしれない」と考えられるはずです。

その人を見つけたら「技術を吸収する」「仲間に引き込む」「教えてもらう」など、自分や作品の成長に役立てたほうが良いと思います。



▶最後に

色々と勝手なアドバイスをしてすみませんでした。

個人の感想と思ってもらって大丈夫です。


「それでもわたしは一人でコッソリやりたかった」「二次創作はわたしのキャラを奪う行為だからやめてほしい」と思うなら、それでも良いと思います。

必ずしもキャラの人気を出すだけが目的ではないと思うので。


ただ、「二次創作イラスト自体は嬉しかった」とあったので、自分よりも人気が出てしまったことに嫌悪感を抱いたのではないかな?と邪推しました。

今回のアドバイスは後者の時だけ役に立ちます。


別の趣味を探すのも良いですが、個人的にはもう一度小説に戻ってほしいなぁと思います。それだけ熱狂的なファンを作れるなんてプロでもなかなかできません。

トップのプロなら当然できますが、大多数の中堅以下のプロはそのファンが出来なくて作品を終わらせます。みんな悔しいと思います。

逆にあなたはそれだけスゴイ能力を既に持っているので、そのことに気付いてほしいなと思いました。


今回の記事が役に立てたかどうかはわかりませんが、また質問があればいつでもマシュマロを投げてください。


お疲れさまでした!

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