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コーチング企画のルール解説

➀イラストに対してアドバイスする

 実際にイラストを描く、活動している人のための企画です。

②お悩みポイント1点に対しアドバイス1点

 悩みを解決するために一番効果が高そうなものだけ解説します。

③解説の知識は会員さん全員に共有する

 同じように悩んでいる人のために解説内容はみんなで共有します。 



▶怒りの表現を強くしたい!

相談者:ひささん

イラスト:オリジナル

お悩みポイント:怒りを強調した表情が描きたい


▶ここがすごい!

目の表現にこだわりを感じます!スゴイですね!

まゆ毛が太いのも良いと思います。感情を伝えるためにまゆ毛は大切な要素なので、太くすることでキャラクターの感情が伝わりやすくなります。

眉間のシワもよく観察していますね!頑張って「怒り」の表情を調べたのがわかります。こういう観察は今後も続けてほしいと思います。



▶お悩みポイントを解決するには?

「怒り」の表情を強くしたいということですが、この悩みを解決するには「怒り」の表情のときに人間の顔でどんな変化が起きているのかに注目することが大切です。


変化しているポイントがわかれば、表情の修正も簡単にできると思います。

わたしが「激怒」の表情の描き方を教えても良いですが・・・どうせならポイントを押さえて怒りのレベルによって3パターンくらい描き分けられると便利だと思います。

イラッ(レベル低)↔ムカつく(レベル中)↔怒り(レベル高)

これくらい描き分けができると「顔は笑ってるけどめちゃくちゃキレてる」みたいなキャラの複雑な感情も表現できて楽しいですよ。



▶「怒り」を描き分けるポイント

「怒り」の感情を描くときは「眉間」の密度に注目してください。

なぜなら、人間は「怒り」の感情が強くなるほど「眉間」に力が入るからです。


眉間に力が入るから、まゆ毛が寄ります。

眉間に力が入るから、まゆ毛と目の距離が近くなります。

眉間に力が入るから、眉間や目元、鼻筋にシワができます。


つまり、怒りの感情が強くなるほど、眉間にパーツが寄って、シワなどの線が増えるということです。

この点でいうと、相談者さんは眉間のシワに注目できています!良い観察力ですね!

それでもまだ「怒り」の感情が弱く感じてしまうのは、他の要素が描けてないからだと思うので、その点に絞って修正してみますね。



▶実際に修正してみました!

どうでしょうか?

「怒り」の感情がちょっと強くなったと思いませんか?

特に眉間の密度に注目してください。ギュッと寄っているのがわかると思います。

実際の人間の顔では微妙な変化かもしれませんが、イラストではこれくらい思いっきり強調して良いと思います。


さらに強くするとこんな感じです。

シワや青筋(あおすじ)でどんどん線が増えてきました。それほど眉間の周辺に力が入っていることがわかります。

追加で歯を食いしばってる表現をすると顔全体の”力み”が眉間に集中している感じが伝わると思います。


オマケですが、影を使って印象を強くすることができます。

影(黒い部分)が増えると注目度を上げることができるので、より印象を強くすることができます。

※女性のまつ毛、アイライン等のメイクと同じ原理ですね。


こんな感じで、「眉間の密度」に注目することで怒りの感情をコントロールすることができます。ぜひ試してみてください。


ただ、コレがすべてではありません。

いろんな作家さんが日々表情、表現の研究をして技術を磨いています。

他の人がどんな表現をしているのか観察してみてください。

いろんな発見があると思いますよ!



▶コーチング企画に参加してみんなで勉強しましょう!

コーチング企画をやってみましたが、いかがでしたか?

もし需要があるようなら今後も続けていきたいと思います。


わたしも描けないものが多いので、記事を描く前に「どんな方法が良いかな?」「これはどうだろう?」と試すのでかなり勉強になりました。

質問者さんはもちろんですが、見ている人も自分で試してみて「確かに変わるかも?」という発見をしてほしいですね!


みんなで描いて・試して・学べる、そんな企画にしたいと思います。

協力してくれる人は

➀名前(公開可能なHN)※無い場合は仮名にします。

②描いたキャラの説明 ※オリジナル、2次創作など。

③お悩みポイント   ※1作品につき1点です。


を明記して、TwitterのDMやpixivのメールでイラストを送ってください!

みんながどんなイラストを描くのかとても興味があるので、今からどんなイラストが送られてくるのか楽しみです。笑

お待ちしてます!


お疲れさまでした!

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