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A:キャンバスにアタリを描いてください

今回は割と実践的な質問ですね。

慣れないうちは模写をしても斜めにズレていたり、歪んでいたり、いわゆる「バランスが崩れている」ことが多いと思います。


そんな悩みを解決するには「アタリ」を描くことをオススメします。

「アタリならもう描いてます!」って思うかもしれませんが、そのアタリとはちょっと違います。

詳しく解説しますね。



▶目印があればバランスは崩れない

真っ白いキャンバスにイラストを描こうとすると、何も目印が無い為どこに何を描いて良いのか迷うことがあります。

「目ってこの位置で合ってる?ズレてない?」

「腕ってこの位置で合ってる?高すぎない?低すぎない?」

何度も見本と自分のイラストをチェックして描いているはず。

描いていて不安な気持ちだったと思います。


その原因は「チェックの基準を自分の感覚に頼っている」からです。

つまり「ここで合っている気がする」「たぶんコレくらいの角度」など、すごく曖昧な基準でチェックしているから不安になるわけですね。

そして、チェックしたのにズレているから自分の感覚も信用できなくなります。


じゃあどうするのか?

チェックする基準を用意すれば良いですよね?

何か「目印」になるものを描いておけば良いわけです。

目印があればバランスで迷うことはありません。


そこで「アタリ」を使いましょう。

イラストを描いてるなら聞いたことありますよね?

丸に十字を描くアレです。アタリを目印にすれば簡単に描けます。



▶アタリはキャンバス全体に描く

顔を描くときにアタリを使うのは見たことがあると思います。

模写の場合は、同じ事をキャンバス全体で行います。


つまりキャンバス全体に十字の線のアタリを描きます。

アタリを描くことでキャンバスが4つのエリアに分けられました。

同じように見本も4分割して観察して下さい。

見本と自分のキャンバスを同じように4分割することで、各エリアでバランスを合わせることができます。

分割したエリアでバランスが合っているなら全体のバランスも合ってきます。

要するに簡易的にグリッドを描こうということですね。

実際に描いてみましょう。


▶模写をするときの3つステップ


目印がないときと比べて「スキマ」「交点」というバランスをチェックできる情報が増えました。

今までよりはバランスが取りやすくなっていると思います。

わたしもこの方法で3ヶ月間ずっと模写していました。

かなり効果的なので試してみてください。



▶オススメの参考資料


この本にも「補助線」という表現で解説されています。

模写以外にもイラストに役立つ、いわゆる「使える知識」が詰め込まれているので、ぜひ参考にしてみてください。



▶慣れてきたら「シルエット」にも注目

何度も何度も模写を繰り返すと「キャンバス描く」「アタリを描く」ことが面倒になると思います。

目が慣れてきて、わざわざ描かなくても同じ思考ができるからですね。


そこまできたら「シルエット」の存在にも注目して下さい。

これが描けるようになるとかなり楽になりますよ!

今はまだ「なんだか難しそう・・・」と思うかもしれませんが、いつか描けるようになります。それまでは模写を続けてみてください!


お疲れさまでした!

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