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Q1:

いつも有益な情報を発信していただきありがとうございます!

通知オンにして毎回勉強させて頂いてます。


自分は几帳面というか潔癖症に近い性分が災いして、線画を描くときに無駄に綺麗な線を引こうとしすぎる傾向があります。

全てが無駄ではないことは理解しているのですが、理想とする線がもっと大味な勢いのある線なので解消したいと思っています。


画面を引き気味にして細かいところを意識しすぎないように作業するよう意識しているのですが、何か他に良い方法などありませんでしょうか?

スピードを上げるのが目的ではなく、線に勢い・力強さを出してキャッチーな絵柄にしたいと思っています。


うまく文面化できていないかもしれませんが…ご教授よろしくお願いします。


A1:

質問ありがとうございます。

勉強してくれてるんですね。わたしも活動している甲斐があります!


質問のポイントとしては以下の2点ですね。

・自分の線画の歪みが気になる。修正が多い。

・線に勢い・力強さを出したい


「線画の歪み気になる!」気持ちはすごくよくわかります。

わたしも髪の毛の線を何回も何回も描き直していました。


たぶん、デジタルで描いてますよね?

デジタルの場合は何回でも修正ができるので、ついつい「やり過ぎてしまう」のは仕方がないことだと思います。


そんな質問者さんに提案する解決策としては・・・

「ペンの太さを変える」ことをオススメします。

理由は「線画の歪みが目立ちにくくなる」からです。


線画の太さが違う二つのイラストを見比べてみてください。

どちらも適度に線画が歪んでいるのがわかると思いますが・・・

線画が太い方が歪みが目立ちにくいと感じませんか?

それは線画の中心がズレていないからです。


わたしたちは「まっすぐな線」を認識するときに「線の中心」を見ています。

線が太い場合は多少ブレたとしても中心のラインが残ります。

逆に、線が細い場合はちょっとブレただけで中心からズレてしまいます。

だから太い線は「ちょっと凹凸があるまっすぐな線」という認識になり、細い線は「ぐにゃぐにゃしている線」という印象になるわけですね。

わたしはこの印象が線画の歪みが気になる原因だと思っています。


「太いほど良い!」というよりは、細すぎるとデメリットが出てくるので「ある程度の太さは維持したほうが良い」という感覚ですね。


線画を太くする

➡歪みが目立ちにくくなる

➡大胆に描ける

➡線画がダイナミックになる!


この流れを作れれば希望の線画に近づけると思います。

ぜひ試してみてください!

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