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この記事では【比較癖】について解説します。

・他人と比べて辛くなる【比較癖】の罠

・【比較癖】の罠にハマった人の特徴

・辛くならない【比較癖】の正しい使い方

を順番に解説します。読みたい部分までスクロールしてください。


▶他人と比べて辛くなる【比較癖】の罠

あなたは上手い人に対して劣等感を感じることが多いですか?

「あの人は自分よりも絵が上手い」

「あの人はたった数ヶ月でフォロワーが急増した」

「あの人は短い時間で雑に描いてるのに上手い」


・・・それに比べて自分は全然ダメだ。

マシュマロやDMでは、こんな悩みを相談されることが多いです。

もちろん、わたしも同じように落ち込んだ経験があるので気持ちはわかります。

誰だって成功している人を見たら羨ましいと感じちゃうと思いますよ。


誰だって他人と自分を比較することが多いと思いますが、他人と比べて劣等感を感じてしまうのは比較の仕方が間違っているからです。

もちろん「比較」することは悪いことではありません。

目標に向かって頑張るためには必要なスキルです。でも使い方を間違えると、比較する度にどんどん自分が惨めな気持ちになって落ち込んでしまいます。


大切なのは「比較」スキルの使い方です。

正しい使い方を知れば、比較するごとにどんどん自分の環境は良くなります。

辛くなったら「あれ?使い方が悪いのかも?」と気付けるようになってください。


▼▼▼重要なポイント

「比較」スキルは使い方が重要!間違えると悩みの原因に!


▶【比較癖】の罠にハマった人の特徴

間違った比較の仕方をしている人は以下の特徴があります。

➀上手い人と比べて辛くなる

②下手な人と比べて安心する

③比べることしかしなくなる

順番に解説しますね。


➀上手い人と比べて辛くなる

比較癖で悩んでいる人の多くがコレに該当しています。

トップで活躍している人、急成長して注目を集めている人など、自分より上の存在と自分を比較してネガティブな感情に陥ってる人ですね。


そして、そんな人たちと比べて自分はなんてダメなんだ・・・才能が無い、努力が足りないと自分を責めるようになります。

結果的に「自分はコレをやっても意味がない」と諦めてしまいます。

人と比べて諦めることが増えた人は要注意です。


②下手な人と比べて安心する

本人は悩んでいませんが、コレに該当する人も良く見かけます。

自分より下の存在と比較することで「この人と比べたら自分はよくできてる」「この人よりはマシ」と自分に言い聞かせて安心する人です。


よくあるのがダイエットやテストの点数などですね。

「あの人の方が太っている」➡「だからまだダイエットしなくても良い」

「自分より低い点数がたくさん居る」➡「だからまだ自分は馬鹿じゃない」


結果的に「自分はまだやる必要は無い」と行動を先延ばしします。

人と比べて先延ばしすることが増えた人は要注意です。


③比べることしかしなくなる

いちばん末期なパターンがコレです。

ある時は上と比べ、またある時は下と比べることで「諦める」と「先延ばしする」を繰り返して何も行動しない人です。


つまり「言い訳をつくるために比較する人」ですね。

絵は上手くなりたいけど・・・

 毎日練習するなんて面倒くさい➡あの人はスラスラ描いてる!

 資料をあつめるのが面倒くさい➡あの人はどんどんアイデアが出てる!

 模写するのが面倒くさい➡あの人は何も見ずに描いてる!

 アタリを描くのが面倒くさい➡あの人は一発描き出来てる!


 あの人はバランスが崩れてる➡それに気付ける自分はまだ大丈夫だ

 あの人はパースが狂ってる➡それに気付ける自分はまだマシだ

 あの人は〇〇のパーツが下手だ➡それが描ける自分の方が上だ


だんだん自分が行動しない理由を探すために相手を探すようになります。

身に覚えがある人は要注意ですよ。


▼▼▼重要なポイント

自分が欲しい結論のために「比べる相手」を選んでいることに気付こう!



▶辛くならない【比較癖】の正しい使い方

比較癖のダメな部分をさんざん書いてきました。

でもあなたが本当に知りたいのはその先のはずです。


「上と比べるのも、下と比べるのも良くないことはわかった」

「じゃあ、どうすれば良いの!?」


こう考えるのが普通ですよね?

最後に【比較癖】の正しい使い方について紹介します。


結論から言いますね?

【比較癖】は過去の自分に対して使います。


なぜなら、自分の成長を確かめる為です。

先ほど書いたように、比較癖の罠にハマると行動しなくなります。

一番恐ろしいのは、行動しないせいで1年経っても、5年経っても成長していないことです。あなたの人生の中でこの時間的ロスは非常に大きいです。

だから、過去の自分と比較することで成長していること、前に進んでいることを定期的にチェックする必要があります。


過去の自分と比較するときのコツを3つ紹介します。

➀画力を比較する

②好みを比較する

③獲得したスキルを比較する


3つのコツを詳しく解説しますね。

➀画力を比較する

一番わかりやすい比較だと思います。

過去の自分と同じ作品を描いて、画力がどれだけ変わったのか比較します。


つまり過去作品の模写・アレンジですね。

模写・アレンジをする際に「削りたい」「描き足したい」と思った部分に注目して下さい。そこにあなたの成長、積み上げてきた知識が現れます。

あなたが成長しているのであれば、同じものを見ても感じ方がわかるはずです。

地味ですがかなりオススメですよ!


②好みを比較する

これも大切な比較です。

過去の自分と今の自分の好みを比較することで「個性」を探すヒントになります。


同じ「好き」でも、1ヶ月で好みが変わることもあれば、5~10年変わらないこともありますよね?この変化を探ることで、より自分の「個性」が浮き彫りになります。


描いてる作品、作風は色々変わってきたけど・・・

・好きなジャンルに共通点がある

・好きなカップリングに共通点がある

・好きなポーズに共通点がある


などなど、自分の個性を探してみてください。

この個性こそが、あなたが伸ばすべきステータスです。

こうやって人と違う、自分だけのステータスを伸ばすことであなたのイラストはどんどん差別化されて個性的になっていきます。


もし他人と比べることになったとしても「でも自分が目指してるのはコレだから。目指してるモノが違うんだな」とハッキリ言えるようになります。

ヘンに不安になることも無くなりますよ。


③獲得したスキルを比較する

評価数や売上などの「数字」を比較するのではなく、今までに獲得してきたスキルを比較して下さい。

つまり、どれだけ「描けるモノが増えたか」ですね。


「いいね」の数や売上などは、その時の人気や流行に左右されて必ず上下します。

今の評価、成績が悪いからと言ってあなたの実力が落ちているわけではありません。


だから、自分が積み上げてきたもの、今までに獲得してきたスキルに注目して比較して下さい。「この頃はまだ髪が描けなかったな」「まだ指の描き方が荒いな」と気付けるのは今の自分がそれをできる証拠です。確実に成長してますよね?


また、数字を比較するときは必ず増える数字を比較して下さい。

イラストを描いた日数、作品の点数、ノートの冊数など必ず増える数字を比較します。これは他人の評価に関わらずあなたの努力によって必ず増えるモノです。

一歩ずつでもあなたが成長に向かっている証です。


自分が成長している感覚を持っている人は自信を持てるようになります。

これは「自分は偉いんだ!すごいんだ!」という自信ではなく、未来の不安に対して「今までと同じようにすればそのうちクリアできるな。だって今までもそうやってクリアしてきたから」という自信です。

人間は不安を感じると立ち止まって動けなくなりますが、本当の自信を持っている人は不安を感じても前に進めるようになりますよ。!


▼▼▼重要なポイント

過去の自分と「比較する」ことで自分の成長を確認しよう!



まとめ

お疲れさまでした!

【比較癖】について紹介しましたが、いかがでしたか?

サクッとおさらいしておきましょう!


▶「比較」スキルは使い方が重要!間違えると悩みの原因に!

▶自分が欲しい結論のために「比べる相手」を選んでいることに気付こう!

▶過去の自分と「比較する」ことで自分の成長を確認しよう!


わたしもずっと他人と比べることしか知らない状態で10年以上描いていました。だから「比較癖」の罠にかかってしまう人の気持ちはとてもよく分かります。学生の頃は常に他人と比べて生きてきましたからね。


それでも、今回の内容を学んで実践してからは他人の成功はもちろん、わたしに対する評価にもメンタルを揺さぶられることは少なくなりました。

ただただ、成長している自分が楽しくて仕方がありません。

次はどうしようかな?次は何を覚えたら変わるかな?と日々考えて実践して成長するのに躍起になっています。


ぜひ正しい【比較癖】を習得してもっとイラストを楽しんで下さい!!

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