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ブログ機能が追加された以前の作品なので再UPします。


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~~以下はSSです~~

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作者:まに


 ルルイチ学園の生徒達にも、いよいよ本格的な夏が始まろうとしていた。

 夏休み前日の午後。

 夏季特有の突き抜けるような快晴に恵まれたこの日、いつもは賑やかなルルイチ学園は静かなものであった。終業式が終わり、生徒達の大半が帰宅していたのである。

 荷物の持ち帰られた空き教室は閑散としており、差し込める夏の陽光がどこか物寂しい。

 廊下にも階段にも生徒達の姿は殆どなく、爽やかな空気の中に寂寥感を漂わせている。

 この日ばかりは部活もその殆どが活動を休んでいるため、一層静けさは強調されていた。正に長い夏休みの始まりを思わせる青春の一コマと言えるだろう。

 ――そんな学校に、僅かに賑やかな喧騒が聞こえてくる。

 遠くから聞こえるそれは、廊下の窓から覗いて見える水泳授業用のプールから届くものであった。


   *   *   *


「いやっはー、今日は暑いねーほんと!」

「全くそうすなー……焼けてしまそう」

「ふふ、しかし正に水泳日和といったところじゃない」

 蝉の鳴き声が湧き立つ、炎天下。

 ぎらつく日差しに陽炎さえ立つプールサイドに彼女達はいた。

 ルルイチ学園、女子水泳部の面々である。数は凡そ20名ほど。誰もが若さに満ち溢れており、また魅力的な身体を各々の好む競泳水着で彩っている。立ち込める塩素の香りに混じる乙女達の汗の匂いは、青春を感じさせる爽やかさでありながらどこかインモラルだ。

「普通、こんな日に部活なんかやらなくないかなぁ」

「まぁまぁ、いいじゃない。家帰っても暇でしょうが」

 部員達は柔軟体操をしながら、想い想いに会話をしている。いつもは比較的真面目に活動している彼女達だが、流石に今日は気分も浮き立ち女子らしい無駄話が目立つ。最も咎める教師もこの日ばかりは業務で職員室におり、彼女達にとって、今日の部活は軽い駄弁りのようなものであった。

 部員の一人は柔軟に足を開いて伸ばしながら、暢気に空など眺めていた。目を細め、焼けた額に汗を一筋伝わせる。

「はぁ~ほんとあっつい……こういう日は涼しいフードコートにでも行って無駄話するに限るよね~ほんと。お肌焼けちゃう」

「あはは、水泳部員が今更何をおっしゃいますか!あ~でもいいな~それ、私もアイス食べた~い」

「ほんとほんとー。行こうよ今日、家近い同士で集まって」

「お、いいですな~。え~っとそんじゃ」

 部員の一人も座って柔軟体操しながら、とある一人に目をつけた。

「ねー芽依子―、放課後さー、アイス食べにいこーよー」

「え……?」

 部員が声をかけると、彼女は背中に流れる美しい黒髪を振り撒いて振り返った。

 光藤芽依子(みつふじ・めいこ)。部内一のお嬢様である彼女は清楚な雰囲気をその身から溢れさせながら、育ちの良さを思わせる丁寧な御辞儀をしてみせる。



「ああ、すいません、今日はちょっと」

「ええ、なんでよ~っ」

「申し訳ありません、あの……」

 芽依子は少し気恥ずかしそうに頬に手を当てると、

「今日は、私の屠畜日なので」

 ――性癖でも暴露するかのように頬を朱に染めながら、当然のようにそう言ってみせる。

「あっ、そっか!芽依子だっけー今日屠畜されるの」

「はい、もう楽しみで楽しみで……」

「いいな~、私も早く理想の屠畜してみたいなー」

「ふふ」

 部員と芽依子は、さながら他愛もない世間話のような雰囲気で屠畜について談笑する。

 当然のことであった。なにせここはルルモイ第一学園飼育場である。

 ここでは肉畜が屠畜されることは珍しいことではなく、あくまで日常の延長線上にある行為でしかない。

 最も彼女達にとり、それは至上の憧れであり、幸福であるのだが。

「え~でも寂しくなるなぁ。屠畜命令を受けたんだっけ」

「はい。私に、それと……奏代花さんが」

「あ~奏代花もかぁ~。良いなぁ屠畜……あれ、でも……むふふ、それじゃあ樹理も大分寂しくなるんじゃなぁい?」

「あっきれた……あんたねぇ、ミィーティングでの話くらいちゃんと聞いときなさいよ」

「まぁまぁ樹理ちゃん、そう言わず……ね」

「お~ご両人。噂をすれば」

「皆で集まってるのに影もクソもないでしょうが」



 悪戯に笑っていた部員の前に、二人の美少女が現れる。

 一人は、のんびりと穏やかな雰囲気を柔らかい微笑みから感じさせる間瀬奏代花(ませ・そよか)である。ふんわりとボリュームのある青髪に、高等部の中でも屈指の大きさを誇る豊満なバストが母性的でいやらしい。

 そしてもう一人、日比野樹理(ひびの・じゅり)は、奏代花とは対照的に、どこかツンとしており気の強さを感じさせる。華奢ながら脚の長いスタイルのいい女子で、その攻撃的な瞳は部員を呆れたように見下ろしていた。

 樹理は腰に手をあて、溜息をつく。

「あのねぇ、私も今日屠畜。奏代花に殉死するって言ったでしょうが」

「え~ほんとにぃ!聞いてなかったわ~」

「ミーティング中に寝てるからでしょうが……皆色々言ってくれたわよ。あんたは全く……」

「え~でも泣けるね~。ほんっとラブラブですなぁおふたがたは♡」

「うっ、うっさいわねっ!茶化すなっつーのっ!」

「でも……本当にありがとうね、樹理ちゃん。私に殉死してくれるなんて、本当に嬉しい」

「そ、奏代花……べ、別にそんな……わ、私もずっと、そうしたいって思ってたし……」

「ひゅーひゅー!お熱いですねぇ!妬けますねぇ!夏だけに!」

「うるっさいっ!」

 真っ赤になりながら樹理は怒鳴り、その腕にさりげなく手を回す奏代花は少し気恥ずかしそうに微笑んだ。

 二人は所謂恋人であった。元々相思相愛だったのだが、意地っ張りで素直にならない樹理に奏代花が告白したことで最近になってようやく恋人関係に進展したのだ。

「でもさぁ、結構急いだね?折角猶予期間あるってのにさー、昨日の今日でしょ?私だったら一ヶ月間、彼氏とどろどろに蕩けあう日々送ってから逝くけどなぁ」

「私達にも予定があるの。ったく……それよりあんた彼氏といえばさっき更衣室でスマホ鳴ってたわよ?あれ彼氏じゃないの?」

「え、まじ!絶対そう、うわ、ちょっ、行ってくる!」

「え、あんたっ、待っ――はー、言うだけ言って行っちゃったわよ。ったく」

「まぁまぁ、樹理ちゃん。……それにしても、楽しみね」

「……そうね、本当に」

 それまで刺々しかっただけの樹理の声に、不意に異物が灯った。

 吐息に熱を帯びさせるそれは――肉畜ならば誰もが覚える、屠畜への、色情。

「私達三人で……一緒に憧れの『突発的に首つり自殺』だもんね――」

「っうん……」

「はい……」

 樹理の蠱惑的な台詞に、頷く奏代花と芽依子の乳首はいじらしく競泳水着に浮く。――無論、樹理もまた、同様に。

 三人の秘部は疼き、既に待ち受ける快楽を想起して蕩け始めていた。


——『突発的に首つり自殺』。それは彼女達三人にとっての理想の屠畜であった。

  ある日突然、何の前触れもなく部のシャワー室で首つり自殺をしている自分達。

  もしかしたら、死んでしまった後、見つかるのは何時間か後かもしれない。

  既に硬直した、美少女達の淫乱水着死体……

  自分達を発見した部員は、すぐに自分達の死体の虜になって、その場でオナニー始めるかもしれない。

  さらに、屠畜衝動に抗しきれずに、自分達の隣で首を吊っているかもしれない——


 これは妄想だと分かっていたが、考えただけで年頃の身体が疼いて火照って仕方がない。

 このシチュエーションを少しだけでも実現させる為に、屠畜される肉畜に与えられる一ヶ月の猶予期間を捨てて三人は即刻の屠畜を決断したのである。明日からは夏休み、部活動も少なくなるだろうからだ。

「あ~、集団首つり……絶対、気持ちいいよねぇ……」

「はい……私、恥ずかしながらもう、我慢の限界で……」

「早くイきながら逝きたいわよね……うう……」

 肉畜とは、いかに澄ました顔をしていても生粋の淫乱ばかりである。

 現に、樹理と奏代花は会う度に場所を問わずレズセックスに興じており、特に屠畜の決まった前日の夜などは、二人で夜通し絡み合い秘部を溶け合わせていた。芽依子は箱入り娘で臆病な為に男性経験はないが、蓋を開ければ重度のオナニー狂であり、自宅の大きな天蓋ベッドで毎晩自慰に励んでいる。昨晩は特に盛り上がったようで、首つりの妄想をしながら開発済みのアナルで数え切れないほどに絶頂し、最後は淫靡に口を開いたアナルをぱくぱくさせながら気絶するように眠りについた。

 そんな彼女達である、既に頭の中は屠畜に支配されており、身体は猛烈に発情し己の鼓動が打たれる度に痺れを手足の爪先にまで広がらせていた。

 奏代花と樹理は今にも抱き合いそうに身体をすり寄せ、芽依子は切なそうにもじついている。

 彼女達の発情姿は次第に周りにも広がり、部員達にもにわかに淫らな空気が流れ始めていった。

 肉畜達の荒い吐息が、甘ったるく場を満たしていく。

「うーん……いいなぁ。私も死にたくなってきちゃった。私も死のうかなぁ」

 皆が身体をむず痒そうに僅か悶えさせていると、一人の部員が名乗りをあげた。

 運動部らしい赤色のショートヘアに、小麦色に焼けた肌が旧スク水姿に良く似合う。部のムードメーカーでありいつも元気なスポーツ少女、石松未波(いしまつ・みなみ)だ。

 彼女自身も当然のように性欲旺盛であり、奔放な性生活を謳歌している。それゆえ話を聞いていて我慢出来なくなったのだろう、柔軟体操を止め、三人へと歩み寄ってきた。



 未波は発情を抑えるように身体をくねらせながら、芽依子に問いかける。

「ね、いいかな芽依子さん。私もしたいなぁ、集団首つり。はぁ、首を締め付けられながら滅茶苦茶にオナりたい……」

「ええ、勿論そういうことでしたら……しかし、何故私だけに伺いを?」

「えー、そりゃさ、あれを邪魔する気にはならないでしょー」

「ちょっと!べ、別にそんな気遣い……ん、でもいいわね!なんか一層楽しみになってきたわ、やっぱり人数は多いほうが盛り上がるし!ね、奏代花!」

「ふふ、うん、そうね。じゃあ未波も加えて四人でする?」

「やたっ!ありがと三人とも!ううっ、堪らんっ」

 盛りのついた雌が四匹、屠畜への期待に瑞々しい水着姿を抱いて悶える。周りの部員達も各々が屠畜について語り始め、プールサイドは盛り上がりを見せていく。

 そんな中、また、彼女等に歩み寄る影が一つ。

「あらあら……これはいよいよ、一大イベントになりそうね。私も参加するべきかしら。副部長として、ね」

「おおっ莉美っ!いいじゃんいいじゃん、莉美も私と一緒に参加しようよ!」

「ふふ、そうさせてもらおうかしら」

 喰い付く未波に対して、彼女は悠々と歩み寄りながらその美しいブロンドの長髪をかき上げた。



 色香を振り撒く彼女の名前は寺崎莉美(てらさき・りみ)。水泳部の副部長を務めており、ハーフならではの美貌と過激とさえ言える抜群のスタイルからはカリスマ性さえ漂っている。

 部内屈指の実力者であり、同時に経験人数三桁を誇るほどの好色でもある彼女は、雌のフェロモンを漂わせながら色っぽい唇を笑みに艶めかせた。

「じゃあ、これで五人、集合と。楽しみね……ふふ、じゃあ未波、私達は最後の別れを済ませましょうか」

「よっしゃ!あ~盛る~、早くしたいね~楽しみだね!」

「ん、では最後にしっかり柔軟体操しておきませんと……」

「ふふ、楽しみね、樹理」

「うん、そうだね、奏代花……」

 話はまとまり、五人は最後の時を過ごす。

 照り付ける夏の日差しの中、彼女達の姿はどこまでも淫靡であった。


   *   *   *


 集団屠畜に肉畜二名が加わる手続きは滞りなく完了した。

 未波と莉美は家族や知人に電話をかけ、別れを告げた。肉畜が突然に己の屠畜を告白することは珍しいことではなく、ありふれたことである。その後二人は職員室へと赴き、顧問である女教師に屠畜する旨を伝え許可を取り、男性教師からの脂っぽい視線に一層肉体を火照らせながら部活へ戻った。

 部活が始まってからおよそ30分後、五人は「ちょっと用事がある」と言って、プールを後にした。

 部員達は何もないふりをして、五人を見送れた。

 その後の一時間は、女子更衣室を雌の色香で染め上げた。

 五人は更衣室で身体を絡めあい、最後のセックスやオナニーに興じた。

 樹理と奏代花は獣のように互いを求め合い、莉美と未波も奥手な芽依子を加えてレズ行為に勤しんだ。莉美の迫力あるエロスとテクニックは凄まじく、未波も芽依子も数え切れないほどに絶頂し、その後の見せ付けあうような自慰にも熱が入った。――樹理と奏代花は言わずもがな、二人きりの甘い世界に浸っていた。

 そして、ついに時間はやってきた。



 ――シャワー室は快適に首つり自殺が出来るように、綺麗に片付けられている。

 シャワーのレバーには首つり紐が仰々しくぶら下げられており、倒錯的な艶かしさをシャワー室に付与していた。

 既に、五人の前には縊死用の椅子が佇んでいる。

 椅子の前にはカメラが設置されており、肉畜は屠殺される直前に、「最後の告白」を口にする姿を撮られるのは慣例である。

 五人はカメラの前に並んで立ち、一礼する。


「ルルイチ学園高等部3年、水泳部所属、寺崎莉美です。3サイズは98G/62/91です」

「同じく高等部2年、水泳部所属、間瀬奏代花です。3サイズは104I/67/97です」

「同じく高等部2年、水泳部所属、日比野樹理です。3サイズは82D/54/83です」

「同じく高等部1年、水泳部所属、石松未波です。3サイズは91G/56/85です」

「同じく高等部1年、水泳部所属、光藤芽依子です。3サイズは89E/60/91です」


 そして五人は一斉に両膝を床につけ、三つ指をついて土下座をする。

 これは、莉美の提案。観客の欲望をさらに刺激する、所謂サービスである。


「「「「「私たち5人はただいまから、一緒に首つりして、屠畜されます。

     皆様、どうか私たちの死に姿を観賞してください!」」」」」


 立ち上がると、五人は輪になっていた。

 すでに最高潮に発情した美少女肉畜たちの内、莉美は代表するかのように、頬を赤らめ乳首を甘勃てながらに、言った。

「さぁ……皆、準備はいいかしら」

「じゃあ……逝こう、奏代花」

「うん、樹理……」

 始めに動いたのは、樹理と奏代花であった。

 椅子に乗って立ち――二人は正面から抱き合おう。

「ふぁぁ……」

「ごくり……」

 芽依子と未波の視線に、樹理は一瞬彼女達を流し見て――視線を正面へと戻し、奏代花に甘い口付けを交わした。樹理の身長は奏代花に対して僅かに低い為、下から掬い上げるような接吻だった。

 奏代花は幸せそうに目を瞑って、そんな樹理を包み込むみたいに舌を絡める。

 二人は濡れた水着越しに身体を擦り付けあう。

 乳肉が潰れ、何もかもが溶けていく。

 互いの身体をまさぐっていた手はそのまま自然恋人繋ぎとなり、殊更キスは熱くなる。

 唇の感触を確かめ合う二人の姿は、見惚れるほどに美しい。

「二人とも、とても素敵よ……」

 そんな二人を見守りながら、仄かに鼻息を荒げる莉美はやはり流石であった。

 完全に釘付けになっている芽依子と未波を尻目に、傍にかけられた縄を取る。

 そうして自分の椅子へと登ると、彼女達の邪魔にならないよう頭上のパイプにそれを括り付け、輪を二人の首へと通してみせた。

 破滅的な首つり姿で、二人の人魚は愛を確かめ合う。

 もうすぐ屠畜されるという興奮に当てられ互いを貪りあう姿は、絵画にも見紛う程に神聖で、同時に極上の同人誌のようにいやらしい。

「さぁ……私達も、やりましょうか」

「は、はい……」

「そう、だね……」

 三人は、もう我慢出来ないかのように自分で椅子に乗る。

 莉美は不敵に笑みながらも、発情を抑えきれない様子で。

 芽依子は自慰の快感が染み付いた身体を疼かせ、今にも絶頂してしまいそうに歯の根を慣らしながら目を見開いて。

 未波はあくまで積極的に、来る快感を予期してか悪戯ににやりとしながら吐息を荒げて。

 各々が性格を示す首つり準備をし――皆一様に触れれば達してしまうほどに身体を火照らせ。


   *   *   *


 そうしてついに、五人は首つりの準備を完了する。

 シャワー室の中で堪らない年頃の肉体が五つ、水着姿で首に縄をかけている光景は、一瞥するだけで射精してしまう程に淫靡だ。

 莉美は、色情に吐息を震わせて、言った。

「さぁ……そろそろ、逝きましょうか」

「はっ、はいっ……」

「うんっ……早く、早くっ――」

 キスに浸る樹理と奏代花からは、返事を待つ必要はない。

 そう考えた途端、真っ先に動いたのは――散々二人の愛を見せ付けられ、莉美に快感を植えつけられ、待ちきれなくなった芽依子と未波であった。

 一度、二人が動き始めたら、ことは一瞬で進んだ。

「いきますっ、いきっ――ふぎゅぎゅっ」

「ああ、逝く、逝くっ――あっ、すべっ――んぎぃっ」

 殆ど同時に、芽依子と未波が己の椅子を蹴った。

 椅子が倒れる硬い音と同時に、縄が張りつめ彼女達の淫靡な水着姿を宙吊りにした。

 首の縄が体重に締まり、麗らかな首筋を締め上げる。

「おっ、ぎっ、いっ――」

「ええ゛っ――あっ――」

 日頃の愛らしい声々は何処へやら、彼女達は絞り出すような呻き声を上げ、艶やかな太腿を暴れさせる。

 清潔感溢れる、お淑やかなお嬢様。

 いつも明るく、元気なスポーツ少女。

 ――無様に吊られていやらしい水着姿を暴れさせる芽依子と未波は、そんな普段の彼女達とは全く剥離していた。

 まるで、初めて開発したアナルの快感に悶えた時のように、芽依子は嬉々と目を見開いて暴れながらに快感を貪る。

 未波は既に脳の酸素が底をついたのか、日頃の快活さが嘘のように体重を縄へと預け、痙攣しながらぶら下がる。

 どちらも水着に浮いた乳肉を揺らして、水着の食い込んだ尻肉を震わせて、快感を、貪る。

 首つり屠畜の快感は彼女達の想像を遥か絶するものであり、未波は虚ろな目で何度も痙攣に身体を揺らしながら頭の中を脳内麻薬でいっぱいにし、芽依子に至っては狂ったように己の秘部を弄り倒し始めた。

 そして、それに続くかのように――樹理と奏代花が、二人同時に椅子を蹴る。

「んぎっ――」

「お゛っ――」

 椅子が音を立てて床を滑って、倒れ、二人の縄が同時に締まる。

 二人は強く抱きあい、雌肉の塊となって宙に吊られた。一瞬の内に首が締まり、その瞬間二人は絶頂して潮を吹いた。彼女達にとり、互いで高めあった屠畜への期待はあまりに高く、また、快感はそれに見合うほどの壮絶な代物だったのだ。

 喉から音を漏らしながら、奏代花は樹理を必死に抱いて、快感に身悶えながらキスを続ける。樹理は日頃の素直でなさなど一切捨て去り、最愛の女性からの愛情に恍惚となりながら浸った。

 四者四様の、快感。

 しかし、雌の肢体を淫らに暴れさせながら、四人の行き着く先は変わらない。

 全身に迸る電流に抗えず、絶頂し、潮を吹く。

 樹理と奏代花に続き、芽依子は陰核を弄り倒しながら、未波は死期の痙攣の最中。身体を異常な痙攣に震わせ、大量の愛液を勢い良く床に散らばせてよがる。爪先を張り、背筋を仰け反らせ、彼女達の絶頂姿は原始的な魅力を感じさせた。

 やがて段々、動かなくなっていく。

 身体が力をなくしていき、腕も脚も、だらりと垂れ、肉感的な水着姿を反動に揺らして、後にはただただわずかばかりの痙攣を残す。

 そして、最後には小水を漏らす。

 黄金を太腿へと伝わせながら、肉塊へと相成る四つの肉畜――

「ああ……最高よ、あなたたち――」

 静かになっていくシャワー室に、唯一残った莉美の声が響き渡った。

 この妖艶なる金髪美女は、身体をよじらせ、彼女達の屠畜姿に心酔し――ついには自分も、己を支えていた椅子を蹴り倒した。

「んぎぃっひっ――」

 プライドに満ち溢れた美しい顔が、一瞬で、下劣に快感を貪る家畜のそれとなった。

 学園でも有数のダイナマイトボディが力強くもがき、足が幾度も伸びて、彼女に襲い掛かる幾重にも重なった絶頂を伝えてくる。

 四つの肉塊を前に、絶世の美少女が無様に死にゆく倒錯感は堪らない。

 豊満な乳肉、くびれた腰、大きな尻、肉々しい太腿――全てからフェロモンを振り撒きながら、暴れる莉美は、なんと幸せそうなことだろうか。

 変態的に快感を貪っていたアヘ顔も、肉畜の宿命には抗えない。

「ん……」

 好色的な表情が、色を、失った。

 莉美もついには思考を失い、小水を垂れながしながら痙攣する肉に成った。

 後にはただ、凄惨たる現場の光景が残るのみ。

 五人はその身体に致死量の快感を満たしながら――いやらしい水着姿を曝け出して、逝った。



   *   *   *


 これは余談であるが、部活動の後、シャワー室に入った部員達の反応は凄まじいものであった。心構えがあるとはいえ、五人の死に様はあまりにも淫靡で、また尚且つ羨ましく、部員達は皆たちまち発情した。

 立っていられなくなる者、その場に立ち尽くす者……彼女達は必然、屠畜への想いを馳せ、自慰行為に耽り始めた。

 夏休みの間、この水泳部で数多の屠畜志願者が出てきたことは、言うまでもない――。


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Comments

llu

I miss them more struggling. They need to dance with their neck hanging.