Home Artists Posts Import Register
Join the new SimpleX Chat Group!

Content

アイドルシリーズの二作目です。以前投稿しました作品

fanbox post: creator/3195765/post/1360904

前日譚に当たります。


numanuma様が書いたSSもつきます。是非とも一見ください。


++++++++++++++++++++++++++++

~~以下はSSです~~

++++++++++++++++++++++++++++


作者:numanuma


 今日は大晦日、1年の区切りであり、後10時間ほどで新年となる。

 この二日間は、我が社にとって、運命の二日間だ。

 アイドル事務所のスタッフとなって、苦労の連続だったが、今日、アイドルの歴史を変える。

「ようやくここまで来たわね◯◯君」

 社長……

「私は、で、でにゃいのにぇ、きんちょうしてるよ◯◯君」

 落ち着けマネージャー、意味の分からんことばかり言うな。

「◯◯ちゃん」

「◯◯くん」

 二人の愛するアイドル……幼馴染たちの晴れ舞台だ。

 総勢で10人にも満たない小さな事務所だが、ここまでやって来れた。

 枕営業(レズ営業)等の手段に手を染めず、葦津木乃花(あしづ・このは)と天神衣織(てんじん・いおり)は、歌と踊りの実力でここまで登り詰めた。

「いこうか、今日、アイドル業界に新たな歴史を作ろう!」


   *   *   *


 俺には幼馴染が居る。

 その一人が、天神衣織だ。



 5歳の時、隣に引っ越してきて、それ以来の付き合いだ。

 彼女は稲荷族……狐の獣人とは少しルーツが違うようだが、頭に生えた大きな狐耳と可愛らしい八重歯、お尻から生えたふさふさの尻尾を2持つ。

 狐獣人扱いしたら、

「私は稲荷族!狐族じゃないの!」

 と拗ねるので注意が必要だ。

 特徴としては、成長するに従い、尻尾の数が増える。

 尻尾の形状を変化させられる……普通の狐獣人は変化が出来ない。

「……え?それだけ?」

「こーん!」

 そして、小さな口で俺の耳を噛んでくる。

「そんなこともあったな……」

「忘れて……あの時は子供だったのよ……」

 いや、今でも噛みつきは……いえ、何でもないです。

 年齢は俺と同い年で26「こーん!」いてっ、身長は140cmで、ペチャパ「こーん!」とてもスレンダーな体型だ。

 その見た目から、妹キャラで天真爛漫なロリ稲荷っ娘として愛されている。

 しかし、俺の前ではしっかり者の女性で、実は家事を一通りできるし、母性も豊かで、見た目はこんなんだが、実は一人の女性として愛している。



「ふぇぇ~◯◯くん、伊織ちゃん!咲耶ちゃんに怒られたの」

 この残念美少女も、反対の隣に住む葦津木乃花という、俺の8つほど下で、今は高「こーん!」……その容姿は気の強そうな顔で、女性らしいプロポーションで伊織とはまさに「こん、こん、こーん!」……そろそろ俺の耳が噛み千切られると思うので、真面目にやろう。

 身長は、160cmほどで、87D/52/91と素晴らしいプロポーションを持つ。

 一度舞台に立てば、まさにクールビューティーと言った様子で、男はもちろん女の子にも絶大な人気がある。

 しかし、プライベートでは、泣き虫で甘えん坊で、生まれた頃から面倒を見ているためか、未だに俺達に甘えてくる。

 男の俺にはさすがに今は抱き着いてこないが、伊織に良くあやされている。

「兄さん、お姉ちゃんがこっちに逃げてきませんでしたか?」

 この娘は葦津咲耶(あしづ・さくや)、アイドル研修生と言う、まだデビューしていないアイドルの卵だ。

 そのおっとりした泣きボクロのある顔で、お嬢様然とした性格をしているかと思えば、姉がこんなんの為か、とてもしっかりしている女の子だ。

「だって咲耶ちゃんが、私を着せ替え人形みたいにするから!」

「明日はステージに立つんでしょ?なら仕方ないじゃないですか」

「ステージに立つときはステージ衣装に着替えるもん!」

「アイドルなんですから移動中も人目を気にしなさい!」

「もう!咲耶ちゃんのわからずや!はむっ」

「きゃっ!兄さんの前では止めてください!あぁん」

 咲耶は学園の制服を着ている。

 この子の学園は、確か質のいい女肉を売りにしていて、その女体を見せつけるような制服だ。

 おっぱいが丸見えなのに、吸われるのは恥ずかしいらしいが……眼福である。

「こーん!」

 危うくタヌキ型ロボットみたいなことになりかける……そんな掛け替えのない日常を謳歌している。

「今日もがんばろうね!」

 この女性は、マネージャーで、同期の平一途(たいら・じゅん)だ。

 リリウム上位学園の同級生で、一緒に子のアイドル事務所に就職した。

 アイドルに負けないルックスだが、人前に立つと上がってしまうので、アイドルなんてとんでもないという事である。

 しかし、リリウムに入学できた才媛であることに間違いはなく、サポートに回れば非常に優秀だ。ちなみに性感帯は首筋で、伊織と一緒に責めると物凄くよが「◯◯君?」……普段怒らない人ほど怒れば怖いのだ。

「Hなのは仕方ないけど、時と場合を考えてね?」

「はい……」

「また惚気てるの?」

「「おはようございます。社長」」

 このナイスバディーな色気むんむんな女性は、天孫那美(あまご・なみ)だ。

 リリウムに居た時からモデル・グラビアアイドルとして活動していた。

 そして、独立してこのアイドル事務所を立ち上げた時に、俺と一途を社員として誘ってくれた。

 本当はアイドルをしたかったようだが、その歌声はまさに音t「◯◯?」……非常に個性的で、お偉いさんから、

「我々だけの為に披露してくれ、世に広めて世間に知られたくない!独占したいんだ!」

 と言う笑撃「ギロッ」……衝撃的な告白をされ、グラビアアイドルになった。

 ちなみに普段も怒るが、いつでも起こると怖い人。

 ただ、ドMなので、ベッドの中では非常に可愛い。

 しかし、何故この事務所の女性は俺の考えを読めるんだ?

「君の顔に出ているからだよ」

「◯◯君分かりやすいよね?」

 と言う事らしい……ちなみに女性社員はスーツに黒ストッキング着用が義務付けられている。

 俺をスカウトする時に、俺の好みに合わせた社則を作ってくれた。

「今日のスケジュールは?」

「今日はプリヘロのオーディションの予定です」

 プリティーヘロイン……伊織と木乃花のデュオユニットの名前だ。

 売れっ子アイドルとして成長し、事務所の発展に尽くしてくれている。

 彼女達のお陰で、ようやく事務所が軌道に乗った。

 今はアイドル研修生や、社員も含めて10人に満たないが、後日さらに10名雇えるほどになった。

 ちなみに所属するアイドル研修生は、咲耶と高幡千姫(たかはた・せんき)と言う女の子だ。

 彼女達もデビュー間近で、その実力は既に中堅アイドル以上だと自負している。

「おはようございます」

「今日もよろしくお願いします」

 そして、プリヘロの二人が揃ったので、一途と4人でオーディション会場に出かけた。



 木乃花は、普段の残念美少女ではなく、ステージでは超一流のアイドルとして輝く。

 キレのあるダンス、透明感のある歌声……手前みそだが、非常に魅力的な女に化ける。

 伊織もまた魅せる!そのふさふさの二つの尻尾が、小さい体を補って、とても大きく動き、会場中の目線を一身に集める。

 可愛らしい妹キャラで人気を博しているが、たまに出る包容力ある女の顔とのギャップが、彼女をミステリアスなアイドルとして、より際立たせる。

 二人のアイドルが、秋のアイドルグランプリの予選を勝ち抜いた。

 アイドルグランプリとは、全てのアイドルが目指すステージであり、ここで優勝すれば、すなわち国で一番のアイドルと言う事だ。


「◯◯ちゃん、木乃花ちゃんとも相談したんだけど、私達に勇気をくれませんか?」

「絶対に優勝したいけど、何処か迷いがあるように感じられるの……多分、私がアイドルになり切れてないからだと思う……だから◯◯くん、私を女にして自信を下さい」

 つまり、明日の大一番で勝つために、バージンを貰ってくれと言う事か……伊織とは既にそういう関係を持っているが、木乃花とはそういう事はしていない。

 生まれた頃から見ているので、妹としか見ていなかったからだ。

 だから、今までそう言う目では見ていなかったが、彼女を女としてみてしまえば、非常に魅力的だ。

「分かった。きちんと優しくするよ、安心して身を任せて」

「はい///」

「はあん、おねえちゃん、きもちよすぎるよぉ」

「可愛いわよ、木乃花ちゃん」

「あ、あ、ダメぇ、尻尾で乳首を触らないでぇ、あぁっ!」

 木乃花を後ろから犯し、前からは伊織がクリを舐めている。

 しかし、それだけでは無く、二つある尻尾で木乃花の乳首を優しく撫でる。

 取れそうなほど乳首を勃起させる木乃花……普段の駄目っぷりは鳴りを潜め、そこにいるのは非常に魅力的なメスだ。

「あ、あ、いっくっ~」

 そして、全身を震わせ、蠱惑的な表情で達した。

「はっ、はっ、はっ……え?だめ!にいさん、いったばかりなのぉ!ああああぁん」

 伊織に弄られ、痛そうなくらいに勃起した桜色の突起を口に含み、甘噛みする。

「あぁ、らめぇ~、もれちゃう……」

 膣からちょろちょろと精液と愛液が流れ、履いている濃紺の靴下に白い水跡が付く。

 そして、快楽に浸り、木乃花は失神した。

 初めてなのに、少し無茶をさせ過ぎたか……

「◯◯ちゃん……私も、切ないの……」

 発情したメスの顔でおねだりする伊織……愛する女にそんなことを言われれば、すぐに復活する。

「ちゅ……ああっ!」

 伊織を抱き上げて、挿入する。

 小さい体だが、その実、熟れた中身で俺の物を優しく包み込む……

「あっ……あっ……きもちいいの……」

 愛らしい顔が、年相応の淫らな女の顔になる。

 そのすべすべの頬に頬ずりをし、小さな胸の更に先端を、指でつつく。

「きゅん!あ、あ、ダメ、しびれるっ……こぉん!」

 目を瞑って絶頂に浸る伊織、膣はキューっと窄まり、小さな体を反らせる。

 その表情は、目を閉じて長いまつげを震わせ、少し開いた口がとても色っぽい。

 その口を何度も啄む。

「ちゅ、はっ、あぁ」

 甘い吐息が聞こえ、余りの愛らしさに中に盛大に射精する。

「~~~~~っ、こぉんっ~」

 伊織の体から力が抜け、目尻からは涙がこぼれる。

 俺は伊織をベッドに寝かせ、フリルの付いたクルーソックスに包まれた足を味わう。

「もう…◯◯ちゃんのヘンタイ……」

「伊織の足裏が奇麗すぎるから悪い」

「……何処かのヘンタイさんの所為で、しょっちゅう足を洗って靴下を変えているからね……木乃花ちゃんにはやっちゃだめだよ」

 俺は失神している木乃花を見る。

 濃紺のソックスに包まれた足……

「ちゅ、ぺろっ」

「ちょっと!やるなって言ったでしょう!!こーんぐっ!?」

 俺はこちらに噛みついて来ようとしている彼女の頬を手で挟み、口づけをする。

 彼女の舌を舐め、吸ってあらゆる角度から舐め倒す。

 奇麗に並んだ白い歯の滑らかさを舌で感じ、尖った犬歯(八重歯)がちくっと刺さる。

 気にせずに回すように舌を絡める。

「んんっ~~~~~……ぉん……はぁ、はぁ、ばかぁ」

 クテっと脱力する伊織、その乳首を抓む。

「愛しているよ、伊織……」

 耳元で優しく囁くと、

「くぉ~んっ……」

 と潮を噴いてしまった。

「もう!私にはそんなこと言ってくれなかったよ!!」

 いつの間にか起きたのか、ほほをぷくっと膨らませる木乃花がいた。

「当然お前も愛している」

 二へっとしながら、

「そ、そんなとってつけたように言われても、全然嬉しくないんだからね!」

 ふやけた表情が本当の感情を教えてくれる。

「……◯◯ちゃん、お返しするわ」

 と、黒いオーラをまき散らしながら伊織が起きてきて、俺を押し倒した。

「私も!」

 そして、二人の足のつま先で、俺の乳首を弄る。

 男だから当然そんなことをする経験はない。

 今まで味わったことのない感覚だ。

「ヘンタイね!もうおちん◯んが勃起してきたわ!」

「◯◯くん、ねぇ、どんな気持ち?」

 二人がここぞとばかりに責めてくる。

「シルクの肌触りが、実に滑らかで素晴らしい!」

 二人の足首を掴み、その足裏を間近で観察する。

 なめらかで、汚れ一つなく、ぷっくりとした足裏だ。

 指の一本一本が靴下に浮き出て、可愛すぎて力任せに起き上がって舐めまくる。

「きゃっ、止めて!変態」

「やぁ、はずかしすぎるよぉ……咲耶ちゃん助けてぇ!」

 それから伊織の口に肉棒を突っ込み、前後しながら両足裏を観察しつづける。

「んんんんっ!!!」

 涙を流しながらにらんで抗議する伊織、しかし、彼女の尻尾は木乃花に抱きかかえられ、その舌で秘裂や尻尾の付け根を舐めまわされる。

「んんっ、くうぉ~~~~~んっ」

 そして、口に射精してやると同時に、絶頂に達して失神した。

 ちょろちょろと流れたおしっこが、伊織のお腹を濡らす。

「わ、私用事思い出しちゃった!それじゃああああんっ」

 当然帰すわけもなく、立ちバックで木乃花を味わう。

「はぁ、いやんっ、らめぇ、あたま、ぱぁんてなっちゃう……おぅ、おっ、おぁっ」

 口から唾液を流し、よがる木乃花……顔だけはきりっとしているが、今のあり様とのギャップに、下半身が余計に滾ってしまう。

「愛しているぞ、木乃花……はむっ」

 耳を噛んで最奥に腰を打ち付ける。

「あ、あぁ、あっはあああああああああん……っ、ぁ……」

 二人とも気絶してしまった。

 俺は二人を左右に寝かせ、腕枕をしてやる。

「起きたら、土下座しないとな……」


   *   *   *


「優勝!プリティーヘロイン!!

 今年のベストオブアイドルはっ!プリヘロの木乃花と伊織に決定だ!!!!!」

「「「「「わあああああああ!!」」」」」

 並み居る強豪を降し、見事にトップを飾った二人、実に鼻高々だ。

 那美社長も一途も涙ぐんでいる。

「◯◯ちゃ~ん」

「◯◯く~ん」

 二人も泣きながら抱き着いてきた。

「ほら、アイドルがそんな顔しちゃダメだ!

 キチンと涙を拭いて、笑顔でファンにそのトロフィーを掲げてやれ!!」

 こうして、年末のパーティーのトリを飾る大変な栄誉を二人は手に入れた。


   *   *   *


 事態が急変したのは12月初旬……

「◯◯ちゃん……屠畜命令が届いたの……」

 我が事務所に衝撃が走った。

 今、伊織が居なくなると、事務所が立ちいかなくなるかもしれない。

 それに何より、寂しいし、彼女との子供も欲しかった……

「ねぇ、最高の舞台で屠畜してくれる?」

 それと同時に、この愛する幼馴染の女の子を、この手で屠畜できるという暗い感情が、下半身を滾らせる。

「伊織ちゃんが屠畜されるなら、私も一緒に……」

 伊織の手をそっと取る木乃花……

 二人はしばらく見つめ合うと、ゆっくりと腰を落とし、跪く。

「◯◯ちゃん、お願い……私、天神伊織を……」

「◯◯くん、お願い……私、葦津木乃花を……」

「◯◯ちゃん専属の淫乱雌狐人形にしてください……」

「◯◯くん専属のオナホール便器にしてください……」

 三つ指をついて土下座して、淫語で懇願するトップアイドル二人……

 屠畜は、この世界で生きる全肉畜の一大イベント……プロデューサの矜持と、自分の女を最高に輝かせるため……俺は自重せずに二人を送り出すことに決めた。

「ああ、任せてくれ、二人を……アイドル史に輝く盛大な屠畜にしてやる」

 それからは準備に奔走し、二人との逢瀬も重ねた。

 二人との子供が欲しかったが、妊娠すれば屠畜することが出来ない。

 なので、新生市民の育成施設で二人は卵子を、俺が精子を提供し、人工子宮で俺達の子供を作ることにした。

 もちろん、なるべく気分を味わいたいので、彼女達に膣出しした後に、二人の膣から精液を採取した。


   *   *   *


 宣伝は密やかに行われた。

 年末にプリヘロの屠畜が行われるかも……

 その程度のふわっとした噂を流した。

 するとたちまち噂は世間に浸透し、まさかと思いつつも皆が期待した。

 当然業界からの反応もすさまじく、全肉畜の夢である屠畜が行われるため、ライバル事務所ですら全面協力の姿勢を示した。

 仮に、屠畜命令が無くても、この状況では屠畜せざるお得なくなっているだろう……逆に、このチャンスをものにすれば、我が事務所は大きく発展する!

「ごめんね◯◯ちゃん」

「全部任せることになるけど……」

 二人がシュンとなっている。

 これでは駄目だ。

 プロデューサーとして、何より愛する女の屠畜を飾ってやるのが男の見せ所だろう。

「余計な心配はしなくていい、俺を信じろ!」

「◯◯ちゃん……」

「◯◯くん……」

 そう、その笑顔だ!

 プリヘロは皆に笑顔を与えなければいけない、それが使命だ!

「あらあら、お熱いわね……」

「菊理社長……ご協力、感謝いたします」

 この人は大黒菊理(おおくろ・くくり)、大手プロダクションの敏腕社長であり、那美さんのライバルである。

 彼女も元アイドルで、その歌唱力は歌姫と称される。

 しかし、プロポーションはその……

「◯◯さん?」

 ごほんっ、那美社長と足して2で割って、二人で組めば、伝説となっていたであろう。

 今日までは……

「構わないわ……屠畜されるのは女の憧れだもの……若いうちに屠畜されるなんて羨ましいわ……」

 どこか憧憬のこもった声で呟く。

「菊理社長も魅力的ですよ」

「……おばさんを揶揄わないでね?」

 恥ずかしそうにそういう菊理社長……物凄く可愛いです。

 そして、開会式が終わり、それぞれのアイドルが決められた時間にパフォーマンスをする。

 プリヘロの持ち時間は22:00~24:00まで……そして、日が変わると同時に、皆で新年を祝って解散する。

「もうすぐ出番だね」

「緊張するよぉ~」

 伊織の尻尾であやされる木乃花……最期までいつもの光景で安心する。

「姉さん……」

 妹の咲耶はどうやら寂しいらしいな……当たり前か、全肉畜の憧れとは言え、家族が居なくなるんだからな……俺にとっては昨夜もいずれ居なくなるんだが……イカンイカン!今日の事に集中して最高の舞台にしなければ!

 このホテルは毎回業界人が使うため、会場には様々な設備が整っている。

 普段はブライド機能が掛かって見えないが、360度街が見渡せるし、上階と下階にはスタッフを入れて、様々な仕掛けを作動することが出来る。

 所謂テレビスタジオと一緒であり、今回、事前準備に様々な人の手を借りた。

「じゃぁ行ってきます」

「私たちの最後のステージへ……」

 そう言って、二人はステージに立った。


   *   *   *


「みんなっ―!今日もありがとう!

 今日で私達、プリティーヘロインを卒業しますっ!」

「今まで支えてくれたスタッフの方達や先輩方、そしてファンの皆さんっ!本当にありがとうございした!」

 彼女達は、国民的アイドルだ。

『私達に溺れさせてあげる!』

『もう一生手放せない』

『この恋は手遅れ』

 など、数々のヒット曲を持つデュオグループである。

 そんなトップアイドルの二人が、

「私、葦津木乃花と」

「天神衣織は」

「「本日除夜の鐘が鳴ると同時に、屠畜を実行します!

  皆さま、淫乱死体となった私達をどうか愛でてくださいね!!」」

 会場は興奮の嵐に包まれた。

 除夜の鐘が鳴るのは23時から、最初にステージに立ち、宣言した後、30分だけパフォーマンスをし、二人は衣装を変えるために舞台を降りる。

 そして、待ち時間は咲耶と千姫が繋ぐ、急いで着替えに入る。

 もちろん二人を次代の我が事務所の看板にするための売り込みも兼ねている。

 汗を流して、屠畜用の舞台衣装に着替える。



 パフォーマンス中の動きやすく可愛い和服ではなく、おっぱいもおまんこも丸見えだが、何処か厳かな雰囲気を持った和服だ。

 まるで死装束のような白無地に赤い帯が巻いており、紅白と言う目出度い色と、鮮やかなまま散るという意味が込められている。

 バレリーナのような美脚は裾からのぞく足は白足袋に包まれ、一点の曇りもない……二人とも背筋がピンと伸びた、非常に綺麗な立ち姿だ。

 ちなみに木乃花は普通の白足袋、衣織は白いニーソ足袋だ。

 伊織の銀髪は上品なシニヨンにまとめ、木乃花の黒いロングヘアは巫女さんのように垂髪になっている。

 まさに高貴さ・神聖さを象徴する姿……この二人をどれだけ淫乱な屠畜死体にするかが俺の腕の見せ所だ。


「愛しています◯◯ちゃん……

 ちゃんと私達を淫乱死体にしなきゃだめだよっ……んっ、くちゅっ♡♡」

「愛しています◯◯くん……

 淫乱死体になった私達を、カメラの前でいっぱい弄んでね……んっ、んちゅっ♡♡」


 二人はそれぞれ俺と激しく甘いディープキスをすることで、見送りの挨拶とした。

 そして、左・右耳の至近距離で、甘く媚びおねだりしながら、耳元で囁く。


「それでは、天神伊織、26歳♡」

「葦津木乃花、18歳は♡」


「大好きな◯◯ちゃんのために♡」

「大好きな◯◯くんのために♡」


「「逝ってきます♡♡」」


 二人は慈愛のこもった顔で、俺の頬に同時にキスをする。

 二人の淫乱死体は、パーティーが終われば俺の所有物になる約束をしている。

 最高の晴れ舞台……思いっきり逝け。


   *   *   *


 22時55分、ステージの床が開き、おっぱいもおまんこも丸出しにして、分娩台のような台に手足を拘束された二人がエレベーターで上がってくる。

 二人の白い足が開き、秘部と胸があらわになる。

 二人とも既に興奮しているのか息が荒く、白足袋に包まれた足がぎゅっとなっている。

 そして、舞台袖から6人の和服を着た女性が現れた。

 彼女達は、アイドルグランプリでしのぎを削り合ったライバルたちだ。


 ——ボーイッシュな女の子のグループ・憧憬胴衣(ボーイスカート)

 ——ダンスグループ・ジュエルアクト

 ——ハーフのソロアイドル・MERO


 プリヘロのライバルであるだけ、皆凄まじい美少女だ。

 彼女達のリップは、艶やかな紅で染められている。

 彼女達は、それぞれ二人の左右、股間の所に移動する。

 そして時間になり、何処からか鐘の音が聞こえてくる。


「「皆さま、今から私たちプリヘロの公開屠畜を始めさせていただきます」」


 その合図とともに、アイドルたちが、二人の両乳首とクリトリスに口づけし、その紅いルージュを敏感な突起に塗り込むように唇を動かす。

「あ、あぁーーーーっ!」

「だめぇ!!気持ち良すぎるのぉ!!!」

 二人が軽くイったようだ。

 アイドル達が引くと、そこには乳首とクリトリスが真っ紅に化粧された二人の体があった。

 そして、それぞれ、下乳の部分……伊織はほとんどないので、乳首から3㎝ほど下の所と、クリの上3㎝ほどの所に、肌色のパッドが張られた白い肌に、真っ紅に塗られた女の子の敏感な突起……それが、会場ばかりかネットやテレビで流れていることに、既に二人の淫乱肉畜の血が滾っているようだ。

 更に舞台下に大きな3つのボタンがついた二つの台が現れる。

「会場にいらっしゃる皆さま!

 全員、どちらかの台のボタン1つを押してください。

 右胸、左胸、下腹部に1回ボタンを押すごとに10秒ほど微弱な快楽電流が流れますので、二人を悦ばせてあげてください!」

 そして、会場に居る人間が半分に分かれ、それぞれ1回づつボタンを押していく。

 押した人間は、順々に会場の後ろの方に移動してもらうが、心配はいらない。

 5分割画面のモニターが2台セットで数か所会場に用意され、一番大きい画面は全身を、他の4つのモニターは、それぞれ顔、おっぱい、秘部、足裏を写している。

 勿論最後のは俺の趣味だ。

 愛する女を屠畜するからと、いろいろと周りに頼み込んで了承して貰った。


「あぁ~~」

「ん~~~」

 快楽電流が効いてきたのだろう。

 これは脳が体を動かすときに、電気を発しているという。

 それによって体を動かすことが出来るのだと、つまり、体が快楽を感じる時、どのような電気が流れ、脳に影響し、気持ち良くなるのかと言う研究があった。

 その研究の成果がこの快楽電流であり、無理やり体に快楽を感じさせることが出来る。

 そして、最初は弱く……一定回数除夜の鐘が鳴るごとに、電流は強くなっていく。

 会場の人間全員が1回押せば、23時45分には終わるという訳だ。

「あっ、はぁん、うっ」

「あ、だめっ、びりびりっ……」

 二人の肉畜はもどかしい刺激に身をよじる。

 まだ足裏も開いたり閉じたりくらいしか動きがない。

「あ、あ、あ、あ、んんっ!!」

「だめ、だめ、だめ、だめ、ああああっ!!」

 イったようだ。

 この会場に男は俺一人、つまり後は皆肉畜である。

 屠畜を目の当たりにして、皆体が疼いているようだ。

 そろそろ強くなる頃か……

「あっ、やだっ、これっ、だめぇ!」

「いやっ、あぁん、いおりちゃん、こわいのぉ」

 周りの人間はギョッとする。

 いつもクールにしていた木乃花が、か弱い女のような甘い声を出し、伊織に助けを求める。

 伊織はその少女のような見た目でありながら、熟れた女のような艶やかな嬌声を出し、周囲を淫靡な雰囲気で包む。

 皆気付いた。

 我々はまだ、プリヘロの半分の魅力も知らないのだと……

 既に会場中の肉畜は、ホテルウーマンや、アイドル、経営者、研修生問わず、二人の痴態に呑まれ、一人でだったり、近くの肉畜と互いに慰め合ったり、必死に耐える者などで、皆に何らかの影響を与えていた。

「くおおおおおおんっ、らめぇ!でちゃうのぉ!!」

「あああぁ、おっぱいとクリがだめなのぉ!!!」

 そして二人は勢いよく潮を噴いた……だけでなく、その紅く化粧をした乳首から、白い母乳が噴き出た。

「ああっ、プリヘロがお乳を出してるっ!!!」

「伊織ちゃんがイき狂ってるよぉ!!!」

「泣き顔の木乃花ちゃん可愛いっ!!!」

 その場にいる肉畜は皆乳首を勃起させた。

 画面の二人の紅い乳首に目が釘付けだ。

「んん~~っ」

「ふ~~~っ」

 俺の両隣りに居る那美社長と一途も例外ではなく、二人にも飲ませた母乳生成剤により、貰い噴乳しているようだ。

 ちなみに二人にはブラを外してもらっているし、ジャケットも羽織っていないので、そのYシャツが濡れて乳首が浮き出ている。

 二人には、催す側なので、自慰はするなと言ってあるが、もうもたない様だ。

 今まで共に頑張ってきたプリヘロの大痴態を見て、俺に触ってくれと迫る。

 涙を流しながら「お願い……」と甘えて、俺の頬に二人とも頬ずりする。

 スベスベした頬がとてもいい感触だ。

 伊織と木乃花の様子を見続けなければならないので、画面を見ながら、社長と一途の背中側から腕を回し、それぞれ右と左の乳首を擦ったり、抓んだり、捻ったり、引っ張ったりしてやれば、

「「イっくっううううっ!!」」

 と、スカートとストッキングを潮で濡らし、崩れ落ちた。

 俺は伊織と木乃花の観察に集中する。

「らめぇ!!オオ゛ッ!!ギャンッ!!」

「ぷぇッ!!うぇぷ!!あ‶あああぁ!!」

 ともはや声になっていない嬌声を出し、その狂態で、体を激しくくねらせている。

「じぬぅ!!じんじゃうぅ!!◯◯ぢゃぁん!!!」

「◯◯くぅん!!らめっぇ!!しゅごしゅぎぃるう!!!」

 その首をのけぞらせ、天を向いた紅い乳首から、噴水の様に母乳が出ている。

 股からは、手が洗えそうな量の愛液がドバドバと出てきている。

 伊織の狐耳は、前後左右に激しく動き、二股の尻尾もグルングルン回ったり、ピンと伸びたりしている。

 二人の足は拘束してあるにもかかわらず、白足袋に包まれた足は激しく動き、イく度にピンと伸びたり、反って足裏の滑らかなアーチを見せたりしており、それだけで興奮する。


「那美社長、一途、俺のを鎮めて欲しい」

 息も絶え絶えになっていた二人……那美社長は体をもじもじとさせて俺の唇に深くキスして、一途は俺の前に跪き、ズボンから取り出して、口淫する。

「んふっ、ちゅっ、れろっ♡」

「はむっ、れるっ、ちゅぴ♡」

 二人の美女が、精一杯奉仕する。

 俺は両手で那美社長の乳房を揉みしだく。

 一途は俺の肉棒を喉の奥まで咥えながら自分の乳首を抓る。

 張り詰め過ぎて余りもたない。

「出るっ」

 どぴゅっ、どぴゅっ……

「「あああああああああっん!!!」」

 射精の瞬間、二人はまた母乳を噴出し、気絶した。

 俺は一度出して落ち着き、一世一代のライブ屠畜を成功させるべくタイミングを計る。


「ばああぁぁ、ぎゅぇぷっ、もう、いぎだぐないっ!!」

「ヴェぇッ、きょれいしょぅは、じんぅ」

 既にろれつの回らないほどイき狂っている二人……会場でもすでにイって失神する者が数人出ている。

 既に顔から出る液体は全部出している。

 涙と涎まみれで、紅い乳首からは白い母乳を出し続け、大量の潮と小水がダダ洩れだ。

 そろそろ、時間だ。

「あっきゅううううぅっんんっ!!!」

「ぎゃっぴぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

 一番強い快楽電流を受け、吠えるような嬌声を出し、二人は絶頂に至った。

 腰が浮き、天に胸を突き出し、背は折れそうなほど反っている。

 頭がのけ反り、白い首が後ろに反れる。

 足袋に包まれた足は、バレリーナのようにぎゅーとなり、快楽に耐えている。

「……ぁ……っ……」

「……っ……ぇぁ……」

 イき過ぎて、意識が半ば飛んでいるようだ。


 時間まで残り15分……インカムで、咲耶と千姫に指示を出す。

 二人の息も乱れていた……

 そして、舞台袖から二人が出てきた時、着物の股から足袋までが水浸しになっていた。

 二人が発情した顔で、狂態を晒した木乃花と伊織の下に行く。

「姉さん……」

「伊織さん……」

 二人はそれぞれ木乃花と伊織の着物を脱がせて、白足袋全裸の格好にさせた。

 そして、木乃花と伊織の顔や体を拭いてやり、その首にチョーカーと手足にベルトを付け、電流パッドと台の枷を外す。

 チョーカーとベルトには、天井に走っているレーンにあるウインチからワイヤーが出ており、それぞれに接続する。足にも、床から出ているワイヤーを繋ぐ。

 最後に、落ちた死に化粧をもう一度施してやる。

 紅く塗られた艶やかな唇に、再度塗られた乳首とクリトリス。

「姉さん、素敵です。ちゅっ♡」

「伊織さん、おめでとうございます。ちゅっ♡」

 そして、二人が口づけをしてからステージを離れ、息絶え絶えのプリヘロが残った。

 残り10分、チョーカーに繋がれたワイヤーのスイッチを入れる。

「あっ……」

「はうっ……」

 二人の体がワイヤーに引っ張られて徐々に持ち上がって、直立状態になる。



「あっああ……」

「ひゃん……」

 そして乳首が再度勃起する。

「あっ、あっ、いいにょ……こーんっ」

「あっ、あっ、あっ、あはぁん」

 二人は両手で自分の乳首を弄り、ちょろちょろっと愛液を漏らす。

「きゅんっ……あぁっ……」

「はぐぅっ……ふみゅっ……」

 思わず手を、絞められた首に伸ばそうとした二人を止めるため、両手のワイヤーを作動させる。

「くぉ~んっ」

「ひゃぁぁ」

 手を広げながら首を吊られて持ち上げられる伊織と木乃花……

 白足袋越しにぎゅーとなっているつま先。

「あびゅ……ぎゅんっ……」

「はぐぅっ……がっ……」

 そして、とうとう宙吊りになった二人。

 その脚を宙で激しくバタつかせる。


「きゅぇ……くぅぉんっ……」(いや、みないでぇ、あかいおっぱいはずかしぃよぉ)

「ふぅぇぇっ……ぴぎゅっ……」(だめぇ、ミルクとお潮が止められないのぉ)


 嬉しそうな泣き顔で、勢いよく潮吹きをする二人……脚を伝って足袋に染み込んだ愛液が、つま先から滲んで落ちている。

 彼女達は普段から俺の前以外ではあまり肌を晒さない。

 だが今は、大事な部分を無理矢理晒され、尚且つ紅く塗られ、物凄く目を引く。

 隠すことも出来ず、多くの人間に恥部を見られている。

 その羞恥心が、伊織と木乃花の被虐心を刺激し、悦んでいるんだろう。

 特に伊織は分かりやすく、狐耳が激しく動き、二股の尻尾もグルングルン回ったり、ピンと伸びたりしている。

 時折、首のワイヤーを調整して、時間まで生き続けさせるのに神経を使う。

 そして、二人のチョーカーの仕掛けが作動した。

 ぴっ……ぴっ……

 これは脈拍を測る機能だ。

 残り3分……俺は壁のブラインド機能を切り、夜景を一望できるようにする。



「……きゅ……」(ああっ、だめぇ)

「……っ……ぁ……」(やだぁ、またもれちゃうっ)


 二人の体がまさに十字になった。

 二人の白い足がピンと伸び、失禁し、小水が愛液とともに足を伝い落ちた。

 張った胸からは母乳がぽたぽた落ち、手入れの行き届いた綺麗な指先が真っ直ぐ伸びる。


「げぇ…………がはっ…………」

(あぁ、だめ、これだめぇっ、すごいのきちゃうの!)

「グゥ…………げえぇ…………」

(◯◯くぅん、はやく、はやく一番すごいの、とどめをちょうだいっ!)


 その淫らな女体を余すところなく晒し、まつげを震わせ、口をぎゅっと閉じて苦しみと快楽を耐える姿は、芸術的な美しさだ。

 そしてカメラ越しに二人の心が伝わってくる。

 ぴっ………ぴっ………

 残り1分……50秒……

「もう少しね……」

「二人とも、羨ましいです……」

 社長も一途も目が覚めて二人のクライマックスを憧憬を込めて見ている。

 とても大事な彼女達との別れが近づいてきた。

 今二人の肉畜を絞めるのがとてももったいない気がするが、同時に、屠畜するには最高の瞬間だろう。

 愛する二人をこの手で屠畜する……この支配感がたまらない。

 不意にカメラ越しに二人と目があった気がした。



 絶世のロリ狐美女と極上の美少女が、蕩けたような表情で、


「「オ・ネ・ガ・イ・♡」」


 と唇が動く。

 俺はとうとうもう一つの機能を作動させる。


「きゅんっ……♡」

「ひゃっ……♡」


 チョーカーに信号を送り、一瞬で縮んで首を絞め込んだ。

 二人の目と口が開き、体がビクンとなる……母乳や愛液がシャワーの様に噴き出た。


「…ぉ…ん…っ」(しゅごい……◯◯ちゃん……しあわせすぎるの……♡)

「ぁ…が…とぅ」(いいっ……さいこうなの◯◯くん……ありがとう……♡)


 ぴっ……………

 残り30……


「げ……へぇ……」(私、天神伊織……これから……ずっと……)

「………ぐぇ……」(葦津木乃花は……これから……永遠に……)


 ぴっ……………

 残り15……


「………っ」(◯◯ちゃんと……一緒に……います……♡)

「………っ」(◯◯くんだけのもの……になります……♡)


 ぴっ……………

 残り10……9……8……


((もう、だめっ……♡))


 ぴっ……………

 残り5……


((イ、クぅッ……♡♡♡))


 残り2……1……

 二人の体が完全に沈黙し、手のひらや首ががくんと垂れ、開いた口から銀糸が零れる……。

 ピーーーーーーーーーーーー

 0……


「「「「「「「「「「A HAPPY NEW YEAR!!!!」」」」」」」」」」


 どんっ、どんっ……

 二人の背景の街では、新年を祝う花火が打ち上げられていた。


 俺は二人の足のワイヤーを作動させる。

「……」

「……」


 そして、首のワイヤーを調整して、顔を真っ直ぐにする。

「……」

「……」


 伊織のふさふさの尻尾もだらんと下に下がっている。

 淫乱死体は、大の字で吊り下げられた。

 これにて大事な大事な幼馴染で、トップアイドルの二人の屠畜は完了だ。



「はうぅ……」

「ひゅぇ……」

 社長とマネージャーはその光景を見て昇天し、気絶した。

 いや、二人だけではない。

 会場にいる約8割の肉畜も貰い昇天している。

 胸と股間を露わにし、艶やかな紅に化粧された女の子の大切な部分である乳首とクリトリスを尖らせ、死に顔は唇の紅さも相まって凄まじい色気を放っており、着崩れた死に装束の着物がそれをより際立たせる。

 これより5分程中継場面が変わる予定だ。


   *   *   *


 その間に色々と最後の仕上げをするために、俺は大の字に吊られる伊織と木乃花の死体を少し降ろす。

 愛しい二人の目線が俺と同じになる。

 その死に顔をゆっくりと眺める……つい先ほどまで光り輝いていた瞳は、その命を散らしたことを証明するように瞳孔が開き、一切光が無かった。

 その事実が、二人の全てを受け取った証明であると、とてつもない歓喜が溢れてくる。

 伊織は実年齢から見ると、かなり幼げな顔をしているが、今は満足げな微笑を浮かべて、その死に顔は女の色気を感じるほど蕩けている。

 その小さな口に口づけをする。

 稲荷族特有の少しざらついた舌を舐め、垂れた唾液を舐めとる。

 いったん離れ、伊織の真っ赤に化粧された乳輪を眺める。

 先端から真っ白な母乳が垂れており、俺はその母乳を舐めとり、伊織の乳を吸い取る。

 生きていれば、心地の良い甘い声を出しながら、よがっていただろう。

 母乳が出なくなった後、伊織に再度啄む様なキスをする。

 次に、隣で吊り下げられている木乃花を見る。

 赤ん坊の頃から、何かと世話を見ていた女の子……伊織と夫婦で木乃花は娘役でお飯事をしたこともあったな……

 そして、思春期になり、月経が始まりブラをするようになっても反抗期もなく、ずっと兄さんと懐いてきた。

 中学になり、話題の美少女となって、俺の誘いで伊織と共にアイドルになった。

 高校になり「◯◯くん」と呼び方が変わり、少女から大人の女性の持つ色香を漂わせるようになり、いつか男が出来て俺の下から離れて愛を育み、屠畜されるのか……と、父親のような気分も味わったな……

 しかし、本人はいつの間にか俺を男として想ってくれていた。

 思い出に浸っていたいが、このままではプロデューサー失格と気合を入れ直し、改めて木乃花の死体を見る。

 伊織とは違い、素晴らしいバランスのプロポーションだ。

 その赤い唇を奪い、舌の感触を楽しむ。

 伊織とは違い、純粋な黒毛和種である彼女の舌は実に滑らかだ。

 その顎のラインに沿いに垂れた唾液を舐めとる。

 きめ細かい肌が実に滑らかな肌触りだ。

 母乳を舐め取り、その豊満なおっぱいを手で絞りながらミルクを味わう。

 とても濃厚な味わいだ。

 赤ん坊の時は全身からミルクの匂いを出していたが、母乳を垂らすその死体を見ると、年頃の肉畜に成長したんだなと少し感動する。

 生前の木乃花は背後から弄られるのが好きだったな……背中側に回って、死体をまさぐる。

 当然、屍となった木乃花は声を出せないが、その淫乱死体が俺の手によって死後も弄ばれていると思うと、下半身が熱くなる。

 体を抱き寄せ、吊られたまま木乃花の体の向きを変え、胸にしゃぶりつく。

 反応はしてくれないが、乳首を歯で引っ張ったり、舌で転がしたり、少し強めに噛んだりなど、木乃花の体を楽しむ。

 そして、もう母乳が出なくなったのを確認し、最後にまた、その赤い扇情的な唇を奪う。

 少し離れてその白い首を見る。

 トドメとなったチョーカーの締め付けで、その部分のみ細くなり、赤い跡が付いている。

 そこを舐めてやり、手に持つハンカチで丁寧に顔を拭いてやる。

 伊織にも同じようにする。

 物心ついたころから一緒に育った幼馴染の女性……何度キスしても足りないが、この番組を終わらせるために、二人の首つり淫乱死体の、足のワイヤーを作動させる。

 淫乱死体を最も魅せるのはどんなポーズか?

 伊織と木乃花に関しては、まんぐり返しさせるのが一番だと思う。

 死に顔、おっぱい、秘部、そして肉畜の足裏がいっぺんに見え、大きく股を開いたポーズはとてもエロいからだ。

 それに、生前ならば「下品すぎるっ!」と、絶対しないポーズである。

 だからこそ、全てを俺に捧げて淫乱死体になった二人を、この姿で最後に飾るのが一番映える。

 伊織と木乃花の足を上げて、地面からはおよそ80度!この角度で踵の重さによって、自然と足首が真っ直ぐになる。

 つまり足裏が一番見える角度になる。

 更に正面からはV字に開く。



 うん、滅茶苦茶エロイ淫乱死体の完成だ。

 カメラマンさえも貰い昇天しているため、自分で二人並んだ淫乱死体を何枚も写真に収める。

「伊織……木乃花……凄く奇麗だよ」

 二人の可愛い死に顔にキスをした。

 こうして、愛する二人を最高の舞台で、最高の屠畜をプレゼントできたことに俺は満足した。

 ちなみに後ろを振り返ると、何とか意識を保っていた残り2割の肉畜達も、俺と二人の死体の営みを見て、ドレスやパンツスーツやストッキングをびちゃびちゃにして気絶していた。

 結局俺がカメラを持ち、トップアイドルの淫乱死体を写してエンディングを終わらせることになった。


   *   *   *


 このライブ屠畜は、全世界に大反響を齎した。

 動画へのアクセス数は一瞬で億に達し、数百万人が貰い昇天したようだ。

 そして、それだけには留まらず、後追いのような屠畜が全世界で発生した。

 この地域だけでも一気に数万~十数万の肉畜死体が出たと連日ニュースを沸かせている。

 それだけの数の肉畜が一気に減ると、流石に社会への影響が甚大過ぎて、責任を!と言う声が上がったらしい。

 そのせいで、那美社長と菊理社長の仲直り屠畜や、一途のラブラブ屠畜などを手伝わされることになったのは別の話……

 更に事務所は今回の件で大きくなった。

 プリヘロのライバルたちや、多数のアイドル研修生が、うちへの移籍を希望したのだ。

 俺は二人の淫乱剥製を抱きながら、余りにも成功し過ぎたので、少し現実逃避した。


++++++++++++++++++++++++++++

++++++++++++++++++++++++++++

(Fanbox)


Files

Comments

No comments found for this post.