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 印象がどうとでも変わる分扱いも難しく感じるフィルターエフェクトですが、雪の道Ver2.0での使い方をまとめたいと思います。



 まず上の画像がフィルターエフェクト適用前、KrShaderSystemLとPostSimpleBの各種ポストエフェクトを適用した状態です。

 色についての理論的な理解も明確な感覚的な理解があるわけではないので、このままでもいいと思ってしまうときもありますがこの時はコントラストが弱いかなと思ったのではっきりさせようと考えました。



Krfilterのみを使用しています。


KrFliterのアクセサリー値

X 0.8

Z -0.65


 X値はトーンカーブをS字にするような処理です。白と黒の中間を境に白と黒側の近い方に寄せるような処理ではっきりする反面細部が飛びがちです。普段はあまり強くは使わないようにしていますが、そこらへんは好みの問題です。


 Z値は乗算処理なのですがこれはトーンカーブを徐々に急になるカーブ挿せるのと似たようなことです。そのためマイナス値はトーンカーブで膨らましたような形になります。マイナス値なら明るくなるということです。

ただこれでは納得いかなかったので印象的な雰囲気を足すために別のフィルターエフェクトを追加しました

 KrMovieLikeです。このエフェクトのデフォルトは結構強めなためあまりそのまま使うことは少ないのですが数値は一切いじっていません。

 このエフェクトはKrFilterに仕組みとしては似ていますがY値の処理にあたるものが常時オンになっているのと(全体反映値のTrでしかいじれない)リニア色空間で計算を行った後戻している点が異なります。


 そして今回適用されているTr値の機能(KrFilterのY値の別色空間版)はティールオレンジと呼ばれる色調編集に似せた(あくまで似せた)機能です。

 明るい所のR(赤)を明るくB(青)を暗く、暗い所のR(赤)を暗くB(青)を明るく、G(緑)は据え置く処理をしています。

 乱暴に言ってしまえば明るければ橙っぽく暗ければ青緑っぽくなるそんな処理です。

 色空間についてですが説毎が難しいの割愛しますが、色の扱い方が違うという感じです。この処理以外でも色空間が異なりますが、この処理ではより青っぽく(青緑というより青っぽく)なりやすいです。



 上の方の画像がKrFilterでのY値の処、その下の画像が(個々からだと上ですが)KrMovieLikeの常時オンの処理です。

 このように異なるのでシーンによって利用を考えます。


 雪の道で使用しているフィルターは以上となります。普段はあまり強めに使うことのないフィルターエフェクトですが今回は珍しく強めにかけたので記事にしてみました。何かの参考になれば幸いです。

 


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