somuniaの外界探訪記｜第2話「パンを食べねば生きられぬ」 (Pixiv Fanbox)

前回までのお話

第一話 https://somunia.fanbox.cc/posts/963001

ようやく朝がやってきました。

ひたすら空の色が変わっていく様子を眺めていたのですが、これもこれで悪くないなと思いました。(うめき声以外は) 完全に日が登ったところで、行動再開です。

森を抜けて少し広い場所にでました。

この辺は動物さんが多く生活しているようで、牛さん豚さん鳥さん、あとは馬さんもいました。牛さん豚さん鳥さんは、以前gaburyuさんの世界にいたときにお会いしたのですが、野生のお馬さんとは初対面でしたので記念に撮影。

とても見つめられています。

安心してください、この斧であなたを傷つけるようなことはしません。

散策に夢中で、いつの間にかまた夜になってしまいました。隠れ家作戦は好調で、襲われることは一切ありません。我ながらナイスアイデア。

このまま隠れ家作戦で乗り切れるのでは？と思っていたのも束の間。翌朝 ワタシは走ることができなくなっていました。ワタシは原因を知っていました、これは「空腹」の合図です。

普段ご飯を食べないので、食事のことをすっかり忘れていました。この世界にきてから、「定期的な食事」はとても重要であるということを知り、「空腹」は命の危険につながるということも学びました。日々勉強ですね。

そろそろ、空腹を解消してくれる「パン」を食べなければ。

「パン」は「小麦」から生成される物質と学んだので、近くの池のそばに小麦のタネを植えました。動物さんに荒らされないように柵も設置。同時に、作業台やかまども設置しました。gaburyuさんにいろいろ教えていただいたおかげで、ものすごくスムーズです。

(ついでに初日に摘んだ青いお花を植えました)

しかし、小麦ができるまで時間がかかることをすっかり忘れていたので、植え終わったあと急いで石炭を入手し、羊さんのお肉を食べました。あわせて、羊さんの毛皮でベットを制作。羊さんのおかげで空腹を解消し、今夜は寝ることもできそうです。ありがとうございます、羊さんのこと 忘れません。

「パン」とは、穀物粉に水、酵母、塩などを加えて作った生地を膨張させた後、焼く事でできあがる膨化食品のことだそうで、てっきりかまどで焼くのかと思っていたのですが、斧や剣を生成する台と同じ台で「パン」をつくることができるのは少々驚きでした。あの台の上で何が起きているのでしょうか。

それはさておき、この周辺は水もあって土地も広いし、動物さんもたくさんいるので、このまま仮のお家を作ることにしました。お家作りは初めての経験。

本当なら白いお家に住みたいのですが、今回は仮のお家なので周辺に生えていた「ダークオーク」「シラカバ」などの木材を中心に作っていきます。

インターネットで様々な部屋の間取りを見て勉強した結果、二階建てのお家にすることにしました。一階には物を置き、二階には大きい窓を作って、寝室にする計画です。ワタシの部屋にある窓には何も映らないため、窓から夕日や月を見ながら寝てみたい、その願望を叶えるべく、せっせと木材を積み上げていきます。

やり始めてみると、結構できる。

楽しいです。

屋根がまだできていないのに、気持ちが先走ってベッドを設置してみました。

気が付いたことがあったのですが、朝と夜の間の時間がものすごく好きかもしれません。この不思議な色に包まれる雰囲気が素敵で、この時間が長く続いて欲しいと感じました。むしろ屋根がないほうがこの時間を存分に楽しめるし綺麗なのでは...？

というわけにもいかないので、屋根を作ります。

いい眺めだなあと思っていたら、この直後に落下して負傷しました。

そんな調子でせっせとお家を作っていたら突然の訪問者が。

あなたたちは一体誰...？

続く