somuniaの外界探訪記|第6話「お気に入りの部屋で」 (Pixiv Fanbox)
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前回のお話
第5話:https://www.fanbox.cc/@somunia/posts/1029387
ふと横をみると 家のすぐそばに武装した集団が。
そういえば、gaburyuさんの世界で一度似たような集団を見かけたことがありました。もしかしたらこの世界のことを教えてくれるかもしれない。そう思い近づいてみると、ものすごい勢いの攻撃を受け、急いで家の中へ。危なかった。
この世界には、様々な人が生活しています。
ラマを連れた人、緑の生命体、白の生命体、そして武装集団さん。元々この世界にいた人にとっては、ワタシは突然現れた人です。何もなかった場所に いつの間にか家が建っていて、そこに見知らぬ水色の何かが生活していたら 確かに怖いかもしれません。
誤解されないように自己紹介から始めて、ゆっくり会話をしてみたいところですが、武装集団さんは今 興奮状態のはず。こういう時は落ち着いてから話した方がうまくいきます。まだ近くにいるかもしれませんし、数日の間は このまま部屋に篭って内装をつくることにしました。
まずは二階から。
一番大事な場所、ベッドを作りました。
広めのベッドがいいなと思ったので、二つ繋げています。枕元にはランタンと絵画。寝転んだ時、大きな窓から景色が見れるように位置を調整しました。
ベッドの横には大きめのデスクを作ってみました。
お花を飾ると気分が穏やかになりますね。
階段部分には松明を使用した照明を作りました。
夜になると、光がゆらゆら揺れて とても綺麗です。
続いて一階の内装を作っていきます。
まずはドア周り。両側に植木鉢を置きました。
大きな木も素敵ですが、このサイズの木も可愛いですね。
作業スペースは、こんな感じで階段下に作ってみました。
秘密基地みたいでちょっとワクワクします。
壁沿いには棚を作りました。
左側の小さいチェストにはお花やタネを。右側のチェストにはガラスや木材などをいれました。整理整頓はバッチリです。急な来客にも対応できるよう、テーブルは4人座れるサイズで作りました。
夢の二階建て。
窓が大きめなので、空の様子がよく見えますね。
内装はこれにて一旦完成です。
お気に入りの部屋での生活がついにはじまります。これからどんなことをしようか、考えるだけでとってもワクワクです。
内装が完成したところで、数日ぶりにお外へ。
内装と外装ができたら 今度は家の周辺も整えたくなってきました。
まずは畑から。今後の旅に備えて、もっと多くのパンを作るために畑を大きくします。
そろそろ迷子になることに限界を感じ始めたので、gaburyuさんに教えていただいた「座標」を調べて、家に戻ってくるための数字を覚えました。これならどれだけ遠くに出かけても、迷わずお家に戻ってくることができます。持ち歩き用のベッドとたくさんのパンがあれば、どこまででも行けそうです。
畑 ver.2、完成です。美味しいパンがたくさん作れますね。
といっても、たべたことがないので正直どういうものなのか分かりませんが、「美味しい」というのは きっと素敵な感情なのでしょう。
この作業中、オオカミさんの好物である「骨」を拾ったので、以前旅に出かけた時に出会ったオオカミさんにもう一度会いに行ってみることにしました。うまく行けば仲間になってくれるかもしれません。
「座標」を理解したワタシは、怖いもの知らず。
唐突な遠出です。
こっちの方角だったかな?と進んでいたら、思いがけず綺麗な場所にたどり着きました。こういう場所に 仮のお家を作っても良さそうですね。所謂「キャンプ場」のような... またひとつやりたいことが増えました。きりがないです。
しばらく進むと、これは... お肉でしょうか?
近くに羊さんの毛が落ちていたので、おそらく羊さんのお肉のようです。
オオカミさんが羊を食べたのかもしれません。
近くにいるかもしれない、と 周辺を散策すると
いました。
そんな高いところにいては危ないですよ、よかったら一緒に旅をしませんか? と 骨を渡すと すぐに仲間になってくれました。これで ワタシの旅はひとり旅ではなく、ふたり旅になりました。名前はシロと名付けました。
なんだかとっても心強い。
予定にはなかったけど もう少し周りを散策してから帰りましょう。シロが導いてくれたのか、とても不思議な場所にたどり着きました。
どこまでも青い。
空と海って、どこかで繋がっているのでしょうか?
続く